JPH06303650A - 画像の3次元時空間処理における時間周波数特性を測定する方法及び装置 - Google Patents

画像の3次元時空間処理における時間周波数特性を測定する方法及び装置

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JPH06303650A
JPH06303650A JP8345493A JP8345493A JPH06303650A JP H06303650 A JPH06303650 A JP H06303650A JP 8345493 A JP8345493 A JP 8345493A JP 8345493 A JP8345493 A JP 8345493A JP H06303650 A JPH06303650 A JP H06303650A
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JP8345493A
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Koichi Saito
孝一 斉藤
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READER DENSHI KK
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READER DENSHI KK
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 画像処理装置の時間周波数特性を測定するの
に適した測定方法及び装置を提供すること。 【構成】 時間周波数特性を測定するための試験信号と
して、2次元空間の水平方向において空間周波数uが所
定の値をもち、かつ垂直方向において時間周波数fが該
方向の距離に対し一定の関係をもつ値を有ししかも第1
の値からこれより高い第2の値まで変化するような一連
の試験画像(a)〜(g)を生成して使用する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、TVあるいはその他の
ディスプレイ装置等で行われる画像の3次元時空間(空
間の2つの次元、例えば水平及び垂直と、時間)処理に
関し、特にそのような処理における時間方向の周波数特
性(即ち、時間周波数特性)を測定する方法及び装置に
関するものである。
【0002】
【従来の技術】TV受像機等を含む3次元時空間画像処
理を行う装置について、このような被測定装置の静止画
における空間周波数特性を測定する方法として、くさび
パターンやゾーンプレートのような試験画像を使用する
方法がある。また、動画時のその被測定装置の時間周波
数特性の測定を行う場合、そのような従来の静止画の空
間周波数の測定に使用する画像を代用することが知られ
ている。例えば、それら画像の内、円形のゾーンプレー
ト(CZP)画像が使用されるが、そのCZP画像は、
空間周波数がその画像自身の原点からの距離に比例した
円形パターンである。
【0003】このCZPを使って被測定画像処理装置の
時間周波数特性を調べるには、(1) CZP画像の位
置をディスプレイの画面上で上下,左右,斜めに動かす
第1の方法、(2) CZP画像をズームイン,ズーム
アウトさせる第2の方法、または(3) CZP画像内
の円形縞を画像の原点即ち中心から外側へ(湧き出し)
あるいはその反対に外側から中心へ(吸い込み)と流す
第3の方法、がある。測定に際しては、そのような方法
を実施するのに必要な一連のCZP信号を生成し、次に
それら一連のCZP信号を被測定画像処理装置に入力
し、そしてその応答出力画像信号をその被測定装置自体
あるいは外部のディスプレイに表示させる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上記のような方法によ
る時間周波数測定では、次のような問題がある。即ち、
上記第1の方法では、常にCZP画像の位置を移動させ
るため、その動きに合わせて視点を動かさなければなら
ず、視覚的評価が容易でない。また、上記第2の方法で
は、CZP画像の形状が大きくなったりあるいは小さく
なったりするため、時間周波数特性の視覚的評価がしず
らく、高度の熟練を必要とした。更に、この第2の方法
では、画面のある位置のみに注目したとき、背景が静止
画の場合、CZP画像が通り過ぎるときにその静止画か
らある時間周波数の動画に、あるいはその逆にと変化す
