JPH06308871A - 画像形成装置 - Google Patents

画像形成装置

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Publication number
JPH06308871A
JPH06308871A JP5094524A JP9452493A JPH06308871A JP H06308871 A JPH06308871 A JP H06308871A JP 5094524 A JP5094524 A JP 5094524A JP 9452493 A JP9452493 A JP 9452493A JP H06308871 A JPH06308871 A JP H06308871A
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JP
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potential
image
charging
toner
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Application number
JP5094524A
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English (en)
Inventor
Katsutoshi Sato
克俊 佐藤
Yoshimitsu Otaka
善光 大高
Hisayoshi Saegusa
久芳 三枝
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Toshiba TEC Corp
Original Assignee
Tokyo Electric Co Ltd
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Publication date
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  • Control Or Security For Electrophotography (AREA)
  • Discharging, Photosensitive Material Shape In Electrophotography (AREA)
  • Electrostatic Charge, Transfer And Separation In Electrography (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】残留トナーの均一化を確実に行うと共に、メモ
リ現象の発生、画像のかぶりや濃度むらの発生を確実に
防止する。 【構成】帯電した感光体21の表面に露光により静電潜
像を形成する露光手段21と、この露光手段により形成
した静電潜像をトナーにより顕像化する現像装置23
と、この現像装置により顕像化したトナー像を用紙32
に転写する転写装置24と、感光体表面に接触して設け
られ、転写装置による転写の後に感光体表面に残留した
トナー像を均一化すると共に感光体表面を一定の帯電電
位に帯電するブラシローラ22と、このブラシローラが
帯電を開始するときの感光体表面の電位の絶対値が、少
なくとも帯電電位の絶対値よりも小さくなるように感光
体表面電位を保持する除電ランプ25を設けている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、電子写真方式により静
電潜像をトナーで現像してトナー像を形成する画像形成
装置に関する。
【0002】
【従来の技術】この種の画像形成装置としては種々開発
されているが、最近、コロナ帯電に代わってブラシ等に
よる接触帯電が行うクリーナレス画像形成装置が開発さ
れている。すなわちコロナ帯電を行うとコロナ放電生成
物としてオゾンが多量に発生し、人体や像保持体に悪影
響を及ぼす虞があるため、コロナ帯電を接触帯電に代え
てオゾンの発生を防止している。
【0003】このような接触帯電が行う画像形成装置と
しては特開平4−34566号公報に記載されたものが
知られている。
