JPH063122A - 3次元カメラ装置 - Google Patents

3次元カメラ装置

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JPH063122A
JPH063122A JP4162464A JP16246492A JPH063122A JP H063122 A JPH063122 A JP H063122A JP 4162464 A JP4162464 A JP 4162464A JP 16246492 A JP16246492 A JP 16246492A JP H063122 A JPH063122 A JP H063122A
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JP
Japan
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liquid crystal
image
crystal display
monochrome
color
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Application number
JP4162464A
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English (en)
Inventor
Kenichi Kaita
健一 戒田
Tomohiro Kimura
知博 木村
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Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 測定対象物を撮影した2台のステレオカメラ
の画像を処理して、高速にその3次元情報を得る3次元
カメラ装置を提供する。 【構成】 モノクロステレオカメラ2,3で測定対象物
1を撮影し、透過型モノクロ液晶ディスプレイ4,5に
表示する。透過型モノクロ液晶ディスプレイ4を背後か
ら白色光源6で照明し、プリズム7,結像レンズ8を通
して透過型モノクロ液晶ディスプレイ5上に1:1で結
像する。この時、プリズム7の分光作用により透過型モ
ノクロ液晶ディスプレイ4の像は色分散を起こして透過
型モノクロ液晶ディスプレイ5上に結像する。モノクロ
ステレオカメラ2,3の出力画像は視差を生じているの
で、透過型モノクロ液晶ディスプレイ5を透過する像は
測定対象物1の高さによって高さに対応した色が強調さ
れた像となっており、色センサ9で像の色分布を識別し
測定対象物1の高さを認識する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業用の利用分野】本発明は、測定対象物にレーザー
光やスリット光などを照射することなく、自然の状態で
撮影した2台のステレオカメラの画像を処理することに
より、測定対象物の3次元情報を得る3次元カメラ装置
に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、物体の3次元情報を得る装置とし
て、レーザー光を測定対象物に照射し、その輝点を3角
測量法で計測し高さを求めるものがある。また測定対象
物に投影した直線光をその投影光軸に対してある角度を
持ったカメラで観察し、そのずれを計測することにより
高さを求める、いわゆる光切断法と呼ばれる手法を用い
たものもある。その他にステレオカメラの情報を用いて
左右の対応点のずれをデジタルコンピューターなどで画
像処理し、対応点の視差を計測することにより高さ情報
を認識するステレオカメラ法を利用したものがある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、レーザー光や
直線光を照射するものは、測定対象物によっては化学変
化が起こったり、照射する光が他の計測装置に悪影響を
及ぼしたりすることがあり、さらに測定対象物までの距
離が非常に大きい場合など、レーザー光や直線光を照射
することが困難なときがある。またステレオカメラ画像
をコンピューターで処理し左右の2次元情報の中から対
応点を抽出するものは、その処理に非常な時間がかかり
