JPH06307773A - 焼結機クーラー排ガス処理方法および装置 - Google Patents

焼結機クーラー排ガス処理方法および装置

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JPH06307773A
JPH06307773A JP9981593A JP9981593A JPH06307773A JP H06307773 A JPH06307773 A JP H06307773A JP 9981593 A JP9981593 A JP 9981593A JP 9981593 A JP9981593 A JP 9981593A JP H06307773 A JPH06307773 A JP H06307773A
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dust
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waste gas
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政光 馬場
Junichi Sakuragi
準一 桜木
Koichi Oyama
浩一 大山
Kenji Anami
憲次 阿南
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 従来の方式よりもさらに簡単な設備によっ
て、より集塵効率を上げることができる焼結機のクーラ
ーにおける排ガス処理手段の提供。 【構成】 装入された焼結鉱の全冷却域の略25%程度
の初期冷却域に冷却気体を導通して、高温排ガス化し、
これを外気と混合して一旦300℃以下に冷却したの
ち、熱交換器によって200℃以下に降温してダストを
除去する焼結機クーラー排ガス処理方法である。かかる
処理法を実施するための装置として、外ダクトによって
覆われた全冷却域の焼結鉱の給鉱側の略25%域に装入
焼結鉱からの冷却排ガスを収集排出する内ダクトを設
け、同ダクトを外気導入ダクトと連結したのち、熱交換
器とバグ集塵機の順で連結した排ガス処理系を設けた装
置とすることができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、焼結機の焼結鉱冷却用
クーラーから排出されるガスの処理、とくに排ガス中の
ダストの集塵方法と装置に関する。
【0002】
【従来の技術】焼結後、熱間破砕された焼結鉱の温度は
800℃程度に達しており、処理設備保護のため表面温
度で100℃以下に冷却する必要があり、そのためのク
ーラー装置として、円筒型、直線型等、種々の型式のも
のがある。
【0003】かかる焼結機におけるクーラー装置におけ
る集塵方式として、排ガスの処理効率を上げるために、
焼結機からの排ガス処理系統を温度、濃度等の特性に合
わせて分けて処理することが行われている。
【0004】例えば特開昭57−77885号公報に
は、焼結機からの高温の排ガスと、トラフとフードとの
間の境界から侵入する低温空気とを別途の系統で吸引す
ることが開示され、また、特開昭60−208428号
公報には、焼結機排鉱部からクーラー排鉱部に至る間で
発生するダスト集塵系統を、高濃度部と低濃度部に分け
て、それぞれ別個に集塵することによって集塵効率を上
げることが記載されている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、この焼
結機からの排ガスを導入ガスの温度あるいは濃度に応じ
て別系統で処理する従来の方式においては、いずれの場
合も、集塵能力、負荷を軽減した排ガス処理、適正な漏
風管理が不十分であり、しかも、クーラー内部の排ガス
の濃度、圧力の変化に対応できず、その含有ダストの変
動に対して効率的な処理ができないという欠点がある。
【0006】本発明の目的は、従来の方式よりも、さら
に簡単な設備によって、より集塵効率を上げることがで
きる焼結機のクーラーにおける排ガス処理手段を提供す
ることにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は、装入された焼
結鉱の全冷却域の略25%程度の初期冷却域に冷却気体
を導通して、高温排ガス化し、これを外気と混合して一
旦300℃以下に冷却したのち、熱交換器によって20
0℃以下に降温してダストを除去する焼結機クーラー排
ガス処理方法である。
【0008】かかる処理法を実施するための装置とし
て、外ダクトによって覆われた全冷却域の焼結鉱の給鉱
側の略25%域に装入焼結鉱からの冷却排ガスを収集排
出する内ダクトを設け、同ダクトを外気導入ダクトと連
結したのち、熱交換器とバグ集塵機の順で連結した排ガ
ス処理系を設けた装置とすることができる。
【0009】
【作用】本発明は、クーラーにおける集塵領域を、とく
に高濃度の排ガスが発生するクーラーにおける初期の1
/4領域、冷却時間にして所期の25%部分に相当する
領域とし、この領域に内フードを設置して行うことで集
塵効率を上げることができる。
【0010】この条件では、クーラー内を下方から上方
に通気する冷却用気体が高温の焼結鉱に接触し、急速な
熱気流となって焼結鉱塊の間を上昇する。この上昇流を
形成することで、混入する粉粒物は積極的に除去され、
以降でのクーラー冷却部の発塵が防止できる。
【0011】また、従来は、クーラーの排ガスは高温で
あるため、電気集塵機による処理方法が一般的である
が、熱交換によって抜熱した後の処理が行われるため、
バグ式集塵機による処理が可能となり、このため設備投
資が少なく、かつ変動費メリットを享受でき、集塵効率
がさらに向上する。
【0012】
【実施例】本発明を焼結機のサーキュラ式クーラーに適
用した例を示す。
【0013】図1はサーキュラ円形クーラー1に配置し
た内フード2による集塵領域の説明図である。
【0014】同図において、焼結機から給鉱シュート3
