JPH0630692A - 貝表面の付着物除去装置 - Google Patents

貝表面の付着物除去装置

Info

Publication number
JPH0630692A
JPH0630692A JP4149182A JP14918292A JPH0630692A JP H0630692 A JPH0630692 A JP H0630692A JP 4149182 A JP4149182 A JP 4149182A JP 14918292 A JP14918292 A JP 14918292A JP H0630692 A JPH0630692 A JP H0630692A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
shell
drums
shellfish
receiver
attached
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP4149182A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH0748977B2 (ja
Inventor
Hisashi Mukai
寿 迎
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Individual
Original Assignee
Individual
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Individual filed Critical Individual
Priority to JP4149182A priority Critical patent/JPH0748977B2/ja
Publication of JPH0630692A publication Critical patent/JPH0630692A/ja
Publication of JPH0748977B2 publication Critical patent/JPH0748977B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02ATECHNOLOGIES FOR ADAPTATION TO CLIMATE CHANGE
    • Y02A40/00Adaptation technologies in agriculture, forestry, livestock or agroalimentary production
    • Y02A40/80Adaptation technologies in agriculture, forestry, livestock or agroalimentary production in fisheries management
    • Y02A40/81Aquaculture, e.g. of fish

Landscapes

  • Farming Of Fish And Shellfish (AREA)
  • Processing Of Meat And Fish (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 貝の個々の大きさに関係なく貝の表面に付着
したフジツボなどの付着物を確実にしかも自動的に掻き
落として除去することにある。 【構成】 無端チェーン6を上下方向循環動自在に回装
し、貝aを上部に装着する貝受器17を上下回りに回転
自在に無端チェーン6に連結し、無端チェーン6に連結
された貝受器17の移動経路の左右両側に、互いに向か
い合う側が貝受器7の移動経路に沿って開放された内部
が円周状のドラム15,16を夫々配置し、左右のドラ
ム15,16内に回転駆動軸11,12を貝受器17の
移動経路に平行に設け、各回転駆動軸11,12に回転
羽13,14を取付け、左右のドラム15,16内に研
磨材bを入れた構成よりなる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、貝の表面に付着した
フジツボなどの付着物を掻き落として除去する技術に係
り、特に、貝の表面を傷つけることなく、しかも確実且
つ自動的に貝表面に付着した付着物を掻き落として除去
する貝表面の付着物除去装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、貝の表面に付着したフジツボなど
の付着物を掻き落として除去するものとして、手動式の
器具と、自動式の装置が知られている。
【0003】手動式の器具にはハンド式器具と固定式器
具がある。ハンド式器具は把手の先端に円錐状回転刃が
設けられていて、片手でこの器具を掴み、他方の手に貝
を持ち、貝の表面に回転刃を押し当てて、貝の表面に付