るため、時間周波数に急激なステップ状の変化のある試
験画像となる。従って、被測定装置が静止画処理系と動
画処理系とを切り換える形式のものでは、その切り換え
のタイミングにずれがある場合には、正確に時間周波数
特性を測定できない。
【0005】次に、上記第3の方法では、例えばある1
つの湧き出しCZP画像を構成する一連の画像の時間周
波数は一定であるため、時間周波数特性の測定には、異
なった多数の湧き出し(又は吸い込み)CZP画像群、
即ち時間周波数の異なる多数の一連のCZP画像を用意
し、そしてこれら一連のCZP画像を順番に使用して初
めて、ある時間周波数範囲の測定が完了することにな
る。
【0006】従って、本発明の目的は、画像の3次元時
空間処理装置の時間周波数特性を測定するのに適した測
定方法及び装置を提供することである。
【0007】本発明の別の目的は、画像3次元時空間処
理装置における時間周波数特性を、視覚的評価がし易
く、時間周波数特性のより正確な測定が可能であり、し
かも1つの一連の試験画像で時間周波数特性の測定を行
える、測定方法及び装置を提供することである。
【0008】本発明の更に別の目的は、画像3次元時空
間処理装置の時間周波数特性の調整中、その処理装置の
時間周波数応答を容易に確認することができる、画像処
理装置の時間周波数特性の測定方法及び装置を提供する
ことである。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記の目的を実現するた
め、2次元空間内で表示される画像についての処理を行
う被測定装置において、該被測定装置の時間周波数特性
を測定する本発明の測定方法は、イ) 一連の画像を表
す試験画像信号を生成する段階であって、該一連の画像
は、前記2次元空間内において1つの基準点と該基準点
を通る互いに交差する第1と第2の軸を定めたとき、前
記第1軸の方向において所定の空間周波数をもち、かつ
前記第2軸の方向において時間周波数が該方向の距離に
対し一定の関係をもつ値を有ししかも第1の値からこれ
より高い第2の値まで変化するものである、前記の段階
と、ロ) 該試験画像信号を前記被測定装置に印加し
て、その応答出力を得る段階と、ハ) 該応答出力を表
示装置に印加する段階と、で構成する。
【0010】また、2次元空間内で表示される画像につ
いての処理を行う被測定装置において、該被測定装置の
時間周波数特性を測定する本発明の測定システムは、
イ)一連の画像を表す試験画像信号を生成する試験画像
信号発生手段であって、該一連の画像は、前記2次元空
間内において1つの基準点と該基準点を通る互いに交差
する第1と第2の軸を定めたとき、前記第1軸の方向に
おいて所定の空間周波数をもち、かつ前記第2軸の方向
において時間周波数が該方向の距離に対し一定の関係を
もつ値を有ししかも第1の値からこれより高い第2の値
まで変化するものである、前記の試験画像信号発生手段
と、ロ) 前記被測定装置に前記試験画像信号を印加し
たときのその応答出力を受けて、前記被測定装置の時間
方向の周波数特性に関する表示を行う表示手段と、で構
成する。
【0011】本発明によれば、前記時間周波数の変化
は、連続あるいは不連続の変化としたりできる。また、
前記空間周波数は、一定の周波数としたり、あるいは、
ある範囲で連続又は不連続で変化する周波数としたりす
ることができる。
【0012】更に、本発明によれば、前記第1の値は、
ゼロあるいはこれに近い値とすることができる。
【0013】
【実施例】次に、本発明の実施例について、図面を参照
して説明する。
【0014】まず初めに、図1に、本発明による時間周
波数測定システムを示す。図示の通り、この測定システ
ムは、3次元時空間(2次元空間+時間)画像処理を行
う被測定装置1の時間周波数特性を測定するため、装置
1に印加する試験信号を生成する試験信号発生装置2
と、そしてその試験信号を受けたときの被測定装置1の
応答出力を受けて適切な表示を行う表示装置3と、で構
成している。
【0015】図2は、試験信号発生装置2の詳細を示す
ブロック図である。図示のように、装置2は、クロック
発振器20と、アドレスカウンタ22と、ROM24
と、D−Aコンバータ26と、ローパスフィルタ28と
から成っている。この回路構成は、信号発生器としては
周知のものである。詳しくは、発振器20は、所定の周
波数のクロックを発生する。そして、これを受けるアド
レスカウンタ22は、ROMに予め記憶させた、試験信
号を生成するのに必要な画像データを読み出すのに必要
