JPH06309128A - ユーザが要求したフォントに従ってグラフィカル・ユーザ・インターフェースを変更する方法及びシステム - Google Patents

ユーザが要求したフォントに従ってグラフィカル・ユーザ・インターフェースを変更する方法及びシステム

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JPH06309128A
JPH06309128A JP6027857A JP2785794A JPH06309128A JP H06309128 A JPH06309128 A JP H06309128A JP 6027857 A JP6027857 A JP 6027857A JP 2785794 A JP2785794 A JP 2785794A JP H06309128 A JPH06309128 A JP H06309128A
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    • G06F40/174—Form filling; Merging

Abstract

(57)【要約】 【目的】ユーザが入力したフォントに従って、グラフィ
カル・ユーザ・インターフェースにおけるエレメントの
サイズ及び位置を調節する。 【構成】グラフィカル・ユーザ・インターフェースは、
そのインターフェース内の１つのオブジェクトに対す
る、ユーザが入力したフォントに従って変更される。そ
のフォントに従って、そのオブジェクトに対する外観パ
ラメータのセットが調節され、調節された外観パラメー
タ及び変更されたフォントに従ってそのオブジェクトを
表示する。そのインターフェースにおける関連オブジェ
クトのセットも変更されたフォントに従って変更可能で
ある。一旦、そのオブジェクトに対して変更フォントが
設定されると、そのオブジェクトに対するそのインター
フェース内の関連オブジェクトのセットが決定される。
そこで、関連オブジェクトのセットに対する外観パラメ
ータの各セットがそのオブジェクト・クラスに従って調
節され、関連オブジェクトのセットがそれぞれの外観パ
ラメータ及び変更新しいフォントに従って表示される。

Description

【発明の詳細な説明】
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は、概括的には、コンピュ
ータ・システムを制御するためのグラフィカル・ユーザ
・インターフェースに関するものであり、更に詳しく云
えば、オブジェクトの１つにおけるフォントを変更する
ための要求に応答してグラフィカル・ユーザ・インター
フェースにおける適正なオブジェクトを変更することに
関するものである。
【０００２】
【従来の技術】ユーザがコンピュータ・システムを制御
することを可能にし、ユーザ・アクションの結果をコン
ピュータ・ディスプレイ上に表示することを可能にする
ためにグラフィカル・ユーザ・インターフェースを設け
ることはよく知られている。グラフィカル・ユーザ・イ
ンターフェースでは、アプリケーション及びデータ・フ
ァイルは、一般に、ウインドウ内に与えられる。各ウイ
ンドウは、典型的には、そのウインドウと関連し且つそ
のウインドウに割り当てられたディスプレイ・スペース
に与えられる多数のエレメントを持っている。ウインド
ウ及びその独立したエレメントの各々は、一般に、論理
的に関連したオブジェクトとして構成され且つメモリに
記憶される。ウインドウのエレメントは、一般に、メイ
ン・ウインドウ・オブジェクトの子オブジェクトであ
る。
【０００３】最新のグラフィカル・ユーザ・インターフ
ェースでは、標準のフォントがユーザにとって好ましく
ない場合、ユーザは、情報を表示するフォントを選択す
ることが可能である。典型的には、新しいフォントの選
択の後、ウィンドウはその新しいフォントを表示するよ
うリフレッシュされるが、他の部分は変更されることは
ない。そのフォントが大きくなる場合、グラフィカル・
ユーザ・インターフェースにおけるエレメントがそれを
適正に表示するには小さすぎるために、それは切り取ら
れたり、判読し得ないことがよくある。小さいフォント
が選択された場合、ウインドウのディスプレイ・スペー
スが無駄にされる。更に、そのグラフィカル・ユーザ・
インターフェースは扱いにくく、不格好に見える。
【０００４】更に、グラフィカル・ユーザ・インターフ
ェースにおける１つのオブジェクトに対して１つのフォ
ントが選択される時、そのフォントは典型的には直接の
オブジェクトに対してのみ変更される。そのオブジェク
トがメイン・ウインドウの子オブジェクト又はそのウイ
ンドウの他の親オブジェクトである時、そのフォントを
受けるオブジェクトの兄弟オブジェクトは、それらが新
しいフォントを受けることに意味がある時でも、その新
しいフォントを受けない。
【０００５】本発明は、従来技術のグラフィカル・ユー
ザ・インターフェースにおけるこれら問題を解決するも
のである。
【０００６】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、新し
いフォントに従って、グラフィカル・ユーザ・インター
フェースにおけるエレメントのサイズ及び位置を調節す
ることである。
【０００７】本発明のもう１つの目的は、グラフィカル
・ユーザ・インターフェースにおいて、新しいフォント
が選択されたオブジェクトに論理的に関連したオブジェ
クトにその新しいフォントを送ることである。
【０００８】
【課題を解決するための手段】これらの目的、特徴、及
び利点は、グラフィカル・ユーザ・インターフェースに
おけるオブジェクトに対するフォントを新しいフォント
に変更すること、新しいフォントに従ってそのオブジェ
クトに対する一組の外観パラメータを調節すること、及
びその調節された外観パラメータ及び新しいフォントに
従ってそのオブジェクトを表示することによって達成さ
れる。オブジェクトの外観パラメータはそのオブジェク
トのオブジェクト・クラスに従って調節される。グラフ
ィカル・ユーザ・インターフェースにおけるフォント・
パレットがフォントを変更するために使用可能であり、
その場合、新しいフォントはフォント・パレットからグ
ラブ（ｇｒａｂ）及びドラッグ（ｄｒａｇ）され、オブ
ジェクト上にドロップ（ｄｒｏｐ）される。
【０００９】そのインターフェース内の関連オブジェク
トのセットも、新しいフォントに従って変更可能であ
る。一旦、オブジェクトに対して新しいフォントが設定
されると、そのオブジェクトに対するグラフィカル・ユ
ーザ・インターフェースにおける関連オブジェクトのセ
ットが決定される。そこで、関連オブジェクトのセット
に対する外観パラメータの各セットがそのオブジェクト
・クラスに従って調節され、そしてその関連オブジェク
トのセットはそれぞれの外観パラメータ及び新しいフォ
