JPH06307688A - 換気扇用フィルタ体 - Google Patents

換気扇用フィルタ体

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Publication number
JPH06307688A
JPH06307688A JP9914893A JP9914893A JPH06307688A JP H06307688 A JPH06307688 A JP H06307688A JP 9914893 A JP9914893 A JP 9914893A JP 9914893 A JP9914893 A JP 9914893A JP H06307688 A JPH06307688 A JP H06307688A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
filter
oil
receiving portion
filter body
oil receiving
Prior art date
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Pending
Application number
JP9914893A
Other languages
English (en)
Inventor
Yuji Tsukitari
裕二 月足
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toshiba Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
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Filing date
Publication date
Application filed by Toshiba Corp filed Critical Toshiba Corp
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Publication of JPH06307688A publication Critical patent/JPH06307688A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 シート状のフィルタに沿って流下してくる油
分を確実に油受部に導入する。 【構成】 フィルタ体18は外枠20の内側に不織布製
のシート状のフィルタ21を設けて構成してあり、フィ
ルタ21の下端部は外枠20の下端部の油受部22内に
挿入してある。このため、フィルタを伝い下りてきた油
分は確実に油受部22内に導入される。また、油分は毛
細管現象によりフィルタ21に吸い上げられるから、油
受部22の内容積以上の油を溜めることができ、しかも
油分はフィルタ21への付着力により流動し難くなって
いるから、フィルタ体18の取り外し時に油受部22か
らこぼれ難くなる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は換気扇本体の前面部に設
けられた化粧枠に着脱可能に取り付けられる換気扇用フ
ィルタ体に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、換気扇用フィルタ体として、図4
に示す構成のものが提供されている。これは、矩形状を
なす外枠1の内側に不織布からなるシート状のフィルタ
2を一体に設けてなり、外枠1の下端部には凹状に窪む
油受部3が形成されている。かかるフィルタ体は、換気
扇の化粧枠の前面部に着脱可能に取り付けられ、排出空
気中に含まれる油分をフィルタ2によって捕捉する。そ
して、フィルタ2に捕捉された油分は該フィルタ2を流
下し、油受部3に溜められるようになっている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記従来構成のフィル
タ体では、シート状のフィルタ2を流下してきた油分が
油受部3の後面部上端3aに一旦受け止められるように
なるため、その油分がフィルタ2の裏側に滲み出ること
があり、流下してきた油分をすべて油受部3に導入する
ことの確実性に欠けるという問題があった。また、油受
部3が油で満杯になった場合には、新たなフィルタ体と
交換する必要があるが、その交換のためにフィルタ体を
化粧枠から取り外す際、油分が油受部3からこぼれ易い
という問題もあった。
【0004】本発明は上記の事情に鑑みてなされたもの
で、その目的は、油受部にその内容積以上の油を溜める
ことができ、またフィルタ体を換気扇から取り外す際に
油受から油がこぼれ難くすることができる換気扇用フィ
ルタ体を提供するにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明の換気扇用フィル
タ体は、換気扇本体の前面部に設けられた化粧枠に着脱
可能に取り付けられるものであって、外枠と、この外枠
の内側に一体に設けられたシート状のフィルタと、外枠
の下端部に設けられた油受部とを備え、フィルタ体の下
端部を延長して油受部内に挿入したことを特徴とするも
のである。この場合、シート状のフィルタ体の下端部は
油受部内において渦巻状に丸められていることが好まし
い。
【0006】
【作用】シート状のフィルタの下端部が油受部内に挿入
されているから、該フィルタを流下してきた油はすべて
が油受部内に入り込む。また、油受部に溜められた油は
毛細管現象によりフィルタに吸い上げられるようになる
から、油受部の内容積以上の油を溜めることができる。
【0007】しかも、フィルタ体を換気扇から外す際、
油受部内の油は該油受部内に挿入されているフィルタに
しみ込んでいるから、その付着力により流動し難く、油
受部からこぼれ難くなる。この場合、フィルタが油受部
内で丸められていれば、油が一層流動し難くなり、こぼ
れ難くなる。
【0008】
【実施例】以下、本発明の一実施例を図1および図2に
基づいて説明する。まず、フィルタ付き換気扇の構成を
図2により説明するに、換気扇本体11を構成する角筒
状の本体枠12内には支え枠13が固定されていると共
に、後面の室外側開口部にはシャッタ14が開閉可能に
設けられている。上記支え枠13には、ファンモータ1
5が取り付けられており、このファンモータ15の回転
軸にファン16が取着されている。また、外枠12の前
面の室内側開口部には、化粧枠17が着脱可能に取り付
けられ、この化粧枠17のベルマウス部分がファン16
を囲繞するようになっている。
【0009】換気扇の前面部たる前記化粧枠17の前面
部には、フィルタ体18が着脱可能に取り付けられる。
このフィルタ体18は、内側に支え桟19aないし19
cを一体に有する外枠20と、この外枠20の内側に設
けられたシート状のフィルタ21とから構成されてい
る。このうち、外枠20はプラスチック例えばABS樹
脂製であり、フィルタ21は例えばポリプロピレン繊維
により構成された不織布からなるものである。そして、
