JPH0630360A - 音声多重復調回路 - Google Patents
音声多重復調回路Info
- Publication number
- JPH0630360A JPH0630360A JP4180638A JP18063892A JPH0630360A JP H0630360 A JPH0630360 A JP H0630360A JP 4180638 A JP4180638 A JP 4180638A JP 18063892 A JP18063892 A JP 18063892A JP H0630360 A JPH0630360 A JP H0630360A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- circuit
- signal
- active filter
- multiplex
- reception mode
- Prior art date
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- Pending
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- Television Receiver Circuits (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 音声多重受信モード時にアクティブフィルタ
の周波数特性のバラツキを搬送多重制御信号を用いて自
動補正するものにおいて、モノラル受信モード時に誤動
作を生じないようにした音声多重復調回路を得る。 【構成】 バンドパスフィルタ回路4にて搬送多重制御
信号を取り出して、音声多重受信モードかモノラル受信
モードかを判別する判別回路9を設ける。そして、gm
制御回路8の構成を図示の如く信号系10と制御系11
とに分け、制御系11は位相検波器7の出力を受けてバ
ンドパスフィルタ回路4及び移相器5におけるアクティ
ブフィルタのgm値をコントロールする役割を果し、一
方信号系10は判別回路9にてその動作が制御されると
共に位相検波器7の出力を受けてローパスフィルタ回路
2とディエンファシス回路3におけるアクティブフィル
タのgm値をコントロールする役割を果す。
の周波数特性のバラツキを搬送多重制御信号を用いて自
動補正するものにおいて、モノラル受信モード時に誤動
作を生じないようにした音声多重復調回路を得る。 【構成】 バンドパスフィルタ回路4にて搬送多重制御
信号を取り出して、音声多重受信モードかモノラル受信
モードかを判別する判別回路9を設ける。そして、gm
制御回路8の構成を図示の如く信号系10と制御系11
とに分け、制御系11は位相検波器7の出力を受けてバ
ンドパスフィルタ回路4及び移相器5におけるアクティ
ブフィルタのgm値をコントロールする役割を果し、一
方信号系10は判別回路9にてその動作が制御されると
共に位相検波器7の出力を受けてローパスフィルタ回路
2とディエンファシス回路3におけるアクティブフィル
タのgm値をコントロールする役割を果す。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、例えばテレビ音声多重
放送を受信するテレビジョン受像機等の音声多重復調回
路に関するものである。
放送を受信するテレビジョン受像機等の音声多重復調回
路に関するものである。
【0002】
【従来の技術】現在、我国の音声多重放送としてはステ
レオ放送とバイリンガル(2ヵ国語)放送とがあり、こ
の音声多重放送を受信するための音声多重復調回路はそ
の音声多重受信モードにおいて音声中間周波(SIF)
信号をFM復調して得た音声多重信号から主音声信号と
搬送副音声信号、搬送多重制御信号を夫々取り出すこと
で、ステレオ放送の場合は左右音声信号を、またバイリ
ンガル放送の場合は原語と自国語の音声信号を得るよう
にしていた。そのため、このような音声多重復調回路
は、音声多重信号から、主音声信号を分離して取り出す
ローパスフィルタ回路や、同じく音声多重信号から搬送
副音声信号と搬送多重制御信号とを分離して取り出すバ
ンドパスフィルタ回路等の各種フィルタ回路を具備して
いる。
レオ放送とバイリンガル(2ヵ国語)放送とがあり、こ
の音声多重放送を受信するための音声多重復調回路はそ
の音声多重受信モードにおいて音声中間周波(SIF)
信号をFM復調して得た音声多重信号から主音声信号と
