JPH06305376A - 車輌用制御装置 - Google Patents

車輌用制御装置

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JPH06305376A
JPH06305376A JP9596393A JP9596393A JPH06305376A JP H06305376 A JPH06305376 A JP H06305376A JP 9596393 A JP9596393 A JP 9596393A JP 9596393 A JP9596393 A JP 9596393A JP H06305376 A JPH06305376 A JP H06305376A
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JP
Japan
Prior art keywords
microcomputer
control
microcomputers
abnormality
main
Prior art date
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Pending
Application number
JP9596393A
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English (en)
Inventor
Mitsunori Ishii
光徳 石井
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Subaru Corp
Original Assignee
Fuji Heavy Industries Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Fuji Heavy Industries Ltd filed Critical Fuji Heavy Industries Ltd
Priority to JP9596393A priority Critical patent/JPH06305376A/ja
Publication of JPH06305376A publication Critical patent/JPH06305376A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 制御システムを複雑化することなく確実に異
常発生を判別し、システムの信頼性を向上する。 【構成】 同じ制御プログラムで動作する主,副マイコ
ン2,3からのパルス信号を各F/Vコンバータ5,9
で電圧信号に変換して所定の設定レベル内に入っている
か否かにより正常/異常を判別し、主,副マイコン2,
3からのシリアルデータを各シリアル/パラレル変換器
6,10によりパラレルデータに変換して各ディジタル
コンパレータ7,11で設定データと比較し、正常/異
常を判別する。そして、マイコン選択ロジック回路12
で、各監視回路4,8からの信号に基づいて、主,副マ
イコン2,3のうち正常な方を選択し、その制御信号を
制御対象30に出力する。これにより、制御システムを
複雑化することなく確実に異常発生を判別し、主マイコ
ン2及び副マイコン3の一方に異常が発生した場合にお
いても正規の制御状態を維持し、システムの信頼性を向
上する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、マイクロコンピュータ
による車輌制御システムの信頼性を向上する車輌用制御
装置に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、自動車等の車輌においてマイクロ
コンピュータによる電子制御が採用されるようになる
と、電子制御系の故障に対する対策が重要なものとな
り、フェールセーフの観点から、2つのマイクロコンピ
ュータによる二重システムの制御系を採用するものが多
くなった。
【0003】この2つのマイクロコンピュータによる二
重システムには、正規の処理を行なう主マイクロコンピ
ュータとバックアップ用の副マイクロコンピュータを搭
載し、主マイクロコンピュータに異常が生じた場合に副
マイクロコンピュータに切換えて最低限の制御動作を確
保するシステムもあるが、正常時には休止状態にある副
マイクロコンピュータを設けなければならず、コスト増
加、ハードウエア資源の利用効率低下等の問題がある。
【0004】このため、特開昭61−49154号公報
には、2つのマイクロコンピュータが正規の主タスクと
簡略化された副タスクを処理し、正常時には2つのマイ
クロコンピュータの主タスクの処理結果により制御を行
ない、1つのマイクロコンピュータに異常が発生したと
きには、正常な方のマイクロコンピュータの主タスク及
び副タスクの処理結果により制御を行なう技術が開示さ
れている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来、
一方のマイクロコンピュータが故障した場合、正常な方
のマイクロコンピュータによって実行される処理は、通
常の処理の全部もしくは一部を簡略化したバックアップ
処理であるため、各々のマイクロコンピュータに対し異
なったソフトウエアを用意しなければならない。このた
め、制御システムが複雑化するばかりでなく、異常発生
時に制御システムそのもののシステムダウンは免れる
が、制御性が損なわれる。
【0006】さらに、従来、マイクロコンピュータに異
常が発生したか否かは、各マイクロコンピュータがプロ
グラムのループ実行サイクル毎に発するプログラム・ラ
ン信号の周期を監視することによって判別しており、プ
ログラム・ラン信号が正常に出ていてもソフトウエアが
正常に働いていない場合には、異常を判別することが困
難となる。
【0007】本発明は前記事情に鑑みてなされたもの
で、制御システムを複雑化することなく確実に異常発生
を判別し、システムの信頼性を向上することのできる車
輌用制御装置を提供することを目的としている。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明は、互いに同等な
処理を行なって制御信号を出力するとともに、一定周期
のパルス信号及び設定数値のシリアルデータをそれぞれ
出力する2つのマイクロコンピュータと、前記2つのマ
イクロコンピュータからそれぞれ出力する一定周期のパ
ルス信号及び設定値のシリアルデータを監視し、正常/
異常に応じた信号を出力する監視回路と、前記監視回路
からの信号に基づいて前記2つのマイクロコンピュータ
の一方を選択し、選択したマイクロコンピュータからの
制御信号を制御対象に出力するマイクロコンピュータ選
択回路とを備えたことを特徴とする。
【0009】
【作用】本発明では、互いに同等な処理を行なう2つの
マイクロコンピュータからそれぞれ出力する一定周期の
パルス信号及び設定値のシリアルデータを監視し、正常
/異常に応じて2つのマイクロコンピュータの一方を選
