JPH0630666U - 復水器のドレン除去装置 - Google Patents

復水器のドレン除去装置

Info

Publication number
JPH0630666U
JPH0630666U JP052592U JP5259293U JPH0630666U JP H0630666 U JPH0630666 U JP H0630666U JP 052592 U JP052592 U JP 052592U JP 5259293 U JP5259293 U JP 5259293U JP H0630666 U JPH0630666 U JP H0630666U
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
drain
cooling water
gutter
water pipe
condenser
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP052592U
Other languages
English (en)
Other versions
JPH0729404Y2 (ja
Inventor
一良 辻岳
正浩 曽田
良夫 島田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsubishi Heavy Industries Ltd
Original Assignee
Mitsubishi Heavy Industries Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Mitsubishi Heavy Industries Ltd filed Critical Mitsubishi Heavy Industries Ltd
Priority to JP5259293U priority Critical patent/JPH0729404Y2/ja
Publication of JPH0630666U publication Critical patent/JPH0630666U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JPH0729404Y2 publication Critical patent/JPH0729404Y2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Heat-Exchange Devices With Radiators And Conduit Assemblies (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 捕集効果の高いドレン除去装置を冷却水管群
中に設け、復水器の伝熱性能を向上させる。 【構成】 冷却水管群1中に、略平行なドレンガイド2
0及び樋16を設ける。ドレンガイド20は上方に凸状
とし、その下縁がドレンガイドの長手方向中心鉛直面か
ら側方に偏っている。また、下方に凸状の樋16は、そ
の上向き開口がドレンガイド20の下縁の鉛直下方に位
置し、上方から見てドレンガイド20と樋16とが隙間
なく重なるようにしてある。また、管板又は支持板近傍
の樋下端部には、ドレン排出口を設けてある。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、復水器に設けられ、復水器の伝熱性能を向上させるドレン除去装置 に関する。
【0002】
【従来の技術】
図8及び図9は、復水器の概要を示す図である。
【0003】 これらの図において、参照符号1は冷却水管群であって、管板2及び支持板( 仕切板)3により固定されている。
【0004】 このような復水器においては、タービン(図示せず)から排出された蒸気4が 蒸気入口ダクト5から復水器胴6に入り、冷却水管群1の外周に達する。その後 、蒸気4は、冷却水管群1のほぼ中央にある空気抽出管7へ向けて冷却水管群1 内を通過する。このとき蒸気4は、その殆どが凝縮し、ドレン(凝縮水)となる 。凝縮されたドレンは、復水器下部の復水溜8に溜まり、復水排出パイプ9を経 由してボイラ給水として使用される。そして、蒸気4中に含まれていた空気及び ドレンとならなかった漏れ込み空気のみが、空気抽出管7を経て真空ポンプ(図 示せず)等によって排出される。
【0005】 一方、冷却水10が、入口パイプ11から入口水管12に入り、冷却水管群1 を通過して、出口水管13から出口パイプ14へ排出される。冷却水10は、冷 却水管群1を通過する際に、蒸気4と熱交換を行い、これにより温度上昇する。
【0006】 さて、蒸気4と冷却水10とが熱交換を行う際に、伝熱性能を高く維持するた めには、冷却水管群1がドレンによって濡れることを極力阻止することが必要で ある。このため、冷却水管群1中には、ドレン除去装置が一般に取付けられてい る。
【0007】 図10及び図11は、従来のドレン除去装置を示す。
【0008】 図11に示すように、ドレン除去装置は、冷却水管群1を千鳥状配列で構成す る各冷却水管15と平行して、上下2段に配列されている複数の樋16から構成 されている。各樋16は、下に凸の判割チューブからなっている。そして、上段 の各樋16と下段の各樋16とは、相互に半ピッチずれて配置されている。これ により、各段の樋16共に、夫々2段上に位置する冷却水管15から落下するド レン17を捕集するようにされている。
【0009】 図10に示すように、各樋16に捕集されたドレン17は、各樋16の管板2 (図8参照)又は支持板3近傍に設けられたドレン排出口18から流出し、管板 2又は支持板3に沿って流下する。
【0010】 このようにして、ドレン除去装置の下方に位置する冷却水管15にドレンが落 下しないよう工夫がなされている。
【0011】
【考案が解決しようとする課題】
図11に示すように、従来のドレン除去装置においては、上下2段の各樋16 が、夫々その上方に位置する冷却水管15から垂直落下するドレン17を捕集す るようにされている。
【0012】 しかしながら、すべてのドレン17を上記意図通りに捕集できるわけではない 。一部は、点線矢印19で示すように、樋16の外周に回り込んで流れ、ドレン 除去装置下方の冷却水管15に向かって落下していく。したがって、ドレン捕集 効率が悪い。
【0013】 ドレン17が点線矢印19のように流れてしまうのは次のような原因による。 すなわち、ドレン17の流れは蒸気4の流れに左右されること、また、冷却水管 群1の上部で発生したドレンが左右のどちらか一方に片寄って下部の方へ沿って 流れること、これにより、若干の振れを生じること、しかも冷却水管15相互の クリアランスが小さいことによるものである。