搬送副音声信号、搬送多重制御信号を夫々取り出すこと
で、ステレオ放送の場合は左右音声信号を、またバイリ
ンガル放送の場合は原語と自国語の音声信号を得るよう
にしていた。そのため、このような音声多重復調回路
は、音声多重信号から、主音声信号を分離して取り出す
ローパスフィルタ回路や、同じく音声多重信号から搬送
副音声信号と搬送多重制御信号とを分離して取り出すバ
ンドパスフィルタ回路等の各種フィルタ回路を具備して
いる。
【0003】そして、通常これらフィルタ回路はアクテ
ィブフィルタからなり、そのアクティブフィルタをコン
デンサと共に構成するアンプとしてはIC化が容易なこ
とによりgmアンプが用いられていた。ところが、この
ようにgmアンプを用いたアクティブフィルタでは、I
C化して製造する時にそのコンデンサの容量値にバラツ
キが生じ、それによってフィルタの周波数特性がバラツ
クと云った問題を生じていた。
ィブフィルタからなり、そのアクティブフィルタをコン
デンサと共に構成するアンプとしてはIC化が容易なこ
とによりgmアンプが用いられていた。ところが、この
ようにgmアンプを用いたアクティブフィルタでは、I
C化して製造する時にそのコンデンサの容量値にバラツ
キが生じ、それによってフィルタの周波数特性がバラツ
クと云った問題を生じていた。
【0004】そこで、この周波数特性のバラツキを外部
より補正したり、または内部回路にて自動的に補正した
りすることが提案されており、例えば自動補正する場合
は図2に示すような構成にて行なっていた。即ち、1は
音声中間周波(SIF)信号をFM復調して取り出した
音声多重信号が入力される入力端子、2はアクティブフ
ィルタを備え入力端子1に入力された音声多重信号から
主音声信号を分離して取り出すローパスフィルタ回路、
3はアクティブフィルタを備え主音声信号に施した高域
強調を元に戻すディエンファシス回路である。
より補正したり、または内部回路にて自動的に補正した
りすることが提案されており、例えば自動補正する場合
は図2に示すような構成にて行なっていた。即ち、1は
音声中間周波(SIF)信号をFM復調して取り出した
音声多重信号が入力される入力端子、2はアクティブフ
ィルタを備え入力端子1に入力された音声多重信号から
主音声信号を分離して取り出すローパスフィルタ回路、
3はアクティブフィルタを備え主音声信号に施した高域
強調を元に戻すディエンファシス回路である。
【0005】そして、4はアクティブフィルタを備え入
力端子1に入力された音声多重信号から搬送多重制御信
号を分離して取り出すバンドパスフィルタ回路、5はア
クティブフィルタを備えバンドパスフィルタ回路4から
の搬送多重制御信号の位相を90゜シフトする移相器で
ある。ここで、ローパスフィルタ回路2、ディエンファ
シス回路3、バンドパスフィルタ回路4等の各種フィル
タ回路、即ちアクティブフィルタ回路6と移相器5と
は、夫々同じ構成のアクティブフィルタを備えており、
それらアクティブフィルタはgmアンプとコンデンサと
で夫々構成されている。
力端子1に入力された音声多重信号から搬送多重制御信
号を分離して取り出すバンドパスフィルタ回路、5はア
クティブフィルタを備えバンドパスフィルタ回路4から
の搬送多重制御信号の位相を90゜シフトする移相器で
ある。ここで、ローパスフィルタ回路2、ディエンファ
シス回路3、バンドパスフィルタ回路4等の各種フィル
タ回路、即ちアクティブフィルタ回路6と移相器5と
は、夫々同じ構成のアクティブフィルタを備えており、
それらアクティブフィルタはgmアンプとコンデンサと
で夫々構成されている。
【0006】7は移相器5とバンドパスフィルタ回路4
からの搬送多重制御信号の位相比較を行ないその位相差
が90゜から外れるとエラー電圧を生じる位相検波器、
8は位相検波器7からのエラー電圧に応じた制御信号を
出力してアクティブフィルタを構成するgmアンプのg
m値を変えることでその周波数特性の補正を行なうgm
制御回路である。ここで、gmアンプは例えば差動増幅
器で構成され、コンデンサと共にICで形成されている
ものとする。そして、差動増幅器の定電流をgm制御回
路8からの制御信号で可変することによって、差動増幅
器を構成するトランジスタの動抵抗が変わり、即ちgm
値が変わり、それによって周波数特性を変えることがで
きるようになっている。
からの搬送多重制御信号の位相比較を行ないその位相差
が90゜から外れるとエラー電圧を生じる位相検波器、
8は位相検波器7からのエラー電圧に応じた制御信号を