択し、選択したマイクロコンピュータからの制御信号を
制御対象に出力する。
【0010】
【実施例】以下、図面を参照して本発明の実施例を説明
する。図面は本発明の一実施例を示し、図1は車輌用制
御装置のブロック図、図2はマイクロコンピュータ選択
ロジックの説明図である。
【0011】図1において、符号1は車輌に搭載され、
例えばエンジン制御を行なう電子制御装置(ECU)で
あり、このECU1は、互いに同等で基本的に同じ処理
を行なう2つのマイクロコンピュータ(以下、マイコン
と略記する)2,3によって構成される二重システム系
となっている。
【0012】すなわち、前記各マイコン2,3には、同
じ制御プログラムが搭載され、センサ・スイッチ類20
からの信号に基づいて、例えば、エンジン回転数算出、
吸入空気量算出、燃料噴射量設定、アイドル回転数設
定、点火時期設定等の処理を行ない、燃料噴射制御、ア
イドル回転数制御、点火時期制御等の制御信号を各マイ
コン2,3が出力するようになっている。
【0013】尚、以下の説明においては、便宜的にマイ
クロコンピュータ2を主マイコン2、マイクロコンピュ
ータ3を副マイコン3と称する。
【0014】ここで、前記主,副マイコン2,3には、
それぞれが正常に動作しているかを監視する監視回路
4,8が接続されており、各監視回路4,8から正常/
異常に応じて出力される信号が、マイコン選択ロジック
回路12に入力される。このマイコン選択ロジック回路
12は、各監視回路4,8からの正常/異常に応じた信
号に基づいて、前記主,副マイコン2,3の一方を選択
し、選択したマイコンからの制御信号を、インジェク
タ、アイドルスピードコントロールバルブ、イグナイタ
等の制御対象30に出力するマイクロコンピュータ選択
回路であり、例えば、1個のプログラムロジックデバイ
ス(PLD)で構成されている。
【0015】前記主マイコン2に接続される監視回路4
は、F/Vコンバータ5、シリアル/パラレル変換器
6、ディジタルコンパレータ7から構成され、同様に、
前記副マイコン3に接続される監視回路8も、F/Vコ
ンバータ9、シリアル/パラレル変換器10、ディジタ
ルコンパレータ11から構成されている。
【0016】前記主,副マイコン2,3の出力ポートか
らは、前記センサ・スイッチ類20からの信号に基づい
て演算・処理した制御信号に加え、一定周期のパルス信
号と設定数値のシリアルデータとが出力されるようにな
っており、一定周期のパルス信号が前記各F/Vコンバ
ータ5,9に入力され、設定数値のシリアルデータが前
記各シリアル/パラレル変換器6,10によりパラレル
データに変換されて各ディジタルコンパレータ7,11
に入力される。
【0017】前記各F/Vコンバータ5,9では、前記
主,副マイコン2,3からのパルス信号を電圧信号に変
換して前記マイコン選択ロジック回路12に出力し、前
記各ディジタルコンパレータ7,11では、前記各シリ
アル/パラレル変換器6,10により変換されたパラレ
ルデータを設定データと比較し、比較結果に応じたハイ
/ローの2値信号を前記マイコン選択ロジック回路12
に出力する。
【0018】従って、前記各F/Vコンバータ5,9の
出力電圧が所定の設定レベル内に入っているか否かによ
り、前記主,副マイコン2,3から正常にパルス信号が
出力されているか否かを判別することができ、また、前
記各ディジタルコンパレータ7,11からの2値信号に
より、設定数値のシリアルデータが前記主,副マイコン
2,3から正常に出力されているか否かを判別すること
ができる。
【0019】すなわち、従来のように、プログラムのル
ープ実行サイクル毎のプログラム・ラン信号の周期を監
視することによって異常を判別するのではなく、一定周
期のパルス信号及び設定数値のシリアルデータを監視す
るため、プログラム・ラン信号が正常に出ていてもソフ
トウエアが正常に働いていないといった異常も、迅速且
つ確実に判別することができるのである。
【0020】前記マイコン選択ロジック回路12では、
前記各F/Vコンバータ5,9、前記各ディジタルコン
パレータ7,11からの信号が入力されると、予め設定
された真理値表に従って内部に書込まれたロジックによ
り、主,副マイコン2,3の一方を選択する。前記真理
値表の内容は、図2に示され、一定周期のパルス信号あ
るいは設定数値のシリアルデータが正常に出力されてい
る状態を○印、正常に出力されていない状態を×印。ま
た、正常/異常の任意の状態を−印で示す。
【0021】前記真理値表に従ったマイコン選択ロジッ
クでは、主マイコン2から一定周期のパルス信号及び設
定数値のシリアルデータが正常に出力されているとき、
副マイコン3の状態に係わらず主マイコン2を選択し、
主マイコン2から出力されるパルス信号及びシリアルデ
ータの少なくとも一方が異常である場合には、副マイコ
ン3から出力されるパルス信号及びシリアルデータが共
に正常であるときのみ、副マイコン3を選択する。
【0022】すなわち、主マイコン2が正常である場合
には、主マイコン2が優先的に選択され、その制御信号
が制御対象30に出力されて主マイコン2による燃料噴
射制御、アイドル回転数制御、点火時期制御等が実行さ
れる。また、主マイコン2が異常である場合には、正常
な副マイコン3が選択されて、その制御信号が制御対象
30に出力され、副マイコン3による燃料噴射制御、ア
イドル回転数制御、点火時期制御等が実行される。
【0023】この場合、主マイコン2及び副マイコン3
は、同じ制御プログラムで動作するため、一方に異常が
発生した場合においても、正規の制御状態を維持して制
御性の悪化を防止することができ、制御システムを複雑
化することなく確実に異常発生を判別し、システムの信
頼性を向上することができる。
【0024】尚、主,副マイコン2,3が共に異常の場
合には、前記マイコン選択ロジック回路12の選択結果
が異常であるとし、運転者に対する警告を発するととも
にバックアップ用のプログラムに切換える等して最低限
の制御動作を確保するようになっている。
【0025】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、互
いに同等な処理を行なう2つのマイクロコンピュータか
らそれぞれ出力する一定周期のパルス信号及び設定値の
シリアルデータを監視し、正常/異常に応じて2つのマ
イクロコンピュータの一方を選択し、選択したマイクロ
コンピュータからの制御信号を制御対象に出力するた
め、制御システムを複雑化することなく確実に異常発生
を判別し、システムの信頼性を向上することができる等
優れた効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】車輌用制御装置のブロック図
【図2】マイクロコンピュータ選択ロジックの説明図
【符号の説明】
2 主マイコン(マイクロコンピュータ) 3 副マイコン(マイクロコンピュータ) 4,8 監視回路 12 マイコン選択ロジック回路(マイクロコンピュ
ータ選択回路) 30 制御対象

