JPH06304997A - ブロー成形方法 - Google Patents

ブロー成形方法

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JPH06304997A
JPH06304997A JP10123493A JP10123493A JPH06304997A JP H06304997 A JPH06304997 A JP H06304997A JP 10123493 A JP10123493 A JP 10123493A JP 10123493 A JP10123493 A JP 10123493A JP H06304997 A JPH06304997 A JP H06304997A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
parison
circular
flat
die
expansion
Prior art date
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Pending
Application number
JP10123493A
Other languages
English (en)
Inventor
Yoshiaki Kano
好昭 加納
Takafumi Nishimura
隆文 西村
Yukinori Kohama
幸徳 小濱
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Ube Corp
Original Assignee
Ube Industries Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Ube Industries Ltd filed Critical Ube Industries Ltd
Priority to JP10123493A priority Critical patent/JPH06304997A/ja
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Pending legal-status Critical Current

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  • Blow-Moulding Or Thermoforming Of Plastics Or The Like (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 円形パリソンから偏平パリソンへ円滑に変更
できるブロー成形方法を提供する。 【構成】 円形ダイスから射出されたパリソンをパリソ
ンピンチ装置でピンチ可能な長さまで垂下する。マンド
レルの下端部に拡張手段を配しパリソン垂下直後と完了
時に円形状から偏平状に拡張予備成形を行なう。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は,円形ダイスを用いて偏
平状のパリソンを得るためのブロー成形方法に関するも
のである。
【0002】
【従来の技術】ブロー成形機で成形されたパリソンから
パネルやボード等の偏平な中空製品を製造する場合,円
形状のパリソンを使用するよりも製品に合わせて偏平状
としたパリソンを使用する方法が製造上便宜がよいの
で,偏平な形状のパリソンを成形できるブロー成形機が
提案されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら,従来,
円形ダイスから円形パリソンを射出し,分割金型間に垂
下させた後,分割金型を閉じて平板状成形品を成形する
場合,パリソンの型内の膨張挙動からパリソンの肉厚が
不均一となり,特にコーナ部で極端な薄肉部を生じるた
め品質上問題があった。こうした問題点の解決策とし
て,円形パリソンを平板状の成形品に近づけて偏平化
し,かつ均一な肉厚を確保することが試みられている。
【0004】従来,このような偏平パリソンを形成させ
るためには,偏平パリソンを射出する偏平ダイスを使
用するか,または,真円ダイスで円形パリソンを射出
した直後にパリソンの下方から離間した1対のエキスパ
ンダーピンをパリソン内に差込んで拡幅する方法があ
る。しかしながら,上記従来のブロー成形方法のの場
合には,真円ダイスより構造が複雑で,かつ高価なダイ
スとなる。また,の場合には,パリソン自体に傷が付
き易く,さらにパリソンの下部だけが拡がって上部は円
形のままという問題があった。また,従来のパリソンピ
ンチ装置でパリソン下部を封止する場合,パリソンのピ
ンチされた部分にしわが入りやすく,封止不良となって
予備膨張がされなかったり,ショットまでに不均一とな
ったりすることがあり,さらに,成形品にスジとして残
り外観不良となることもあった。
【0005】本発明は,上記従来の問題点に着目し,円
形パリソンから偏平状パリソンへ円滑に変更できるブロ
ー成形方法を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】このような課題を解決す
るため,本発明に係るブロー成形方法は,円形ダイスか
ら円形状に射出されたパリソンを前記円形ダイスと分割
金型間に設けられパリソンピンチ装置でピンチ可能な長
さまで垂下し,前記円形ダイスの中央部に位置するマン
ドレルの下端部に配設された拡張手段によって分割金型
の型閉方向と直交する方向に円形状から偏平状になるよ
うに拡張予備成形を行なうとともにパリソン下部をパリ
ソンピンチ装置でピンチし,パリソンを前記分割金型間
に垂下完了後に前記拡張手段によってパリソン上部を再
度拡張予備成形を行なうようにした。
【0007】
【作用】円形ダイスから円形パリソンを射出したら,マ
ンドレル下部に配設されたパリソン拡張手段によりパリ
ソン上部を拡張予備成形するとともにピンチ装置でピン
チし,分割金型間に垂下完了後に前記パリソン拡張手段
により再度パリソン上部を偏平状に拡張予備成形し,次
いで分割金型を閉じてブロー成形を行なう。
【0008】
【実施例】以下に,本発明に係るブロー成形方法の具体
