JPH06311456A - テレビジョン信号受信機と記録再生装置 - Google Patents
テレビジョン信号受信機と記録再生装置Info
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- JPH06311456A JPH06311456A JP5245461A JP24546193A JPH06311456A JP H06311456 A JPH06311456 A JP H06311456A JP 5245461 A JP5245461 A JP 5245461A JP 24546193 A JP24546193 A JP 24546193A JP H06311456 A JPH06311456 A JP H06311456A
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Abstract
(57)【要約】
【目的】ビデオ信号の無画部に多重されている有画部の
補助信号が表示されないようにする。 【構成】無画部と有画部を有するビデオ信号が入力端1
1へ入力される。検出回路13で無画部に有画部に関す
る補助信号が多重されていることが検出されると、この
検出結果からブランキングパルス発生回路14からブラ
ンキングパルスが、マスク信号発生回路17からマスク
信号が映像信号処理回路12に与えられる。このとき、
映像信号処理回路12は入力パルス及びマスク信号によ
り無画部を所定レベルの信号に置き換え、補助信号をマ
スクして表示装置18へ出力し、表示させる。
補助信号が表示されないようにする。 【構成】無画部と有画部を有するビデオ信号が入力端1
1へ入力される。検出回路13で無画部に有画部に関す
る補助信号が多重されていることが検出されると、この
検出結果からブランキングパルス発生回路14からブラ
ンキングパルスが、マスク信号発生回路17からマスク
信号が映像信号処理回路12に与えられる。このとき、
映像信号処理回路12は入力パルス及びマスク信号によ
り無画部を所定レベルの信号に置き換え、補助信号をマ
スクして表示装置18へ出力し、表示させる。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、テレビジョン信号を
受信して表示する受信機及びその記録再生装置(以下、
VTRと記す)に係り、特に現行受信機及びVTRとの
両立性を有し、よりワイドな横長画面のテレビジョン放
送を受信するテレビジョン信号受信機及び記録再生装置
に関する。
受信して表示する受信機及びその記録再生装置(以下、
VTRと記す)に係り、特に現行受信機及びVTRとの
両立性を有し、よりワイドな横長画面のテレビジョン放
送を受信するテレビジョン信号受信機及び記録再生装置
に関する。
【0002】
【従来の技術】現在、アスペクト比4:3の画像信号の
放送が行われているが、よりワイドなアスペクト比1
6:9の画像信号の放送を行う提案がされている。この
アスペクト比16:9の画像信号のアスペクト比を変
え、アスペクト比4:3の画面に挿入した場合、正しい
真円率では表示することができない。
放送が行われているが、よりワイドなアスペクト比1
6:9の画像信号の放送を行う提案がされている。この
アスペクト比16:9の画像信号のアスペクト比を変
え、アスペクト比4:3の画面に挿入した場合、正しい
真円率では表示することができない。
【0003】このアスペクト比4:3の現行受信機とア
スペクト比16:9のワイド受信機との両立性を確保す
るため、送信側では横長画面信号を走査線数変換して垂
直方向に圧縮して伝送する方法が提案されている。これ
は有効走査線の一部の走査線を使用して画像を伝送し、
無画部となる残りの有効走査線には横長画面受信機での
画質改善のための補助信号が多重される。
スペクト比16:9のワイド受信機との両立性を確保す
るため、送信側では横長画面信号を走査線数変換して垂
直方向に圧縮して伝送する方法が提案されている。これ
は有効走査線の一部の走査線を使用して画像を伝送し、
無画部となる残りの有効走査線には横長画面受信機での
画質改善のための補助信号が多重される。
【0004】このようなアスペクト比16:9の画像信
号の放送を、アスペクト比4:3の現行受信機で受信し
た場合、垂直方向に圧縮された画像及び無画部が表示さ
れる。また、アスペクト比16:9のワイド受信機で受
信した場合、垂直に圧縮された信号が無画部に多重伝送
された補助信号を用いて再度伸長され、元のアスペクト
比16:9の画像が表示される。
号の放送を、アスペクト比4:3の現行受信機で受信し
た場合、垂直方向に圧縮された画像及び無画部が表示さ
れる。また、アスペクト比16:9のワイド受信機で受
信した場合、垂直に圧縮された信号が無画部に多重伝送
された補助信号を用いて再度伸長され、元のアスペクト
比16:9の画像が表示される。
【0005】このように、アスペクト比4:3の現行受
信機では、無画部に多重されている補助信号は利用する
ことができない不要な信号である。この補助信号は雑音
として視覚されるおそれがある。また、無画部が常時黒
レベルであれば、CRTの焼き付きが起こるおそれがあ
る。
信機では、無画部に多重されている補助信号は利用する
ことができない不要な信号である。この補助信号は雑音
として視覚されるおそれがある。また、無画部が常時黒
レベルであれば、CRTの焼き付きが起こるおそれがあ
る。
【0006】また、現行の家庭用VTRでも、無画部に
多重された補助信号を記録再生することになるため、そ
の再生画像を表示した場合には、上記と同じ問題を生じ
ることになる。
多重された補助信号を記録再生することになるため、そ
の再生画像を表示した場合には、上記と同じ問題を生じ
ることになる。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】以上述べたように、ア
スペクト比4:3の現行テレビジョン信号受信機におい
ては、アスペクト比16:9の画像信号の放送を受信し
