JPH06307934A - 分光蛍光光度計 - Google Patents

分光蛍光光度計

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JPH06307934A
JPH06307934A JP12519593A JP12519593A JPH06307934A JP H06307934 A JPH06307934 A JP H06307934A JP 12519593 A JP12519593 A JP 12519593A JP 12519593 A JP12519593 A JP 12519593A JP H06307934 A JPH06307934 A JP H06307934A
Authority
JP
Japan
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light
bright spot
light source
image
slit
Prior art date
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Pending
Application number
JP12519593A
Other languages
English (en)
Inventor
Tsutomu Hayashi
努 林
Osamu Yoshikawa
治 吉川
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Shimadzu Corp
Original Assignee
Shimadzu Corp
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Filing date
Publication date
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Priority to JP12519593A priority Critical patent/JPH06307934A/ja
Publication of JPH06307934A publication Critical patent/JPH06307934A/ja
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  • Investigating, Analyzing Materials By Fluorescence Or Luminescence (AREA)
  • Investigating Or Analysing Materials By Optical Means (AREA)
  • Spectrometry And Color Measurement (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 光源(キセノンランプ)の輝点の移動による
励起光強度の変動を排除し、安定して高精度の分光蛍光
光度測定を行なうことができるようにする。 【構成】 2枚の受光素子板21、22により分光器の
スリット板13上における光源の輝点の像の位置を検出
し、輝点の像が入口スリット13aから外れていると
き、反射鏡12の傾きを変化させる等により、輝点の像
が入口スリット13aの中に入るようにフィードバック
制御する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、分光蛍光光度計に関す
る。
【0002】
【従来の技術】分光蛍光光度計の励起光用光源としては
一般に、強度が強く、放射スペクトル分布が一様である
キセノンランプが使用される。しかし、キセノンランプ
はこのような特長を有する反面、強度が不安定であると
いう欠点があり、従来の分光蛍光光度計ではダイノード
フィードバック方式やレシオ方式等の各種方法により光
源強度の時間的変動を補償するようになっていた。
【0003】レシオ方式により光源強度の変動を補償す
る分光蛍光光度計の概要を図3により説明する。励起光
源部40において励起光である単色光が生成され、試料
42に照射される。試料42はこれにより励起され、低
エネルギ状態に戻るときに蛍光を発する。試料42の蛍
光は蛍光分光器43により分光され、その強度が検出器
44により検出される。検出された各波長の蛍光強度の
データはアンプ45、A/D変換器46を通してデータ
処理部47に送られる。一方、励起光源部40からの単
色光はハーフミラー41により参照光検出器48にも送
られ、ここで、試料42に照射される励起光の強度が検
出される。参照光検出器48により検出された光源強度
のデータもアンプ49、A/D変換器50を通してデー
タ処理部47に送られる。データ処理部47では、試料
42からの蛍光の強度を光源の強度で除することによ
り、光源光強度の変動の影響を取り除いたデータを得
る。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】キセノンランプは図2
に示すように、キセノンガス雰囲気中で先鋭な先端を有
する陰極30から陽極31へ放電を起こさせることによ
り発光するものであるため、陰極30の先端付近の小さ
い範囲32(これを輝点と呼ぶ)で非常に明るく、その
周辺部分33では輝点32よりも遙かに光度が低いとい
う特性を有する。上記キセノンランプの強度が強いとい
う特徴は主にこの輝点32によるものであるため、励起
光源部の光学系ではこの輝点32の光が入口スリットを
通して分光器に導かれるように設定されている。
【0005】しかし、輝点32は放電により生成される
ものであるため、その位置がやや不安定であるという欠
点がある。特に、長時間の使用により陰極30の先端が
損耗した後は輝点32の位置が変化しやすくなる。輝点
32の位置が変化すると、その入口スリット上の像も移
動し、輝点32の光が分光器に至らなくなる場合が生じ
る。この場合、励起光源部40の生成する励起光の強度
の変動が非常に大きくなるため、上記のような光源光強
度変動補償システムの能力の限界を超えることがあり得
る。たとえ限界を超えなくても、励起光強度が非常に低
くなるとノイズが相対的に大きくなり(S/N比が下が
り)、測定結果の精度が低下する。
【0006】本発明はこのような課題を解決するために
成されたものであり、その目的とするところは、このよ
うな輝点の移動による励起光強度の変動を排除し、安定
して高精度の測定を行なうことのできる分光蛍光光度計
