JPH06302154A - 光学的情報記録再生装置 - Google Patents
光学的情報記録再生装置Info
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- JPH06302154A JPH06302154A JP5092999A JP9299993A JPH06302154A JP H06302154 A JPH06302154 A JP H06302154A JP 5092999 A JP5092999 A JP 5092999A JP 9299993 A JP9299993 A JP 9299993A JP H06302154 A JPH06302154 A JP H06302154A
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- JP
- Japan
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- objective lens
- spindle
- information recording
- magneto
- cartridge
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 対物レンズ駆動装置の揺動による損傷防止、
損傷防止手段を設けても装置の大型化、エネルギー消費
量の増大を招かないようにした光学的情報記録再生装置
を提供すること。 【構成】 カートリッジ支持機構を形成する昇降ブロッ
ク(5)の上下駆動に連動し、昇降ブロック(5)の下
降位置で対物レンズ駆動装置(39)をロックするロッ
ク機構を設け、輸送中の振動によっても対物レンズ駆動
装置(39)の破損が生じることを防止し、またロック
機構を設けても装置の大型化、高い消費電力を必要とし
ないようにしたもの。
損傷防止手段を設けても装置の大型化、エネルギー消費
量の増大を招かないようにした光学的情報記録再生装置
を提供すること。 【構成】 カートリッジ支持機構を形成する昇降ブロッ
ク(5)の上下駆動に連動し、昇降ブロック(5)の下
降位置で対物レンズ駆動装置(39)をロックするロッ
ク機構を設け、輸送中の振動によっても対物レンズ駆動
装置(39)の破損が生じることを防止し、またロック
機構を設けても装置の大型化、高い消費電力を必要とし
ないようにしたもの。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、光磁気ディスク等の情
報記録媒体に光学ヘッドを用いて光ビームを照射しなが
ら、光学的に情報を記録・再生する光学的情報記録再生
装置に関するものである。
報記録媒体に光学ヘッドを用いて光ビームを照射しなが
ら、光学的に情報を記録・再生する光学的情報記録再生
装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】光学的情報記録再生装置は、装置内に搬
送された光磁気ディスク等を収納したカートリッジをカ
ートリッジ支持機構で所定位置に定置させ、ディスク駆
動装置で回転駆動させながら光学ヘッドで光ビームを照
射して、情報の記録・再生を行う。この種の光学的情報
記録再生装置として、例えば特開昭63−53757号
公報に記載されたものがある。この中には、ピックアッ
プ送り用リニアモータはその非動作状態において、光学
式ピックアップがフリー状態となるモータ構造を有して
いるので、そのフリー状態で外力等が付与されると光学
式ピックアップが動いてしまうため、特に破損に対する
確実な保護対策が要請される点を考慮して、次のような
構成が提案されている。
送された光磁気ディスク等を収納したカートリッジをカ
ートリッジ支持機構で所定位置に定置させ、ディスク駆
動装置で回転駆動させながら光学ヘッドで光ビームを照
射して、情報の記録・再生を行う。この種の光学的情報
記録再生装置として、例えば特開昭63−53757号
公報に記載されたものがある。この中には、ピックアッ
プ送り用リニアモータはその非動作状態において、光学
式ピックアップがフリー状態となるモータ構造を有して
いるので、そのフリー状態で外力等が付与されると光学
式ピックアップが動いてしまうため、特に破損に対する
確実な保護対策が要請される点を考慮して、次のような
構成が提案されている。
【0003】光学式ディスクが駆動位置に収容された状
態で、ターンテーブルを上下動して上記光学式ディスク
に着脱するテーブル上下動機構と、このテーブル上下動
機構に連動され、上記ターンテーブルの下降位置で上記
光学式ピックアップをロックするロック機構とを設け、
ディスク非駆動状態で上記光学式ピックアップを自動的
にロックするように構成したものである。すなわち、図
4A〜Cに示すように、ロック用ラック部50に対応し
て、メインシャーシ51に回転自在に支持された軸51
aを介してロック用歯車部材52が配設されている。そ
して、ロックレバー53はターンテーブル54が昇降レ
バーにより下降されると、歯車部材52を回動付勢して
ピックアップ55のラック部50に係合せしめる。一
方、ターンテーブル54が昇降レバーにより上昇される
と、ロックレバー53はロータ56により反転され、歯
車部材52を回動付勢してピックアップ55から離脱せ
しめるようになっている(従来例1)。
態で、ターンテーブルを上下動して上記光学式ディスク
に着脱するテーブル上下動機構と、このテーブル上下動
機構に連動され、上記ターンテーブルの下降位置で上記
光学式ピックアップをロックするロック機構とを設け、
ディスク非駆動状態で上記光学式ピックアップを自動的
にロックするように構成したものである。すなわち、図
4A〜Cに示すように、ロック用ラック部50に対応し
て、メインシャーシ51に回転自在に支持された軸51
aを介してロック用歯車部材52が配設されている。そ
して、ロックレバー53はターンテーブル54が昇降レ
バーにより下降されると、歯車部材52を回動付勢して
ピックアップ55のラック部50に係合せしめる。一
方、ターンテーブル54が昇降レバーにより上昇される
と、ロックレバー53はロータ56により反転され、歯
車部材52を回動付勢してピックアップ55から離脱せ
しめるようになっている(従来例1)。
【0004】次に、特開平4−361785号公報や特
開平4−321972号公報には、カートリッジを装置
内に挿入後、スピンドルモータを昇降モータで非回転駆
動位置から回転駆動位置へ移動するようにして、ローデ
ィング手段における垂直方向の構成を省略し装置の小型
化を図った内容が開示されている。また、上記昇降モー
タはディスクテーブルがディスクを保持した状態で、光
学ピックアップ装置からのフォーカスエラー信号に基づ
いて昇降モータを駆動制御してフォーカス制御を行うよ
うにして、光学ピックアップ装置の可動部に配置した対
物レンズを光軸方向に移動する対物レンズ駆動装置を省
略し、可動部の軽量化を図った内容が開示されている
(従来例2)。
開平4−321972号公報には、カートリッジを装置
内に挿入後、スピンドルモータを昇降モータで非回転駆
動位置から回転駆動位置へ移動するようにして、ローデ
ィング手段における垂直方向の構成を省略し装置の小型
化を図った内容が開示されている。また、上記昇降モー
タはディスクテーブルがディスクを保持した状態で、光
学ピックアップ装置からのフォーカスエラー信号に基づ
いて昇降モータを駆動制御してフォーカス制御を行うよ
うにして、光学ピックアップ装置の可動部に配置した対
物レンズを光軸方向に移動する対物レンズ駆動装置を省
略し、可動部の軽量化を図った内容が開示されている
(従来例2)。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら上記従来
例1は、ターンテーブルが上下動する際にターンテーブ
ルを支持しているシャフトも上下動するので、スピンド
ルモータの軸受とスピンドル軸との間隙を形成しなけれ
ばならない。また、軸受間を上下動させるために上側の
軸受とスピンドル軸が長くなってしまうので、スピンド
ルカップ上に光磁気ディスクを載せ回転させた場合、偏
心が大きくなってしまうという不具合がある。
例1は、ターンテーブルが上下動する際にターンテーブ
ルを支持しているシャフトも上下動するので、スピンド
