JPH0630810A - 靴のリフト - Google Patents
靴のリフトInfo
- Publication number
- JPH0630810A JPH0630810A JP21339092A JP21339092A JPH0630810A JP H0630810 A JPH0630810 A JP H0630810A JP 21339092 A JP21339092 A JP 21339092A JP 21339092 A JP21339092 A JP 21339092A JP H0630810 A JPH0630810 A JP H0630810A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- lift
- carbon fibers
- urethane resin
- thermoplastic polyurethane
- mixed
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Granted
Links
Classifications
-
- A—HUMAN NECESSITIES
- A43—FOOTWEAR
- A43B—CHARACTERISTIC FEATURES OF FOOTWEAR; PARTS OF FOOTWEAR
- A43B21/00—Heels; Top-pieces or top-lifts
- A43B21/02—Heels; Top-pieces or top-lifts characterised by the material
- A43B21/20—Heels; Top-pieces or top-lifts characterised by the material plastics
-
- A—HUMAN NECESSITIES
- A43—FOOTWEAR
- A43B—CHARACTERISTIC FEATURES OF FOOTWEAR; PARTS OF FOOTWEAR
- A43B21/00—Heels; Top-pieces or top-lifts
- A43B21/02—Heels; Top-pieces or top-lifts characterised by the material
- A43B21/06—Heels; Top-pieces or top-lifts characterised by the material rubber
Landscapes
- Footwear And Its Accessory, Manufacturing Method And Apparatuses (AREA)
- Injection Moulding Of Plastics Or The Like (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 耐摩耗性にも耐衝撃性にも優れた滑らない靴
のリフトを提供する。 【構成】 熱可塑性ポリウレタン・エラストマー材にコ
ールタールピッチを原料としたピッチ系汎用炭素繊維を
加えた複合混合材を以て射出成形加工して完成したもの
である。
のリフトを提供する。 【構成】 熱可塑性ポリウレタン・エラストマー材にコ
ールタールピッチを原料としたピッチ系汎用炭素繊維を
加えた複合混合材を以て射出成形加工して完成したもの
である。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は強化ポリウレタン製の靴
用リフトに関する。
用リフトに関する。
【０００２】
【従来の技術】抑々、靴のリフトの条件は（１）耐摩耗
性に優れていること、（２）滑らないこと、（３）耐衝
撃性に優れていることが挙げらる。靴のリフトは身体の
荷重が最もかかる踵部に装着させる物で、面積が小さく
上記（１）〜（３）の条件を満たさなければならない
上、下記を満たさなければならない。しかし、現段階で
はこれ等を満足できるリフトがないのが現状である。 記 １）各種の有機材の混合と高熱処理・複雑な工程・小面
積の成形の条件。 ２）上記（１）〜（３）間の矛盾と相反する条件。 （１）の条件を主とすれば（２）・（３）に欠陥が生
じ、（２）・（３）を主と考えれば（１）に難点が生じ
る等々の問題がある。しかも、コスト・靴の製造面上の
作業性・婦人靴のファッションの多様化に伴うヒールの
種類の増加現象も考慮にいれなければならない等の点で
十分顧客に答えるものができないのが現状である。
性に優れていること、（２）滑らないこと、（３）耐衝
撃性に優れていることが挙げらる。靴のリフトは身体の
荷重が最もかかる踵部に装着させる物で、面積が小さく
上記（１）〜（３）の条件を満たさなければならない
上、下記を満たさなければならない。しかし、現段階で
はこれ等を満足できるリフトがないのが現状である。 記 １）各種の有機材の混合と高熱処理・複雑な工程・小面
積の成形の条件。 ２）上記（１）〜（３）間の矛盾と相反する条件。 （１）の条件を主とすれば（２）・（３）に欠陥が生
じ、（２）・（３）を主と考えれば（１）に難点が生じ
る等々の問題がある。しかも、コスト・靴の製造面上の
作業性・婦人靴のファッションの多様化に伴うヒールの
種類の増加現象も考慮にいれなければならない等の点で
十分顧客に答えるものができないのが現状である。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】上記の諸問題を解決
し、より高度のリフトを考える場合、（ａ）コスト面、