を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に成された本発明に係る分光蛍光光度計は、キセノンラ
ンプから成る光源の光を励起側分光器の入口スリットに
集光する光源光学系を備えた分光蛍光光度計において、 a)光源光学系を制御することにより、該入口スリットが
設けられたスリット板上における光源の輝点の像を移動
させる輝点移動手段と、 b)該スリット板上における輝点の像の位置を検出する輝
点位置検出手段と、 c)輝点の像が入口スリットから外れているとき、輝点の
像が入口スリットの方に移動するように輝点移動手段を
制御する制御手段と、を備えることを特徴とするもので
ある。
【0008】
【作用】輝点位置検出手段は励起側分光器のスリット板
の入口スリットの周辺を観測し、輝点の像の位置を検出
する。ここにおける輝点位置検出手段は、輝点の像が入
口スリット内にあるか、それとも、入口スリットを外れ
ているかを測定するだけでもよい。もちろん、入口スリ
ットからの距離を測定するものであってもよい。制御手
段は、輝点位置検出手段により輝点の像が入口スリット
から外れていると検出されたときは、輝点の像が入口ス
リットの中に入るように輝点移動手段を制御する。輝点
移動手段は制御手段からの制御信号に応じて、例えば光
源の光を入口スリットに向けて反射する反射鏡の角度を
変化させる等により輝点の像を入口スリットの方に移動
させる。これにより、光源の輝点の光は常に入口スリッ
トを通って分光器に送られるようになり、分光蛍光光度
計の励起光源部において安定した強度の光源光が生成さ
れ、安定した測定が可能となる。
【0009】
【実施例】本発明の一実施例である分光蛍光光度計を図
1〜図3により説明する。本実施例の分光蛍光光度計の
全体の構成は図3に示す通りであり、上述の通り、励起
光源部40において生成された単色光が試料42に照射
され、試料42からの蛍光のスペクトルが蛍光分光器4
3及び検出器44により検出される。データ処理部47
では、このように検出された蛍光強度のデータを参照光
検出器48により検出される励起光の強度で除すること
により、光源光強度の変動の影響を取り除いた蛍光強度
データを得る。
【0010】励起光源部40の内部の構造を図1により
説明する。光源であるキセノンランプ11により生成さ
れた光は、凹面反射鏡12によりスリット板13の入口
スリット13aの周辺に集光される。このとき、凹面反
射鏡12の基準位置として、キセノンランプ11の輝点
32(図2)の像が丁度入口スリット13aの中に入る
ように設定されている。入口スリット13aを通過した
光源からの光は分光素子14により分光され、所定の単
色光のみが出口スリット15を通過して試料42(図
3)に照射される(図1の一点鎖線)。なお、励起光の
波長を走査するための分光素子14の傾動機構は図示を
省略している。
【0011】本実施例の分光蛍光強度計では、図3に示
した参照光検出機構に加え、励起光源部40の内部にお
いても、生成する単色光の強度を安定化させる機構を備
えている。この機構は、スリット板13上におけるキセ
ノンランプ11の輝点32の像の位置を検出するための
輝点位置検出機構、輝点の像を移動させるための輝点移
動機構、及び、それらを制御する制御回路23から成
る。輝点位置検出機構は、2枚の受光素子板21、22
(フォトダイオード等)と、スリット板13の入口スリ
ット13a付近の像を受光素子板21、22上に投影す
るレンズ20から成る。また、輝点移動機構は、支点2
5を中心に回動可能となっている凹面反射鏡12の一方
の側を移動させるピエゾ素子24と、その反対側に設け
られたリターンスプリング26から成る。
【0012】これらの作用は次の通りである。キセノン
ランプ11内における輝点32の位置が安定している間
は、基準位置にある凹面反射鏡12により、輝点32の
光は丁度入口スリット13aを通過し、分光素子14に
送られる。このとき、受光素子板21、22は入口スリ
ット13aの周辺部分からの光(すなわち、キセノンラ
ンプ11の輝点32の周辺部分33で生成された光)の
みを受光するため、比較的低い強度の光を受光してい
る。キセノンランプ11内において異常放電が生じた
り、長時間の使用により陰極の先端が損耗し、鈍くなっ
た場合には、キセノンランプ11内における輝点32の
位置が変化する。これにより、スリット板13上におけ
る輝点の像の位置も移動し、入口スリット13aから外
れてスリット板13上に輝点の像が形成されるようにな
る(図1における点線)。すると、2枚の受光素子板2
1、22のいずれかがその輝点の像からの光を受光し、
受光量が急増する。制御回路23は、2枚の受光素子板
21、22からの受光量信号を比較し、いずれか一方の
受光量が他方の受光量よりも所定量以上に大きくなった
場合には、ピエゾ素子24に対して駆動電圧を供給して
凹面反射鏡12を傾動させる。これにより、輝点32の
像は再び入口スリット13a内に入るようになり、分光
素子14に送られるようになる。
【0013】なお、上記実施例では凹面反射鏡12の傾
動をピエゾ素子24により行なっていたが、サーボモー
タ等のその他の駆動機構を用いても構わない。また、輝
点移動を凹面反射鏡12の角度変化により行なうのでは
なく、光路中に挿入したレンズやプリズム等のその他の
光学素子を移動させることにより行なうようにしてもよ
い。
【0014】
【発明の効果】本発明に係る分光蛍光光度計では、光源
の輝点の光が常に入口スリットを通って励起側分光器に
送られるようになり、励起光源部からは常に強度の安定
した光が出力され、試料に照射されるようになる。この
ため、高精度の分光蛍光測定が可能となる。また、長時
間の使用によりキセノンランプの輝点位置が変動したり
多少不安定になっても、本発明によって励起光源強度の
補償を行なうことができるため、キセノンランプをより
長時間使用することができるようになる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の一実施例である分光蛍光光度計の励
起光源部の構成を示す説明図。
【図2】 励起光源部で用いるキセノンランプの発光部
分の断面図。
【図3】 分光蛍光光度計の構成を示すブロック図。
【符号の説明】
11…光源(キセノンランプ) 12…凹面反射
鏡 13…スリット板 13a…入口ス
リット 14…分光素子 15…出口スリ
ット 21、22…受光素子板 23…制御回路 24…ピエゾ素子 25…支点 26…リターンスプリング