【0004】これは図11に示すように、像保持体であ
るドラム状の感光体1の周囲に、残留したトナー像を均
一化すると共に感光体1の表面を一定に帯電するブラシ
ローラ2、現像装置3、転写装置4及び除電ランプ5を
配置している。ブラシローラ2は外周に導電性ブラシ6
を植設したもので、その導電性ブラシ6を感光体表面に
接触させ、直流電源7と交流電源8によって負に偏倚さ
せた電圧が印加されるようになっている。また現像装置
3は、現像ローラ9を設け、その現像ローラ9の回転に
よりトナーボックス10内のトナーを感光体表面に供給
するようになっている。
【0005】この装置は、ブラシローラ2により一定に
帯電された感光体1の表面に光学系ユニット(図示せ
ず)から出射されたレーザ光11を照射して露光し、静
電潜像を形成する。この静電潜像は現像装置3でトナー
により現像されトナー像として顕像化する。このトナー
像は転写装置4により転写材である用紙12に転写す
る。この転写時感光体1の表面には転写残りトナー13
が残留する。
【0006】この残留トナー13をそのままにすると次
の転写時にゴーストとして用紙に転写されるため、感光
体1の表面電荷を除電ランプ5で除去した後、ブラシロ
ーラ2によりトナー分布を均一化するとともに次の露光
に備えて一定に帯電する。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】このようなクリーナレ
ス画像形成装置では以下のような問題があった。
【0008】すなわち、図12の(b) に示すように転写
装置4の転写コロナ電圧を常時オンとした場合、図12
の(a) に示すように用紙12が感光体1と転写装置4の
間に存在しない、すなわち紙間隔部(I) のとき転写装置
4からのコロナイオンが直接感光体1の表面に降りかか
りその面を正帯電する。なお、図12の(a) は帯電直前
位置におけるベタ白、ベタ黒連続転写時の感光体1の表
面電位の変化を示したものである。
【0009】このため残留トナー13を均一化したとき
ブラシローラ2に付着して負極性となったトナー粒子が
感光体1の正帯電した紙間隔部(I) を現像することにな
る。特に用紙12の先端と後端に近い部分に著しくトナ
ー粒子が付着し、これが次回の現像プロセスにおいて用
紙12に画像転写が行われたとき、用紙12の先端及び
後端に対して平行な横スジ状のメモリ現象として現れ
る。
【0010】このため用紙12が感光体1と転写装置4
との間を通過しているときのみ転写コロナ電圧をオンに
して用紙12の前後の感光体表面が転写装置4に対して
露出している部分が正帯電しないように制御することが
試みられている。
【0011】しかしながら用紙12が感光体1と転写装
置4の間に存在しない紙間隔部(I)においては転写コロ
ナ電圧をオフしてもメモリ現象を防止できない問題があ
った。すなわち図13の(b) に示すように紙間隔部(I)
において転写コロナ電圧をオフするように制御しても、
図13の(a) に示すように感光体1の表面電位に用紙1
2の先端及び後端においてエッジ部A,Bが現れる。こ
れは図14の(a) ,(b) に示すように用紙12の先端部
や後端部では感光体1の表面が直接コロナイオンに暴さ
れるためである。
【0012】用紙12の先端及び後端に相当するエッジ
部A,Bは図13の(c) に模式的に示すように電気力線
が集中し、電界が局所的に強められるので、ブラシロー
ラ2が抱え込んでいるトナー粒子が付着しやすくなる。
また例えば転写用紙枚数が1万枚以上になったり、紙粉
を発生しやすい用紙を頻繁に使用するなどして、ブラシ
ローラ2に紙粉など異物が多量に蓄積することが発生す
ると、図13の(d) に模式的に示すようにエッジ部A,
Bの電界はより強くなってこの部分により多量のトナー
が付着することになる。
【0013】このような現象が発生すると、トナー付着
部分が次回の現像プロセスにおける画像形成予定領域で
ある場合は、図13の(e) に示すように、用紙12の先
端部(正確には表面電位のエッジの上昇点)から感光体
1の略1周分lだけ隔たった場所aと、用紙12の後端
部(正確には表面電位のエッジの下降点)から感光体1
の略1周分lだけ隔たった場所にメモリ現象、すなわち
画像欠陥が発生する。
【0014】また用紙12が感光体1と転写装置4の間
