JP2002229830A - データベースファイルのバックアップ方法及びその装置 - Google Patents

データベースファイルのバックアップ方法及びその装置

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JP2002229830A
JP2002229830A JP2001021725A JP2001021725A JP2002229830A JP 2002229830 A JP2002229830 A JP 2002229830A JP 2001021725 A JP2001021725 A JP 2001021725A JP 2001021725 A JP2001021725 A JP 2001021725A JP 2002229830 A JP2002229830 A JP 2002229830A
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Application number
JP2001021725A
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English (en)
Inventor
Yumiko Hiraoka
由美子 平岡
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Renesas Micro Systems Co Ltd
Original Assignee
Renesas Micro Systems Co Ltd
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Filing date
Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】バックアップファイルオープン時間を短縮し、
大規模データベースファイルをバックアップする場合に
もシステムへの負荷の増大を抑制すると共に、バックア
ップ実施中のデータの安全性を保持し更新前の情報検索
要因を除去する。 【解決手段】データベースを利用するための処理を行う
データベース応用処理プログラム部1と、バックアップ
ファイルF1の作成処理を行うバックアップ作成部2
と、データベース復元のための処理を行うバックアップ
復元部3と、データベース更新履歴ファイルF3へのデ
ータベース更新履歴情報を保存する処理を行う更新履歴
保存部4とを備える。バックアップファイルF1の作成
処理を、データベースファイルF2の更新情報を参照し
ながらデータベースファイルのレコード毎に行う。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はデータベースファイ
ルのバックアップ方法及びその装置に関し、特に情報処
理システムにおけるデータベースファイルのバックアッ
プ方法及びその装置に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、複数の作業単位により共同使用さ
れるデータベースシステムが開発されている。この種の
データベースシステムは、システムの信頼性保持のた
め、データを保持するためのデータベースファイルの冗
長化を目的として、定期的あるいは必要の都度データベ
ースファイルの内容と同一内容のバックアップファイル
を作成することが一般的に行われている。
【0003】このバックアップファイルの作成は、デー
タベースを利用するデータベース応用処理プログラムの
動作とは非同期的に行われる。
【0004】従来、この種のデータベースファイルのバ
ックアップファイルの作成する一般的なデータベースフ
ァイルのバックアップ方法は、データベースの利用を一
旦中断して、バックアップファイル作成開始時点からの
データベースファイルの更新履歴情報を蓄積して作成中
のバックアップファイルと組み合わせることにより、デ
ータベース応用処理プログラムの動作中にバックアップ
ファイルを作成するものである。
【0005】しかし、この一般的なデータベースファイ
ルのバックアップ方法は、データベース応用処理プログ
ラムの動作中にバックアップファイルを作成した場合
は、バックアップファイルにより復元を行うだけではデ
ータベースファイルは完全な状態にならないため、上記
のように、蓄積しておいたデータベースファイルの更新
履歴情報に基づきデータベースを復元する必要がある。
【0006】しかしながら、バックアップファイル作成
処理とデータベース応用処理プログラムとは非同期に動
作するため、バックアップファイル作成時に行われたデ
ータベース更新に対応する更新履歴情報と、バックアッ
プファイル作成以降に行われたデータベース更新に対応
する更新履歴情報を区別することができないため、蓄積
された更新履歴情報を全てデータベースファイルに反映
する必要がある。
【0007】従って、データベース応用処理プログラム
の動作中に作成したバックアップファイルは、データベ
ースファイルが障害となった場合に最新状態にデータベ
ースを復旧する用途には使用可能であるが、過去のデー
タベースの内容を保存する目的には使用できないという
問題点があった。
【0008】上記問題点の解決を図った特開平5−14
3425号公報記載の従来のデータベースファイルのバ
ックアップ方法は、バックアップファイル作成時に、デ
ータベース更新履歴情報を出力する指示を行うデータベ
ース検索手段に対してバックアップファイル作成処理実
行通知を行い、データベース更新履歴情報にバックアッ
プ作成中か否かの区別をするための情報を付加すること
により、データベース応用処理プログラムの動作中に作
成したデータベースのバックアップファイルを保存の目
的に使用することを可能としたものである。
【0009】従来のデータベースファイルのバックアッ
プ方法を実行する従来のデータベースファイルのバック
アップ装置をブロックで示す図3を参照すると、この従
来のデータベースファイルのバックアップ装置は、デー
タベースファイルF2と、このデータベースファイルF
2のバックアップデータを保管するバックアップファイ
ルF1と、データベースファイルF2にどのような更新
が行なわれたかの更新履歴情報を保持する更新履歴ファ
イルF3との3つのファイルを有し、データベースファ
イルF2を読み出しバックアップファイルF1に複写を
行なうバックアップ作成手段21と、後述の検索更新手
段12に対しバックアップファイル作成中であるか否か
を区別可能な情報をデータベース更新履歴情報に付加す
ることを指示するバックアップ作成通知手段22と、デ
ータベースバックアップ作成通知を保存するバックアッ
プ作成通知保存手段23と、データベース応用処理プロ
グラム11からの指示により検索更新手段12が動作す
るときにバックアップ作成通知保存手段23にデータベ
ースバックアップ作成通知が保存されているか否かを認
識して後述の検索更新手段12に対して通知を行なうバ
ックアップ作成通知分配手段24と、データベース応用
処理プログラム11からのデータ処理指示に応じてそれ
ぞれ後述のデータベース入出力手段13及び更新履歴出
力手段41に対して処理を行なう検索更新手段12と、
データベースを利用する処理プログラムであるデータベ
ース応用処理プログラム11と、データベースの更新履
歴情報を更新履歴ファイルF3に出力する更新履歴出力
手段41と、データベースファイルF2に対するデータ
の入出力を行うデータベース入出力手段13と、更新履
歴ファイルF3からデータベース更新履歴情報を読み出
しデータベースファイルF2に対して更新処理を行なう