た場合、無画部に多重されている補助信号が雑音として
視覚されるおそれがあり、無画部が常時黒レベルであれ
ばCRTの焼き付きが起こるおそれがあるという問題が
あった。また、現行のVTRでも、無画部に多重された
補助信号を記録再生することになるため、その再生画像
を表示した場合には、上記と同じ問題を生じることにな
る。
スペクト比4:3の現行テレビジョン信号受信機におい
ては、アスペクト比16:9の画像信号の放送を受信し
た場合、無画部に多重されている補助信号が雑音として
視覚されるおそれがあり、無画部が常時黒レベルであれ
ばCRTの焼き付きが起こるおそれがあるという問題が
あった。また、現行のVTRでも、無画部に多重された
補助信号を記録再生することになるため、その再生画像
を表示した場合には、上記と同じ問題を生じることにな
る。
【0008】この発明は上記のような従来技術の欠点を
除去し、多重されている補助信号による無画部の雑音を
低減すると共に、CRT等の表示装置の焼き付きを低減
することのできるテレビジョン信号受信機と記録再生装
置を提供することを目的とする。
除去し、多重されている補助信号による無画部の雑音を
低減すると共に、CRT等の表示装置の焼き付きを低減
することのできるテレビジョン信号受信機と記録再生装
置を提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに、この発明に係るテレビジョン信号受信機は、第1
の有効走査線部及び前記第1の有効走査線部とは異なる
第2の有効走査線部を有するテレビジョン信号が入力さ
れる入力端と、前記第2の有効走査線部に、前記第1の
有効走査線部に関する補助信号が多重されているか否か
を検出する補助信号検出手段と、この検出手段の検出結
果が、前記第2の有効走査線部に補助信号が多重されて
いることを示すとき前記第2の有効走査線部を所定のレ
ベルの信号に置換する置換手段と、前記第1及び前記置
換手段で置換された第2の有効走査線部を表示する表示
手段とを具備して構成するようにした。
めに、この発明に係るテレビジョン信号受信機は、第1
の有効走査線部及び前記第1の有効走査線部とは異なる
第2の有効走査線部を有するテレビジョン信号が入力さ
れる入力端と、前記第2の有効走査線部に、前記第1の
有効走査線部に関する補助信号が多重されているか否か
を検出する補助信号検出手段と、この検出手段の検出結
果が、前記第2の有効走査線部に補助信号が多重されて
いることを示すとき前記第2の有効走査線部を所定のレ
ベルの信号に置換する置換手段と、前記第1及び前記置
換手段で置換された第2の有効走査線部を表示する表示
手段とを具備して構成するようにした。
【0010】特に、前記置換手段は、前記第2の有効走
査線部を黒レベルの信号に置換することを特徴とする。
さらに、前記表示手段の表示画面の輝度平均値を検出す
る輝度平均値検出手段と、この手段の検出結果に応じて
前記置換手段の置換レベルを制御する制御手段とを備え
るようにしたことを特徴とする。
査線部を黒レベルの信号に置換することを特徴とする。
さらに、前記表示手段の表示画面の輝度平均値を検出す
る輝度平均値検出手段と、この手段の検出結果に応じて
前記置換手段の置換レベルを制御する制御手段とを備え
るようにしたことを特徴とする。
【0011】この場合、前記制御手段は画面の一部を制
御するようにしたことを特徴とする。一方、この発明に
係るテレビジョン信号記録再生装置は、第1の有効走査
線部及び前記第1の有効走査線部とは異なる第2の有効
走査線部を有するテレビジョン信号が入力される入力端
と、前記第2の有効走査線部に、前記第1の有効走査線
部に関する補助信号が多重されているか否かを検出する
補助信号検出手段と、この検出手段の検出結果が、前記
第2の有効走査線部に補助信号が多重されていることを
示すとき前記第2の有効走査線部を所定のレベルの信号
に置換する置換手段と、前記第1及び前記置換手段で置
換された第2の有効走査線部を記録再生する記録再生手
段とを具備して構成するようにした。特に、前記置換手
段は、前記第2の有効走査線部を黒レベルの信号に置換
することを特徴とする。
御するようにしたことを特徴とする。一方、この発明に
係るテレビジョン信号記録再生装置は、第1の有効走査
線部及び前記第1の有効走査線部とは異なる第2の有効
走査線部を有するテレビジョン信号が入力される入力端
と、前記第2の有効走査線部に、前記第1の有効走査線
部に関する補助信号が多重されているか否かを検出する
補助信号検出手段と、この検出手段の検出結果が、前記
第2の有効走査線部に補助信号が多重されていることを
示すとき前記第2の有効走査線部を所定のレベルの信号
に置換する置換手段と、前記第1及び前記置換手段で置
換された第2の有効走査線部を記録再生する記録再生手
段とを具備して構成するようにした。特に、前記置換手
段は、前記第2の有効走査線部を黒レベルの信号に置換
することを特徴とする。
【0012】
【作用】このように構成されたものにおいては、無画部
に補助信号が多重されていることが検出手段により検出
されると、無画部が所定の信号に置き換えられるので、
無画部に多重された補助信号が表示されることがない。
に補助信号が多重されていることが検出手段により検出
されると、無画部が所定の信号に置き換えられるので、
無画部に多重された補助信号が表示されることがない。
【0013】
【実施例】以下、この発明の第1の実施例について、図
1から図3を参照して詳細に説明する。図1はこの発明
の第1の実施例に係るテレビジョン信号受信機の構成を
示すブロック回路図である。この実施例では、補助信号
は画面上下に挿入されているものとして説明する。
1から図3を参照して詳細に説明する。図1はこの発明
の第1の実施例に係るテレビジョン信号受信機の構成を
示すブロック回路図である。この実施例では、補助信号
は画面上下に挿入されているものとして説明する。
【0014】図1において、ビデオ信号は入力端11を
介して映像信号処理回路12,検出回路13及び同期分
