JPH0630809B2 - 自動ア−ク溶接機の制御装置 - Google Patents

自動ア−ク溶接機の制御装置

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JPH0630809B2
JPH0630809B2 JP61309258A JP30925886A JPH0630809B2 JP H0630809 B2 JPH0630809 B2 JP H0630809B2 JP 61309258 A JP61309258 A JP 61309258A JP 30925886 A JP30925886 A JP 30925886A JP H0630809 B2 JPH0630809 B2 JP H0630809B2
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    • B23MACHINE TOOLS; METAL-WORKING NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
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    • B23K9/00Arc welding or cutting
    • B23K9/12Automatic feeding or moving of electrodes or work for spot or seam welding or cutting
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Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は自動アーク溶接機の制御装置に関し、特に、溶
接線に沿って溶接トーチをウィービングさせて自動的に
アーク溶接を行い、且つ、アークセンサでウィービング
によるアーク電流を検出して溶接トーチの移動を補償す
る自動アーク溶接機の制御装置に関する。
〔従来の技術〕
自動アーク溶接機は、溶接しようとする母材の溶接線に
沿って溶接トーチをウィービングさせ、同時に、アーク
センサでウィービングによるアーク電流を検出して溶接
トーチの移動を補償し、母材の溶接線を自動的にアーク
溶接するものである。すなわち、溶接しようとする母材
の実際の溶接線が教示された溶接線から外れていると
き、溶接トーチを実際の溶接線に沿わせて正確に移動さ
せるために、アークセンサで検出されたアーク電流を処
理して溶接トーチの移動を補償するようになされてい
る。
従来の自動アーク溶接機の制御装置におけるアーク電流
の処理としては、例えば、アークセンサにより検出され
たアーク電流のピーク値の位置および大きさ等を観測
し、そのピーク値が観測された位置および大きさ等に応
じて溶接トーチを一定量だけ移動させ、溶接トーチを母
材の実際の溶接線に沿って移動させるようになされてい
る。
〔発明が解決しようとする問題点〕
上述したように、従来の自動アーク溶接機の制御装置
は、例えば、アークセンサにより検出されたアーク電流
のピーク値の位置および大きさ等により溶接トーチの移
動を補償するようになされている。
ところで、アークセンサにより検出されるアーク電流
は、アーク溶接時における外乱等により不安定な波形を
示す。特に、アーク電流のピーク値はフィルタ等により
電流波形を平滑化して処理するとはいえ、溶接トーチが
母材の溶接線から外れたことによるアーク電流の変化と
外乱等によるアーク電流の変化との区別がつきにくく、
また、溶接トーチと溶接線とのずれ以外に起因してアー
ク電流のピーク値が現出するために溶接トーチの誤った
移動補償を行うことにもなっていた。
本発明の目的は、上述した従来形の自動アーク溶接機の
制御装置の問題点に鑑み、アーク電流をウィービングの
1/4周期ごとの2つの面積に分割し、また、それら2
つの面積の大小を比較し、そして、面積の大きい方から
その面積端部の所定の時間分を減算してさらに面積の大
小を比較して所定の補正関数に従い溶接トーチの移動を
補償することによって、教示された溶接線と実際に溶接
する母材の溶接線とがずれていても、溶接トーチを母材
の溶接線に沿って正確に移動させてアーク溶接を行うこ
とにある。
〔問題点を解決するための手段〕