実時間性において問題がある。
【0004】本発明は上記従来の問題点を解決するもの
で、測定対象物にレーザー光等を照射することなく、高
速に測定対称物の3次元情報を得ることができる3次元
カメラ装置を提供することを目的とする。
【0005】
【問題を解決する手段】この目的を達成するために本発
明の3次元カメラ装置は、測定対象物に対して互いに平
行で等距離の位置に配置され、前記測定対象物の高さに
応じる視差を生じて前記測定対象物を撮影する2台のモ
ノクロステレオカメラと、前記モノクロステレオカメラ
の出力画像をそれぞれ表示する第1と第2の透過型モノ
クロ液晶ディスプレイと、前記第1の透過型モノクロ液
晶ディスプレイを背後から照明する光源と、前記光源で
照明された前記第1の透過型モノクロ液晶ディスプレイ
の像を分光しかつ前記第2の透過型モノクロ液晶ディス
プレイ上に等倍で結像する結像光学系と、前記第2の透
過型モノクロ液晶ディスプレイを前記光源の反対側から
観察し、前記第2の透過型モノクロ液晶ディスプレイを
透過した像の色分布を識別する色センサーとを備えてい
る。
【0006】
【作用】上記構成の作用を以下に説明する。測定対称物
を撮影する2台のモノクロステレオカメラからの出力画
像を第1と第2の透過型モノクロ液晶ディスプレイに表
示する。第1の透過型モノクロ液晶ディスプレイを白色
光源で背後より照明し、この画像を第2の透過型モノク
ロ液晶ディスプレイに結像光学系で1:1で結像する。
2台のモノクロステレオカメラは測定対象物に対して互
いに平行で等距離の位置に配置されているので、第1と
第2の透過型モノクロ液晶ディスプレイに出力されたモ
ノクロステレオカメラの画像は、測定対象物の高さに対
応する分だけ視差を生じている。すなわち測定対象物の
高さが高いほど視差は大きくなり、逆に高さが低いほど
視差は小さくなる。このとき 結像光学系の一部に視差
の生じる方向に波長分散作用を有するデバイス、例えば
プリズムを用いて結像すると、結像光学系中の物体側の
第1の透過型モノクロ液晶ディスプレイの画像はプリズ
ムの作用により、色ずれをおこした状態で第2の透過型
モノクロ液晶ディスプレイに結像される。
【0007】像側の第2の透過型モノクロ液晶ディスプ
レイをプリズムの反対側で観測すると、プリズムによる
色ずれ作用によるずれと、視差により第1の透過型モノ
クロ液晶ディスプレイの画像に対して視差がある第2の
透過型モノクロ液晶ディスプレイの画像とが一致したと
ころはその色が強調されて見える。例えば、視差の大き
い部分(画像)は赤色になり、視差の小さい部分(画
像)は青色になって観測される。したがって、第2の透
過型モノクロ液晶ディスプレイの観測面に配置した色セ
ンサーで色を認識する事により3次元情報を得る事がで
きる。
【0008】上記構成によると、特別な光を測定対象物
に照射することなく、さらに2つのカメラの対応点を探
すことなく高速に3次元情報を得ることができる。
【0009】
【実施例】
(実施例1)以下本発明の第1の実施例について図面を
参照しながら説明する。図1において、2,3は測定対
象物1を観測するために測定対象物1の前方に配置され
た2台のモノクロステレオカメラであり、測定対象物1
に対して互いに平行で等距離の位置に配置され、前記測
定対象物1の高さに応じた視差を生じる状態で前記測定
対象物1を撮影している。4,5は透過型モノクロ液晶
ディスプレイであり、それぞれモノクロステレオカメラ
2,3の画像出力を表示する。6は透過型モノクロ液晶
ディスプレイ4を背後から照明するための白色光源であ
る。7は透過型モノクロ液晶ディスプレイ4の像を色ず
れを生じさせて、透過型モノクロ液晶ディスプレイ5に
投影するためのプリズムである。8は透過型モノクロ液
晶ディスプレイ4の像を等倍で透過型モノクロ液晶ディ
スプレイ5に結像するための結像レンズである。9は透
過型モノクロ液晶ディスプレイ5の画像の色分布を識別
するための色センサーで、例えばカラーCCDのような
ものである。10は色センサ9の出力モニタである。
【0010】以上のように構成された3次元カメラ装置
について、以下にその動作を説明する。まず、モノクロ
ステレオカメラ2,3で測定対象物1を撮影し、それぞ