離回路15へ入力される。ここで、同期分離回路15
は、ビデオ信号から水平同期信号H及び垂直同期信号V
を抽出し、ブランキングパルス発生回路14,マスク信
号発生回路17及び偏向回路16へそれぞれ出力する。
偏向回路16は、入力された水平同期信号H及び垂直同
期信号Vから垂直/水平偏向パルスを作成し、共に表示
装置18へ出力する。
介して映像信号処理回路12,検出回路13及び同期分
離回路15へ入力される。ここで、同期分離回路15
は、ビデオ信号から水平同期信号H及び垂直同期信号V
を抽出し、ブランキングパルス発生回路14,マスク信
号発生回路17及び偏向回路16へそれぞれ出力する。
偏向回路16は、入力された水平同期信号H及び垂直同
期信号Vから垂直/水平偏向パルスを作成し、共に表示
装置18へ出力する。
【0015】ブランキングパルス発生回路14は、水平
同期信号H及び垂直同期信号Vを用いてブランキング信
号を生成し、映像信号処理回路12へ出力する。検出回
路13は、画面上下の無画部に補助信号が多重されてい
るか否かを検出し、この検出結果を映像信号処理回路1
2及びマスク信号発生回路17へ出力する。
同期信号H及び垂直同期信号Vを用いてブランキング信
号を生成し、映像信号処理回路12へ出力する。検出回
路13は、画面上下の無画部に補助信号が多重されてい
るか否かを検出し、この検出結果を映像信号処理回路1
2及びマスク信号発生回路17へ出力する。
【0016】マスク信号発生回路17は、検出結果が多
重されていることを示すとき、入力された水平同期信号
H及び垂直同期信号Vから補助信号が挿入されている期
間を示すマスク信号を作成し、映像信号処理回路12へ
出力する。
重されていることを示すとき、入力された水平同期信号
H及び垂直同期信号Vから補助信号が挿入されている期
間を示すマスク信号を作成し、映像信号処理回路12へ
出力する。
【0017】映像信号処理回路12は、入力されたビデ
オ信号のY/C分離及び色復調を行うと共に反転増幅
し、補助信号が多重されていることを示す検出結果が入
力されているときには、マスク信号のタイミングにより
ビデオ信号と一定レベルの信号とを切り換えて表示装置
18へ出力する。表示装置18は、入力された偏向パル
スにより映像信号処理回路12の出力を走査し表示す
る。
オ信号のY/C分離及び色復調を行うと共に反転増幅
し、補助信号が多重されていることを示す検出結果が入
力されているときには、マスク信号のタイミングにより
ビデオ信号と一定レベルの信号とを切り換えて表示装置
18へ出力する。表示装置18は、入力された偏向パル
スにより映像信号処理回路12の出力を走査し表示す
る。
【0018】このように構成されたテレビジョン信号受
信機の動作について詳細に説明する。図2(a)は現行
のビデオ信号が入力された場合の動作を示し、同図
(b)はアスペクト比16:9の画像信号と無画部に補
助信号が多重されたビデオ信号が入力された場合の動作
を示している。
信機の動作について詳細に説明する。図2(a)は現行
のビデオ信号が入力された場合の動作を示し、同図
(b)はアスペクト比16:9の画像信号と無画部に補
助信号が多重されたビデオ信号が入力された場合の動作
を示している。
【0019】現行のビデオ信号が入力端11へ入力され
ると、同期分離回路15により垂直同期信号H及び垂直
同期信号Vが抽出される。ブランキングパルス発生回路
14では、この垂直同期信号H及び垂直同期信号Vから
図2(a)に示すブランキングパルスが作成され、映像
信号処理回路12へ出力される。
ると、同期分離回路15により垂直同期信号H及び垂直
同期信号Vが抽出される。ブランキングパルス発生回路
14では、この垂直同期信号H及び垂直同期信号Vから
図2(a)に示すブランキングパルスが作成され、映像
信号処理回路12へ出力される。
【0020】一方、検出回路13からは、画面上下に補
助信号が多重されていないため、このことを示す検出結
果が映像信号処理回路12及びマスク信号発生回路17
へ出力される。
助信号が多重されていないため、このことを示す検出結
果が映像信号処理回路12及びマスク信号発生回路17
へ出力される。
【0021】この検出結果は画面上下に補助信号が多重
されていないことを示すので、マスク信号発生回路17
からは図2(a)に示すようにマスク信号は発生されな
い。また、映像信号処理回路12からは、入力されたビ
デオ信号がY/C分離及び色復調が行われた後、反転増
幅されるため、図2(b)に示す出力信号がそのまま表
示装置18に送られて表示される。
されていないことを示すので、マスク信号発生回路17
からは図2(a)に示すようにマスク信号は発生されな
い。また、映像信号処理回路12からは、入力されたビ
デオ信号がY/C分離及び色復調が行われた後、反転増
幅されるため、図2(b)に示す出力信号がそのまま表
示装置18に送られて表示される。
【0022】次に、アスペクト比16:9の画像信号と
無画部に補助信号が多重されたビデオ信号が入力端11
へ入力されると、同期分離回路15により垂直同期信号
H及び垂直同期信号Vが抽出される。ブランキングパル
ス発生回路14では、この垂直同期信号H及び垂直同期
信号Vから図2(b)に示すブランキングパルスが作成
され、映像信号処理回路12へ出力される。
無画部に補助信号が多重されたビデオ信号が入力端11
へ入力されると、同期分離回路15により垂直同期信号
H及び垂直同期信号Vが抽出される。ブランキングパル
ス発生回路14では、この垂直同期信号H及び垂直同期
信号Vから図2(b)に示すブランキングパルスが作成
され、映像信号処理回路12へ出力される。
【0023】検出回路13からは、画面上下に補助信号
が多重されているため、このことを示す検出結果が映像
信号処理回路12及びマスク信号発生回路17へ出力さ
れる。この検出結果は画面上下に補助信号が多重されて
いることを示すので、マスク信号発生回路17からは図
2(b)に示すようにマスク信号が発生される。
が多重されているため、このことを示す検出結果が映像