に存在しない紙間隔部(I) のときにおいてもブラシロー
ラ2の電位Vu1とこのブラシローラ2の位置で計測した
帯電電位V0 ′(露光、転写など経ず帯電作用のみ受け
ている感光体部分の電位で、V0 ′≦V0 (帯電部分の
電位)となっている。)との電位差が大きいので、この
部分にも以上付着が発生し、用紙12に上には図13の
(e) に示すようにb〜iに画像欠陥として現れる。
【0015】さらに図15の(b) に示すように転写コロ
ナ電圧のオン、オフタイミングを最適化して図15の
(a) に示すように帯電直前位置表面電位のエッジ部が尖
端部を有していない場合であっても、図13の(c) ,
(d) に示した場合と同様にエッジ部A,Bの電界が強め
られこの部分にトナーが異常付着する。
【0016】またブラシローラ2による帯電では、帯電
前の感光体表面電位のむらが帯電後にも残り、その後の
印字に影響するという問題がある。すなわち転写コロナ
電圧のオンタイミングが図16の(b) に示すタイミング
の場合、用紙12の存在する紙部(P) のみ転写コロナ電
圧がオンとなるため、図16の(a) に示すように紙間隔
部(I) の表面電位と紙部(P) の表面電位に大きな差が生
じ、図16の(c) に示すように帯電の後にも帯電直前の
電位差が影響し電位は均一とならない。このためたとえ
紙間隔部(I) における現像ローラ9から感光体1へのト
ナー付着を防止できたとしても、紙部(P) であった部分
は、現像ローラ9の印加電圧Vb との電位差による電界
が小さいため、感光体1へのトナー付着を抑制する力が
紙間隔部(I) より弱く(|V02−Vb |<|V01−Vb
|)、感光体1へのトナー付着が発生する。これにより
用紙上にかぶり、あるいは濃度むらが生じるという問題
があった。
【0017】本発明は、以上述べた課題を解決するため
に為されたもので、クリーナレスの接触帯電方式を使用
したものにおいて、残留トナーの均一化が確実にでき、
またメモリ現象の防止や除去が確実にでき、さらには画
像のかぶりや濃度むらを確実に防止できる画像形成装置
を提供しようとするものである。
【0018】
【課題を解決するための手段】請求項1対応の発明は、
帯電した像保持体表面に露光により静電潜像を形成する
露光手段と、この露光手段により形成した静電潜像をト
ナーにより顕像化する現像手段と、この現像手段により
顕像化したトナー像を転写材に転写する転写手段と、像
保持体表面に接触して設けられ、転写手段による転写の
後に像保持体表面に残留したトナー像を均一化すると共
に像保持体表面を一定の帯電電位に帯電するトナー像均
一化兼帯電手段と、このトナー像均一化兼帯電手段が帯
電を開始するときの像保持体表面の電位の絶対値が、少
なくとも帯電電位の絶対値よりも小さくなるように像保
持体表面電位を保持する電位保持手段を設けたものであ
る。
【0019】請求項2対応の発明は、請求項1対応の発
明において、電位保持手段を、除電ランプで構成し、そ
の除電ランプをトナー像均一化兼帯電手段と転写手段と
の間で、かつ転写手段でトナー像を転写した転写材の搬
送路よりもトナー像均一化兼帯電手段側に配置したもの
である。
【0020】請求項3対応の発明は、請求項1対応の発
明において、電位保持手段を、除電ランプで構成し、そ
の除電ランプをトナー像均一化兼帯電手段と転写手段と
の間で、かつ転写手段でトナー像を転写した転写材の搬
送路よりも転写手段側に配置したものである。
【0021】請求項4対応の発明は、請求項1対応の発
明において、転写手段が電位保持手段を兼用したもので
ある。
【0022】
【作用】このような構成の発明においては、保持体表面
には帯電、露光、現像によりトナー像が形成され、この
トナー像が転写材に転写される。そして転写後に保持体
表面に残った残留トナーはトナー像均一化兼帯電手段に
より均一に分布化される。そして電位保持手段によりト
ナー像均一化兼帯電手段が帯電を開始するときの像保持
体表面の電位の絶対値が、帯電電位の絶対値よりも小さ
く保持されるので、トナー像均一化兼帯電手段が帯電を
開始するときの像保持体表面電位は平坦化されてエッジ
部や帯電電位に近い領域が無くなり、トナー像均一化兼
帯電手段と像保持体表面とでなす電界が常に略一定に保
持される。
