JPH06302116A - 画像データ記録装置 - Google Patents

画像データ記録装置

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JPH06302116A
JPH06302116A JP5090225A JP9022593A JPH06302116A JP H06302116 A JPH06302116 A JP H06302116A JP 5090225 A JP5090225 A JP 5090225A JP 9022593 A JP9022593 A JP 9022593A JP H06302116 A JPH06302116 A JP H06302116A
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JP
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JP5090225A
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Inventor
Tomoji Miyazawa
智司 宮澤
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Sony Corp
Original Assignee
Sony Corp
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Publication date
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  • Television Signal Processing For Recording (AREA)
  • Signal Processing For Digital Recording And Reproducing (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 画像データを圧縮しても任意のデータの記録
を完全に復元しエラーに対して強い記録を行うことがで
きる画像データ記録装置の提供を目的とする。 【構成】 入力端子10を介して入力される入力画像デ
ータをシャフリング部11内の書込み処理部110を介
してメモリ111に供給する。メモリ111は、シャフ
リング処理に対応したデータを読出し処理部114に出
力する。入力端子18から補助データを外部インターフ
ェース部112を介してAUXデータメモリ113に供
給する。AUXデータメモリ113は、読出し処理部1
14に補助データを出力する。読出し処理部114は、
供給される複数種類のデータを選択して出力端子19か
ら出力している。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ディジタルデータ、特
に画像データに可変長符号化を施してデータ圧縮し1ト
ラックに複数のシンクブロックデータを記録する画像デ
ータ記録装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来からのディジタルVTRとしては、
いわゆる4:2:2コンポーネント符号化方式に基づい
たD−1フォーマットのVTR、現行放送の複合映像信
号をディジタル化して記録する方式に基づいたD−2フ
ォーマットのVTR、1/2インチの磁気テープを用い
て上記複合映像信号をディジタル記録する方式に基づい
たD−3フォーマットのVTR等がある。これらのディ
ジタルVTRは、いずれも供給された映像信号をディジ
タルに変換した画像データをそのままデータ圧縮をしな
いで磁気テープ上に記録している。
【0003】ここで、ディジタルに変換された伝送信号
は、画像データ、同期信号にあたるタイミングリッファ
レンスコードの他に、必要に応じて例えば映像ブランキ
ング期間内にライン番号等の補助(オグジリアリ [auxi
liary])データ、そのための判別(以下、IDという)
コード等をNRZ形式の信号として挿入している。この
ように、ディジタルVTRは画像データだけでなく、上
記補助データとして任意のデータを映像ブランキング期
間に挿入、重畳して映像信号以外のデータを記録し再現
している。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、前述したよ
うなビデオ信号をそのままディジタル化して記録再生す
るフォーマットのディジタルVTRに対してユーザは、
使用する磁気テープカセットの大きさの小型化、記録時
間の増大化を望んでいる。これらのユーザ要求を満足す
るため、入力映像信号をディジタルの画像データにした
後に、圧縮を施して記録再生できるようなディジタルV
TRが望まれている。そこで、最近、ディジタルVTR
の研究者やメーカ側から上述したような条件を満足させ