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 互いに同等な処理を行なって制御信号を
    出力するとともに、一定周期のパルス信号及び設定数値
    のシリアルデータをそれぞれ出力する2つのマイクロコ
    ンピュータ(2,3)と、 前記2つのマイクロコンピュータ(2,3)からそれぞれ出
    力する一定周期のパルス信号及び設定値のシリアルデー
    タを監視し、正常/異常に応じた信号を出力する監視回
    路(4,8)と、 前記監視回路(4,8)からの信号に基づいて前記2つのマ
    イクロコンピュータ(2,3)の一方を選択し、選択したマ
    イクロコンピュータからの制御信号を制御対象(30)に出
    力するマイクロコンピュータ選択回路(12)とを備えたこ
    とを特徴とする車輌用制御装置。
JP9596393A 1993-04-22 1993-04-22 車輌用制御装置 Pending JPH06305376A (ja)

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JP9596393A JPH06305376A (ja) 1993-04-22 1993-04-22 車輌用制御装置

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JP9596393A JPH06305376A (ja) 1993-04-22 1993-04-22 車輌用制御装置

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ID=14151873

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JP9596393A Pending JPH06305376A (ja) 1993-04-22 1993-04-22 車輌用制御装置

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JP (1) JPH06305376A (ja)

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2000127797A (ja) * 1998-10-29 2000-05-09 Kansei Corp 車両用オートスピードコントロールシステム
JP2003201909A (ja) * 2002-01-09 2003-07-18 Mitsubishi Heavy Ind Ltd ディーゼル機関制御装置、ディーゼル機関及び船舶
JP2009137382A (ja) * 2007-12-05 2009-06-25 Toyota Central R&D Labs Inc 電子制御システム
WO2010119731A1 (ja) * 2009-04-14 2010-10-21 ヤンマー株式会社 電子制御式エンジン
JP2016155436A (ja) * 2015-02-24 2016-09-01 日本精工株式会社 操舵系電子制御装置

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