着したフジツボなどの付着物を掻き落として除去してい
る。
【0004】固定式器具は固定された回転円形側周面に
出没自在な突起が形成されていて、両手で貝を掴み、貝
の表面を回転中の円形側周面に押し当てて、貝の表面に
付着したフジツボなどの付着物を掻き落として除去して
いる。
【0005】自動式の装置は、回転ドラムの側周面に突
起片が形成されて、この回転ドラムの軸芯を平行にして
左右にそれぞれ配置し、一対の回転ドラムの側周面の間
を通過させることによって、自動的に貝の表面に付着し
たフジツボなどの付着物を掻き落として除去している。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前述の
手動式の器具を使用して貝の表面に付着したフジツボな
どの付着物を掻き落とす作業にあっては、処理作業は作
業者の熟練の度合いに影響され、又人間の処理能力には
限界があり、更に最近の人手不足で充分な作業者を確保
するのが困難である等の問題点があった。
【0007】また、前述の自動式の装置を使用したもの
にあっては、処理能力や人手不足に関する問題は解決で
きるが、一対の回転ドラムの側周面の間を通過する貝は
1個1個その大きさが微妙に異なるため、貝が大きいと
きには貝が破損し、又貝が小さいときには貝の表面の掻
き落としが不十分となる等の問題があり、余り実用的で
なかった。
【0008】この発明は、上記のような課題に鑑み、そ
の課題を解決すべく創案されたものであって、その目的
とするところは、貝の個々の大きさに関係なく貝の表面
に付着したフジツボなどの付着物を確実にしかも自動的
に掻き落として除去することのできる貝表面の付着物除
去装置を提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】以上の目的を達成するた
めにこの発明は、無端索条を上下方向循環動自在に回装
し、貝を上部に装着する貝受器を上下回りに回転自在に
無端索条に連結し、無端索条に連結された貝受器の移動
経路の左右両側に内部が円弧状に形成されたドラムを夫
々配置し、左右のドラムの互いに向かい合う面を貝受器
の移動経路に沿って開放し、左右のドラム内に回転駆動
軸を貝受器の移動経路に平行に設け、各回転駆動軸に回
転羽を取付け、左右のドラム内に研磨材を入れた構成よ
りなるものである。
【0010】
【作用】以上のような構成を有するこの発明は、次のよ
うに作用する。すなわち、貝受器に貝を装着すると、貝
が装着された貝受器は循環動する無端索条によって、左
右にドラムが配置された間を通過し、その左右のドラム
の間を通過中に、左右のドラム内の研磨材が回転駆動軸
の回転羽によって回転させられ、通過中の貝受器に装着
された貝の左右両表面に多数の研磨材の粒が当たり、当
たった研磨材の粒によって、貝の表面の付着物は掻き落
とされて除去され、付着物が除去された貝を装着した貝
受器は左右のドラムの間を通過した後に逆さまに反転し
て、付着物が除去された貝を貝受器から自動的に落下さ
せ、その後、貝受器は循環して元の位置まで戻り、そこ
で再び上向きに反転して、貝を装着できる状態になり、
以下同様な作用を繰り返す。
【0011】
【実施例】以下、図面に記載の実施例に基づいてこの発
明をより具体的に説明する。ここで、図1は装置の側面
図、図2は装置の平断面図、図3は図2のA−A矢視
図、図4は要部の断面図である。
【0012】図において、装置本体1の前部側と後部側
には上部スプロケット2,3が取付けられ、又これらの
上部スプロケット2,3の斜め内側寄りの下方には下部
スプロケット4,5が取付けられている。そして、これ
らのスプロケット2,3,4,5間には無端索条として
の例えば無端チェーン6が循環動自在に回装されてい
る。
【0013】装置本体1の前端には前方に向けて左右一
対の前部張出フレーム1aが水平に張り出されており、
左右一対の前部張出フレーム1aの前端側には回転軸2
aが横設され、回転軸2aはその両端側が前部張出フレ
ーム1aの軸受け2bに軸支されている。この回転軸2
aに上部スプロケット2が軸設されている。
【0014】また、装置本体1の後端には後方に向けて
左右一対の後部張出フレーム1bが水平に張り出されて
おり、左右一対の後部張出フレーム1bの後端側には回
転軸3aが横設され、回転軸3aはその両端側が後部張
出フレーム1bの軸受け3bに軸支されている。この回
転軸3aに上部スプロケット3が軸設されている。
【0015】装置本体1の後部側の軸受け3bの一端側
は、横方向に延びてその延長先に設置された無段変速機
7に連動連結されている。無段変速機7には軸受け3b
との連結側の反対側にプーリ7aが設けられ、又無段変
速機7の斜め下方にはベベルギャボックス8が設置さ
れ、ベベルギャボックス8にはプーリ8aが設けられて
いる。これらのプーリ7aとプーリ8a間には動力を伝