更新履歴復元手段31と、バックアップファイルF1を
読み出し、データベースファイルF2に書き込むバック
アップ復元手段32とを備える。
【0010】次に、図19及びバックアップファイル作
成動作をフローチャートで示す図20を参照して、従来
のデータベースファイルのバックアップ装置の動作であ
るバックアップ方法におけるバックアップファイル作成
動作について説明すると、まず、バックアップ作成手段
21が、データベースファイルF2に保持したデータベ
ースのバックアップを開始すると、バックアップ作成通
知手段22が、バックアップの開始対象とするファイル
情報をバックアップ作成通知保存手段23に送る。バッ
クアップ作成通知保存手段23は、その情報を保存し、
バックアップ作成通知分配手段24に伝える。バックア
ップ作成通知分配手段24は、検索更新手段12に対
し、バックアップ作成通知を通知する(ステップP1
1)。
【0011】次に、データベースファイルF2からバッ
クアップファイルF1に、バックアップ対象のファイル
を複写する(ステップP12)。
【0012】バックアップが終了したら、バックアップ
作成手段21は、バックアップ作成通知手段22にバッ
クアップ通知を消去するよう指示し、バックアップ作成
通知手段22は、開始の場合と同一ルートでバックアッ
プ作成通知を消去する(ステップP13)。
【0013】次に、データベース更新動作をフローチャ
ートで示す図21を併せて参照して、従来のデータベー
ス更新動作について説明すると、この図に示す従来のデ
ータベースファイルへの検索更新処理であるデータベー
ス更新動作は、まず、データベース応用処理プログラム
11よりデータベース検索更新の指示が発生すると、検
索更新手段12に検索更新指示内容が伝えられ(ステッ
プP21)、データベースバックアップ作成通知分配手
段に問い合わせることにより、更新作業対象のファイル
がバックアップ作成処理中であるかどうかを判断し(ス
テップP22)、バックアップ作成処理中であれば、更
新履歴ファイルF3に、バックアップ作成処理中である
という情報を更新履歴に付加するように更新履歴出力手
段41に指示し、更新履歴出力手段41は更新履歴ファ
イルF3に更新情報とバックアップ作成処理中であるこ
とを示す情報を格納する(ステップP23)。ステップ
P22で、バックアップ作成処理中でなければ、データ
ベース入出力手段13は、データベースファイルF2を
更新する(ステップP24)。
【0014】次に、データベース復元動作をフローチャ
ートで示す図22を併せて参照して、従来のデータベー
ス復元動作について説明すると、この図に示す従来のデ
ータベース復元動作は、まず、バックアップ復元手段3
2は、バックアップファイルF1のデータをデータベー
スファイルF2に複写する(ステップP31)。次に、
更新履歴復元手段31は、更新履歴ファイルF3よりバ
ックアップ作成通知のある情報だけを抽出し(ステップ
P32)、抽出された変更履歴情報のみを更新履歴復元
手段31で復元する(ステップP33)、これによりバ
ックアップ終了時点のデータを復元することができる。
【0015】しかしながらこの従来のデータベースファ
イルのバックアップ方法及びその装置には下記のような
問題がある。
【0016】まず、バックアップファイルをファイル単
位で作成することを前提としているため、大規模データ
ベースをバックアップする場合は、バックアップファイ
ルオープンの時間が長くなるので、このバックアップフ
ァイルオープン中にデータベースファイルの復旧動作を
行う場合には、データの安全性を保つのが困難である。
【0017】また、常時、ファイル単位でのコピーを実
施しているため、大規模データベースファイルをバック
アップする場合、システムへの負荷が大きくなる。
【0018】さらに、バックアップ中に、あるレコード
に対して更新があった場合、更新履歴ファイルにそのレ
コードの更新内容が保存され、バックアップが終了する
まで、データベース本体への書込みは規制される。しか
し、この従来技術ではファイル単位バックアップが前提
のため、データベース応用処理プログラムからの処理が
終了した後も、バックアップの終了までデータベース本
体は非更新状態が続く。そのため、上記レコードの更新
時点からバックアップ終了までの間に、上記レコードに
検索要求があった場合、検索されるのは、更新前の情報
になってしまう。運用対象のデータベースが大規模な場
合には、更新前情報が検索され得る時間が長くなってし
まう。
【0019】大容量メディアやシステムプログラムの大
規模化に従い、バックアップデータベースファイルも大
規模化しつつある状況であるので、上記問題点は益々重
要性が増大してくる。
【0020】
【発明が解決しようとする課題】上述した従来のデータ
ベースファイルのバックアップ方法及びその装置は、バ
ックアップファイルをファイル単位で作成することを前
提としているため、大規模データベースをバックアップ
する場合は、バックアップファイルオープンの時間が長
くなるので、このバックアップファイルオープン中にデ
ータベースファイルを復旧する場合に、データの安全性
を保持することが困難であるという欠点があった。
【0021】また、常時、ファイル単位でのコピーを実
施しているため、大規模データベースファイルをバック
アップする場合、システムへの負荷が大きくなるという
欠点があった。
【0022】さらに、バックアップ中に、あるレコード
に対して更新があった場合、バックアップ終了までデー
タベース本体は非更新状態が続くため、運用対象のデー
タベースが大規模な場合には、上記レコードの更新時点
からバックアップ終了までの間に上記レコードに検索要
求があった場合、更新前の情報が検索される時間が長く
なるという欠点があった。
【0023】本発明の目的は、上記欠点を解決し、バッ
クアップファイルオープン時間を短縮し、大規模データ
ベースファイルをバックアップする場合にもシステムへ
の負荷の増大を抑制すると共に、バックアップ実施中の
データの安全性を保持し更新前の情報検索要因を除去し
たデータベースファイルのバックアップ方法及びその装
置を提供することにある。
【0024】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の発明のデ
ータベースファイルのバックアップ方法は、複数の作業
単位により共同使用されるデータベースシステムのデー
タベースのデータを保持するためのデータベースファイ
ルの冗長化を目的として、前記データベースを利用する
データベース応用処理プログラムの動作とは非同期的に
前記データベースファイルの内容と同一内容のバックア
ップファイルを作成するデータベースファイルのバック
アップ方法において、前記バックアップファイルの作成
処理を、前記データベースファイルの更新情報を参照し
ながら前記データベースファイルのレコードを含む分割
可能な記述単位毎に行うことを特徴とするものである。
【0025】請求項2記載の発明のデータベースファイ
ルのバックアップ装置は、複数の作業単位により共同使
用されるデータベースシステムのデータベースのデータ
を保持するためのデータベースファイルの冗長化を目的
として、前記データベースを利用するデータベース応用
処理プログラムの動作とは非同期的に前記データベース
ファイルの内容と同一内容のバックアップファイルを作
成するデータベースファイルのバックアップ装置におい
て、前記データベースのデータを保持するデータベース
ファイルと、前記データベースファイルのバックアップ
データを保管するデータベースバックアップファイル