信号処理回路12及びマスク信号発生回路17へ出力さ
れる。この検出結果は画面上下に補助信号が多重されて
いることを示すので、マスク信号発生回路17からは図
2(b)に示すようにマスク信号が発生される。
【0024】映像信号処理回路12からは、入力された
ビデオ信号がY/C分離及び色復調が行われると共に、
補助信号が多重されていることを示す検出結果が入力さ
れているので、マスク信号のタイミングによりビデオ信
号が一定レベルの信号に置き換えられる。この信号は反
転増幅され図2(b)に示す出力信号が表示装置18に
送られて表示される。
ビデオ信号がY/C分離及び色復調が行われると共に、
補助信号が多重されていることを示す検出結果が入力さ
れているので、マスク信号のタイミングによりビデオ信
号が一定レベルの信号に置き換えられる。この信号は反
転増幅され図2(b)に示す出力信号が表示装置18に
送られて表示される。
【0025】この実施例の検出回路13の検出方法とし
ては、無画部に多重されている多重信号を直接検出する
方法でもよいし、図3に示すような補助信号の多重の有
無を識別するために別途多重された識別信号を検出する
方法でもよい。
ては、無画部に多重されている多重信号を直接検出する
方法でもよいし、図3に示すような補助信号の多重の有
無を識別するために別途多重された識別信号を検出する
方法でもよい。
【0026】したがって、上記構成によるアスペクト比
4:3のテレビジョン信号受信機は、上下の無画部に補
助信号が多重されていても、この不必要な多重信号が画
面に表示されることがない。
4:3のテレビジョン信号受信機は、上下の無画部に補
助信号が多重されていても、この不必要な多重信号が画
面に表示されることがない。
【0027】以下、この発明の第2の実施例について、
図4及び図5を参照して詳細に説明する。図4はこの発
明の第2の実施例に係るテレビジョン信号受信機の構成
を示すブロック回路図である。尚、図4において、図1
と同一部分には同一符号を付して示し、その説明は省略
する。
図4及び図5を参照して詳細に説明する。図4はこの発
明の第2の実施例に係るテレビジョン信号受信機の構成
を示すブロック回路図である。尚、図4において、図1
と同一部分には同一符号を付して示し、その説明は省略
する。
【0028】図4において、検出回路13は、入力端1
1を介して入力されたビデオ信号から画面上下の無画部
に補助信号が多重されているか否かを検出し、この検出
結果をブランキングパルス発生回路22へ出力する。
1を介して入力されたビデオ信号から画面上下の無画部
に補助信号が多重されているか否かを検出し、この検出
結果をブランキングパルス発生回路22へ出力する。
【0029】ブランキングパルス発生回路22は、補助
信号が多重されていないことを示す検出結果が入力され
た場合には通常幅のブランキングパルスを、補助信号が
多重されていることを示す検出結果が入力された場合に
は無画部もマスクする垂直方向に幅が広いブランキング
パルスを映像信号処理回路21へ出力する。
信号が多重されていないことを示す検出結果が入力され
た場合には通常幅のブランキングパルスを、補助信号が
多重されていることを示す検出結果が入力された場合に
は無画部もマスクする垂直方向に幅が広いブランキング
パルスを映像信号処理回路21へ出力する。
【0030】映像信号処理回路21は、入力されたビデ
オ信号のY/C分離及び色復調を行うと共に、入力され
たブランキングパルスの期間は映像信号を完全な黒レベ
ルまで下げて反転増幅し、表示装置18へ出力する。
オ信号のY/C分離及び色復調を行うと共に、入力され
たブランキングパルスの期間は映像信号を完全な黒レベ
ルまで下げて反転増幅し、表示装置18へ出力する。
【0031】次に、このテレビジョン信号受信機の動作
について説明する。図5(a)は現行のビデオ信号が入
力された場合、同図(b)は上下に補助信号が多重され
たビデオ信号が入力された場合の動作を示す図である。
について説明する。図5(a)は現行のビデオ信号が入
力された場合、同図(b)は上下に補助信号が多重され
たビデオ信号が入力された場合の動作を示す図である。
【0032】図5(a)に示す入力信号が入力端11へ
入力されると、検出回路13では上下の無画部に補助信
号が多重されていないことが検出され、この検出結果が
ブランキングパルス発生回路22へ供給される。
入力されると、検出回路13では上下の無画部に補助信
号が多重されていないことが検出され、この検出結果が
ブランキングパルス発生回路22へ供給される。
【0033】ブランキングパルス発生回路22では、こ
の検出結果により垂直同期信号V及び水平同期信号Hか
ら図5(a)に示す通常のブランキングパルスが作成さ
れ、映像信号処理回路21へ出力される。
の検出結果により垂直同期信号V及び水平同期信号Hか
ら図5(a)に示す通常のブランキングパルスが作成さ
れ、映像信号処理回路21へ出力される。
【0034】映像信号処理回路21では、入力されたビ
デオ信号のY/C分離及び色復調が行われると共に、入
力されたブランキングパルス期間は映像信号を完全な黒
レベルまで下げられ、反転増幅された後、表示装置18
に送られて表示される。
デオ信号のY/C分離及び色復調が行われると共に、入
力されたブランキングパルス期間は映像信号を完全な黒
レベルまで下げられ、反転増幅された後、表示装置18
に送られて表示される。
【0035】図5(b)に示す入力信号が入力端11へ
入力されると、検出回路13では上下の無画部に補助信
号が多重されていることが検出され、この検出結果がブ
ランキングパルス発生回路22へ供給される。
入力されると、検出回路13では上下の無画部に補助信
号が多重されていることが検出され、この検出結果がブ
ランキングパルス発生回路22へ供給される。
【0036】ブランキングパルス発生回路22では、こ
の検出結果により垂直同期信号V及び水平同期信号Hか
ら図5(b)に示す無画部もマスクする垂直方向に幅が
広いブランキングパルスが作成され映像信号処理回路2
