JPH06307755A - 低温ショーケース - Google Patents

低温ショーケース

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JPH06307755A
JPH06307755A JP9937293A JP9937293A JPH06307755A JP H06307755 A JPH06307755 A JP H06307755A JP 9937293 A JP9937293 A JP 9937293A JP 9937293 A JP9937293 A JP 9937293A JP H06307755 A JPH06307755 A JP H06307755A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
cooler
temperature
duct
compartment
compartments
Prior art date
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Pending
Application number
JP9937293A
Other languages
English (en)
Inventor
Yutaka Tamura
裕 田村
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sanyo Electric Co Ltd
Original Assignee
Sanyo Electric Co Ltd
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Publication date
Application filed by Sanyo Electric Co Ltd filed Critical Sanyo Electric Co Ltd
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Publication of JPH06307755A publication Critical patent/JPH06307755A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 コストの高騰を抑えつつ、陳列室内を複数の
温度帯に冷却して使用することができる低温ショーケー
スを提供する。 【構成】 断熱壁2内を商品陳列室と冷気ダクト6とに
仕切る。冷気ダクト6内に冷却器14を配置する。商品
陳列室内を複数の区画に仕切る。商品陳列室の各区画に
対応して冷気ダクト6内を複数の区画6A、6Bに仕切
るダクト仕切板9を設ける。ダクト仕切板9は商品陳列
室の各区画の使用温度に応じて、冷却器14の熱交換面
積を複数に分割する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、陳列室内において食品
等の商品を冷却しながら陳列販売するための低温ショー
ケースに関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来よりこの種低温ショーケースは、ス
ーパーマーケットやコンビニエンスストア等の店内に設
置され、各種食品の陳列販売に供されている。また、そ
の生産効率を向上させる目的から、近年低温ショーケー
スは大型化して来ている。ところで、各種食品の適正保
存温度はそれぞれ異なっており、例えば青果等に対して
は+5℃〜+10℃、乳製品や惣菜においては+2℃〜
+8℃、また、鮮魚や精肉においては−2℃〜+2℃が
適正とされている。そして、前記低温ショーケースは各
食品の種類に合わせて適正保存温度の温度帯別に設計さ
れるのが通常であった。
【0003】しかしながら、例えば乳製品や惣菜等の同
一温度帯の商品が少ない場合には、前述の如く大型化し
たショーケースの陳列室内を満たすことができなくな
り、冷却運転効率とスペース効率が悪化する問題があっ
た。そこで、従来では例えば特開昭56−61566号
公報(F25D17/08)の如く、一台の低温ショー
ケースの商品陳列室内を複数に区画し、冷気循環ダクト
内も前記各区画に対応して複数に区画すると共に、この
冷気循環ダクト内には各区画に渡る冷却器を配置し、各
区画に対応して冷却器のフィンピッチ、或いは配管レイ
アウトを変更することにより、区画された商品陳列室内
をそれぞれ別個の温度帯に制御できるようにしていた。
【0004】また、特公平3−78553号公報(F2
5D11/02)では、同様に商品陳列室内を複数に区
画し、冷気流循環風路内も前記各区画に対応して複数に
区画すると共に、冷気循環風路内の各区画には独立した
冷却器を配置し、商品陳列室の各区画毎に温度設定装置
を設けて各冷却器への冷媒流路を電磁弁で制御すること
により、区画された商品陳列室内をそれぞれ別個の温度
帯に制御できるようにしていた。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前者の
公報の如き構造では冷却器の構造が複雑となり、製品の
コストが高騰すると共に、一つの冷却器に対して商品陳
列室の温度帯のレイアウトは一種類のみであり、汎用性
に乏しい。また、後者の公報の如き構造では、複数台の
冷却器、及びそれに接続される電磁弁等を設置すること
により、部品点数が増加すると共に、制御精度が必要以
上に高くなって複雑となるため、これによっても製品の
コストが高騰してしまう問題があった。
【0006】本発明は、係る従来の技術的課題を解決す
るために成されたものであり、コストの高騰を抑えつ
つ、陳列室内を複数の温度帯に冷却して使用することが
できる低温ショーケースを提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明の低温ショーケー