ントに従って表示される。その関連オブジェクトのセッ
トは、そのオブジェクトに対する親オブジェクトの子オ
ブジェクトのセットを決定することによって決定可能で
ある。なお、子オブジェクトのセットは関連オブジェク
トのセットである。
【００１０】
【実施例】本発明は、多数の異なるオペレーティング・
システムの制御の下に種々のコンピュータ又はコンピュ
ータ集合体上で実行可能である。そのコンピュータは、
例えば、パーソナル・コンピュータ、ミニ・コンピュー
タ、メインフレーム・コンピュータ、又は他のコンピュ
ータの分散ネットワークにおいて走るコンピュータでよ
い。コンピュータの特殊な選択はディスク及びディスク
記憶容量によって制限されるけれども、ＩＢＭ社のＰＳ
／２シリーズのコンピュータは本発明において使用可能
である。ＩＢＭ社のＰＳ／２シリーズのコンピュータに
関する更なる情報に関しては、ＩＢＭ社発行のテクニカ
ル・リファレンス・マニュアル「Personal System/2 Mo
del 50,60 System」、パーツ番号６８Ｘ２２２４、オー
ダ番号Ｓ６８Ｘ−２２２４、及びテクニカル・リファレ
ンス・マニュアル「Personal System/2 Model 80」、パ
ーツ番号６８Ｘ＿２２５６、オーダ番号Ｓ６８Ｘ−２２
５４を参照されたい。ＩＢＭ社のＰＳ／２パーソナル・
コンピュータを走らすことができる１つのオペレーティ
ング・システムは、ＩＢＭ社のＯＳ／２ ２.０であ
り、そのＩＢＭ社のＯＳ／２ ２.０オペレーティング
・システムに関する情報については、「OS/2 2.0 Techn
ical Library, Programming Guide Vol. 1,2, 3 Versio
n 2.00」、オーダ番号１０Ｇ６２６１、１０Ｇ６４９
５、１０Ｇ６４９４を参照されたい。
【００１１】代替としてのコンピュータは、ＡＩＸオペ
レーティング・システム上で走るコンピュータのＩＢＭ
社のＲＩＳＣ Ｓｙｓｔｅｍ／６０００でもよい。その
ＲＩＳＣ Ｓｙｓｔｅｍ／６０００の種々のモデルがＩ
ＢＭ社の多くの出版物、例えば、「RISK System/6000,
7073 and 7016 POWERstation and POWERserver Hardwar
e Technical Reference」、オーダ番号ＳＡ２３−２６
４４−００に開示されている。ＡＩＸオペレーティング
・システムは、「General Concepts and Procedure--AI
X Version 3 for RISK System/6000」、オーダ番号ＳＣ
２３−２２０２−００及びＩＢＭ社の他の出版物に開示
されている。
【００１２】図１において、システム・ユニット１１、
キーボード１２、マウス１３及びディスプレイ１４より
成るコンピュータ１０が示される。ディスプレイ１４の
スクリーン１６は、データ・オブジェクトに可視的変化
を与えるために使用される。オペレーティング・システ
ムによってサポートされるグラフィカル・ユーザ・イン
ターフェースは、ユーザがスクリーン１６上の特定のロ
ケーションにおけるデータ・オブジェクトを表わすアイ
コンにポインタを移動させること及びユーザ・コマンド
又は選択を行うためにマウス・ボタンを押すことによっ
て、ポイント及びシュート法を使用することを可能にす
る。
【００１３】図２は、図１に示されたパーソナル・コン
ピュータのコンポーネントのブロック図を示す。システ
ム・ユニット１１は、種々のコンポーネントが接続され
た１つ又は複数のシステム・バス２１を含み、そのシス
テム・バスによって、種々のコンポーネント相互間のコ
ミュニケーションが達成される。マイクロプロセッサ２
２はシステム・バス２１に接続され、そしてそのシステ
ム・バス２１に接続された読み取り専用メモリ（ＲＯ
Ｍ）２３及びランダム・アクセス・メモリ（ＲＡＭ）２
４によってサポートされる。ＩＢＭ社のマルチメディア
ＰＳ／２シリーズのコンピュータにおけるマイクロプロ
セッサは、３８６又は４８６マイクロプロセッサを含む
インテル社のマイクロプロセッサ・ファミリの１つであ
る。しかし、モトローラ社の６８０００、６８０２０又
は６８０３０のようなマイクロプロセッサ・ファミリを
含むがそれに限定されない他のマイクロプロセッサ、及
びＩＢＭ、ヒューレット・パッカード、サン、インテ
ル、モトローラの各社及びその他によって製造された種
々の縮小命令セット・コンピュータ（ＲＩＳＣ）マイク
ロプロセッサがその特殊コンピュータにおいて使用可能
である。
【００１４】ＲＯＭ２３は、対話のような基本的オペレ
ーション、ディスク・ドライブ、及びキーボードを制御
する基本入出力システム（ＢＩＯＳ）を他のコードと共
に含んでいる。ＲＡＭ２４は、オペレーティング・シス
テム５０及びアプリケーション・プログラムがロードさ
れるメイン・メモリである。メモリ管理チップ２５はシ
ステム・バス２１に接続され、ＲＡＭ２４とハード・デ
ィスク・ドライブ２６及びフロッピ・ディスク・ドライ
ブ２７との間のデータ転送を含む直接メモリ・アクセス
・オペレーションを制御する。更に、システム・バス２
１に接続されたＣＤ ＲＯＭ３２は大量のデータ、例え
ば、マルチメディア・プログラム又はプレゼンテーショ
ンを記憶するために使用される。
【００１５】更に、このシステム・バス２１には種々の
Ｉ／Ｏコントローラ、即ち、キーボード・コントローラ
２８、マウス・コントローラ２９、ビデオ・コントロー
ラ３０、オーディオ・コントローラ３１が接続される。
キーボード・コントローラ２８はキーボード１２に対す
るハードウエア・インターフェースを与え、マウス・コ
ントローラ２９はマウス１３に対するハードウエア・イ
ンターフェースを与え、ビデオ・コントローラ３０はデ
ィスプレイ１４に対するハードウエア・インターフェー
スであり、そしてオーディオ・コントローラ３１はスピ
ーカ１５Ａ及び１５Ｂに対するハードウエア・インター
フェースである。更に、システム・バス２１に接続され
たディジタル信号プロセッサ３３はスピーカ・システム
によって発生された音声を修正するものであり、好まし
くは、オーディオ・コントローラ３１に組み込まれる。
スピーカ１５Ａ及び１５Ｂはユーザにオーディオ・オブ
ジェクトを与えるために使用可能である。トークン・リ
ング・アダプタのようなＩ／Ｏコントローラ４０は、他
の同様に構成されたデータ処理システムにネットワーク
４６を介してコミュニケーションを行うことを可能にす
る。
【００１６】本発明は、ランダム・アクセス・メモリ内
にあるコード・モジュールにおける１セットの命令とし
て実施するのが好ましい。コンピュータ・システムによ
り必要とされるまで、１セットの命令がコンピュータ読
み取り可能な媒体上に、例えば、ハード・ディスク・ド
ライブ２６におけるハード・ディスク、ＣＤ ＲＯＭ３
２における光ディスク、又はフロッピ・ディスク・ドラ
イブ２７におけるフロッピ・ディスク上に記憶可能であ