第1図は本発明に係る自動アーク溶接機の制御装置の原
理を示すブロック図である。
本発明によれば、溶接線に沿って溶接トーチをウィービ
ングさせて自動的にアーク溶接を行い、且つ、アークセ
ンサで前記ウィービングによるアーク電流を検出して前
記溶接トーチの移動を補償する自動アーク溶接機の制御
装置であって、前記アーク電流をウィービングの半周期
ごとに検出し、該アーク電流を時間で積分して1/4周
期ごとの2つの面積を算出する面積算出手段1と、前記
2つの面積の大小を比較し、値の大きい第1の面積と値
の小さい第2の面積とを判別する第1の面積比較判別手
段2と前記第1の面積から該第1の面積端部の所定時間
分を減算して第1の補正面積を算出し、該第1の補正面
積と前記第2の面積との大小を比較判別する第2の面積
比較判別手段3と、前記第1の補正面積が前記第2の面
積よりも大きいとき、補正関数により基準値を補正して
前記溶接トーチの移動を補償する移動補償手段4と、を
具備する自動アーク溶接機の制御装置が提供される。
〔作 用〕
上述した構成を有する本発明の自動アーク溶接機の制御
装置によれば、溶接トーチは溶接線に沿ってウィービン
グされて自動的にアーク溶接が行われると共に、ウィー
ビングによるアーク電流はアークセンサで検出され、溶
接トーチの移動が補償される。ウィービングの半周期ご
とに検出されたアーク電流は、面積算出手段1により時
間で積分されて1/4周期ごとの2つの面積が算出され
る。また、第1の面積比較判別手段2によって2つの面
積の大小が比較され、値の大きい第1の面積と値の小さ
い第2の面積とが判別される。さらに、第2の面積比較
判別手段3により第1の面積から該第1の面積端部の所
定時間分が減算された第1の補正面積と上記第2の面積
との大小が比較判別される。そして、第1の補正面積が
第2の面積よりも大きいとき、移動補償手段4により補
正関数で基準値を補正して溶接トーチの移動を補償する
ことになる。これにより、教示された溶接線と実際に溶
接する母材の溶接線とがずれていても、溶接トーチを母
材の溶接線に沿って正確に移動させてアーク溶接を行う
ことができる。
〔実施例〕
以下、図面を参照して本発明に係る自動アーク溶接機の
制御装置の一実施例を説明する。
第2図は本発明の自動アーク溶接機の制御装置を概略的
に示すブロック図である。
溶接トーチ5は、溶接ワイヤ51を送給しながら母材を
アーク溶接するものであり、溶接電源(図示しない)に
より印加された電圧により溶接ワイヤ51の先端と母材
との間にアークを発生させるようになされている。この
溶接ワイヤ51の先端と母材との間に流されたアーク電
流はアークセンサ8によって測定され、そのアーク電流
のデータはマイクロプロセッサ7に供給されるようにな
されている。また、溶接トーチ5は、マイクロプロセッ
サ7の指令に従って動作する溶接トーチ移動装置6によ
り移動制御され、この溶接トーチ移動装置6により母材
の溶接線に沿った移動およびウィービング動作等が行わ
れるようになされている。ここで、記憶装置9は、補正
関数等を記憶するもので、マイクロプロセッサ7の指令
により補正関数等の記憶データをマイクロプロセッサ7
に送出できるようになされている。
第3図は溶接トーチのウィービング動作を説明するため
の図であり、第4図は溶接する母材の溶接線と溶接トー
チのウィービング移動との関係を示す図である。
第3図および第4図に示されるように、例えば、V形状
に配置された部材11と部材12とをアーク溶接する場
合、溶接トーチ5は溶接線13を横切るようにウィービ
ング移動される。この溶接トーチ13のウィービング動
作は、水平方向のジグザグ移動だけでなく、垂直方向の
移動を伴っている。この垂直方向の移動は、例えば、溶
接線13の上部で高くなるようなもので、このウィービ
ング動作によりアークセンサ8で検出されるアーク電流
の波形を変化させて溶接トーチ5の移動制御を行うと共
に、部材11と部材12のアーク溶接を確実に行うよう
になされている。
溶接ワイヤ51は溶接トーチ5の中央から順次連続して
供給されるようになされている。そして、溶接ワイヤ5
1の先端と部材11または部材12との間にアーク放電
を生じさせ、このアーク放電に伴う高熱により溶接ワイ
ヤ51を溶かして部材11と部材12との溶接を行うよ
うになされている。