外枠20とフィルタ21とは、本実施例の場合、外枠2
0を成形するための型内にフィルタ21を配置し、この
状態で型内に樹脂を射出注入して外枠20を成形すると
いう、いわゆるインサート成形により、支え桟19aな
いし19cを含む外枠20とフィルタ21とを一体化し
ている。なお、支え桟19aないし19cは、フィルタ
21がファン16の吸引力により凹まないように該フィ
ルタ11を支えるためのものである。
【0010】かかるフィルタ体18の外枠20への取付
構成は、外枠10の上端部に形成した係合孔20aを化
粧枠17の上端部に突設した係合爪17aに引っ掛ける
と共に、図1に示すように外枠20の下端部に後向きに
突設した係合片20bを化粧枠17の下部に形成した挿
入孔17bから挿入して、該係合片20bの係合孔20
cを挿入孔17bの上部庇部17cに突設した係合爪1
7dに係合させることによって取り付けるというもので
ある。なお、20dはフィルタ体18を取り外す場合に
手を掛ける手掛部である。
【0011】しかして、図1に示すように、外枠20の
下端部の前側には略U字状に窪む油受部22が一体に形
成されている。そして、シート状のフィルタ21の下端
寄りの途中部分は油受部22の後部上端の前面に固着さ
れ、該固着部分よりも下方に延長された下端部は油受部
22内に挿入されている。
【0012】上記構成において、フィルタ体18を化粧
枠17の前面に取り付けた状態で換気運転を行うと、フ
ァン16により台所内の空気がフィルタ21を通じて化
粧枠17のベルマウス17aから本体枠12内に吸引さ
れ、そして室外へと排出される。このとき、排出空気中
に含まれる油分などは、フィルタ21により捕獲され
る。フィルタ21により捕獲された油分は、該フィルタ
21の前面を流下し、油受部19内に溜められる。
【0013】この場合、フィルタ21の下端部が油受部
22内に挿入されているので、流下してきた油分はその
まま該フィルタ21の下端部を伝い降りて油受部22内
に導入される。従って、フィルタ21を伝い下りてくる
油分を確実に油受部22に溜めることができる。
【0014】また、油受部22内に溜められた油分Lは
図1に示すようにフィルタ21に毛細管現象により吸い
上げられるようになるため、油受部22の内容積よりも
多くの量の油を溜め得るようになり、フィルタ体18の
交換時期を遅くすることができる。しかも、フィルタ体
18を交換すべく該フィルタ体18を化粧枠17から取
り外す際も、油受部22内の油分はフィルタ21への付
着力により流動し難い状態になっているので、フィルタ
体18が多少傾いても、油分が油受22からこぼれ出る
ことがなくなる。
【0015】図3は本発明の他の実施例を示すもので、
上記一実施例と異なるところは、シート状のフィルタ2
1の下端部を油受部22内において渦巻状に丸めたとこ
ろにある。このように構成した場合には、油受部22内
の油分をより多量にフィルタ21に浸み込ませることが
できるので、より油分が流動し難くなり、フィルタ体1
8の取り外しの際に油分が油受部22からこぼれ出るこ
とをより確実に防止できる。
【0016】ちなみに、フィルタ21を油受部22内に
おいて渦巻状に丸めると、それだけ油受け部22の貯留
量が減るのではないかという疑問を生ずるかも知れない
が、フィルタ21は繊維を荒く絡ませたものであるか
ら、油受部22の内容積を実質的に減らすように作用す
るおそれはない。
【0017】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、シ
ート状のフィルタ体の下端部を延長して油受部内に挿入
したことにより、フィルタを流下してきた油のすべてを
油受部内に溜めることができ、また油受部に溜められた
油は毛細管現象によりフィルタに吸い上げられるように
なるから、油受部の内容積以上の油を溜めることができ
てフィルタ体の交換時期を遅らせることがてきると共
に、フィルタ体を換気扇から外す際、油受部内の油は該
油受部内に挿入されているフィルタへの付着力により流
動し難くなり、油受部からこぼれ難くなるという実用的
効果を奏する。また、油受部内に挿入されているシート
状のフィルタの下端部を渦巻状に丸めたことにより、油
が一層流動し難くなる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示す要部の縦断側面図
【図2】フィルタ体と共に示す換気扇の分解斜視図
【図3】本発明の他の実施例を示す図1相当図
【図4】従来のフィルタ体を示す図1相当図
【符号の説明】
11は換気扇本体、17は化粧枠、18はフィルタ体、
20は外枠、21はフィルタ、22は油受部である。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 換気扇本体の前面部に設けられた化粧枠
    に着脱可能に取り付けられるフィルタ体において、外枠
    と、この外枠の内側に一体に設けられたシート状のフィ
    ルタと、前記外枠の下端部に設けられた油受部とを備
    え、前記フィルタ体の下端部を延長して前記油受部内に
    挿入したことを特徴とする換気扇用フィルタ体。
  2. 【請求項2】 シート状のフィルタ体の下端部は油受部
    内において渦巻状に丸められていることを特徴とする請
    求項1記載の換気扇用フィルタ体。
JP9914893A 1993-04-26 1993-04-26 換気扇用フィルタ体 Pending JPH06307688A (ja)

Priority Applications (1)

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JP9914893A JPH06307688A (ja) 1993-04-26 1993-04-26 換気扇用フィルタ体

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JP9914893A JPH06307688A (ja) 1993-04-26 1993-04-26 換気扇用フィルタ体

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JPH06307688A true JPH06307688A (ja) 1994-11-01

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JP (1) JPH06307688A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009229059A (ja) * 2008-02-29 2009-10-08 Mitsubishi Electric Corp 換気ユニット
JP2020003106A (ja) * 2018-06-26 2020-01-09 東芝キヤリア株式会社 換気用フィルタおよび換気扇

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