出力してアクティブフィルタを構成するgmアンプのg
m値を変えることでその周波数特性の補正を行なうgm
制御回路である。ここで、gmアンプは例えば差動増幅
器で構成され、コンデンサと共にICで形成されている
ものとする。そして、差動増幅器の定電流をgm制御回
路8からの制御信号で可変することによって、差動増幅
器を構成するトランジスタの動抵抗が変わり、即ちgm
値が変わり、それによって周波数特性を変えることがで
きるようになっている。
【0007】従って、音声多重受信モードの時に、IC
製造段階でのアクティブフィルタのコンデンサの容量値
のバラツキによってその周波数特性にバラツキが生じて
いる場合、バンドパスフィルタ回路4から取り出される
搬送多重制御信号の周波数がズレ、移相器5での搬送多
重制御信号の位相シフトも90゜からズレることにな
り、位相検波器7から位相差のズレに応じたエラー電圧
が出力されることになる。そのため、gm制御回路8か
らそのエラー電圧に応じた制御信号が出力されて、各ア
クティブフィルタを構成するgmアンプのgm値が変え
られることになる。
製造段階でのアクティブフィルタのコンデンサの容量値
のバラツキによってその周波数特性にバラツキが生じて
いる場合、バンドパスフィルタ回路4から取り出される
搬送多重制御信号の周波数がズレ、移相器5での搬送多
重制御信号の位相シフトも90゜からズレることにな
り、位相検波器7から位相差のズレに応じたエラー電圧
が出力されることになる。そのため、gm制御回路8か
らそのエラー電圧に応じた制御信号が出力されて、各ア
クティブフィルタを構成するgmアンプのgm値が変え
られることになる。
【0008】そして、gm値の変更によって移相器5で
の位相シフトが90゜になるように補正されると、この
移相器5と各フィルタ回路2、3、4とは同じ構成のア
クティブフィルタを用いているので、即ちIC製造段階
でのコンデンサ容量値のバラツキ量が同じになっている
ので、各フィルタ回路2、3、4もそのgm値が同じ量
だけ変更されることで、その周波数特性のバラツキが補
正されることになる。
の位相シフトが90゜になるように補正されると、この
移相器5と各フィルタ回路2、3、4とは同じ構成のア
クティブフィルタを用いているので、即ちIC製造段階
でのコンデンサ容量値のバラツキ量が同じになっている
ので、各フィルタ回路2、3、4もそのgm値が同じ量
だけ変更されることで、その周波数特性のバラツキが補
正されることになる。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】ところが、このような
従来構成の音声多重復調回路では、搬送多重制御信号を
用いて移相器の出力位相が一定になるように制御するこ
とで、フィルタの周波数特性のバラツキを自動的に補正
するようにしているので、モノラル受信モードの時には
搬送多重制御信号がなくなることで正常な自動補正がで
きなくなり、誤動作を生じると云った問題があった。
従来構成の音声多重復調回路では、搬送多重制御信号を
用いて移相器の出力位相が一定になるように制御するこ
とで、フィルタの周波数特性のバラツキを自動的に補正
するようにしているので、モノラル受信モードの時には
搬送多重制御信号がなくなることで正常な自動補正がで
きなくなり、誤動作を生じると云った問題があった。
【0010】本発明はこのような点に鑑み成されたもの
であって、音声多重受信モード時にアクティブフィルタ
の周波数特性のバラツキを自動補正するものにおいて、
モノラル受信モード時に誤動作を生じないようにした音
声多重復調回路を提供することを目的とするものであ
る。
であって、音声多重受信モード時にアクティブフィルタ
の周波数特性のバラツキを自動補正するものにおいて、
モノラル受信モード時に誤動作を生じないようにした音
声多重復調回路を提供することを目的とするものであ
る。
【0011】
【課題を解決するための手段】上記した目的を達成する
ため本発明では、音声多重受信モードにおいて低域信号
と高域信号をアクティブフィルタを用いて分離して取り
出す回路であって、前記アクティブフィルタから取り出
された前記高域信号を該アクティブフィルタと同一のア
クティブフィルタを持つ移相器を使って所定の位相差の
2つの信号に分けて位相比較し、その位相比較の出力で
前記アクティブフィルタの周波数特性を補正するものに
おいて、モノラル受信モードの時にモノラル音声信号の
抽出に関するアクティブフィルタの前記補正動作を停止