れの出力画像を透過型モノクロ液晶ディスプレイ4,5
に表示する。この時、透過型モノクロ液晶ディスプレイ
4,5に表示されたモノクロステレオカメラ2,3の出
力画像は視差を生じている。ここで、視差が発生する様
子を図2を用いて説明する。測定対象物1は中央部12
が高くなっている物体であり、モノクロステレオカメラ
2、3で前記測定物1を撮影すると図に示すような視差
の生じた画像として観測される。すなわち高さの高い部
分12ほど視差が大きくなり画像上のずれ量が増し、高
さの低い部分11は視差が小さいことになる。
【0011】図1にもどり、透過型モノクロ液晶ディス
プレイ4を背後から白色光源6で照明し、結像レンズ8
で透過型モノクロ液晶ディスプレイ5上に1:1で結像
する。この時、透過型モノクロ液晶ディスプレイ4と結
像レンズ8の間にあるプリズム7の分光作用により透過
型モノクロ液晶ディスプレイ4の像は色分散を起こして
透過型モノクロ液晶ディスプレイ5上に結像する。この
ため、視差と色分散の関係により透過型モノクロ液晶デ
ィスプレイ5を透過する像は測定対象物1の高さによっ
て高さに対応した色が強調された像となっている。そこ
で、色センサ9で透過型モノクロ液晶ディスプレイ5の
画像の色分布を識別し、出力モニタ10で確認すること
で測定対象物1の高さを認識することができる。
【0012】次に視差と色分散の関係を図を用いて以下
に説明する。図3は視差と色分散の関係を示し、高さ情
報が色情報として認識される様子を示したものである。
図3(a)は図1のモノクロステレオカメラ2の透過型
モノクロ液晶ディスプレイ4上の画像を、プリズム7と
結像レンズ8とからなる結像光学系を通して透過型モノ
クロ液晶ディスプレイ5上に結像した画像である。図3
(b)はモノクロステレオカメラ3の透過型モノクロ液
晶ディスプレイ5上の画像である。図3(a)において
11B,11G,11Rは、モノクロステレオカメラ2
が撮影した測定対象物1の低い部分11の画像を、図3
(b)で示すモノクロステレオカメラ3が撮影した透過
型モノクロ液晶ディスプレイ5上の測定対象物1の低い
部分11の画像と一致する方向に、プリズム7の分光作
用によって色別にずらした画像を示しており、それぞれ
青,緑,赤に相当する。12B,12G,12Rは同じ
くモノクロステレオカメラ2が撮影した測定対象物1の
高い部分12を、図3(b)に示すモノクロステレオカ
メラ3の撮影した測定対象物1の高い部分12と一致す
る方向に、プリズム7の分光作用によって色別にずらし
た画像を示しており、それぞれ青,緑,赤に相当する。
実線は青色、一点鎖線は緑色、破線は赤色を示す。図に
は3色しか表示していないがこれは原理を分かりやすく
説明するためのものであり、実際にはすべてのスペクト
ルが連続して現れている。
【0013】図3(a),(b)を重ね合わせた場合、
図からわかるように測定対象物1の低い部分11は視差
が小さいため緑色でパターンが一致し、透過率が最大に
なるため緑色に観測される。同様に、測定対象物1の高
い部分12は視差が大きいため赤色でパターンが一致
し、透過率が最大になるため赤色に観測される。よって
色センサー9の出力画像10には、測定対象物1の低い
部分11は緑色、高い部分12は赤色で観測される。図
には示していないがこのカラー画像をコンピューターな
どで処理することによりもとの3次元画像を再構築する
ことが可能である。
【0014】図4は色センサー9である上記カラーCC
Dの代わりに、ダイクロックミラー13とR,G,B3
原色に対応する単色CCDカメラ14R,14G,14
Bを用いたものである。ダイクロックミラー13を通過
する光はR,G,Bの3原色に分解される。そこでR,
G,B3原色に対応する単色CCDカメラ14R,14
G,14Bを配置して色を識別する。単色のCCDカメ
ラを用いるために、カラーCCDを用いた場合より、分
解能を高くすることができる。
【0015】図5は上記図1におけるプリズム7の代わ
りに回折格子15を用いたものである。回折格子は、波
長によって回折角が異なるためプリズムと同じ効果が得
られる。しかも、プリズムに比べて軽く、小さく作れる
ため、軽量、コンパクトなものが実現できる。
【0016】図6はEL(エレクトロ・ルミネッセン
