JPH06309107A - ハードディスク装置を有するシステム及びそのディスクデータ入出力方法 - Google Patents

ハードディスク装置を有するシステム及びそのディスクデータ入出力方法

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JPH06309107A
JPH06309107A JP9748393A JP9748393A JPH06309107A JP H06309107 A JPH06309107 A JP H06309107A JP 9748393 A JP9748393 A JP 9748393A JP 9748393 A JP9748393 A JP 9748393A JP H06309107 A JPH06309107 A JP H06309107A
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JP
Japan
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disk device
hard disk
scsi
bus
main
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Withdrawn
Application number
JP9748393A
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English (en)
Inventor
Keiko Yuki
恵子 結城
Fumiaki Tahira
文明 田平
Kenji Fujizono
賢治 藤園
Kazuo Nagabori
和雄 長堀
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Fujitsu Ltd
Original Assignee
Fujitsu Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 本発明はハードディスク装置を有するシステ
ム及びそのディスクの入出力方法に関し、アビトレーシ
ョンフェーズを有しない補助コンピュータでもメインシ
ステムのハードディスク装置に直接アクセス可能なシス
テムの実現を目的とする。 【構成】 第一SCSIプロトコルコントローラ153
と第一SCSIバス155で接続されているハードディ
スク装置14を有するメインシステム1と、第二SCS
Iプロトコルコントローラ(232)とは第二SCSI
バス(24)で接続されているディスク装置21を有す
る補助コンピュータ(2)とを備え、メインシステム1
は、ハードディスク装置14に外部からデータを書き込
むか又はハードディスク装置(14)から外部にデータ
を読み出す時には通過状態になり、それ以外の時には非
通過状態になるゲート15を備えるように構成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ハードディスク装置を
有するコンピュータ等のシステムに関し、特に、所定の
プログラムをハードディスク装置にローディングした状
態で使用され、使用開始後は一時的にも停止が許されな
い構内交換機(PBX)等のシステムにおいて、停止す
ることなしにプログラムの改版等による変更を可能にし
たシステムに関する。
【0002】
【従来の技術】コンピュータシステムにおいては固定デ
ィスク装置(ハードディスク装置)が広く使用されてお
り、近年パーソナルコンピュータでもハードディスク装
置を備えるものが増加している。ハードディスク装置を
備えるコンピュータシステムにおいては、OS等の制御
プログラムはハードディスク装置に格納されているのが
一般的であり、制御プログラムは必要に応じてハードデ
ィスク装置からシステムのメインメモリに読み出され
る。
【0003】最初にコンピュータシステムを設置した段
階では、ハードディスク装置には制御プログラムは記憶
されておらず、設置した後ハードディスク装置に制御プ
ログラムをローディングして初めて使用できる状態にな
るのが一般的である。このような最初の段階でのハード
ディスク装置への制御プログラムのローディングを行う
ため、通常のコンピュータシステムはハードディスク装
置の他にフロッピィディスク装置を備え、フロッピィデ
ィスクに記憶された制御プログラムをフロッピィディス
ク装置で読み出してハードディスク装置にローディング
させるようにしている。コンピュータシステムによって
は、制御プログラムがハードディスク装置にローディン
グされた状態で出荷されるものもあるが、改版等により
制御プログラムを変更する必要が生じた場合にも適応で
きるようにするため、そのようなコンピュータシステム