達するベルトが張設されている。ベベルギャボックス8
にはプーリ8aに対して直角方向にプーリ8bが設けら
れている。
【0016】無段変速機7の設置箇所の下方には汎用エ
ンジン9が設置されており、汎用エンジン9は装置本体
1の後端の下部から後方に張り出されたプレーム上に設
置されている。この汎用エンジン9には駆動軸9aが設
けられており、駆動軸9aには2個のプーリ9b,9c
が連結されている。駆動軸9aに連結されたプーリ9c
とベベルギャボックス8のプーリ8b間には動力を伝達
するベルトが張設されており、汎用エンジン9の駆動力
はベベルギャボックス8、無段変速機7、回転軸3aを
経て上部スプロケット3に伝達されて、上部スプロケッ
ト3を回転駆動させる。
【0017】装置本体1の中央の上下にはその前後方向
に前記無端チェーン6が循環回装されているが、上部側
の無端チェーン6を案内するレール10が装置本体1の
前後方向に配設されている。レール10は後述する無端
チェーン6に連結された貝受器17の移動経路上に設け
られている。レール10は前記上部スプロケット2と上
部スプロケット3との間に配設されていて、その前後両
端側は前部張出フレーム1a及び後部張出フレーム1b
上にあって上部スプロケット2,3の上端とほぼ同じ高
さに水平に設けられている。レール10の前後端側はそ
こから装置本体1側が向かってそれぞれ斜め下方に少し
傾斜され、レール10は装置本体1の前後端以外の大部
分では再びほぼ水平状に設けられている。
【0018】装置本体1の中央に前後方向に配設された
レール10を挟んでその左右両側には、左右同時に回転
する回転駆動軸11,12がレール10に平行に離間し
て配置されている。左右の各回転駆動軸11,12は、
その前後両端側が装置本体1の前部フレーム上及び後部
フレーム上の軸受け11a,11b,12a,12bに
回転自在に軸支されている。
【0019】また、左右の各回転駆動軸11,12はそ
の後端側が軸受け11b,12bより更に後方に延長さ
れ、延長された後端にはプーリ11c,12cが軸設さ
れている。又、プーリ11c,12cの斜め中央寄りの
下方にはそれぞれプーリ11d,12dが設けられ、プ
ーリ11cとプーリ11d間、及びプーリ12cとプー
リ12d間には回転駆動軸11,12に駆動力を伝達す
る無端ベルトがそれぞれ張設されている。
【0020】更に、これらのプーリ11d,12dがそ
れぞれ軸設された軸には平歯車11e,12eが軸設さ
れ、又平歯車11eと12eは互いに噛み合うに配置さ
れており、この平歯車11eと12eの噛合によって、
プーリ11dと12dは逆方向に回転し、同様に無端ベ
ルトを介してこれらのプーリ11dと12dに連動連結
している回転駆動軸11と12もそれぞれ逆回転する。
【0021】プーリ12d及び平歯車12eが軸設され
た軸には更にプーリ12fが軸設さており、このプーリ
12fと前記汎用エンジン9の駆動軸9aに軸設された
プーリ9b間には駆動力を伝達する無端ベルトが張設さ
れている。汎用エンジン9の駆動力は、プーリ9bから
無端ベルトを通じてプーリ12fに伝達され、平歯車1
1eと12eの噛合を通じてそれぞれ逆方向の回転に二
分されて、最終的に左右の回転駆動軸11,12に伝達
され、各回転駆動軸11,12は左右同時に回転する。
【0022】左右同時に回転する各回転駆動軸11,1
2には、軸方向に複数に切断された回転羽13,14が
夫々取付けられている。各回転羽13,14は回転駆動
軸11,12の回転に伴って左右同時に夫々回転する。
回転羽13,14が取付けられた回転駆動軸11,12
の外周には、内面が円周状に形成されたドラム15,1
6が回転羽13,14を覆うように取付けられている。
ドラム15,16は後述する貝受器17の移動経路の左
右に設けられている。即ち、ドラム15,16は装置本
体1の中央に前後方向に配設された貝受器17の移動経
路上の前記レール10を挟んでその左右両側に夫々形成
され、左右のドラム15,16は互いに向かい合う面が
レール10に沿って夫々開放されている。
【0023】ドラム15,16はその長手方向の両端側
は装置本体1の前後両端側の近くまで延び、その内部に
は長手方向内部を複数に仕切る仕切板15a,16aが
取付けられていて、ドラム15,16の内部は複数の仕
切板15a,16aによって複数に仕切られている。前
記回転羽13,14は、仕切板15a,16aに当たら
ないように複数に切断されている。
【0024】仕切板15a,16aによって仕切られた
各ドラム15,16内には貝aの表面の付着物を除去す
る研磨材bが入れられている。仕切板15a,16aは
ドラム15,16内の研磨材bが長手方向の片側に集中
して傾くの防いでいる。研磨材bはドラム15,16内
を回転する回転羽13,14によってレール10上を後