る。図示のように、オペレーティング・システム５０及
びプレゼンテーション・マネージャ５２はＲＡＭ２４に
存在する。この例では、本発明は、オペレーティング・
システム又はプレゼンテーション・マネージャに対する
付属物であるフォント・ハンドラ５４において実施され
る。ＯＳ／２のような或オペレーティング・システムは
組込みプレゼンテーション・マネージャを有する。他の
システムは、独立したコード片であるプレゼンテーショ
ン・マネージャを使用する。それ自身のグラフィカル・
ユーザ・インターフェースを有する独立したアプリケー
ションにおいて本発明が実施される場合、その特定のア
プリケーションのために同様のコード・モジュールが開
発されなければならない。
【００１７】従来のグラフィカル・ユーザ・インターフ
ェースの問題点が図３及び図４に示される。何らかのフ
ォント変更が起こる前の初期ウインドウ６０が示され
る。図示のように、そのウインドウにおけるフォント及
びサブオブジェクトは適当なサイズに合わされて位置付
けられており、そのグラフィカル・ユーザ・インターフ
ェースは好ましい外観を持っている。それにもかかわら
ず、ユーザは更に大きなフォントを希望することに決め
たものとする。図４には、より大きいフォントがクライ
アント領域にドロップされた後のウインドウ６２が示さ
れる。図示のように、そのフォントはエントリ・フィー
ルド６６及びボタン６８とって大き過ぎる。これらの制
御におけるテキスト情報は切り取られ、情報は失われ
る。更に、グラフィカル・ユーザ・インターフェースの
外観は好ましくなく、必要な情報をユーザに伝えるもの
ではない。そのフォントはクライアント領域及びその子
領域に限定され、情報ライン６９のようなオブジェクト
を含む他のテキストには及ばないことに注意されたい。
【００１８】図３及び図４に示された例は、フォントが
特定の制御ではなくクライアント領域にドロップされた
ものと仮定している。クライアント領域にドロップする
と、そのクライアントの子領域はすべてその新しいフォ
ント受け継ぐ。制御にドロップされた場合、その制御だ
けが新しいフォントを得ることになり、勿論、その制御
のすべての子領域もそれを得る。ＯＳ／２の標準的オペ
レーションでは、フォントは１つのプレゼンテーション
・パラメータである。プレゼンテーション・パラメータ
は、子領域がそのプレゼンテーション・パラメータを既
に明確にセットされていなかった場合、子領域により継
承される。
【００１９】本発明のグラフィカル・ユーザ・インター
フェースが図５及び図６に示される。図５に示されたグ
ラフィカル・ユーザ・インターフェースにおけるウイン
ドウ７０は図３におけるそれと同じである。新しいフォ
ントがパレット７１から引き出され、ポインタ７３によ
りウインドウ７０上にドロップされる。ポインタ７３は
鉛筆に似ており、新しいフォントがドロップされること
を示す。図６では、前のフォントよりも大きい新しいフ
ォントがウインドウ７０のクライアント領域７４上にド
ロップされている。ウインドウ７０及びクライアント領
域７４、エントリ・フィールド７６及びボタン７７はす
べてその大きいフォントを収容するようにサイズ直しさ
れている。更に、エントリ・フィールド７６及びテキス
ト７８はその大きいクライアント領域７４内で再位置づ
けされている。
【００２０】本発明では、フォントは、すべての関連領
域へ、それらがＰＭ子領域であるかどうかに関係なく、
流される。例えば、フレーム・ラインはクライアント領
域の子領域でないが、それらがそのクライアント領域に
固有に関連しているとプログラマが感じるため、それら
は新しいフォントを得る。本発明のフォント・サポート
を持ったウインドウにおけるクライアント領域内のどこ
かにドロップされたフォントは、それがクライアント領
域上であろうと或いはクライアント領域内の何れかの制
御上であろうと、そのクライアント領域におけるすべて
の制御に及びそのクライアント領域自体にそのフォント
を流す。そして、勿論、フォント処理は、その新しいフ
ォントを最良に表示するために、クライアント領域及び
制御をサイズ直しさせ且つ再位置付けさせる。
【００２１】情報ラインは、ウインドウに対するまさに
もう１つのテキスト・ベースの付属物である。ユーザは
それを全体の一部として見る。それのテキストは、ユー
ザが或制御から他の制御にクライアント領域のまわりに
カーソルを移動させる時に変化する。ＰＭ親子ハイラー
キでは、それはそのクライアントの子オブジェクトでは
ないけれども、プログラマはそれがそのクライアントに
関連していると考え、クライアントのフォントに一致す
るようそのフォントを変更することによってそのように
それを扱う。
【００２２】しかし、タイトル・バー８０及びアクショ
ン・バー８２におけるテキストは、これらオブジェクト
がクライアント領域７４におけるものと論理的には関連
してないので、サイズ直しされなかったことに注意され
たい。
【００２３】クライアントに対するフォント変更の結果
としてタイトル・バー及びアクション・バーに対して行
われる唯一の変更は、フレーム・ウインドウの幅の変更
のためにそれらの幅を変更することである。このサイズ
変更は、フォント変更の結果ではなく、単に、フレーム
・サイズが変更した結果である。ユーザがマウスによっ
てフレームをサイズ直しする時にも同じことが生じる。
【００２４】ＯＳ／２フォント・パレット７１は、シス
テム・セットアップ・フォルダにインストールされたＯ
Ｓ／２ ２.０ オペレーティング・システムの一部分
である１つのツールである。システム・セットアップ・
フォルダはワークプレース・シェル・デスクトップ上の
オブジェクトであるＯＳ／２システム・フォルダで見ら
れる。このツールは、オブジェクトが使用しているフォ
ントを変更するために使用される。そのツールは選択の
ための一連のシステム宣言フォントを示す。ユーザが探
しているフォントがこの一連のフォントにおいて見つか
らない場合、ユーザは編集（Ｅｄｉｔ）押しボタンを押
すことができる。この押しボタンは、ユーザが興味のあ
るフォントに関する対話要求情報を表示する。
【００２５】一旦、所望のフォントが得られると、ユー
ザはドラッグ・マウス・ボタンを使用してフォントをド
ラッグし、そのフォントを使用すべきオブジェクト上に
それをドロップする。すると、フォント・パレットは、
マウスがどのフォントの上にあるかを決定し、そのプレ
ゼンテーション・マネージャ・ウインドウ・ハンドルを
検索する。このウインドウ・ハンドルによって、プレゼ
ンテーション・マネージャＷｉｎＳｅｔＰｒｅｓＰａｒ
ａｍＡＰＩは、設計されたものと関連したフォント・ス
トリングをＰＰ＿ＦＯＮＴＮＡＭＥＳＩＺＥオプション
が指定する場合に使用される。フォント・ストリング
は、そのフォーマットでは、ポイントサイズ・書体名・
強調フォント（ｐｏｉｎｔｓｉｚｅ．ｆａｃｅｎａｍ
