JPH0630210B2 - 開閉器 - Google Patents

開閉器

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JPH0630210B2
JPH0630210B2 JP16940384A JP16940384A JPH0630210B2 JP H0630210 B2 JPH0630210 B2 JP H0630210B2 JP 16940384 A JP16940384 A JP 16940384A JP 16940384 A JP16940384 A JP 16940384A JP H0630210 B2 JPH0630210 B2 JP H0630210B2
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一 ▲吉▼安
貢 高橋
文之 久常
士郎 村田
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Mitsubishi Electric Corp
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Mitsubishi Electric Corp
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Priority to CH2096/85A priority patent/CH677045A5/de
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Priority to IT5351385U priority patent/IT8553513V0/it
Priority to IT67560/85A priority patent/IT1199890B/it
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Description

【発明の詳細な説明】 〔発明の技術分野〕 この発明は、開閉器に関するものであり、もう少し詳し
くいうと、少なくとも1対の接触子が、アークを冷却す
る消弧板とともに、絶縁体でなる包囲体に収納され、か
つ、固定接触子にアークランナが取付けられてなる開閉
器に関するものである。
〔従来の技術〕
第1図および第2図は従来のこの種の開閉器を示し、対
向配置された固定電極1および可動電極2に、それぞれ
固定接点3および可動接点4が取着されていて、1対の
接触子を構成している。操作機構部5には可動電極2の
基端が結合されていて、可動電極2が回動動作される。
電極1,2の間には、馬蹄形溝が形成され接点3,4間
に生じるアークを冷却するための複数の消弧板6が配設
されている。包囲体7は絶縁体でなり、開閉器の動作部
分を収納している。包囲体7には、アークあるいはホツ
トガスの排出口8が設けられている。固定電極1にはア
ークランナ9が取付けられている。
以上の構成により、いま、第3図に示すように可動接点
4が固定接点3に接触していると、電力は、電源から固
定電極1→固定接点3→可動接点4→可動電極2と経由
し、負荷側へ供給される。この状態のとき、短絡電流の
ような大電流が接触子間に流れると、操作機構部5が動
作して可動接点4を固定接点3から開離させる。このと
き、第4図および第5図に示すように、固定接点3と可
動接点4との間にはアークAが発生し、固定接点3と可
動接点4間にアーク電圧があらわれる。このアーク電圧
は、固定接点3に対する可動接点4の開離距離が増大す
るに伴つて上昇する。また、同時に、アークAは馬蹄形
溝を有する消弧板6側へ磁気力によつて引付けられて伸
長するので、アーク電圧はさらに上昇する。そうして、
アーク電流の電流零点を迎えてアークAが消弧され、電
流が遮断される。
以上の動作を、電流遮断時を示す第5図によつて、さら
に詳しく考察すると、可動電極2は回動中心10を中心
として回動動作し、開極する。この開極動作において、
可動電極2と固定電極1の間の空間的距離は、可動電極
2の腹部2aと固定電極1の先端部1a間の距離がもつ
とも短い。一方、可動接点4と固定接点3の間に生じた
アークAは、固定電極1を流れる電流Iと可動電極2
を流れる電流Iから電磁力を受け、その合成力として
矢印Fの方向の力を受ける。しかし、この電磁力は、電
極構造が、第3図のように閉成時に電流が直線状に流れ
るものであるため比較的小さく、したがつて、一般に
は、アークAは可動電極2の開極動作に伴い、可動接点
4と固定接点3の間の位置から、可動電極2の腹部2a
と固定電極1の先端部1aの間の短い距離の位置に移動
し、そこで停滞する。そのため、図において、接点3,
4よりも右側に位置する消弧板6にアークAが接触せ
ず、アークAが冷却されないこととなり、所望の遮断性
能が得られないという問題があった。
また、上述したような、特に腹部2aと先端部1a間の
距離が短いものでなくても、アーク経路が、固定接点3
と可動接点4の間の距離がもつとも短い構造のものが多
く、この場合はアークAが接点3,4間に停滞する。そ
うして、アークAは消弧板6による冷却は受けられて
も、接点上のアークの停滞による接点消耗が助長され、
開閉器遮断容量の格上げに関して重大な支障を来たして
いた。
以上の問題を解消するため、本発明者らは第4図に示す
ような固定接触子を提案した。すなわち、ほぼ横U字状
をなし中央部に切欠き溝19cが形成されたアークラン
ナ19を固定電極11に固定し、固定電極11に取着さ
れた固定接点13を切欠き溝19c内に位置してなるも
のである。
かかる構成になるものの動作を第5図〜第7図により説
明する。第5図は電極閉成時を示し、可動接点14が取
着された可動電極12の先端部12aが可動接点14の
位置よりも延出されてアークホーンを形成しており、先
端部12aの一部がアークランナ19の切欠き溝19c
に臨んでいる。第6図は電流遮断動作における開極初期
の状態を示し、開極とともに固定接点13と可動接点1
4との間に発生したアークAは、暫時この位置に膠着し
ている。開極が進行し、接点13と14間の距離よりも
アークランナ19の一部と可動電極12の先端部12a
との間の距離が短くなると、第7図に示すように、アー
クAは即座に、接点13,14間からアークランナ19
と先端部12a間に転移する。このとき、先端部12aが
アークホーンとして作用し、アークAは転移により可動