する補正停止手段を設けたものである。
ため本発明では、音声多重受信モードにおいて低域信号
と高域信号をアクティブフィルタを用いて分離して取り
出す回路であって、前記アクティブフィルタから取り出
された前記高域信号を該アクティブフィルタと同一のア
クティブフィルタを持つ移相器を使って所定の位相差の
2つの信号に分けて位相比較し、その位相比較の出力で
前記アクティブフィルタの周波数特性を補正するものに
おいて、モノラル受信モードの時にモノラル音声信号の
抽出に関するアクティブフィルタの前記補正動作を停止
する補正停止手段を設けたものである。
【0012】具体的に、アクティブフィルタを夫々備え
音声多重信号から低域信号としての主音声信号や高域信
号としての搬送多重制御信号を夫々分離して取り出すロ
ーパスフィルタ回路及びバンドパスフィルタ回路と、各
フィルタ回路と同一のアクティブフィルタを備え搬送多
重制御信号の位相を90゜シフトする移相器と、この移
相器とバンドパスフィルタ回路からの搬送多重制御信号
の位相比較を行ないその位相差が90゜から外れるとエ
ラー電圧を生じる位相検波器と、この位相検波器からの
エラー電圧に応じて各アクティブフィルタの周波数特性
を補正する補正回路とを備えた音声多重復調回路であ
り、前記補正停止手段として、搬送多重制御信号の有無
にて各受信モードを判別しその搬送多重制御信号の無く
なるモノラル受信モードにおいてモノラル音声信号とな
る主音声信号の抽出に関するローパスフィルタ回路のア
クティブフィルタへの補正動作を停止させる判別回路を
備えているものである。
音声多重信号から低域信号としての主音声信号や高域信
号としての搬送多重制御信号を夫々分離して取り出すロ
ーパスフィルタ回路及びバンドパスフィルタ回路と、各
フィルタ回路と同一のアクティブフィルタを備え搬送多
重制御信号の位相を90゜シフトする移相器と、この移
相器とバンドパスフィルタ回路からの搬送多重制御信号
の位相比較を行ないその位相差が90゜から外れるとエ
ラー電圧を生じる位相検波器と、この位相検波器からの
エラー電圧に応じて各アクティブフィルタの周波数特性
を補正する補正回路とを備えた音声多重復調回路であ
り、前記補正停止手段として、搬送多重制御信号の有無
にて各受信モードを判別しその搬送多重制御信号の無く
なるモノラル受信モードにおいてモノラル音声信号とな
る主音声信号の抽出に関するローパスフィルタ回路のア
クティブフィルタへの補正動作を停止させる判別回路を
備えているものである。
【0013】そして、前記各アクティブフィルタをgm
アンプとコンデンサとで構成し、前記補正回路を位相検
波器からのエラー電圧に応じてgmアンプのgm値を変
えるgm制御回路としたものである。
アンプとコンデンサとで構成し、前記補正回路を位相検
波器からのエラー電圧に応じてgmアンプのgm値を変
えるgm制御回路としたものである。
【0014】
【作用】このような構成によると、搬送多重制御信号の
ある音声多重受信モード時にはこの搬送多重制御信号を
用いてアクティブフィルタの周波数特性が自動的に補正
されることになり、搬送多重制御信号のなくなるモノラ
ル受信モード時にはモノラル音声信号となる主音声信号
の抽出に関するアクティブフィルタへの補正動作が停止
されることになる。
ある音声多重受信モード時にはこの搬送多重制御信号を
用いてアクティブフィルタの周波数特性が自動的に補正
されることになり、搬送多重制御信号のなくなるモノラ
ル受信モード時にはモノラル音声信号となる主音声信号
の抽出に関するアクティブフィルタへの補正動作が停止
されることになる。
【0015】
【実施例】以下、本発明を図1に示す実施例を参照して
説明する。図1において、図2の従来例と同一部分には
同一の符号を付してその説明を省略する。本実施例で
は、バンドパスフィルタ回路4にて搬送多重制御信号を
取り出して、音声多重受信モードかモノラル受信モード
かを判別する判別回路9を設けると共に、gm制御回路
8の構成を図示の如く信号系10と制御系11とに分
け、制御系11は位相検波器7の出力を受けてバンドパ
スフィルタ回路4及び移相器5におけるアクティブフィ
ルタのgm値をコントロールする役割を果し、一方信号
系10は位相検波器7の出力を受けてローパスフィルタ
回路2とディエンファシス回路3におけるアクティブフ
ィルタのgm値をコントロールする役割を果すようにし
たものである。
説明する。図1において、図2の従来例と同一部分には