と、前記データベースファイルに実施した更新の情報で
ある更新履歴情報を保持する更新履歴ファイルと、前記
データベースファイルの全データの前記データベースバ
ックアップファイルへのバックアップの完了後前記デー
タベースバックアップファイルをコピーして作成される
保存用コピーファイルと、前記データベースを利用する
ための処理を行うデータベース応用処理プログラム部
と、前記データベースファイル及びデータベースバック
アップファイルの各々をレコードを含む分割可能な記述
単位毎に分割し、前記データベースファイルのバックア
ップ進度を検出しながらバックアップを実行し、前記保
存用コピーファイルを作成するよう動作して前記データ
ベースバックアップファイルの作成処理を行うバックア
ップ作成部と、前記データベース復元のための処理を行
うデータベース復元部と、前記更新履歴情報を保存する
処理を行う更新履歴保存部とを備えて構成されている。
【0026】また、請求項3記載の発明は、請求項2記
載のデータベースファイルのバックアップ装置におい
て、前記データベース応用処理プログラム部が、前記デ
ータベースファイルに対するデータの入出力を行う前記
データベース入出力手段と、前記データベース応用処理
プログラムからのデータ処理指示に応じてそれぞれ前記
データベース入出力手段及び前記更新履歴保存部に対し
て処理を行なう検索更新手段とを備え、前記バックアッ
プ作成部が、前記データベースファイルを読み出し前記
データベースバックアップファイルに複写を行なうバッ
クアップ作成手段と、前記検索更新手段に対し前記バッ
クアップファイルの作成中か否かの識別情報をデータベ
ース更新履歴情報に付加することを指示するバックアッ
プ作成通知を作成するバックアップ作成通知手段と、前
記バックアップ作成通知を保存するバックアップ作成通
知保存手段と、前記データベース応用処理プログラムか
らの指示により前記検索更新手段が動作するときに前記
バックアップ作成通知保存手段に前記データベースバッ
クアップ作成通知の保存の有無を識別して前記検索更新
手段に通知するバックアップ作成通知分配手段と、前記
データベースファイルの検索更新対象とする前記記述単
位の情報であるファイル情報とを備え、前記データベー
ス復元部が、前記更新履歴ファイルから前記データベー
ス更新履歴情報を読み出し前記データベースファイルに
対して更新処理を行なう更新履歴復元手段と、前記デー
タベースバックアップファイルを読み出し、前記データ
ベースファイルF2に書き込むバックアップ復元手段と
を備え、前記更新履歴保存部が、前記データベースの前
記更新履歴情報を前記更新履歴ファイルに出力する更新
履歴出力手段を備えて構成されている。
【0027】また、請求項4記載の発明は、請求項3記
載のデータベースファイルのバックアップ装置におい
て、前記ファイル情報が、処理対象ファイルの名称であ
るファイル名と、前記記述単位であるレコードの識別用
のレコード番号とを含むことを特徴とするものである。
【0028】また、請求項5記載の発明は、請求項3記
載のデータベースファイルのバックアップ装置におい
て、前記ファイル情報が、ファイルを識別するための名
称であるファイル名と、前記記述単位であるレコードの
識別用のレコード番号と、前記レコードの更新の有無を
識別するためのレコード更新フラグとを含むことを特徴
とするものである。
【0029】また、請求項6記載の発明は、請求項3記
載のデータベースファイルのバックアップ装置におい
て、前記更新履歴ファイルが、処理対象ファイルを識別
するための名称であるファイル名と、前記処理対象ファ
イルの前記記述単位であるレコードの識別用のレコード
番号と、前記レコードのデータ内容とを含むことを特徴
とするものである。
【0030】また、請求項7記載の発明は、請求項2記
載のデータベースファイルのバックアップ装置におい
て、前記更新履歴ファイルが、処理対象ファイルを識別
するための名称であるファイル名と、前記処理対象ファ
イルの前記記述単位であるレコードの識別用のレコード
番号と、前記レコードのデータ内容と、前記処理対象フ
ァイルの前記バックアップ作成通知の情報とを含むこと
を特徴とするものである。
【0031】請求項8記載の発明のデータベースファイ
ルのバックアップ方法は、複数の作業単位により共同使
用されるデータベースシステムのデータベースのデータ
を保持するためのデータベースファイルの冗長化を目的
として、前記データベースを利用するデータベース応用
処理プログラムの動作とは非同期的に前記データベース
ファイルの内容と同一内容のバックアップファイルを作
成するデータベースファイルのバックアップ方法におい
て、前記データベースファイル及びデータベースバック
アップファイルの各々をレコードを含む分割可能な記述
単位毎に分割し、前記データベースファイルの検索更新
対象とする前記記述単位の情報であるファイル情報を用
いて前記データベースファイルのバックアップ進度を検
出しながらバックアップを実行し、前記データベースフ
ァイルの全データの前記データベースバックアップファ
イルへのバックアップの完了後前記データベースバック
アップファイルをコピーして保存用コピーファイルを作
成するよう動作して前記データベースバックアップファ
イルの作成処理を行うバックアップファイル作成処理
と、前記データベースファイルに対する更新を実施し前
記データベースファイルに実施した更新の情報である更
新履歴情報を保持する更新履歴ファイルを作成するデー
タベース更新処理と、前記データベース復元のための処
理であるデータベース復元処理とを有することを特徴と
するものである。
【0032】また、請求項9記載の発明は、請求項8記
載のデータベースファイルのバックアップ装置におい
て、前記バックアップファイル作成処理が、前記ファイ
ル情報に前記データベースファイルのバックアップ対象
のファイルのファイル名とファイルサイズを設定しこの
ファイルサイズに対応する前記記述単位であるレコード
数分の領域を確保するレコード初期化ステップと、前記
ファイル名とレコード番号を含むデータベースバックア
ップ作成通知を作成及び保存し、データベース検索更新
要求に基づいて前記データベースバックアップ作成通知
を出力するデータベースバックアップ作成通知ステップ
と、前記データベースバックアップ作成通知に基づき前
記データベースファイルから前記バックアップ対象ファ
イルの1レコードを読み取り、前記データベースバック
アップファイルにその読み取ったレコードである該当レ
コードのバックアップコピーを作成するデータベースバ
ックアップ作成ステップと、前記該当レコードのデータ
ベースバックアップ作成ステップの終了後、前記データ
ベースファイルの検索更新対象とする前記レコードの情
報であるファイル情報の該当レコードに、データベース
バックアップ作成通知のバックアップ済みを示す情報を
追加するバックアップ済み情報登録ステップと、前記該
当レコードの前記バックアップ作成通知の削除を行うバ
ックアップ作成通知削除ステップと、前記バックアップ
対象ファイル中の全レコードのバックアップの終了を確
認し、終了の場合は前記データベースバックアップファ
イルを保存用コピーファイルにコピーして、バックアッ
プを終了し、未終了の場合は前記データベースバックア
ップ作成通知ステップに戻り、次のレコードについて上
記各ステップを反復するバックアップ終了判定ステップ
とを有することを特徴とするものである。
【0033】また、請求項10記載の発明は、請求項8
記載のデータベースファイルのバックアップ装置におい