ス)パネル16を用い、プリズム7の代わりに回折格子
15を用い、結像レンズ8の代わりにマイクロレンズア
レー17を用いたものである。ELパネルは面で一様に
白色発光する光源であり薄くすることが可能である。マ
イクロレンズアレー17は、透過型モノクロ液晶ディス
プレイ4の各画素ごとに配置された結像レンズの集合体
である。したがって、この構成によると、ELパネル1
6、透過型モノクロ液晶ディスプレイ4、回折格子1
5、マイクロレンズアレー17、透過型モノクロ液晶デ
ィスプレイ5、色センサー9を一体化し全体をコンパク
トにまとめることができる。
【0017】図7は図1の透過型モノクロ液晶ディスプ
レイ5の像を、モノクロステレオカメラ出力3の濃淡を
反転した画像に置き換えた時の説明図である。この場
合、パターンのマッチングがとれた場合その画像部分の
透過率が最小となるため、図7(a)に示すように赤色
でマッチングするとシアン(C)、緑色でマッチングす
るとマゼンダ(M)、青色でマッチングするとイエロー
(Y)となる。つまり測定対象物1の高い部分12は赤
色成分が減少しシアンになり、低い部分11は緑色成分
が減少しマゼンダとなる。
【0018】図8は図1におけるモノクロステレオカメ
ラ2,3と透過型モノクロ液晶ディスプレイ4,5の間
に画像処理装置18,19を配置したものである。測定
対象物1のコントラストが低い場合でも、コントラスト
を強調するように画像処理すれば、観測された色のS/
Nが高くなり判断が容易となる。
【0019】以上のように、3次元カメラ装置に対して
応用例をいくつか挙げたが、それぞれの応用例を組合せ
て用いることも可能である。
【0020】(実施例2)以下本発明の第2の実施例に
ついて、図面を参照しながら説明する。図9において、
2,3は測定対象物1を観測するために前記測定対象物
1の前方に配置された2台のモノクロステレオカメラで
あり、測定対象物1に対して互いに平行で等距離の位置
に配置され、測定対象物1の高さに応じた視差を生じる
状態で前記測定対象物1を撮影している。20は透過型
液晶カラーディスプレイであり、画像処理装置22によ
りカラー画像化されたモノクロステレオカメラ2の出力
を表示する。画像処理装置22はモノクロステレオカメ
ラ2が撮影した測定対象物1の画像が、モノクロステレ
オ3の撮影した測定対象物1の画像と一致する方向に、
前記モノクロステレオカメラ2の出力画像を色ごとにず
らす量を変化させた複数の画像の組み合わせのカラー画
像(以下この画像を「レインボーカラー画像」と呼ぶ)
を作るものである。21はモノクロステレオカメラ3の
出力画像を表示する透過型モノクロ液晶ディスプレイで
ある。6は前記透過型カラー液晶ディスプレイ6を照明
する白色光源であり、例えばEL(エレクトロルミネッ
センス)パネルである。9は透過型モノクロ液晶ディス
プレイ21の画像と透過型カラー液晶ディスプレイ20
の画像を重ね合わせた後の画像の色分布を識別する色セ
ンサーであり、例えばカラーCCDである。10は色セ
ンサー9の出力モニタである。
【0021】以上のように構成された3次元カメラ装置
について、以下にその動作を説明する。まず、モノクロ
ステレオカメラ2,3で測定対象物1を撮影する。この
時、モノクロステレオカメラ2,3の出力画像は視差を
生じている。視差が発生する様子は上記第1の実施例で
の図2の説明と同様であり、測定対象物1の高さの高い
部分12ほど視差は大きくなり画像上のずれ量が増すこ
とになる。モノクロステレオカメラ3の出力画像を透過
型モノクロ液晶ディスプレイ21に表示し、モノクロス
テレオカメラ2の出力画像を、画像処理装置22を通し
て透過型カラー液晶ディスプレイ20に表示する。次
に、透過型カラー液晶ディスプレイ20を背後から白色
光源6で照明し、透過型モノクロ液晶ディスプレイ21
に像を重ねる。この重ね合わせの像は、視差とレインボ
ーカラー画像のずれ量の関係により測定対象物1の高さ
の違いによって高さに対応した色が強調された像となっ
ている。そこで、色センサ9で透過型モノクロ液晶ディ
スプレイ21の画像の色分布を識別し、出力モニタ10
で確認することで測定対象物1の高さを認識することが
できる。
【0022】次に、本実施例の原理である視差とレイン