ｅ．ｅｍｐｈａｓｉｓ）であり、それらはフォント・パ
レットによって与えられるリストに表示されるものであ
る。
【００２６】フォント・パレットは示されたフォントの
編集をサポートするのみならず、この方法でシステムに
追加のフォントを付加することも可能にする。編集フォ
ント対話は既知のシステム・フォントのリストに１つの
フォントを加えるためのオプションを与える。この要求
は、フォント定義が存在する場合、ファイル名を要求す
るもう１つの対話を指示する。
【００２７】フォント・パレットは、ユーザが新しいフ
ォント選択するためのＯＳ／２ ２.０ワークプレース
・シェルにおける手段であり、そのフォントを適用され
るウインドウを表わすけれども、その使用は本発明にお
いて開示されたフォント変更を可能にするためには必要
ない。当業者は、グラフィカル・ユーザ・インターフェ
ースにおけるフォントを変更するためにオペレーティン
グ・システムにコマンド指示するいくつかの方法を思い
つくことができる。ＯＳ／２では、新しいフォント・プ
レゼンテーション・パラメータのＰＭ通知は、ＷｉｎＳ
ｅｔＰｒｅｓＰａｒａｍ ＰＭ ＡＰＩの発生によって
生じたＷＭ＿ＰＲＥＳＰＡＲＡＭＣＨＡＮＧＥＤメッセ
ージによって行われる。
【００２８】新しいフォントに従ってウインドウを調節
するプロセスが図７のフローチャートに示される。プロ
セスはステップ１００で始まり、ステップ１０２におい
て、フォントがフォント・パレットからドラッグされそ
してウインドウ上にドロップされる。これが生じると、
ステップ１０４において、オペレーティング・システム
は、そのフォントがどのオブジェクト上にドロップされ
たかを決定し、オブジェクトのフォントをその新しいフ
ォントにセットする。次に、ステップ１０６で、そのフ
ォントをドロップされたオブジェクトはそのフォントが
変更されたことを通知するＷＭ＿ＰＲＥＳＰＡＲＡＭＣ
ＨＡＮＧＥＤを受け取る。このメッセージはＯＳ／２メ
ッセージであり、他のオペレーティング・システム及び
アプリケーションはそのフォントが変更されたことをオ
ブジェクトに通知するための他の構文（ｓｙｎｔａｘ）
を持つ。ステップ１０８では、そのプロセスにおけるこ
の時点で、ウインドウのリペイントが停止される。ペイ
ンティングが停止されるので、ユーザは、各制御がその
フォントを変更し、サイズ直しし、必要に応じてそれ自
身を位置づけることを知らない。これは、すべての制御
がそれの処理を終了しそしてすべてが最終的な配置に分
けられてしまうまで、ウインドウをフラッシュさせ、混
乱したように見える。これらの計算及び変更がすべて終
了すると、ペインティングが再び可能にされ、ユーザが
その最終的な新しい外観への１つのリペイントだけを見
るようにディスプレイをリフレッシュする。
【００２９】ステップ１１０において、そのオブジェク
トが関連オブジェクトのツリーにおける親オブジェクト
であるかどうかを決定するためのテストが行われる。１
つの例がクライアント領域であり、それは、そのクライ
アント領域内に現れる制御フィールド及びテキスト・フ
ィールドすべての親オブジェクトである。そのオブジェ
クトがそのような親オブジェクトでない場合、ステップ
１１２において、オブジェクトは、それが親オブジェク
トからフォント変更を継承できるようにそれ自身からオ
ブジェクトを除去し、親オブジェクトを新しいフォント
にセットする。
【００３０】そのオブジェクトが特定グループの関連オ
ブジェクトの親オブジェクトである場合、ステップ１１
４において、すべての子オブジェクト、例えば、制御は
新しいフォントを継承し、それらのフォントが変更され
たことをオペレーティング・システムによって通知され
る。ステップ１１６において、各制御はフォント変更を
行うに必要な何らかの特別処理を行う。ステップ１１８
において、親オブジェクトはその新しいフォント特性に
基づいてそれ自身のサイズ及び位置、並びにメイン・ウ
インドウ内のすべての制御サイズ及び位置を再計算す
る。ステップ１２０で、クライアント領域は計算された
すべてのサイズ及び位置をセットする。最後に、ステッ
プ１２２において、ウインドウの再ペインティングが可
能にされ、ウインドウは新しいサイズ、位置、及びフォ
ントを示すようにリフレッシュされる。プロセスはステ
ップ１２４において終了する。
【００３１】親オブジェクトが新しいフォントにセット
されたことに応答してグラフィカル・ユーザ・インター
フェースにおけるその親オブジェクトの子オブジェクト
がそれらの外観を調節するプロセスがステップ１１４及
び１１６に相当する図８に示される。プロセスは、親オ
ブジェクトのフォントが変更された時、ステップ１３０
において始まる。ステップ１３２において、親オブジェ
クトはＷＭ＿ＰＲＥＳＰＡＲＡＭＣＨＡＮＧＥＤメッセ
ージを通知される。ステップ１３４は、情報ライン、ス
テータス・ライン、及び機密保護ラインを調べるループ
を開始する。ステップ１３６において、フォントがクラ
イアント領域オブジェクトのフォントとは異なるかどう
かを決定するためのテストが行われる。それが肯定され
る場合、ステップ１３８において、そのオブジェクトは
新しいフォントにセットされる。それが否定される場
合、ステップ１４０において、新しいフォントが現在の
ウインドウ・フォントとは異なるかどうか決定するため
のステップが遂行される。
【００３２】ステップ１３６は、情報ライン、ステータ
ス・ライン、及び機密保護ラインにのみ関連する。ステ
ップ１４０は、クライアント領域自身にのみ関連する。
ステップ１４０において、クライアント領域は、そのク
ライアント領域に対する新しいフォントがそのクライア
ント領域に対する現在のフォントと同じであるか或いは
異なっているかを知るためのチェックをする。新しいフ
ォントと現在のウインドウ・フォントが同じである場
合、ステップ１４２において、そのメッセージは廃棄さ
れ、処理は終了する。それらが異なる場合、ステップ１
４４で、フォント変更メッセージが子オブジェクトに送
られる。ステップ１４６において、子オブジェクトの本
体におけるすべての制御は親オブジェクトからの新しい
フォントを継承し、フォント変更メッセージを受ける。
最後に、ステップ１４８において、各子オブジェクトは
新しいフォントに対するこの特殊処理を遂行し、フォン
ト変更メッセージをオペレーティング・システムに送
る。プロセスはステップ１５０で終了する。
【００３３】上述のように、子オブジェクトの処理の各
々はそのオブジェクトのクラスによって異なることがあ
る。又、グラフィカル・ユーザ・インターフェースにお
ける他のオブジェクト（それらオブジェクトがテキスト
を含まないか又は新しいフォントをドロップされたオブ
ジェクトに関連しないと思われる時、その新しいフォン
トのために調節されない）は、変更されたオブジェクト
のため、新しいフォントによりその関連のオブジェクト