ルモータの軸受とスピンドル軸との間隙を形成しなけれ
ばならない。また、軸受間を上下動させるために上側の
軸受とスピンドル軸が長くなってしまうので、スピンド
ルカップ上に光磁気ディスクを載せ回転させた場合、偏
心が大きくなってしまうという不具合がある。
【0006】次に上記従来例2は、図5に示すように昇
降モータ57により、昇降ブロック58を例えば1ミク
ロン単位の微小な移動量について昇降操作させることが
できるが、このためカムギア59とその位置を検出する
ロータリーエンコーダを必要とする。なお、ロータリー
エンコーダは、カムギア59の回転速度、回転角度位置
等を算出するための検出信号を生成する。また、上記昇
降モータ57はギヤボックスに支持されており、このギ
ヤボックスには、昇降モータ57の駆動ギア60に噛合
するカムギア59が設けられている。このカムギア59
は、駆動ギア60に噛合し昇降モータ57の駆動力が減
速されて伝達されるギア部61と、カム部62とを有し
ている。また、昇降モータ57はステッピングモータで
あって回転角度位置の制御が可能であり、昇降ブロック
58はカム部62と引っ張りコイルバネ63により圧接
し、係合する構成となっている。したがって、装置を出
荷する時、輸送中に対物レンズ駆動装置の破損が発生す
るという不具合がある。一方、これを防止するためには
従来のロック機構に相当する高消費電力の電気プランジ
ャが必要となり、さらに装置内部の温度が上昇するので
冷却用のファンの設置が必要となるので、装置の大型化
を招いてしまうという不具合がある。
降モータ57により、昇降ブロック58を例えば1ミク
ロン単位の微小な移動量について昇降操作させることが
できるが、このためカムギア59とその位置を検出する
ロータリーエンコーダを必要とする。なお、ロータリー
エンコーダは、カムギア59の回転速度、回転角度位置
等を算出するための検出信号を生成する。また、上記昇
降モータ57はギヤボックスに支持されており、このギ
ヤボックスには、昇降モータ57の駆動ギア60に噛合
するカムギア59が設けられている。このカムギア59
は、駆動ギア60に噛合し昇降モータ57の駆動力が減
速されて伝達されるギア部61と、カム部62とを有し
ている。また、昇降モータ57はステッピングモータで
あって回転角度位置の制御が可能であり、昇降ブロック
58はカム部62と引っ張りコイルバネ63により圧接
し、係合する構成となっている。したがって、装置を出
荷する時、輸送中に対物レンズ駆動装置の破損が発生す
るという不具合がある。一方、これを防止するためには
従来のロック機構に相当する高消費電力の電気プランジ
ャが必要となり、さらに装置内部の温度が上昇するので
冷却用のファンの設置が必要となるので、装置の大型化
を招いてしまうという不具合がある。
【0007】本発明は、上記の不具合を解決すべく提案
されるもので、薄型の光学的情報記録再生装置であって
も、輸送中における対物レンズ駆動装置の揺動による損
傷を防止できるとともに、対物レンズ駆動装置の損傷を
防止するための機構を設けても光学的情報記録再生装置
の機能の適正化を妨げることがないようにし、また、装
置の小型化、省エネルギー化を図った光学的情報記録再
生装置を提供することを目的としたものである。
されるもので、薄型の光学的情報記録再生装置であって
も、輸送中における対物レンズ駆動装置の揺動による損
傷を防止できるとともに、対物レンズ駆動装置の損傷を
防止するための機構を設けても光学的情報記録再生装置
の機能の適正化を妨げることがないようにし、また、装
置の小型化、省エネルギー化を図った光学的情報記録再
生装置を提供することを目的としたものである。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明は上記目的を達成
するために、情報記録媒体に対し光ビームを照射する対
物レンズを有する光学ヘッドと、リニアモータにより少
なくとも前記対物レンズを情報記録媒体の半径方向に駆
動する対物レンズ駆動機構と、スピンドルモータを設置
した昇降ブロックを上下駆動し上昇位置で情報記録媒体
を有するカートリッジを支持するカートリッジ支持機構
を設けた光学的情報記録再生装置において、前記カート
リッジ支持機構を形成する昇降ブロックの上下駆動に連
動し、昇降ブロックの下降位置で前記対物レンズ駆動機
構をロックするロック機構を設けた。
するために、情報記録媒体に対し光ビームを照射する対
物レンズを有する光学ヘッドと、リニアモータにより少
なくとも前記対物レンズを情報記録媒体の半径方向に駆
動する対物レンズ駆動機構と、スピンドルモータを設置
した昇降ブロックを上下駆動し上昇位置で情報記録媒体
を有するカートリッジを支持するカートリッジ支持機構
を設けた光学的情報記録再生装置において、前記カート
リッジ支持機構を形成する昇降ブロックの上下駆動に連
動し、昇降ブロックの下降位置で前記対物レンズ駆動機
構をロックするロック機構を設けた。
【0009】
【作用】このように、昇降ブロックの下降位置で対物レ
ンズ駆動機構がロックされるようにしてあるので、輸送
中の振動によっても対物レンズ駆動機構の破損が生じる
ことを防止できる。また、このロック機構はロック解除
後の装置の適正な機能を妨げることはなく、また装置の
大型化を招くおそれはないとともに高い消費電力を必要
ともしない。
ンズ駆動機構がロックされるようにしてあるので、輸送
中の振動によっても対物レンズ駆動機構の破損が生じる
ことを防止できる。また、このロック機構はロック解除
後の装置の適正な機能を妨げることはなく、また装置の
大型化を招くおそれはないとともに高い消費電力を必要
ともしない。
【0010】
【実施例】以下、図面を参照しながら本発明の一実施例
を説明していく。図1は、本発明の光学的情報記録再生
装置に係る第1実施例を示したもので、スピンドルモー
タ近傍の断面図である。図1中1は本体を示す。本体1
上には、ディスクカートリッジ2内の光磁気ディスク3
の回転操作をするためのディスク駆動装置の駆動部とな
るスピンドルモータ4が、昇降ブロック5を介して上下
動可能に配設されている。上記スピンドルモータ4は、
上面部に通電制御される電磁石6が取り付けられてい
る。電磁石6は、この電磁石6上部に配置する後述の永
久磁石7と接触して磨耗し、断線しないようにその表面
はプラスチックで被覆されている。スピンドルモータ4
は、昇降ブロック5に図示しないネジ等で固定されてい
る。
を説明していく。図1は、本発明の光学的情報記録再生
装置に係る第1実施例を示したもので、スピンドルモー
タ近傍の断面図である。図1中1は本体を示す。本体1
上には、ディスクカートリッジ2内の光磁気ディスク3
の回転操作をするためのディスク駆動装置の駆動部とな
るスピンドルモータ4が、昇降ブロック5を介して上下
動可能に配設されている。上記スピンドルモータ4は、
上面部に通電制御される電磁石6が取り付けられてい
る。電磁石6は、この電磁石6上部に配置する後述の永
久磁石7と接触して磨耗し、断線しないようにその表面
はプラスチックで被覆されている。スピンドルモータ4
は、昇降ブロック5に図示しないネジ等で固定されてい
る。
【0011】昇降ブロック5には、複数の軸受からなる
貫通穴5aが設けられ、その貫通穴5aに本体1上に固
定したガイドシャフト8を挿入させることによって、昇
降ブロック5はガイドシャフト8に沿って上下方向(本
体1に対する接離方向)に移動可能に支持されている。
上記昇降ブロック5の上面部には、図3に併せて示すよ
うに、スピンドルカップ9の周囲において、少なくとも
3個の突起部10が突出形成されている。昇降ブロック
5の上昇時、各突起部10はカートリッジ下面に形成さ
れているカートリッジ位置決め凹部に当接する。これら
突起部10の先端によりカートリッジ2を支持する面
は、上記スピンドルカップ9面上の光磁気ディスクハブ
11が載置される面に平行であって、本体1側に位置す
る。
貫通穴5aが設けられ、その貫通穴5aに本体1上に固
定したガイドシャフト8を挿入させることによって、昇
降ブロック5はガイドシャフト8に沿って上下方向(本
体1に対する接離方向)に移動可能に支持されている。
上記昇降ブロック5の上面部には、図3に併せて示すよ
うに、スピンドルカップ9の周囲において、少なくとも
3個の突起部10が突出形成されている。昇降ブロック