1へ出力される。
の検出結果により垂直同期信号V及び水平同期信号Hか
ら図5(b)に示す無画部もマスクする垂直方向に幅が
広いブランキングパルスが作成され映像信号処理回路2
1へ出力される。
【0037】映像信号処理回路21では、入力されたビ
デオ信号のY/C分離及び色復調が行われると共に、入
力された無画部もマスクする垂直方向に幅が広いブラン
キングパルス期間は映像信号を完全な黒レベルまで下げ
られ、反転増幅された後、表示装置18に送られて表示
される。
デオ信号のY/C分離及び色復調が行われると共に、入
力された無画部もマスクする垂直方向に幅が広いブラン
キングパルス期間は映像信号を完全な黒レベルまで下げ
られ、反転増幅された後、表示装置18に送られて表示
される。
【0038】したがって、上記構成によるアスペクト比
4:3のテレビジョン信号受信機は、第1の実施例と同
様に、上下の無画部に補助信号が多重されていても、こ
の不必要な多重信号が画面に表示されることがない。し
かも、この実施例ではマスク処理が不要のため、第1の
実施例よりも回路規模を小さくすることができる。
4:3のテレビジョン信号受信機は、第1の実施例と同
様に、上下の無画部に補助信号が多重されていても、こ
の不必要な多重信号が画面に表示されることがない。し
かも、この実施例ではマスク処理が不要のため、第1の
実施例よりも回路規模を小さくすることができる。
【0039】以下、この発明の第3の実施例について、
図6及び図7を参照して詳細に説明する。図6はこの発
明の第3の実施例に係るVTRの構成を示すブロック回
路図である。
図6及び図7を参照して詳細に説明する。図6はこの発
明の第3の実施例に係るVTRの構成を示すブロック回
路図である。
【0040】現行の家庭用VTRの再生信号では、NT
SC信号の規格が完全には守られていないため、補償信
号の再生装置と横長な表示装置を持つ受信機でも、補償
信号を利用することができない。例えば、水平方向にジ
ッタがあった場合には、センター部の映像部分と無画部
に多重された補償信号を処理すると、お互いの水平位置
がずれてしまい、画質を著しく劣化させてしまう。
SC信号の規格が完全には守られていないため、補償信
号の再生装置と横長な表示装置を持つ受信機でも、補償
信号を利用することができない。例えば、水平方向にジ
ッタがあった場合には、センター部の映像部分と無画部
に多重された補償信号を処理すると、お互いの水平位置
がずれてしまい、画質を著しく劣化させてしまう。
【0041】また、第1、第2の実施例で示したように
構成されていない現行の受信機で家庭用VTRの再生信
号を受信した場合、雑音として視覚されるおそれがあ
る。このような問題を解決するため、この実施例は本発
明をVTRに応用したものである。
構成されていない現行の受信機で家庭用VTRの再生信
号を受信した場合、雑音として視覚されるおそれがあ
る。このような問題を解決するため、この実施例は本発
明をVTRに応用したものである。
【0042】図6において、入力端31に入力されたビ
デオコンポジット信号は、映像信号処理回路32、識別
回路33、同期分離回路34に入力される。同期分離回
路34は水平・垂直の同期信号H,Vを分離し、マスク
信号発生回路35へ出力する。識別回路33は、無画部
の多重信号の有無を検出し、マスク信号発生回路35は
その結果によって同期信号からマスク信号を生成する。
デオコンポジット信号は、映像信号処理回路32、識別
回路33、同期分離回路34に入力される。同期分離回
路34は水平・垂直の同期信号H,Vを分離し、マスク
信号発生回路35へ出力する。識別回路33は、無画部
の多重信号の有無を検出し、マスク信号発生回路35は
その結果によって同期信号からマスク信号を生成する。
【0043】このマスク信号は映像信号処理回路32へ
出力される。この映像信号処理回路32は、マスク信号
によって上下の無画部に多重されている多重信号をマス
クし、FM変調回路36へ出力する。このFM変調回路
36でFM変調された信号は記録アンプ37で増幅さ
れ、記録ヘッド38によって磁気テープ39に記録され
る。
出力される。この映像信号処理回路32は、マスク信号
によって上下の無画部に多重されている多重信号をマス
クし、FM変調回路36へ出力する。このFM変調回路
36でFM変調された信号は記録アンプ37で増幅さ
れ、記録ヘッド38によって磁気テープ39に記録され
る。
【0044】次に、このVTRの動作について説明す
る。図7(a)は現行のビデオコンポジット信号が入力
された場合、同図(b)は上下に補助信号が多重された
ビデオコンポジット信号が入力された場合の動作を示す
図である。
る。図7(a)は現行のビデオコンポジット信号が入力
された場合、同図(b)は上下に補助信号が多重された
ビデオコンポジット信号が入力された場合の動作を示す
図である。
【0045】図7(a)に示す入力信号が入力端31へ
入力されると、識別回路33では上下の無画部に補助信
号が多重されていないことが識別され、この識別結果が
マスク信号発生回路35へ出力される。
入力されると、識別回路33では上下の無画部に補助信
号が多重されていないことが識別され、この識別結果が
マスク信号発生回路35へ出力される。
【0046】このとき、マスク信号発生回路35では、
上下の無画部には多重信号が存在していないことから、
マスク信号を発生しない。よって、映像信号処理回路3
2では、入力信号をY/C分離及び色復調した後、その
ままFM変調回路36へ出力する。FM変調回路36以
降は通常動作であり、そのFM変調出力は、記録アンプ
37で増幅され、記録ヘッド38によって磁気テープ3
9に記録される。
上下の無画部には多重信号が存在していないことから、
マスク信号を発生しない。よって、映像信号処理回路3
2では、入力信号をY/C分離及び色復調した後、その
ままFM変調回路36へ出力する。FM変調回路36以
降は通常動作であり、そのFM変調出力は、記録アンプ
37で増幅され、記録ヘッド38によって磁気テープ3
9に記録される。
