JPH0630842Y2 - 焼入冷却液噴射用ジャケット - Google Patents

焼入冷却液噴射用ジャケット

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JPH0630842Y2
JPH0630842Y2 JP1990013556U JP1355690U JPH0630842Y2 JP H0630842 Y2 JPH0630842 Y2 JP H0630842Y2 JP 1990013556 U JP1990013556 U JP 1990013556U JP 1355690 U JP1355690 U JP 1355690U JP H0630842 Y2 JPH0630842 Y2 JP H0630842Y2
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JP
Japan
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cooling liquid
pressure equalizing
jacket
equalizing plate
recess
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JP1990013556U
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Inventor
康夫 武藤
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富士電子工業株式会社
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Publication date
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    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02PCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES IN THE PRODUCTION OR PROCESSING OF GOODS
    • Y02P10/00Technologies related to metal processing
    • Y02P10/25Process efficiency

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  • Heat Treatments In General, Especially Conveying And Cooling (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 〈産業上の利用分野〉 本考案は焼入冷却液噴射用ジャケット(以下単にジャケ
ットと記す)に関する。
〈従来の技術〉 以下、図面を参照して従来のジャケットを説明する。第
4図は従来のジャケットの断面図であって、金属製の筺
体で作られたジャケット5の前面板1には、焼入用冷却
液(以下単に冷却液と記す)噴射孔1aが複数個数開設さ
れており、また、後面板3には1個以上の冷却液供給孔
3aが開設されている。冷却液供給孔3aには冷却液導入管
3bが接続されている。ジャケット5の内部には、均圧板
2が溶接4等によって筺体に固定されている。均圧板2
には、冷却液の通路となる複数の冷却液通過孔2aが開設
されている。
〈考案が解決しようとする課題〉 しかしながら、上記した従来のジャケットには以下に述
べる問題点がある。
まず、ジャケットを長期間にわたって使用すると、噴射
孔1aの周辺に冷却液中の不純物が堆積して噴射孔1aの冷
却液通過面積が小さくなったり、目詰まりを起こして被
焼入物体に対する冷却能力が低下したり、冷却むらを起
こす。その場合、噴射孔1aに付着した不純物を除去する
必要が生じる。そして、ジャケット5の表面から針金等
を冷却液噴射孔1aに差し込んで容易に掃除可能であるけ
れども、ジャケット5の再使用時にジャケット5内に落
ちた不純物が再び冷却液噴射孔1aに付着して冷却液噴射
孔1aの面積が小さくなったり、或いは冷却液噴射孔1aが
目詰まりを生じる。なお、ジャケット5を長期間使用し
た場合には、均圧板2の冷却液通過孔2aにも不純物が若
干堆積するので、これら冷却液通過孔2aを掃除する必要
が生じることがある。従って、これら冷却液噴射孔1aや
冷却液通過孔2aに不純物が堆積してジャケット5から噴
射される冷却液の冷却能力が低下したときには、新しい
ジャケットに交換しなければならなかった。
本考案は上記事情に鑑みて創案されたものであって、冷
却液噴射孔と均圧板に設けた冷却液通過孔の掃除を容易
に行ってこれらの孔に堆積した不純物を除去することが
でき、しかも、均圧板の固定を簡単な機構で行ってジャ
ケットの製作、組立のコストを低減できるジャケットを
提供することを目的としている。
〈課題を解決するための手段〉 上記問題を解決するために本考案のジャケットは、前面
に設けた複数の冷却液噴射孔とこれら冷却液噴射孔に導
通するように背面に設けた凹部とを備えた筺体と、前記
凹部に設けた段差に当接し冷却液通過孔が開設された均
圧板と、前記筺体の背面に前記凹部を閉鎖するように着
脱自在に取り付けた後面板と、一端に冷却液が供給され
他端に前記後面板に螺合したネジとこのネジの先端に設
けた切り欠き円筒状の突起とを有する冷却液導入管とを
具備し、前記冷却液導入管を回して前記凹部に進出させ
ることによって前記突起が前記均圧板を前記段差に押圧
して前記均圧板を固定するようにしている。
〈作用〉 冷却液導入管の一端に冷却液を供給すると、冷却液導入
管を通って凹部に入った冷却液は、均圧板の冷却液通過
孔を通過して筺体の冷却液噴射孔から図示しない被冷却
物体に噴射される。このような噴射が長時間行われる
と、冷却液噴射孔および冷却液通過孔には、冷却液中の
不純物が付着して孔の面積が減少し、冷却液量が低下し
て被冷却物体の冷却を充分に行えなくなる。そのときに
は、冷却液噴射孔に針金等を差し込んで掃除を行うと共
に、後面板を取り外し、均圧板を筺体から取り出した
後、ジャケット内に落ちた不純物を除去すると共に、均
圧板の冷却液通過孔を掃除して不純物を除去する。掃除
後、再び、均圧板と後面板とをジャケットに取り付けて