るための方法が数多く提案されてきている。さらに、提
案された方法を具体化させるためその試作機も発表され
るような状況になってきている。
【0005】ところが、ディジタルVTRにおいて画像
データをブロック符号化、例えば離散コサイン変換(以
下、DCTという)してデータを圧縮し記録する場合、
ディジタルVTRは、データ圧縮等の信号処理によって
上記補助データとして任意のデータを映像ブランキング
期間に挿入、重畳した純粋なディジタルデータ、例えば
意味を有するキャラクタデータが1ビット変わるだけで
全く意味の異なるキャラクタデータに変わってしまう虞
れがある。すなわち、これは、挿入、重畳したディジタ
ルデータが、データ圧縮等によりビット値が変化させら
れれば、全く違うコードに変わってしまうことを意味
し、明らかに入力データを正確に記録することができな
いことになる。
【0006】従って、入力データがこのように正確に各
ビットのディジタルデータを保って記録されていない場
合があるから、このディジタルVTRで再現する場合
も、ディジタルVTRは、圧縮されたディジタルデータ
から完全な挿入、重畳した入力データの復元が常に確実
にできるとは限らない。このため、ディジタルVTRに
は、例えば上述した補助データ等をブランキング期間に
挿入、重畳したデータを完全に復元させる場合、ユーザ
の要求である記録時間の増大化等を行うためのデータ圧
縮して記録する方法を単純に採用することができないこ
とになる。
【0007】そこで、本発明は、上述したような実情に
鑑みてなされたものであり、画像データの圧縮を行って
も任意のデータの記録を完全に復元しエラーに対して強
い記録を行うことができる画像データ記録装置の提供を
目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明に係る画像データ
記録装置は、入力された画像データに可変長符号化を施
してデータ圧縮し、1トラックに複数のシンクブロック
データを記録する画像データ記録装置において、上記シ
ンクブロック毎に一定ビット数の任意のデータを記録す
ることにより、上述の課題を解決する。
【0009】ここで、上記1トラック内の複数のシンク
ブロックには、一定数のアウターパリティ書込み用シン
クブロックを含んでおり、これらのアウターパリティ書
込み用シンクブロックを除いたシンクブロックに任意の
データを画像データと共に記録する。また、1シンクブ
ロック毎に記録される任意のデータは、1シンクブロッ
クにつき1ビットとしている。
【0010】さらに、上記任意のデータは、1フィール
ド期間内のシンクブロックに複数回多重記録している。
【0011】上記1シンクブロックは、20個のデータ
ブロックで構成している。このシンクブロックを114
個集めて1セクタが構成されている。また、1フィール
ドのDCTブロック数は、上下2つのセクタで1フィー
ルドとしていることから(114×2×6)個になる。
【0012】
【作用】本発明に係る画像データ記録装置は、入力され
た画像データに可変長符号化を施してデータ圧縮し、1
トラックに複数のシンクブロックデータを記録する際に
上記シンクブロック毎に一定ビット数の任意のデータを
記録してデータ圧縮しても完全に上記任意のデータを再
現することができる記録を行っている。
【0013】上記画像データ記録装置は、上記任意のデ
ータを記録するシンクブロックとしてアウターパリティ
を除いたシンクブロックの画像データ書込み領域に任意
のデータを記録してデータ圧縮による影響を受けない完
全な任意のデータの再現を行っている。
【0014】上記任意のデータを付すシンクブロック
は、1シンクブロックの画像データ領域に任意のデータ
を構成する1ビットだけ記録して、上記任意のデータの
分散化を図ってシンクブロックが再生できない場合の被
害を最小限に抑えている。
【0015】また、上記画像データ記録装置は、上記任
意のデータは、1フィールド期間内のシンクブロックに
複数回多重記録することにより、エラー等による影響を
なくして正確な再生を可能にさせている。
【0016】
【実施例】以下、本発明に係る画像データ記録装置の一
実施例について、図面を参照しながら説明する。
【0017】図1は、本実施例における画像データ記録
装置の概略的な構成を示している。ここで、上記画像デ
ータ記録装置はコンポーネント信号を扱ういわゆる4:
2:2の規格のディジタルVTRを例に挙げて説明す
る。図1に示すディジタルVTRは、記録系をシャフリ
ング部11、離散コサイン変換(DCT)部12、可変
長符号化部13、誤り訂正エンコード部14、記録ユニ
ット15、回転ヘッド16で構成している。また、画像
データ記録装置は、再生系を上記記録系の逆処理を行う
ため、回転ヘッド16、再生ユニット21、誤り訂正デ
コード部22、可変長復号化部23、逆離散コサイン変
換(以下、IDCTという)部24、デシャフリング部
25で構成している。