5の上昇時、各突起部10はカートリッジ下面に形成さ
れているカートリッジ位置決め凹部に当接する。これら
突起部10の先端によりカートリッジ2を支持する面
は、上記スピンドルカップ9面上の光磁気ディスクハブ
11が載置される面に平行であって、本体1側に位置す
る。
【0012】昇降ブロック5の側面部には、ラック12
が固定されている。このラック12と噛み合うウォーム
ギヤ13は、昇降モータ14のシャフトに固定されてい
る。このような機構により、昇降モータ駆動時は、昇降
ブロック5を(従って、昇降ブロック5に取り付けられ
たスピンドルモータ4を)昇降モータ14によって上下
動させることができる。昇降ブロック5と本体1との間
には、上記ガイドシャフト8の外周において圧縮コイル
バネ15を介在させ、この圧縮コイルバネ15により昇
降ブロック5を上方方向へ付勢させるようにしてある。
が固定されている。このラック12と噛み合うウォーム
ギヤ13は、昇降モータ14のシャフトに固定されてい
る。このような機構により、昇降モータ駆動時は、昇降
ブロック5を(従って、昇降ブロック5に取り付けられ
たスピンドルモータ4を)昇降モータ14によって上下
動させることができる。昇降ブロック5と本体1との間
には、上記ガイドシャフト8の外周において圧縮コイル
バネ15を介在させ、この圧縮コイルバネ15により昇
降ブロック5を上方方向へ付勢させるようにしてある。
【0013】また、スピンドルモータ4の下面側には、
反射部材16が接着により取り付けられている。この反
射部材16は、例えばガラスに金属薄膜をコーティング
し、入射光に対して反射面が楔形状をした構成のものと
することができる。スピンドルモータ4下面部のこの反
射部材16に対し、その反射部材16と対向する本体1
側対向面上には、フォトリフレクタ17が接着により取
り付けられている。このフォトリフレクタ17は、既知
のものであってもよく、例えば、発光素子としてのLE
Dと2分割さた光検出器からなる受光素子とを一体化し
てなる構成のものを使用することができる。
反射部材16が接着により取り付けられている。この反
射部材16は、例えばガラスに金属薄膜をコーティング
し、入射光に対して反射面が楔形状をした構成のものと
することができる。スピンドルモータ4下面部のこの反
射部材16に対し、その反射部材16と対向する本体1
側対向面上には、フォトリフレクタ17が接着により取
り付けられている。このフォトリフレクタ17は、既知
のものであってもよく、例えば、発光素子としてのLE
Dと2分割さた光検出器からなる受光素子とを一体化し
てなる構成のものを使用することができる。
【0014】カートリッジ2内の光磁気ディスク3は、
その中央部に接着等で取り付けられた磁性材からなるデ
ィスクハブ11を有する。このディスクハブ11は、光
磁気ディスク3のスピンドルカップ9上への載置時、ス
ピンドルカップ9内のヨーク18と永久磁石19からな
る磁気回路の吸着力によって芯出しされ、かつまた、こ
れにより光磁気ディスク3はスピンドルカップ9のター
ンテーブル面上にクランプされる。
その中央部に接着等で取り付けられた磁性材からなるデ
ィスクハブ11を有する。このディスクハブ11は、光
磁気ディスク3のスピンドルカップ9上への載置時、ス
ピンドルカップ9内のヨーク18と永久磁石19からな
る磁気回路の吸着力によって芯出しされ、かつまた、こ
れにより光磁気ディスク3はスピンドルカップ9のター
ンテーブル面上にクランプされる。
【0015】また、本実施例では、スピンドルモータ4
を載置した前記昇降ブロック5とディスク載置用のテー
ブルとスピンドルモータ軸を独立に駆動できるように
し、そのモータ軸に沿って(従って、昇降ブロック5自
体を含んでは上下動させずに)スピンドルカップのター
ンテーブルの方の上下移動によって、フォーカスサーチ
及びフォーカス制御をすることができるような構成とす
る。このため、上記スピンドルカップ9は、スピンドル
軸に対して回転阻止するためにキー軸が挿入された状態
で嵌合しており、これによりスピンドルカップ9はスピ
ンドル軸と一体的に回転するように、かつ、このスピン
ドルカップ9がスピンドル軸に対して上下方向に移動し
得るようになっている。さらにまた、ディスクテーブル
を上下移動する駆動機構としては、上記スピンドルカッ
プ9の下面に、スピンドルモータ4上面に固定した前記
の電磁石6と対向するように永久磁石7を接着してあ
り、これら電磁石6及び永久磁石7により昇降ブロック
上下移動用駆動機構とは別個の上下動駆動機構が構成さ
れるようにしてある。
を載置した前記昇降ブロック5とディスク載置用のテー
ブルとスピンドルモータ軸を独立に駆動できるように
し、そのモータ軸に沿って(従って、昇降ブロック5自
体を含んでは上下動させずに)スピンドルカップのター
ンテーブルの方の上下移動によって、フォーカスサーチ
及びフォーカス制御をすることができるような構成とす
る。このため、上記スピンドルカップ9は、スピンドル
軸に対して回転阻止するためにキー軸が挿入された状態
で嵌合しており、これによりスピンドルカップ9はスピ
ンドル軸と一体的に回転するように、かつ、このスピン
ドルカップ9がスピンドル軸に対して上下方向に移動し
得るようになっている。さらにまた、ディスクテーブル
を上下移動する駆動機構としては、上記スピンドルカッ
プ9の下面に、スピンドルモータ4上面に固定した前記
の電磁石6と対向するように永久磁石7を接着してあ
り、これら電磁石6及び永久磁石7により昇降ブロック
上下移動用駆動機構とは別個の上下動駆動機構が構成さ
れるようにしてある。
【0016】また、スピンドルカップ9内の中央部はス
ピンドル軸と嵌合するが、その周辺部は凹状になってお
り、かかる凹部部分の底部と、上記スピンドル軸の先端
においてネジ等により固定されたストッパ20との間
に、圧縮コイルバネ21を介在させてある。この圧縮コ
イルバネ21により、上記スピンドルカップ9はスピン
ドル軸に対して下向きに付勢される。なお、図1中、2
2はガイドコマである。
ピンドル軸と嵌合するが、その周辺部は凹状になってお
り、かかる凹部部分の底部と、上記スピンドル軸の先端
においてネジ等により固定されたストッパ20との間
に、圧縮コイルバネ21を介在させてある。この圧縮コ
イルバネ21により、上記スピンドルカップ9はスピン
ドル軸に対して下向きに付勢される。なお、図1中、2
2はガイドコマである。
【0017】図2は、光磁気ディスク3の半径方向に対
物レンズを駆動する対物レンズ駆動装置の分解斜視図で
ある。キャリッジ23は、可動部24と、本体1に対し
固定された長尺の固定部材25と、リテーナ26とから
なるスライドガイド23(A)に沿って、キャリッジ本
体部23(B)その他の可動部分が光磁気ディスク3の
半径方向に移動可能となるように構成される。
物レンズを駆動する対物レンズ駆動装置の分解斜視図で
ある。キャリッジ23は、可動部24と、本体1に対し
固定された長尺の固定部材25と、リテーナ26とから
なるスライドガイド23(A)に沿って、キャリッジ本
体部23(B)その他の可動部分が光磁気ディスク3の
半径方向に移動可能となるように構成される。
【0018】キャリッジ本体部23(B)は板状体から
なり、凹部状に巻回形成されたコイル体であるアクセス
コイル27の上辺コイル部27Uと下辺コイル部27D
との間に挿通されるよう、アクセスコイル27と組み合
わされる。このキャリッジ本体部23(B)の両側部の
下面部23a及び上面部23bに対して、アクセスコイ
ル27の下辺コイル部27D及び上辺コイル部27Uが
それぞれ接着固定されてキャリッジ本体部23(B)と
アクセスコイル27とが一体化されている。
なり、凹部状に巻回形成されたコイル体であるアクセス
コイル27の上辺コイル部27Uと下辺コイル部27D
との間に挿通されるよう、アクセスコイル27と組み合
わされる。このキャリッジ本体部23(B)の両側部の
下面部23a及び上面部23bに対して、アクセスコイ
ル27の下辺コイル部27D及び上辺コイル部27Uが
それぞれ接着固定されてキャリッジ本体部23(B)と
アクセスコイル27とが一体化されている。
【0019】反射プリズム28は、キャリッジ本体部2
3(B)の突出した一端部23cに接着固定されてい
る。なお、この反射プリズム28及びキャリッジ本体部
