JPH06301586A - ファイル損失防止方法 - Google Patents

ファイル損失防止方法

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JPH06301586A
JPH06301586A JP5112482A JP11248293A JPH06301586A JP H06301586 A JPH06301586 A JP H06301586A JP 5112482 A JP5112482 A JP 5112482A JP 11248293 A JP11248293 A JP 11248293A JP H06301586 A JPH06301586 A JP H06301586A
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JP
Japan
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file
backup
buffer
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stored
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JP5112482A
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Inventor
Yuichi Terao
雄一 寺尾
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Ricoh Co Ltd
Original Assignee
Ricoh Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】ファイルを消去する前に保管しファイルの復元
を可能にする。 【構成】パ−ソナルコンピュ−タ1は記憶装置2に記憶
したファイルを消去する命令を受けると、消去するファ
イルにバックアップ用拡張子を付ける。パ−ソナルコン
ピュ−タ1はファイルをバックアップするバックアップ
用バッファ3の中から消去するファイルと同じファイル
名のファイルを検出した場合は、消去するファイルに付
けた拡張子を変更する。パ−ソナルコンピュ−タ1はバ
ックアップ用の拡張子が付いたファイルをバックアップ
用のバッファ3に保管する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明はパ−ソナルコンピュ−
タのファイル損失防止方法、特に消去又は上書きするフ
ァイルの損失防止に関するものである。
【0002】
【従来の技術】パ−ソナルコンピュ−タやネットワ−ク
に接続されたファイルサ−バ等では、複数のファイルを
登録又は更新するので、記憶域が溢れないように不要な
ファイルを消去したり更新するファイルを上書きしたり
しているが、操作間違い等によりファイルを消去したり
上書きしたりする場合も有り、ファイルを復元させたい
場合が有る。
【0003】ファイルの損失を防止する方法としてはフ
ァイル属性を読込専用にして、ファイルを消去したり上
書きできないようにする方法がある。
【0004】また、MS−DOSのデリ−トコマンドで
消去した場合は、ファイル自身は消去されずに、ファイ
ルの位置等を示すインデックス部分が消去されるので、
デリ−トコマンドで消去したファイルの復元は可能であ
る。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、ファイ
ル属性を読込専用にしてファイルの損失を防止する方法
では、ファイルの消去及び上書きを防止するに止まり、
一度失ったファイルを復元することはできない。また、
更新する内容に誤りが有った場合は、ファイルを復元す
ることはできない。
【0006】また、MS−DOSのデリ−トコマンドで
消去したファイルを復元する場合にも、ファイルの位置
等を示すインデックス部分が消去されているので、他の
ファイルが上書きされる可能性が有り、ファイルを復元
する前に他のファイルが上書きされた場合は復元はでき
ない。
【0007】この発明はかかる短所を解消するためにな
されたものであり、ファイルを消去又は上書きする前に
ファイルにバックアップ用拡張子を付け保管することに
より、消去又は上書きされたファイルの復元を可能にす
ることを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】この発明にかかわるファ
イル損失防止方法は、ファイルを消去又は上書きする命
令を受けると、消去又は上書きするファイルに最先のバ
ックアップ用拡張子を付けた後に、ファイルをバックア
ップするバックアップ用バッファの中から消去又は上書
きするファイルと同じファイル名のファイルを探し、消