のサイズを調節されなければならない。
【００３４】フォント変更が生じる時、その影響を受け
るオブジェクトは、新しいフォントを最も効果的に反映
させるように、サイズ直しを行い且つ必要に応じて他の
点を調節しなければならない。或クラスの制御は、次の
ように、新しいフォント・サイズに対する独特の調節を
必要とする。
【００３５】（ａ）エントリ・フィールドが、新しいフ
ォントに適応するようにその高さ及び幅を調節しなけれ
ばならない。 （ｂ）リスト・ボックスが、各リスト項目の高さを調節
し、そのスクロール・バーの範囲及び位置を調節し、必
要に応じて、リスト項目をスクロールしなければならな
い。 （ｃ）静的テキスト・フィールド、ラジオ・ボタン、及
びチェック・ボックスは、新しいフォントでテキストを
表示するに必要なスペースが使用されるように、垂直方
向及び水平方向の両方に伸縮しなければならない。 （ｄ）すべての情報ライン、ステータス・ライン、又は
機密保持ラインの高さが調節されなければならない。 （ｅ）スクロール可能な出力フィールド及びスクロール
矢印を持ったエントリ・フィールドのスクロール矢印の
高さがその関連の制御の新しい高さを反映するように調
節されなければならない。 （ｆ）コンボ・ボックスのエントリ・フィールド部分及
びリスト部分がそれらのタイプの独立した制御と同様に
調節されなければならない。 （ｇ）タブテキストのすべてが可視的に残るように、ノ
ートブックがそれらのタブの幅及び高さを調節しなけれ
ばならない。 （ｈ）コンテナは、新しいフォントを反映するようにそ
れらの現在の視点をリフロー（ｒｅｆｌｏｗ）しなけれ
ばならない。 （ｉ）進行インディケータは、チック・テキストが依然
として適正に表示されるように、それらのチック・マー
クをサイズ直しし、スペースをあけ直さなければならな
い。
【００３６】各オブジェクトにより行われる変更はフォ
ント・ベースのパラメータでもって定義される。各オブ
ジェクトは、そのオブジェクトがそれの作成時にサイズ
・フォントを特殊なものにされたため、一般的なフォン
ト変更の場合に何を行うべきかを知る。例えば、エント
リ・フィールドは、それが如何に多くの平均的文字幅含
むべきかによって定義され、リスト・ボックスは、それ
が如何に多くの最大文字高のラインを表示すべきかによ
って定義される。従って、各制御はそれのどのようなサ
イズが現在のフォントに基づくものであるかを知る。特
定のフォント変更が生じる時、それは、それのどのよう
なサイズが新しいフォント特性に基づくべきかを再計算
する。
【００３７】一旦、制御すべてが新しいフォントに対し
て適正にサイズ直しされると、それらが相互に関連して
適正にスペースをあけられるように、それらはウインド
ウ内でリフローされなければならない。あまり大きくな
いウインドウも、制御のこの新しいフローを反映するよ
うにサイズ直しされなければならない。かなり大きいウ
インドウは、スクロール可能な領域の新しいサイズを反
映するようにそれらのスクロール・バー・スライダのサ
イズ及び位置を調節する必要がある。
【００３８】そのフォントに対する最適なサイズへのフ
ォント変更によって影響される制御をサイズ直しをし、
しかる後、最適な空間的整列を保持するようそれらのウ
インドウ内でそれらをリフローすることによって、フォ
ント変更後のウインドウは、それの読み易さ、使い易
さ、及び平衡した外観を保持する。
【００３９】パネルのレイアウトは、パネル定義ファイ
ルにおけるタグを使用して説明される。ＰＭでは、パネ
ルは、各制御が置かれている正確な座標及びそれが如何
に多くペル内にあるかを正確に指定することによって、
定義される。パネル定義ファイルでは、パネルは、行及
び列のような全体的パネル・レイアウト、拡張性、制御
関係、プロンプト、接頭部及び接尾部のような関連テキ
スト等々のよって定義される。各制御のサイズは、上述
のように文字／フォントに基づく用語で定義される。
【００４０】この情報によって、パネルは、全体的な行
／列／関係レイアウトに基づいて、及びテキスト制御
（静的テキスト、出力テキスト、プロンプト・テキス
ト、チェック・ボックス、ラジオ・ボタン・テキスト
等）のために使用中の現在のテキスト・ストリングの長
さに基づいて、実行時に動的にレイアウトされる。実際
のテキストは、例えば、種々の言語で変動する。一旦、
これらの計算が行われると、制御は、ＰＭが理解できる
用語でセットされる、即ち、正確な座標で位置指定され
そしてペルでサイズ決めされる。
【００４１】フォント変更が生じると、ウインドウは、
行／列／関係の定義及び新しいフォント特性に基づいて
再表示される。なお、実行時にオペレーティング・シス
テムに与えられた新しいパラメータに基づくグラフィカ
ル・ユーザ・インターフェースの動的作成は、１９９１
年８月１９日出願の米国特許出願第７４７１６７号に開
示されている。
【００４２】各フォント及び各ウインドウは、そのフォ
ント及びウインドウの組合せに対する最良のグラフィカ
ル・ユーザ・インターフェースを決定するために使用さ
れるいくつかのパラメータを持っている。グラフィカル
・ユーザ・インターフェースが使用し得るパラメータの
タイプの説明として、フォント・パラメータ・テーブル
及びウインドウ・パラメータ・テーブルが以下で与えら
れる。即ち、フォント・パラメータ・テーブルは、 ＡvCharW MaxCharW HUpperChar HCharBox TableWChar Prop である。
【００４３】フォント・パラメータ・テーブルは、特定
のフォントに対するパラメータ、即ち、平均的文字幅、
最大文字幅、アッパケース文字の高さ、文字ボックスの
高さ、フォントに対するアルファベットにおける各文字
の幅のテーブル、フォントが比例的か非比例的かに関す
るパラメータを含んでいる。これらパラメータはすべ
て、グラフィカル・ユーザ・インターフェースにおける
オブジェクトに対して影響される制御にとって最適なサ
イズを決定する。
【００４４】ウインドウ・パラメータ・テーブルは、 SzWin PosWin SzCon1、SzCon2,SzCon3・・・ PosCon1、PosCon2、PosCon3・・・ である。
【００４５】ウインドウ・パラメータ・テーブルは、ウ
インドウのサイズ、グラフィカル・ユーザ・インターフ
ェースにおけるウインドウの位置、及びウインドウ内の
各制御又はサブオブジェクトのサイズ及び位置に関する
値を持つ。これらパラメータの各々は、新しいフォント
がそのウインドウにおけるオブジェクト上にドロップさ
れる時に変化する。
【００４６】「関連する」と考えられる実際のオブジェ
クトはプログラマによる設計選択事項である。上記の例
では、ユーザが１つのウインドウのクライアント領域上
に新しいフォントをドロップする時、それは、１つの共
通ファクタを共用するそのパネルの局面のフォント、例
えば、データ入力及び出力に関する局面のフォントを変