ス1は、断熱壁2内を商品陳列室4と冷気ダクト6とに
仕切り、冷気ダクト6内に冷却器14を配置すると共
に、商品陳列室4内を複数の区画4A、4Bに仕切った
ものであって、商品陳列室4の各区画4A、4Bに対応
して冷気ダクト6内を複数の区画に仕切る仕切板(ダク
ト仕切板)9を設けると共に、商品陳列室4の各区画4
A、4Bの使用温度に応じて、仕切板(ダクト仕切板)
9により冷却器14の熱交換面積を複数に分割したもの
である。
【0008】
【作用】即ち、本発明の低温ショーケース1によれば、
商品陳列室4内を複数の区画4A、4Bに仕切り、各区
画4A、4Bに対応して仕切板(ダクト仕切板)9によ
り冷気ダクト6内を複数の区画6A、6Bに仕切ると共
に、この仕切板(ダクト仕切板)9は、冷気ダクト6内
の冷却器14の熱交換面積を商品陳列室4の各区画4
A、4Bの使用温度に応じて複数に分割するので、これ
ら分割された熱交換面積H1、H2で熱交換した冷気に
より、商品陳列室4の各区画4A、4Bをそれぞれに適
した温度帯に冷却することが可能となる。
【0009】特に、冷気ダクト6内には一台の冷却器1
4を設置すれば良く、また、冷却器14としても特殊な
構造ではなく、一定のフィンピッチの通常の冷却器14
を使用することができるので、製品のコスト増も低く抑
えられる。
【0010】
【実施例】以下、図面に基づき本発明の実施例を詳述す
る。図1は本発明の低温ショーケース1の斜視図、図2
は本発明の低温ショーケース1の縦断側面図、図3は図
2のA−A線断面図である。低温ショーケース1は所謂
オープンショーケースであり、断面略コ字状の断熱壁2
の左右に側板5、5を取り付けて構成されている。断熱
壁2の背壁2Aの前方には間隔を存してダクト板3が設
けられ、断熱壁2内を前後に仕切って前側に商品陳列室
4を構成すると共に、後側の前記間隔内に冷気ダクト6
を上下方向に渡って構成している。この冷気ダクト6の
上部前端は断熱壁2の開口上縁に位置した冷気吐出口7
にて開口すると共に、冷気ダクト6の下部前端は開口下
縁に位置した冷気吸込口8にて開口している。
【0011】前記商品陳列室4内は庫内仕切板11によ
って略中央から左右に仕切られ、区画4Aと4Bが形成
されており、各区画4A、4B内には複数段の棚12が
架設されている。ここで、実施例では区画4Bを鮮魚や
精肉用に、また、区画4Aを乳製品や惣菜用に使用する
ものとする。一方、冷気ダクト6内もダクト仕切板9に
よって各区画4A及び4Bにそれぞれ対応して仕切ら
れ、冷気ダクト6内に左右の区画6Aと6Bが形成され
ている。
【0012】そして、商品陳列室4の背方に位置する冷
気ダクト6内には、各区画6A及び6Bに渡って横長の
冷却器14が設置される。冷却器14は左右の鋼板製管
板15A、15Bと、両管板15A、15Bそれぞれの
内側に所定の間隔を存して配設された鋼板製管板16
A、16Bに蛇行状の冷媒配管17を固定すると共に、
管板15A、16A、16B、15B間の冷媒配管17
に複数枚のアルミニウム製熱交換フィン18を取り付け
て構成されている。
【0013】また、前記ダクト仕切板9は上下端部にお
いては庫内仕切板11に対応して略中央部に位置してい
るが、中間部は斜めに管板16Aに向かいそれに接続さ
れている。これによって、冷却器14は管板15Aから
16Aまでの熱交換面積H1と、管板16Bから15B
までの熱交換面積H2とに分割され、H1の部分はH2
の部分よりも小さくなる。そして、H1の部分は冷気ダ
クト6の区画6A内に、H2の部分は区画6B内に位置
することになる。更に、管板15Aと15Bの上端には
閉塞板20を取り付け、ショートサーキットの発生を防
止する。
【0014】区画6Aの上部に位置する冷却器14の入
口側配管17Aは、左側の管板15Aの上端部からその
左側方を通って下方に引き下げられ、区画6A内におけ
る冷却器14の下側で膨張弁19に接続される。また、
冷却器14の冷媒配管17の出口側配管17Bは、左側
の管板16下端部から同様に下側に引き下げられてい
る。
【0015】係る膨張弁19の入口配管22及び出口側
配管17Bは、それぞれ断熱壁2の底壁2Bを貫通して
下方に引き出され、低温ショーケース1の据え付け現場
において、図示しない冷凍機の高圧配管及び低圧配管に
それぞれ接続されることになる。また、このとき入口配
管22は図示しない電磁弁を介して前記高圧配管に接続
され、この電磁弁の開閉により冷却器14への冷媒の供
給が制御されることになる。
【0016】低温ショーケース1の冷気ダクト6の各区
画6A及び6B内下端にはそれぞれ送風機27、27
(区画6B側は図示せず)が設置され、図2及び図3中
破線矢印の如く冷却器14に下から上に冷気が流通され
る。冷却器14の熱交換面積H1の部分及び、H2の部
分とそれぞれ熱交換した各区画6A及び6B内の冷気
は、冷気吐出口7から陳列室4の各区画4A及び4Bに
向かって吐出され、断熱壁2の開口にエアーカーテンを
構成すると共に、各区画4A及び4B内を冷却する。そ
して、各区画4A及び4B内を冷却した冷気は冷気吸込
口8から冷気ダクト6内に帰還し、再び冷却器14に流
入することになる。
【0017】前記各送風機27、27の風速及び電磁弁
の開閉は冷却器14の上方の区画6B内に設けられた温
度センサー28の感温動作に基づいて制御される。そし
て、前述の如く区画4Bに鮮魚や精肉を陳列する場合に
は、図示しない温度設定装置によって区画4Bの設定温
度を−2℃〜+2℃の範囲の任意の値に設定すれば、区
画4B内はセンサー28により鮮魚や精肉に適した前記
設定温度に温度制御される。このとき、区画4Bには区
画6B内に位置する冷却器14の広い熱交換面積H2と
熱交換して低温となった冷気が吐出されるので、区画4
