JPH0630833Y2 - 溶融金属容器のスリーブ煉瓦交換装置 - Google Patents

溶融金属容器のスリーブ煉瓦交換装置

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JPH0630833Y2
JPH0630833Y2 JP13926788U JP13926788U JPH0630833Y2 JP H0630833 Y2 JPH0630833 Y2 JP H0630833Y2 JP 13926788 U JP13926788 U JP 13926788U JP 13926788 U JP13926788 U JP 13926788U JP H0630833 Y2 JPH0630833 Y2 JP H0630833Y2
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metal container
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brick
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幸悦 堀川
義彦 大林
隆司 米田
正夫 斉藤
浩 坂本
広臣 秋山
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は、例えば転炉の如く、溶融金属容器のノズル部
スリーブ煉瓦の穿孔除去作業を容易に行なうことができ
る溶融金属容器のスリーブ煉瓦交換装置に関するもので
ある。
(従来の技術) 一般に、溶融金属容器、特に製鋼用転炉は、その内壁の
耐火物の損傷が甚だしく、特に酸素その他のガスを吹込
むノズル部の傷みが激しいため、該ノズル部は損傷の都
度スリーブ煉瓦を交換し、補修を行なつている。
スリーブ煉瓦の交換に際し、損傷したスリーブ煉瓦を除
去する装置としては、特開昭58-15848号、特開昭59−
56512号公報等がある。これらは、スリーブ煉瓦を
除去する為にビツト、ロツド及びドリフターから成るド
リル部と昇降、俯仰、旋回等の動作を行なうブーム・ガ
イドセル部、そしてそれらを保持し自走する走行装置で
構成されている。この走行装置は、一般に土木、鉱山分
野で使用しているもので、通常はキヤタピラー車等が用
いられている。
(考案が解決しようとする課題) 溶融金属容器におけるスリーブ煉瓦孔の炉外側中心点と
炉内側中心点を結ぶ直線を通り芯と称するが、スリーブ
煉瓦の除去に先立つてスリーブ煉瓦孔の通り芯と交換装
置のドリルの進入方向を合致させる芯合せ作業を行な
う。この作業は走行装置を前進させて、スリーブ煉瓦に
近づくことから始まるが、スリーブ煉瓦通り芯とドリル
進行方向が水平面上で合うように当該装置の方向を修正
しながら前進させる。しかし走行装置のキヤタピラー車
等は、本来この芯合せのような精度と迅速性を要求され
る場合には適していないのである。又、芯合せの合否判
定は、最終的にドリル先端をスリーブ煉瓦に接近させて
行なうもので、不合格の場合は、走行装置を後退させて
再度やり直しとなる。
以上のように走行装置が、キヤタピラー車等であること
と、芯合せの確認がドリル先端をスリーブ煉瓦に近づけ
るまでできないことから、この芯合せ作業は、多くの時
間を必要とし、且つ難しいものである。
従つて、スリーブ煉瓦の交換作業を短時間で正確に行な
うためには、スリーブ煉瓦の通り芯とドリル進入方向の
空間位置合わせが、容易で且つ迅速にできる機能を備え
た装置が要求される。
本考案は、以上の点に鑑み、スリーブ煉瓦の迅速且つ正
確な除去作業が遂行できる極めて実用価値の高い溶融金
属容器のスリーブ煉瓦交換装置を提供することを目的と
している。
(課題を解決するための手段) 本考案は、下記の手段により前記課題を解決した。
本考案は、溶融金属容器のスリーブ煉瓦1を穿孔する穿
孔機4の走行レール6を、スリーブ煉瓦1が挿入されて
いる溶融金属容器5の鉄皮曲率Rと同心の円弧形状とす
ることを特徴とする溶融金属容器のスリーブ煉瓦交換装
置である。
(作用) 本考案は前述のように、穿孔機4の走行は、溶融金属容
器の鉄皮曲率Rと同心の円弧形状となつている走行レー
ル6上を走行するように構成されているため、スリーブ
煉瓦1の通り芯にドリル進行方向を合致させる芯合せ
が、極めて容易に且つ迅速にでき、更に正確な穿孔が安
定して行ない得る。
(実施例) 以下、本考案の実施例を図面に基づいて説明する。
第1図において、スリーブ煉瓦交換作業のしやすい角度
に傾動させた溶融金属容器5の前方の作業床11に交換台
7を置いている。前記交換台7の天井部には、溶融金属
容器5の鉄皮曲率Rと同心の曲率R′及びR″の走行レ
ール6が2本敷設されている。第2図において穿孔機4
は、損傷したスリーブ煉瓦1を除去するドリル2部と昇
降、俯仰、旋回動作を行なうブーム・ガイドセル3部で
構成されており、走行トロリー8に懸架されている。穿
孔機4は、公知のものであり、他形式のものであつても
良い。走行トロリー8は、上記の曲率した走行レール6
に沿つて移動し、穿孔機4を任意のスリーブ煉瓦1の位
置まで移動させるものである。