ボーカラー画像の関係を図3を用いて説明する。図3は
高さ情報が色情報として認識される様子を示したもので
ある。図3(a)はモノクロステレオカメラ2の出力画
像を画像処理装置22を通して、そのレインボーカラー
画像を透過型カラー液晶ディスプレイ20上に結像した
画像である。図3(b)はモノクロステレオカメラ3の
透過型モノクロ液晶ディスプレイ7上での画像である。
11B,11G,11Rは測定対象物1の低い部分11
が画像処理装置22により色別にずらされた画像を示
し、それぞれ青,緑,赤に相当する。12B,12G,
12Rは測定対象物1の高い部分12が同じく画像処理
装置22により色別にずらされた画像を示し、それぞれ
青,緑,赤に相当する。実線は青色、一点鎖線は緑色、
破線は赤色を示す。図には3色しか表示していないがこ
れは原理を分かりやすく説明するためのものであり、実
際には画像処理装置22および透過型カラー液晶ディス
プレイ20の能力の範囲内でスペクトルが連続して現れ
ている。図3(a),(b)を重ね合わせた場合、図か
らわかるように測定対象物1の低い部分11は視差が小
さいため緑色でパターンが一致し、透過率が最大になる
ため緑色に観測される。同様に、測定対象物1の高い部
分12は視差が大きいため赤色でパターンが一致し、透
過率が最大になるため赤色に観測される。よって色セン
サー9の出力モニタ10には、測定対象物1の低い部分
11は緑色、高い部分21は赤色で観測される。図には
示していないがこのカラー画像をコンピューターなどで
処理することによりもとの3次元画像を再構築すること
も可能である。
【0023】また上記第1の実施例の図7で説明したよ
うに、透過型モノクロ液晶ディスプレイ21の像を、モ
ノクロステレオカメラ出力3の濃淡を反転した画像に置
き換えたものにすることもできる。この場合、パターン
のマッチングがとれたときに、その画像部分の透過率が
最小となるため、赤色でマッチングすると赤色成分が減
少しシアン(C)、緑色でマッチングすると緑色成分が
減少しマゼンダ(M)、青色でマッチングすると青色成
分が減少しイエロー(Y)となる。つまり、測定対象物
1の高い部分12は赤色成分が減少しシアンになり、低
い部分11は緑色成分が減少しマゼンダとなる。
【0024】さらに実施例1にも示したように、モノク
ロステレオカメラ2,3と透過型カラー液晶ディスプレ
イ20,透過型モノクロ液晶ディスプレイ21との間
に、それぞれ第2の画像処理装置23,24を配置する
ことができる。この場合は測定対象物1のコントラスト
が低いときでもコントラストを強調することができ、観
測された色のS/Nが高くなり判断が容易となる。
【0025】本実施例において、各々の応用例を組み合
わせて用いることが可能であり、また透過型モノクロデ
ィスプレイ21を白色光源6で照明し、透過型カラー液
晶ディスプレイ20の像に重ね合わせても差し支えな
い。
【0026】
【発明の効果】以上のように本発明の3次元カメラ装置
によれば、測定対象物に特別な光などを照射することな
く、かつステレオカメラ法の欠点である対応点を認識す
る処理が必要でないためリアルタイムな3次元認識が可
能となる。また、透過型液晶ディスプレイに出力する
際、出力画像に対してさまざまな前処理をすることが可
能となり、コントラストの低い対象物に対しても良好な
認識を行うことができる。また、白色光源,透過型液晶
ディスプレイ,色センサーの一体化も可能であり、コン
パクトな構成を実現できる。さらに、モノクロステレオ
カメラの間隔およびモノクロステレオカメラのレンズ倍
率を変更することによりさまざまな測定レンジ、分解能
を持つカメラとすることができ、測定対象物が変更した
場合においても速やかな対応が可能になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施例における3次元カメラ装
置の構成図
【図2】本発明の3次元カメラ装置の視差の説明図
【図3】同3次元カメラ装置の視差と色分散の説明図
【図4】本発明の第1の実施例における3次元カメラ装
置のその他の構成図
【図5】同3次元カメラ装置のその他の構成図
【図6】同3次元カメラ装置のその他の構成図
【図7】同3次元カメラ装置のその他の構成における説
明図