【0023】
【実施例】以下、本発明の一実施例を図面を参照して説
明する。
【0024】図1に示すように、像保持体であるドラム
状の感光体21の周囲に、残留したトナー像を均一化す
ると共に感光体1の表面を一定に帯電するトナー像均一
化兼帯電手段としてのブラシローラ22、現像装置2
3、転写装置24及び電位保持手段としての除電ランプ
25を配置している。
【0025】前記ブラシローラ22は導電基体22aの
外周に導電性ブラシ22bを植設し,その導電性ブラシ
22bを感光体表面に接触させて配置している。前記ブ
ラシローラ22の導電性ブラシ22bは、例えば体積抵
抗が102 ないし1010Ω・cm、好ましくは103 ない
し108 Ω・cmの導電性繊維からなり、導電性ブラシ2
2bが植設される導電基体22aは金属のような剛性の
導電体や導電性ゴムあるいは導電性フォームなど導電性
部材により構成されている。前記導電性ブラシ22bに
使用される導電性繊維は、太さが0.5デニール〜10
デニールの範囲のものを使用するのが好ましく、植毛密
度は5000本/cm2 〜10万本/cm2の範囲が好まし
い。また繊維の長さは0.5mm〜5.0mmの範囲が好ま
しい。
【0026】前記ブラシローラ22により感光体1の表
面を均一に負帯電するには、導電基体22aに直流電源
27と交流電源28によって負に偏倚させた交流電圧を
印加する。そしてブラシローラ22の回転方向は感光体
21の回転方向と同方向でも逆方向でもよいが、その周
速度は感光体21の表面速度と異ならせる必要がある。
すなわちブラシローラ22の周速度は感光体21の周速
度よりも早くするか遅くする。特に、感光体21の周速
度に対して1.2倍〜5.0倍の速度が好ましい。感光
体21との接触幅は0.5mm以上が望ましい。
【0027】前記現像装置23は、所要の電圧Vb が印
加された現像ローラ29を設け、その現像ローラ29の
回転によりトナーボックス30内のトナー31を感光体
表面に供給するようになっている。前記転写装置24
は、コロトロン型転写器からなり、転写コロナワイヤ2
4aを内装し接地したシールドケース24b及びワイヤ
24aに所要の転写コロナ電圧Vt を印加する転写電源
24cで構成されている。
【0028】前記ブラシローラ22により一定に帯電さ
れた感光体21の表面には光学系ユニットからなる露光
手段26からのレーザ光により露光されて静電潜像が形
成されるようになっている。
【0029】前記除電ランプ25は、LEDランプから
なり、前記ブラシローラ22と転写装置24との間で、
かつ転写装置24でトナー像が転写された用紙32の搬
送路よりもブラシローラ22側に配置されている。前記
除電ランプ25の光量は前記ブラシローラ22で帯電を
行う直前位置の感光体21の表面電位の絶対値がブラシ
ローラ22による帯電電位の絶対値よりも小さくなるよ
うに調整している。除電ランプ25の光量としては、例
えば感光体21として有機感光体を用いた場合は5er
g/cm2 〜15erg/cm2 が望ましい。
【0030】このような構成の実施例においては、まず
ブラシローラ22によって感光体21の表面が負の電位
V0 (帯電電位)に帯電され、続いて画像情報に基づい
て露光手段26が動作し露光が行われる。露光された部
分の表面電位は減衰して残留電位Vr となるが、非露光
部は帯電電位V0 のままとなる。こうして感光体21の
表面には露光により静電潜像が形成される。
【0031】感光体21の表面に形成された静電潜像は
現像装置23により現像される。現像装置23では例え
ば一成分非磁性トナーを用いてクリーニング同時現像を
行う。すなわち現像ローラ29にコーティングブレード
23aにより略均一なトナー粒子層を形成すると共に担
持させ、感光体21の表面の非露光部(非画像部)では
トナー粒子の付着を抑制し、露光部(画像部)ではトナ
ー粒子の付着を行わせる。この場合、露光部では感光体
21の表面上の残留トナー粒子31aがそのまま感光体
21の表面に残り、かつ現像ローラ29からの新たなト
ナー31が付着する。一方、非露光部では残留トナー粒
子31aが現像ローラ29により吸着される。
【0032】こうして感光体21の表面に付着したトナ
ー粒子31は次の段階で転写装置24により用紙32に