Bは前記設定温度に円滑に冷却される。
【0018】一方、区画4Aには区画6A内に位置する
冷却器14の狭い熱交換面積H1と熱交換した冷気が吐
出されるので、区画4Aは区画4Bよりも一定の差で高
い温度、即ち+2℃〜+8℃の乳製品や惣菜に適した温
度に維持されることになる。これによって、一台の低温
ショーケース1内を複数種の食品の陳列に使用すること
ができるようになる。
【0019】ここで、送風機27、27及び電磁弁の制
御を区画6B内の流通冷気の温度に基づいて行うため、
区画4A内の温度は区画4B内の温度に従属する形とな
る。しかしながら、区画4A内は比較的高い温度の食品
陳列に使用するので、係る精度の温度制御でも十分であ
る。また、熱交換面積H1の部分とH2の部分で冷気の
流通抵抗が異なるため、冷気の風速が異なってしまう場
合があるが、その場合には、それぞれの送風機27、2
7の羽根の角度を変更するか、回転数を変更することに
より均一化することが可能である。
【0020】尚、区画4Bに乳製品等を陳列し、区画4
Aに青果を陳列する場合には、区画4Bの設定温度を+
2℃〜+8℃の範囲の温度とすることにより、区画4A
は+5℃〜+10℃となり、両食品にそれぞれ適した温
度に冷却することができるようになる。また、区画4A
の温度を比較的低く、区画4Bの温度を高くして使用す
る場合には、図4に示すようにダクト仕切板9を冷却器
14の管板16Bに接続すれば良い。それによって、区
画6Aには広い熱交換面積H2が、また、区画6Bには
狭い熱交換面積H1の部分がそれぞれ存在する形とな
り、区画6Aは区画6Bより強くに冷却されるようにな
る。
【0021】特に、実施例では冷却器14として両側の
管板15A、15Bの間に2枚の管板16A、16Bを
有したものを使用したが、フィン18にて確実に仕切る
ことが可能であれば、管板16A、16Bを設ける必要
は無い。また、実施例では陳列室4内を二室に仕切り、
冷気ダクト6内も二区画に仕切ったが、それに限らず、
更に複数の区画に仕切って更に多くの種類の食品を一台
の低温ショーケース内に陳列できるようにしても良い。
更に、上記実施例で示した各種温度は、それに限定され
るものではなく、使用目的に応じて種々変更可能であ
り、エアーカーテンも一層に限らず、二層三層のものに
も適用可能である。
【0022】
【発明の効果】以上詳述した如く本発明によれば、商品
陳列室内を複数の区画に仕切り、各区画に対応して仕切
板により冷気ダクト内を複数の区画に仕切ると共に、こ
の仕切板は、冷気ダクト内の冷却器の熱交換面積を商品
陳列室の各区画の使用温度に応じて複数に分割するの
で、これら分割された熱交換面積で熱交換した冷気によ
り、商品陳列室の各区画をそれぞれに適した温度帯に冷
却することが可能となる。特に、冷気ダクト内には一台
の冷却器を設置すれば良く、また、冷却器としても特殊
な構造ではなく、通常の冷却器を使用することが可能と
なるので、製品のコスト増も低く抑えられるものであ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の低温ショーケースの斜視図である。
【図2】本発明の低温ショーケースの縦断側面図であ
る。
【図3】図2のA−A線断面図である。
【図4】他の実施例の低温ショーケースの図3に相当す
る部分を示す図である。
【符号の説明】
1 低温ショーケース 2 断熱壁 4 陳列室 4A 区画 4B 区画 6 冷気ダクト 6A 区画 6B 区画 9 ダクト仕切板 11 庫内仕切板 14 冷却器 16A 管板 16B 管板 27 送風機

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 断熱壁内を商品陳列室と冷気ダクトとに
    仕切り、前記冷気ダクト内に冷却器を配置すると共に、
    前記商品陳列室内を複数の区画に仕切った低温ショーケ
    ースにおいて、前記商品陳列室の各区画に対応し、前記
    冷気ダクト内を複数の区画に仕切る仕切板を設けると共
    に、前記商品陳列室の各区画の使用温度に応じて、前記
    仕切板により前記冷却器の熱交換面積を複数に分割した
    ことを特徴とする低温ショーケース。
JP9937293A 1993-04-26 1993-04-26 低温ショーケース Pending JPH06307755A (ja)

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JP9937293A JPH06307755A (ja) 1993-04-26 1993-04-26 低温ショーケース

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JP9937293A Pending JPH06307755A (ja) 1993-04-26 1993-04-26 低温ショーケース

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JP (1) JPH06307755A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002130911A (ja) * 2000-10-19 2002-05-09 Sanyo Electric Co Ltd オープンショーケース

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002130911A (ja) * 2000-10-19 2002-05-09 Sanyo Electric Co Ltd オープンショーケース

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