の一端部23c部分がレンズホルダ29の開口部からレ
ンズホルダ29内に入れられ、反射プリズム28がレン
ズホルダ29の内部で対物レンズ30と対向する。キャ
リッジ本体部23(B)の他端部23dには、支持台3
1の嵌合部31aがはめ込まれて接着される。これによ
って支持台31のキャリッジ本体部23(B)への取り
付けが行われる。
3(B)の突出した一端部23cに接着固定されてい
る。なお、この反射プリズム28及びキャリッジ本体部
の一端部23c部分がレンズホルダ29の開口部からレ
ンズホルダ29内に入れられ、反射プリズム28がレン
ズホルダ29の内部で対物レンズ30と対向する。キャ
リッジ本体部23(B)の他端部23dには、支持台3
1の嵌合部31aがはめ込まれて接着される。これによ
って支持台31のキャリッジ本体部23(B)への取り
付けが行われる。
【0020】支持台31は、スライドガイド23(A)
の可動部24のための逃げ部31bが下部に形成され、
また、固定光学ブロック部32からの光ビームのための
貫通孔31cを有している。支持台31の段部状の上面
31d及び下面31eの4箇所には、それぞれレンズホ
ルダ29支持用の板バネ部33の基部部分が接着により
取り付けられる。板バネ部33は、水平方向に延出した
4本の板バネ33a〜33dを有している。これら4本
の板バネ33a〜33dの先端部がレンズホルダ29の
前端側に固着されることによりレンズホルダ29が支持
される。
の可動部24のための逃げ部31bが下部に形成され、
また、固定光学ブロック部32からの光ビームのための
貫通孔31cを有している。支持台31の段部状の上面
31d及び下面31eの4箇所には、それぞれレンズホ
ルダ29支持用の板バネ部33の基部部分が接着により
取り付けられる。板バネ部33は、水平方向に延出した
4本の板バネ33a〜33dを有している。これら4本
の板バネ33a〜33dの先端部がレンズホルダ29の
前端側に固着されることによりレンズホルダ29が支持
される。
【0021】対物レンズ30を上壁部分に接着したレン
ズホルダ29は、前後壁及び下壁の一部を開口させた形
状を有し、周面部にはトラッキングコイル34が接着固
定されている。このレンズホルダ29は、その両側部分
がアクセスコイル27の両側コイル部と同様、両側のそ
れぞれの永久磁石35と磁気ヨーク36(内ヨーク)と
の隙間27bに配置されるように、リニアモータの磁気
回路と組み合わされている。したがって、一体化された
前記アクセスコイル27、キャリッジ本体部23
(B)、支持台31等及びレンズホルダ29からなる可
動部分は、レンズホルダ29の上壁、側壁及び下壁の一
部が両側の磁気ヨーク36を抱き込むような状態でかつ
凹部状のアクセスコイル27が両側の磁気ヨーク36を
包むような状態で、磁気ヨーク36に沿って光磁気ディ
スク3の半径方向に直線的に移動する。
ズホルダ29は、前後壁及び下壁の一部を開口させた形
状を有し、周面部にはトラッキングコイル34が接着固
定されている。このレンズホルダ29は、その両側部分
がアクセスコイル27の両側コイル部と同様、両側のそ
れぞれの永久磁石35と磁気ヨーク36(内ヨーク)と
の隙間27bに配置されるように、リニアモータの磁気
回路と組み合わされている。したがって、一体化された
前記アクセスコイル27、キャリッジ本体部23
(B)、支持台31等及びレンズホルダ29からなる可
動部分は、レンズホルダ29の上壁、側壁及び下壁の一
部が両側の磁気ヨーク36を抱き込むような状態でかつ
凹部状のアクセスコイル27が両側の磁気ヨーク36を
包むような状態で、磁気ヨーク36に沿って光磁気ディ
スク3の半径方向に直線的に移動する。
【0022】レンズホルダ29の支持は、レンズホルダ
29内に反射プリズム28及びキャリッジ本体部の一端
部23c部分が入った状態で各板バネ33a〜33d先
端部との固着によりなされているが、これら板バネ33
a〜33dの一部には、キャリッジ本体部23(B)の
移動方向に伸縮可能な伸縮部33e〜33hが設けられ
ている。伸縮部33e〜33hは、例えば編み目のよう
に互いに交差する極細のワイヤとこれを被覆するゴムと
で構成したものを使用できる。レンズホルダ29がトラ
ッキング方向に移動する際には、伸縮部33e〜33h
がその延在方向に伸縮する。レンズホルダ29はこのよ
うな伸縮部33e〜33hを有する支持構成で支持され
ることにより、その伸縮部分の伸縮範囲内で、更に光磁
気ディスク3の半径方向に移動可能である。
29内に反射プリズム28及びキャリッジ本体部の一端
部23c部分が入った状態で各板バネ33a〜33d先
端部との固着によりなされているが、これら板バネ33
a〜33dの一部には、キャリッジ本体部23(B)の
移動方向に伸縮可能な伸縮部33e〜33hが設けられ
ている。伸縮部33e〜33hは、例えば編み目のよう
に互いに交差する極細のワイヤとこれを被覆するゴムと
で構成したものを使用できる。レンズホルダ29がトラ
ッキング方向に移動する際には、伸縮部33e〜33h
がその延在方向に伸縮する。レンズホルダ29はこのよ
うな伸縮部33e〜33hを有する支持構成で支持され
ることにより、その伸縮部分の伸縮範囲内で、更に光磁
気ディスク3の半径方向に移動可能である。
【0023】装置本体1上に設置のスライドガイド23
(A)によるキャリッジ本体部23(B)側に対する案
内は、中間部材37を介して行われている。すなわち、
キャリッジ本体部23(B)の下面23aには、キャリ
ッジ本体部の下面とその中間部材の間にアクセスコイル
27の下辺コイル部27Dを挟むように、中間部材37
の前後の段部状の上面37aが接着され、この中間部材
37の下面37bの窪み部分がスライドガイド23
(A)の固定部材25上を摺動する可動部24と接着さ
れている。アクセスコイル27とレンズホルダ29のト
ラッキングコイル34の対向面に配設した永久磁石35
のコの字状磁気ヨーク38(外ヨーク)も本体1に固定
されている。内ヨークである磁気ヨーク36は、磁気ヨ
ーク38の端部に取り付けられている。
(A)によるキャリッジ本体部23(B)側に対する案
内は、中間部材37を介して行われている。すなわち、
キャリッジ本体部23(B)の下面23aには、キャリ
ッジ本体部の下面とその中間部材の間にアクセスコイル
27の下辺コイル部27Dを挟むように、中間部材37
の前後の段部状の上面37aが接着され、この中間部材
37の下面37bの窪み部分がスライドガイド23
(A)の固定部材25上を摺動する可動部24と接着さ
れている。アクセスコイル27とレンズホルダ29のト
ラッキングコイル34の対向面に配設した永久磁石35
のコの字状磁気ヨーク38(外ヨーク)も本体1に固定
されている。内ヨークである磁気ヨーク36は、磁気ヨ
ーク38の端部に取り付けられている。
【0024】上記のような構成の対物レンズ駆動装置に
おいて、アクセスコイル27に通電すると、スライドガ
イド23(A)の固定部材25に沿って、キャリッジ本
体部23(B)は可動部24と一体に光磁気ディスク3
の半径方向に移動する。なお、この時、可動側であるア
クセスコイル27のコイル辺部分や、レンズホルダ29
の壁部の内面34a、34b等は、永久磁石35と磁気
ヨーク36との間の隙間27aや、コイル辺と磁気ヨー
ク36との隙間27a等の寸法を固定側とは接触しない
ような所定の間隔に設定してあるため、移動時にその永
久磁石35を含む磁気回路と接触することはない。
おいて、アクセスコイル27に通電すると、スライドガ
イド23(A)の固定部材25に沿って、キャリッジ本
体部23(B)は可動部24と一体に光磁気ディスク3
の半径方向に移動する。なお、この時、可動側であるア
クセスコイル27のコイル辺部分や、レンズホルダ29
の壁部の内面34a、34b等は、永久磁石35と磁気
ヨーク36との間の隙間27aや、コイル辺と磁気ヨー
ク36との隙間27a等の寸法を固定側とは接触しない
ような所定の間隔に設定してあるため、移動時にその永
久磁石35を含む磁気回路と接触することはない。
【0025】また、対物レンズ30を保持するレンズホ
ルダ29を上記支持機構で光磁気ディスク3半径方向に
移動可能に支持すればよく、光磁気ディスク3の半径方
向に移動する上記キャリッジ本体部23(B)側の可動
部上には、対物レンズ駆動装置において対物レンズ30