的実施例を図面を参照して詳細に説明する。
【0009】中空成形金型10は,図2に示すように,
左右に分離する一対の分割金型10a,10bを閉じる
型締めにより略中央部に上下端が閉じられた空洞部(キ
ャビティ部)11を形成するようになっている。分割金
型10a,10bはそれぞれ型締板12a,12bにボ
ルト等で固定されている。この中空成形金型10は,成
形機(図示せず)のダイス9下方に,かつ,ダイス9か
ら離間した位置に配置されており,前記ダイス9の略真
下にキャビティ部11が位置している。
【0010】一方,ダイス9はマンドレル9aとダイス
ハウジング9bとで構成され,前記マンドレル9aとダ
イスハウジング9b間にはパリソン13を射出するスリ
ット17が形成されている。また,ダイス10の下部に
は,このダイス10から離間した位置に一対のピンチ装
置14(14a,14b)が水平状態に配設され,前記
ダイス10より押出されたパリソン13の下部を袋状に
して有底状のパリソン13に形成するようになってい
る。さらに,前記ピンチ装置14とダイス9間には,円
形パリソン13から偏平パリソン13へ予備成形するた
めのパリソン拡張装置18が配設されている。
【0011】次に,本発明に係るパリソン拡張装置18
の構成について述べる。パリソン拡張手段としてのパリ
ソン拡張装置18は,シリンダ18a,ピストンロッド
18b,傾斜板18cから構成され,支持脚19に取付
けられている。本実施例では,パリソン拡張装置18は
同一平面上に背反方向に配設された左右一対の拡張装置
18R,18Lから構成され,該拡張装置18R,18
Lは同一の構成を有したものとなっている。
【0012】シリンダ18aに係合されて径方向に前後
進を行なうピストンロッド18bの先端部にはピストン
ロッド18bの軸芯と例えば図1に示すように60〜8
0度に傾斜した状態で固着されており,シリンダ18a
への作動流体の給排によって拡張に寄与しない鎖線位置
からパリソン13の拡張を行なう実線位置まで移動可能
となっている。
【0013】以上のように構成されたブロー成形機の動
作を説明する。まず,図6(1)に示すように,分割金
型10a,10bを開いた型開状態にしておくととも
に,ピンチ装置14a,14bを開状態に,さらにパリ
ソン拡張装置18のピストンロッド18b(18bR,
18bL)を後退限位置にしておく。次いで,ダイス9
よりパリソン13を少し押出した(図6(1))状態
で,パリソン拡張装置18のシリンダ18a(18a
R,18aL)に作動流体を供給してピストンロッド1
8b(18bR,18bL)を伸張させて円形パリソン
13を偏平パリソン13へ予備成形(図5(1),図5
(2))するとともに,ピンチ装置14a,14bをパ
リソン13に対して接近し,パリソン13下部をピンチ
して有底状のパリソン13に成形する(図6(2))。
パリソン13の拡張後は,ピストンロッド18bを最初
の後退限位置に戻すとともに,ピンチ装置14を開状態
に戻しておく。
【0014】続いて,パリソン拡張装置18によって円
形パリソン13から偏平パリソン13へ予備成形された
偏平パリソン13の下端部が分割金型10a,10bよ
り少し下方に位置した状態まで垂下させ停止した後,再
度,前記したと同様に,パリソン拡張装置18によりパ
リソン13上部を円形パリソン13から偏平パリソン1
3へ予備成形する(図7(1))。なお,この時,ピン
チ装置14は開状態のままとする。
【0015】このように,ダイス9から押出された円形
パリソン13の先端下部をまずパリソン拡張装置18
(18R,18L)によって偏平パリソン13へ予備成
形した後(図3),パリソン13垂下完了後,後端上部
をも偏平パリソン13へ予備成形(図4)した後,ピス
トンロッド18bを伸張した状態のままでパリソン13
を分割金型10a,10bに密着させ冷却することによ
り,キャビティ部11に沿った中空成形体が形成される
(図7(2))。この後,ピストンロッド18bを縮退
させるとともに両金型10を開いてピンチ装置14でパ
リソン13の上部をピンチ,切断後,適宜な位置まで中
空成形体を搬送する。
【0016】
【発明の効果】以上説明したことからも明らかなよう
に,本発明に係るブロー成形方法は,円形ダイスから円
形状に射出されたパリソンを前記円形ダイスと分割金型
間に設けられパリソンピンチ装置でピンチ可能な長さま
で垂下し,前記円形ダイスの中央部に位置するマンドレ
ルの下端部に配設された拡張手段によって分割金型の型
閉方向と直交する方向に円形状から偏平状になるように
拡張予備成形を行なうとともにパリソン下部をパリソン
ピンチ装置でピンチし,パリソンを前記分割金型間に垂
下完了後に前記拡張手段によってパリソン上部を再度拡
張予備成形を行なうようにしたことにより,パリソンピ
ンチ時のしわが除去されるため,成形品にスジとなって
表われる成形品外観不良を防止できる。さらに,円形ダ
イスのままで偏平パリソンが容易に得られる。また,パ
リソン拡張手段により偏平パリソンに予備成形後型締め
するため,パリソン位置が毎ショットで同一となり,コ
ーナ部におけるブローアウト等の成形不良が低減する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例に係る拡張装置の縦断面図であ
る。
【図2】本発明に係るブロー成形装置の縦断面図であ
る。
【図3】パリソンの下端部のみを拡張予備成形したとき
の成形状態を示す説明図である。
【図4】パリソンの上・下部を拡張予備成形したときの
成形状態を示す説明図である。
【図5】拡張装置によるパリソンの円形から偏平への成
形状態を示す断面図である。
【図6】本発明に係る拡張装置を用いた場合のブロー成
形の型締前の説明図である。
【図7】拡張装置によるパリソンの円形から偏平への成
形状態の完了から型締後の状態を示す説明図である。
【符号の説明】
9 ダイス 9a マンドレル 9b ダイスハウジング 10 中空成形金型 10a,10b 分割金型 11 キャビティ部 12a,12b 型締板 13 パリソン 14(14a,14b) ピンチ装置 17 スリット(樹脂通路) 18 パリソン拡張装置