【0014】 そこで、本考案は、従来のドレン除去装置に代えて、捕集効果の高いドレン除 去装置を冷却水管群中に設け、復水器の伝熱性能を向上させようとするものであ る。
【0015】
【課題を解決するための手段】
本考案によれば、樋とその上方に設けられているドレンガイドとの組合せから なるドレン除去装置によって、捕集効果を高めるようにしている。
【0016】 更に詳述すれば、本考案によるドレン除去装置は、略水平に配列されて1つの 冷却水管群を構成する複数の冷却水管の外部の蒸気が、前記冷却水管の内部を流 れる冷却水により冷却されて凝縮液化する復水器に取付けられるものであって、 前記冷却水管群中に前記冷却水管と略平行な複数の上方に凸状のドレンガイド及 び下方に凸状の樋が設けられ、前記各ドレンガイドの下縁は、該ドレンガイドの 長手方向中心鉛直面から側方に偏っているとともに、前記各樋の上向き開口は、 前記ドレンガイドの下縁の鉛直下方に位置し管板又は支持板近傍の樋下端部に穿 設のドレン排出口を有しており、かつ前記ドレンガイド及び樋を含む群を上方か ら見たとき隙間なく重なっていることを特徴としている。
【0017】
【作用】
上記の手段によれば、複数のドレンガイド及び樋が冷却水管に略平行に設けら れていると共にこれらドレンガイド及び樋を含む群が上方から見たとき隙間なく 重なっていることから、蒸気は下側の冷却水管へスムーズに流れ、また各ドレン ガイドの下縁がドレンガイドの長手方向中心鉛直面から側方に偏っていると共に 各樋の上向き開口がドレンガイドの下縁の鉛直下方に位置していることから、ド レンが下側の冷却水管に滴下しないで樋に確実に捕集される。
【0018】 すなわち、上方に凸形状のドレンガイドとしたことにより、ドレンガイド上に 滴下したドレンはドレンの下縁から下方へ流下するしかなく、樋上に確実に捕集 されることになる。
【0019】 また、樋に捕集されたドレンは、下方へ凸状の樋内で容易に水位が発生するた め、管板又は支持板近傍の樋下端部に穿設されたドレン排出口へ向かう流れが生 じ、該ドレン排出口から壁面に沿って流下する。
【0020】
【実施例】
以下図1乃至図7を参照して本考案の実施例について詳述する。なお、これら の図において図8乃至図11と同一の部分には同一の参照符号を付してその詳細 な説明は省略する。
【0021】 しかして、図1は、第1実施例を示す。
【0022】 本実施例によるドレン除去装置は、図11に示す従来装置の二段構えの樋16 のうち、上段に位置する樋16の代わりに、この樋16を頂度上下逆さにしたよ うな上方に凸状のドレンガイド20を具備している。そして、樋16及びドレン ガイド20は、上方から見たときに隙間なく重なるように配列されている。
【0023】 このように上段にドレンガイド20を設けることによって、上方の冷却水管1 5から互いに隣接するドレンガイド20の間の隙間を真下に落下するドレン17 と、上方に凸形状のドレンガイド20の外周に沿って流れ下縁から落下するドレ ン21との双方を、下段に位置する樋16の上向き開口(すなわち下方に凸状) によって捕集することができる。その後、従来同様、樋16から管板2又は支持 板3へドレンを導き、ドレン除去装置の上方に位置する冷却水管群1からのドレ ンを完全に除去することができる。したがって、ドレン除去装置の下方に位置す る冷却水管群1の伝熱性能を向上させることができる。
【0024】 図2は、第2実施例を示す。
【0025】 本実施例によるドレン除去装置は、第1実施例と同形の樋16及びドレンガイ ド20を有する。しかしながら、第1実施例が密集配列であるのに対し、本実施 例は疎散配列にも応用できることを示している。
【0026】 図3は、第3実施例を示す。
【0027】 本実施例によるドレン除去装置は、第1実施例に対し、ドレンガイド20の形 状が異なる。すなわち、「へ」字形のドレンガイド22を有する。作用及び効果 は、第1実施例と同様である。
【0028】 図4は、第4実施例を示す。
【0029】 本実施例によるドレン除去装置は、第3実施例と同様、第1実施例に対し、ド レンガイド20の形状が異なる。すなわち「人」字形(又は「入」字形)のドレ ンガイド23を有する。作用及び効果は、第1実施例と同様であるが、本実施例 によれば、更に、ドレンガイド23は、これを構成する幅の狭い板材23bが幅 の広い板材23aを補強する構造とされているので、ドレンガイド23を冷却水 管群1の挿入孔(図示せず)へ挿入することが容易となる。
【0030】 図5乃至図7は、第5乃至7実施例を夫々示す。
【0031】 これら第5乃至7実施例は、夫々第1,3及び4実施例による各ドレンガイド 20,22,23及び樋16を斜下りに配列したものである。第5乃至7実施例 によるドレン除去装置の作用及び効果は、夫々対応する第1,3及び4実施例と 同様である。なお、図5乃至図7においては、左下がりの斜配列にて示してある が、右下がりの斜配列にしてもよいことは勿論である。
【0032】 以上第1乃至7実施例による各ドレン除去装置は、冷却水管群1の冷却水管1 5配列用の孔(図示せず)を利用して配設することができる。また、必要に応じ て、複数のドレン除去装置を冷却水管群1内に設けることもできる。
【0033】
【考案の効果】
以上詳述したように、本考案による復水器のドレン除去装置は、捕集効果が高 いので、本考案装置より下方に位置する冷却水管における伝熱性能を高めること ができる。したがって、復水器全体としての効率も向上させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案による復水器のドレン除去装置の第1実
施例を示す要部断面図である。
【図2】本考案による復水器のドレン除去装置の第2実
施例を示す要部断面図である。
【図3】本考案による復水器のドレン除去装置の第3実
施例を示す要部断面図である。
【図4】本考案による復水器のドレン除去装置の第4実
施例を示す要部断面図である。
【図5】本考案による復水器のドレン除去装置の第5実
施例を示す要部断面図である。
【図6】本考案による復水器のドレン除去装置の第6実
施例を示す要部断面図である。
【図7】本考案による復水器のドレン除去装置の第7実
施例を示す要部断面図である。
【図8】復水器の概要を示す縦断面図である。
【図9】図8のA−A断面図である。
【図10】従来の復水器のドレン除去装置の取付状態を
示す図である。
【図11】図10のB−B断面図である。
【符号の説明】
1 冷却水管群 2 管板 3 支持板(仕切板) 4 蒸気 15 冷却水管 16 樋 17,21 ドレン 20,22,23 ドレンガイド