によって供給された800℃程度の焼結鉱はトラフ4に
装入され、サーキュラ上を略一周する間に、トラフ4の
下方から供給される冷却空気によって100℃まで冷却
され、排鉱シュート5から排出される。6は、サーキュ
ラ上に配置されたフードからのダクトであって、サーキ
ュラ上に定間隔に5個配置されている。
【0015】内フード2は、給鉱シュート3からサーキ
ュラの全周の当初の略1/4周に形成され、この内フー
ド2が覆う領域は、ダストを高濃度で含有する排ガスが
発生する箇所であって、この箇所に配置された内フード
2によって集められた排ガスは、図2に示す集塵処理装
置7によって処理される。
【0016】図2は円形クーラーからの煙突による外気
への放出までの処理装置を示す。
【0017】同図に示すように、内フード2はサーキュ
ラの全周を覆う外フード8の内側にトラフ4の内面を覆
うように設けられている。
【0018】9は内フード2において収集された装入初
期のダスト量の多い排ガスを導出するためのダクトであ
り、10はトラフ4の外縁と外フード8との間の間隙か
らのガスをダクト6に設けられたファンによって吸引
し、その供給量を調整するダンパ11を設けたバイパス
管であって、前記内フード2のためのダクト9と一体化
されている。
【0019】これによって、高濃度のダストを含有する
排出ガスはトラフ4上部に設置された内フード2によっ
て選択的に回収する。この時、トラフ4の側部からの外
気が進入しないように、排気筒ファンを運転し、且つ、
ファン上部に設置した図示しないダンパを操作すること
により、内フードと外フードの間の内部負圧差を−1m
mAq以下に調整することによって、漏風の防止と共に
低風量化を図り、高温、高濃度ダストガスを回収する。
【0020】内フード2によって、収集された略800
℃のダストを高濃度で含有する800℃程度の高濃度排
ガスは、バイパス管10を通って導入された低温の外気
によって300℃以下に冷却される。
【0021】12は、さらに排ガスを冷却するためのボ
イラのような熱交換器であって、この熱交換器12によ
って170℃程度にまで冷却された排ガスは、その後位
置に配置されたバグ集塵機13に風量調整ダンパ14を
介して導入される。この風量を制御するためのダンパ1
4は、バグ集塵機13の集塵能力を維持させた状態で、
クーラー排ガスの一定風量回収を図ることと、冷風時に
高風量となりボイラー本体より発生する気柱振動を防止
するために設置される。このように、排ガスを熱交換器
12によって抜熱することで、高能率のバグ集塵機13
による処理が可能となる。
【0022】そして、バグ集塵機13によって浄化され
た排ガスは、ブロア15によって煙突16から外気に放
散される。
【0023】
【発明の効果】本発明によって以下の効果を奏する。
【0024】(1) クーラーから排出される排ガス量
は膨大であり、全風量を処理するには、設備能力が大と
なるため、特に高濃度の排ガスが発生しているクーラー
初期領域から、選択的に回収することによって処理効率
を上げることができる。
【0025】(2) 外フードと内フードの間の負圧を
調整し、内フードでの吸引風量において漏風のない排ガ
ス回収が可能となる。
【0026】(3) バグ集塵機の利用が可能となるた
め、設備費が少なく、集塵効率の高い設備とすることが
できる。
【0027】(4) 熱交換器を装入直後の高温排ガス
の熱交換に利用できるので、熱交換効率がよい。
【図面の簡単な説明】
【図1】 サーキュラ円形クーラーに適用した本発明の
実施例を示す。
【図2】 円形クーラーからの煙突による外気への放出
までの処理系を示す。
【符号の説明】
1 サーキュラ円形クーラー 2 内フード 3 給鉱シュート 4 トラフ 5 排鉱シュート 6 ダクト 7 集塵処理装置 8 外フード 9 装入初期排ガスを導出ダクト 10 バイパス
管 11 ダンパ 12 熱交換器 13 バグ集塵機 14 風量調整
ダンパ 15 ブロア 16 煙突
フロントページの続き (72)発明者 阿南 憲次 福岡県北九州市戸畑区飛幡町1番1号 新 日本製鐵株式会社八幡製鐵所内

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 装入された焼結鉱の全冷却域の略25%
    程度の初期冷却域に冷却気体を導通して、高温排ガス化
    し、これを外気と混合して一旦300℃以下に冷却した
    のち、熱交換器によって200℃以下に降温してダスト
    を除去する焼結機クーラー排ガス処理方法。
  2. 【請求項2】 外ダクトによって覆われた全冷却域の焼
    結鉱の給鉱側の略25%域に装入焼結鉱からの冷却排ガ
    スを収集排出する内ダクトを設け、同ダクトを外気導入
    ダクトと連結したのち、熱交換器とバグ集塵機の順で連
    結した排ガス処理系を設けた焼結機クーラー排ガス処理
    装置。
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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008232519A (ja) * 2007-03-20 2008-10-02 Mitsubishi-Hitachi Metals Machinery Inc 焼結鉱冷却装置
CN103940234A (zh) * 2014-04-16 2014-07-23 伍震洲 锰矿烧结机燃煤点火窑头
CN104451121A (zh) * 2014-11-12 2015-03-25 合肥市瑞宏重型机械有限公司 旋风式矿石预热装置
CN106931792A (zh) * 2015-12-30 2017-07-07 中冶长天国际工程有限责任公司 环冷机废气综合利用的方法和装置

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