第5図(a)および(b)は第4図におけるアーク電流
を示す図であり、第5図(a)は溶接トーチ5が第4図
におけるウィービングの一端Aから他端Bに移動し
たときの波形を示し、また、第5図(b)は溶接トーチ
5が第4図におけるウィービングの一端Aから他端B
に移動したときの波形を示している。
第5図(a)に示されるように、教示された溶接線と実
際の溶接線13とが一致して溶接トーチ5のウィービン
グ移動が的確に行われると、アーク電流の波形は左右対
称となる。すなわち、ウィービングの一端Aにおける
時間tと他端Bにおける時間tとの中央の時間t
において、アーク電流の波形の最小となり、面積S1A
と面積S2Aとが等しくなる。
第5図(b)に示されるように、教示された溶接線14
と実際の溶接線13とがずれると、アーク電流の波形は
左右対称とはならず、また、ウィービングの一端A
おける時間tと他端Bにおける時間tとの中央の
時間tにおいて、アーク電流の波形が最小とはならず
に面積S1aと面積S2aとが相違することになる。アーク
電流が第5図(b)のように変化するのは、第4図中の
破線で示されるように、溶接トーチ5が一端Aで部材
11から離れ、他端Bで部材12に接近するようにず
れた場合である。
第6図(a)〜(c)は第5図(b)に示されるアーク
電流が検出された場合の溶接トーチの移動補正処理を説
明するための図であり、第7図は本発明に基づく制御動
作の一例を示すフローチャートである。
以下、第6図および第7図を参照して本発明の自動アー
ク溶接機の制御装置の動作の一例を説明する。
まず、溶接トーチの移動補正処理が開始されると、ステ
ップ70で終了条件かどうかが判別される。この終了条
件としては、予め入力された溶接線の長さ等の条件であ
り、ステップ70で終了条件を満足していると判別され
ると、溶接トーチの移動補正処理は終了する。
ステップ70で終了条件が満足されていないと判別され
ると、ステップ71に進んで溶接トーチ5を基準値に従
ってウィービングの半周期分だけ移動させ、さらに、ス
テップ72に進んでアークセンサ8によりアーク電流を
検出する。ここで、基準値に従ってウィービングの半周
期分だけ移動させるということは、教示された溶接線に
沿って溶接トーチ5を移動させることであり、この基準
値は記憶装置9等に予め記憶されている。
ステップ72において、アークセンサ8でアーク電流を
検出した後、ステップ73で、第6図(b)に示される
ように、その検出されたアーク電流の最小値を零に一致
させ、さらに、ステップ74でアーク電流を時間で積分
して1/4周期ごとの2つの面積SおよびSを算出
する。また、ステップ75でS>S(またはS
)かどうかを比較判別する。そして、ステップ75
でS>S(またはS>S)ではないと判別され
ると、すなわち、2つの面積SおよびSが一致する
と判別されると、ステップ70を介してステップ71に
進み、溶接トーチ5を基準値に従ってウィービングの半
周期分だけ移動させることになる。このとき、教示され
た溶接線と実際の溶接線13とが一致して溶接トーチ5
のウィービング移動が的確に行われていると、アーク電
流の波形は左右対称となり、左右ウィービングの電流積
分値である1/4周期ごとの2つの面積SおよびS
は等しくなる。
また、ステップ75でS>S(またはS>S
と判別されると、例えば、第6図(b)に示されるよう
に、面積S1bよりも面積S2bが大きいと判別されるとス
テップ76に進むことになる。ステップ76では、第6
図(c)に示されるように、大きい方の面積S2bからそ
の面積S2b端部の所定時間α分だけ減算した補正面積S
2cを算出し、補正面積S2cと小さい方の面積S1cとの大
小を比較判別する。ここで、補正面積2cはウィービング
の半周期の時間から所定時間αを減算した残りの時間の
中央時間t3cから時間t2cまで積分した面積であり、上
記小さい方の面積S1cは時間tから中央時間t3cまで
積分した面積である。ここで、ステップ75で大きいと
判別された面積S2bからその面積S2b端部の所定時間α
分だけ減算してから再度小さい方の面積S1cとの大小を
比較判別するのは、外乱等によるアーク電流の変化を排
除し、溶接トーチ5と溶接する部材11および12との
位置関係によるアーク電流の変化だけを認識するためで
ある。同様に、所定時間α分だけの面積を減算すると