なアドレスを順次発生する。ROM24は、そのアドレ
スを受けると、順番に試験画像データをデジタル形式で
出力し、そしてこのデジタル試験画像データは次のD−
Aコンバータ26でアナログ試験信号に変換する。この
アナログ試験信号は、ローパスフィルタ28で平滑にし
て、最終的な試験信号を出力端子に発生する。
【0016】図3Aは、上記試験信号を構成する一連の
試験画像の一例を示すものである。(a)〜(g)は、そ
の試験画像群の内の1部分の画像、即ち、実時間t=−
3,−t2,−t1,0,t1,t2,t3 時の7つのフ
レームの画像を示している(但し、0<t1<t2
3)。試験画像全体としては、(a)の画像と(g)の
画像との間で循環させるようにする。即ち、(a)→
(b)→(c)→(d)→(e)→(f)→(g)→(f)→
(e)→(d)→(c)→(b)→(a)→(b)→(c)→
(d)→・・・・の順である。
【0017】次に、各画像フレームにおけるパターンに
ついて説明する。図示のように、矩形の2次元画像空間
において、この画像空間内の点を表すため2次元空間ベ
クトルV1,V2を定める。ベクトルV1は水平方向にそ
してベクトルV2は垂直方向に取り、そして両ベクトル
の始点は2次元空間の左上隅にする。図示した画像例で
は、V1方向即ち水平方向に空間周波数軸を定め、V2
向に時間周波数軸を定め、そして白黒パターン40の空
間周波数uは、一定のu1とし、そして時間周波数f
は、0からf2(0<f1<f2)まで連続的に変化させ
る。白黒パターン40は、図示の都合上、グレースケー
ルレベルがステップ状に変化するパターンとしている
が、図3Bから分かるように、正弦波パターンである。
尚、図3B(a)〜(g)は、その各左側にある図3A
(a)〜(g)の各試験画像について、3つの水平ライン
1(最も上),H2(真ん中),H3(最も下)におけ
る水平方向のグレースケールレベル信号(又は輝度信
号)の正弦波波形42を示している。
【0018】図4には、この図3(a)〜(g)の試験画
像群の周波数スペクトラムを、水平空間周波数u、垂直
空間周波数v、時間周波数fの3つの軸をもつ座標で示
す。実線の周波数スペクトラム線44は、空間周波数が
一定のu1であるため、軸uと直交ししかも点u1を通る
平面内にあり、そして1つの試験画像内に同時に時間周
波数が0からf2の成分があるため、f=0の点からf
=f2の点まで延びる直線となり、そして、実時間tに
応じて垂直空間周波数が変化するため、その平面内で平
行移動する。具体的には、スペクトラム線44は、t=
−t3の時にj−k間に、t=0の時にh−i間に、そ
してt=t3の時にl−m間に位置することになる。
【0019】次に、以上に述べた試験画像群を構成する
試験信号を使った時間周波数特性の測定方法について説
明する。ここで、説明の都合上、被測定装置1が、図5
の実線で示すような時間方向のローパスフィルタであっ
て、0〜f1の通過帯域を有するものとする。
【0020】図6は、上記の試験信号を被測定装置1に
入力し、そしてこれに応答して装置1が発生した出力画
像信号を表示装置3に表示した結果を示している。尚、
図6Aの(a)〜(g)は、図3A(a)〜(g)の対応す
る試験画像に対する応答を示している。図から分かるよ
うに、時間周波数fがf1〜f2の部分では、全体がグレ
ーとなっている。f1以下では、入力試験画像と変わっ
ていない。この時の周波数スペクトラムは、図7に示す
通りとなる。即ち、スペクトラム線44’は、f=0〜
1までの短くなった直線となり、そして、矩形面j−
k’−m’−l内で実時間とともに平行移動することに
なる。
【0021】図6Aの画像表示結果からは、被測定装置
の時間周波数特性が、図5の実線で示す如きものである
と容易に判定することができる。特に、時間周波数軸が
直線であり、しかも軸方向の値がその方向の原点からの
距離に対し一定の関係をもっているため、図5のカット
オフ周波数f1の上下間の境界線が、それら上下の応答
の違いにより横方向に明瞭にしかも静止して現れる。し
かも、時間周波数fが0あるいはその近傍では、白黒パ
ターンが完全に視認できる。従って、特性の視覚的評価
の容易性が高くなり、評価をする際の視点の動きは、単
純なものとなる。本発明のこの試験信号を使えば、被測
定装置の各種調整を、試験画像の表示結果を確認しなが
ら行うことが容易になる。
【0022】一方、図5の時間LPFの特性が、図示の
実線ような急峻なものではなく、その傾斜が緩やかなも
