JPH06309496A - 光学的読み取り装置 - Google Patents

光学的読み取り装置

Info

Publication number
JPH06309496A
JPH06309496A JP5119059A JP11905993A JPH06309496A JP H06309496 A JPH06309496 A JP H06309496A JP 5119059 A JP5119059 A JP 5119059A JP 11905993 A JP11905993 A JP 11905993A JP H06309496 A JPH06309496 A JP H06309496A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
reading
signal
color
read
signals
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP5119059A
Other languages
English (en)
Inventor
Yoshikazu Kobayashi
美和 小林
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Oki Electric Industry Co Ltd
Original Assignee
Oki Electric Industry Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Oki Electric Industry Co Ltd filed Critical Oki Electric Industry Co Ltd
Priority to JP5119059A priority Critical patent/JPH06309496A/ja
Publication of JPH06309496A publication Critical patent/JPH06309496A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Character Input (AREA)
  • Facsimile Scanning Arrangements (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 帳票の記入文字の認識のみならず、帳票全体
のイメージも同時に取り込み、更に複数のドロップアウ
トカラーで表示された部分も記入文字と区別して処理す
る。 【構成】 数色のドロップアウトカラーに対し、その色
の多色光源2A、2Bを使用して読み取りを行う。出力
信号は色によりレベルが異なるが、ドロップアウトカラ
ーと記入文字の色の読み取り信号が区別できるレベルに
閾値を設定すれば、記入文字のイメージデータのみが抽
出され、ドロップアウトカラーと読み取り面の地色とが
区別できるレベルに閾値を設定すれば、ドロップアウト
カラーを含めた全てのイメージデータが取り込まれる。
信号処理部20でこの2種のモードを選択できるように
し、読み取り信号を各種の用途に利用する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、帳票等の読み取り面に
記載された文字や文字枠を読み取り、その色に応じて読
み取りデータを選択的に抽出する光学的読み取り装置に
関する。
【0002】
【従来の技術】帳票等に記載された情報を自動的にコン
ピュータ等に入力するために、光学的読み取り装置が使
用されている。図2に、従来の光学的読み取り装置ブロ
ック図を示す。図において、帳票1の読み取り面1Aは
光源2によって照射される。その反射光は光学系3によ
って読み取りセンサ4に導かれる。読み取りセンサ4の
出力は増幅器5により増幅され、A/D変換部6に入力
する。読み取りセンサ4は、読み取り面1Aを走査して
その画像をドット単位で画像信号に変換するが、A/D
変換部6はそのアナログ電気信号をディジタル信号に変
換する。イメージメモリ7はA/D変換部6の出力を格
納するためのメモリである。
【0003】この信号を処理し文字を認識するために、
切出し部8、特徴抽出部9、辞書比較部10及び識別部
11が設けられている。切出し部8はイメージを切り出
し、文字単位で特徴抽出部9に送る部分である。特徴抽
出部9は切り出された各文字の特徴を抽出し、辞書比較
部10においてその特徴が辞書の標準パターンと比較さ
れる。識別部11においては、読み取られた文字の内容
が識別され文字コードに変換される。インタフェース1
2は、この文字コードを通信回線13を介してワークス
テーション14に送るための通信制御を行う部分であ