冷却液の噴射を再開する。
〈実施例〉 以下、図面を参照して本考案の一実施例を説明する。第
1図〜第3図は本考案の一実施例を説明するための図面
であって、第1図は断面図、第2図は斜視図、第3図は
冷却液導入管の斜視図である。
本実施例のジャケット100は、第1図に示すように、筺
体10と、均圧板20と、後面板30と、冷却液導入管40とを
備えている。即ち、筺体10は断面ほぼコ字状であって、
背面(第1図上で右方)に凹部12が形成されており、こ
の凹部には段差13が設けられている。筺体10の前面に
は、前面から凹部12に貫通している複数の冷却液噴射孔
11が穿設されている。均圧板20は段差13に当接してお
り、この均圧板20には複数の冷却液通過孔21が開設され
ている。筺体10の背面の周辺部分には、パッキン29を介
して後面板30が取り付けられており、後面板30はボルト
31によって筺体10に着脱自在に取り付けられている。
第3図に示すように、冷却液導入管40は、その一端にネ
ジ42が形成されており、更にネジ42の先端部分に切り欠
き円筒状の突起41が形成されている。冷却液導入管40の
他端には冷却液供給用ホース50が接続される。そして、
冷却液導入管40は、第1図に示すように、後面板30にネ
ジ42によって螺合しており、突起41は均圧板20を押圧し
ている。従って、均圧板20は突起41によって段差13に押
圧されて固定されている。なお、43は冷却液導入管40の
回り止めである。
なお、噴射孔11の数N1、総面積S1、冷却液通過孔21の数
N2、総面積S2、冷却液導入管40の数N3、総面液積S3の間
の関係は、N1>N2>N3としていると共に、S1<S2<S3
して噴射孔11から噴射される冷却液に有効な噴射圧力が
与えられるようにしてある。
本実施例のジャケット100を組み立てるには、まず、ナ
ット43を螺合させた冷却液導入管40を後面板30に螺合し
て冷却液導入管40の突起41を適宜後面板30から突出させ
た状態で、均圧板20を筺体10の段差13に当接配置し、後
面板30を筺体10の背面に固定後、冷却液導入管40を回す
と、後面板30に螺合したネジ42によって冷却液導入管40
が前進するので、突起41が十分に均圧板20を押圧した位
置で冷却液導入管40をまわすことを止めナット43を締め
付けて冷却液導入管40を後面板30に固定すれば、ジャケ
ット100の組立が完了する。
次に、本実施例の動作を説明する。
冷却液供給用ホース50に冷却液を供給すると、冷却液導
入管40を通って凹部12内に入った冷却液は、均圧板20の
冷却液通過孔21を通過して冷却液の噴射孔11から図示し
ない被冷却物体に噴射される。このような噴射を長時間
行うと、冷却液噴射孔11および冷却液通過孔21には、冷
却液中の不純物が付着して孔の面積が減少し、冷却液量
が低下して被冷却物体の冷却を充分に行うことができな
くなる。そのときには、冷却液噴射孔11に針金等を差し
込んで掃除を行うと共に、ボルト31を弛めて後面板30を
取り外し、均圧板20を筺体10の内部から取り出した後、
ジャケット10内に落ちた不純物を除去すると共に、均圧
板20の冷却液通過孔21を掃除して不純物を除去する。掃
除後、再び、均圧板20と後面板30とをジャケット10に取
り付けて冷却液の噴射を再開する。
このように、本実施例によれば、冷却液噴射孔11や均圧
板20に設けた冷却液通過孔21の掃除が容易でこれらの孔
に付着した不純物を除去できる。また、本実施例のジャ
ケット100では、均圧板20を簡単な機構で固定できるの
で、ジャケット100の製作、組立のコストが低減でき
る。
〈考案の効果〉 以上説明したように本考案のジャケットは、前面に設け
た複数の冷却液噴射孔とこれら冷却液噴射孔に導通する
ように背面に設けた凹部とを備えた筺体と、前記凹部に
設けた段差に当接し冷却液通過孔が開設された均圧板
と、前記筺体の背面に前記凹部を閉鎖するように着脱自
在に取り付けた後面板と、一端に冷却液が供給され他端
に前記後面板に螺合したネジとこのネジの先端に設けた
突起とを有する冷却液導入管とを具備し、前記冷却液導
入管を回して前記凹部に進出させることによって前記突
起が前記均圧板を前記段差に押圧して前記均圧板を固定
するようにしている。
従って、本考案のジャケットは、冷却液噴射孔と均圧板
に設けた冷却液通過孔の掃除を容易に行ってこれらの孔
に堆積した不純物を除去することができ、且つ、均圧板
の固定を、筺体内に設けた段差と冷却液導入管に設けた
突起とによって簡単に行える構造としているので、ジャ
ケットの製作、組立のコストを低減できる。
【図面の簡単な説明】
第1図〜第3図は本考案の一実施例を説明するための図
面であって、第1図は断面図、第2図は斜視図、第3図
は冷却液導入管の斜視図、第4図は従来のジャケットの
断面図である。 10……筺体、11……冷却液噴射孔、12……凹部、13……
段差、20……均圧板、21……冷却液通過孔、30……後面
板、40……冷却液導入管、41……突起、42……ネジ。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】前面に設けた複数の冷却液噴射孔とこれら
    冷却液噴射孔に導通するように背面に設けた凹部とを備
    えた筺体と、前記凹部に設けた段差に当接し冷却液通過
    孔が開設された均圧板と、前記筺体の背面に前記凹部を
    閉鎖するように着脱自在に取り付けた後面板と、一端に
    冷却液が供給され他端に前記後面板に螺合したネジとこ
    のネジの先端に設けた切り欠き円筒状の突起とを有する
    冷却液導入管とを具備し、前記冷却液導入管を回して前
    記凹部に進出させることによって前記突起が前記均圧板
    を前記段差に押圧して前記均圧板を固定することを特徴
    とする焼入冷却液噴射用ジャケット。
JP1990013556U 1990-02-13 1990-02-13 焼入冷却液噴射用ジャケット Expired - Lifetime JPH0630842Y2 (ja)

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JP2009203514A (ja) * 2008-02-27 2009-09-10 Toyota Motor Corp 冷却ジャケットの管理方法および冷却ジャケットの管理装置

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