のである場合、例えば図5の点線のような傾斜をもつ特
性の場合には、その傾斜部分では、白黒パターンが徐々
に薄れてグレー一色になって行くことになる。このよう
な場合、その部分の白黒パターンの見え具合により、被
測定装置1の時間方向の空間解像度の評価も行うことが
できる。
【0023】図6Bは、図3Bと同様の図であって、
(a)〜(g)は、左側の対応する出力画像の各水平ライ
ンH1,H2,H3での水平方向のグレースケールレベル
信号の波形を示している。水平ラインH3での信号42
aは、グレー一色のためゼロとなっている。
【0024】図8Aは、図1の表示装置3を水平ライン
セレクタを備えたウェーブフォームモニタとしたときの
測定システムを示す図である。この場合、ウェーブフォ
ームモニタ3aは、被測定装置1の試験画像出力信号を
受け、そして画像のフィールド(又はフレーム)に同期
させるようにする。この時、表示画像内の最も上の水平
ラインH1から最も下の水平ラインH3まで、その各水平
ラインでのグレースケールレベル信号の振幅を表示す
る。水平ラインの番号に時間周波数値を対応付ければ、
図6Aの表示画像と同様に、被測定装置の時間周波数特
性を、その全体を一目で視認できる形式で表示すること
ができる。図8Bは、被測定装置1の時間周波数特性が
図5の時間LPF特性と同じ理想的な特性の場合の表示
例である。図から分かるように、LPF特性図に類似の
表示軌跡となっている。また、図8Cは、被測定装置1
の時間周波数特性が図示のような緩やかな時間LPF特
性の場合での表示例である。同じく、特性図に類似の表
示軌跡が得られている。従って、この測定システムで
も、時間周波数特性を容易に測定することができる。
【0025】次に、図9Aに、試験信号発生装置2で生
成する試験画像群の第2の例を示す。図3の第1の試験
画像例と異なる点は、水平空間周波数uを、u1からu2
までの範囲で連続的に変化させている点である。但し、
1<u2である。この試験画像では、ある範囲での空間
周波数特性の測定も同時に可能である。従って、被測定
装置の時間周波数特性が、空間周波数に依存するような
場合には、表示画像でその依存性を明瞭に視認すること
ができる。例えば、図9Bの応答出力表示画像(図9A
の(c)に対するもののみについて図示)において、白
黒パターンとグレー一色との境界が、水平線以外の線に
なる。このような場合でも、高い視覚的評価容易性を保
つことができる。また、この試験画像は、図8の測定シ
ステムで使用することも可能である。その場合、空間周
波数方向での時間周波数特性の変化は、ウェーブフォー
ムモニタの垂直方向の表示軌跡の輝度の変化として部分
的に現れる。
【0026】次に、図10を参照して、試験画像群の第
3の例について説明する。この第3例が図3の第1例と
異なる点は、時間周波数が垂直(V2)方向に段階的に
変化する点である。この試験画像を使えば、特定の幾つ
かの離散的な時間周波数での特性を明確に表示させるこ
とができる。また、この試験画像例では、(a)と(g)
の画像が同じとなるため、(g)を除く6つの画像フレ
ームデータをROMに記憶させておけばよく、ROMの
所要記憶容量がより少なくて済む。
【0027】以上、本発明の測定方法並びに測定システ
ムについて延べたが、次のような変更が可能である。第
1に、時間周波数軸方向での値は、非線形にすることが
でき、また水平空間周波数軸方向の値は、非線形にした
り、あるいは図11〜図13に示すように不連続にした
りすることができる。
【0028】詳しくは、図11〜図13に示した一連の
試験画像信号(a)〜(g)では、各画像中に、一例とし
て矩形の6つのサブ画像を横2列縦3列で含み、そして
その各サブ画像を一連の白黒パターンで構成し、そして
それらサブ画像の各々の白黒パターンの空間周波数u
を、u1〜u6の6つの離散的な値(u1<u2<u3<u4
<u5<u6)にしてある。但し、それらサブ画像は、同
じ時間周波数変化範囲0〜f1をもっている。このよう
な試験画像信号を使えば、時間周波数特性を、複数の特
定の空間周波数において簡単にしかも明確に測定するこ
とができる。
【0029】第2に、時間周波数座標と空間周波数座標
とは、垂直軸方向/水平軸方向以外のその他の互いに交
差する方向に取ることもできる。第3に、被測定装置が
ディスプレイを有するときには、表示装置3としてその
ディスプレイを使用しても良い。第4に、本測定システ
ムで測定できる被測定装置は、少なくとも時間方向での
処理に影響のある画像処理装置であれば良い。従って、
