JPH06311673A - 階層形監視制御システムのデータ伝送方式 - Google Patents

階層形監視制御システムのデータ伝送方式

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JPH06311673A
JPH06311673A JP5119181A JP11918193A JPH06311673A JP H06311673 A JPH06311673 A JP H06311673A JP 5119181 A JP5119181 A JP 5119181A JP 11918193 A JP11918193 A JP 11918193A JP H06311673 A JPH06311673 A JP H06311673A
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fep
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transmission
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Yoshiro Hasegawa
義朗 長谷川
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 階層形監視制御システムにおいて、システム
を構成する装置の台数が多く、装置の故障停止による運
転モードが切替った場合であっても、データの抜けの発
生をなくす。 【構成】 複数の階層からなる監視制御システムにおい
て、各階層を構成する装置に自分の送信するデータの送
信順番を示す送信シーケンス番号を付す機能と、受信デ
ータの送信シーケンス番号の連続性を検査する機能とを
備えた。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は階層形監視制御システム
のデータ伝送方式に関する。
【0002】
【従来の技術】階層形監視制御システムの例として電力
系統監視制御システムを図4に示す。図4の階層形電力
系統監視制御システムはホストCPU1、前処理装置
(以下、FEPと称す)2及び遠方監視制御親局装置
(以下、TCMと称す)3からなり、3階層の構造を有
している。本例ではホストCPU1とFEP2間、及び
FEP2とTCM3間は伝送路としてLANを用いてい
る。TCM3には監視制御対象の電気所に設置された図
示しない遠方監視制御子局装置(以下、TCRと称す)
からの電力系統データが送信されている。TCM3は自
分に接続する複数のTCRからの電力系統データをまと
めてパケットを構成しFEP2に送信する。一般にTC
M3がFEP2に送信するデータは電力系統の遠方監視
制御装置のデータフォーマットとして用いられているワ
ードビット表記により、電力系統データを表わしてい
る。FEP2はTCM3からのワードビット表記による
電力系統データをシステムのデータベースをアクセスす
るのに用いるキーコードに変換してホスCPU1に送信
する。又、電力系統監視制御システムにおいては、シス
テムを構成する装置は稼働率の向上のために、二重化構
成等の冗長構成となっている場合が多く、本例において
もホストCPU1,FEP2及びTCM3は二重構成と
している。TCM3の台数はシステムの接続するTCR
の台数により定まるため、ここではn組のTCMからな
るシステムを想定している。二重化している装置はA又
はBの添字により区別するものとする。
【0003】図4の階層形電力系統監視制御システムに
おいて、従来のデータ伝送方式を図5に示す。従来のデ
ータ伝送の方法はオンラインモードの装置がデータの送
信を行ない、自分の送信相手を、その装置の運転モード
を確認することにより行なっていた。又、データの抜け
の防止やデータの連続性は装置間の伝送に用いるプロト
コルにより保証していた。図5の例ではホストCPU−
A1,FEP−A2,TCM1−A3及びTCMn−A
3がオンラインモードであり、ホストCPU−B,FE
P−B,TCM1−B及びTCMn−Bがスタンバイモ
ードである。オンラインモードのFEP−A2,TCM
1−A3及びTCMn−A3がデータの送信を行ない、
自分の送信相手である装置を、その装置の運転モードに
より認識する。本例(図5)ではTCM1−A3及びT
CMn−A3は運転モードによりFEP−Aが自分の送
信相手と認識し、FEP−A2はホストCPU−A1を
自分の送信相手と認識している。TCM1−A3はFE
P−A2に対し3個のパケット1−a,1−b及び1−