接点14からの距離が大となるので可動接点14の消耗
が著しく軽減される。また、アークAは接点の右方にあ
る消弧板に強く押し付けられて冷却されるので、電流遮
断性能も向上される。
〔発明の概要〕
この発明は、第4図に示した固定電極およびアークラン
ナを一定の構造のものとすることにより、アークの転移
の時期を極端に早め、よつて、接点の消耗を極少とし、
さらに電流遮断性能の大幅な向上を達相しようとするも
ので、アークランナの切欠き溝の一部に、電極閉成時に
可動電極の先端に対向するアーク転移面を有する折曲片
を設け、かつ、折曲片の端部と固定電極とを電気的に接
続してなる開閉器を提供するものである。
〔発明の実施例〕
この発明の一実施例を第8図〜第13図を参照して説明
する。第8図〜第10図は、固定接点13が設けられた固
定電極11と、固定電極11に取着されたアークランナ
19との構成を示し、アークランナ19に形成された切
欠き溝19cの底部前縁を固定電極11側に折曲して折
曲片19dを一体に形成し、折曲片19dの端部を固定
電極11と電気的に接続させている。折曲片19dの前
面はアーク転移面22を形成している。
アークランナ19が取着された固定電極11は、第11
図に示すように、可動接点14を有する可動電極12と
組合せ配置される。第11図のように電極閉成時におい
ては、可動電極12の先端部12aの一部がアークラン
ナ19の切欠き溝19cに臨んでおり、かつ、先端部12
aとアーク転移面22とが対向している。その他の構成
は従来のものと同様である。
次に動作について説明する。第11図の電極閉成状態か
ら可動電極12が回動して開極が開始されると、まず、
固定接点13と可動接点14との間にアークが発生し、
そのアークがアーク周辺空間に導電性の高温ガスを放出
する。この高温ガスが可動電極12の先端部12aとア
ークランナ19のアーク転移面22との間に充満する
と、先端部12aとアーク転移面22間に絶縁破壊が生
じ、第12図に示すように、アークAは先端部12aと
アーク転移面22との間に転移する。ここで、アーク転
移面22の面積が大きいため、アーク転移面22と先端
部12a間の絶縁が、確率的に破壊し易くなり、それぞ
れアークAの転移の時期が促進され、短時間にアークA
の転移が生起する。このようにアーク転移の時期が早い
と、接点13,14間にアークが膠着している時間が短
縮されるので、接点の消耗が著しく軽減されることにな
る。
以上のようにしてアーク転移面22に転移したアークA
は、折曲片19dの端部が固定電極11に電気的に接続
されていることから、折曲片19dにIで示す電流が
流れ、この電流に伴う電磁力によつて矢印Fの方向の力
を受ける。この力によりアークAは、第13図に示すよ
うに、右方へ駆動され、馬蹄形溝が形成された消弧板
(図示せず)に強く押しつけられ、冷却されることにな
る。そうして、この冷却によつて、電流零点で電流遮断
が達成される。
かように、アーク転移面22を形成する折曲片19dが
固定電極11と接触してなる電路により、折曲片19d
に電流Iが流れ、この電流Iによつて生じる電磁力
が、転移したアークAを迅速に消弧板側へ移動させるの
で、電流遮断時間の短縮と確実な電流遮断が具現され、
かつ、接点の消耗を極少となしうる。
〔発明の効果〕 この発明は、電極閉成時に可動電極の先端部に対向する
アーク転移面を形成する折曲片をアークランナに設け、
折曲片の端部を固定電極に電気的に接続してなる簡単な
構造により、接点の消耗を極少とし、電流遮断性能を著
しく向上することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図〜第7図は従来の開閉器を示し、第1図は一部断
面平面図、第2図は第1図のII−II線に沿う平面での断
面図、第3図は動作状態を示す第2図相当図、第4図は
一部斜視図、第5図〜第7図はそれぞれ動作状態を示す
要部側面図である。 第8図〜第13図はこの発明の一実施例を示し、第8図
は一部切欠き一部斜視図、第9図は一部側面図、第10
図は一部平面図、第11図は要部側面図、第12図およ
び第13図はそれぞれ動作状態を示す要部側面図であ
る。 6……消弧板、7……包囲体、11……固定電極、12
……可動電極、12a……先端部、13……固定接点、
14……可動接点、19……アークランナ、19c……
切欠き溝、19d……折曲片、22……アーク転移面。 なお、各図中、同一符号は同一又は相当部分を示す。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】固定電極と可回動の可動電極とでなる接触
    子と、馬蹄形溝が形成された消弧板と、中央部に切欠き
    溝が形成され前記固定電極に取着されたアークランナ
    と、前記切欠き溝の底部前縁に前記アークランナと一体
    に形成され電極閉成時に前記可動電極の先端部に対向す
    るアーク転移面を備え、かつ、端部が前記固定電極に電
    気的に接続された折曲片とを備えてなる開閉器。
  2. 【請求項2】横U字状のアークランナを備えた特許請求
    の範囲第1項記載の開閉器。
JP16940384A 1984-08-15 1984-08-15 開閉器 Expired - Lifetime JPH0630210B2 (ja)

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GB08514651A GB2163293B (en) 1984-08-15 1985-06-10 Circuit-breaker arc control
IT5351385U IT8553513V0 (it) 1984-08-15 1985-06-14 Interruttore per circuiti elettrici a bassa tensione
IT67560/85A IT1199890B (it) 1984-08-15 1985-06-14 Interruttore per circuiti elettrici a bassa tensione
KR1019850004257A KR890003377B1 (ko) 1984-08-15 1985-06-15 회로차단기(circuit interrupter)
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