【0018】このディジタルVTRの動作について図1
を参照しながら簡単に説明する。ディジタルVTRにお
いて、入力端子10を介してシャフリング部11にディ
ジタル入力画像信号が供給されている。シャフリング部
11は、後段のDCT部12においてDCT変換するた
めデータのブロック化を行っている。DCT部12は、
DCT変換処理を行って可変長符号化部13に画像デー
タを出力する。可変長符号化部13は、圧縮レートに従
って可変長符号化が施された画像データが誤り訂正エン
コード部14に供給されている。誤り訂正エンコード部
14は、誤り訂正用の符号を付加して記録ユニット15
に出力している。記録ユニット15において例えば各種
信号処理の施された画像データが回転ヘッド16に供給
され、この回転ヘッド16を介して磁気テープ17に記
録されている。
【0019】再生時にディジタルVTRは、磁気テープ
17から回転ヘッド16を介して読み出した画像データ
を記録時の逆処理を行うため、再生ユニット21、誤り
訂正デコード部22、可変長復号化部23、IDTCT
部24、デシャフリング部25を経て出力端子26から
出力している。
【0020】このディジタルVTRにおいて上述した各
部の中で画像データを採用されたフォーマットにするシ
ャフリング部11の概略的なブロック構成について図2
を参照しながら説明する。シャフリング部11は、書込
み処理部110、メモリ111、外部インターフェース
部112、補助(AUX)データメモリ113、読出し
処理部114で構成している。ディジタル入力画像信号
が入力画像データとして入力端子10を介してシャフリ
ング部11の書込み処理部110に供給される。書込み
処理部110は画像データの入出力処理及びメモリ11
1に供給されるデータのシャフリング制御を行ってい
る。メモリ111は、書込み制御に応じて供給された画
像データを記憶し、読出し制御に応じて記憶されている
画像データを読み出して読出し処理部114に供給して
いる。
【0021】また、入力端子18を介して任意のデータ
である補助(オグジリアリ [auxiliary]:図2には単に
AUXと表記している)データが外部インターフェース
部112に供給されている。外部インターフェース部1
12は、補助データを補助データメモリ113に供給し
易い形式のデータにして書込みアドレスを制御してい
る。補助データメモリ113は、上記外部インターフェ
ース部112からの読出しアドレス制御に応じて読み出
されたデータを読出し処理部114に供給する。読出し
処理部114は、上述したメモリ111からの画像デー
タと補助データメモリ113からの補助データを入力し
ている。読出し処理部114は、これら供給されるデー
タの選択を行って出力端子19からDTC12へ出力し
ている。
【0022】出力端子19からの出力データ内のシンク
ブロックデータについて図3に示す。図3(a)は、同
期信号であるシンクパルスを示し、図3(b)は、出力
されるシンクデータの内容を示している。このシンクデ
ータは、図3(b)から明かなようにシンクパルスの同
期部分の立ち上がり以降の各領域にシンク判別コードI
D、ヘッダ領域H及び離散コサイン変換処理の対象であ
る画像データDT0 〜DTn とで構成している。このよ
うにシンクフォーマットが設定されている。
【0023】シンクブロック内に設けた上記ヘッダ領域
Hでは、後段で詳述するように8ビットデータの最下位
ビット(LSB)に1ビットだけ付加している。
【0024】このようにシンクブロック内に1ビットだ
け例えばレベル順に分配して挿入することにより、補助
データで使われるビットを複数のシンクブロックに分散
化することができる。この分散化によって画像データへ
の影響を最小限にし、データ圧縮しても補助データを入
力データを完全に伝送することができる。
【0025】より具体的なシャフリング部11のブロッ
ク構成について図4に示し、この構成による動作につい
て図5〜図7を参照しながら説明する。入力端子10を
介して入力画像データが、メモリ111に供給されてい
る。メモリ111は、この画像データの供給に際して書
込みアドレス生成部111aから供給されるアドレスデ
ータがアドレス切換選択部110cを介して供給され、
画像データを書込みアドレスに記憶する。書込みアドレ
ス生成部110aは、カウンタ116からのカウント値
を入力している。メモリ111は、読出し時にカウンタ
116から供給されるカウント値を基に読出しアドレス
生成部110bでデコードして生成した読出しアドレス
データがアドレス切換選択部110cを介して供給さ
れ、対応するアドレスのデータをセレクト部114aに
供給している。
【0026】このように書込み処理部110は、書込み
アドレス生成部110a、読出しアドレス生成部110
b及びアドレス切換選択部110cとで構成している。
実際に画像データのシャフリングは、このメモリ111
を介して行われることになる。メモリ111への画像デ