去又は上書きするファイルと同じファイル名のファイル
を検出した場合は、消去又は上書きするファイルに付け
た拡張子を検出したファイルの中で最新のファイルに付
いている拡張子の次であることを示す拡張子に変更し
て、消去又は上書きするファイルをバックアップ用のバ
ッファに保管する。
【0009】また、ファイルの保管日時や元の拡張子等
の保管属性を消去又は上書きするファイルのヘッダ部分
に付けた後に、ファイルをバックアップ用のバッファに
保管する。
【0010】また、消去又は上書きするファイルを揮発
性の記憶部に設けたバッファに保管し、中央処理装置の
負荷が少ないときに揮発性の記憶部に設けたバッファに
保管したファイルを不揮発性の記憶部に設けたバッファ
に移す。
【0011】また、消去又は上書きするファイルを保管
する日時別のディレクトリをバックアップ用バッファの
中から探し、保管する日時のディレクトリが検出されな
い場合は保管する日時のディレクトリをバックアップ用
バッファの中に作成した後、消去又は上書きするファイ
ルをバックアップ用バッファの中の日時別ディレクトリ
に保管する。
【0012】
【作用】この発明においては、ファイルを消去又は上書
きする命令を受けると、消去又は上書きするファイルに
最先のバックアップ用拡張子を付けた後に、ファイルを
バックアップするバックアップ用バッファの中から消去
又は上書きするファイルと同じファイル名のファイルを
探す。消去又は上書きするファイルと同じファイル名の
ファイルを検出した場合は、消去又は上書きするファイ
ルに付けた拡張子を検出したファイルの中で最新のファ
イルに付いている拡張子の次であることを示す拡張子に
変更する。バックアップ用の拡張子が付いた消去又は上
書きするファイルをバックアップ用のバッファに保管す
るので、ファイルを消去又は更新すると、ファイルはそ
の更新した順を示すバックアップ用拡張子を付けてバッ
クアップ用バッファに保管される。
【0013】また、ファイルの保管日時や元の拡張子等
の保管属性を消去又は上書きするファイルのヘッダ部分
に付けた後に、ファイルをバックアップ用のバッファに
保管するので、ファイルの保管日時等の保管状況を容易
に検索できる。
【0014】また、消去又は上書きするファイルを揮発
性の記憶部に設けたバッファに保管し、中央処理装置の
負荷が少ないときに揮発性の記憶部に設けたバッファに
保管したファイルを不揮発性の記憶部に設けたバッファ
に移すので、処理の速い揮発性の記憶部にファイルを保
管し、中央処理装置の負荷が少ないときに処理の遅い不
揮発性記憶部にファイルを移すことができる。
【0015】また、消去又は上書きするファイルを保管
する日時別のディレクトリをバックアップ用バッファの
中から探し、保管する日時のディレクトリが検出されな
い場合は保管する日時のディレクトリをバックアップ用
バッファの中に作成した後、消去又は上書きするファイ
ルをバックアップ用バッファの中の日時別ディレクトリ
に保管するので、バックアップ用のファイルをバックア
ップした日時別に保管できる。
【0016】
【実施例】図1はこの発明の一実施例を示す構成図であ
る。図に示すように、ファイル損失防止方法を採ったパ
−ソナルコンピュ−タ1は記憶装置2及びバッファ2を
備えている。
【0017】上記のパ−ソナルコンピュ−タ1におい
て、例えばMS−DOSのDELコマンドに対応するデ
リ−トコマンドを使い記憶装置に記憶されているファイ
ルを消去する場合の動作を図2のフロ−チャ−ト及び図
3の工程図を参照して説明する。
【0018】図3(a)に示すように、記憶装置2には
ファイル2a〜2nが記憶されている。各ファイル2a
〜2nはそのアドレス等がアドレス記憶部21に記憶さ
れているので、その記憶域には他のファイルが自由に書
き込みできないようになっている。
【0019】オペレ−タにより記憶装置2のファイル2
cを消去するコマンドが入力されると(ステップS
1)、パ−ソナルコンピュ−タ1は消去が指定されたフ
ァイル2cにバックアップ用拡張子として、例えば「0
01」をその指定されたファイル2cに付ける(ステッ
プS2)。
【0020】パ−ソナルコンピュ−タ1は消去が指定さ
れたファイル2cに拡張子を付けるとバックアップ用の
バッファ3から消去が指定されたファイル2cと同じフ
ァイル名のファイルを探す。同じファイル名のファイル
が見つかった場合は(ステップS3)、パ−ソナルコン
ピュ−タ1は同じファイル名のファイルの拡張子の番号
に「1」を加えた番号を記憶する(ステップS4)。消
去が指定されたファイル2cと同じファイル名のファイ
ルが見つからなくなるまで繰り返して、最も大きい番号
を拡張子として消去が指定されたファイル2cの拡張子
を変更する。
【0021】パ−ソナルコンピュ−タ1はバッファ3の
空き記憶域を調べて、バッファ3に消去が指定されたフ
ァイル2cを格納するに十分な記憶域がない場合は(ス