を光軸方向(フォーカス方向)に駆動させるようにする
ための永久磁石は載置してはいない。従って、それだけ
装置は軽量化されている。また、製造も簡単で、工数削
減ができ、組み立ても容易である。
ルダ29を上記支持機構で光磁気ディスク3半径方向に
移動可能に支持すればよく、光磁気ディスク3の半径方
向に移動する上記キャリッジ本体部23(B)側の可動
部上には、対物レンズ駆動装置において対物レンズ30
を光軸方向(フォーカス方向)に駆動させるようにする
ための永久磁石は載置してはいない。従って、それだけ
装置は軽量化されている。また、製造も簡単で、工数削
減ができ、組み立ても容易である。
【0026】また、トラッキングについては、図示して
いない光検出器の出力によるトラッキングエラー信号に
基づき、フォーカスエラー信号に基づき、フォーカス制
御動作が実行された後に、トラッキング用駆動回路を介
してトラッキングコイル34に通電されることにより行
われる。この場合、トラッキングコイル34に通電され
ると、上記レンズホルダ29は光磁気ディスク3の半径
方向に移動し、また、上記トラッキングコイル34の通
電が遮断されると、伸縮部33e〜33hを有する支持
構成の板バネ部33によって初期位置に復元される。
いない光検出器の出力によるトラッキングエラー信号に
基づき、フォーカスエラー信号に基づき、フォーカス制
御動作が実行された後に、トラッキング用駆動回路を介
してトラッキングコイル34に通電されることにより行
われる。この場合、トラッキングコイル34に通電され
ると、上記レンズホルダ29は光磁気ディスク3の半径
方向に移動し、また、上記トラッキングコイル34の通
電が遮断されると、伸縮部33e〜33hを有する支持
構成の板バネ部33によって初期位置に復元される。
【0027】図3は、対物レンズ駆動装置をロックする
ためのロック機構を示したものである。なお、便宜上図
3Aではスピンドルモータ4等を、対物レンズ駆動装置
39に対して小さく作図している。本体1には、スピン
ドルモータ4が設けられた昇降ブロック5、対物レンズ
駆動装置39と固定光学ブロック32とからなる光ピッ
クアップ装置が配設されている。この光ピックアップ装
置は、スピンドルモータ4のスピンドルカップ9上に載
置装着された光磁気ディスク3に対し、情報信号の書き
込み及び読出し用の光ビームを照射するものである。
ためのロック機構を示したものである。なお、便宜上図
3Aではスピンドルモータ4等を、対物レンズ駆動装置
39に対して小さく作図している。本体1には、スピン
ドルモータ4が設けられた昇降ブロック5、対物レンズ
駆動装置39と固定光学ブロック32とからなる光ピッ
クアップ装置が配設されている。この光ピックアップ装
置は、スピンドルモータ4のスピンドルカップ9上に載
置装着された光磁気ディスク3に対し、情報信号の書き
込み及び読出し用の光ビームを照射するものである。
【0028】つまり、上記固定光学ブロック32には光
源となる半導体レーザ及び半導体レーザから発せられた
光ビームは、固定光学ブロック32から出射され、上記
対物レンズ駆動装置39に入射する。対物レンズ30に
入射した光ビームは、収束されてスピンドルカップ9上
に載置装着された光磁気ディスク3に照射される。光磁
気ディスク3で反射した光ビームは、上記固定光学ブロ
ック32に戻って光検出光学系に導かれ、光検出器の出
力によりフォーカスエラー信号、トラッキングエラー信
号と光磁気ディスク3のトラック上に書かれた情報を読
出す信号が得られる。
源となる半導体レーザ及び半導体レーザから発せられた
光ビームは、固定光学ブロック32から出射され、上記
対物レンズ駆動装置39に入射する。対物レンズ30に
入射した光ビームは、収束されてスピンドルカップ9上
に載置装着された光磁気ディスク3に照射される。光磁
気ディスク3で反射した光ビームは、上記固定光学ブロ
ック32に戻って光検出光学系に導かれ、光検出器の出
力によりフォーカスエラー信号、トラッキングエラー信
号と光磁気ディスク3のトラック上に書かれた情報を読
出す信号が得られる。
【0029】図3Bは、昇降ブロック5と対物レンズ駆
動装置39とが連接する箇所の側面図である。図示のよ
うに、昇降ブロック5の対物レンズ駆動装置39側面に
上部にいくに従い厚くなるように傾斜を有する板カム4
0が固着されている。この板カム40の対物レンズ駆動
装置39側には、半球状の突起部41を有する側面視L
字状の駆動プレート42が本体1に取り付けられてい
る。また、上記駆動プレート42には、本体1上に設け
られたガイドピン43を嵌入させる長孔44が形成され
ており、駆動プレート42はA−B方向(紙面に対し水
平方向)に移動可能となっている。そして、駆動プレー
ト42の長孔44の近傍にバネ係止用ピン45が設けら
れており、このバネ係止用ピン45と上記ガイドピン4
3とにかけてコイルバネ46が張設されることにより、
上記板カム40と上記半球状の突起部41とが当接する
方向に付勢されるようになっている。
動装置39とが連接する箇所の側面図である。図示のよ
うに、昇降ブロック5の対物レンズ駆動装置39側面に
上部にいくに従い厚くなるように傾斜を有する板カム4
0が固着されている。この板カム40の対物レンズ駆動
装置39側には、半球状の突起部41を有する側面視L
字状の駆動プレート42が本体1に取り付けられてい
る。また、上記駆動プレート42には、本体1上に設け
られたガイドピン43を嵌入させる長孔44が形成され
ており、駆動プレート42はA−B方向(紙面に対し水
平方向)に移動可能となっている。そして、駆動プレー
ト42の長孔44の近傍にバネ係止用ピン45が設けら
れており、このバネ係止用ピン45と上記ガイドピン4
3とにかけてコイルバネ46が張設されることにより、
上記板カム40と上記半球状の突起部41とが当接する
方向に付勢されるようになっている。
【0030】また、駆動プレート42は本体1上でスム
ーズに移動できるように、上記ガイドピン43に対して
摺動する長孔44を磁気回路の外側に位置するように形
成するとともに、上記固定光学ブロック32からの光ビ
ームの光軸に対して対称に腕部42aを形成する。さら
に、これら腕部42aを有する本体は、スライドガイド
(A)(図2)の下側に配設されている。上記腕部42
aの先端は先細状に形成され、一方の腕の先端部はロー
タリカム47と接触する。ロータリカム47近傍は図3
C(側面図)に示すように構成され、本体の一部はざぐ
りネジ48によって上部方向に抜け出せない状態で回転
可能に保持されている。さらに、ロータリカム47と本
体1とにかけてコイルバネ56が設けられており、駆動
プレート42の先端とロータリカム47は付勢されるよ
うになっている。
ーズに移動できるように、上記ガイドピン43に対して
摺動する長孔44を磁気回路の外側に位置するように形
成するとともに、上記固定光学ブロック32からの光ビ
ームの光軸に対して対称に腕部42aを形成する。さら
に、これら腕部42aを有する本体は、スライドガイド
(A)(図2)の下側に配設されている。上記腕部42
aの先端は先細状に形成され、一方の腕の先端部はロー
タリカム47と接触する。ロータリカム47近傍は図3
C(側面図)に示すように構成され、本体の一部はざぐ
りネジ48によって上部方向に抜け出せない状態で回転
可能に保持されている。さらに、ロータリカム47と本
体1とにかけてコイルバネ56が設けられており、駆動
プレート42の先端とロータリカム47は付勢されるよ
うになっている。
【0031】また、磁気ヨーク38(外ヨーク)には複
数のピン49が設けられ、このピン49は磁気ヨーク3
8上方に配設されたクシ歯プレート50に形成されてい
る長溝50aに嵌入され、クシ歯プレート50はX−Y
方向および紙面に対し直交方向に移動可能に構成されて
いる。このクシ歯プレート50には、X側に連続した凹
部が形成されており、クシ歯プレート50の移動により
アクセスコイル27に固着した係合部51と係合するよ
うになっている。さらに、クシ歯プレート50にはピン
52が設けられ、このピン52とカム部54に設けられ
ているピン55とにかけて圧縮コイルバネ53が張設さ
れており、クシ歯プレート50とカム部54とが付勢さ
れている。
数のピン49が設けられ、このピン49は磁気ヨーク3