においてもフロッピィディスク装置を備え、フロッピィ
ディスクに記憶された制御プログラムをハードディスク
装置にローディングできるようにするのが一般的であ
る。またフロッピィディスク装置は、システムの使用途
中でハードディスク装置に記憶されたデータを外部にま
とめて取り出す場合にも使用される。
【0004】構内交換機もコンピュータシステムとほぼ
同様の構成を有しており、コンピュータシステムと同様
にハードディスク装置を備え、制御プログラムをハード
ディスク装置に記憶させる構成がとられる。しかし構内
交換機の場合には、一旦使用を開始した後はシステムの
停止は許されず、制御プログラムを変更する場合にもシ
ステムを停止することなくハードディスク装置に制御プ
ログラムをローディングすることが求められる。
【0005】図4は、上記の要求を満たす従来のシステ
ムの構成例を示す図である。なお、図においては、各図
とも同一の機能部分には同一の参照番号を付して表し、
説明を一部省略することとする。図4において、参照番
号11はシステム全体の制御を行う中央制御装置、12
はメインメモリ、13はメインバスである。40はプロ
グラム等を記憶するファイルメモリ部であり、ハードデ
ィスク装置401と、フロッピィディスク装置402
と、これらのディスク装置とメインバス13との間のデ
ータの入出力を制御するファイルメモリコントローラ4
03とを備えている。
【0006】図4のシステムでは、ファイルメモリ部4
0はハードディスク装置401とフロッピィディスク装
置402を備えており、最初のハードディスク装置40
1へのプログラムのローディングはフロッピィディスク
に記憶されたプログラムをフロッピィディスク装置40
2で読出してハードディスク装置401に記憶させるこ
とにより行う。ハードディスク装置からデータを読出す
場合も同様である。
【0007】パーソナルコンピュータやワークステイシ
ョン、及び周辺機器を接続するには、独自のインターフ
ェイスを設計する場合もあるが、標準インターフェイス
として規格が定められているSCSI(Small C
omputer System Interface)
を使用することが多い。このSCSI規格は、もともと
ハードディスク装置のインターフェイスとして提案され
たものであり、そのバスは8ビット+パリティビットの
データ線と9本の制御線からなる。このような標準イン
ターフェイスで各機器を接続することにより、各種機器
が容易に接続できる。図4においてもハードディスク装
置401と、フロッピィディスク装置402と、ファイ
ルメモリコントローラ403とはSCSIバスで接続さ
れている。
【0008】図4に示したシステムは、各ファイルメモ
リ部がハードディスク装置の他にフロッピィディスク装
置を有しており、上記のようなシステムが通常の動作を
行いながらのプログラムの変更及びデータの読出が可能
になるが、このような動作はあまり頻繁に行われること
はなく、その間フロッピィディスク装置は使用されない
状態になる。構内交換機においても常にコスト低減が求
められており、あまり使用されないフロッピィディスク
装置を除くことができれば、大きなコスト低減が可能に
なる。
【0009】構内交換機等のシステムにおいては、パー
ソナルコンピュータ等の補助コンピュータを通信回線を
介してシステムに接続し、システムの保守データ等を補
助コンピュータに出力して保守を行うことがある。補助
コンピュータにパーソナルコンピュータを使用するので
あれば、通常パーソナルコンピュータはハードディスク
装置やフロッピィディスク装置を備えているので、これ
らのディスク装置を利用してシステムのハードディスク
装置にプログラムをローディングしたり、ハードディス
ク装置からデータを読み出すことが考えられる。このよ
うなことが可能になれば、システムにフロッピィディス
ク装置を備える必要はなくなる。図5はこのような考え
のもとに、ディスク装置を備える保守用の補助コンピュ
ータを利用してシステムのハードディスク装置に直接ア
クセス可能にした場合を想定した時の構成を示す図であ
る。
【0010】図5において、参照番号1は構内交換機等
のメインシステム、2は補助コンピュータである。メイ
ンシステム1は、メインシステム1全体の制御を行う中
央制御装置11と、メインメモリ12と、メインバス1
3と、ハードディスク装置14と、第一ファイルメモリ
コントローラ15とを備えている。ファイルメモリコン
トローラ15は、第一ファイルメモリMPU151と、
メインバス13とのメインバスインターフェイス152
と、第一SCSIプロトコルコントローラ153と、内
部バス154とを備えており、第一SCSIプロトコル
コントローラ153とハードディスク装置14とは第一