【0047】図7(b)に示す入力信号が入力端31に
入力されると、識別回路33では上下の無画部に補助信
号が多重されていることが識別され、この識別結果がマ
スク信号発生回路35に送られる。
入力されると、識別回路33では上下の無画部に補助信
号が多重されていることが識別され、この識別結果がマ
スク信号発生回路35に送られる。
【0048】このとき、マスク信号発生回路35では、
図7(b)に示すように、垂直同期信号V及び水平同期
信号Hから上下の無画部をマスクするマスク信号が作成
され、映像信号処理回路32へ出力される。
図7(b)に示すように、垂直同期信号V及び水平同期
信号Hから上下の無画部をマスクするマスク信号が作成
され、映像信号処理回路32へ出力される。
【0049】映像信号処理回路32では、マスク信号に
応じて無画部を一定レベルの信号に置換して多重信号を
マスクする。よって、このマスク処理がなされた映像信
号をFM変調回路36でFM変調し、そのFM変調出力
を記録アンプ37で増幅し、記録ヘッド38によって磁
気テープ39に記録すれば、多重信号をマスクした状態
で映像信号を記録することができる。
応じて無画部を一定レベルの信号に置換して多重信号を
マスクする。よって、このマスク処理がなされた映像信
号をFM変調回路36でFM変調し、そのFM変調出力
を記録アンプ37で増幅し、記録ヘッド38によって磁
気テープ39に記録すれば、多重信号をマスクした状態
で映像信号を記録することができる。
【0050】尚、識別回路33は無画部に多重された多
重信号を直接検出する方式と、補助信号の多重の有無を
識別するために別途多重された識別信号を検出する方法
のどちらでも構成することができる。
重信号を直接検出する方式と、補助信号の多重の有無を
識別するために別途多重された識別信号を検出する方法
のどちらでも構成することができる。
【0051】したがって、上記構成によるVTRでは、
補助信号が多重された信号が入力された場合、多重信号
が一定のレベルの信号に置換された後に記録されるた
め、その再生ビデオ信号を、第1、第2の実施例で示し
た構成のない現行のアスペクト比4:3の表示装置で表
示しても、雑音が視覚されたり、画面の焼き付きを起こ
すことを抑えることができる。また、このように記録さ
れた磁気テープは、この実施例の構成を有していない現
行のVTRで再生した場合でも、同様の効果を得ること
ができる。
補助信号が多重された信号が入力された場合、多重信号
が一定のレベルの信号に置換された後に記録されるた
め、その再生ビデオ信号を、第1、第2の実施例で示し
た構成のない現行のアスペクト比4:3の表示装置で表
示しても、雑音が視覚されたり、画面の焼き付きを起こ
すことを抑えることができる。また、このように記録さ
れた磁気テープは、この実施例の構成を有していない現
行のVTRで再生した場合でも、同様の効果を得ること
ができる。
【0052】以下、この発明の第4の実施例について、
図8乃至図10を参照して詳細に説明する。現在CRT
を用いたテレビジョン信号受信機では、画面全体の輝度
レベルの平均値によって黒レベルを変動させて輝度を制
限するABL(オート・ブライトンズ・リミッタ)回路
が採用されている。CRTはその形式によって流すこと
のできる電流が決まっている。これは、過電流が流れる
と、CRTの寿命を極端に縮め、さらに電流が多くなる
と、有害光線であるX線を発生してしまうためである。
図8乃至図10を参照して詳細に説明する。現在CRT
を用いたテレビジョン信号受信機では、画面全体の輝度
レベルの平均値によって黒レベルを変動させて輝度を制
限するABL(オート・ブライトンズ・リミッタ)回路
が採用されている。CRTはその形式によって流すこと
のできる電流が決まっている。これは、過電流が流れる
と、CRTの寿命を極端に縮め、さらに電流が多くなる
と、有害光線であるX線を発生してしまうためである。
【0053】このABL動作について図8を参照して簡
単に説明する。但し、ABL回路は、通常、振幅を制限
するACL(オート・コントラスト・リミッタ)回路と
併用されているが、ここではその説明は省略する。
単に説明する。但し、ABL回路は、通常、振幅を制限
するACL(オート・コントラスト・リミッタ)回路と
併用されているが、ここではその説明は省略する。
【0054】第1の実施例では、上下の無画部の信号を
一定の直流レベルに置換して多重信号の妨害を取り除い
ていたが、テレビジョン画面上では画面に次のような現
象が発生する。
一定の直流レベルに置換して多重信号の妨害を取り除い
ていたが、テレビジョン画面上では画面に次のような現
象が発生する。
【0055】すなわち、通常、自然画を入力した場合、
ほとんどABL回路が動作している。これは、画面は明
るい方が見やすいためである。ABL回路が動作しない
のは、かなり平均の輝度が低い場合である。
ほとんどABL回路が動作している。これは、画面は明
るい方が見やすいためである。ABL回路が動作しない
のは、かなり平均の輝度が低い場合である。
【0056】図8(a)は前者の場合(メイン部の平均
輝度が高く、ABL回路が動作している状態)、同図
(b)は後者の場合(メイン部の平均輝度が低く、AB
L回路が動作していない状態)でのCRTのカソードに
かかる電圧変化を示したもので、電圧が低いほど画面上
では明るく表示される。
輝度が高く、ABL回路が動作している状態)、同図
(b)は後者の場合(メイン部の平均輝度が低く、AB
L回路が動作していない状態)でのCRTのカソードに
かかる電圧変化を示したもので、電圧が低いほど画面上
では明るく表示される。
【0057】図8(a)では、ABL回路の働きによ
り、輝度の平均値が一定に制限されるため、メイン部の
輝度と共に無画部の輝度も抑えられる。また、図8
(b)では、画面全体の面積の3/4を占めるメイン部
の輝度が低いため、ABL回路は動作せず、無画部の輝
度はそのまま表示される。
り、輝度の平均値が一定に制限されるため、メイン部の
輝度と共に無画部の輝度も抑えられる。また、図8