（ｂ）ヒールの多様化への適合、（ｃ）リフトの生産
性、（ｄ）靴製造の作業面（殆どが差し込みリフト）等
で他の製造方法や材料を使用することは現段階では困難
な要素が多い為に、現在の熱可塑性ポリウレタン成形の
製造を踏襲しなければならない。これ等（ａ）〜（ｄ）
の条件を基底に置いてリフトの開発を考えてみた。
し、より高度のリフトを考える場合、（ａ）コスト面、
（ｂ）ヒールの多様化への適合、（ｃ）リフトの生産
性、（ｄ）靴製造の作業面（殆どが差し込みリフト）等
で他の製造方法や材料を使用することは現段階では困難
な要素が多い為に、現在の熱可塑性ポリウレタン成形の
製造を踏襲しなければならない。これ等（ａ）〜（ｄ）
の条件を基底に置いてリフトの開発を考えてみた。
【０００４】現在の熱可塑性ポリウレタンの高反発弾性
・優れた耐摩耗性の特性を生かしながら、特にゴム弾性
を有し射出成形できる製法は、リフト加工に最も適した
製法であるが、靴の履用頻度に対しては十分な物性を有
してはいない。改良方法としてガラス繊維・テフロン・
パウダー等を混入・融合させた物も試みた。しかし、結
果はリフト条件を満たさない欠陥が生じてしまった。
・優れた耐摩耗性の特性を生かしながら、特にゴム弾性
を有し射出成形できる製法は、リフト加工に最も適した
製法であるが、靴の履用頻度に対しては十分な物性を有
してはいない。改良方法としてガラス繊維・テフロン・
パウダー等を混入・融合させた物も試みた。しかし、結
果はリフト条件を満たさない欠陥が生じてしまった。
【０００５】
【課題を解決するための手段】本発明に係わる靴のリフ
トは、熱可塑性ポリウレタン・エラストマー材にコール
タールピッチを原料としたピッチ系汎用炭素繊維を加え
た複合混合材を以て射出成形加工して完成品を得て、上
記諸問題を解決する。
トは、熱可塑性ポリウレタン・エラストマー材にコール
タールピッチを原料としたピッチ系汎用炭素繊維を加え
た複合混合材を以て射出成形加工して完成品を得て、上
記諸問題を解決する。
【０００６】
【実施例】本発明は他の物質と融合しない炭素繊維１を
ポリウレタン２に加えて混合複合させ、これによりリフ
ト製造を試みた。すなわち、ミクロン単位の細さの炭素
繊維原糸を０．９ミクロン以下（０．５ミクロンが最
適）に裁断・粉砕して混入成形し、よってリフト３を完
成した。
ポリウレタン２に加えて混合複合させ、これによりリフ
ト製造を試みた。すなわち、ミクロン単位の細さの炭素
繊維原糸を０．９ミクロン以下（０．５ミクロンが最
適）に裁断・粉砕して混入成形し、よってリフト３を完
成した。
【０００７】
【作用】本発明は、超微細化した炭素繊維をウレタン樹
脂に混入させ、ウレタン樹脂の成形条件を損なうことな
く複合化させること（両者の物質を独立・混在させるこ
とによりウレタン樹脂の特性・炭素繊維の特性機能を生
かすこと）に成功したものである。
脂に混入させ、ウレタン樹脂の成形条件を損なうことな
く複合化させること（両者の物質を独立・混在させるこ
とによりウレタン樹脂の特性・炭素繊維の特性機能を生
かすこと）に成功したものである。
【０００８】
【発明の効果】本発明は上記のような構成であるので、
次のような諸効果を奏する。すなわち、 １．熱可塑性ポリウレタンエラストマーの選定範囲が拡
大でき（硬度・成形難易度の解消等）耐久性に優れたリ
フト用エラストマーの材料を使用できるようになった。 ＊従来リフトは耐摩耗性を追求すると柔らかい材質を使
用しなければならなかったが、この為リフト自体の硬度
が保てなかった。材料範囲の拡大によりこの欠陥が解消
された。 １．ウレタン樹脂の有する特性と炭素繊維の有する特性
とが相互に働き相相乗効果を持つリフトとなった。（混
合複合化） ＊ポリウレタン・エラストマー材に炭素繊維が混入・混
在することにより、炭素繊維をウレタン樹脂が包み込
み、複合材を形成することにより、引張強度・引き裂き
強度が増し、加えて反発弾性のある強靭な混合複合体が
得られた。 ＊ウレタン樹脂と炭素繊維が混在することにより、炭素
繊維の持つ導電性・耐蝕性・摩耗特性が飛躍的に向上さ
れた。（耐久性と静電気防止効果） １．従来のリフトより、又市販されている強化リフトよ
り数倍の摩耗性を持ち、弾性も強く耐衝撃性・耐滑性に
優れたリフトが完成した。 ＊米国のリフト・スペックを大幅にクリアーできた。
（１０マイル履用時の摩耗度合いピン金具が出ないこ
と）
次のような諸効果を奏する。すなわち、 １．熱可塑性ポリウレタンエラストマーの選定範囲が拡
大でき（硬度・成形難易度の解消等）耐久性に優れたリ
フト用エラストマーの材料を使用できるようになった。 ＊従来リフトは耐摩耗性を追求すると柔らかい材質を使
用しなければならなかったが、この為リフト自体の硬度
が保てなかった。材料範囲の拡大によりこの欠陥が解消
された。 １．ウレタン樹脂の有する特性と炭素繊維の有する特性
とが相互に働き相相乗効果を持つリフトとなった。（混
合複合化） ＊ポリウレタン・エラストマー材に炭素繊維が混入・混
在することにより、炭素繊維をウレタン樹脂が包み込
み、複合材を形成することにより、引張強度・引き裂き
強度が増し、加えて反発弾性のある強靭な混合複合体が
得られた。 ＊ウレタン樹脂と炭素繊維が混在することにより、炭素
繊維の持つ導電性・耐蝕性・摩耗特性が飛躍的に向上さ
れた。（耐久性と静電気防止効果） １．従来のリフトより、又市販されている強化リフトよ
り数倍の摩耗性を持ち、弾性も強く耐衝撃性・耐滑性に
優れたリフトが完成した。 ＊米国のリフト・スペックを大幅にクリアーできた。
