JPH063054U - 落果防止を兼ねた果実保護袋 - Google Patents
落果防止を兼ねた果実保護袋Info
- Publication number
- JPH063054U JPH063054U JP041659U JP4165992U JPH063054U JP H063054 U JPH063054 U JP H063054U JP 041659 U JP041659 U JP 041659U JP 4165992 U JP4165992 U JP 4165992U JP H063054 U JPH063054 U JP H063054U
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- bag
- fruit
- wire
- branch
- protection
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
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- Protection Of Plants (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 果実の包み込みや枝への取付け、取外しが簡
単にできる落下防止を兼ねた果実保護袋を提供するこ
と。 【構成】 紙製の袋本体と同袋本体の上部に炭部を固着
した複数のワイヤとからまる落下防止を兼ねた果実保護
袋であり、袋本体で果実を被い、袋の上部を絞ってワイ
ヤで括り、残ったワイヤを結果枝に結び付けて使用す
る。袋本体は従来の保護袋と同様に果実の保護用として
機能し、袋本体の上部を括った後結果枝に結び付けたワ
イヤは落下防止の機能を果たす。
単にできる落下防止を兼ねた果実保護袋を提供するこ
と。 【構成】 紙製の袋本体と同袋本体の上部に炭部を固着
した複数のワイヤとからまる落下防止を兼ねた果実保護
袋であり、袋本体で果実を被い、袋の上部を絞ってワイ
ヤで括り、残ったワイヤを結果枝に結び付けて使用す
る。袋本体は従来の保護袋と同様に果実の保護用として
機能し、袋本体の上部を括った後結果枝に結び付けたワ
イヤは落下防止の機能を果たす。
Description
【0001】
本考案は、成育中の果実を保護するとともに落果防止を兼ねた果実保護袋に関 する。
【0002】
成育中の果実の保護用として従来から紙製または合成樹脂フィルム製の袋が使 用されている。この保護袋は、下端の一部に水抜き用の切り口があるほかは全体 として果実を被うことができる袋であり、袋で果実を被ったうえで袋の上部を絞 り、ワイヤで果梗に括り付けるようにしたものである。
【0003】 ところで、果実は台風等の強い風によって落下することがあり、この落下のと きに、果梗と果実の付け根部とが千切れて落果する果実と、結果枝と果梗の分岐 部から千切れて落果する果実とがある。
【0004】 果梗と果実の付け根部とが千切れて落果する果実の場合は、前記した従来の保 護袋において袋の上部をワイヤで果梗に括り付けることによって落果を防止する ことができる。
【0005】 しかしながら、たとえば「シャカ頭」といわれる果実のように、結果枝と果梗 の分岐部から千切れて落果する果実の場合は、保護袋と果実は果梗とともに落ち てしまうので、落果防止には役立たない。
【0006】 他方、梨やりんご等のように比較的大きい果実の落果防止のために、合成樹脂 製ネットで果実を包んで落果枝に結び付けることが一部で行われているが、ここ で用いられているネットは落果防止用に製造されたものではないので、果実の包 み込みや枝への結び付けに手間のかかるものである。たとえば蜜柑や栗等を入れ るネットを切り開いたものを利用した場合、果実を確実に包み込むためにネット の側端部どうしを止め具で止める必要がある。このような手間は、果実の数が多 いことから、全体として非常に多くの作業時間がかかることになる。また、果実 保護用としては別に保護袋が必要となるので、二重の手間とコストがかかること になる。
【0007】
本考案の目的は、果実の包み込みや枝への取付け、取外しが簡単にできる落果 防止を兼ねた果実保護袋を提供することにある。
【0008】
本考案は、紙製の袋本体と同袋本体の上部に端部を固着した複数のワイヤとか らなる落果防止を兼ねた果実保護袋である。
【0009】 袋本体の素材としては、撥水処理を施した30〜40g/m2 程度の厚さの紙 を用いる。袋本体の大きさは、果実の大きさに応じて縦、横の寸法を決めればよ く、幅15〜25cm程度の長尺の袋状体から打抜きによって長さ25〜35c m程度の袋本体を連続的に製造することができる。
【0010】 この袋本体の製造時に、平面視形状が矩形状の袋本体の上部にあたる部分の複 数箇所に、直径0.2mm程度で長さ5〜30cm程度のワイヤの一端部を接着 によりそれぞれ取り付ける。このワイヤは、鋼線の裸線でもよく、また、鋼線に 塩化ビニール等を被覆した被覆ワイヤでもよい。
【0011】 ワイヤを取り付ける箇所は、袋上部の一方の側縁部または両側縁部、あるいは 両側縁部の中間部でもよい。ワイヤの本数は2本、3本あるいは4本でもよく、 また、ワイヤを、袋上部の開口部を絞るためのワイヤと結果枝に結び付けるワイ ヤとに分けて、開口部を絞るためのワイヤは長さを短くし、結果枝に結び付ける ワイヤをこれより長いワイヤとするようにしてもよい。