き、この所定時間α(α1,α)が面積S2c(S,S
)の端部とされているのは、外乱等によるアーク電流
の変化が、一般的に、面積の端部で発生するためであ
り、溶接トーチ5と溶接する部材11および12との位
置関係によるアーク電流の変化だけを認識するためであ
る。
以上のように、ステップ76でS−α>S(また
はS−α>S)と比較判別されると、ステップ7
7に進んで補正関数により基準値を補正する。また、ス
テップ76でS−α>S(またはS−α>S
)ではないと判別されると、ステップ70を介してス
テップ71に進み、溶接トーチ5を基準値に従ってウィ
ービングの半周期分だけ移動させることになる。
そして、ステップ77で補正関数により基準値を補正す
ると、ステップ78に進んで終了条件かどうかが判別さ
れる。このステップ78の終了条件は、ステップ70の
終了条件と同じであり、このステップ78で終了条件を
満足していると判別されると、溶接トーチ5の移動補正
処理は終了し、ステップ78で終了条件が満足されてい
ないと判別されると、ステップ79に進むことになる。
ステップ79では、溶接トーチ5を補正値に従ってウィ
ービングの半周期分だけ移動させ、そして、ステップ7
2に進むことになる。ここで、補正値とは、ステップ7
7において補正関数により基準値を補正した値である。
以上詳述したように、溶接トーチの移動補正処理はステ
ップ70およびステップ78で終了条件が満足されたと
判別されるまでウィービングの半周期ごとに繰り返され
ることになる。
次に、上記ステップ77における補正関数について説明
する。
補正関数は、ステップ76でS−α>S(または
−α>S)と比較判別されたときに、溶接トー
チの移動を補正するものであり、教示された溶接線に沿
って溶接トーチを移動させる基準値を修正するものであ
る。ここで、基準値を補正して溶接トーチの移動を補償
するのは、半周期前のウィービングによるアーク電流で
次の半周期のウィービング動作を補正することになる。
ここで、使用される補正関数としては、アーク電流の1
/4周期ごとの2つの面積の差(左右ウィービングの電
流積分値の差)が大きければ大きい程、緩やかな立上り
の曲線を示すものが好ましい。すなわち、左右ウィービ
ングの電流積分値の差が小さく溶接トーチのずれが小さ
いときには、溶接トーチを感度良く補正することがで
き、また、左右ウィービングの電流積分値の差が大き
く、溶接トーチのずれが大きいときには、急激な補正を
して溶接トーチに蛇行を行わせるようなことがないよう
になされている。
このような条件を満たす補正関数としては、様々なもの
が存在するが、例えば、ΔCを補正量とし、また、Δ
を補正定数として、 ΔC=(|S2c/S1c−1|)1/2×Δ なる式を満たす補正関数が好適である。
上記した補正関数は、数学的処理が比較的簡単であり、
また、実際の補正も適切に行うことができるものであ
る。ここで、上記補正関数において使用される2つの面
積は、ステップ76で所定の処理が行われた補正面積S
2cおよび面積S1cに限定されるものではなく、例えば、
ステップ74で算出された面積SおよびS(S1b
よびS2b)であってもよい。
〔発明の効果〕
以上、詳述したように、本発明に係る自動アーク溶接機
の制御装置は、アーク電流をウィービングの1/4周期
ごとの2つの面積に分割し、また、それら2つの面積の
大小を比較し、そして、面積の大きい方からその面積端
部の所定時間分を減算してさらに面積の大小を比較して
所定の補正関数に従い溶接トーチの移動を補償すること
によって、教示された溶接線と実際に溶接する母材の溶
接線とがずれていても、溶接トーチを母材の溶接線に沿
って正確に移動させてアーク溶接を行うことができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明に係る自動アーク溶接機の制御装置の原
理を示すブロック図、 第2図は本発明の自動アーク溶接機の制御装置を概略的
に示すブロック図、 第3図は溶接トーチのウィービング動作を説明するため
の図、 第4図は溶接する母材の溶接線と溶接トーチのウィービ
ング移動との関係を示す図、 第5図(a)および(b)は第4図におけるアーク電流
を示す図、 第6図(a)〜(c)は第5図(b)に示されるアーク
電流が検出された場合の溶接トーチの移動補正処理を説