て、前記データベース更新処理が、前記データベース応
用処理プログラムからの検索更新要求情報の発行に基づ
き処理を開始するデータベース更新処理起動ステップ
と、バックアップ作成通知の有無を照会するバックアッ
プ作成通知の有無判定ステップと、前記バックアップ作
成通知の有無判定ステップで無の場合、前記データベー
ス検索更新要求情報に基づき前記データベースファイル
を更新するデータベース検索更新動作ステップと、前記
バックアップ作成通知の有無判定ステップで有の場合、
前記バックアップ作成通知の対象のファイル名とレコー
ド番号を参照し、検索更新対象レコードがバックアップ
中のレコードかどうかを判定するバックアップ中レコー
ド判定ステップと、前記検索更新対象レコードがバック
アップ中のレコードでない場合、前記検索更新対象レコ
ードがバックアップ済みかどうかの判定を行い、前記検
索更新対象レコードがバックアップ済みレコードでない
場合は未バックアップと判定し、前記更新履歴ファイル
への検索更新履歴情報出力は行わず、更新履歴情報を保
持するバックアップ済みレコード判定ステップと、前記
検索更新対象レコードがバックアップ中のレコード又は
バックアップ済みのレコードである場合、前記更新履歴
ファイルに前記バックアップ作成通知を付加した検索更
新内容を追加し前記データベース検索更新動作ステップ
に進む検索更新内容追加ステップとを有することを特徴
とするものである。
【0034】また、請求項11記載の発明は、請求項8
記載のデータベースファイルのバックアップ装置におい
て、前記データベース復元処理が、前記データベースバ
ックアップファイルが前記データベースファイルの全レ
コード分のデータを保持しているかどうか判断する全レ
コード完成判断ステップと、前記全レコード完成判断ス
テップで前記全レコード分のデータを保持している場
合、ファイル単位で全ての前記データベースバックアッ
プファイルを前記データベースファイルにコピーし、デ
ータベースファイル復元を行うデータベースファイル復
元ステップと、前記更新履歴ファイルを参照し、前記バ
ックアップ作成通知の付加されているレコードである更
新履歴レコードの情報を抽出するデータベース更新履歴
情報抽出ステップと、抽出した前記更新履歴レコードの
情報を前記データベースファイルの該当レコード内容に
上書コピーしてデータベースファイルの最新の状態の復
元を行う更新履歴復元ステップと、前記全レコード完成
保持判断ステップで前記全レコード分のデータを保持し
ていない場合、前記保存用コピーファイルが復元可能か
どうかを判断し復元不可能な場合前記データベースファ
イル復元ステップに進む保存用コピーファイル復元可能
判断ステップと、前記保存用コピーファイル復元可能判
断ステップで復元可能な場合、前記データベースファイ
ルに前記保存用コピーファイルのコピーをファイル単位
で行い、コピー完了後前記データベースファイル復元ス
テップに進む保存用コピーファイル復元ステップとを有
することを特徴とするものである。
【0035】また、請求項12記載の発明は、請求項8
記載のデータベースファイルのバックアップ装置におい
て、前記バックアップファイル作成処理が、前記ファイ
ル情報に前記データベースファイルのバックアップ対象
のファイルのファイル名とファイルサイズを設定しこの
ファイルサイズに対応する前記記述単位であるレコード
数分の領域を確保するとともにレコード更新フラグの値
を初期値とするレコード初期化ステップと、前記ファイ
ル名とレコード番号を含むデータベースバックアップ作
成通知を作成及び保存し、データベース検索更新要求に
基づいて前記データベースバックアップ作成通知を出力
するデータベースバックアップ作成通知ステップと、前
記データベースバックアップ作成通知に基づき前記デー
タベースファイルから前記バックアップ対象ファイルの
1レコードを読み取り、前記データベースバックアップ
ファイルにその読み取ったレコードである該当レコード
のバックアップコピーを作成するデータベースバックア
ップ作成ステップと、前記該当レコードのデータベース
バックアップ作成ステップの終了後、前記ファイル情報
の該当レコードに、データベースバックアップ作成通知
のバックアップ済みを示す情報を追加するバックアップ
済み情報登録ステップと、前記該当レコードの前記バッ
クアップ作成通知の削除を行うバックアップ作成通知削
除ステップと、前記バックアップ対象ファイル中の全レ
コードのバックアップの終了を確認し、未終了の場合
は、前記データベースバックアップ作成通知ステップに
戻り、次のレコードについて上記各ステップを反復する
バックアップ終了判定ステップと、前記バックアップ終
了判定ステップで終了の場合は前記レコード更新フラグ
の値が前記初期値であることを確認するレコード更新フ
ラグ消去確認ステップと、前記データベースバックアッ
プファイルを保存用コピーファイルにコピーして、バッ
クアップを終了する保存用コピー作成ステップとを有す
ることを特徴とするものである。
【0036】また、請求項13記載の発明は、請求項8
記載のデータベースファイルのバックアップ装置におい
て、前記データベース更新処理が、前記データベース応
用処理プログラムからの検索更新要求情報の発行に基づ
き処理を開始するデータベース更新処理起動ステップ
と、バックアップ作成通知の有無を照会するバックアッ
プ作成通知の有無判定ステップと、前記バックアップ作
成通知の有無判定ステップで有の場合、前記バックアッ
プ作成通知の対象のファイル名とレコード番号を参照
し、検索更新対象レコードがバックアップ中のレコード
かどうかを判定するバックアップ中レコード判定ステッ
プと、前記検索更新対象レコードがバックアップ中のレ
コードでない場合、前記検索更新対象レコードがバック
アップ済みかどうかの判定を行うバックアップ済みレコ
ード判定ステップと、前記バックアップ中レコード判定
ステップで前記検索更新対象レコードがバックアップ中
であるか、又は前記バックアップ済みレコード判定ステ
ップで前記検索更新対象レコードがバックアップ済みの
場合、前記ファイル情報の該当レコードのレコード更新
フラグを付加するレコード更新フラグ付加ステップと、
更新履歴ファイルに更新内容を追加する更新内容追加ス
テップと、前記データベース検索更新要求情報に基づき
前記データベースファイルを更新するデータベース検索
更新動作ステップと、前記バックアップ作成通知の有無
判定ステップで無の場合又は前記バックアップ済みレコ
ード判定ステップで前記検索更新対象レコードが未バッ
クアップの場合、前記ファイル情報を参照し、全レコー
ドのバックアップが完了しかつファイル情報初期化待ち
の状態であるかを判定し、諾の場合は前記更新内容追加
ステップに進み否の場合は前記データベース検索更新動
作ステップに進むファイル情報初期化待ち判定ステップ
とを有することを特徴とするものである。
【0037】また、請求項14記載の発明は、請求項8
記載のデータベースファイルのバックアップ装置におい
て、前記データベース更新処理の履歴を復元するデータ
ベース更新履歴復元処理を有し、前記データベース更新
履歴復元処理が、前記更新履歴ファイルに更新履歴情報
が書き込まれると、前記ファイル情報を参照し、前記レ
コード更新フラグがあるレコードである該当レコードを
前記更新履歴ファイルから抽出するレコード更新フラグ
情報抽出ステップと、前記データベースバックアップフ
ァイルの前記該当レコード対応のレコードに上書コピー
して復元するレコード復元ステップと、更新履歴復元の
終了後、前記更新履歴ファイルから、復元した前記該当
レコードの更新履歴情報を削除する更新履歴情報削除ス