cを順に送信し、TCMn−AはFEP−Aに対し2個
のパケットn−a及びn−bを順に送信し、FEP−A
2はホストCPU−A1に対し、4個のパケット1−
a,n−a,1−c及びn−bを順に送信している。
【0004】電力系統監視制御システムにおいてはデー
タ伝送におけるデータの抜けやデータの不連続を防止す
る目的から誤り適正,誤り回復機能を持った伝送プロト
コルを用いることが一般的であり、図4のようにTCM
とFEP及びFEPとホストCPU間の伝送路としてL
ANを用いたシステムでは、TCP/IPやTP4プロ
トコルを用いることが多い。誤り適正,誤り回復機能を
持ったプロトコルを用いることにより直接伝送を行なう
装置間、本例におけるTCMとFEP間及びFEPとホ
ストCPU間のデータ伝送におけるデータの抜けと不連
続は防止することができる。
【0005】図5の例によれば、TCM1−Aの送信す
るパケット1−a,1−b及び1−cは送信順にFEP
−Aに受信され、同様にTCMn−Aからのパケットn
−a及びn−bもその順にFEP−Aに受信される。T
CMとFEP間のデータ伝送において誤り適正,誤り回
復機能を持ったプロトコルを用いることにより、前記の
TCM1−A及びTCMn−AとFEP−A間のパケッ
トにおいて抜けや不連続は防止することができる。FE
P−AとホストCPU−A間の伝送においても同様であ
り、FEP−Aが送信して1−a,n−a,1−c及び
n−bのパケットは抜けや不連続の発生することなくホ
ストCPU−Aに受信される。
【0006】しかしながら、従来の伝送方式を示す図5
の例はTCM1−A3の送信した1−bのパケットがF
EP−A2の内部で喪失された場合を想定したものであ
るが、TCM1−A3とFEP−A2間のデータ伝送及
びFEP−A2とホストCPU−A1間のデータ伝送は
正常であるため、FEP−Aの内部でパケットの喪失が
発生したことは検出することができない。従って、従来
のデータ伝送方式による階層形システムにおいてはTC
MとホストCPU間のエンドツーエンドの装置間におい
てデータの抜けや不連続を防止することができなかっ
た。又、階層形の電力系統監視制御システムの場合には
各装置が二重化構成となっていることが一般的であり、
更に各装置は故障が発生すると独自に自分の運転モード
を制御することが行なわれている。
【0007】図5の例でFEP−A2が故障により停止
すると、スタンバイモードであったFEP−Bがオンラ
インモードとなる。TCMはFEPの運転モードの変化
を検出し、新たにオンラインモードとなったFEP−B
に対しデータ送信を行ない、FEP−BはホストCPU
−Aに対しデータ送信を行なう。前述の例のようにFE
P−Aが故障停止すると、FEP−Bがオンラインモー
ドとなるが、FEP−Aが故障停止する直前にTCMよ
り受信していたパケットは喪失される場合が多かった。
従って、従来のデータ伝送の方式ではデータの抜けや不
連続の発生する確率の高い装置の故障による運転モード
の切替えが発生すると、データの抜けが発生したものと
みなして、電力系統の全てのデータをイニシャライズデ
ータとして取り込むことにより初期データを作成し、実
際の電力系統の状態とホストCPUのデータベース内の
電力系統の状態が不一致となることを防止していた。図
5のFEP−Aの故障停止の場合には、新たにオンライ
ンモードとなったFEP−Bが自分に接続する全てのT
CMに対し、監視制御対象の全電力系統データの一括伝
送要求を行なうことにより初期データを作成していた。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】以上のように階層形シ
ステムにおける従来のデータ伝送方式では、最上位の装
置(図5ではホストCPU)最下位の装置(図5ではT
CM)間のエンドツーエンドにおいて一貫しデータ抜け
やデータ不連続を検出することができず、その発生する
可能性の高い装置の故障停止に伴なう運転モードの切替
えが発生すると、一律に対象とする全電力系統のデータ
の一括取り込みを行なっていた。システムが大規模にな
るとシステムを構成する階層も多くなり、又、監視制御
対象の電力系統も大きくなることから、そのデータを取
り込むTCMの台数も多くなる。従ってシステムが大き
くなればなるほど、システムを構成する装置の台数は多
くなり、装置の故障停止に伴なう運転モードの切替えの
確率も多くなることが予想される。システムを構成する
装置の故障停止による運転モードの切替えの度にデータ