ータの書き込み、あるいはメモリ111からの画像デー
タの読み出しは、いずれもフィールド単位のデータ量を
基準にしている。このため、あるフィールドで書かれた
データは、約1フィールド遅れでメモリ111に読み込
まれる。画像データは、メモリ111に入力データの垂
直同期信号V、水平同期信号Hを単位として書き込まれ
る。上記メモリ111は、読出し時に図3に示したシン
クデータのフォーマットに沿って読み出される。
【0027】上記カウンタ116は、カウント値をそれ
ぞれID生成部117、AUXデータアドレス生成部1
12a及び選択信号生成部114bに供給している。上
記ID生成部117は、上記カウント値を基にデコード
してシンク判別コードIDを生成してセレクト部114
aに供給している。AUXデータアドレス生成部112
aも上記カウンタ116からのカウント値を基にデコー
ドしてAUXアドレスデータを生成してAUXデータメ
モリ113に供給している。AUXデータメモリ113
には、入力端子18を介して供給された補助データが外
部インターフェース部112を通して入力されている。
上記メモリ111と同様にAUXデータメモリ113
は、書込み/読出しアドレスの供給されたAUXデータ
をセレクト部114aに出力している。
【0028】また、カウンタ116は、選択信号生成部
114bにカウンタ値を出力する。選択信号生成部11
4bは、セレクト部114aに供給される複数種類の信
号の出力を選択するかの選択制御信号を供給している。
このように前記読出し処理部114は、セレクト部11
4aと選択信号生成部114bとで構成している。供給
された選択制御信号に応じてセレクト部114aは、複
数種類の信号として画像データ、シンク判別コードID
及び補助データのいずれのデータを出力端子19を介し
て選択出力する。
【0029】ここで、上記カウンタ116には、読出し
処理を行うため、入力端子20を介してリセット信号が
供給されている。このリセット信号は、垂直同期信号の
単位で供給される。また、カウンタ116は、カウント
値をシンクデコード部118に供給する。シンクデコー
ド部118は、カウンタ値がある値になった際にレベル
“L”を一定期間だけ出力し、この期間以外ではレベル
“H”を出力端子27から出力する(図3(a)を参
照)。
【0030】セレクタ部114aは、補助データか選択
制御信号で選択して図3(b)に示すシンクフォーマッ
トに応じたシンクデータに補助データを例えば1ビット
ずつ多重化して組み込んで出力端子19を介して出力す
る。シャフリング部11は、DCT部12の前に配設
し、サブサンプリング処理で構成されたDCTブロック
を単位としてシャフリング処理を行って、装置の回路構
成を小型化させている。
【0031】出力端子19を介して出力された信号はシ
ンクパルスとシンクデータの位相が決められているの
で、図1に示したDCT部12では、どの信号がシンク
判別コードIDか補助データかが判る。このため、DC
T部12は、供給されたデータ内の画像データのみを処
理してシンク判別コードID及び補助データをそのまま
後段に送る。後段の可変長符号化部13は、シンク判別
コードIDをそのまま保存し、図3(b)に示すヘッダ
領域Hに書き込まれた8ビットの補助データのビットを
シンクブロックデータの最初の1バイト目のLSBに付
加する。
【0032】この関係は、図5のシンクブロックのフォ
ーマットに示されている。図5は、シンク判別コードI
Dとして、シンクブロック番号ID0 、セクタ番号ID
1 用にそれぞれ1バイトずつ設け、シンクブロックデー
タの最初の1バイト目のLSBに付加し、画像データの
容量として(162バイト−1ビット)を等長化し圧縮
し、内符号(inner parity)として14バイトを付加し
てシンクブロックが構成されることを示している。シン
クブロック内の画像データは、上述したように一番最初
のビットに補助データのビットを書込み、以下、量子化
レベルが7ビット、オーバーフローフラグが1ビット、
その後圧縮された画像データが続く構成になっている。
【0033】ここで、上記シンク判別コードID0 は、
何番目のシンクブロックかシンクブロック番号を示して
いる。また、シンク判別コードID1 は、セクタ番号を
示している(図7を参照)。図6は、一例として625
/50システムのPAL方式における1トラックをヘッ
ドスキャン方向に見たときのシンクブロック番号ID0
だけをまとめて表示したものである。上記シンクブロッ
ク番号ID0 は、16進表示の英数字で示している。こ
の図6は、1トラックを画像データを記録する画像デー
タ領域V1と画像データ領域V2に分けて記録している
ことを示している。上記画像データ領域V1と画像デー
タ領域V2の間にはオーディオデータ領域AUを設けて
いる。
【0034】さらに詳述すると、ディジタルVTRは、
上記画像データ領域V1に使用するシンクブロック番号