テップと、前記ファイル情報を参照し、復元した前記該
当レコードのレコード更新フラグを削除するレコード更
新フラグ削除ステップとを有することを特徴とするもの
である。
【0038】また、請求項15記載の発明は、請求項8
記載のデータベースファイルのバックアップ装置におい
て、前記データベース復元動作が、前記データベースバ
ックアップファイルが前記データベースファイルの全レ
コード分のデータを保持しているかどうか判断する全レ
コード完成判断ステップと、前記全レコード完成判断ス
テップで前記全レコード分のデータを保持している場
合、ファイル単位で全ての前記データベースバックアッ
プファイルを前記データベースファイルにコピーし、デ
ータベースファイル復元を行うデータベースファイル復
元ステップと、前記全レコード完成判断ステップで前記
全レコード分のデータを保持していない場合、前記保存
用コピーファイルが復元可能かどうかを判断し復元不可
能な場合前記データベースファイル復元ステップに進む
保存用コピーファイル復元可能判断ステップと、前記保
存用コピーファイル復元可能判断ステップで復元可能な
場合、前記データベースファイルに前記保存用コピーフ
ァイルのコピーをファイル単位で行い、コピー完了後前
記データベースファイル復元ステップに進む保存用コピ
ーファイル復元ステップとを有することを特徴とするも
のである。
【0039】また、請求項16記載の発明は、請求項8
記載のデータベースファイルのバックアップ装置におい
て、前記データベース更新処理が、前記データベース応
用処理プログラムからの検索更新要求情報の発行に基づ
き処理を開始するデータベース更新処理起動ステップ
と、前記検索更新要求がレコード単位とファイル単位の
いずれであるかを判定し、レコード単位の場合請求項1
3記載のバックアップ作成通知の有無判定ステップに進
む更新処理単位判定ステップと、更新処理単位判定ステ
ップでファイル単位の場合は、前記ファイル情報を参照
し、このファイル情報が初期化されたタイミングを検索
する初期化完了判定ステップと、前記初期化完了判定ス
テップで前記ファイル情報が未初期化の場合は、前記更
新履歴ファイルに更新内容を反映した更新履歴情報を出
力する更新内容出力ステップと、前記初期化完了判定ス
テップで前記ファイル情報の初期化を検出した場合又は
前記更新内容出力ステップの後、前記ファイル情報にフ
ァイル単位アクセス情報を付加するファイル単位アクセ
ス情報付加ステップと、データベースファイルをファイ
ル単位で更新するファイル単位更新ステップとを有する
ことを特徴とするものである。
【0040】また、請求項17記載の発明は、請求項8
記載のデータベースファイルのバックアップ装置におい
て、前記バックアップファイル作成処理が、前記ファイ
ル情報を参照しファイル単位での更新フラグの有無を確
認し、無の場合請求項12記載のレコード初期化ステッ
プに進むファイル単位更新フラグ有無確認ステップと、
前記ファイル単位更新フラグ有無確認ステップで有の場
合ファイル単位のバックアップであることを表すファイ
ル単位バックアップ作成通知を発行するファイル単位バ
ックアップ作成通知ステップと、ファイル単位でデータ
ベースバックアップファイルを作成するファイル単位デ
ータベースバックアップファイル作成ステップと、デー
タベースバックアップ作成の1ファイル分の終了に応じ
て前記ファイル単位バックアップ作成通知を消去するフ
ァイル単位バックアップ作成通知消去ステップと、前記
データベースバックアップファイルを複写して前記保存
用コピーファイルを作成する保存用コピー作成ステップ
と有することを特徴とするものである。
【0041】また、請求項18記載の発明は、請求項8
記載のデータベースファイルのバックアップ装置におい
て、前記データベース更新処理が、前記データベース更
新処理が、前記データベース応用処理プログラムからの
検索更新要求情報の発行に基づき処理を開始するデータ
ベース更新処理起動ステップと、バックアップ作成通知
の有無を照会するバックアップ作成通知の有無判定ステ
ップと、前記バックアップ作成通知の有無判定ステップ
で有の場合、前記バックアップ作成通知の対象のファイ
ル名とレコード番号を参照し、検索更新対象レコードが
バックアップ中のレコードかどうかを判定するバックア
ップ中レコード判定ステップと、前記検索更新対象レコ
ードがバックアップ中のレコードでない場合、前記検索
更新対象レコードがバックアップ済みかどうかの判定を
行うバックアップ済みレコード判定ステップと、前記バ
ックアップ中レコード判定ステップで前記検索更新対象
レコードがバックアップ中であるか、又は前記バックア
ップ済みレコード判定ステップで前記検索更新対象レコ
ードがバックアップ済みの場合、前記ファイル情報の該
当レコードのレコード更新フラグを付加するレコード更
新フラグ付加ステップと、データベース更新履歴情報に
前記バックアップ作成通知を付加するバックアップ作成
通知付加ステップと、前記データベース検索更新要求情
報に基づき前記データベースファイルを更新するデータ
ベース検索更新動作ステップと、更新履歴ファイルに更
新内容を追加する更新内容追加ステップと、前記バック
アップ作成通知の有無判定ステップで無の場合又は前記
バックアップ済みレコード判定ステップで前記検索更新
対象レコードが未バックアップの場合、前記ファイル情
報を参照し、全レコードのバックアップが完了しかつフ
ァイル情報初期化待ちの状態であるかを判定し、諾の場
合は前記更新内容追加ステップに進み否の場合は前記デ
ータベース検索更新動作ステップに進むファイル情報初
期化待ち判定ステップとを有することを特徴とするもの
である。
【0042】さらに、請求項19記載の発明は、請求項
8記載のデータベースファイルのバックアップ装置にお
いて、前記データベース更新処理の履歴を復元するデー
タベース更新履歴復元処理を有し、前記データベース更
新履歴復元処理が、前記更新履歴ファイルに更新履歴情
報が書き込まれると、前記ファイル情報を参照し、前記
バックアップ作成通知があるレコードを更新履歴ファイ
ルから抽出するバックアップ作成通知レコード抽出ステ
ップと、前記データベースバックアップファイルの前記
該当レコード対応のレコードに上書コピーして復元する
レコード復元ステップと、更新履歴復元の終了後、前記
更新履歴ファイルから、復元した前記該当レコードの更
新履歴情報を削除する更新履歴情報削除ステップと、前
記ファイル情報を参照し、復元した前記該当レコードの
レコード更新フラグを削除するレコード更新フラグ削除
ステップとを有することを特徴とするものである。
【0043】
【発明の実施の形態】次に、本発明の実施の形態につい
て図面を参照して詳細に説明する。
【0044】本実施の形態のデータベースファイルのバ
ックアップ方法及びその装置は、複数の作業単位により
共同使用されるデータベースシステムのデータベースの
データを保持するためのデータベースファイルの冗長化
を目的として、上記データベースを利用するデータベー
ス応用処理プログラムの動作とは非同期的に上記データ
ベースファイルの内容と同一内容のバックアップファイ
ルを作成するデータベースファイルのバックアップ方法
において、上記バックアップファイルの作成処理(以
下、バックアップ)を、上記データベースファイルの更
新情報を参照しながら上記データベースファイルのレコ
ードを含む分割可能な記述単位毎に行うことを特徴とす
るものである。
【0045】これにより、バックアップ中の障害にも対
応できる、最適なバックアップファイルを作成可能とす
る。