TV受像機の他に、画像処理に関係したエンコーダ、デ
コーダの測定も行える。
【0030】第5に、上記実施例での白黒パターンは、
グレーレベルの正弦波レベル変化パターンであって、被
測定装置の時間周波数応答が高い部分では識別可能な白
黒交互パターンとなり、そして応答が低くなるにつれて
次第にグレーという別の識別可能なパターンへと変化を
起こすものである。本発明では、画像内の画素の時間周
波数成分が画像中である値の範囲で変化するパターンで
あって、しかもその画素の時間周波数成分が変更を受け
たときに識別可能な変化を引き起こすものであれば、そ
の他のものも使用できる。例えば、白黒パターンでしか
も矩形波のレベル変化パターンのものが使用できる。更
に、輝度信号だけでなく、色信号(R,G,Bの個々の
信号)あるいは色差信号(R−YやB−Y等)のレベル
変化パターンも使える。第6に、パターンのバーの形状
は、直線状から、非直線あるいは曲線のものにすること
もできる。
【0031】
【発明の効果】以上に述べた本発明によれば、ある範囲
の時間周波数に対する被測定装置の特性を、一度にしか
も定量的に測定することができ、従って、簡単でしかも
速やかな測定が可能となる。このため、静止画から動画
までの被測定装置の特性を一度に測定できることにな
る。また、被測定装置の時間周波数特性に影響を及ぼす
各種調整において使えば、その調整を容易に行えるよう
になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】画像の3次元時空間処理における時間周波数特
性を測定するための本発明による測定システムのブロッ
ク図。
【図2】図1の測定システム中の試験信号発生装置のブ
ロック図。
【図3】Aは、その(a)〜(g)が、図2の試験信号発
生装置で発生する試験信号の一例を構成する一連の試験
画像であって、走査形のディスプレイ装置に表示した時
のパターンを示す図であり、そしてBは、その(a)〜
(g)が、Aの(a)〜(g)の対応する画像について、
異なった水平ラインH1,H2,H3でのグレースケール
レベル信号であって、ウェーブフォームモニタに表示し
たときの波形を示す図。
【図4】図3に示した試験信号の周波数スペクトラムを
示す図。
【図5】図1に示した被測定装置の時間周波数特性の1
例を示す図。
【図6】Aは、(a)〜(g)が、図3に示した試験画像
信号(a)〜(g)を図5の特性をもつ被測定装置に印加
した時の応答出力について、走査形のディスプレイ装置
に表示した時のパターンを示す図であり、そしてBは、
その(a)〜(g)が、Aの(a)〜(g)に対応する応答
出力について、異なった水平ラインH1,H2,H3での
グレースケールレベル信号であって、ウェーブフォーム
モニタに表示したときの波形を示す図。
【図7】図6に示した応答出力の周波数スペクトラムを
示す図。
【図8】Aは、図1の表示装置をウェーブフォームモニ
タとした測定システムのブロック図であり、Bは、図5
のものと同じ理想の時間LPF特性の被測定装置の場合
において図3Aの試験画像信号(a)〜(g)に対する被
測定装置の応答出力のウェーブフォームモニタでの表示
例を示す図であり、Cは、緩やかな時間LPF特性の被
測定装置の場合において図3Aの試験画像信号(a)〜
(g)に対する被測定装置の応答出力のウェーブフォー
ムモニタでの表示例を示す図。
【図9】Aは、(a)〜(g)が、図2の試験信号発生装
置で発生する試験信号の別の例を構成する一連の試験画
像であって、走査形のディスプレイ装置に表示した時の
パターンを示す図であり、Bは、Aの(c)の画像に対
する被測定装置の応答出力画像の表示例を示す図。
【図10】(a)〜(g)は、図2の試験信号発生装置で
発生する試験信号の更に別の例を構成する一連の試験画
像であって、走査形のディスプレイ装置に表示した時の
パターンを示す図。
【図11】図12及び図13と合わさって、図2の試験
信号発生装置で発生する試験信号の更に別の例を構成す
る一連の試験画像であって、走査形のディスプレイ装置
に表示した時のパターンを示す図。
【図12】図11及び図13と合わさって、図2の試験
信号発生装置で発生する試験信号の更に別の例を構成す
る一連の試験画像であって、走査形のディスプレイ装置
に表示した時のパターンを示す図。
【図13】図11及び図12と合わさって、図2の試験
信号発生装置で発生する試験信号の更に別の例を構成す
る一連の試験画像であって、走査形のディスプレイ装置