【図8】同3次元カメラ装置のその他の構成図
【図9】本発明の第2の実施例における3次元カメラ装
置の構成図
【符号の説明】
1 測定対象物 2,3 モノクロステレオカメラ 4,5 透過型モノクロ液晶ディスプレイ 6 白色光源 7 プリズム 8 結像レンズ 9 色センサ 10 出力モニタ 20 透過型液晶カラーディスプレイ 21 透過型モノクロ液晶ディスプレイ 22 画像処理装置 24 ダイクロックミラー 25,26,27 単色CCDカメラ 28 回折格子 29 EL(エレクトロルミネッセンス)パネル 30 マイクロレンズアレー 34,35 画像処理装置

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 測定対象物に対して互いに平行で等距離
    の位置に配置され、前記測定対象物の高さに応じる視差
    を生じて前記測定対象物を撮影する2台のモノクロステ
    レオカメラと、前記モノクロステレオカメラの出力画像
    をそれぞれ表示する第1と第2の透過型モノクロ液晶デ
    ィスプレイと、前記第1の透過型モノクロ液晶ディスプ
    レイを背後から照明する光源と、前記光源で照明された
    前記第1の透過型モノクロ液晶ディスプレイの像を分光
    しかつ前記第2の透過型モノクロ液晶ディスプレイ上に
    等倍で結像する結像光学系と、前記第2の透過型モノク
    ロ液晶ディスプレイを前記光源の反対側から観察し、前
    記第2の透過型モノクロ液晶ディスプレイを透過した像
    の色分布を識別する色センサーとを備えた3次元カメラ
    装置。
  2. 【請求項2】 測定対象物に対して互いに平行で等距離
    の位置に配置され、前記測定対象物の高さに応じる視差
    を生じて前記測定対象物を撮影する2台のモノクロステ
    レオカメラと、前記モノクロステレオカメラのうちの一
    方のカメラの出力画像を表示する透過型モノクロ液晶デ
    ィスプレイと、互いに視差のある前記2台のモノクロス
    テレオカメラの出力画像が一致する方向に、前記モノク
    ロステレオカメラのうちの他方のカメラの出力画像を色
    ごとにずらす量を変化させた複数の画像を作成し、前記
    複数の画像を組み合わせた画像を出力する画像処理装置
    と、前記画像処理装置により処理された後の画像を表示
    する透過型カラー液晶ディスプレイと、前記透過型カラ
    ー液晶ディスプレイを背後から照明する光源と、前記光
    源にて照明された前記透過型カラー液晶ディスプレイ
    を、前記透過型モノクロ液晶ディスプレイに重ね合わせ
    た後の画像の色分布を識別する色センサーとを備えた3
    次元カメラ装置。
JP4162464A 1992-06-22 1992-06-22 3次元カメラ装置 Pending JPH063122A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6603867B1 (en) 1998-09-08 2003-08-05 Fuji Xerox Co., Ltd. Three-dimensional object identifying system
US8488041B2 (en) 2010-02-04 2013-07-16 Casio Computer Co., Ltd. Image pickup device having abnormality warning function based on brightness dispersions of two picked-up images, and warning method and recording medium for the same

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US6603867B1 (en) 1998-09-08 2003-08-05 Fuji Xerox Co., Ltd. Three-dimensional object identifying system
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