【0046】次に、本発明の第1の実施の形態を図19
と共通の構成要素には共通の参照文字/数字を付して同
様にブロックで示す図1を参照すると、この図に示す本
実施の形態のデータベースファイルのバックアップ方法
を実行するデータベースファイルのバックアップ装置
は、データベースのデータを保持するデータベースファ
イルF2と、このデータベースファイルF2のバックア
ップデータを保管するバックアップファイルF1と、デ
ータベースファイルF2にどのような更新が行なわれた
かの更新履歴情報を保持する更新履歴ファイルF3と、
データベースファイルF2の全データのバックアップフ
ァイルF1へのバックアップの完了後後述のバックアッ
プ作成手段21によってバックアップファイルF1をコ
ピーして作成される保存用コピーファイルF4との4つ
のファイルを有し、データベースを利用するための処理
を行うデータベース応用処理プログラム部1と、バック
アップファイルF1の作成処理を行うバックアップ作成
部2と、バックアップファイルF1に基づきデータベー
ス復元のための処理を行うバックアップ復元部3と、更
新履歴ファイルF3へのデータベース更新履歴情報を保
存する処理を行う更新履歴保存部4とを備える。
【0047】データベースファイルF2及びバックアッ
プファイルF1の各々をレコードなどの分割可能な記述
単位毎に分割し、データベースファイルF2がどこまで
バックアップされたかを検出しながらバックアップを実
行し、保存用コピーファイルF4を作成するよう動作す
る。
【0048】データベース応用処理プログラム部1は、
データベースを利用する処理プログラムであるデータベ
ース応用処理プログラム11と、データベース応用処理
プログラム11からのデータ処理指示に応じてそれぞれ
後述のデータベース入出力手段13及び更新履歴保存部
4に対して処理を行なう検索更新手段12と、データベ
ースファイルF2に対するデータの入出力を行うデータ
ベース入出力手段13とを備える。
【0049】バックアップ作成部2は、データベースフ
ァイルF2を読み出しバックアップファイルF1に複写
を行なうバックアップ作成手段21と、検索更新手段1
2に対しバックアップファイル作成中か否かの識別情報
をデータベース更新履歴情報に付加することを指示する
バックアップ作成通知BGを作成するバックアップ作成
通知手段22と、バックアップ作成通知BGを保存する
バックアップ作成通知保存手段23と、データベース応
用処理プログラム11からの指示により検索更新手段1
2が動作するときにバックアップ作成通知保存手段23
にバックアップ作成通知BGの保存の有無を識別して検
索更新手段12に通知するバックアップ作成通知分配手
段24と、データベースファイルF2の検索更新対象と
するレコードの情報であるファイル情報F21とを備え
る。
【0050】バックアップ復元部3は、更新履歴ファイ
ルF3からデータベース更新履歴情報を読み出しデータ
ベースファイルF2に対して更新処理を行なう更新履歴
復元手段31と、バックアップファイルF1を読み出
し、データベースファイルF2に書き込むバックアップ
復元手段32とを備える。
【0051】更新履歴保存部4は、データベースの更新
履歴情報を更新履歴ファイルF3に出力する更新履歴出
力手段41を備える。
【0052】次に、図1、本実施の形態で対象とするデ
ータ形式を表形式で示す図2及びバックアップファイル
作成動作、データベース更新動作、データベース復元動
作の各々をそれぞれフローチャートで示す図3,図4及
び図5を参照して本実施の形態のデータベースファイル
のバックアップ方法について説明すると、本実施の形態
のデータベースファイルのバックアップ方法は、バック
アップファイル作成動作、データベース更新動作、デー
タベース復元動作から構成される。
【0053】図2を参照すると、本実施の形態で対象と
するデータ形式は、固定長ブロック形式ファイル、又は
分割可能な記述単位(以下実行単位)であるレコード毎
での処理が可能なデータベースファイルである。図2
(A)はデータベースファイルF2のデータ形式を、図
2(B)はバックアップ作成通知BGのデータ形式を、
図2(C)はファイル情報F21のデータ形式を、図2
(D)は更新履歴ファイルF3のデータ形式をそれぞれ
示す。
【0054】本実施の形態のバックアップファイル作成
動作は、データベース応用処理プログラム11と非同期
で動作し、データベースファイルF2から1レコードず
つコピーを行うことにより実行する。すなわち、データ
ベース応用処理プログラム11と、バックアップ作成手
段21とは、非同期で起動している。
【0055】図3を参照して本実施の形態のバックアッ
プファイル作成動作について説明すると、ここでは、説
明の便宜上、バックアップ実行単位を記述単位であるレ
コードとする。まず、バックアップ作成手段21がバッ
クアップを開始すると、ファイル情報F21に、これか
らバックアップしようとするバックアップ対象データベ
ースファイルF2のバックアップ対象のファイル名及び
ファイルサイズを設定し、このファイルサイズに対応す
るレコード数分の領域を確保するレコード初期化を行う
(ステップS11)。
【0056】次に、バックアップ作成通知手段22は、
バックアップ対象のファイル名とレコード番号を含むバ
ックアップ作成通知BGをバックアップ作成通知保存手
段23に送り、バックアップ作成通知保存手段23は、
その通知をシステム内の別プロセスで実行中の他のデー
タベース応用処理システムからも参照できるように保存
する。データベース検索更新要求に基づいて検索更新手
段12から問い合わせ(照会)があった場合、バックア
ップ作成通知分配手段24は、検索更新手段12に対
し、バックアップ作成通知BGを出力・供給する(ステ
ップS12)。
【0057】次に、バックアップ作成手段21は、バッ
クアップ作成通知BGにて通知したデータベースファイ
ルF2の1レコードを読み取り、バックアップファイル
F1にそのレコード(以下、該当レコード)のバックア
ップコピーを作成する(ステップS13)。
【0058】該当レコードのバックアップが終了した
後、バックアップ作成手段21は、ファイル情報F21
の該当レコードに、バックアップ作成通知BGのバック
アップ済みを示す情報を追加する(ステップS14)。
【0059】その後、バックアップ作成手段21は、バ
ックアップ作成通知手段22に、該当レコードのバック
アップ作成通知BGの削除を指示する。バックアップ作
成通知手段22は、バックアップ作成通知保存手段23
に保存されている該当レコードのバックアップ作成通知
BGを削除する(ステップS15)。
【0060】次に、バックアップ作成手段21は、ファ
イル情報F21を参照し、バックアップ対象ファイル中
の全レコードのバックアップが終了したかどうかを確認
する(ステップS16)。ファイル中の全レコードのバ
ックアップが終了した場合は、バックアップファイルF
1を保存用コピーファイルF4にコピーし、バックアッ
プを終了する(ステップS17)。
【0061】ファイル中の全レコードが終了していない
場合は、ステップS12に戻り、次のレコードのバック
アップ作成通知BGの発行から、全レコードのバックア
ップ終了確認ステップS16までのバックアップ作成を
繰り返す。
【0062】次に、データベース更新動作をフローチャ
ートで示す図4を参照して本実施の形態のデータベース
更新動作について説明すると、まず、データベース応用
処理プログラム11が検索更新手段12に検索更新要求
情報を発行すると(ステップS21)、検索更新手段1