テップS5)、オペレ−タにエラ−メッセ−ジを返す
(ステップS8)。
【0022】バッファ3に消去が指定されたファイル2
cを格納するに十分な記憶域が有る場合は(ステップS
5)、パ−ソナルコンピュ−タ1はバッファ3にバック
アップ用拡張子が付いたファイル2cをそのファイル属
性を読込専用にして格納する(ステップS6)。
【0023】バックアップ用拡張子が付いたファイル2
cをバッファ3に格納すると、図3(b)に示すよう
に、パ−ソナルコンピュ−タ1は記憶装置2のファイル
2cのアドレス等をアドレス記憶部21から消去し、そ
の記憶域を書き込み可能にして、図3(c)に示すよう
に、他のファイル2mによるその記憶域の使用が可能に
なる(ステップS7)。
【0024】ここで、消去が指定されたファイル2cが
バックアップ用のバッファ3に保管されるまでファイル
2cを削除しないので、操作間違い等で誤ってファイル
2cを消した場合でも、バッファ3からファイル2cを
復元することができる。
【0025】上記実施例では、消去が指示されたファイ
ル2cにバックアップ用の拡張子を付けてバックアップ
用のバッファ3に保管したが、次に、他の実施例とし
て、オペレ−タから記憶装置2に記憶したファイル2c
の消去を指示した場合に消去が指示されたファイル2c
に保管日等の保管属性を付けて保管する場合の動作を図
4のフロ−チャ−ト及び図5の保管用ファイル構成例を
示す説明図を参照して説明する。
【0026】オペレ−タにより記憶装置2のファイル2
cを消去するコマンドが入力されると(ステップS1
1)、パ−ソナルコンピュ−タ1は消去が指定されたフ
ァイル2cから図5に示すように、バックアップ用のフ
ァイル5を作成する。作成したバックアップ用ファイル
5にバックアップ用拡張子として、「001」を付ける
(ステップS12)。
【0027】パ−ソナルコンピュ−タ1は消去が指定さ
れたファイル2cに拡張子を付けるとバックアップ用の
バッファから消去が指定されたファイル2cと同じファ
イル名のファイルを探す。同じファイル名のファイルが
見つかった場合は(ステップS13)、パ−ソナルコン
ピュ−タ1は同じファイル名のファイルの拡張子の番号
に一を足す(ステップS14)。消去が指定されたファ
イル2cと同じファイル名のファイルが見つからなくな
るまで繰り返して、最も大きい番号を拡張子としてバッ
クアップ用ファイル5の拡張子を変更する。
【0028】バックアップ用ファイル5の拡張子が確定
すると、パ−ソナルコンピュ−タ1はバックアップ用フ
ァイル5のヘッダ51に消去が指示されたファイル2c
の作成日5a及びそのファイル2cの拡張子5c及び保
管日5bとして今日の日付けを付ける(ステップS1
5)。
【0029】パ−ソナルコンピュ−タ1はバッファ3の
空き記憶域を調べ、バッファ3にバックアップ用ファイ
ル5を格納するに十分な記憶域がない場合は(ステップ
S16)、バッファ3内の各ファイルのヘッダ51を調
べ、古いファイルのアドレス等をアドレス記憶部21か
ら消去して、新しいバックアップ用ファイル5を書き込
みできるようにする(ステップS17)。
【0030】バッファ3にバックアップ用ファイル5を
格納するに十分な記憶域ができると、パ−ソナルコンピ
ュ−タ1はバッファ3にバックアップ用ファイル5を格
納する(ステップS18)。
【0031】バックアップ用ファイル5をバッファ3に
格納すると、パ−ソナルコンピュ−タ1は読込専用であ
った記憶装置2のファイル2cのアドレス等をアドレス
記憶部から消去して、消去が指示されたファイル2cを
削除する(ステップS19)。
【0032】このように、ファイル2a〜2nをバック
アップ用に保管するときに、保管日5b等の情報をヘッ
ダ51に付けて保管することにより、自動的に古いファ
イルを削除することができ、バッファ3が溢れファイル
をバックアップ用に保管できなくなることを防ぐことが
できる。
【0033】また、バックアップ用のファイル5のヘッ
ダ51には元のファイル2a〜2nの拡張子5bが記憶
されているので、一旦消去したファイル2a〜2nを復
元するときに、確実に以前と同じ拡張子を付けて復元す
ることができる。
【0034】次に他の実施例として、図6に示すよう
に、バッファ3に保管日時別のディレクトリ3a〜3n
を付けて保管日時別にファイル311〜31nを保管す
る場合の動作を図7のフロ−チャ−トを参照して説明す
る。
【0035】オペレ−タにより記憶装置2のファイル2
cを消去するコマンドが入力されると(ステップS2
1)、パ−ソナルコンピュ−タ1は消去が指定されたフ
ァイル2cにバックアップ用拡張子として、「001」
をその指定されたファイルに付ける(ステップS2
2)。
【0036】パ−ソナルコンピュ−タ1は消去が指定さ
れたファイル2cに拡張子を付けるとバックアップ用の