SCSIバス155で接続されている。補助コンピュー
タ2は、第一ディスク装置21と、第二ディスク装置2
2と、第二SCSIプロトコルコントローラ232と、
第二ファイルメモリMPU231とを備えている。第一
ディスク装置21と第二ディスク装置22と第二SCS
Iプロトコルコントローラ232は、第二SCSIバス
24で接続されている。例えば、第一ディスク装置21
がハードディスク装置であり、第二ディスク装置22が
フロッピィディスク装置である。
【0011】補助コンピュータ2からメインシステム1
のハードディスク装置14に直接アクセスして、第一デ
ィスク装置21又は第二ディスク装置22からハードデ
ィスク装置14にプログラムをローディングしたり、ハ
ードディスク装置14のデータを第一ディスク装置21
又は第二ディスク装置22に読み出したりする場合に
は、第一SCSIバス155と第二SCSIバス24を
接続する。ここで二つの異なるシステムのバスを接続す
るため、二つのバスはSCSIバスのような同一のバス
であることが必要である。実際には、補助コンピュータ
2の本来の作業であるメインシステム1の保守のため、
補助コンピュータ2をメインシステム1に接続する通信
回線があるが、ここでは省略してある。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】図5の構成において
は、メインシステムのファイルメモリ部毎にフロッピィ
ディスク装置を備える必要がなく、補助コンピュータ2
は必要な時のみ接続されるものであり他のシステムとの
共通化も可能であるため、大幅なコスト低減が可能にな
る。
【0013】しかしながら、図5の構成においては、メ
インシステム1のハードディスク装置14に直接アクセ
スする時には、メインシステム1のハードディスク装置
14と補助コンピュータ2のディスク装置21、22が
同一バスに接続されることになるため、メインシステム
1と補助コンピュータ2がそれぞれ通常動作を行って各
ディスク装置にアクセスする場合、接続されたSCSI
バスが空いているかどうかを調べなければならない。
【0014】バスに接続される各機器には、イニシエー
タとターゲットという分類が必要である。イニシエータ
とは命令を出す装置であり、ターゲットはその命令を受
け取り、実行する装置であり、一般的な例では、ホスト
コンピュータがイニシエータになり、ディスクコントロ
ーラがターゲットになる。しかし、SCSIバスでは、
それぞれの装置がイニシエータにもターゲットにもなり
えるという特徴がある。一般のパーソナルコンピュータ
等のシステムは、多数のイニシエータが存在することを
考慮して設計されてはおらず、バスの使用権を決めるア
ビトレーションフェーズに対応できるようには作られて
いないのが一般的である。しかし、図5の構成において
は、異なるSCSIバスが接続され、SCSIバスが空
いているかどうかを調べる必要があり、SCSIバスに
接続される各機器はアビトレーションフェーズに対応で
きることが要求される。そのため、図5のような構成の
システムでは、通常のパーソナルコンピュータのような
アビトレーションフェーズを有しない補助コンピュータ
で、メインシステム1のハードディスク装置14に直接
アクセスすることはできないという問題がある。
【0015】また、メインシステムの第一SCSIバス
と補助コンピュータの第二SCSIバスを接続した状態
で、メインシステムが通常の動作を行っている時に、補
助コンピュータから誤ってメインシステムのハードディ
スク装置をアクセスした時には、記憶されているプログ
ラムが破壊されてしまう恐れがあり、このような問題が
生じないような安全対策も必要である。
【0016】本発明は、上記問題点に鑑みてなされたも
のであり、アビトレーションフェーズを有しない補助コ
ンピュータでもメインシステムのハードディスク装置に
直接アクセス可能な方法及びそのようなことを可能にし
たシステムの実現を目的とし、更にメインシステムのハ
ードディスク装置に記憶されているプログラムの破壊に
対する安全対策を施したシステムの実現を目的とする。
【0017】
【課題を解決するための手段】図1は本発明のハードデ
ィスク装置を有するシステムの構成を示す図である。図
示のように、本発明のハードディスク装置を有するシス
テムは、メインシステム全体の制御を行う中央制御装置
11と、メインメモリ12と、メインバス13と、SC
SIタイプのインターフフェイスを有するハードディス
ク装置14と、メインバス13とハードディスク装置1
4との間のデータの入出力を制御する第一ファイルメモ
リコントローラ15とを備え、第一ファイルメモリコン
トローラ15は、第一ファイルメモリMPU151と、
メインバス13とのメインバスインターフェイス152