8上方に配設されたクシ歯プレート50に形成されてい
る長溝50aに嵌入され、クシ歯プレート50はX−Y
方向および紙面に対し直交方向に移動可能に構成されて
いる。このクシ歯プレート50には、X側に連続した凹
部が形成されており、クシ歯プレート50の移動により
アクセスコイル27に固着した係合部51と係合するよ
うになっている。さらに、クシ歯プレート50にはピン
52が設けられ、このピン52とカム部54に設けられ
ているピン55とにかけて圧縮コイルバネ53が張設さ
れており、クシ歯プレート50とカム部54とが付勢さ
れている。
【0032】次に、以上のように構成された本実施例装
置の作用について説明する。装置本体1上には、カート
リッジ2が挿入されるカートリッジホルダ(図示してい
ない)が配設されている。かかるカートリッジホルダや
挿入されるカートリッジ側と連動して動作する装填機構
等は、既知のものと同様のものであってよい。例えば、
従来例2における記録再生装置と同様、カートリッジホ
ルダの前方部及び後方部は開放され、同従来例(特開平
4−321972)の図6、7に示すように、カートリ
ッジ2と光磁気ディスク3をカートリッジ2内で回転可
能に収納している。
置の作用について説明する。装置本体1上には、カート
リッジ2が挿入されるカートリッジホルダ(図示してい
ない)が配設されている。かかるカートリッジホルダや
挿入されるカートリッジ側と連動して動作する装填機構
等は、既知のものと同様のものであってよい。例えば、
従来例2における記録再生装置と同様、カートリッジホ
ルダの前方部及び後方部は開放され、同従来例(特開平
4−321972)の図6、7に示すように、カートリ
ッジ2と光磁気ディスク3をカートリッジ2内で回転可
能に収納している。
【0033】また、カートリッジホルダは、カートリッ
ジ2を本体2に平行な状態で挿入操作可能となってい
る。すなわち、カートリッジ2をカートリッジホルダに
挿入すると、カートリッジ2の移動によってカートリッ
ジホルダ側のシャッタ開放ピンがカートリッジ2の記録
再生用開口部を開蓋させるとともに、カートリッジ2の
前縁部部分を対物レンズ30と磁気ヘッド装置(図示し
ていない)との間を通過させる。このようにして光磁気
ディスク3は対物レンズ30と磁気ヘッド装置との間に
挿入される。カートリッジ2が所定の挿入完了位置まで
挿入操作されると、図示していない検出装置によりこれ
が検出され、その検出信号が制御装置(CPU)(図示
していない)に送られ、制御装置はこれに基づき昇降モ
ータ14を駆動させる。
ジ2を本体2に平行な状態で挿入操作可能となってい
る。すなわち、カートリッジ2をカートリッジホルダに
挿入すると、カートリッジ2の移動によってカートリッ
ジホルダ側のシャッタ開放ピンがカートリッジ2の記録
再生用開口部を開蓋させるとともに、カートリッジ2の
前縁部部分を対物レンズ30と磁気ヘッド装置(図示し
ていない)との間を通過させる。このようにして光磁気
ディスク3は対物レンズ30と磁気ヘッド装置との間に
挿入される。カートリッジ2が所定の挿入完了位置まで
挿入操作されると、図示していない検出装置によりこれ
が検出され、その検出信号が制御装置(CPU)(図示
していない)に送られ、制御装置はこれに基づき昇降モ
ータ14を駆動させる。
【0034】昇降モータ14の駆動により、ウォームギ
ヤ13及びラック12を介して昇降ブロック5は、初期
位置(下降位置)から上昇する、昇降ブロック5が上昇
してカートリッジ2に接近すると、光磁気ディスク3の
ハブ11がスピンドルカップ9のターンテーブル面上に
クランプ用永久磁石19に吸引力によって載置されると
ともに、カートリッジ2はそのカートリッジ位置決め凹
部が昇降ブロック5上部の突起部10に当接される(図
1)。
ヤ13及びラック12を介して昇降ブロック5は、初期
位置(下降位置)から上昇する、昇降ブロック5が上昇
してカートリッジ2に接近すると、光磁気ディスク3の
ハブ11がスピンドルカップ9のターンテーブル面上に
クランプ用永久磁石19に吸引力によって載置されると
ともに、カートリッジ2はそのカートリッジ位置決め凹
部が昇降ブロック5上部の突起部10に当接される(図
1)。
【0035】この時、スピンドルカップ9は圧縮コイル
バネ21により付勢されていることから、そのバネ力に
より電磁石6と永久磁石7とは当接されている状態で、
光磁気ディスク3のハブ11はスピンドルカップ9にク
ランプされている。よって、カートリッジ2の内壁部の
下面と光磁気ディスク3との間に必要な間隙をもたせる
ために、電磁石6と永久磁石7の位置については予め所
定の位置になるように決定されている。
バネ21により付勢されていることから、そのバネ力に
より電磁石6と永久磁石7とは当接されている状態で、
光磁気ディスク3のハブ11はスピンドルカップ9にク
ランプされている。よって、カートリッジ2の内壁部の
下面と光磁気ディスク3との間に必要な間隙をもたせる
ために、電磁石6と永久磁石7の位置については予め所
定の位置になるように決定されている。
【0036】このように昇降モータ14の駆動により昇
降ブロック5が上昇すると、図3に示した板カム40も
上昇しそれに従い、駆動プレート42はA方向(紙面左
方向)に移動する。そして、ロータリカム47が左回転
し、クシ歯プレート50は下方に移動するので、クシ歯
プレート50は係合ピン51との係合を解かれる。こう
して、昇降ブロック5が上昇すると、カートリッジ2を
保持すると同時にキャリッジのロック状態は解除される
ことになる。
降ブロック5が上昇すると、図3に示した板カム40も
上昇しそれに従い、駆動プレート42はA方向(紙面左
方向)に移動する。そして、ロータリカム47が左回転
し、クシ歯プレート50は下方に移動するので、クシ歯
プレート50は係合ピン51との係合を解かれる。こう
して、昇降ブロック5が上昇すると、カートリッジ2を
保持すると同時にキャリッジのロック状態は解除される
ことになる。
【0037】一方、昇降モータ14の駆動により昇降ブ
ロック5が下降すると、上記動作とは逆に駆動プレート
42が動作する。すなわち、昇降ブロック5が下降する
と板カム40も下降し、駆動プレート42はB方向(紙
面右方向)に移動する。そして、ロータリカム47が右
回転し、クシ歯プレート50は上方に移動するので、ク
シ歯プレート50は係合ピン51と係合する。こうし
て、昇降ブロック5が下降すると、キャリッジはロック
状態となる。
ロック5が下降すると、上記動作とは逆に駆動プレート
42が動作する。すなわち、昇降ブロック5が下降する
と板カム40も下降し、駆動プレート42はB方向(紙
面右方向)に移動する。そして、ロータリカム47が右
回転し、クシ歯プレート50は上方に移動するので、ク
シ歯プレート50は係合ピン51と係合する。こうし
て、昇降ブロック5が下降すると、キャリッジはロック
状態となる。
【0038】上記のような状態から、スピンドルモータ
4が駆動されると、光磁気ディスク3はスピンドルカッ
プ9とともに回転操作される。この時、スピンドルモー
タ4のスピンドル軸には、図示していないロータリエン
コーダからの出力がFV変換され、制御装置へ供給され
る。
4が駆動されると、光磁気ディスク3はスピンドルカッ
プ9とともに回転操作される。この時、スピンドルモー
タ4のスピンドル軸には、図示していないロータリエン
コーダからの出力がFV変換され、制御装置へ供給され
る。
【0039】ところで、上記したような昇降ブロック5
の上昇過程においは、昇降ブロック5が上昇すると、フ
ォトリフレクタ17のLEDから発光された光ビームが
反射部材16で反射し、その反射光がフォトリフレクタ
17の2分割された光検出器で受光されるとき、受光素
子の面上で光ビームがシフトすることから、その2分割
された光検出器の差出力によって、昇降ブロック5の位
置検出が可能となる。
の上昇過程においは、昇降ブロック5が上昇すると、フ
ォトリフレクタ17のLEDから発光された光ビームが
反射部材16で反射し、その反射光がフォトリフレクタ
17の2分割された光検出器で受光されるとき、受光素
子の面上で光ビームがシフトすることから、その2分割
された光検出器の差出力によって、昇降ブロック5の位
置検出が可能となる。
【0040】さらにまた、光磁気ディスク3が最内周へ