更するという希望を表わす。従って、これに関連するク
ライアント領域のすべての部分がそれらのフォントを変
更されなければならず、従って、同様のオブジェクトを
論理的統合体のように作用させ且つそのように見えるよ
うにする。この共通ファクタを共用しないウインドウ部
分は、ユーザが新しいフォントをそれらの上に特別にド
ロップしない場合には変更されない。
【００４７】プログラマの考えでは、情報ライン、ステ
ータス・ライン又は機密保持ラインにおけるテキスト
は、それらの役割がユーザにデータを出力することであ
るので、新しいフォントがクライアント領域上にドロッ
プされる場合、その新しいフォントを継承しなければな
らない。
【００４８】しかし、クライアント領域おけるオブジェ
クト上にフォントがドロップされたことに応答して、ア
クション・バーは前のフォントを継承してはならない。
アクション・バーは、主として、本体パネルにおけるテ
キストの仕様とは異なるメニュー表示のための横断技法
（ｔｒａｖｅｒｓａｌ ｔｅｃｈｎｉｃ）である。タイ
トル・バーのフォントは変わってはならない。ユーザ
は、それがシステム・タイプ・データを与えたとおり
に、タイトル・バーがそのシステムを通して不変のまま
であることを望むかもしれない。水平方向スクロール・
バーの高さ及び垂直方向スクロール・バーの幅は、これ
らのサイズがテキスト関連のものではないので、変わっ
てはならない。
【００４９】新しいフォントが、関連オブジェクトと考
えられるオブジェクトでなく且つ特別処理を施されるオ
ブジェクトでもない任意のオブジェクト上にドロップさ
れる場合、それはデフォルトＰＭ処理を得るだけであ
る。フレームに関して、即ち、それがフレーム自体以外
の何れかのフレーム・エレメント、例えば、タイトル・
バー又はアクション・バー上にドロップされる場合、そ
のオブジェクトだけが新しいフォントを反映する。それ
がフレーム自体上にドロップされる場合、そのフレーム
の子オブジェクトは新しいフォントも継承する（しか
し、新しいフォントに基づいてそれ自身をサイズ直しし
たり再位置づけしたりしない）。その説明上のアーキテ
クチャでは、クライアント領域はそのフレームの子オブ
ジェクトではなく、そしてそのフレーム上にドロップす
ることはクライアント領域又はそのオブジェクトに影響
しない。
【００５０】図７及び図８に開示されたプロセスで使用
されるＯＳ／２機能のテーブルは下記のとおりである。
他のオペレーティング・システムにおける同様の機能を
使用することもできる。そのプロセスが独立のアプリケ
ーションのグラフィカル・ユーザ・インターフェースに
おいて実施された場合、その機能のいくつかは作成され
る必要があろう。ＯＳ／２機能のテーブルを以下に示
す。即ち、 GpiQueryFontMetrics 116、118、148 GpiQueryWidthTable 116、118、148 WinCalcFrameRect 118 WinEnableWindowUpdate 108、122 WinInvalidateRect 122 WinIsChild 110 WinIsWindowVisible 108 WinMapDialogPoints 118 WinQueryPresParam 136、140 WinQueryWindow 110 WinQueryWindowPos 116、118、148 WinRemovePresParam 112 WinSendMsg 116、148 WinSetPresParam 112、138 WinSetWindowPos 116、120、148 WinUpdateWindow 122 である。
【００５１】これらの機能を以下に示す。即ち、 GpiQueryFontMetrics:所与のフォントに関する詳細を戻
す。 GpiQueryWidthTable:所与のフォントのすべての文字に
対する幅のテーブルを戻す。 WinCalcFrameRedt:所与のサイズ・クライアント領域に
対して、ウインドウ・フレームはどんなサイズである必
要があるかを計算する。 WinEnableWindowUpdate:ウインドウ・リペイント及びリ
フレッシュをイネーブル及びディスエーブルする。 WinInvalidateRect:リペイントされる必要であるとして
１つの領域をセットする。 WinIsChild:所与のウインドウが他のウインドウの子ウ
インドウであるかどうかを照会する。 WinIsWindowVisible:ウインドウがその外観のリフレッ
シュ動作及びリペイント動作を許容する場合に戻る。 WinMapDlgPoints:ペルからの値を対話ユニットに変換す
る。 WinQueryWindow:所与のウインドウの親ウインドウ又は
所有者を戻す。 WinQueryWindowPos:所与のウインドウのサイズ及び位置
を戻す。 WinRemovePresParam:フォントのようなプレゼンテーシ
ョン・パラメータを所与のウインドから除去する。 WinSendMsg:２つのパラメータを持ったメッセージを所
与のウインドウに送る。 WinSetPresParam:フォントのようなプレゼンテーション
・パラメータを所与のウインドウに対してセットする。 WinSetWindowPos:所与のウインドウのサイズ及び位置を
セットする。 WinUpdateindow:それを必要であるとしてマークされて
いる領域をウインドウにリペイントさせる。
【００５２】本発明の必要条件の１つは、関連のオブジ
ェクトがシステムに知られているか又はシステムにより
決定可能であることである。一般化されたウインドウに
おけるオブジェクトの関係が図９に示される。メイン・
ウインドウ２００は３つの子ウインドウ、即ち、クライ
アント領域２０２、フレーム制御２０４及びフレーム・
ライン・オブジェクト２０６を有する。クライアント領
域２０２は、更に、エントリ・フィールド２０８、テキ
スト・フィールド２１０及びプッシュ・ボタン２１２を
含む複数の子オブジェクトを有する。フレーム制御２０
４は、子オブジェクトとしてタイトル・バー２１４及び
アクション・バー２１６を有し、フレーム・ライン・オ
ブジェクト２０６は、子オブジェクトとして情報ライン
２１８、ステータス・ライン２２０、及び機密保持ライ
ン２２２を有する。ＯＳ／２のようなオペレーティング
・システムでは、この種の情報はオペレーティング・シ
ステムによって保持される。従って、例えば、クライア
ント領域２０２に進むようにフォントがエントリ・フィ
ールド２０８上にドロップされる時、クライアント領域
２０２の関連の子エレメントをすべて決定することは比
較的容易である。
【００５３】しかし、オペレーティング・システムによ
って与えられる構造は、すべての場合、本発明を実行す
るために必要な構造を持つとはいえない。例えば、テキ
ストエレメントとは考えられないオブジェクトがクライ
アント領域内にあるかもしれず、或いは、他のエレメン