（１０マイル履用時の摩耗度合いピン金具が出ないこ
と）
【図１】本発明に係わる靴のリフトの拡大断面図であ
る。
る。
１ 炭素繊維 ２ ポリウレタン ３ リフト
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.5 識別記号 庁内整理番号 ＦＩ 技術表示箇所 Ｂ２９Ｌ 31:50 4Ｆ (72)発明者 平井 義一 千葉県市川市市川南３丁目２番６号
Claims (1)
- 【請求項１】 熱可塑性ポリウレタン・エラストマー材
にコールタールピッチを原料としたピッチ系汎用炭素繊
維を加えた複合混合材を以て射出成形加工して完成した
ことを特徴とする靴のリフト。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP4213390A JP2599332B2 (ja) | 1992-07-18 | 1992-07-18 | 靴のリフト |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP4213390A JP2599332B2 (ja) | 1992-07-18 | 1992-07-18 | 靴のリフト |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0630810A true JPH0630810A (ja) | 1994-02-08 |
| JP2599332B2 JP2599332B2 (ja) | 1997-04-09 |
Family
ID=16638412
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP4213390A Expired - Lifetime JP2599332B2 (ja) | 1992-07-18 | 1992-07-18 | 靴のリフト |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2599332B2 (ja) |
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US5930840A (en) * | 1996-03-01 | 1999-08-03 | Arai; Michio | Pad for interior body of helmet and interior body thereof |
| TWI510357B (zh) * | 2013-02-08 | 2015-12-01 | Shu Chieh Wang | 用於鞋加強件之複合層狀結構及其製造方法 |
Citations (5)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS53128040U (ja) * | 1977-03-11 | 1978-10-11 | ||
| JPS61159902A (ja) * | 1984-12-29 | 1986-07-19 | 株式会社 リンザイ | 靴底補強用成形材料 |
| JPS61160705U (ja) * | 1985-03-27 | 1986-10-04 | ||
| JPS62129001A (ja) * | 1985-11-29 | 1987-06-11 | 株式会社 大和 | 作業用安全靴 |
| JPH0475601A (ja) * | 1990-07-17 | 1992-03-10 | Moon Star Co | ヒールブロックの埋込製法 |
-
1992
- 1992-07-18 JP JP4213390A patent/JP2599332B2/ja not_active Expired - Lifetime
Patent Citations (5)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS53128040U (ja) * | 1977-03-11 | 1978-10-11 | ||
| JPS61159902A (ja) * | 1984-12-29 | 1986-07-19 | 株式会社 リンザイ | 靴底補強用成形材料 |
| JPS61160705U (ja) * | 1985-03-27 | 1986-10-04 | ||
| JPS62129001A (ja) * | 1985-11-29 | 1987-06-11 | 株式会社 大和 | 作業用安全靴 |
| JPH0475601A (ja) * | 1990-07-17 | 1992-03-10 | Moon Star Co | ヒールブロックの埋込製法 |
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US5930840A (en) * | 1996-03-01 | 1999-08-03 | Arai; Michio | Pad for interior body of helmet and interior body thereof |
| TWI510357B (zh) * | 2013-02-08 | 2015-12-01 | Shu Chieh Wang | 用於鞋加強件之複合層狀結構及其製造方法 |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JP2599332B2 (ja) | 1997-04-09 |
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