述の貝受器17に保持されて移動する貝aの表面にぶつ
かり、貝aの表面に付着したフジツボなどの付着物を掻
き落として除去するための材料であり、例えば径が5mm
〜10mmの小さな石、鉄片、鉛片などが使用される。
【0025】ドラム15,16の内周面にはゴム板15
b,16bが装着されている。ゴム板15b,16bは
ドラム15,16の内部で回転させられる研磨材bの磨
耗と騒音を小さくするために使用される。下面側のドラ
ム15,16及びゴム板15b,16bには多数の小さ
な排出孔15c,16cが形成されている。この排出孔
15c,16cは、例えば2mm程度の径で研磨材bによ
って貝a表面から掻き落とされた付着物や、後述する給
水管18から給水された水を排出するための孔である。
【0026】前記の無端索条としての無端チェーン6に
は、貝aを載せて保持する貝受器17が端部が重なる連
接状態で多数取付けられている。各貝受器17は支持板
17aと支持板17aの一端に垂直に設けられた連結片
17bから構成されていて、支持板17aには貝を挟ん
で保持するV字状の溝17cが前後に形成されている。
連結片17bはその他端が無端チェーン6に前後方向の
上下回りに回転自在に連結されていて、貝受器17は連
結片17bの他端を中心として上部スプロケット2,3
上で上下に反転する機構になっている。
【0027】装置本体1の前端でレール10の上方には
貝押片17dが下向きに取付けられている。貝押片17
dはその真下を通過する貝受器17の溝17cに装着さ
れた貝aを上から押さえて更に確実に溝17c内に装着
保持させるもので、貝押片17dは下向きにスプリング
17eで付勢されている。
【0028】左右のドラム15,16で挟まれた箇所の
レール10の上方には、左右に給水管18がレール10
に沿って平行に配設されている。各給水管18には下向
きに給水孔がその配設方向に多数形成されている。給水
管18から給水される水はドラム15,16内の研磨材
bを濡らして湿りけを与え、研磨材bがドラム15,1
6の外に飛散したり砂煙を生じるのを防ぐ機能を果たし
ている。
【0029】ドラム15,16の下方には排出受台19
が設置されている。排出受台19の底面は傾斜してお
り、傾斜側には排出口19aが設けられている。排出受
台19は給水管18から給水された水や、磨耗した研磨
材b、及び研磨材bによって貝aの表面から掻き落とさ
れた付着物を集めて排出する箇所である。また、装置本
体1の前端側部には貝受器17の移動速度、つまり無端
チェーン6の循環速度を調整する速度調整ハンドル20
が設けられている。
【0030】次に上記実施例の構成に基づく貝表面の付
着物除去装置の使用方法について以下説明する。装置本
体1のスイッチを入れると、汎用エンジン9が駆動し、
汎用エンジン9の駆動力はベベルギャボックス8、無段
変速機7、回転軸3aを経て上部スプロケット3に伝達
されて、上部スプロケット3を時計回りに回転駆動させ
る。上部スプロケット3の回転駆動により、上部スプロ
ケット2,3及び下部スプロケット4,5に回装された
無端チェーン6は上部スプロケット3の回転方向と同じ
方向に循環移動し、無端チェーン6に連結された貝受器
17は上部スプロケット2から上部スプロケット3の方
向に向けて移動を開始する。
【0031】また、汎用エンジン9の駆動力はプーリ9
bから無端ベルトを通じてプーリ12fに伝達され、平
歯車11eと12eの噛合を通じてそれぞれ逆方向の回
転に二分されて、最終的に回転駆動軸11,12に伝達
されて、回転駆動軸11,12を夫々逆方向、つまり回
転駆動軸11を反時計回りに、又回転駆動軸12を時計
回りに同時に回転駆動させる。左右同時に回転する回転
駆動軸11,12の回転に伴って、回転羽13,14も
一体となって夫々の方向に同時に回転して、ドラム1
5,16内の研磨材bを左右同時に回転させる。また、
給水管18から給水させて、ドラム15,16内の研磨
材bを濡らして、回転する研磨材bが飛散し又砂煙を上
げるのを防ぎ、夫々の方向に回転するように促す。
【0032】そして、速度調整ハンドル20を回して貝
受器17の移動速度を調整した後に、装置本体1の前方
側の上部スプロケット2側の無端チェーン6に連結され
た各貝受器17に貝aを次々に装着する。装着は貝受器
17の溝17cに貝aを上から押し込んで行われる。貝
受器17の溝17cに装着された貝aは、装置本体1の
後方側に向かって移動する貝受器17によって後方に移
動する。その途中で、装置本体1の前端の上部に取付け
られた貝押片17dによって各貝aは下方に付勢されて
貝受器17に溝17cにしっかりと装着される。
【0033】貝受器17に装着された貝aは前方に向か
って斜め下方に少し傾斜しながら左右のドラム15,1
6の間に入る。左右のドラム15,16内では左右同時
に回転する回転羽13,14によって水で濡れた研磨材