の初期化を行なうのは本来望ましいものではなく、イニ
シャライズデータを処理するための装置の負荷の上昇も
避けることができないため、システムが大規模になれば
なるほど頻度が増すことが予想されるイニシャライズデ
ータの処理は問題となっていた。本発明は上記問題を解
決するためになされたものであり、システムを構成する
装置の台数が多く装置の故障停止による運転モードの切
替えが比較的多く発生することが予想される大規模なシ
ステムにおいても、装置の故障停止による運転モードの
切替えが発生する度に、データの抜けが発生したとして
一律にイニシャライズデータの処理を行なうことにより
不必要にシステムの負荷を上昇させることがなく、しか
も最上位層の装置と最下位の装置間のエンドツーエンド
でデータの抜けや不連続が発生したことを検出すること
の可能な階層形監視制御システムのデータ伝送方式を提
供することを目的としている。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明の[請求項1]に
係るデータ伝送方式は、図1に示されるようにデータの
送信を行なうのはオンラインモードの装置であり、オン
ラインモードの装置は二重化されている相手装置の両方
に対してデータの送信を行なう。図1ではオンラインモ
ードのTCM1−A3及びFEP−A2が送信を行な
い、TCM1−A3はFEP−A(2−1)とFEP−
B(2−2)に向けて、FEP−AはホストCPU−A
(1−1)とホストCPU−B(1−2)に向けてデー
タ送信を行なう。TCM1−A3が送信するデータ1−
a,1−b及び1−cには、データの送信順番を示す送
信シーケンス番号(,及び)を付す。FEP−A
(2−1)が送信するデータにはデータの送信順番を示
す送信シーケンス番号(1及び2)を付す。TCM1−
A(3−1)とTCM1−B(3−2)間では、オンラ
インモードのTCM1−A(3−1)が送信てデータに
付した送信シーケンス番号を通知することとする。FE
P−A(2−1)とFEP−B(2−2)間ではTCM
から受信したデータの何番目までをホストCPUに送信
したかを示すために、ホストCPUへの送信を完了した
TCMの付した送信シーケンス番号を通知することとす
る。FEPにおいてはオンラインモードのホストCPU
がFEP−A(2−1)が付した送信シーケンス番号の
何番目までのデータの処理を完了したかを示すFEPの
付した送信シーケンス番号を通知することとする。本発
明の[請求項2]に係るデータ伝送方式は、ホストCP
Uに複数台のワークステーションが接続された場合にお
いて、各ホストCPUはブロードキャストするデータに
送信シーケンス番号を付し、受信側で送信シーケンス番
号の連続性を弁別するものである。
【0010】
【作用】次に[請求項1]の作用について説明する。オ
ンラインモードのTCM1−A(3−1)は図示しない
TCRより受信したデータをFEP−A(2−1)とF
EP−B(2−2)の両方に対してデータを送信する
が、送信するデータには送信シーケンス番号を付し、送
信したデータの送信シーケンス番号を順次スタンバイモ
ードのTCMへ通知する。オンラインモードのFEP−
A(2−1)はTCMから受信したデータにより順次パ
ケットを構成し、ホストCPU−A(1−1)とホスト
CPU−B(1−2)に送信する。FEPにおいてTC
Mからのパケットの受信とホストCPUへのパケット送
信は伝送の効率向上を考えて非同期とする場合が多い。
図1の例ではTCM1−A(3−1)より受信した1−
a及び1−bのデータによりパケットを構成して送信シ
ーケンス番号1を付し、送信する。FEPは1のパケッ
トを送信すると1のパケットにはTCMからの及び
のデータが格納されていたので、送信を完了したTCM
の送信データを表わす及びの番号を順次スタンバイ
モードのFEP−B(2−2)へ通知する。FEP−A
(2−1)はTCMが付したのデータを2のパケット
に格納してホストCPU−A(1−1)へ送信完了する
をFEP−B(2−2)へ通知する。オンラインモー
ドのFEP−Aは自分の使用した送信シーケンス番号1
及び2を順次スタンバイモードのFEP−B(2−2)
へ通知する。オンラインモードのホストCPU−A(1
−1)はFEPより受信するデータを処理し、処理を完
了するとそのデータのFEPが付した送信シーケンス番
号をスタンバイモードのCPU−B(1−2)に通知す
る。FEP−A(1−1)が付した送信シーケンス番号
1のデータの処理を完了すると1をスタンバイモードの
CPU−Bへ通知し、送信シーケンス番号2のデータの