2は、バックアップ作成通知保存手段23に保存されて
いるバックアップ作成通知BGの有無をバックアップ作
成通知分配手段24に照会する(ステップS22)。
【0063】照会結果、バックアップ作成通知BGが無
ければ、検索更新手段12は、データベース検索更新要
求情報をデータベース入出力手段13に伝達し、データ
ベースファイルF2を更新するデータベース検索更新動
作を行う(ステップS26)。
【0064】バックアップ作成通知BGの有無の照会結
果(ステップS22)、バックアップ作成通知BGが有
れば、作成通知対象のファイル名とレコード番号を参照
し、検索更新対象レコードがバックアップ中のレコード
かどうかを判定する(ステップS23)。検索更新対象
レコードがバックアップ中であれば、検索更新内容が更
新履歴保存部4の更新履歴出力手段41に伝達され、更
新履歴ファイルF3に、バックアップ作成通知BGを付
加した更新内容を追加する(ステップS25)。
【0065】バックアップ作成通知BGがある間は、デ
ータベースファイルF2への書込みは規制され、書込み
禁止状態を保持する。バックアップ作成通知分配手段2
4が、検索更新手段12にバックアップ作成通知BGの
削除を通知すると、検索更新手段12は、検索更新内容
をデータベース入出力手段13に伝達し、データベース
入出力手段13はデータベースファイルF2を更新する
(ステップS26)。
【0066】ステップS23で、検索更新対象レコード
が、バックアップ中でないと判定した場合、検索更新内
容を更新履歴出力手段41に伝達する。更新履歴出力手
段41はファイル情報F21を参照し、検索更新対象レ
コードがバックアップ済みかどうかの判定を行う(ステ
ップS24)。バックアップ済みと判定した場合、更新
履歴ファイルF3にバックアップ作成通知BGを付加し
た更新内容を保存するとともに(ステップS25)、デ
ータベースファイルF2を更新する(ステップS2
6)。
【0067】ステップS23で、ファイル情報にバック
アップ済み情報が無い場合は、未バックアップと判定
し、更新履歴出力手段41は、更新履歴ファイルF3へ
の検索更新履歴情報出力は行わず、更新履歴情報を保持
する。
【0068】検索更新手段12は、更新履歴出力手段4
1がファイル情報F21への照会後のデータ保持を検出
し、データベース入出力手段13よりデータベースファ
イルF2の更新を行う(ステップS26)。
【0069】次に、データベース復元動作をフローチャ
ートで示す図5を参照して本実施の形態のデータベース
復元動作について説明すると、データベースファイルF
2の復元は、ファイル単位のコピーで行う場合と、レコ
ード単位のコピーで行う場合とがある。
【0070】まず、バックアップ復元手段32は、バッ
クアップファイルF1がデータベースファイルF2の全
レコード分のデータを保持しているかどうか判断する
(ステップS31)。全レコード分のデータを保持して
いると判断した場合、バックアップ復元手段32は、フ
ァイル単位でバックアップファイルF1をデータベース
ファイルF2にコピーし、データベースファイル復元を
行う(ステップS32)。
【0071】次に、更新履歴復元手段31は、更新履歴
ファイルF3を参照し、バックアップ作成通知BGの付
加されているレコードである更新履歴レコードの情報を
抽出する(ステップS33)。抽出された更新履歴レコ
ードの情報が、データベースファイルF2の該当レコー
ド内容に上書コピーされ(ステップS34)、データベ
ースファイルの最新の状態の復元が終了する。
【0072】ステップS31で、バックアップ復元手段
32が、バックアップファイルF1を参照して、データ
ベースファイルF2の全レコード分のデータを保持して
いないと判断した場合は、レコード単位のコピーでデー
タベースファイル復元を行う。
【0073】まず、バックアップ復元手段32は、保存
用コピーファイルF4が復元可能かどうかを判断する
(ステップS35)。復元可能と判断すれば、データベ
ースファイルF2に、保存用コピーファイルF4のコピ
ーをファイル単位で行う(ステップS36)。次に、バ
ックアップ復元手段32は、バックアップファイルF1
に保存されている各レコードを、対応するデータベース
ファイルF2のレコードに上書コピーする(ステップS
32)。次に、ファイル単位コピーの場合と同様に、更
新履歴復元手段31は、更新履歴ファイルF3のバック
アップ作成通知BGの付加されている履歴情報を抽出し
(ステップS33)、対応するデータベースファイルF
2のレコードに上書コピーする(ステップS34)。
【0074】ステップS34で、保存用コピーファイル
F4が復元不可能な場合は、そのまま、バックアップ復
元手段32は、バックアップファイルF1に保存されて
いる各レコードを、対応するデータベースファイルF2
のレコードに上書コピーする処理(ステップS32)へ
と進む。バックアップファイルF1に保存されているレ
コードのデータが全てデータベースファイルF2に復元
され、ステップS33、ステップS34を経てバックア
ップファイルF1の復元を行う。
【0075】本実施の形態では、ファイル単位ではな
く、1レコード単位のバックアップと、データベース応
用処理プログラムからの1レコード単位のデータベース
検索更新を前提としている。このようなシステムにおい
ては、データベースファイルのバックアップ中に、バッ
クアップファイルオープンの時間が短く、従って従来技
術よりも、バックアップ実施中に障害を受ける可能性が
低下し、耐障害性を増大できる。
【0076】また、従来技術では不可能であった、分割
コピー実施中の保存用コピーファイルを作成できるた
め、分割コピーのメリットと、従来技術の特徴である保
存用コピー作成の両立が可能である。
【0077】ここでは、ファイルを1レコードを単位
(以下レコード単位)として分割した例について説明し
たが、ファイルの分割可能な記述単位であれば、どのよ
うな分割単位としてもよい。
【0078】次に、本発明の第2の実施の形態を図1と
共通の構成要素には共通の参照文字/数字を付して同様
にブロックで示す図6を参照すると、この図に示す本実
施の形態の前述の第1の実施の形態との相違点は、更新
履歴ファイルF3の代わりにバックアップ作成通知BG
の欄を省略した更新履歴ファイルF3Aを有し、バック
アップ復元部3の代わりに更新履歴ファイルF3Aから
データベース更新履歴情報を読み出しバックアップファ
イルF1に書き込む更新履歴復元手段31Aと、第1の
実施の形態と共通のバックアップファイルF1を読み出
し、データベースファイルF2に書き込むバックアップ
復元手段32とを備えるバックアップ復元部3Aを備
え、データベースファイルF2及びバックアップファイ
ルF1を分割可能なレコードなどの単位毎に分割し、デ
ータベースファイルF2がどこまでバックアップされた
かを検出しながらバックアップを実行し、バックアップ
ファイルF1をある時点での最新の状態にしながら保存
用コピーファイルF4を作成するよう動作することであ
る。
【0079】また、本実施の形態で対象とするデータ形
式の第1の実施の形態との相違部分を表形式で示す図7
を参照すると、本実施の形態で対象とするデータ形式の
第1の実施の形態との相違点は、図7(A)に示すファ
イル情報F21Aのデータ形式に、バックアップ済みの
レコードが更新される場合に付加されるレコード更新フ
ラグを追加し、図7(B)に示す更新履歴ファイルF3
Aのデータ形式は、バックアップ作成通知BGの欄を省
略したことである。
【0080】次に、図6、図7及びバックアップファイ
ル作成動作、データベース更新動作、データベース更新