明するための図、 第7図は本発明に基づく制御動作の一例を示すフローチ
ャートである。 (符号の説明) 1……面積算出手段、2……第1の面積比較判別手段、 3……第2の面積比較判別手段、4……移動補償手段、 5……溶接トーチ、6……溶接トーチ移動装置、 7……マイクロプロセッサ、8……アークセンサ、 9……記憶装置。
フロントページの続き (72)発明者 神田 雄一 東京都日野市旭が丘3丁目5番地1 ファ ナック株式会社商品開発研究所内 (72)発明者 森川 茂弘 東京都日野市旭が丘3丁目5番地1 ファ ナック株式会社商品開発研究所内

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】溶接線に沿って溶接トーチをウィービング
    させて自動的にアーク溶接を行い、且つ、アークセンサ
    で前記ウィービングによるアーク電流を検出して前記溶
    接トーチの移動を補償する自動アーク溶接機の制御装置
    であって、 前記アーク電流をウィービングの半周期ごとに検出し、
    該アーク電流を時間で積分して1/4周期ごとの2つの
    面積を算出する面積算出手段(1)と、 前記2つの面積の大小を比較し、値の大きい第1の面積
    と値の小さい第2の面積とを判別する第1の面積比較判
    別手段(2)と、 前記第1の面積から該第1の面積端部の所定時間分を減
    算して第1の補正面積を算出し、該第1の補正面積と前
    記第2の面積との大小を比較判別する第2の面積比較判
    別手段(3)と、 前記第1の補正面積が前記第2の面積よりも大きいと
    き、補正関数により基準値を補正して前記溶接トーチの
    移動を補償する移動補償手段(4)と、 を具備する自動アーク溶接機の制御装置。
  2. 【請求項2】前記補正関数は、前記第1の補正面積が前
    記第2の面積よりも大きい程、緩やかな立上りの曲線と
    なっている特許請求の範囲第1項に記載の制御装置。
  3. 【請求項3】前記第1の補正面積は前記ウィービングの
    半周期の時間から前記第1の面積端部の所定時間を減算
    した残りの時間の中央から積分した面積とされ、前記第
    2の面積は前記ウィービングの半周期の時間から前記第
    1の面積端部の所定時間を減算した残りの時間の中央ま
    で積分した面積とされている特許請求の範囲第2項に記
    載の制御装置。
  4. 【請求項4】前記補正関数は、下記の式で表される特許
    請求の範囲第2項に記載の制御装置。 ΔC=(|S2c/S1c−1|)1/2×Δ ここで、ΔCは補正量、 S1cは第1の補正面積、 S2cは第2の面積、 Δは補正定数である。
  5. 【請求項5】前記面積算出手段(1)は、前記検出され
    たアーク電流の最小値を零に一致させた後、時間で積分
    して1/4周期ごとの2つの面積を算出するようになっ
    ている特許請求の範囲第1項に記載の制御装置。
  6. 【請求項6】溶接線に沿って溶接トーチをウィービング
    させて自動的にアーク溶接を行い、且つ、アークセンサ
    により前記ウィービングによるアーク電流を検出して前
    記溶接トーチの移動を補償する自動アーク溶接機の制御
    装置であって、 前記アーク電流をウィービングの半周期ごとに検出し、
    該アーク電流を時間で積分して1/4周期ごとの2つの
    面積を算出する面積算出手段と、 前記溶接トーチの移動補正が必要かどうかを判別する補
    正判別手段と、 を具備し、前記溶接トーチの移動補正が必要な場合、前
    記2つの面積の大きい方の面積が前記2つの面積の小さ
    い方の面積よりも大きい程、緩やかな立上りの補正関数
    曲線に従って基準値を補正して前記溶接トーチの移動を
    補償することを特徴とする自動アーク溶接機の制御装
    置。
  7. 【請求項7】前記補正関数は、下記の式で表される特許
    請求の範囲第6項に記載の制御装置。 ΔC=(|S2c/S1c−1|)1/2×Δ ここで、ΔCは補正量、 S1cは第1の補正面積、 S2cは第2の面積、 Δは補正定数である。
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