トと関連したオブジェクトがクライアント領域内にある
かもしれない。或クラスのオブジェクトを除けば、クラ
イアント領域の子オブジェクトであるすべてのオブジェ
クトがそのフォントを継承するというステートメント
が、本発明を実施するコードに加えられなければならな
い。同様に、そのウインドウの特定の領域における関連
オブジェクトすべてに明らかなルート・オブジェクト又
はマスタ・オブジェクトはない。例えば、フレーム・ラ
イン・オブジェクトはＯＳ／２には存在しない。従っ
て、本発明によって使用されるデータ構造に対して、こ
れらオブジェクトが定義されそして挿入されなければな
らない。
【００５４】独立したアプリケーションの場合、又はオ
ペレーティング・システムにおけるオブジェクトの既存
のデータ構造に関するあまりにも多い変更が必要である
場合、それは、新しいフォントが１つのオブジェクト上
にドロップされる時にサーチされる関連エレメントのテ
ーブルを構成するためには都合がよい。例えば、次のテ
ーブルは図９に対応する。即ち、 メイン・ウインドウ クライアント領域 エントリ・フィールド１ エントリ・フィールド２ エントリ・フィールド３ テキスト・フィールド１ テキスト・フィールド２ テキスト・フィールド３ 押しボタン１ 押しボタン２ 押しボタン３ フレーム制御 タイトル・バー アクション・バー フレーム・ライン 情報ライン ステータス・ライン 機密保護ライン である。
【００５５】従って、そのテーブルに含まれたオブジェ
クトは、プログラマが適当と思う時に変更可能である。
この場合、クライアント領域オブジェクト、フレーム制
御オブジェクト又はフレーム・ライン・オブジェクトの
ような２次オブジェクトの子オブジェクトすべてにおい
てフォントを変更できるようにするために、プロセスは
その特定ウインドウに対してそのテーブルを参照する。
【００５６】この代わりに、テーブルは以下と同様のテ
ーブルでもよい。即ち、 クライアント領域（ＥＦ１，ＥＦ２，ＥＦ３，ＴＦ１，
ＴＦ２，ＴＦ３，ＰＢ１，ＰＢ２，ＰＢ３） エントリ・フィールド（クライアント領域、ＥＦ１，Ｅ
Ｆ２，ＥＦ３，ＴＦ１，ＴＦ２，ＴＦ３，ＰＢ１，ＰＢ
２，ＰＢ３） テキスト・フィールド１（クライアント領域、ＥＦ１，
ＥＦ２，ＥＦ３，ＴＦ１，ＴＦ２，ＴＦ３，ＰＢ１，Ｐ
Ｂ２，ＰＢ３） ステータス・ライン（情報ライン，機密保護ライン） である。
【００５７】このテーブルにおいて、コードはフォント
がドロップされたオブジェクトに関してサーチし、その
オブジェクトに続く括弧内の関連オブジェクトのリスト
を見つける。このテーブルでは、例えば、ＥＦ１はエン
トリ・フィールド１を表わし、ＴＦ２はテキスト・フィ
ールド２を表わす。このようなテーブルでは、関連オブ
ジェクトは、オペレーティング・システムがグラフィカ
ル・ユーザ・インターフェースにおける特定の親オブジ
ェクトの子オブジェクトとして関連する同じセットのオ
ブジェクトである必要はないことに注意すべきである。
その代わり、プログラマは、どのオブジェクトが特定の
審美的特性に関連するかを直観的基準で決定することが
できる。関連オブジェクトをリストしそして決定するた
めの他のテーブル及び手順を当業者は思いつくであろ
う。
【００５８】上記実施例は、フォントがドロップされた
フレーム・ウインドウ内にだけそのフォントを流す実行
時間フォント変更を開示している。
【００５９】本発明は、図１０に示されるように、１つ
のアプリケーションのすべてのウインドウ又はいくつか
のウインドウの間で実行時間フォント変更を流すために
も使用可能である。そのプロセスはステップ２５０で始
まる。そのシステムにおけるトップレベル・フレーム・
ウインドウのすべてが決定される。トップレベル・フレ
ーム・ウインドウは、デスクトップの直接の子であるウ
インドウである。即ち、それらは如何なる他のウインド
ウの子ウインドウでもない。デスクトップのすべての直
接の子を数えることによってそれらを見つけることが可
能である。アプリケーションにおける見えないウインド
ウはトップレベル・フレームの後裔であるか、又はトッ
プレベル・フレームの所有チェーン内にあり、従って、
トップレベル・フレームはそれらのフォント変更を扱う
ことができる。見つかった各トップレベル・フレーム・
ウインドウに対して、それのプロセスＩＤを、そのフォ
ント変更ステップ２５２を伝搬するウインドウのプロセ
スＩＤに照会しそして比較する。それらが同じである場
合、それらは同じプロセスにあり、おそらく、同じアプ
リケーションにある。従って、ステップ２５４におい
て、システムは、新しいフォント・ストリングに対する
ポインタと共に、同じアプリケーションのメンバによっ
て単に処理されるプライベート・メッセージをそのパラ
メータの１つとして送る。それらウインドウが同じＩＤ
を持たない場合、それらは同じプロセスになく、従っ
て、ステップ２５６において、そのフォントを受け取っ
てはならない。
【００６０】このプライベート・メッセージを受け取る
ウインドウが、ステップ２５８において、変更を告げら
れるフォントと異なるフォントを有する場合、ステップ
２６０において、それはＷｉｎＳｅｔＰｒｅｓＰａｒａ
ｍ呼び出しを発生し、その新しいフォントを使用するよ
うにそれ自身をセットする。それがその要求されたフォ
ントを既に有する場合には、ステップ２５６において、
何のアクションも取られない。
【００６１】新しいフォントへの変更を必要としたウイ
ンドウは、ユーザが上述のようにそれらに関するフォン
トをドロップしたかの如くそのフォント変更を扱う。先
ず、ステップ２６２において、関連の子オブジェクトが
決定され、そしてステップ２６４において、フォントが
それらオブジェクトにおいて変更される。ステップ２５
４において送られたプライベート・メッセージの部分
は、フォントがドロップされたオブジェクトのクラス又
は第１のメイン・ウインドウにおける関連オブジェクト
を決定するために使用された親オブジェクトのクラスを
含まなければならない。ステップ２６２では、受領メイ
ン・ウインドウは、関連の子オブジェクトを決定するた
めにそれ自身のデータ構造及びテーブルを調べることに
よってこの情報を使用する。
【００６２】
【発明の効果】本発明によれば、グラフィカル・ユーザ
・インターフェースにおけるエレメントのサイズ及び位
置を新しいフォントに従って調節することができる。
【図面の簡単な説明】
【図１】システム・ユニット、キーボード、マウス、及
びディスプレイよりなるコンピュータを示す図である。
【図２】図１に示されたコンピュータのコンポーネント
のブロック図である。
【図３】大きいフォントの選択に応答してフォント変更
が生じる前の従来技術のグラフィカル・ユーザ・インタ
ーフェースのウインドウを示す図である。
【図４】大きいフォントの選択に応答してフォント変更
