JPH06306829A - 融雪ヒータ - Google Patents

融雪ヒータ

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JPH06306829A
JPH06306829A JP9264293A JP9264293A JPH06306829A JP H06306829 A JPH06306829 A JP H06306829A JP 9264293 A JP9264293 A JP 9264293A JP 9264293 A JP9264293 A JP 9264293A JP H06306829 A JPH06306829 A JP H06306829A
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JP
Japan
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hot water
snow
storage tank
water storage
heater
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JP9264293A
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JP2538172B2 (ja
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Takashi Niihara
隆司 新原
Toshihito Nishikawa
豪人 西川
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West Japan Railway Co
Okazaki Manufacturing Co Ltd
Original Assignee
West Japan Railway Co
Okazaki Manufacturing Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【目的】 鉄道の軌道上の積雪を融かし分岐ポイント部
分の転轍の機能を保つための融雪ヒータを提供する。 【構成】 貯湯槽1に電気シースヒータ5を設け、この
貯湯槽中に落とし込んだ雪を貯湯槽中の温湯でもって融
解する軌条間に設置する融雪ヒータである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、鉄道の軌道の分岐箇所
における転轍機、一般にポイントと称せられている部分
の積雪による機能障害を排除するために雪を融解する融
雪ヒータに関するものである。
【0002】
【従来の技術】軌道における融雪の手段としては、軌条
に電熱線を沿わせたり、蒸気を噴霧する、温湯を注ぐ、
熱風を吹きつけるなどがあり、また、ポイント部分の凍
結防止に灯油に点火するカンテラを多数箇所に配置する
ことも行われている。しかしながら、あらゆる点で安全
でしかも効率の良い融雪方法は未だ見出されていない。
なかんずくポイントの部分では上記の何れの方法も適当
ではない。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】軌道上の積雪は、車両
の前方下部に取付けられている排障器または排雪スカー
トにより車両が前方に進行するにつれて前方に押しやら
れると同時に側方へ排除されるので、軌道上の10cm程度
の積雪であれば車両の運行は妨げられない。しかしなが
ら、軌道分岐箇所いわゆるポイント部分では、転轍の作
動装置と軌条の可動部分が軌条間または軌道の下にある
ので、車両の進行につれて前方へ押しやられてきた雪は
このポイント部分に溜る。このポイント部分では、積雪
と運び込まれる雪で雪量は倍加し、車両の進行にしたが
って雪の量は大きく変動する。このポイント部分に雪が
累積することで軌条の可動部の動きを阻害し、転轍の機
能を損なうので効率よく迅速に融雪を行う必要がある。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明は、火災、人畜の
火傷の危険がなく、効率よく迅速に融雪を可能にした軌
道上の融雪ヒータを提供するものである。各種の融雪の
方法のうち電熱ヒータを用いたホットプレートが着想さ
れるが、ポイント部分では通過する車両の運行に伴って
間欠的に雪の量が大きく変動し、しかも転轍の機能を確
保するうえからも積雪を迅速に排除する必要があるにも
かかわらず、上面が単に平板の鉄板からなるホットプレ
ートではたとえ大電力量を供給してもこの部分の雪の量
の変動に追従し得ず、雪を迅速に排除することは難し
い。また、雪塊の鉄板に接する部分のみが融けて鉄板上
を滑りポイントの部分に落とし込まれる。
【0005】本発明においては、貯湯槽に電気シースヒ
ータを設け、この貯湯槽中の温湯で雪を融解することで