と、ハードディスク装置14をアクセスするための第一
SCSIプロトコルコントローラ153とを有し、第一
SCSIプロトコルコントローラ153とハードディス
ク装置14とは第一SCSIバス155で接続されてい
るハードディスク装置を有するメインシステムと、SC
SIタイプのインターフフェイスを有するディスク装置
21と、第二SCSIプロトコルコントローラ232を
有しディスク装置21を制御する第二ファイルメモリコ
ントローラ23とを備え、ディスク装置21と第二SC
SIプロトコルコントローラ232とは第二SCSIバ
ス24に接続されている補助コンピュータ2とを備え、
第一ファイルメモリコントローラ15は、第一SCSI
バス155の第二SCSIバス24が接続される部分
に、メインシステム1のプログラムのローディング時又
はセーブ時には通過状態になり、それ以外の時には非通
過状態になるように制御されるゲート15を備えること
を特徴とする。
【0018】更に、本発明の別の態様のハードディスク
装置を有するシステムは、ハードディスク装置14と第
一SCSIプロトコルコントローラ153の識別番号
(IDナンバー)はメインシステム1で独自に定められ
ており、ディスク装置21と第二ファイルメモリコント
ローラ23内の第二SCSIプロトコルコントローラ2
32の識別番号(IDナンバー)は補助コンピュータ2
内で独自に定められており、第一ファイルメモリコント
ローラ15は、第二SCSIプロトコルコントローラ2
32及びディスク装置21の識別番号を設定するディッ
プスイッチ163と、データ転送時に転送先の識別番号
が第二SCSIバス241に送出されるフェーズである
ことを判別し、転送先の識別番号がディップスイッチ1
63に設定された識別番号以外の識別番号である時に、
ハードディスク装置14の識別番号を第一SCSIバス
156に送出するSCSI−ID変換手段164とを備
えることを特徴とする。
【0019】上記目的を達成するため、本発明のハード
ディスク装置を有するシステムのディスクデータ入出力
方法は、システム全体の制御を行う中央制御装置と、メ
インメモリと、メインバスと、SCSIタイプのインタ
ーフフェイスを有するハードディスク装置と、メインバ
スとハードディスク装置との間のデータの入出力を制御
する第一ファイルメモリコントローラとを備え、第一フ
ァイルメモリコントローラは、第一ファイルメモリMP
Uと、メインバスとのメインバスインターフェイスと、
ハードディスク装置をアクセスするための第一SCSI
プロトコルコントローラとを有し、第一SCSIプロト
コルコントローラとハードディスク装置とは第一SCS
Iバスで接続されているシステムのハードディスク装置
に、SCSIタイプのインターフフェイスを有するディ
スク装置とディスク装置を制御する第二ファイルメモリ
コントローラとを備え、ディスク装置と第二ファイルメ
モリコントローラとは第二SCSIバスに接続されてい
る補助コンピュータを介して、外部よりハードディスク
装置にデータを書き込むか又はハードディスク装置から
外部にデータを読み出すディスクデータ入出力方法であ
って、メインシステム1のプログラムのローディング時
又はセーブ時には、第一SCSIバスと第二SCSIバ
スとを接続し、それ以外の時には第一SCSIバスと第
二SCSIバスとを切り離すことを特徴とする。
【0020】
【作用】本発明のハードディスク装置を有するシステム
では、ゲート15がハードディスク装置14に外部から
データを書き込むか又はハードディスク装置14から外
部にデータを読み出す時には通過状態になり、それ以外
の時には非通過状態になるように制御されるため、メイ
ンシステムのハードディスク装置に直接アクセス可能で
あると共に、補助コンピュータからメインシステムのハ
ードディスク装置の記憶内容を破壊するのを防げる。
【0021】更に、本発明の別の態様のハードディスク
装置を有するシステムでは、SCSI−ID変換手段1
64により、各装置の識別番号が競合しないように自動
的に変換されるため、メインシステムのハードディスク
装置と同じ識別番号が付された装置が接続されたSCS
Iバスを接続して、誤ってこの装置をアクセスすること
によってハードディスク装置に記憶されたプログラムを
破壊するといった問題を防止できる。
【0022】本発明のハードディスク装置を有するシス
テムのディスクデータ入出力方法によれば、メインシス
テムの第一SCSIバスと補助コンピュータの第二SC
SIバスは、メインシステムのハードディスク装置に直
接アクセスする時のみ接続され、それ以外の時には切り
離される。そのため、メインシステムのハードディスク
装置に直接アクセス可能であると共に、補助コンピュー
タからメインシステムのハードディスク装置の記憶内容