る。ワークステーション14にはディスク装置15が接
続されており、ここにデータファイル16が設けられて
いる。このデータファイル16に認識された帳票の文字
コードが格納される。この文字コードはその後入力され
た帳票の処理その他に使用される。
【0004】上記のような帳票には必要な文字を記入す
るために、予め注釈や文字枠等が記入されている。図3
に、このような帳票と読み取りデータの関係を示す説明
図を図示した。図の(a)に示すように、帳票1には文
字枠21の中に記入文字22が書き込まれており、この
他に例えば押印23が印されている。このようなイメー
ジをそのまま装置で読み取ると、切出し部8が文字枠2
1の一部等を切り出して記入文字の一部として処理し、
文字認識を誤るおそれがある。そこで、従来この種の文
字枠21等は記入文字22と異なる色、例えば赤色や緑
色により印刷され、図3(b)に示すように、読み取り
データとして得られないような処理をしていた。このよ
うな色をドロップアウトカラーと呼んでいる。
【0005】図4に、ドロップアウトカラーの処理説明
図を示す。例えば、図3に示した帳票1の文字枠21を
赤色とし、記入文字22を黒色の線で表わすものとす
る。この場合、図2に示した光源2を赤色の光源に選定
する。このようにすると、図4に示すように、光源の発
光強度分布30は赤色部分に集中し、赤色で記入された
文字枠の反射率28や押印の反射率29は何れも帳票の
地色の反射率と同程度のレベルとなる。従って、上記図
2に示した装置ではドロップアウトカラーは読み取られ
ず、図3(b)に示すように記入文字のみが読み取られ
認識処理の対象となる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】ところが、以上のよう
な従来の光学的読み取り装置には次のような解決すべき
課題があった。まず、図2に示すイメージメモリ7に
は、上記のようなドロップアウトカラーの処理によって
文字枠が取り除かれた記入文字に相当するデータのみが
格納される。従って、これとは別に帳票全体のイメージ
を取得したいといった場合には、別のイメージリーダ等
を用いて再度帳票の読み取りを行わなければならない。
従って、単に文字の認識のみを目的とする装置でなく、
帳票に関する各種の処理を実行しようとする装置につい
ては、取り扱いが煩雑になるという問題があった。
【0007】また、文字枠やその他の注釈が予め設定さ
れたドロップアウトカラー以外の色で印刷されているよ
うな場合、これは記入文字と一緒に装置に読み取られて
しまう。従って、もしそのような部分を取り除きたい時
には、ワークステーションにおいてディスプレイに帳票
イメージを表示させ、オペレータが取り除き操作を行っ
た後に文字認識を行うといった煩雑な手続きが必要とな
った。
【0008】本発明は以上の点に着目してなされたもの
で、帳票の記入文字の認識のみならず帳票全体のイメー
ジも同時に取り込むことができ、更に複数のドロップア
ウトカラーで表示された部分も記入文字と区別して処理
することができる光学的読み取り装置を提供することを
目的とするものである。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明の第1発明は、読
み取り面に記載された2種以上のドロップアウトカラー
とほぼ同一の色で読み取り面を照射する多色光源と、読
み取り対象となる全ての光波長に対してほぼ平坦な感度
特性を有する読み取りセンサと、信号処理部とを備え、
この信号処理部は、前記読み取りセンサの出力する前記
全てのドロップアウトカラーと読み取り面の地色の読み
取り信号とが区別できるレベルに、閾値を設定して、前
記読み取り信号を2値化する全イメージ読み取りモード
と、前記読み取りセンサの出力する前記全てのドロップ
アウトカラーと記入文字の色の読み取り信号とが区別で
きるレベルに、閾値を設定して、前記読み取り信号を2
値化する抽出イメージ読み取りモードの両方のモードで
選択的に動作することを特徴とする光学的読み取り装置
に関する。
【0010】第2発明は、読み取り面に記載された2種
以上のドロップアウトカラーとほぼ同一の色で発光し、
読み取り面を照射する多色光源と、読み取り対象となる
全ての光波長に対してほぼ平坦な感度特性を有する読み
取りセンサと、A/D変換部とを備え、このA/D変換
部は、前記読み取りセンサの出力する前記全てのドロッ
プアウトカラーの読み取り信号以上で、読み取り面の地
色の読み取り信号以下に変換範囲を設定して、前記読み
取り信号をアナログ信号からディジタル信号に変換する
全イメージ読み取りモードと、前記読み取りセンサの出
力する前記全てのドロップアウトカラーの読み取り信号
以下で、記入文字の色の読み取り信号以上に変換範囲を