転写される。このとき感光体21の表面に付着されてい
るトナー粒子31の全てが転写されることはなく、感光
体21には残留トナー粒子31aが残る。
【0033】転写が終了した感光体21は続いて除電ラ
ンプ25により露光され除電される。この除電により感
光体21の表面電位は略均一な値に保持される。
【0034】また残留トナー粒子31aはブラシローラ
22の摩擦力により分散されるとともに交流電界により
振動され、均一化される。同時にブラシローラ22によ
り感光体21の表面に負電荷が与えられ感光体表面は均
一に帯電される。
【0035】勿論、ブラシローラ22に−500V〜−
800Vの直流電圧のみを印加した場合も同等の帯電効
果が得られるが、実施例のように交流電源28により交
流を重畳することにより一層顕著な効果が得られる。
【0036】交流電圧としては、ピーク値差300V〜
1200V、周波数200Hz 〜5KHz の範囲が好ま
しい。また重畳する直流電圧の絶対値は、感光体21の
電位もしくはこれよりも大きな値、例えば200〜50
0V程度の大きな値にするのが望ましい。
【0037】こうして感光体21の表面は再び一定に帯
電され、再度露光、現像の工程へと移行する。
【0038】このように転写装置24で転写動作を行っ
た後、ブラシローラ22で帯電される前に除電ランプ2
5により、感光体表面の電位をブラシローラ22で帯電
を行う直前位置の感光体21の表面電位の絶対値がブラ
シローラ22による帯電電位の絶対値よりも小さくなる
ように保持させているので、次の転写時に用紙32にメ
モリ現象が発生したり、画像欠陥が発生したり、印字か
ぶりや濃度むらが発生する虞はない。
【0039】すなわち転写装置4は図2の(b) に示すよ
うに、紙部(P) でオン、紙間隔部(I) でオフとなるタイ
ミングで制御されるが、ブラシローラ22により帯電が
行われる位置の直前位置の感光体21の表面電位は除電
ランプ25により図2の(a)に示すように平坦化される
ため、用紙32の先端及び後端において電位が大きく変
化するエッジ部A,Bは発生しない。なお転写装置4の
オン、オフタイミングは表面電位に尖端部が極力発生し
ないように最適化してある。
【0040】このようにエッジ部A,B、紙部(P) 及び
紙間隔部(I) での感光体21の表面電位が平坦化されて
略一様となるため、図2の(c) に示すようにブラシロー
ラ22と感光体表面との間で電気力線の集中は発生せ
ず、従って電界が局所的に強められことはない。従って
ブラシローラ22が抱え込んでいるトナー粒子が感光体
表面に多量に付着するようなことはなく、トナー粒子の
異常付着は発生しない。またブラシローラ22に紙粉な
どが蓄積していても図2の(d) に示すように電界が局所
的に強められことはなく、従って図2の(e) に示すよう
に用紙32に、従来のような(図13の(e) に示すよう
な)画像欠陥が現れることはない。
【0041】次に本発明の他の実施例を図面を参照して
説明する。なお、前記実施例と同一の部分には同一の符
号を付して詳細な説明は省略する。
【0042】これは感光体としてより小径の感光体2
1′を使用し、かつ除電ランプ25′をブラシローラ2
2と転写装置24との間で、かつ用紙32の搬送路より
も転写装置側に配置したものである。
【0043】この実施例においては、感光体21′を小
径にして小型化を図っているが、このために用紙32の
搬送路よりもブラシローラ側に除電ランプを配置するこ
とはスペース的に困難となる。そこで用紙32の搬送路
よりも転写装置側に除電ランプ25′を配置してこれを
解決している。
【0044】ところで用紙32の搬送路よりも転写装置
側に除電ランプ25′を配置した場合、用紙32を介し
て感光体21を除電することになるので、除電ランプ2
5′の光量によっては印刷に悪影響を及ぼす虞がある。
【0045】すなわち除電ランプ25′の光量が過大す
ぎると、図4の(a) に示すように、帯電直前位置の感光
体21の表面電位は紙間隔部(I) が過剰に除電されて表
面電位が必要以上に上昇し、紙部(P) の表面電位よりも
高くなり、その結果、現像位置の感光体21の表面電位
において、紙間隔部(I) であった部分は図4の(c) に示
すように所望の電位V01まで至らないため、紙間隔部