を破壊するのを防げる。
【0023】
【実施例】図2は本発明の実施例のブロック構成図であ
り、図3は図2における識別番号変換部(ID変換部)
の細部を示す図である。図2において、参照番号1はメ
インシステムを示し、2はパーソナルコンピュータ等の
保守用コンピュータを示し、保守用コンピュータ2はメ
インシステム1の保守のために通信回線を介してメイン
システム1に接続される。本実施例では、この保守用コ
ンピュータ2を利用してメインシステム1のハードディ
スク装置に直接アクセスする。
【0024】メインシステム1は、システム全体の制御
を行う中央処理装置(CC1)11と、メインメモリ
(MM1)と、SCSIタイプのインターフェイスを有
する1台のハードディスク装置14と、ハードディスク
装置14を制御する第一ファイルメモリコントローラ
(FMC)15とを備えている。13はメインバスであ
る。FMC15は、この部分のFMCの制御を行う第一
プロセッサ(MPU1)151と、メインバス13との
メインバスインターフェイス(CCINF)152と、
ハードディスク装置14をアクセスするためにSCSI
規格の信号に変換する第一SCSIプロトコルコントロ
ーラ(SPC1)153とを備えている。154は内部
バスである。ハードディスク装置14と第一SCSIプ
ロトコルコントローラ(SPC1)153は第一SCS
Iバスで接続されているが、前述のように、SCSIバ
スはデータバスと制御用バスで構成されており、ここで
はデータバスを参照番号156で、制御用バスを157
で表す。以上の従来と同様の構成に加えて、本実施例で
は、保守用コンピュータ2のディスク装置の識別番号
(ID)が設定されるディップスイッチ(DSW)16
3と、ローディング又はセーブ命令を受けたことを表す
フラグ(LF)165と、SCSIバスにおける識別番
号を変換するID変換回路(IDEXC)164と、第
一SCSIバスの保守用コンピュータ2と接続される部
分に二個のゲート(G1、G2)161、162とが設
けられている。ゲート161はデータ用のSCSIバス
156に設けられ、ゲート162は制御用のSCSIバ
ス157に設けられる。
【0025】保守用コンピュータ2は、従来例で示した
のと同様に、二個のディスク装置(DK21、DK2
2)21、22と、第二プロセッサ(MPU2)23
と、第二SCSIプロトコルコントローラ(SPC2)
232とを備えている。二個のディスク装置21、22
と第二SCSIプロトコルコントローラ232もSCS
Iバスで接続されており、このSCSIバスもデータ用
のバス241と制御用のバス242で構成される。23
3は内部バスである。
【0026】ID変換回路164は、図3に示すよう
に、セレクションフェーズであることを判別するフェー
ズ判別部171と、セレクションフェーズ時にデータ用
第二SCSIバス242に送出された値とディップスイ
ッチ163に設定された値を比較するID判別部172
と、ANDゲート173、174と、ハードディスク装
置14のIDを記憶するレジスタ175と、3ステート
のドライバ176を備える。セレクションフェーズと
は、アビトレーションフェーズでバスの支配権を獲得し
たイニシエータが使用するターゲットを選択するフェー
ズであり、使用するターゲットのIDをデータバスに送
出する。
【0027】図2及び3に示したシステムにおいて、第
一ディスク装置21からハードディスク装置14にプロ
グラムをローディングする場合について説明する。メイ
ンシステム1は通常の動作状態にあり、ゲート161と
162は閉じている。この状態で、非動作状態の保守用
コンピュータ2の第二SCSIバス241と242をそ
れぞれゲート161と162に繋がるバスに接続し、更
に通信回線で接続し、保守用コンピュータ2の電源を入
れる。そして、通信回線を介して保守用コンピュータ2
からメインシステム1にローディング命令を送出する
か、メインシステム1に接続される入力装置からローデ
ィング命令を入力することにより、ローディングを開始
することをメインシステム1に知らせる。これに応じ
て、中央制御装置11からメインバスインターフェイス
部152にローディング命令が出力され、第一プロセッ
サ151はこれを受けてローディングフラグ165をオ
ンにする。ローディングフラグ165がオンになると、
ゲート161─162が開く。以上のようなローディン
グ開始するための動作に要するメインシステム1での処
理は少なく、メインシステム1での通常動作に支障が出
ることはない。
【0028】次に、補助コンピュータ2では、プログラ
ムのローディング命令が起動され、第二プロセッサ23
から第二SCSIプロトコルコントローラ232に、第
一ディスク装置21からメインシステム1のハードディ