又、溶融金属容器5と穿孔機4を連結する機構は、例え
ばブーム・ガイドセル3の先端にレバー19を介してシリ
ンダー20の駆動によるフツク21と当該容器5に取り付け
たフツク受け金物22とから構成されている。
以上のように構成された本考案の交換装置による芯合せ
作業を説明する。
今、第1図において、No.1羽口15の通り芯9に位置し
ている穿孔機4を移動させて、No.2羽口16への芯合せ
を行なう。
穿孔機4のドリル先端12がNo.1羽口15の羽口金物13に
近接している状態で走行トロリー8を起動し、No.2ス
リーブ煉瓦の通り芯のところで停止させる。この時、鉄
皮曲率Rと同心の走行レール6に沿つてトロリー8は走
るので、穿孔機4は移動中において常に鉄皮の曲率中心
14の方向を向いている。従つて、水平面上における通り
芯9と穿孔機4のドリル進行方向10が合致した状態で停
止することになる。又、ドリル先端12は、移動中も常に
羽口金物13と近接しているので、芯合せの確認が容易に
できる。
更に、羽口金物13及びドリル先端12に合印を打つ、又
は、羽口金物13に通り芯9を表示する指針(図示せず)
を取り付ける等を施せば、より一層迅速で容易にトロリ
ー8の停止位置が判断できる。次に、垂直平面上の通り
芯はブーム・ガイドセル3を作動させて合わせるが、事
前にブーム角度計17及びガイドセル角度計18に各羽口の
合マークを打つておけば、容易に且つ短時間に合わせる
ことができる。このようにして、3次元空間におけるス
リーブ煉瓦1の通り芯9とドリル進行方向10は、合致し
芯合せ作業は完了する。尚、穿孔機4を2台搭載して、
ラツプ作業を行なうことも可能である。
芯合せが終ると、穿孔機4と溶融金属容器5の連結を行
なう。これは、シリンダー20を駆動させることにより、
フツク21がフツク受け金物22に嵌まつて連結される。こ
の連結によつて穿孔時の反力は、当該溶融金属容器5へ
伝達されるために、ドリル2の位置は、安定した正確な
穿孔ができる。尚、連結機構は、ドリル2の下側等複数
個取り付ける方が望ましい。
本考案において中心垂直断面からはずれた個所にあるス
リーブ煉瓦に対しては、ブーム・ガイドセル3からなる
穿孔機4が昇降、上向、下向及び旋回可能に構成されて
いるので、スリーブ煉瓦の位置に、ブーム・ガイドセル
3を作動してドリル2を合わせて煉瓦に穿孔し損傷した
煉瓦を除去するものである。
なお、本実施例では、走行レールを天井部に設けた走行
トロリー方式で説明したが、走行レールを作業床に設け
た台車方式の走行装置でも可能である。また走行レール
は2本に限定しない。
(考案の効果) 以上説明したように本考案の装置によれば、極めて容易
に且つ迅速に芯合せができ、更に正確な穿孔が可能であ
る。従つて、溶融金属容器の高熱状態下におけるスリー
ブ煉瓦交換作業の時間短縮を図ることができ、それが稼
動率の向上に寄与する点は、非常に大きいものである。
例えば従来、4時間近くかかつていた芯合せ作業時間を
1時間以内で実施できるようになつた。
【図面の簡単な説明】
第1図は、本考案装置の一実施例を示す全体平面図、第
2図は、第1図の正面図である。 1……スリーブ煉瓦、2……ドリル、3……ブーム・ガ
イドセル、4……穿孔機、5……溶融金属容器、6……
走行レール、7……交換台、8……走行トロリー、9…
…通り芯、10……ドリル進行方向、11……作業床、12…
…ドリル先端、13……羽口金物、14……曲率中心、15…
…No.1羽口、16……No.2羽口、17……ブーム角度計、
18……ガイドセル角度計、19……レバー、20……シリン
ダー、21……フツク、22……フツク受け金物。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)考案者 斉藤 正夫 北海道室蘭市仲町12番地 新日本製鉄株式 会社室蘭製鉄所内 (72)考案者 坂本 浩 北海道室蘭市仲町12番地 新日本製鉄株式 会社室蘭製鉄所内 (72)考案者 秋山 広臣 北海道室蘭市仲町12番地 新日本製鉄株式 会社室蘭製鉄所内

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】損傷したスリーブ煉瓦を除去するドリル部
    を備えた、該ドリル部を昇降、上向、下向、及び旋回可
    能なブーム・ガイドセル部から構成され、溶融金属容器
    のスリーブ煉瓦を穿孔する穿孔機を形成し、前記の穿孔
    機の走行レールを、スリーブ煉瓦が挿入されている溶融
    金属容器の鉄皮曲率と同心の円弧形状とすることを特徴
    とする溶融金属容器のスリーブ煉瓦交換装置。
JP13926788U 1988-10-27 1988-10-27 溶融金属容器のスリーブ煉瓦交換装置 Expired - Fee Related JPH0630833Y2 (ja)

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JPH0261949U JPH0261949U (ja) 1990-05-09
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