同一の符号を付してその説明を省略する。本実施例で
は、バンドパスフィルタ回路4にて搬送多重制御信号を
取り出して、音声多重受信モードかモノラル受信モード
かを判別する判別回路9を設けると共に、gm制御回路
8の構成を図示の如く信号系10と制御系11とに分
け、制御系11は位相検波器7の出力を受けてバンドパ
スフィルタ回路4及び移相器5におけるアクティブフィ
ルタのgm値をコントロールする役割を果し、一方信号
系10は位相検波器7の出力を受けてローパスフィルタ
回路2とディエンファシス回路3におけるアクティブフ
ィルタのgm値をコントロールする役割を果すようにし
たものである。
【0016】しかし、ここで制御系11が音声多重受信
モード、モノラル受信モードに拘らず常に動作するのに
対し、信号系10は前記した判別回路9からの判別信号
によってその動作が音声多重受信モードだけとなるよう
に制御されている。即ち、モノラル受信モードのとき
は、バンドパスフィルタ4から搬送多重制御信号が出力
されないため判別回路9は信号系10の動作を停止させ
る。そのため、モノラル受信モード時はローパスフィル
タ回路2及びディエンファシス回路3のアクティブフィ
ルタの周波数特性補正は行なわれない。そのため、バン
ドパスフィルタ回路4から位相検波器7へ与えられる搬
送多重制御信号ではない他の信号によって周波数特性補
正動作等が働くことによるローパスフィルタ回路2やデ
ィエンファシス回路3のアクティブフィルタが不所望な
値に制御されるという不具合を防止できる。
モード、モノラル受信モードに拘らず常に動作するのに
対し、信号系10は前記した判別回路9からの判別信号
によってその動作が音声多重受信モードだけとなるよう
に制御されている。即ち、モノラル受信モードのとき
は、バンドパスフィルタ4から搬送多重制御信号が出力
されないため判別回路9は信号系10の動作を停止させ
る。そのため、モノラル受信モード時はローパスフィル
タ回路2及びディエンファシス回路3のアクティブフィ
ルタの周波数特性補正は行なわれない。そのため、バン
ドパスフィルタ回路4から位相検波器7へ与えられる搬
送多重制御信号ではない他の信号によって周波数特性補
正動作等が働くことによるローパスフィルタ回路2やデ
ィエンファシス回路3のアクティブフィルタが不所望な
値に制御されるという不具合を防止できる。
【0017】尚、本実施例ではgm制御回路8を信号系
10と制御系11に分けて構成すると共に、モノラル受
信モード時の周波数特性補正動作を信号系10を介して
停止し、制御系11によるバンドパスフィルタ回路4の
アクティブフィルタに対する周波数特性補正動作は停止
させないようにしているが、双方とも周波数特性補正動
作を停止させるようにしても良い。その場合には、gm
制御回路8を信号系10と制御系11に分けて構成する
必要はない。但し、本実施例のように制御系11を常に
動作させるようにしておくと、例えばモノラル受信モー
ドから音声多重受信モードに切り換えた際の周波数特性
補正動作を比較的短い過渡期間で安定な状態にさせるこ
とができる。
10と制御系11に分けて構成すると共に、モノラル受
信モード時の周波数特性補正動作を信号系10を介して
停止し、制御系11によるバンドパスフィルタ回路4の
アクティブフィルタに対する周波数特性補正動作は停止
させないようにしているが、双方とも周波数特性補正動
作を停止させるようにしても良い。その場合には、gm
制御回路8を信号系10と制御系11に分けて構成する
必要はない。但し、本実施例のように制御系11を常に
動作させるようにしておくと、例えばモノラル受信モー
ドから音声多重受信モードに切り換えた際の周波数特性
補正動作を比較的短い過渡期間で安定な状態にさせるこ
とができる。
【0018】
【発明の効果】上述した如く本発明の音声多重復調回路
に依れば、音声多重受信モード時には各種フィルタ回路
に用いられているアクティブフィルタの周波数特性が搬
送多重制御信号を用いて自動的に補正されることにな
り、モノラル受信モード時にはモノラル音声信号の抽出
に関するアクティブフィルタへの補正動作が停止される
ことになるので、搬送多重制御信号のなくなるモノラル
受信モードでの補正誤動作を確実に防止することができ
る。
に依れば、音声多重受信モード時には各種フィルタ回路
に用いられているアクティブフィルタの周波数特性が搬
送多重制御信号を用いて自動的に補正されることにな
り、モノラル受信モード時にはモノラル音声信号の抽出