スク装置14にプログラムをローディングする命令が出
され、第二SCSIプロトコルコントローラ232はイ
ニシエータとなってローディングを行う。この時、メイ
ンシステム1の第一SCSIプロトコルコントローラ1
53がイニシエータになることはないので、補助コンピ
ュータ2側の第二SCSIプロトコルコントローラ23
2はいつでもイニシエータになれるため、アビトレーシ
ョンフェーズは必要ない。ハードディスク装置14のア
クセスの際のセレクションフェーズで、イニシエータで
ある第二SCSIプロトコルコントローラ232は、第
一SCSIプロトコルコントローラ153に補助コンピ
ュータ2側で使用していないIDをデータ用SCSIバ
ス241に送出する。補助コンピュータ2側では、ハー
ドディスク装置14のIDを識別できないので、ハード
ディスク装置14のID代わりに空きIDを送出する。
【0029】ID変換回路164は、セレクションフェ
ーズの信号条件であることを判別した上で、データ用S
CSIバス上のIDとディップスイッチ163に設定さ
れたIDとを比較し、ディップスイッチ163に設定さ
れていないデータ線がオンしていたらゲート(G1)1
61を閉じてハードディスク装置14のIDをデータ用
SCSIバス156に送出する。セレクションフェーズ
が終了したらゲート(G1)161を再び開き、データ
の転送が終了するまで開いた状態を維持し、第一と第二
SCSIバスを同一のバスに保つ。データ転送が終了し
たら、第二SCSIプロトコルコントローラ232は補
助コンピュータ2にローディングが終了したことを通知
し、補助コンピュータ2は通信回線を介してローディン
グ終了をメインシステム1に通知する。これに応じて、
メインシステム1はローディング終了信号又はコマンド
をメインバスインターフェイス152に送り、第一プロ
セッサ151はこれを受けてローディングフラグ165
をオフにする。これにより、ゲート161、162が閉
じられる。
【0030】以上がメインシステム1のハードディスク
装置14にプログラムをローディングする場合の動作で
あるが、ハードディスク装置14からデータを補助コン
ピュータ2のディスク装置21又は22に読み出す場合
も同様である。
【0031】
【発明の効果】本発明のハードディスク装置を有するシ
ステム及びそのディスクデータ入出力方法によれば、ア
ビトレーションフェーズを有しない補助コンピュータで
もメインシステムのハードディスク装置に直接アクセス
可能になり、ハードディスク装置に記憶されているプロ
グラムを破壊するといった事故も確実に防止できるよう
になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のハードディスク装置を有するシステム
の構成を示す原理構成図である。
【図2】本発明の実施例の構成を示す図である。
【図3】実施例における識別番号変換部の詳細を示す図
である。
【図4】ハードディスク装置とフロッピディスク装置の
二種類のディスク装置を備える従来のシステムの構成示
す図である。
【図5】従来のシステムにおいて、補助コンピュータを
用いてローディングする場合に想定される構成例を示す
図である。
【符号の説明】
1…メインシステム 2…補助コンピュータ 11…中央制御装置 12…メインメモリ 13…メインバス 14…ハードディスク装置 15…第一ファイルメモリコントローラ 21…第一ディスク装置 22…第二ディスク装置 23…第二ファイルメモリコントローラ 151…第一ファイルメモリMPU 152…メインバスインターフェイス 153…第一ディスクプロトコルコントローラ 155…第一SCSIバス 160…ゲート 231…第二ファイルメモリMPU 231…第二ディスクプロトコルコントローラ
フロントページの続き (72)発明者 長堀 和雄 神奈川県川崎市中原区上小田中1015番地 富士通株式会社内

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 メインシステム全体の制御を行う中央制
    御装置(11)と、メインメモリ(12)と、メインバ
    ス(13)と、SCSI仕様のインターフェイスを有す
    るハードディスク装置(14)と、前記メインバス(1
    3)と前記ハードディスク装置(14)との間のデータ
    の入出力を制御する第一ファイルメモリコントローラ
    (15)とを備え、該第一ファイルメモリコントローラ
    (15)は、第一ファイルメモリMPU(151)と、
    前記メインバス(13)とのメインバスインターフェイ
    ス(152)と、前記ハードディスク装置(14)をア
    クセスするための第一SCSIプロトコルコントローラ