移動したのち、半導体レーザによる照射が行われるが、
半導体レーザから光ビームが発せられれば、前方モニタ
を構成する光検出器からの出力が制御装置への制御入力
となっているため、これが制御装置で検知される。制御
装置は上記のような状態を認識した後、フォーカスサー
チ及びフォーカス制御が動作するように指示をする。そ
して、スピンドルモータ4に配設されている電磁石6に
通電され、光磁気ディスク3を載置したスピンドルカッ
プ9に接着固定された永久磁石7との反発で、光磁気デ
ィスク3の記録情報面は対物レンズ30から離れたり、
永久磁石7との吸引で光磁気ディスク3の記録情報面は
対物レンズ30に近づくように制御されるのである。
移動したのち、半導体レーザによる照射が行われるが、
半導体レーザから光ビームが発せられれば、前方モニタ
を構成する光検出器からの出力が制御装置への制御入力
となっているため、これが制御装置で検知される。制御
装置は上記のような状態を認識した後、フォーカスサー
チ及びフォーカス制御が動作するように指示をする。そ
して、スピンドルモータ4に配設されている電磁石6に
通電され、光磁気ディスク3を載置したスピンドルカッ
プ9に接着固定された永久磁石7との反発で、光磁気デ
ィスク3の記録情報面は対物レンズ30から離れたり、
永久磁石7との吸引で光磁気ディスク3の記録情報面は
対物レンズ30に近づくように制御されるのである。
【0041】上記電磁石6にフォーカス信号を供給する
と、通電により電磁石6と永久磁石7間の反発力によっ
てスピンドルカップ9、従って、ターンテーブルととも
に光磁気ディスク3面は上昇し、所定の位置(フォーカ
ス引き込み最適位置)に達する。そして、上記電磁石6
にフォーカス制御信号を重畳させ、安定した状態でフォ
ーカスサーチ信号の方を遮断するようにし、フォーカス
エラー信号のみで電磁石6と永久磁石7との吸引、反発
力によって、光磁気ディスク3の記録情報面と対物レン
ズ30との間の距離が最適となるよう、フォーカス制御
が実行される。
と、通電により電磁石6と永久磁石7間の反発力によっ
てスピンドルカップ9、従って、ターンテーブルととも
に光磁気ディスク3面は上昇し、所定の位置(フォーカ
ス引き込み最適位置)に達する。そして、上記電磁石6
にフォーカス制御信号を重畳させ、安定した状態でフォ
ーカスサーチ信号の方を遮断するようにし、フォーカス
エラー信号のみで電磁石6と永久磁石7との吸引、反発
力によって、光磁気ディスク3の記録情報面と対物レン
ズ30との間の距離が最適となるよう、フォーカス制御
が実行される。
【0042】このようにしてフォーカスサーチ、フォー
カス制御が制御装置下で行われるのであるが、カートリ
ッジ2が装置内に挿入されたことが検出されると、昇降
モータ14が動作し、スピンドルモータ4が上昇してそ
のターンテーブル上に光磁気ディスク3が載置された後
に、スピンドルモータ4によるスピンドル軸と光磁気デ
ィスク3の一定の回転速度(例えば、3600rpm)
での回転駆動が行われる。
カス制御が制御装置下で行われるのであるが、カートリ
ッジ2が装置内に挿入されたことが検出されると、昇降
モータ14が動作し、スピンドルモータ4が上昇してそ
のターンテーブル上に光磁気ディスク3が載置された後
に、スピンドルモータ4によるスピンドル軸と光磁気デ
ィスク3の一定の回転速度(例えば、3600rpm)
での回転駆動が行われる。
【0043】これらの各動作が終了すると、昇降ブロッ
ク5が上昇することによってフォトリフレクタ17が光
検出器の出力SPDPがHighとなり、スピンドルモ
ータ4の回転に伴い前記したエンコーダの出力SPFD
もHighとなり、かつまたキャリッジ23が光磁気デ
ィスク3の最内周に移動した後、半導体レーザが発光
し、その光ビームが光検出器で受光されたことがその光
検出器の出力によって検出されると、これらの情報に基
づき、制御装置からフォーカス制御への動作許可の指示
が行われ、フォーカスサーチ、フォーカス制御が実行さ
れることになる。また、この時、対物レンズ30から光
ビームが回転する光磁気ディスク3に照射され、キャリ
ッジ23は光磁気ディスク3の最内周に移動した後にフ
ォーカス制御が開始されるために、フォーカスサーチを
行うようにすると安定した引き込みが可能となる。
ク5が上昇することによってフォトリフレクタ17が光
検出器の出力SPDPがHighとなり、スピンドルモ
ータ4の回転に伴い前記したエンコーダの出力SPFD
もHighとなり、かつまたキャリッジ23が光磁気デ
ィスク3の最内周に移動した後、半導体レーザが発光
し、その光ビームが光検出器で受光されたことがその光
検出器の出力によって検出されると、これらの情報に基
づき、制御装置からフォーカス制御への動作許可の指示
が行われ、フォーカスサーチ、フォーカス制御が実行さ
れることになる。また、この時、対物レンズ30から光
ビームが回転する光磁気ディスク3に照射され、キャリ
ッジ23は光磁気ディスク3の最内周に移動した後にフ
ォーカス制御が開始されるために、フォーカスサーチを
行うようにすると安定した引き込みが可能となる。
【0044】フォーカス制御が行われた後に、光検出器
によるトラックエラー信号が駆動回路を介してトラッキ
ングコイル34に供給されると、レンズホルダ34は光
磁気ディスク3の半径方向に移動し、トラッキングコイ
ル34への通電が遮断されると、板バネ33によって初
期位置に復元される。この時、光磁気ディスク3の偏心
成分は、アクセスコイル27に通電され、二段サーボが
行われるようにする制御も可能となる。
によるトラックエラー信号が駆動回路を介してトラッキ
ングコイル34に供給されると、レンズホルダ34は光
磁気ディスク3の半径方向に移動し、トラッキングコイ
ル34への通電が遮断されると、板バネ33によって初
期位置に復元される。この時、光磁気ディスク3の偏心
成分は、アクセスコイル27に通電され、二段サーボが
行われるようにする制御も可能となる。
【0045】次に、光磁気ディスク3の記録/再生の終
了時には、フォーカス制御信号が上記電磁石6への通電
が遮断されるように制御装置から指示されると、上記ス
ピンドルモータ4の回転操作を終了する。更に、制御装
置からイジェクト動作(カートリッジ排出)が指示され
ると、昇降ブロック5は下降し、装置は初期位置に戻る
ことになる。
了時には、フォーカス制御信号が上記電磁石6への通電
が遮断されるように制御装置から指示されると、上記ス
ピンドルモータ4の回転操作を終了する。更に、制御装
置からイジェクト動作(カートリッジ排出)が指示され
ると、昇降ブロック5は下降し、装置は初期位置に戻る
ことになる。
【0046】なお、上記実施例では、光磁気ディスク3
のディスクハブ11外周で径方向の位置決めをするよう
にしているが、スピンドル軸によって上記ディスクハブ
11内周側で位置決めしてもよい。また、スピンドルカ
ップ9でフォーカスサーチやフォーカス制御を動作する
ようにしたが、従来例のように対物レンズ駆動装置によ
り、フォーカスサーチやフォーカス制御を行うようにし
てもよい。
のディスクハブ11外周で径方向の位置決めをするよう
にしているが、スピンドル軸によって上記ディスクハブ
11内周側で位置決めしてもよい。また、スピンドルカ
ップ9でフォーカスサーチやフォーカス制御を動作する
ようにしたが、従来例のように対物レンズ駆動装置によ
り、フォーカスサーチやフォーカス制御を行うようにし
てもよい。
【0047】
【発明の効果】このように本発明によれば、昇降ブロッ
クの上昇動作、下降動作により、キャリッジの機械的ロ
ック、ロック解除を容易に行わせることができるので、
消費電力の大きい電磁プランジャ等を用いることなく、
対物レンズ駆動装置を確実にロックできる。従って、情
報記録再生装置を出荷する際に、輸送中に振動によって
対物レンズ駆動装置を破損させてしまうことを防止でき
る。また、情報記録再生装置を駆動させる場合は、ロッ
ク状態を解除するための特別の構成部材を要することな
く、板カムと駆動プレートの動作を介してキャリッジを
ロックするための各部材がロック解除のために連動する
ようになっているので、簡便に対物レンズ駆動装置のロ
ック状態を解除できる。なお、ロック機構を設けても、
情報記録再生装置の機能を妨げるおそれはないことはい
うまでもない。
クの上昇動作、下降動作により、キャリッジの機械的ロ