(I) であった部分は現像ローラ29との電位差による電
界が小さくなって感光体上にトナー31が付着する。そ
の結果、用紙32上にかぶり、濃度むらが発生する。
【0046】また除電ランプ25′の光量が過小すぎる
と、除電が不十分となり、図5の(a) に示すように、転
写により上昇した紙部(P) の表面電位と紙間隔部(I) の
表面電位との差が大きくなり、感光体21の紙部(P) 出
会った部分にトナーが付着し、その結果、用紙32上に
かぶり、濃度むらが発生する。
【0047】このようなことから除電ランプ25′の光
量としては、用紙32としてゼロックス社のP紙を使用
し、感光体21として有機感光体を使用した場合は、5
erg/cm2 〜15erg/cm2 が望ましい。
【0048】このように除電ランプ25′の光量を適切
に調整することにより、図6の(a)に示すように帯電直
前の感光体21の表面電位を平坦化させることができ、
前記実施例と同様の効果が得られる。
【0049】しかも感光体としてより小径のものを使用
することが可能となり装置の小型化を図ることができ
る。
【0050】図7に示すものは、除電ランプを使用せず
に、電位保持手段をコロトロン型の転写装置24′に兼
用させたものである。
【0051】この実施例においては、転写コロナ電圧V
t を図8の(b) に示すように、紙部(P) においては前記
実施例同様に+5.0KVとしているが、紙間隔部(I)
においては+4.2KVに制御している。
【0052】これにより紙間隔部(I) において感光体2
1がコロナ放電によって直接帯電される場合に異常に高
い正帯電されないようになる。従って、帯電直前位置で
の感光体表面電位は、図8の(a) に示すように、比較的
平坦化される。
【0053】従って本実施例においても感光体21への
トナー粒子の異常付着を防止できるので、前記実施例と
同様の効果が得られるものである。
【0054】図9に示すものは、転写装置としてスコロ
トロン型転写器を使用した転写装置24″を使用し、こ
の転写装置24″に電位保持手段を兼用させたものであ
る。この転写装置24″は転写コロナワイヤ24aに転
写電源24cから転写コロナ電圧Vt を印加し、また転
写グリッド24dに転写グリッド電源24eから転写グ
リッド電圧Vtgを印加している。
【0055】この実施例においては、図10の(b) に示
すように、転写コロナ電圧Vt を紙部(P) 及び紙間隔部
(I) において+4.6Vに一定に保持し、また転写グリ
ッド電圧Vtgを紙部(P) において+0.6V、紙間隔部
(I) において0Vに制御している。
【0056】このように転写装置24″への印加電圧を
制御することにより、帯電直前位置での感光体表面電位
は、図10の(a) に示すように、略平坦化される。
【0057】従って本実施例においても感光体21への
トナー粒子の異常付着を防止できるので、前記実施例と
同様の効果が得られるものである。
【0058】なお、スコロトロン型転写器の方がコロト
ロン型転写器に比べて感光体21の表面電位を制御しや
すいので、タイミングの取り方や装置全体の設計余裕も
広くなるという利点がある。
【0059】この実施例において除電ランプを併用すれ
ばさらに設計余裕が広くなるなお、前記各実施例ではト
ナー像均一化兼帯電手段としてブラシローラを使用した
ものについて述べたが必ずしもこれに限定されるもので
はなく、例えば回転しない固定ブラシを使用してもよ
い。また除電ランプとしてはLEDランプの他、冷陰極
管などを使用してもよい。
【0060】さらに前記実施例では転写装置としてコロ
ナ放電式の転写器を使用したものについて述べたが必ず
しもこれに限定されるものではなく、例えばローラ式転
写器等接触方式の転写装置を使用したものであってもよ
い。
【0061】
【発明の効果】以上、本発明によれば、クリーナレスの
接触帯電方式を使用したものにおいて、残留トナーの均
一化を確実にでき、またメモリ現象の防止や除去が確実
にでき、さらには画像のかぶりや濃度むらを確実に防止
できる画像形成装置を提供できるものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示す概略構成図。
【図2】同実施例の帯電直前位置の感光体表面電位状