に関するアクティブフィルタへの補正動作が停止される
ことになるので、搬送多重制御信号のなくなるモノラル
受信モードでの補正誤動作を確実に防止することができ
る。
【図1】 本発明の一実施例を示す図。
【図2】 従来例を示す図。
2 ローパスフィルタ回路 4 バンドパスフィルタ回路 5 移相器 7 位相検波器 8 gm制御回路 9 判別回路 10 信号系 11 制御系
Claims (3)
- 【請求項1】 音声多重受信モードにおいて低域信号と
高域信号をアクティブフィルタを用いて分離して取り出
す回路であって、前記アクティブフィルタから取り出さ
れた前記高域信号を該アクティブフィルタと同一のアク
ティブフィルタを持つ移相器を使って所定の位相差の2
つの信号に分けて位相比較し、その位相比較の出力で前
記アクティブフィルタの周波数特性を補正するものにお
いて、モノラル受信モードの時にモノラル音声信号の抽
出に関するアクティブフィルタの前記補正動作を停止す
る補正停止手段を設けたことを特徴とする音声多重復調
回路。 - 【請求項2】 アクティブフィルタを夫々備え音声多重
信号から低域信号としての主音声信号や高域信号として
の搬送多重制御信号を夫々分離して取り出すローパスフ
ィルタ回路及びバンドパスフィルタ回路と、各フィルタ
回路と同一のアクティブフィルタを備え搬送多重制御信
号の位相を90゜シフトする移相器と、この移相器とバ
ンドパスフィルタ回路からの搬送多重制御信号の位相比
較を行ないその位相差が90゜から外れるとエラー電圧
を生じる位相検波器と、この位相検波器からのエラー電
圧に応じて各アクティブフィルタの周波数特性を補正す
る補正回路とを備えた音声多重復調回路であり、前記補
正停止手段として、搬送多重制御信号の有無にて各受信
モードを判別しその搬送多重制御信号の無くなるモノラ
ル受信モードにおいてモノラル音声信号となる主音声信
号の抽出に関するローパスフィルタ回路のアクティブフ
ィルタへの補正動作を停止させる判別回路を備えている
ことを特徴とする請求項1に記載の音声多重復調回路。 - 【請求項3】 前記各アクティブフィルタはgmアンプ
とコンデンサとで構成されており、前記補正回路は位相
検波器からのエラー電圧に応じてgmアンプのgm値を
変えるgm制御回路であることを特徴とする請求項2に
記載の音声多重復調回路。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4180638A JPH0630360A (ja) | 1992-07-08 | 1992-07-08 | 音声多重復調回路 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4180638A JPH0630360A (ja) | 1992-07-08 | 1992-07-08 | 音声多重復調回路 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0630360A true JPH0630360A (ja) | 1994-02-04 |
Family
ID=16086700
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP4180638A Pending JPH0630360A (ja) | 1992-07-08 | 1992-07-08 | 音声多重復調回路 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0630360A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US6024425A (en) * | 1994-09-16 | 2000-02-15 | Daifuku Co., Ltd. | Storage apparatus |
-
1992
- 1992-07-08 JP JP4180638A patent/JPH0630360A/ja active Pending
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US6024425A (en) * | 1994-09-16 | 2000-02-15 | Daifuku Co., Ltd. | Storage apparatus |
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