が{(FF)h −(81)h }のシンクブロックと、映
像データ領域V2に使用するシンクブロック番号が
{(7F)h −(01)h }のシンクブロックとに分け
て記録している。また、ディジタルVTRは、4チャン
ネルのオーディオデータを記録するため16進表示で上
記オーディオデータ領域AUに使用するシンクブロック
をシンクブロック番号{(FF)h −(F9)h }、
{(7F)h −(79)h }、{(3F)h −(39)
h }及び{(1F)h−(19)h }に分けて記録して
いる。
【0035】ただし、映像データ領域V1、映像データ
領域V2では、それぞれ外符号(outer parity)書込み
領域としてシンクブロック番号{(FF)h −(F4)
h }、{(0D)h −(02)h }のシンクブロックを
使用し、シンクブロック番号(81)h と(01)h
画像データの終了を示すポストアンブルとして使用され
ている。従って、映像データ領域V1、映像データ領域
V2のシンクブロックは、1トラックにそれぞれシンク
ブロック番号{(F3)h −(82)h }、{(7F)
h −(0E)h }と114個のDCTブロックずつ書き
込んでいる。このため、1トラックあたりの画像データ
は、114×2=228シンクブロックになる。従っ
て、1トラック内に任意の補助データは、228ビット
記憶させることができる。
【0036】次に、図7のセクタ番号ID1 は、8ビッ
トでそれぞれの状況を指定している。例えば最上位ビッ
トXXは、映像について“1”のときコンポーネント信
号を示し、“0”のときコンポジット信号を扱うことを
示している。また、オーディオについて“1”のとき4
チャンネル再生であり、“0”のとき8チャンネル再生
であることを示している。
【0037】第6のビット〜第4のビットまでの“F
2、F1、F0”は、3ビット用いてフィールド番号0
〜7のいずれのフィールドかを示す。ここで、このディ
ジタルVTRは、1フィールドを6トラックで表してい
る。第3及び第2のビットSG1、SG0は、セグメン
ト番号を示す。このセグメント番号は、図8の6つのト
ラックが示すように2トラックで1セグメントを構成
し、3つのセグメント番号1、2、3のいずれのデータ
かを示す。
【0038】第1のビットTRは、図8の1セグメント
あたり2トラック使用する際、どちらのトラックか
“0”と“1”で表す。最下位ビットV/Aは、映像を
“1”、オーディオを“0”として表している。
【0039】前述したように1フィールドあたり6トラ
ックで、1トラックあたり228シンクブロックで構成
されることから、1フィールドには、228×6=13
68シンクブロックを有していることが判る。補助デー
タが1シンクブロックに1ビットの補助データを付加さ
れることから、1フィールドあたり可能な補助データの
記録容量は1368ビットになる。
【0040】ところで、実際のディジタルVTRでは、
トラック内のデータをバイト単位で処理するため、1ト
ラックあたり228ビットの補助データの4ビット分が
余りになる。この4ビット分の余りは、トラックを2つ
のセクタに分かれた1トラックの前半と後半のそれぞれ
の2シンクブロック分をゼロに固定している。このた
め、1トラック内に記録可能な記録容量は、224ビッ
ト、すなわち28バイトである。さらに、1フィールド
に記録可能な記録容量は、1344ビット、すなわち1
68バイトである。
【0041】従って、ディジタルVTRは、上記画像デ
ータの1フィールド期間分の記録領域に供給された上記
任意の例えば補助データを複数回多重記録させることに
より、エラー等による影響をなくして正確な再生を可能
にさせることができる。特に、この複数回多重記録は、
上記任意のデータ量が少ない場合に有効である。
【0042】なお、上述した実施例は、625/50シ
ステムのPAL方式のディジタルVTRに適用したもの
であるが、本発明は上述した実施例に限定されるもので
なく、525/60システムのNTSC方式のディジタ
ルVTRに適用することができる。ただし、1トラック
内の画像データのシンク数が192シンクブロックにな
る。6トラックで1フィールドを構成することにより、
192×6=1152ビット、すなわち144バイトの
補助データを記録することができる。
【0043】また、上述した実施例では1シンクブロッ
クに補助データを1ビットだけ画像データの記録領域に
付した場合の例を説明したが、シンクブロック毎に一定
ビット数の任意のデータは、1ビットに限定されるもの
でなく、2ビット以上とすることも可能である。
【0044】以上のように構成して補助データを画像デ
ータの領域内に1ビット付加してシャフリング処理を行
うことにより、ディジタルVTRにおいては、例えばデ
ータ圧縮しても記録された任意のデータを記録し、完全
に復元することができる。特に、クロマ信号の垂直同期
信号のブランキング期間に重畳されているビデオインデ