バッファから消去が指定されたファイル2cと同じファ
イル名のファイルを探す。同じファイル名のファイルが
見つかった場合は(ステップS23)、パ−ソナルコン
ピュ−タ1は同じファイル名のファイルの拡張子の番号
に一を足す(ステップS24)。消去が指定されたファ
イル2cと同じファイル名のファイルが見つからなくな
るまで繰り返して、最も大きい番号を拡張子として消去
が指定されたファイル2cの拡張子を変更する。
【0037】バックアップ用の拡張子が確定すると、パ
−ソナルコンピュ−タ1はバックアップ用バッファ3の
ディレクトリ3a〜3nの中から現在の日時に対応する
ディレクトリ3a〜3nを探す。現在の日時に対応する
ディレクトリが見つからない場合は(ステップS2
5)、バッファ3に現在の日時に対応するディレクトリ
を作成する(ステップS26)。
【0038】例えば、現在の日時に対応するディレクト
リ3aをバッファ3に作成すると、パ−ソナルコンピュ
−タ1はバッファ3の記憶域を調べ、バッファ3内に消
去が指定されたファイル2cを保管するに十分な領域が
ない場合は(ステップS27)、バッファ3内の各ディ
レクトリ3a〜3nを調べ、古いディレクトリ3a〜3
nを消去する(ステップS28)。
【0039】バッファ3に消去が指定されたファイル2
cを格納するに十分な記憶域ができると、パ−ソナルコ
ンピュ−タ1はバッファ3の現在の日時に対応するディ
レクトリ3aにバックアップ用拡張子が付いたファイル
2cを格納する(ステップS29)。
【0040】バックアップ用拡張子が付いたファイル2
cをバッファ3の現在の日時に対応するディレクトリ3
aに格納すると、パ−ソナルコンピュ−タ1は記憶装置
2のファイル2cのアドレス等をアドレス記憶部21か
ら消去して、消去が指示されたファイル2cを削除する
(ステップS30)。
【0041】このように、ファイル2a〜2nをバック
アップ用に保管するときに、保管日時別のディレクトリ
3a〜3nに保管することにより、自動的に古いファイ
ルを一括して削除することができ、バッファ3が溢れフ
ァイルをバックアップ用に保管できなくなることを防ぐ
ことができる。
【0042】なお、図8の構成図に示すように、パ−ソ
ナルコンピュ−タ1に記憶装置2と例えばRAM等の処
理速度の速い揮発性バッファ3と例えばハ−ドディスク
等の処理速度の遅い不揮発性バッファ4を接続して、オ
ペレ−タから消去又は上書きが指定されたファイル2a
〜2nにバックアップ用の拡張子を付けてバックアップ
用に保管する場合に、バックアップ用拡張子が付いたフ
ァイル2a〜2nを一旦処理速度の速い揮発性のバッフ
ァ3に保管して、ファイル2a〜2nの削除又は更新等
の処理を終えた後に、中央処理装置の負荷が軽いとき
に、揮発性のバッファ3に保管したファイル2a〜2n
を不揮発性のバッファ4に移すようにしても良い。処理
の速い揮発性バッファ3にファイルを保管することによ
り、ファイル2a〜2nの削除又は上書き等の処理速度
を速くし、揮発性バッファ3に保管したファイル2a〜
2nを不揮発性バッファ4に移すことにより、電源断等
が起ってもバックアップ用のファイル2a〜2nがきえ
ることを防ぐ。
【0043】また、上記実施例では、スタンドアロ−ン
のパ−ソナルコンピュ−タ1について説明したが、ネッ
トワ−クに接続されたパ−ソナルコンピュ−タやファイ
ルサ−バまたはワ−ドプロセッサ等に採用して、他の端
末装置から削除又は更新が指示された場合にもファイル
2a〜2nをバックアップするようにしても良い。
【0044】また、上記実施例では、パ−ソナルコンピ
ュ−タ1の外部に記憶装置2やバッファ3を接続した
が、パ−ソナルコンピュ−タ1の内部に記憶装置2やバ
ッファ3を組み込んでも良い。
【0045】また、上記実施例では、オペレ−タがMS
−DOSのDELコマンドに対応するデリ−トコマンド
を用い、ファイル2a〜2nを削除したが、MS−MO
SのEDLIN等に対応したエディタに応用して、更新
前のファイル経歴を持つようにしても良い。
【0046】
【発明の効果】この発明は以上説明したように、ファイ
ルを消去又は上書きする命令を受けると、消去又は上書
きするファイルに最先のバックアップ用拡張子を付けた
後に保管するので、消去又は上書きをするファイルのバ
ックアップを自動的に取ることができ、消去又は上書き
したファイルの復元が可能になる。
【0047】さらに、消去又は上書きするファイルをバ
ックアップするときに、バックアップ用拡張子に以前バ
ックアップ用に保管したファイルの拡張子の次であるこ
とを示す拡張子を付けてバックアップするので、数世代
のファイルを保管することができ、数世代前のファイル
に復元することが可能になり、ファイルの復元性が高く
なる。
【0048】さらに、バックアップ用のバッファにファ
イルをバックアップするので、バックアップ用のファイ