設定して、前記読み取り信号をアナログ信号からディジ
タル信号に変換する抽出イメージ読み取りモードで選択
的に動作することを特徴とする光学的読み取り装置に関
する。
【0011】
【作用】第1発明の装置は、数色のドロップアウトカラ
ーに対し、その色の多色光源を使用して読み取りを行
う。出力信号は色によりレベルが異なるが、ドロップア
ウトカラーと記入文字の色の読み取り信号が区別できる
レベルに閾値を設定すれば、記入文字のイメージのみが
抽出され、ドロップアウトカラーと読み取り面の地色と
が区別できるレベルに閾値を設定すれば、ドロップアウ
トカラーを含めた全てのイメージデータが取り込まれ
る。この2種のモードを選択できるようにし、読み取り
信号を各種の用途に利用する。
【0012】第2発明では、同様の2色の光源を使用し
読み取りを行うが、読み取りセンサの出力するアナログ
信号をディジタル信号に変換する場合に、その変換範囲
を2種類設ける。一方の範囲に選定すると、ドロップア
ウトカラーも記入文字の色も同様に読み取られ、全イメ
ージが得られる。また、もう一方の変換範囲で変換する
と、記入文字の読み取り信号のみがディジタル変換され
る。このようにA/D変換部の変換範囲を自由に選択し
て信号を取り出すようにしてもよい。
【0013】
【実施例】以下、本発明を図の実施例を用いて詳細に説
明する。図1は、本発明の光学的読み取り装置実施例を
示すブロック図である。この装置は、図に示すように帳
票1の読み取り面1Aを、例えば2本の多色光源2A、
2Bによって照射する。この光源2Aは例えば赤色、光
源2Bは例えば緑色の光を照射するものとする。その反
射光は光学系3によって読み取りセンサ4に導かれる。
この読み取りセンサ4は従来使用されていたものと同様
のイメージラインセンサ等から構成される。読み取りセ
ンサ4の出力は信号処理部20に導かれる。
【0014】信号処理部20は、増幅器5、A/D変換
部24、変換範囲選択部25、イメージメモリ7、2値
化部26、閾値レベル選択部27等から構成される。増
幅器5は、読み取りセンサ4の出力を増幅するための回
路である。A/D変換部24は、読み取りセンサ4の読
み取り信号をディジタル信号に変換するための部分であ
る。なお、このA/D変換部24は、読み取り信号を多
値化してイメージメモリ7に格納するよう動作するもの
とする。変換範囲選択部25は、A/D変換部24の変
換するアナログ信号の変換範囲を2種以上に選択設定す
ることができる制御を行う部分である。この構成は後で
説明する。イメージメモリ7は、多値化されたディジタ
ル信号を格納しておく記憶装置である。2値化部26
は、イメージメモリ7から読み出された信号を2値化し
て出力し、これを文字認識等のために使用する部分であ
る。閾値レベル選択部27は、2値化部26において信
号を“1”または“0”に変換する場合の閾値を2種以
上に選択設定する部分である。
【0015】図5に、本発明の装置の動作原理説明図を
示す。図に示す信号は、上記図1に示した読み取り信号
処理部20に入力する信号である。図の縦軸は出力電
圧、横軸は帳票の読み取り面1Aの走査ラインに沿った
位置を示している。なお、この読み取り面1Aには緑色
枠21A及び赤色枠21Bが印刷され、それぞれに記入
文字22が記入されているものとする。この場合に、図
に示すように、図1に示したような多色光源によって帳
票の読み取り面1Aを照射すると、その読み取り信号の
レベルは、緑色枠21Aのものと赤色枠21Bのものと
記入文字22のものとで、それぞれVG、VR及びVB
のように異なる。なお、VWは地色に対する読み取り信
号のレベルである。その結果、この図に示すように、こ
れらの出力信号のレベルは大きい方から順にVW、V
R、VG、VBというようになる。
【0016】図6には、上記のような多色光源による反
射光特性図を示す。この図は、横軸に波長をミリメート
ルの単位でとり、縦軸に反射率をとったグラフである。
この図から分かるように、赤色光源の発光強度分布46
と緑色光源の発光強度分布45が、それぞれ特有の波長
の部分でピークを示しているのに対し、緑色枠の反射率
48や赤色枠の反射率49が、それぞれの色の部分でピ
ークを示す。一方、読み取りセンサの感度分布41はほ
ぼ平坦で、記入文字や地色の反射率47、42もほぼ平
坦となる。このような結果から図5に示すような出力信
号が得られる。
【0017】[第1発明]ここで、第1発明の装置で
は、上記図1に示すA/D変換部24において、まず図
5に示す通りのレベル変化のディジタル信号をイメージ
メモリ7に格納する。そして、2値化部26において2
値化する際、閾値レベル選択部27では、図5に示す閾
値のレベルSあるいは閾値のレベルRの何れかを選択す