ックス信号を確実に記録し、再生することができる。す
なわち、ディジタルVTRは、ビデオインデックス信号
を取り出して補助データとして記録し、再生時に補助デ
ータから再生したデータを垂直ブランキング期間にビデ
オインデックス信号として重畳することにより、完全な
画像データの復号を行うことができ、データ圧縮するこ
とができる。
【0045】また、1シンクブロックあたり補助データ
の1ビットを割り当てて記録することにより、磁気テー
プ上の傷やヘッドのクロッグ等による再生不能の被害を
小さくす このシンクブロックは、1トラックで使用す
るシンクブロック番号の両側から一定数のシンクブロッ
クをアウターパリティの書込み領域として用い、この領
域を除いたシンクブロックに任意のデータを画像データ
と共に記録することにより、上記画像データと上記任意
のデータとを完全に分離して上記任意のデータを完全に
復元させることができる。ることができる。
【0046】さらに、補助データの記録するデータ量が
少ないとき、トラック毎に同じ信号を複数回記録して多
重記録することにより、よりエラーに対して強くするこ
とができる。
【0047】またさらに、ディジタルVTRには画像圧
縮に可変長符号化を用いていることから、再生画像にそ
れほど影響させずに1シンクブロックに割り当てる記録
可能なビット数を多少増加させることもできる。
【0048】
【発明の効果】本発明に係る画像データ記録装置によれ
ば、入力された画像データに可変長符号化を施してデー
タ圧縮し、1トラックに複数のシンクブロックデータを
記録する画像データ記録装置において、上記シンクブロ
ック毎に一定ビット数の任意のデータを記録することに
より、データ圧縮しても記録された任意のデータを記録
し、完全に復元することができる。特に、クロマ信号の
垂直同期信号のブランキング期間に重畳されているビデ
オインデックス信号を確実に記録し、再生することがで
き、上記任意のデータを記録するシンクブロックは、ア
ウターパリティを除いた画像データのシンクブロックと
して用いてデータ圧縮することができる。再生画像にそ
れほど影響させずに1シンクブロックに割り当てる記録
可能なビット数を多少増加させることもできる。
【0049】また、上記1トラック内の複数のシンクブ
ロックには、一定数のアウターパリティ書込み用シンク
ブロックを含んでおり、これらのアウターパリティ書込
み用シンクブロックを除いたシンクブロックに任意のデ
ータを画像データと共に記録することにより、上記画像
データと上記任意のデータとを完全に分離して上記任意
のデータを完全に復元させることができる。
【0050】さらに、1シンクブロック毎に記録される
任意のデータは、1シンクブロックにつき1ビットとす
ることにより、磁気テープ上の傷やヘッドのクロッグ等
による再生不能の被害を小さくすることができる。
【0051】またさらに、上記任意のデータは、1フィ
ールド期間内のシンクブロックに複数回多重記録してよ
りエラーに対して強くすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る画像データ記録装置の概略的な構
成を示したブロック図である。
【図2】画像データ記録装置におけるシャフリング部の
原理的な構成を示したブロック図である。
【図3】図2のシャフリング部の動作に応じて出力され
るシンクパルスとシンクデータの関係を説明するための
図である。
【図4】図2に示したシャフリング部のより具体的なブ
ロック構成を示した図である。
【図5】シンクブロックのフォーマットと補助データを
書き込む位置を示した模式的な図である。
【図6】625/50システムのPAL方式における1
トラックをヘッドスキャン方向に見たときのシンクブロ
ック番号との関係を説明するための図である。
【図7】セクタ番号における8ビットの各ビットの割当
て状況を説明する図である。
【図8】ディジタルVTRの磁気テープ上の1フィール
ドにおけるセグメント及びトラックの関係を説明するた
めの模式的な図である。
【符号の説明】
10、18、20・・・入力端子 11・・・・・・・・・シャフリング部 12・・・・・・・・・離散コサイン変換(DCT)部 13・・・・・・・・・可変長符号化部 14・・・・・・・・・誤り訂正エンコード部 15・・・・・・・・・記録ユニット 16・・・・・・・・・回転ヘッド 17・・・・・・・・・磁気テープ 19、26、27・・・出力端子 21・・・・・・・・・再生ユニット 22・・・・・・・・・誤り訂正デコード部 23・・・・・・・・・可変長復号化部 24・・・・・・・・・逆離散コサイン変換(IDC