(b)では、画面全体の面積の3/4を占めるメイン部
の輝度が低いため、ABL回路は動作せず、無画部の輝
度はそのまま表示される。
【0058】よって、置換される上下無画部の直流レベ
ル値によるが、平均輝度が低い映像では上下無画部をマ
スクした部分がメイン部より明るくなり、視覚上の妨害
となる。第4の実施例はこの問題を解決するためになさ
れたものである。
ル値によるが、平均輝度が低い映像では上下無画部をマ
スクした部分がメイン部より明るくなり、視覚上の妨害
となる。第4の実施例はこの問題を解決するためになさ
れたものである。
【0059】図9はこの発明の第4の実施例に係るテレ
ビジョン信号受信機の構成を示すブロック回路図であ
る。尚、図9において、図1と同一部分には同一符号を
付して示し、その説明は省略する。
ビジョン信号受信機の構成を示すブロック回路図であ
る。尚、図9において、図1と同一部分には同一符号を
付して示し、その説明は省略する。
【0060】図9において、フライバックトランス41
の高圧出力端子は表示装置(ここではCRTとする)1
8のアノードに接続されており、リターン端子はコンデ
ンサ42を介して接地されると共に、DCレベル調整回
路42のダイオードDのカソードに接続される。
の高圧出力端子は表示装置(ここではCRTとする)1
8のアノードに接続されており、リターン端子はコンデ
ンサ42を介して接地されると共に、DCレベル調整回
路42のダイオードDのカソードに接続される。
【0061】このダイオードDのアノードは抵抗器R1
の一端に接続され、この抵抗器R1の他端は接続点Mを
介して、抵抗器R2の一端とゲイン調整回路43の制御
入力端に接続される。また、抵抗器R2の他端は定電圧
電源+Bに接続される。
の一端に接続され、この抵抗器R1の他端は接続点Mを
介して、抵抗器R2の一端とゲイン調整回路43の制御
入力端に接続される。また、抵抗器R2の他端は定電圧
電源+Bに接続される。
【0062】一方、マスク信号発生回路17の出力はゲ
イン調整回路43に入力され、このゲイン調整回路43
の出力は映像信号処理回路12に入力される。次に、こ
のテレビジョン信号受信機の動作について説明する。
イン調整回路43に入力され、このゲイン調整回路43
の出力は映像信号処理回路12に入力される。次に、こ
のテレビジョン信号受信機の動作について説明する。
【0063】フライバックトランス41のリターン端子
の電圧は、CRT18に流れる電流によって変化し、電
流が多いときは低くなり、少ないときは高くなる。ダイ
オードDは、フライバックトランス41のリターン端子
の電圧が高くなった場合に、定電圧源へ電流が流れるの
を阻止する逆流防止用のものである。
の電圧は、CRT18に流れる電流によって変化し、電
流が多いときは低くなり、少ないときは高くなる。ダイ
オードDは、フライバックトランス41のリターン端子
の電圧が高くなった場合に、定電圧源へ電流が流れるの
を阻止する逆流防止用のものである。
【0064】よって、フライバックトランス41のリタ
ーン端子の電圧が低い場合、接続点Mの電圧は定電圧電
源+Bの電圧とフライバックトランス41のリターン端
子の電圧、抵抗器R1及びR2の値、及びダイオードD
の電圧降下分で決定される。
ーン端子の電圧が低い場合、接続点Mの電圧は定電圧電
源+Bの電圧とフライバックトランス41のリターン端
子の電圧、抵抗器R1及びR2の値、及びダイオードD
の電圧降下分で決定される。
【0065】また、フライバックトランス41のリター
ン端子の電圧が高い場合、接続点Mの電圧はほぼ定電圧
源+Bの電圧に等しくなる。ゲイン調整回路43は、マ
スク信号発生回路17で生成されたマスク信号のゲイン
を接続点Mの電圧により制御する。すなわち、画面の平
均輝度が高い場合はゲインを高くし、平均輝度が低い場
合はゲインを低く設定する。
ン端子の電圧が高い場合、接続点Mの電圧はほぼ定電圧
源+Bの電圧に等しくなる。ゲイン調整回路43は、マ
スク信号発生回路17で生成されたマスク信号のゲイン
を接続点Mの電圧により制御する。すなわち、画面の平
均輝度が高い場合はゲインを高くし、平均輝度が低い場
合はゲインを低く設定する。
【0066】したがって、上記構成によれば、メイン部
の平均輝度が低い場合でも、上下無画部の輝度が抑えら
れるため、違和感のない映像を提供することができる。
尚、この実施例に係る発明は、図10に示すような横長
のCRTを持つ受信機で、現行放送を受信する差異に生
じる斜線部分の輝度を制御することにも応用できる。
の平均輝度が低い場合でも、上下無画部の輝度が抑えら
れるため、違和感のない映像を提供することができる。
尚、この実施例に係る発明は、図10に示すような横長
のCRTを持つ受信機で、現行放送を受信する差異に生
じる斜線部分の輝度を制御することにも応用できる。
【0067】また、本願発明は上記の各実施例に限定さ
れるものではなく、この発明の要旨を逸脱しない範囲で
種々変形しても同様に実施可能であることはいうまでも
ない。
れるものではなく、この発明の要旨を逸脱しない範囲で
種々変形しても同様に実施可能であることはいうまでも
ない。
【0068】
【発明の効果】以上述べたようにこの発明によれば、多
重されている補助信号による無画部の雑音を低減すると
共に、CRT等の表示装置の焼き付きを低減することの
できるテレビジョン信号受信機と記録再生装置を提供す
ることができる。
重されている補助信号による無画部の雑音を低減すると
共に、CRT等の表示装置の焼き付きを低減することの
できるテレビジョン信号受信機と記録再生装置を提供す
ることができる。
【図1】 この発明に係る第1の実施例のテレビジョン
信号受信機の構成を示す図である。
信号受信機の構成を示す図である。
【図2】 第1の実施例において、現行のビデオ信号及
び無画部に補助信号が多重されたビデオ信号を受信した
場合の動作を示す図である。
び無画部に補助信号が多重されたビデオ信号を受信した
場合の動作を示す図である。