る。例えば、閾値のレベルSを選択すると、図5を見て
明らかなように、緑色枠21Aも赤色枠21Bも記入文
字22も同様に地色と区別され、そのままイメージデー
タとして読み取られる。従って、帳票全体のイメージデ
ータを利用する処理に用いることができる。一方、閾値
のレベルRを選択すると、図5に示すように、記入文字
22に相当する部分は“1”となり、その他緑色枠21
A、赤色枠21Bあるいは地色の部分は“0”とされ
る。このようにすると記入文字のみが抽出され、イメー
ジデータとして取り出される。こうして得られたイメー
ジデータは文字認識等に使用される。
【0018】図7に、第1発明の実施例主要部ブロック
図を示す。上記の例では、図1に示す2値化部26は多
値ディジタル信号を所定の閾値を用いて2値化しイメー
ジデータを得た。一方、図7の実施例では読み取りセン
サの出力を入力端子31から受け入れ、これを演算増幅
器32、33を用いて2値化し利用するようにしてい
る。この回路には3個のボリュームVR1、VR2、V
R3が直列に接続されており、これらの接続点から演算
増幅器32、33の減算入力端子に対し基準電圧が入力
するように構成されている。一方、これらの演算増幅器
32、33の加算入力端子には処理対象となる読み取り
信号が入力する構成となっている。
【0019】この例の場合、演算増幅器32、33に
は、図5に示す出力電圧特性の読み取り信号がそのまま
入力する。そして、各演算増幅器32、33には、それ
ぞれ図5に示す閾値のレベルSあるいはレベルRの基準
電圧が入力する。これによって、演算増幅器32の出力
はそのまま上記の全イメージを読み取る全イメージ読み
取りモードのイメージデータとなり、これがワークステ
ーション34に向け出力される。一方、演算増幅器33
の出力は記入文字のイメージのみが読み取られる抽出イ
メージ読み取りモードのイメージデータとなり、読み取
り部35に向け出力される。
【0020】[第2発明]図8に、第2発明の実施例主
要部ブロック図を示す。上記の実施例においては、全イ
メージ読み取りモードと抽出イメージ読み取りモードの
動作選択を2値化処理の部分によって行っていた。例え
ば、ディジタル信号の2値化処理が図1に示す2値化部
26で行われるとき、閾値レベル選択部27がその部分
でモード選択を行う。また、図7の実施例では両モード
の動作が同時に行われる。
【0021】一方、第2発明においては、図1に示すA
/D変換部24に対し変換範囲選択部25の制御信号を
入力させてモード切り替えを行う。即ち、図8に示す実
施例では、3個のボリュームVR1、VR2、VR3が
直列接続され、その接続点からA/D変換器37に対し
2種類の基準電圧が入力するよう構成されている。この
基準電圧は変換の最大値最小値を定めるためのものであ
る。A/D変換器37には読み取りセンサ4から出力さ
れる読み取り信号が入力端子36を通じて入力する。そ
して、変換後の出力は出力端子38から取り出される。
【0022】この場合、A/D変換器37の変換範囲
が、図5に示す変換範囲Sあるいは変換範囲Rに選択さ
れる。例えば、変換範囲Sにおいては、変換後のディジ
タル信号の最低レベルはVRとなり、最高レベルがVW
となる。従って、緑色枠21A、赤色枠21B及び記入
文字22の何れの読み取り信号も同レベルになって全て
のイメージが読み取られることになる。
【0023】一方、変換範囲Rを選択してディジタル変
換を行うと、そのディジタル出力の最大レベルはVGと
なり、最低レベルがVBとなる。従って、この場合には
緑色枠21Aも赤色枠21Bも地色の読み取り信号と区
別できず、記入文字22のみが読み取られディジタル信
号として取り出される。その結果、変換範囲Sを設定す
ると全イメージ読み取りモードとなり、変換範囲Rを設
定すると抽出イメージ読み取りモードとなる。上記のよ
うにA/D変換器の変換範囲を適当に選択することによ
ってもモード選択が可能となる。
【0024】図9に、多色光源の変形例断面図を示す。
上記の実施例において、多色光源は必ずしも光源そのも
のが固有の色を有している必要はない。例えば、この例
に示すように、通常の白色光源2を2個使用し、それぞ
れに緑色フィルタ50Aと赤色フィルタ50Bを取り付
ける。これによって、上記と同様の効果が得られる。図
10に、赤、緑フィルタによる効果説明図を示す。この
グラフは横軸に波長を縦軸にフィルタの光透過率を示し
たものである。この図に示すように、赤色フィルタと緑
色フィルタの透過率は光源の発光強度分布がフラットな
のに対し一定のスペクトルに集中している。こうして、
上記の赤色光源と緑色光源とは全く同様の特性が得られ
る。
【0025】図11に、多色光源の変形例断面図を示
す。この図においては、緑色光源2Aと赤色光源2Bを