迅速に融雪を可能にし、積雪時におけるポイントの機能
を確保することができる。
【0006】
【作用】軌道のポイント部分の近傍の軌条間に本融雪ヒ
ータを敷設しておき、冬期降雪の時期に通電して加熱を
継続する。降雪が始まると、雪は電気シースヒータを設
けた貯湯槽で加熱され、融けて温湯となって貯えられ、
この温湯でもって後の新たな雪を融かす。
【0007】
【実施例】本発明を添付する図面に示す具体的一実施例
に基づいて以下詳細に説明する。本発明の融雪ヒータ
は、分岐箇所の近傍の軌条間に設置する。図1は本融雪
ヒータの構造を示す斜視図であり、図2は図1の断面図
である。本融雪ヒータは軌条間の道床上に設置されるた
め、軌条間に置ける大きさで、軌道から突出しない大き
さに設定される。
【0008】貯湯槽1の上部には全周にわたり外向きフ
ランジ2を突設し、その外向きフランジ2にコ字状断面
の外側板3を連結して貯湯槽1の全周を囲ませ、外側板
3で囲まれた底面開口は底板4で塞ぎ、貯湯槽1の底部
と底板4との間に間隔を設ける。貯湯槽1の底部下面に
は貯湯槽1を加熱するため、電気シースヒータ5を波形
状に屈曲させて貼り付ける。この電気シースヒータ5に
は温湯および貯湯槽1の温度調節のためのサーモスタッ
ト6が接続してある。
【0009】また、貯湯槽1の深さ方向で半分ぐらいの
ところにブラケット7を介して金属製の網または格子8
を張設する。ここで、外側板3および金属製の網または
格子8は、軌条間の電波を短絡しないように有機樹脂あ
るいは強化プラスチックで被覆を施して絶縁してある。
また、電気シースヒータ5は金属製筒状のシース内に無
機絶縁材を介在させて発熱線を収容し絞搾してなるもの
である。
【0010】次に、本融雪ヒータの作動について説明す
る。降雪または車両が運んできた雪は、金属製の網また
は格子8を通り、貯湯槽1内に落ち込み、貯湯槽1底部
下面に取付けてある電気ヒータ5によって加熱されて融
けて温湯となり、貯湯槽1内に貯えられる。新たな降雪
または新たに運び込まれた雪は、貯湯槽1中の温湯に融
ける。この際、貯湯の温度は急激に下降するが、サーモ
スタット6を介して通電量を増して設定温度まで昇温す
る。また、貯温槽1の容量以上の湯は貯湯槽1の外向き
フランジ2を越して流出する。
【0011】金属製の網または格子8は、新たな降雪ま
たは新たに運び込まれた雪を本融雪ヒータに載せ、また
融雪ヒータを保護し、作業者が軌道上を歩く際本融雪ヒ
ータ上を安全に歩行できるようにしてある。
【0012】
【発明の効果】本発明は、上記のように、貯湯槽に電気
シースヒータを設け、この貯湯槽中に落とし込んだ雪を
貯湯槽中の温湯でもって融解する軌条間に設置する融雪
ヒータであるので、融雪に必要な熱量を温湯の状態であ
らかじめ貯えて短時間に融雪を可能にし、軌道のポイン
ト箇所の雪量の変動に追従し得る。
【0013】また、本発明は、貯湯槽の側壁を高くし金
属製の網または格子で覆ったことで寒風中の暴露に対し
保温性を高めているので省エネルギーの効果が大きい。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の融雪ヒータの分解斜視図である。
【図2】図1の断面図である。
【符号の説明】
1…貯湯槽 2…外向きフランジ 3…外側板 4…底板 5…電気シースヒータ 6…サーモスタット 7…ブラケット 8…金属製の網または格子

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 貯湯槽に電気シースヒータを設け、この
    貯湯槽中に落とし込んだ雪を貯湯槽中の温湯でもって融
    解する軌条間に設置する融雪ヒータ。
  2. 【請求項2】 貯湯槽に金属製の網または格子を張設し
    た請求項1の融雪ヒータ。
  3. 【請求項3】 貯湯槽の外側を囲むように設けた外側板
    および金属製の網または格子の外表面を有機樹脂あるい
    は強化プラスチックで被覆した請求項1あるいは2の融
    雪ヒータ。
JP5092642A 1993-04-20 1993-04-20 融雪ヒ―タ Expired - Fee Related JP2538172B2 (ja)

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Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH01136527U (ja) * 1987-11-13 1989-09-19
JPH0226975U (ja) * 1988-08-11 1990-02-21

Patent Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH01136527U (ja) * 1987-11-13 1989-09-19
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