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 キセノンランプから成る光源の光を励起
    側分光器の入口スリットに集光する光源光学系を備えた
    分光蛍光光度計において、 a)光源光学系を制御することにより、該入口スリットが
    設けられたスリット板上における光源の輝点の像を移動
    させる輝点移動手段と、 b)該スリット板上における輝点の像の位置を検出する輝
    点位置検出手段と、 c)輝点の像が入口スリットから外れているとき、輝点の
    像が入口スリットの方に移動するように輝点移動手段を
    制御する制御手段と、 を備えることを特徴とする分光蛍光光度計。
JP12519593A 1993-04-27 1993-04-27 分光蛍光光度計 Pending JPH06307934A (ja)

Priority Applications (1)

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JP12519593A JPH06307934A (ja) 1993-04-27 1993-04-27 分光蛍光光度計

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JP12519593A JPH06307934A (ja) 1993-04-27 1993-04-27 分光蛍光光度計

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JPH06307934A true JPH06307934A (ja) 1994-11-04

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ID=14904278

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JP12519593A Pending JPH06307934A (ja) 1993-04-27 1993-04-27 分光蛍光光度計

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JP (1) JPH06307934A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007033148A (ja) * 2005-07-25 2007-02-08 Ushio Inc マイクロチップ測定装置
JP2010112809A (ja) * 2008-11-06 2010-05-20 Shimadzu Corp 分光蛍光光度計

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2007033148A (ja) * 2005-07-25 2007-02-08 Ushio Inc マイクロチップ測定装置
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