使用するが、これらの光源には赤外領域に発光強度分布
が存在するものを用いている。この場合、図に示すよう
に、赤外カットフィルター50Cを光学系3の手前に配
置する。これによって、上記と同様の特性が得られる。
図12に、赤外フィルタによる効果説明図を示す。この
図に示すように、緑色光源による光と赤色光源による光
はそれぞれ赤外領域に一部、一定の光強度で分布してい
る。これを赤外フィルターにより除去すれば、反射光の
レベルが先に説明したように適当に区別しやすい状態に
なり、モードの切り替えを容易に実行することが可能に
なる。
【0026】本発明は以上の実施例に限定されない。上
記実施例においては2色の光源を用いて2色のドロップ
アウトカラーを操作するようにしたが、3色以上のドロ
ップアウトカラーについて同様の処理を行うようにして
もよい。また、その信号処理方法や回路は、従来よく知
られた各種の方法により実施して差し支えない。
【0027】
【発明の効果】以上説明した本発明の光学的読み取り装
置は、2種以上のドロップアウトカラーとほぼ同一の色
で読み取り面を照射する多色光源と、その読み取り対象
となる波長に対しほぼ平坦な感度特性を有する読み取り
センサと、読み取り信号を2値化する際に、全てのドロ
ップアウトカラーと読み取り面の地色の読み取り信号と
が区別できるレベルに閾値を設定し、全イメージ読み取
りモードで動作する場合と、ドロップアウトカラーと記
入文字の色の読み取り信号とが区別できるレベルに閾値
を設定して抽出イメージ読み取りモードで動作する信号
処理部を設けるようにしたので、帳票の文字認識のみな
らず帳票全体のイメージを読み取り処理するための信号
を同時に得ることができる。また、2色以上の光源を用
いることによって2色以上のドロップアウトカラーを利
用することができ、帳票デザインの自由度を高めること
ができる。
【0028】なお、同様のモード切り替えのために、A
/D変換部においてドロップアウトカラーの読み取り信
号以上で読み取り面の地色の読み取り信号以下に変換範
囲を設定し全イメージ読み取りモードとし、あるいはド
ロップアウトカラーの読み取り信号以下で記入文字の読
み取り信号以上に変換範囲を設定して抽出イメージ読み
取りモードで動作させるといった構成にすればその後の
処理が容易になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の光学的読み取り装置実施例を示すブロ
ック図である。
【図2】従来の光学的読み取り装置ブロック図である。
【図3】帳票と読み取りデータの関係説明図である。
【図4】ドロップアウトカラーの処理説明図である。
【図5】本発明の装置の動作原理説明図である。
【図6】多色光源による反射光特性図である。
【図7】第1発明の実施例主要部ブロック図である。
【図8】第2発明の実施例主要部ブロック図である。
【図9】多色光源の変形例断面図である。
【図10】赤緑フィルターによる効果説明図である。
【図11】多色光源の変形例断面図である。
【図12】赤外フィルタによる効果説明図である。
【符号の説明】
1 帳票 1A 読み取り面 2A、2B 多色光源 4 読み取りセンサ 20 信号処理部 21 文字枠 22 記入文字 24 A/D変換部 25 変換範囲選択部 26 2値化部 27 閾値レベル選択部

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 読み取り面に記載された2種以上のドロ
    ップアウトカラーとほぼ同一の色で読み取り面を照射す
    る多色光源と、 読み取り対象となる全ての光波長に対してほぼ平坦な感
    度特性を有する読み取りセンサと、 信号処理部とを備え、 この信号処理部は、前記読み取りセンサの出力する前記
    全てのドロップアウトカラーと読み取り面の地色の読み
    取り信号とが区別できるレベルに、閾値を設定して、前
    記読み取り信号を2値化する全イメージ読み取りモード
    と、 前記読み取りセンサの出力する前記全てのドロップアウ
    トカラーと記入文字の色の読み取り信号とが区別できる
    レベルに、閾値を設定して、前記読み取り信号を2値化
    する抽出イメージ読み取りモードの両方のモードで選択
    的に動作することを特徴とする光学的読み取り装置。
  2. 【請求項2】 読み取り面に記載された2種以上のドロ
    ップアウトカラーとほぼ同一の色で発光し、読み取り面
    を照射する多色光源と、 読み取り対象となる全ての光波長に対してほぼ平坦な感
    度特性を有する読み取りセンサと、 A/D変換部とを備え、 このA/D変換部は、前記読み取りセンサの出力する前
    記全てのドロップアウトカラーの読み取り信号以上で、