【0012】
本考案の果実保護袋は、袋本体で果実を被い、袋の上部を絞ってワイヤで括り 、残ったワイヤを結果枝に結び付けて使用する。
【0013】 袋本体は従来の保護袋と同様に果実の保護用として機能し、袋本体の上部を括 った後結果枝に結び付けたワイヤは落果防止の機能を果たす。
【0014】
図1は本考案実施例の果実保護袋を示す斜視図であり、図2は図1の果実保護 袋の使用状態を示す斜視図である。
【0015】 図1に示すように、保護袋1は、37g/m2 の厚さの紙製で、縦約30cm 、横約20cmの袋本体2の上部にあたる部分の二箇所に、直径0.2mmで長 さ28cmの2本のワイヤ(鋼線)3の一端部を接着剤によりそれぞれ取り付け たものである。
【0016】 この袋本体2の大きさであれば、シャカ頭、梨等の保護袋として使用すること ができ、また、このワイヤ3の長さであれば、袋本体2の上部を絞って括った後 ワイヤ3を果梗または結果枝に結び付けることができる。
【0017】 この保護袋1は、図2に示すように、袋本体2で果実Mを包み込むようにして 果実Mを被い、袋上部の開口部を絞ってワイヤ3で括り、さらに残りのワイヤ3 を結果枝Tに結び付けて、落果防止を兼ねた保護袋として使用する。袋本体2の 使用法は従来の保護袋と同様であるので、使用上の手間は従来の保護袋と実質的 には変わらない。ワイヤ3の結果枝Tへの取付け、取外しは、ワイヤ3の他方の 端部を結果枝Tに巻き付け、あるいは巻きほどくだけですむので、その手間も簡 単ですむ。
【0018】 結果枝Tは棚や地面との間で図示しない固定具により上下動を抑制されている ので、結果枝T自体の上下動は小さく、したがって、風が強いときでも果実の上 下動が抑制され、落果が防止される。
【0019】 図3は図1の保護袋1の製造手順を説明するための図である。同図の(a)に 示すように、保護袋1は、一点鎖線で示す紙製の長尺の袋状体4を、袋底部にな る部分5を接着剤により接着し、同底部部分5を含めて実線で示すように切断し た後、同図の(b)に示すように、袋上部にあたる両側縁部6にワイヤ3を接着 剤により接着させて製品とする。従来の保護袋の製造手順と本考案に係る保護袋 1の製造手順とで異なる点は、被覆ワイヤ3の接着工程が増えただけであり、従 来の製造ラインで本考案に係る保護袋1を製造することができる。
【0020】
本考案によれば以下の効果を奏する。
【0021】 果実の包み込みと結果枝への取付け、取外しが簡単である。
【0022】 袋本体は従来の保護用袋と同様に使用でき、そのうえで落果を防止することが できる。
【0023】 従来の保護袋の製造ラインで製造することができる。
【図1】 本考案実施例の果実保護袋を示す斜視図であ
る。
る。
【図2】 図1の果実保護袋の使用状態を示す斜視図で
ある。
ある。
【図3】 図1の果実保護袋の製造手順を説明するため
の図である。
の図である。
1 保護袋 2 袋本体 3 ワイヤ 4 袋状体 5 袋底部部分 6 側縁部 M 果実 T 結果枝
Claims (1)
- 【請求項1】 紙製の袋本体と同袋本体の上部に端部を
固着した複数のワイヤとからなる落果防止を兼ねた果実
保護袋。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP041659U JPH063054U (ja) | 1992-06-17 | 1992-06-17 | 落果防止を兼ねた果実保護袋 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP041659U JPH063054U (ja) | 1992-06-17 | 1992-06-17 | 落果防止を兼ねた果実保護袋 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH063054U true JPH063054U (ja) | 1994-01-18 |
Family
ID=12614507
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP041659U Pending JPH063054U (ja) | 1992-06-17 | 1992-06-17 | 落果防止を兼ねた果実保護袋 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH063054U (ja) |
Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS6033856B2 (ja) * | 1983-01-17 | 1985-08-05 | 富士化学工業株式会社 | 媒染染料組成物 |
-
1992
- 1992-06-17 JP JP041659U patent/JPH063054U/ja active Pending
Patent Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS6033856B2 (ja) * | 1983-01-17 | 1985-08-05 | 富士化学工業株式会社 | 媒染染料組成物 |
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