処理を完了すると2をスタンバイモードのCPU−Bへ
通知する。1にはTCMからの送信シーケンス番号と
のデータが格納され、2には送信シーケンス番号の
データが格納されている。[請求項2]ではブロードキ
ャストするデータの送信周期番号の連続を検討するよう
にしたため、送信データの欠番を検出できる。
【0011】
【実施例】以下図面を参照して実施例を説明する。本発
明の[請求項1]に係るデータ伝送方式を図2を用いて
以下に説明する。図2において、図1と同一部分につい
ては同一符号を付す。そして各部の機能を説明すると、
オンラインモードのTCM1−A(3−1)には送信デ
ータに送信シーケンス番号を付す機能と送信シーケンス
番号をスタンバイモードのTCM1−B(3−2)に通
知する機能がある。スタンバイモードのTCM1−B
(3−2)には通知された送信シーケンス番号を記憶す
る機能がある。オンラインモードのFEP−A(2−
1)には送信データに送信シーケンス番号を付す機能と
送信を完了したデータのTCM1−A(3−1)の付し
た送信シーケンス番号とそのデータを送信するのに自分
が付した送信シーケンス番号をスタンバイモードのFE
P−B(2−2)に通知する機能がある。スタンバイモ
ードのFEP−B(2−2)にはTCM1−A(3−
1)より受信したデータを格納しておく機能と通知され
た2種類の送信シーケンス番号を記憶する機能がある。
オンラインモードのホストCPU−A(1−1)には処
理を完了したデータのFEP−A(2−1)の付した送
信シーケンス番号をスタンバイモードのホストCPU−
B(1−2)に通知する機能がある。スタンバイモード
のホストCPU−B(1−2)にはFEP−A(2−
1)より受信したデータを格納しておく機能と通知され
た送信シーケンス番号を記憶する機能を有する。
【0012】次に作用について説明する。先ず、オンラ
インモードのTCMは送信データに送信シーケンス番号
を付しFEP−A及びFEP−Bに送信する。データを
送信する度に送信シーケンス番号をスタンバイモードの
TCMにも通知する。スタンバイモードのTCMはオン
ラインモードのTCMから通知される送信シーケンス番
号を記憶する。図2の例では、オンラインモードのTC
M1−A(3−1)が送信シーケンス番号,及び
のデータをFEP−A(2−1)に送信するとスタンバ
イモードのTCM1−B(3−2)には送信シーケンス
番号が通知され、スタンバイモードのTCMは送信シ
ーケンス番号を記憶する。オンラインモードのFEP
−A(2−1)はTCM1−A(3−1)より受信した
ワードビット表記のデータをキーコードに変換し送信シ
ーケンス番号を付してホストCPU−A(1−1)及び
ホストCPU−B(1−2)に送信する。データを送信
する度にTCM1−A(3−1)の付した送信シーケン
ス番号と自分の付した送信シーケンス番号を、スタンバ
イモードのTCM1−B(3−2)へ通知する。
【0013】図2の例では、TCM1−A(3−1)の
付した送信シーケンス番号及びのデータによりパケ
ットを構成し送信シーケンス番号1を付してホストCP
U−A(1−1)へ送信する。この時にスタンバイモー
ドのFEP−B(2−2)へ通知する送信シーケンス番
号は及び1である。次にTCM1−A(3−1)より
送信シーケンス番号のデータを受信するとそのデータ
によりパケットを構成し送信シーケンス番号2を付して
ホストCPU−A(1−1)へ送信する。この時にスタ
ンバイモードのFEP−B(2−2)へ通知される送信
シーケンス番号は及び2である。FEP−A(2−
1)においてTCM1−A(3−1)からのデータの受
信とFEP−A(2−1)から各ホストCPUへのデー
タの送信は、伝送の効率を考慮すると非同期とする場合
が多く、本例のようにFEP−A(2−1)が構成する
パケットの中には複数のTCMからのデータが格納され
るのが一般的である。スタンバイモードのFEP−B
(2−2)ではTCM1−A(3−1)より受信したデ
ータを時系列に格納し、オンラインモードのFEP−A
(2−1)より通知されるホストCPUへの送信が完了
したデータの、TCM1−A(3−1)によって付され
た送信シーケンス番号を記憶する。
【0014】オンラインモードのホストCPU−A(1
−1)はFEP−A(2−1)より受信したデータを処
理し、処理を完了したデータのFEP−A(2−1)に
より付された送信シーケンス番号をスタンバイモードの
CPUへ通知する。本例では、FEP−A(2−1)よ
り受信した送信シーケンス番号1のデータを処理すると