bが回転させられ、左右同時に回転させられた研磨材b
の粒が左右からその中央を通過する貝受器17の貝aの
左右両表面に連続して当たり、貝aの両表面に付着した
フジツボなどの付着物を掻き落とす。掻き落とされたフ
ジツボなどの付着物は水などと共に落下してドラム1
5,16の下方に設置された排出受台19に収容され、
その排出受台19の底面を流れて排出口19aから排出
される。
【0034】表面の付着物が掻き落とされた貝aは、左
右のドラム15,16間を後方に向かって進み、上方に
少し傾斜してドラム15,16の外側に出て、上部スプ
ロケット3で貝受器17はその進行方向を下向きに変え
るが、このとき、貝受器17はその連結片17bの他端
を中心に回転し、貝受器17は逆さまに反転する。この
貝受器17の反転によって、貝aは貝受器17の溝17
cの下側となるため、貝aは自身の重みによって自動的
に溝17cから外れて下方に落下する。貝aが落下する
下方には図示しない貝回収容器が設けられており、落下
した貝aは貝回収容器内に自動的に入り、貝aの表面の
付着物の除去作業は終了する。
【0035】上部スプロケット3で逆さまに反転した貝
受器17はその反転した状態で、装置本体1の下方側を
下部スプロケット5から下部スプロケット4側に向けて
移動し、下部スプロケット4で斜め上向きに進行方向を
変えて上り、上部スプロケット2でその進行方向を水平
方向に変えるが、このとき、貝受器17はその連結片1
7bの他端を中心に回転し、上向きに反転して貝受器1
7の溝17cが上側となる。そして、この状態になった
貝受器17には再び貝aが装着されて、以下、同様な作
業が繰り返される。
【0036】なお、この発明は上記実施例に限定される
ものではなく、この考案の精神を逸脱しない範囲で種々
の改変をなし得ることは勿論である。
【0037】
【発明の効果】以上の記載より明らかなように、この発
明に係る貝表面の付着物除去装置によれば、無端索条を
上下方向循環動自在に回装し、貝を上部に装着する貝受
器を上下回りに回転自在に無端索条に連結し、無端索条
に連結された貝受器の移動経路の左右両側に内部が円弧
状に形成されたドラムを夫々配置し、左右のドラムの互
いに向かい合う面を貝受器の移動経路に沿って開放し、
左右のドラム内に回転駆動軸を貝受器の移動経路に平行
に設け、各回転駆動軸に回転羽を取付け、左右のドラム
内に研磨材を入れたことにより、貝受器に貝を装着する
と、貝が装着された貝受器は循環動する無端索条によっ
て、左右にドラムが配置された間を通過し、その左右の
ドラムの間を通過中に、ドラム内の研磨材が回転する回
転駆動軸の回転羽によって回転させられ、通過中の貝受
器に装着された貝の左右両表面に多数の研磨材の粒が当
たり、当たった研磨材の粒によって、貝の表面の付着物
を自動的に掻き落として除去することができる。
【0038】そして、付着物が除去された貝を装着した
貝受器は左右のドラムの間を通過した後に逆さまに反転
して、付着物が除去された貝を貝受器から自動的に落下
させることができ、その後、貝受器は循環して元の位置
まで戻り、そこで再び上向きに反転して、貝を装着でき
る状態にすることができる。
【0039】このように、貝の表面に研磨材の粒を当て
るので、貝の個々の大きさに関係なく貝の表面に付着し
たフジツボなどの付着物を確実にしかも自動的に掻き落
として除去することができるでという、極めて新規的有
益なる効果を奏するものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の実施例を示す装置の側面図である。
【図2】この発明の実施例を示す装置の平断面図であ
る。
【図3】この発明の実施例を示す図2のA−A矢視図で
ある。
【図4】この発明の実施例を示す要部の断面図である。
【符号の説明】
1 装置本体 1a 前部張出フレーム 1b 後部張出フレーム 2 上部スプロケット 2a 回転軸 2b 軸受け 3 上部スプロケット 3a 回転軸 3b 軸受け 4 下部スプロケット 5 下部スプロケット 6 無端チェーン(無端索条) 7 無段変速機 7a プーリ 8 ベベルギャボックス 8a プーリ 8b プーリ 9 汎用エンジン 9a 駆動軸 9b プーリ 9c プーリ 10 レール 11 回転駆動軸 11a 軸受け 11b 軸受け 11c プーリ 11d プーリ 11e 平歯車 12 回転駆動軸 12a 軸受け 12b 軸受け 12c プーリ 12d プーリ 12e 平歯車 12f プーリ 13 回転羽 14 回転羽 15 ドラム 15a 仕切板 15b ゴム板 15c 排出孔 16 ドラム 16a 仕切板 16b ゴム板 16c 排出孔 17 貝受器 17a 支持板 17b 連結片 17c 溝 17d 貝押片 17e スプリング 18 給水管 19 排出受台 19a 排出口 20 速度調整ハンドル