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】略水平に配列されて1つの冷却水管群を構
    成する複数の冷却水管の外部の蒸気が、前記冷却水管の
    内部を流れる冷却水により冷却されて凝縮液化する復水
    器において、 前記冷却水管群中に前記冷却水管と略平行な複数の上方
    に凸状のドレンガイド及び下方に凸状の樋が設けられ、 前記各ドレンガイドの下縁は、該ドレンガイドの長手方
    向中心鉛直面から側方に偏っているとともに、 前記各樋の上向き開口は、前記ドレンガイドの下縁の鉛
    直下方に位置し管板又は支持板近傍の樋下端部に穿設の
    ドレン排出口を有しており、かつ前記ドレンガイド及び
    樋を含む群を上方から見たとき隙間なく重なっているこ
    とを特徴とする復水器のドレン除去装置。
JP5259293U 1993-09-02 1993-09-02 復水器のドレン除去装置 Expired - Lifetime JPH0729404Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP5259293U JPH0729404Y2 (ja) 1993-09-02 1993-09-02 復水器のドレン除去装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP5259293U JPH0729404Y2 (ja) 1993-09-02 1993-09-02 復水器のドレン除去装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH0630666U true JPH0630666U (ja) 1994-04-22
JPH0729404Y2 JPH0729404Y2 (ja) 1995-07-05

Family

ID=12919064

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP5259293U Expired - Lifetime JPH0729404Y2 (ja) 1993-09-02 1993-09-02 復水器のドレン除去装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH0729404Y2 (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006153425A (ja) * 2004-05-28 2006-06-15 Toshiba Corp 復水器

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006153425A (ja) * 2004-05-28 2006-06-15 Toshiba Corp 復水器
JP4607664B2 (ja) * 2004-05-28 2011-01-05 株式会社東芝 復水器

Also Published As

Publication number Publication date
JPH0729404Y2 (ja) 1995-07-05

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US4513813A (en) Air-cooled steam condenser
US7707850B2 (en) Drainage mechanism for a flooded evaporator
US2939685A (en) Condenser deaerator
RU2656767C2 (ru) Водосборный узел
CA2320493A1 (en) Integrated heat pipe vent condenser
US4379485A (en) Wet/dry steam condenser
US4852643A (en) Vacuum condensor with condensate catch
RU2443953C2 (ru) Парциальный конденсатор
JPH0729404Y2 (ja) 復水器のドレン除去装置
US6296049B1 (en) Condenser
JPS62237205A (ja) 湿分分離再熱器
CN210543454U (zh) 一种油气冷却收集装置
JPS61205789A (ja) 復水器のドレン除去装置
US8726975B2 (en) Air-supplied dry cooler
JPS6014095A (ja) 復水器
US20150253047A1 (en) Hybrid Condenser
KR0154659B1 (ko) 농축기
JP2000018846A (ja) 脱気復水器
JP4511743B2 (ja) 復水器の真空検出配管システム
CN206861243U (zh) 一种新型的自由浮球式蒸汽疏水阀
CN208606299U (zh) 一种冷风机
US3272259A (en) Heat transfer apparatus
JP4562853B2 (ja) 給水加熱器
SU1719857A1 (ru) Конденсатор теплофикационной турбины
JPS62141495A (ja) 凝縮器

Legal Events

Date Code Title Description
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 19960109