送信シーケンス番号1をスタンバイモードのホストCP
U−B(1−2)へ通知し、更に2のデータを処理する
と送信シーケンス番号2をスタンバイモードのホストC
PU−B(1−2)へ通知する。スタンバイモードのホ
ストCPU−B(1−2)ではFEP−A(2−1)よ
り受信したデータを時系列に格納し、オンラインモード
のホストCPU−A(1−1)より通知される処理の完
了したデータのFEP−A(2−1)により付された送
信シーケンス番号を記憶する。
【0015】オンラインモードのTCM1−A(3−
1)が故障停止した際のモード切替えを想定すると、ス
タンバイモードから新たにオンラインモードとなったT
CM1−B(3−2)は、停止したTCM1−A(3−
1)が最後に送信した送信シーケンス番号を記憶してい
るため、データを送信する際には、その送信シーケンス
番号に1を加えた送信シーケンス番号を付すこととす
る。この方法によりFEPはTCMのモード切替えの有
無によらずTCMから受信するデータの送信シーケンス
番号を検査することにより、データの抜けがあれば送信
シーケンスの不連続として検出することができる。
【0016】次にオンラインモードのFEPが故障停止
した際のモード切替えを想定する。スタンバイモードか
ら新たにオンラインモードとなったFEP−B(2−
2)は、停止したFEP−A(2−1)が最後に送信し
たTCM1−A(3−1)の付した送信シーケンス番号
を記憶しているため、スタンバイモードの期間に受信し
て格納しておいたデータを調べて停止したFEP−A
(2−1)が送信したデータより新しいTCMの送信シ
ーケンス番号の付されたデータを検出すると、そのデー
タに停止したFEP−A(2−1)が最後に付した送信
シーケンス番号に1を加えた送信シーケンス番号を付し
てホストCPU−A(1−1)及びホストCPU−B
(1−2)へ送信する。
【0017】図2の例では、オンラインモードのFEP
−A(2−1)が21−cのデータを送信する前に故
障停止した場合には、スタンバイモードのFEP−B
(2−2)に通知されている送信シーケンス番号は1と
である。FEP−A(2−1)の故障停止によりオン
ラインモードとなったFEP−B(2−2)は、スタン
バイモードであった期間に受信したデータを調べる。格
納されているデータの中には通知されていた送信シーケ
ンス番号のデータより新しい送信シーケンス番号の
データが有るので、FEP−B(2−1)はそのデータ
に通知されていた送信シーケンス番号1に1を加えた送
信シーケンス番号2を付してホストCPU−A(1−
1)及びホストCPU−B(1−2)に送信する。各ホ
ストCPUではFEPのモード切替えの有無によらず、
FEPの付す送信シーケンス番号の連続性を調べること
により、FEPの送信するデータの抜けを検出すること
ができ、FEPの付す送信シーケンス番号が連続してい
る限りは、そのパケットに格納されているTCMからの
データの連続性も保証されることとする。
【0018】ホストCPUにおける故障停止に伴なうモ
ード切替えを想定する。オンラインモードであったホス
トCPU−A(1−1)が故障停止するとホストCPU
−B(1−2)がオンラインモードとなるが、停止した
ホストCPU−A(1−1)が最後に処理したデータの
FEP−A(2−1)が付した送信シーケンス番号を記
憶しているため、オンラインモードとなったホストCP
U−B(1−2)はスタンバイモードであった期間に受
信したデータを調べる。格納されているデータの中に通
知されている送信シーケンス番号より新しいデータが有
れば、そのデータより処理を開始する。
【0019】図2の例によれば、オンラインモードのホ
ストCPU−A(1−1)がそのシーケンス番号2のデ
ータの処理を完了する前に故障停止した場合、スタンバ
イモードのホストCPU−B(1−2)に通知されてい
る送信シーケンス番号は1である。従って、オンライン
モードとなったホストCPU−B(1−2)は、格納さ
れているデータを調べると通知されていた送信シーケン
ス番号1よりも新しい送信シーケンス番号2を付された
データを検出するため、そのデータより処理を開始す
る。この方法によればホストCPUの故障停止によるモ
ード切替えの際に処理されないデータが発生することを
防止できる。なお、送信シーケンス番号はモジュロ8や
モジュロ128のような循環する番号を用いる。本実施
例によれば、ホストCPUはFEPの付す送信シーケン
ス番号の連続性の検査を行なうことにより、FEPとの
間のデータの連続性を確認することができれば、TCM