ック、ロック解除を容易に行わせることができるので、
消費電力の大きい電磁プランジャ等を用いることなく、
対物レンズ駆動装置を確実にロックできる。従って、情
報記録再生装置を出荷する際に、輸送中に振動によって
対物レンズ駆動装置を破損させてしまうことを防止でき
る。また、情報記録再生装置を駆動させる場合は、ロッ
ク状態を解除するための特別の構成部材を要することな
く、板カムと駆動プレートの動作を介してキャリッジを
ロックするための各部材がロック解除のために連動する
ようになっているので、簡便に対物レンズ駆動装置のロ
ック状態を解除できる。なお、ロック機構を設けても、
情報記録再生装置の機能を妨げるおそれはないことはい
うまでもない。
【図1】本発明の一実施例に係る光学的情報記録再生装
置に用いるスピンドルモータの構造を示す一部断面図で
ある。
置に用いるスピンドルモータの構造を示す一部断面図で
ある。
【図2】同じく、対物レンズ駆動装置の構成を示す分解
斜視図である。
斜視図である。
【図3】同じく、2対物レンズ駆動装置の構成を示す平
面図、昇降ブロックに固着した板カム近傍の側面図、ロ
ータリカム近傍の側面図である。
面図、昇降ブロックに固着した板カム近傍の側面図、ロ
ータリカム近傍の側面図である。
【図4】従来例に係る装置の一部斜視図、一部機構の動
作を説明するための側面図である。
作を説明するための側面図である。
【図5】従来例に係る装置の分解斜視図である。
1 本体 5 昇降ブロック 9 スピンドルカップ 10 突起部 12 ラック 13 ウオームギヤ 15 圧縮コイルバネ 23(A) スライドガイド 25 固定部材 27 アクセスコイル 27b 隙間 27U 上辺コイ部 29 対物レンズ 31 支持台 32 固定光学ブロック 33 板バネ 33a,33b 先端部 33e,33f 伸縮部 34 トラッキングコイル 35 永久磁石 36,37 磁気ヨーク 39 対物レンズ駆動装置 40 板カム 41 突起部 42 駆動プレート 42a 腕部 43 ガイドピン 44 長孔 45 バネ係止用ピン 46 コイルバネ 47 ロータリカム 48 ざぐりネジ 50 クシ歯プレート 50a 長溝 51 係合部 52 ピン 54 カム部 55 ピン 56 コイルバネ
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成5年8月9日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0015
【補正方法】変更
【補正内容】
【0015】また、本実施例では、スピンドルモータ4
を載置した前記昇降ブロック5とディスク載置用のテー
ブルとスピンドルモータ軸を独立に駆動できるように
し、そのモータ軸に沿って(従って、昇降ブロック5自
体を含んでは上下動させずに)スピンドルカップのター
ンテーブルの方の上下移動によって、フォーカスサーチ
及びフォーカス制御をすることができるような構成とす
る。このため、上記スピンドルカップ9は、スピンドル
軸に対して回転阻止するためにキー軸22が挿入された
状態で嵌合しており、これによりスピンドルカップ9は
スピンドル軸と一体的に回転するように、かつ、このス
ピンドルカップ9がスピンドル軸に対して上下方向に移
動し得るようになっている。さらにまた、ディスクテー
ブルを上下移動する駆動機構としては、上記スピンドル
カップ9の下面に、スピンドルモータ4上面に固定した
前記の電磁石6と対向するように永久磁石7を接着して
あり、これら電磁石6及び永久磁石7により昇降ブロッ
ク上下移動用駆動機構とは別個の上下動駆動機構が構成
されるようにしてある。
を載置した前記昇降ブロック5とディスク載置用のテー
ブルとスピンドルモータ軸を独立に駆動できるように
し、そのモータ軸に沿って(従って、昇降ブロック5自
体を含んでは上下動させずに)スピンドルカップのター
ンテーブルの方の上下移動によって、フォーカスサーチ
及びフォーカス制御をすることができるような構成とす
る。このため、上記スピンドルカップ9は、スピンドル
軸に対して回転阻止するためにキー軸22が挿入された
状態で嵌合しており、これによりスピンドルカップ9は
スピンドル軸と一体的に回転するように、かつ、このス
ピンドルカップ9がスピンドル軸に対して上下方向に移
動し得るようになっている。さらにまた、ディスクテー
ブルを上下移動する駆動機構としては、上記スピンドル
カップ9の下面に、スピンドルモータ4上面に固定した
前記の電磁石6と対向するように永久磁石7を接着して
あり、これら電磁石6及び永久磁石7により昇降ブロッ
ク上下移動用駆動機構とは別個の上下動駆動機構が構成
されるようにしてある。
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0016
【補正方法】変更
【補正内容】
【0016】また、スピンドルカップ9内の中央部はス
ピンドル軸と嵌合するが、その周辺部は凹状になってお
り、かかる凹部部分の底部と、上記スピンドル軸の先端
においてネジ等により固定されたストッパ20との間
に、圧縮コイルバネ21を介在させてある。この圧縮コ
イルバネ21により、上記スピンドルカップ9はスピン
ドル軸に対して下向きに付勢される。
ピンドル軸と嵌合するが、その周辺部は凹状になってお
り、かかる凹部部分の底部と、上記スピンドル軸の先端
においてネジ等により固定されたストッパ20との間
に、圧縮コイルバネ21を介在させてある。この圧縮コ
イルバネ21により、上記スピンドルカップ9はスピン
ドル軸に対して下向きに付勢される。
【手続補正3】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図1
【補正方法】変更
【補正内容】
【図1】
Claims (1)
- 【請求項1】 情報記録媒体に対し光ビームを照射する
対物レンズを有する光学ヘッドと、リニアモータにより
少なくとも前記対物レンズを情報記録媒体の半径方向に
駆動する対物レンズ駆動機構と、スピンドルモータを設
置した昇降ブロックを上下駆動し上昇位置で情報記録媒
体を有するカートリッジを支持するカートリッジ支持機
構を設けた光学的情報記録再生装置において、 前記カートリッジ支持機構を形成する昇降ブロックの上
下駆動に連動し、昇降ブロックの下降位置で前記対物レ
ンズ駆動機構をロックするロック機構を設けたことを特
徴とする光学的情報記録再生装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5092999A JPH06302154A (ja) | 1993-04-20 | 1993-04-20 | 光学的情報記録再生装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5092999A JPH06302154A (ja) | 1993-04-20 | 1993-04-20 | 光学的情報記録再生装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH06302154A true JPH06302154A (ja) | 1994-10-28 |
Family
ID=14070064
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP5092999A Withdrawn JPH06302154A (ja) | 1993-04-20 | 1993-04-20 | 光学的情報記録再生装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH06302154A (ja) |
-
1993
- 1993-04-20 JP JP5092999A patent/JPH06302154A/ja not_active Withdrawn
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A300 | Withdrawal of application because of no request for examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300 Effective date: 20000704 |