態、そのときの転写コロナ電圧、帯電位置の電界状態及
び用紙上の画像状態を示す図。
【図3】本発明の他の実施例を示す概略構成図。
【図4】同実施例において除電ランプの光量を過大にし
たときの帯電直前位置の感光体表面電位状態、そのとき
の転写コロナ電圧及び現像位置の感光体表面電位状態を
示す図。
【図5】同実施例において除電ランプの光量を過小にし
たときの帯電直前位置の感光体表面電位状態、そのとき
の転写コロナ電圧及び現像位置の感光体表面電位状態を
示す図。
【図6】同実施例において除電ランプの光量を適性にし
たときの帯電直前位置の感光体表面電位状態及びそのと
きの転写コロナ電圧を示す図。
【図7】本発明の他の実施例を示す概略構成図。
【図8】同実施例の帯電直前位置の感光体表面電位状態
及びそのときの転写コロナ電圧を示す図。
【図9】本発明の他の実施例を示す概略構成図。
【図10】同実施例の帯電直前位置の感光体表面電位状
態及びそのときの転写コロナ電圧を示す図。
【図11】従来例を示す概略構成図。
【図12】同従来例において転写コロナ電圧を常時オン
としたときの帯電直前位置の感光体表面電位状態を示す
図。
【図13】同従来例において転写コロナ電圧を紙部のみ
オンとしたときの帯電直前位置の感光体表面電位状態、
帯電位置の電界状態及び用紙上の画像状態を示す図。
【図14】同従来例におけるエッジ部発生の原因を説明
するための図。
【図15】同従来例において転写コロナ電圧のオン、オ
フタイミングを紙部及び紙間隔部との関係で最適にした
ときの帯電直前位置の感光体表面電位状態及びそのとき
の転写コロナ電圧を示す図。
【図16】同従来例においてかぶりや濃度むらが発生す
るときの帯電直前位置の感光体表面電位状態、そのとき
の転写コロナ電圧及び現像位置の感光体表面電位状態を
示す図。
【符号の説明】
21…感光体 22…ブラシローラ(トナー像均一化兼帯電手段) 23…現像装置 24…転写装置 25…除電ランプ(電位保持手段) 26…露光手段 32…用紙(転写材)

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 帯電した像保持体表面に露光により静電
    潜像を形成する露光手段と、この露光手段により形成し
    た静電潜像をトナーにより顕像化する現像手段と、この
    現像手段により顕像化したトナー像を転写材に転写する
    転写手段と、前記像保持体表面に接触して設けられ、前
    記転写手段による転写の後に前記像保持体表面に残留し
    たトナー像を均一化すると共に前記像保持体表面を一定
    の帯電電位に帯電するトナー像均一化兼帯電手段と、こ
    のトナー像均一化兼帯電手段が帯電を開始するときの前
    記像保持体表面の電位の絶対値が、少なくとも帯電電位
    の絶対値よりも小さくなるように前記像保持体表面電位
    を保持する電位保持手段を設けたことを特徴とする画像
    形成装置。
  2. 【請求項2】 電位保持手段は、除電ランプからなり、
    その除電ランプをトナー像均一化兼帯電手段と転写手段
    との間で、かつ前記転写手段でトナー像を転写した転写
    材の搬送路よりも前記トナー像均一化兼帯電手段側に配
    置したことを特徴とする請求項1記載の画像形成装置。
  3. 【請求項3】 電位保持手段は、除電ランプからなり、
    その除電ランプをトナー像均一化兼帯電手段と転写手段
    との間で、かつ前記転写手段でトナー像を転写した転写
    材の搬送路よりも前記転写手段側に配置したことを特徴
    とする請求項1記載の画像形成装置。
  4. 【請求項4】 転写手段は電位保持手段を兼用したこと
    を特徴とする請求項1記載の画像形成装置。
JP5094524A 1993-04-21 1993-04-21 画像形成装置 Pending JPH06308871A (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010134153A (ja) * 2008-12-04 2010-06-17 Ricoh Co Ltd 画像形成装置

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