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 無端索条を上下方向循環動自在に回装
    し、貝を上部に装着する貝受器を上下回りに回転自在に
    無端索条に連結し、無端索条に連結された貝受器の移動
    経路の左右両側に内部が円弧状に形成されたドラムを夫
    々配置し、左右のドラムの互いに向かい合う面を貝受器
    の移動経路に沿って開放し、左右のドラム内に回転駆動
    軸を貝受器の移動経路に平行に設け、各回転駆動軸に回
    転羽を取付け、左右のドラム内に研磨材を入れたことを
    特徴とする貝表面の付着物除去装置。
  2. 【請求項2】 ドラム内に水を供給する給水管を左右の
    ドラムの上方に貝受器の移動経路に沿って配設した請求
    項1記載の貝表面の付着物除去装置。
JP4149182A 1992-06-09 1992-06-09 貝表面の付着物除去装置 Expired - Lifetime JPH0748977B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP4149182A JPH0748977B2 (ja) 1992-06-09 1992-06-09 貝表面の付着物除去装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP4149182A JPH0748977B2 (ja) 1992-06-09 1992-06-09 貝表面の付着物除去装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH0630692A true JPH0630692A (ja) 1994-02-08
JPH0748977B2 JPH0748977B2 (ja) 1995-05-31

Family

ID=15469596

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP4149182A Expired - Lifetime JPH0748977B2 (ja) 1992-06-09 1992-06-09 貝表面の付着物除去装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH0748977B2 (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR101281598B1 (ko) * 2010-10-04 2013-07-18 (주)드림라임 이온화 칼슘제 제조공정의 미분 패각 리사이클 세정방법 및 그 장치
CN114505788A (zh) * 2022-02-17 2022-05-17 湖南东健药业有限公司 龟甲前处理装置、工艺以及龟甲胶的生产工艺

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR101281598B1 (ko) * 2010-10-04 2013-07-18 (주)드림라임 이온화 칼슘제 제조공정의 미분 패각 리사이클 세정방법 및 그 장치
CN114505788A (zh) * 2022-02-17 2022-05-17 湖南东健药业有限公司 龟甲前处理装置、工艺以及龟甲胶的生产工艺
CN114505788B (zh) * 2022-02-17 2023-02-28 湖南东健药业有限公司 龟甲前处理装置、工艺以及龟甲胶的生产工艺

Also Published As

Publication number Publication date
JPH0748977B2 (ja) 1995-05-31

Similar Documents

Publication Publication Date Title
AU601563B2 (en) An apparatus for wet cleaning a floor or wall surface
KR100673854B1 (ko) 컨베이어벨트용 클리닝장치
JPH02124121A (ja) 床面掃除機用掻き取り装置
CN114833581B (zh) 一种铁艺制品生产用打磨装置
JPH0630692A (ja) 貝表面の付着物除去装置
CN109516144B (zh) 一种智能化粮仓仓底清扫收集装置
CN212431510U (zh) 一种用于月桂叶香料加工的原料风干设备
CN210972825U (zh) 一种涂料生产用刮板机清扫机构
CN111473693A (zh) 一种可对弹壳清洗的收集装置
KR20010073876A (ko) 건조세척부가 구비된 구형농산물 선별기
JP2648985B2 (ja) 連続式サンドブラスト設備
CN108794080A (zh) 用于猪粪发酵机上的加料装置
CN211771665U (zh) 一种羽绒加工用除灰机
JPS6132951B2 (ja)
CN210192702U (zh) 一种磨料输送筛分装置
CN209740068U (zh) 一种食品加工用输送设备
US2991882A (en) Shrimp and fish separating machine and method for separating shrimp and fish
JP3197239B2 (ja) 貝類自動選別機
JP2005278561A (ja) 種子と果肉の分離装置
CN220722901U (zh) 一种环保型煤矿煤石运输机
CN220879576U (zh) 一种灰渣筛分用滚筒筛
JP2535369Y2 (ja) 点溶接機の電極チップ研磨装置
JP3105533U (ja) 貝類の洗浄選別装置
CN214401619U (zh) 一种公路防堵塞撒融雪剂化雪装置
CN216936221U (zh) 一种铁矿原石破碎回收装置