    読み取り面の地色の読み取り信号以下に変換範囲を設定
    して、前記読み取り信号をアナログ信号からディジタル
    信号に変換する全イメージ読み取りモードと、 前記読み取りセンサの出力する前記全てのドロップアウ
    トカラーの読み取り信号以下で、記入文字の色の読み取
    り信号以上に変換範囲を設定して、前記読み取り信号を
    アナログ信号からディジタル信号に変換する抽出イメー
    ジ読み取りモードで選択的に動作することを特徴とする
    光学的読み取り装置。
JP5119059A 1993-04-22 1993-04-22 光学的読み取り装置 Pending JPH06309496A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP5119059A JPH06309496A (ja) 1993-04-22 1993-04-22 光学的読み取り装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP5119059A JPH06309496A (ja) 1993-04-22 1993-04-22 光学的読み取り装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH06309496A true JPH06309496A (ja) 1994-11-04

Family

ID=14751891

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP5119059A Pending JPH06309496A (ja) 1993-04-22 1993-04-22 光学的読み取り装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH06309496A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN107018277A (zh) * 2016-01-28 2017-08-04 兄弟工业株式会社 当向原件发射光时读取原件的图像的图像处理装置

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN107018277A (zh) * 2016-01-28 2017-08-04 兄弟工业株式会社 当向原件发射光时读取原件的图像的图像处理装置
CN107018277B (zh) * 2016-01-28 2020-03-24 兄弟工业株式会社 当向原件发射光时读取原件的图像的图像处理装置

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US5335292A (en) Document processing system and method
EP1456816B1 (en) Apparatus and method for recognizing code
US6757426B2 (en) System and method for image processing by automatic color dropout
JP5337563B2 (ja) 帳票認識方法および装置
JPH06309496A (ja) 光学的読み取り装置
JPH11272864A (ja) 光学文字読取方法またはその装置
JPH08161423A (ja) 照明装置および文字読取装置
EP0504576A2 (en) Document scanner
JP3955467B2 (ja) 画像処理プログラム及び画像処理装置
JPH08123901A (ja) 文字抽出装置及び該装置を用いた文字認識装置
JP2760791B2 (ja) 画像情報処理装置
JPH06243290A (ja) 光学式文字読取装置
JP2637498B2 (ja) 画像信号処理装置
JP2001118031A (ja) 光学式文字読取装置
JP2002158874A (ja) 画像処理装置
JPH10261045A (ja) 光学式文字読取装置
JP2783739B2 (ja) ドロップ・アウト・カラー調整方式
JP4578004B2 (ja) スキャナ及びスキャナの光源色制御による2値化方法
JP2006106876A (ja) 文字読取装置、文字読取方法、帳票
JPH0528314A (ja) 光学的文字読取装置
JP2906608B2 (ja) 光学的文字読取装置
JPH08212294A (ja) 光学式文字読取装置
JPH0341869B2 (ja)
JP2001014428A (ja) 文字認識装置
JPH03208191A (ja) ハンドスキャナ型文字読み取り装置