に表示した時のパターンを示す図。
【符号の説明】
1:被測定装置 2:試験信号発生装置 3:表示
装置 V1,V2:2次元空間ベクトル u:水平空間周波数 v:垂直空間周波数 f:時間周波数 t:実時間 H1,H2,H3:水平ライン
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成5年4月23日
【手続補正1】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図1
【補正方法】変更
【補正内容】
【図1】
【手続補正2】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図2
【補正方法】変更
【補正内容】
【図2】
【手続補正3】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図4
【補正方法】変更
【補正内容】
【図4】
【手続補正4】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図5
【補正方法】変更
【補正内容】
【図5】
【手続補正5】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図7
【補正方法】変更
【補正内容】
【図7】
【手続補正6】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図8
【補正方法】変更
【補正内容】
【図8】

Claims (24)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】2次元空間内で表示される画像についての
    処理を行う被測定装置において、該被測定装置の時間周
    波数特性を測定する測定方法であって、 イ) 一連の画像を表す試験画像信号を生成する段階で
    あって、該一連の画像は、前記2次元空間内において1
    つの基準点と該基準点を通る互いに交差する第1と第2
    の軸を定めたとき、前記第1軸の方向において所定の空
    間周波数をもち、かつ前記第2軸の方向において時間周
    波数が該方向の距離に対し一定の関係をもつ値を有しし
    かも第1の値からこれより高い第2の値まで変化するも
    のである、前記の段階と、 ロ) 該試験画像信号を前記被測定装置に印加して、そ
    の応答出力を得る段階と、 ハ) 該応答出力を表示装置に印加する段階と、 から成る測定方法。
  2. 【請求項2】請求項1に記載の測定方法において、前記
    時間周波数の変化は、連続の変化であること、を特徴と
    する測定方法。
  3. 【請求項3】請求項1に記載の測定方法において、前記
    時間周波数の変化は、不連続の変化であること、を特徴
    とする測定方法。
  4. 【請求項4】請求項1〜3のいずれかに記載の測定方法
    において、前記所定の空間周波数は、一定の周波数であ
    ること、を特徴とする測定方法。
  5. 【請求項5】請求項1〜3のいずれかに記載の測定方法
    において、前記所定の空間周波数は、ある範囲で連続で
    変化する周波数であること、を特徴とする測定方法。
  6. 【請求項6】請求項1〜3のいずれかに記載の測定方法
    において、前記所定の空間周波数は、ある範囲で不連続
    で変化する周波数であること、を特徴とする測定方法。
  7. 【請求項7】請求項1に記載の測定方法において、前記
    の第1軸と第2軸とは、それぞれ、前記2次元空間を定
    める水平軸と垂直軸であること、を特徴とする測定方
    法。
  8. 【請求項8】請求項1に記載の測定方法において、前記
    第1軸は、前記2次元空間を定める水平軸及び垂直軸の
    双方と交差する軸であり、そして該軸と交差する軸が前
    記第2軸であること、を特徴とする測定方法。
  9. 【請求項9】請求項1に記載の測定方法において、前記
    表示装置は、前記2次元空間に対応する画面を備えたデ
    ィスプレイであること、を特徴とする測定方法。
  10. 【請求項10】請求項1に記載の測定方法において、前
    記表示装置は、ウェーブフォームモニタであり、該ウェ
    ーブフォームモニタを、前記応答出力に含まれる前記一
    連の画像の各々について、各画像の選択した部分に対応
    する応答出力を受けるようにしたこと、を特徴とする測