ルと他のファイルが混じることなく、間違ってバックア
ップ用のファイルが消去される危険が無くなる。
【0049】また、ファイルの保管日時や元の拡張子等
の保管属性を消去又は上書きするファイルのヘッダ部分
に付けた後に、ファイルをバックアップ用のバッファに
保管するので、ファイルの保管日時等の保管状況を容易
に検索できる。ファイルの保管日時等を検索して保管日
の古いファイルを消去するときの参考にすることができ
る。
【0050】また、消去又は上書きするファイルを揮発
性の記憶部に設けたバッファに保管し、中央処理装置の
負荷が少ないときに揮発性の記憶部に設けたバッファに
保管したファイルを不揮発性の記憶部に設けたバッファ
に移すので、処理の速い揮発性の記憶部にファイルを保
管し、中央処理装置の負荷が少ないときに処理の遅い不
揮発性記憶部にファイルを移すことができる。処理の速
いバッファにバックアップ用ファイルを保管することに
より、消去等の処理を迅速に行うことができ、不揮発性
バッファにバックアップ用ファイルを移動することによ
り、電源が遮断されたときでもバックアップ用のファイ
ルが消えることが無くなる。
【0051】また、消去又は上書きするファイルを保管
する日時別のディレクトリをバックアップ用バッファの
中から探し、保管する日時のディレクトリが検出されな
い場合は保管する日時のディレクトリをバックアップ用
バッファの中に作成した後、消去又は上書きするファイ
ルをバックアップ用バッファの中の日時別ディレクトリ
に保管するので、バックアップ用のファイルをバックア
ップした日時別に保管できる。バックアップしたファイ
ルをバックアップした日時別に一括して処理することが
でき、古いバックアップ用のファイルの整理が容易にで
きる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の実施例を示す構成図である。
【図2】上記実施例の動作を示すフロ−チャ−トであ
る。
【図3】上記実施例の記憶装置の動作を示す工程図であ
る。
【図4】他の実施例を示すフロ−チャ−トである。
【図5】保管用ファイル構成例を示す説明図である。
【図6】バッファに保管日時別ディレクトリを持つ場合
のバッファの構成図である。
【図7】バッファに保管日時別ディレクトリを持つ場合
のフロ−チャ−トである。
【図8】揮発性バッファと不揮発性バッファとを接続す
る場合の構成図である。
【符号の説明】
1 パ−ソナルコンピュ−タ 2 記憶装置 3 バッファ 4 不揮発性バッファ 5 ファイル

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ファイルを消去又は上書きする際の消去
    又は上書きをするファイルに対するファイル損失防止方
    法において、ファイルを消去又は上書きする命令を受け
    ると、消去又は上書きするファイルに最先のバックアッ
    プ用拡張子を付けた後に、ファイルをバックアップする
    バックアップ用バッファの中から消去又は上書きするフ
    ァイルと同じファイル名のファイルを探し、消去又は上
    書きするファイルと同じファイル名のファイルを検出し
    た場合は、消去又は上書きするファイルに付けた拡張子
    を検出したファイルの中で最新のファイルに付いている
    拡張子の次であることを示す拡張子に変更して、消去又
    は上書きするファイルをバックアップ用のバッファに保
    管することを特徴とするファイル損失防止方法。
  2. 【請求項2】 ファイルの保管日時や元の拡張子等の保
    管属性を消去又は上書きするファイルのヘッダ部分に付
    けた後に、ファイルをバックアップ用のバッファに保管
    する請求項1記載のファイル損失防止方法。
  3. 【請求項3】 消去又は上書きするファイルを揮発性の
    記憶部に設けたバッファに保管し、中央処理装置の負荷
    が少ないときに揮発性の記憶部に設けたバッファに保管
    したファイルを不揮発性の記憶部に設けたバッファに移
    す請求項1又は2記載のファイル損失防止方法。
  4. 【請求項4】 消去又は上書きするファイルを保管する
    日時別のディレクトリをバックアップ用バッファの中か
    ら探し、保管する日時のディレクトリが検出されない場
    合は保管する日時のディレクトリをバックアップ用バッ
    ファの中に作成した後、消去又は上書きするファイルを
    バックアップ用バッファの中の日時別ディレクトリに保
    管する請求項1、2又は3記載のファイル損失防止方
    法。
JP5112482A 1993-04-16 1993-04-16 ファイル損失防止方法 Pending JPH06301586A (ja)

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