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 円形ダイスから円形状に射出されたパリ
    ソンを前記円形ダイスと分割金型間に設けられパリソン
    ピンチ装置でピンチ可能な長さまで垂下し,前記円形ダ
    イスの中央部に位置するマンドレルの下端部に配設され
    た拡張手段によって分割金型の型閉方向と直交する方向
    に円形状から偏平状になるように拡張予備成形を行なう
    とともにパリソン下部をパリソンピンチ装置でピンチ
    し,パリソンを前記分割金型間に垂下完了後に前記拡張
    手段によってパリソン上部を再度拡張予備成形を行なう
    ようにしたことを特徴とするブロー成形方法。
JP10123493A 1993-04-27 1993-04-27 ブロー成形方法 Pending JPH06304997A (ja)

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JP10123493A JPH06304997A (ja) 1993-04-27 1993-04-27 ブロー成形方法

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JP10123493A JPH06304997A (ja) 1993-04-27 1993-04-27 ブロー成形方法

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JPH06304997A true JPH06304997A (ja) 1994-11-01

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ID=14295215

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JP10123493A Pending JPH06304997A (ja) 1993-04-27 1993-04-27 ブロー成形方法

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN102729454A (zh) * 2012-07-18 2012-10-17 苏州同大机械有限公司 塑料中空成型机中的管坯拉伸封口装置

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
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