が生じた後の従来技術のグラフィカル・ユーザ・インタ
ーフェースのウインドウを示す図である。
【図５】大きいフォントの選択に応答してフォント変更
が生じる前の従来技術のグラフィカル・ユーザ・インタ
ーフェースのウインドウを示す図である。
【図６】大きいフォントの選択に応答してフォント変更
が生じた後の本発明のグラフィカル・ユーザ・インター
フェースのウインドウを示す図である。
【図７】ウインドウ上に新しいフォントをドロップし、
グラフィカル・ユーザ・インターフェースのその部分を
調節するフローチャートをを示す図である。
【図８】ウインドウ内の他の子オブジェクトを調節する
フローチャートを示す図である。
【図９】ウインドウ内の関連オブジェクトを示す図であ
る。
【図１０】アプリケーションにおける他のウインドウの
子オブジェクトを調節するフローチャートを示す図であ
る。
【符号の説明】
７０ ウインドウ ７１ パレット ７３ ポインタ ７４ クライアント領域 ７６ エントリ・フィールド ８０ タイトル・バー
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 スティブ・エス・ストン アメリカ合衆国テキサス州、オースティ ン、ダウド・レーン 2303番地 (72)発明者 クレイグ・エイ・スエアリンゲン アメリカ合衆国テキサス州、オースティ ン、マーサズ・ドライブ 8905番地

Claims (12)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項１】ユーザが要求したフォントに従ってグラフ
    ィカル・ユーザ・インターフェースを変更するための方
    法であって、 ユーザ入力に応答して、グラフィカル・ユーザ・インタ
    ーフェースにおける第１オブジェクト・クラスの第１オ
    ブジェクトに対するフォントを新しいフォントに変更す
    るステップと、 変更されたフォント及び第１オブジェクト・クラスに従
    って第１オブジェクトに対するサイズ・パラメータ及び
    位置パラメータを調節するステップと、 調節されたサイズ・パラメータ及び位置パラメータ、並
    びに変更されたフォントに従って前記第１オブジェクト
    を提示するためステップと、 より成る方法。
  2. 【請求項２】前記変更するステップは、 グラフィカル・ユーザ・インターフェースにおける変更
    されたフォントをフォント・パレットからグラブしドラ
    ッグするステップと、 前記変更されたフォントを前記オブジェクトを介してド
    ロップするステップと、 より成ることを特徴とする請求項１に記載の方法。
  3. 【請求項３】前記第１オブジェクトに対する前記グラフ
    ィカル・ユーザ・インターフェースにおける関連オブジ
    ェクトのセットを決定するステップと、 前記間連オブジェクトのセットに対するサイズ・パラメ
    ータ及び位置パラメータの各セットを調節するステップ
    と、 それぞれのサイズ・パラメータ及び位置パラメータ、並
    びに前記変更されたフォントに従って前記関連オブジェ
    クトのセットを与えるステップと、 を更に含む請求項１に記載の方法。
  4. 【請求項４】前記サイズ・パラメータ及び位置パラメー
    タの各セットはそれぞれの関連オブジェクトのオブジェ
    クト・クラスに従って調節されることを特徴とする請求
    項３に記載の方法。
  5. 【請求項５】前記決定するステップは前記第１オブジェ
    クトに対する親オブジェクトの子オブジェクトのセット
    を決定することによって達成され、該子オブジェクトの
    セットは関連オブジェクトのセットであることを特徴と
    する請求項３に記載の方法。
  6. 【請求項６】前記第１オブジェクトを所有する第１プロ
    セスに属するウインドウのセットを決定するステップ
    と、 前記ウインドウのセットの各々における関連オブジェク
    トの対応したセットに対するサイズ・パラメータ及び位
    置パラメータを調節するステップと、 を更に含む請求項３に記載の方法。
  7. 【請求項７】ユーザが要求したフォントに従ってグラフ
    ィカル・ユーザ・インターフェースを変更するためのシ
    ステムであって、 ユーザ入力に応答して、グラフィカル・ユーザ・インタ
    ーフェースにおいて表示された第１オブジェクト・クラ
    スの第１オブジェクトに対するフォントをユーザが要求
    したフォントに変更するための手段と、 変更されたフォント及び第１オブジェクト・クラスに従
    って第１オブジェクトに対するサイズ・パラメータ及び
    位置パラメータのセットを調節するための手段と、 調節されたサイズ・パラメータ及び位置パラメータ、並
    びに変更されたフォントに従って前記第１オブジェクト
    を提示するための手段と、 より成るシステム。
  8. 【請求項８】前記変更するための手段は、 グラフィカル・ユーザ・インターフェースにおける変更
    されたフォントをフォント・パレットからグラブしドラ
    ッグするための手段と、 前記フォントを前記オブジェクトを介してドロップする
    ための手段と、 より成ることを特徴とする請求項７に記載のシステム。
  9. 【請求項９】前記第１オブジェクトに対する前記グラフ
    ィカル・ユーザ・インターフェースにおける関連オブジ
    ェクトのセットを決定するための手段と、 前記間連オブジェクトのセットに対するサイズ・パラメ
    ータ及び位置パラメータの各セットを調節するための手
    段と、 それぞれのサイズ・パラメータ及び位置パラメータ、並
    びに前記新しいフォントに従って前記関連オブジェクト
    のセットを与えるための手段と、 を更に含む請求項７に記載のシステム。
  10. 【請求項１０】前記サイズ・パラメータ及び位置パラメ
    ータの各セットはそれぞれの関連オブジェクトのオブジ
    ェクト・クラスに従って調節されることを特徴とする請
    求項９に記載のシステム。
  11. 【請求項１１】前記決定するための手段は前記第１オブ
    ジェクトに対する親オブジェクトの子オブジェクトのセ
    ットを決定し、該子オブジェクトのセットは関連オブジ
    ェクトのセットであることを特徴とする請求項９に記載
    のシステム。
  12. 【請求項１２】前記第１オブジェクトを所有する第１プ
    ロセスに属するウインドウのセットを決定するための手
    段と、 前記ウインドウのセットの各々における関連オブジェク
    トの対応したセットに対するサイズ・パラメータ及び位
    置パラメータを調節するための手段と、 を更に含む請求項９に記載のシステム。
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