との間でもデータ連続性を保証することができ、システ
ムを構成する装置の故障停止に伴なうモード切替えの発
生時にもイニシャライズデータを発生させず、データの
連続性を確保することができる。
【0020】本発明の[請求項2]に係るデータ伝送方
式を図3によって説明する。図3にはホストCPUをサ
ーバーとして接続する複数台のワークステーションを示
す。一般に、階層形の監視制御システムにおけるマンマ
シンインターフェース装置としてワークステーションが
用いられるようになってきており、大規模なシステムに
おいては、ワークステーションの台数が数10台となるも
のもある。従来の監視制御システムにおける装置間のデ
ータ伝送のデータ抜けや不連続の防止は、誤り検出,誤
り回復機能を持つTCP/IPやTP4のようなプロト
コルを用いることにより行なってきた。しかしながら本
例のように、1台のデータサーバーに数10台のワークス
テーションが接続する場合に、データサーバーが個々の
ワークステーションに送達確認プロトコルによりポイン
トツーポイントの伝送を行なうことは、伝送負荷や効率
の面から非現実的である。本例の場合のように、多数の
送信相手に対し同一のデータを送信する際はブロードキ
ャストプロトコルを用いるのが効果的であるが、ブロー
ドキャストプロトコルはパケットの喪失を検出すること
ができないという問題があった。
【0021】本発明の伝送方式によれば、データサーバ
ーであるホストCPUはブロードキャストするデータに
送信シーケンス番号を付すことにより、受信側のワーク
ステーションで送信シーケンス番号の連続性を検査する
ことにより、データの抜けを検出することができ、デー
タ抜けの発生したワークステーションだけがコネクショ
ン形プロトコルによる再送を要求することにより、デー
タの回復を行なうことができる。又、前の実施例である
TCMとFEP間及びFEPとCPU間のプロトコルに
おいても、本発明の伝送方式を用いることとすれば、コ
ネクション形の伝送である必要はなく、ブロードキャス
トによる送信が可能である。
【0022】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によればシ
ステムを構成する装置の台数が多く装置の故障停止によ
る運転モードの切替えが比較的多く発生することが予想
される大規模なシステムにおいても、装置の故障停止に
よる運転モードの切替えが発生する度に、データの抜け
が発生したとして一律にイニシャライズデータの処理を
行なうことにより不必要にシステムの負荷を上昇させる
ことなく、しかも、送信側装置が付す送信シーケンス番
号の連続性の検査を受信側装置が行なうことで、エンド
ツーエンドの一貫したデータの連続性を保証することが
でき、装置間の伝送プロトコルとしてブロードキャスト
を用いることができるデータ伝送方式を実現することが
できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のデータ伝送方式を示す図。
【図2】本発明による請求項1に対応する一実施例の構
成図。
【図3】本発明による請求項2に対応する他の実施例を
示す図。
【図4】階層形電力系統監視制御システムを説明する
図。
【図5】従来のデータ伝送方式を説明する図。
【符号の説明】
1,1-1 ,1-2 ホストCPU 2,2-1 ,2-2 FEP 3,3-1 ,3-2 TCM

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数の階層からなる監視制御システムに
    おいて、各階層を構成する装置に自分の送信するデータ
    の送信順番を示す送信シーケンス番号を付す機能と、受
    信したデータの送信シーケンス番号の連続性を検査する
    機能を備えたことを特徴とする階層形監視制御システム
    のデータ伝送方式。
  2. 【請求項2】 ホストCPUに対して複数台のワークス
    テーションが接続された監視制御システムにおいて、各
    ホストCPUはブロードキャストするデータに送信シー
    ケンス番号を付し、受信側のワークステーションで送信
    シーケンス番号の連続性を検査することを特徴とする階
    層形監視制御システムのデータ伝送方式。
JP5119181A 1993-04-22 1993-04-22 階層形監視制御システムのデータ伝送方式 Pending JPH06311673A (ja)

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