【図3】 第1の実施例において、補助信号の多重の有
無を識別するための識別信号を示す図である。
無を識別するための識別信号を示す図である。
【図4】 この発明に係る第2の実施例のテレビジョン
信号受信機の構成を示す図である。
信号受信機の構成を示す図である。
【図5】 第2の実施例において、現行のビデオ信号及
び無画部に補助信号が多重されたビデオ信号を受信した
場合の動作を示す図である。
び無画部に補助信号が多重されたビデオ信号を受信した
場合の動作を示す図である。
【図6】 この発明に係る第3の実施例のテレビジョン
信号記録再生装置の構成を示す図である。
信号記録再生装置の構成を示す図である。
【図7】 第3の実施例において、現行のビデオ信号及
び無画部に補助信号が多重されたビデオ信号を受信した
場合の動作を示す図である。
び無画部に補助信号が多重されたビデオ信号を受信した
場合の動作を示す図である。
【図8】 通常のCRTに用いられるABL回路の動作
を示す図である。
を示す図である。
【図9】 この発明に係る第4の実施例のテレビジョン
信号受信機の構成を示す図である。
信号受信機の構成を示す図である。
【図10】 第4の実施例の応用例を説明するために、
横長CRTを持つ受信機で現行放送を受信した場合の表
示画面を示す図である。
横長CRTを持つ受信機で現行放送を受信した場合の表
示画面を示す図である。
11,31…入力端、12,21,32…映像信号処理
回路、13…検出回路、14,22…ブランキングパル
ス発生回路、15,34…同期分離回路、16…偏向回
路、17,35…マスク信号発生回路、18…表示装
置、33…識別回路、36…FM変調回路、37…記録
アンプ、38…記録ヘッド、39…磁気テープ、41…
フライバックトランス、42…DCレベル調整回路、4
3…ゲイン調整回路。
回路、13…検出回路、14,22…ブランキングパル
ス発生回路、15,34…同期分離回路、16…偏向回
路、17,35…マスク信号発生回路、18…表示装
置、33…識別回路、36…FM変調回路、37…記録
アンプ、38…記録ヘッド、39…磁気テープ、41…
フライバックトランス、42…DCレベル調整回路、4
3…ゲイン調整回路。
Claims (6)
- 【請求項1】 第1の有効走査線部及び前記第1の有効
走査線部とは異なる第2の有効走査線部を有するテレビ
ジョン信号が入力される入力端と、 前記第2の有効走査線部に、前記第1の有効走査線部に
関する補助信号が多重されているか否かを検出する補助
信号検出手段と、 この検出手段の検出結果が、前記第2の有効走査線部に
補助信号が多重されていることを示すとき前記第2の有
効走査線部を所定のレベルの信号に置換する置換手段
と、 前記第1及び前記置換手段で置換された第2の有効走査
線部を表示する表示手段とを具備したことを特徴とする
テレビジョン信号受信機。 - 【請求項2】 前記置換手段は、前記第2の有効走査線
部を黒レベルの信号に置換することを特徴とする請求項
1記載のテレビジョン信号受信機。 - 【請求項3】 さらに、前記表示手段の表示画面の輝度
平均値を検出する輝度平均値検出手段と、 この手段の検出結果に応じて前記置換手段の置換レベル
を制御する制御手段とを備えるようにしたことを特徴と
する請求項1記載のテレビジョン信号受信機。 - 【請求項4】 前記制御手段は画面の一部を制御するよ
うにしたことを特徴とする請求項3記載のテレビジョン
信号受信機。 - 【請求項5】 第1の有効走査線部及び前記第1の有効
走査線部とは異なる第2の有効走査線部を有するテレビ
ジョン信号が入力される入力端と、 前記第2の有効走査線部に、前記第1の有効走査線部に
関する補助信号が多重されているか否かを検出する補助
信号検出手段と、 この検出手段の検出結果が、前記第2の有効走査線部に
補助信号が多重されていることを示すとき前記第2の有
効走査線部を所定のレベルの信号に置換する置換手段
と、 前記第1及び前記置換手段で置換された第2の有効走査
線部を記録再生する記録再生手段とを具備したことを特
徴とするテレビジョン信号記録再生装置。 - 【請求項6】 前記置換手段は、前記第2の有効走査線
部を黒レベルの信号に置換することを特徴とする請求項
5記載のテレビジョン信号記録再生装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5245461A JPH06311456A (ja) | 1993-02-24 | 1993-09-30 | テレビジョン信号受信機と記録再生装置 |
Applications Claiming Priority (3)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3382693 | 1993-02-24 | ||
JP5-33826 | 1993-02-24 | ||
JP5245461A JPH06311456A (ja) | 1993-02-24 | 1993-09-30 | テレビジョン信号受信機と記録再生装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH06311456A true JPH06311456A (ja) | 1994-11-04 |
Family
ID=26372605
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP5245461A Pending JPH06311456A (ja) | 1993-02-24 | 1993-09-30 | テレビジョン信号受信機と記録再生装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH06311456A (ja) |
-
1993
- 1993-09-30 JP JP5245461A patent/JPH06311456A/ja active Pending
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