    定方法。
  11. 【請求項11】請求項1〜6のいずれかに記載の測定方
    法において、前記画像の前記空間周波数は、前記第1軸
    の方向におけるグレースケールレベル信号の周波数であ
    ること、を特徴とする測定方法。
  12. 【請求項12】請求項1〜11のいずれかに記載の測定
    方法において、前記第1の値は、ゼロあるいはこれに近
    い値であること、を特徴とする測定方法。
  13. 【請求項13】2次元空間内で表示される画像について
    の処理を行う被測定装置において、該被測定装置の時間
    周波数特性を測定する測定システムであって、 イ) 一連の画像を表す試験画像信号を生成する試験画
    像信号発生手段であって、該一連の画像は、前記2次元
    空間内において1つの基準点と該基準点を通る互いに交
    差する第1と第2の軸を定めたとき、前記第1軸の方向
    において所定の空間周波数をもち、かつ前記第2軸の方
    向において時間周波数が該方向の距離に対し一定の関係
    をもつ値を有ししかも第1の値からこれより高い第2の
    値まで変化するものである、前記の試験画像信号発生手
    段と、 ロ) 前記被測定装置に前記試験画像信号を印加したと
    きのその応答出力を受けて、前記被測定装置の時間周波
    数特性に関する表示を行う表示手段と、 から成る測定システム。
  14. 【請求項14】請求項13に記載の測定システムにおい
    て、前記時間周波数の変化は、連続の変化であること、
    を特徴とする測定システム。
  15. 【請求項15】請求項13に記載の測定システムにおい
    て、前記時間周波数の変化は、不連続の変化であるこ
    と、を特徴とする測定システム。
  16. 【請求項16】請求項13〜15のいずれかに記載の測
    定システムにおいて、前記所定の空間周波数は、一定の
    周波数であること、を特徴とする測定システム。
  17. 【請求項17】請求項13〜15のいずれかに記載の測
    定システムにおいて、前記所定の空間周波数は、ある範
    囲で連続で変化する周波数であること、を特徴とする測
    定システム。
  18. 【請求項18】請求項13〜15のいずれかに記載の測
    定システムにおいて、前記所定の空間周波数は、ある範
    囲で不連続で変化する周波数であること、を特徴とする
    測定システム。
  19. 【請求項19】請求項13に記載の測定システムにおい
    て、前記の第1軸と第2軸とは、それぞれ、前記2次元
    空間を定める水平軸と垂直軸であること、を特徴とする
    測定システム。
  20. 【請求項20】請求項13に記載の測定システムにおい
    て、前記第1軸は、前記2次元空間を定める水平軸及び
    垂直軸の双方と交差する軸であり、そして該軸と交差す
    る軸が前記第2軸であること、を特徴とする測定システ
    ム。
  21. 【請求項21】請求項13に記載の測定システムにおい
    て、前記表示手段は、前記2次元空間に対応する画面を
    備えたディスプレイであること、を特徴とする測定シス
    テム。
  22. 【請求項22】請求項13に記載の測定システムにおい
    て、前記表示手段は、ウェーブフォームモニタであり、
    該ウェーブフォームモニタを、前記応答出力に含まれる
    前記一連の画像の各々について、各画像の選択した部分
    に対応する応答出力を受けるようにしたこと、を特徴と
    する測定システム。
  23. 【請求項23】請求項13〜18のいずれかに記載の測
    定システムにおいて、前記画像の前記空間周波数は、前
    記第1軸の方向におけるグレースケールレベル信号の周
    波数であること、を特徴とする測定システム。
  24. 【請求項24】請求項13〜23のいずれかに記載の測
    定方法において、前記第1の値は、ゼロあるいはこれに
    近い値であること、を特徴とする測定方法。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2004504777A (ja) * 2000-07-13 2004-02-12 エヌキューブ コーポレイション 媒体サーバによる表示のためのビデオコンテンツのダイナミック生成

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