T)部 25・・・・・・・・・デシャフリング部 110・・・・・・・・書込み処理部 110a・・・・・・・・書込みアドレス生成部 110b・・・・・・・・読出しアドレス生成部 110c・・・・・・・・アドレス切換選択部 111・・・・・・・・メモリ 112・・・・・・・・外部インターフェース部 112a・・・・・・・・AUXデータアドレス生成部 112b・・・・・・・・外部インターフェース 113・・・・・・・・AUXデータメモリ 114・・・・・・・・読出し処理部 114a・・・・・・・・セレクト部 114b・・・・・・・・選択信号生成部 116・・・・・・・・カウンタ 117・・・・・・・・ID生成部
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成5年6月15日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0022
【補正方法】変更
【補正内容】
【0022】出力端子19からの出力データ内のシンク
ブロックデータについて図3に示す。図3(a)は、同
期信号であるシンクパルスを示し、図3(b)は、出力
されるシンクデータの内容を示している。このシンクデ
ータは、図3(b)から明かなようにシンクパルスの同
期部分の立ち上がり以降の各領域にシンク判別コードI
D、ヘッダ領域HD及び離散コサイン変換処理の対象で
ある画像データDT〜DTとで構成している。この
ようにシンクフォーマットが設定されている。
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0023
【補正方法】変更
【補正内容】
【0023】シンクブロック内に設けた上記ヘッダ領域
HDでは、後段で詳述するように8ビットデータの最下
位ビット(LSB)に1ビットだけ付加している。
【手続補正3】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0031
【補正方法】変更
【補正内容】
【0031】出力端子19を介して出力された信号はシ
ンクパルスとシンクデータの位相が決められているの
で、図1に示したDCT部12では、どの信号がシンク
判別コードIDか補助データかが判る。このため、DC
T部12は、供給されたデータ内の画像データのみを処
理してシンク判別コードID及び補助データをそのまま
後段に送る。後段の可変長符号化部13は、シンク判別
コードIDをそのまま保存し、図3(b)に示すヘッダ
領域HDに書き込まれた8ビットの補助データのビット
をシンクブロックデータの最初の1バイト目のLSBに
付加する。
【手続補正4】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0045
【補正方法】変更
【補正内容】
【0045】また、1シンクブロックあたり補助データ
の1ビットを割り当てて記録することにより、磁気テー
プ上の傷やヘッドのクロッグ等による再生不能の被害を
小さくすることができる。このシンクブロックは、1ト
ラックで使用するシンクブロック番号の両側から一定数
のシンクブロックをアウターパリティの書込み領域とし
て用い、この領域を除いたシンクブロックに任意のデー
タを画像データと共に記録することにより、上記画像デ
ータと上記任意のデータとを完全に分離して上記任意の
データを完全に復元させることができる。

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 入力された画像データに可変長符号化を
    施してデータ圧縮し、1トラックに複数のシンクブロッ
    クデータを記録する画像データ記録装置において、 上記シンクブロック毎に一定ビット数の任意のデータを
    記録することを特徴とする画像データ記録装置。
  2. 【請求項2】 上記1トラック内の複数のシンクブロッ
    クには、一定数のアウターパリティ書込み用シンクブロ
    ックを含んでおり、これらのアウターパリティ書込み用
    シンクブロックを除いたシンクブロックに任意のデータ
    を画像データと共に記録することを特徴とする請求項1
    記載の画像データ記録装置。
  3. 【請求項3】 1シンクブロック毎に記録される任意の
    データは、1シンクブロックにつき1ビットとすること
    を特徴とする請求項1、又は2記載の画像データ記録装
    置。
  4. 【請求項4】 上記任意のデータは、1フィールド期間
    内のシンクブロックに複数回多重記録することを特徴と
    する請求項1、2、又は3記載の画像データ記録装置。
JP5090225A 1993-04-16 1993-04-16 画像データ記録装置 Pending JPH06302116A (ja)

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JP5090225A JPH06302116A (ja) 1993-04-16 1993-04-16 画像データ記録装置

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Effective date: 20030708