    (153)とを有し、該第一SCSIプロトコルコント
    ローラ(153)と前記ハードディスク装置(14)と
    は第一SCSIバス(155)で接続されているハード
    ディスク装置を有するメインシステム(1)と、 SCSI仕様のインターフフェイスを有するディスク装
    置(21)と、第二SCSIプロトコルコントローラ
    (232)を有し前記ディスク装置(21)を制御する
    第二ファイルメモリコントローラ(23)とを備え、前
    記ディスク装置(21)と前記第二SCSIプロトコル
    コントローラ(232)とは第二SCSIバス(24)
    に接続されている補助コンピュータ(2)とを備え、 前記第一ファイルメモリコントローラ(15)は、前記
    第一SCSIバス(155)の前記第二SCSIバス
    (24)が接続される部分に、前記メインシステム
    (1)のプログラムのローディング時又はセーブ時には
    通過状態になり、それ以外の時には非通過状態になるゲ
    ート(15)を備えることを特徴とするハードディスク
    装置を有するシステム。
  2. 【請求項2】 前記補助コンピュータ(2)は当該シス
    テムから切り離して移動可能であることを特徴とする請
    求項1に記載のハードディスク装置を有するシステム。
  3. 【請求項3】 前記ハードディスク装置(14)と前記
    大地SCSIプロトコルコントローラ(153)の識別
    番号(IDナンバー)は前記メインシステム(1)で独
    自に定められており、前記ディスク装置(21)と前記
    第二ファイルメモリコントローラ(23)内の第二SC
    SIプロトコルコントローラ(232)の識別番号(I
    Dナンバー)は前記補助コンピュータ(2)内で独自に
    定められており、 前記第一ファイルメモリコントローラ(153)は、前
    記第二SCSIプロトコルコントローラ(232)及び
    前記ディスク装置(21、22)の識別番号を設定する
    ディップスイッチ(163)と、データ転送時に転送先
    の識別番号が前記第二SCSIバス(241)に送出さ
    れるフェーズであることを判別し、転送先の識別番号が
    前記ディップスイッチ(163)に設定された識別番号
    以外の識別番号である時に、前記ハードディスク装置
    (14)の識別番号を前記第一SCSIバス(156)
    に送出するSCSI−ID変換手段(164)とを備え
    ることを特徴とする請求項1又は2に記載のハードディ
    スク装置を有するシステム。
  4. 【請求項4】 メインシステム全体の制御を行う中央制
    御装置(11)と、メインメモリ(12)と、メインバ
    ス(13)と、SCSIインターフフェイスを有するハ
    ードディスク装置(14)と、前記メインバス(13)
    と前記ハードディスク装置(14)との間のデータの入
    出力を制御する第一ファイルメモリコントローラ(1
    5)とを備え、該第一ファイルメモリコントローラ(1
    5)は、第一ファイルメモリMPU(151)と、前記
    メインバス(13)とのメインバスインターフェイス
    (152)と、前記ハードディスク装置(14)をアク
    セスするための第一SCSIプロトコルコントローラ
    (153)とを有し、該第一SCSIプロトコルコント
    ローラ(153)と前記ハードディスク装置(14)と
    は第一SCSIバス(155)で接続されているメイン
    システム(1)のハードディスク装置(14)に、 SCSIインターフフェイスを有するディスク装置(2
    1)と該ディスク装置を制御する第二ファイルメモリコ
    ントローラ(23)とを備え、前記ディスク装置(2
    1)と前記第二ファイルメモリコントローラ(23)と
    は第二SCSIバス(24)に接続されている補助コン
    ピュータ(2)を介して、外部よりハードディスク装置
    (14)にデータを書き込むか又はハードディスク装置
    (14)から外部にデータを読み出すディスクデータ入
    出力方法であって、 前記メインシステム(1)のプログラムのローディング
    時又はセーブ時には、前記第一SCSIバス(155)
    と前記第二SCSIバス(24)とを接続し、それ以外
    の時には前記第一SCSIバス(155)と前記第二S
    CSIバス(24)とを切り離すことを特徴とするハー
    ドディスク装置を有するシステムのディスクデータ入出
    力方法。
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