履歴復元動作及びデータベース復元動作の各々をそれぞ
れフローチャートで示す図8、図9、図10及び図11
を参照して本実施の形態の動作について第1の実施の形
態との相違点を重点的に説明すると、本実施の形態のデ
ータベースファイルのバックアップ方法は、バックアッ
プファイル作成動作、データベース更新動作、データベ
ース復元動作に加えて、データベース更新履歴復元動作
から構成される。
【0081】第1の実施の形態と同様に本実施の形態で
もデータベース応用処理プログラム11と、バックアッ
プ作成手段21と、データベース更新履歴復元手段41
とは、非同期で動作している。
【0082】まず、図8を参照して、本実施の形態のバ
ックアップファイル作成動作について説明すると、ここ
では、説明の便宜上、第1の実施の形態と同様にバック
アップ実行単位を記述単位であるレコードとする。ま
ず、ファイル情報F21Aに、バックアップ対象データ
ベースファイルF2のファイル名、ファイルサイズを設
定し、このファイルサイズに対応するレコード数分の領
域を確保するとともにレコード更新フラグの値を0とす
るレコード初期化ステップS11Aを行う。この初期化
時点ではバックアップ済みのレコードは当然存在せず、
従ってファイル情報F21Aのレコード更新フラグの値
は、該当レコードの更新がないことを示す0とする。
【0083】次に、バックアップ作成通知手段22はバ
ックアップ作成通知BGをバックアップ作成通知保存手
段23に送り、バックアップ作成通知保存手段23は、
その通知を保存する。データベース検索更新要求に基づ
いて検索更新手段12から照会があった場合、バックア
ップ作成通知分配手段24は、検索更新手段12に対す
るバックアップ作成通知伝達ステップS12を行う。こ
こまでは、第1の実施の形態と共通の処理である。
【0084】次に、バックアップ作成手段21は、バッ
クアップ作成通知BGにて通知したデータベースファイ
ルF2の1レコードを読み取り、バックアップファイル
F1にそのレコード(以下、該当レコード)のバックア
ップコピーを1レコード単位づつ作成する(ステップS
13)。
【0085】該当レコードの1レコード分のバックアッ
プの終了後、バックアップ作成手段21は、ファイル情
報F21Aの該当レコードに、バックアップ作成通知B
Gのバックアップ済みを示す情報を追加する(ステップ
S14)。
【0086】その後、バックアップ作成手段21は、バ
ックアップ作成通知手段22に、該当レコードのバック
アップ作成通知BGの削除を指示し、バックアップ作成
通知手段22は、バックアップ作成通知保存手段23に
保存されている該当レコードのバックアップ作成通知B
Gを削除する(ステップS15)。
【0087】次に、バックアップ作成手段21は、ファ
イル情報F21Aを参照し、ファイル中の全レコードの
バックアップが終了したかどうかを確認する(ステップ
S16)。
【0088】ファイル中の全レコードが終了していない
場合は、ステップS12に戻り、次のレコードのバック
アップ作成通知BGの発行から、全レコードのバックア
ップ終了確認ステップS16までのバックアップ作成を
繰り返す。
【0089】ステップS16で、ファイル中の全レコー
ドのバックアップが終了した場合は、レコード更新フラ
グが全て消去(フラグ値0)されたことを確認し(ステ
ップS18:この場合は初期設定値0のまま)、バック
アップファイルF1を保存用コピーファイルF4にコピ
ーし、バックアップを終了する(ステップS17)。
【0090】次に、図9を参照して、本実施の形態のデ
ータベース更新動作について説明すると、まず、データ
ベース応用処理プログラム11が検索更新手段12に検
索更新要求情報を発行すると(ステップS21)、検索
更新手段12は、バックアップ作成通知保存手段23に
保存されているバックアップ作成通知BGの有無をバッ
クアップ作成通知分配手段24に照会する(ステップS
22)。
【0091】バックアップ作成通知BGの有無の照会結
果、バックアップ作成通知BGが有れば、作成通知対象
のファイル名とレコード番号を参照し、検索更新対象レ
コードがバックアップ中のレコードかどうかを判定する
(ステップS23)。
【0092】検索更新対象レコードが、バックアップ中
でないと判定した場合、検索更新手段12は、ファイル
情報F21Aを参照し、検索更新対象レコードがバック
アップ済みかどうかの判定を行う(ステップS24)。
【0093】ステップS23で検索更新対象レコードが
バックアップ中であるか、又はステップS24で検索更
新対象レコードがバックアップ済みの場合は、検索更新
手段12は、ファイル情報F21Aの該当レコードにレ
コード更新フラグを付加する(フラグ値を1とする)。
また、バックアップ中の場合は、ファイル情報F21A
にまだ該当レコード番号のエントリがないので、検索更
新手段12は、バックアップ終了前にファイル情報に該
当レコードのエントリを追加する(ステップS27)。
【0094】次に、更新履歴ファイルF3Aに更新内容
を追加する(ステップS29)。
【0095】バックアップ作成通知BGが消去されるま
で、データベースファイルF2への書込みは規制され、
書込み禁止状態を保持する。
【0096】バックアップ作成通知BGの消去を確認す
ると、検索更新手段12は、データベース入出力手段1
3に、更新要求内容を伝え、データベース入出力手段1
3が、データベースファイルF2の該当レコードに、伝
えられてきた更新要求内容を上書コピーするデータベー
ス検索更新動作を行う(ステップS26)。
【0097】ステップS23で検索更新対象レコードが
バックアップ中でなく(バックアップ通知がない)、も
しくはステップS24で検索更新対象レコードが未バッ
クアップの場合は、検索更新手段12はファイル情報を
参照し、全レコードのバックアップが完了し、かつファ
イル情報初期化待ちの状態であるかどうかを判定する
(ステップS28)。
【0098】ステップS28で、条件に該当する(Ye
s)場合は、更新履歴出力手段41は、更新履歴ファイ
ルF3へ更新内容を追加し(ステップS29)、検索更
新手段12がファイル情報F21Aの初期化を検出する
まで、データベースファイルF2への書込みは規制さ
れ、書込み禁止状態を保持する。検索更新手段12がフ
ァイル情報F21Aの初期化を検出すると、検索更新手
段12は、検索更新内容をデータベース入出力手段13
に伝え、データベース入出力手段13は、データベース
ファイルF2の更新を行う(ステップS26)。
【0099】ステップS28で、条件に該当しない(N
o)場合は、更新履歴ファイルF3Aへの更新履歴保存
を行わず、データベース入出力手段13に検索更新内容
を伝え、データベース入出力手段13は、データベース
ファイルF2の更新を行う(ステップS26)。
【0100】次に、図10を参照して本実施の形態のデ
ータベース更新履歴復元動作について説明すると、本実
施の形態の更新履歴復元手段31Aは、バックアップ作
成処理及びデータベース応用処理とは非同期で動作して
いる(ステップS41)。
【0101】上述したデータベース更新動作のステップ
S29で、更新履歴ファイルF3Aに更新履歴情報が書
き込まれると、更新履歴復元手段31Aはファイル情報
F21を参照し、レコード更新フラグがあるレコードで
ある該当レコードを更新履歴ファイルF3Aから抽出し
(ステップS42)、バックアップファイルF1の該当
レコード対応のレコードに上書コピーして復元する(ス
テップS43)。
【0102】更新履歴復元の終了後、更新履歴ファイル
F3Aから、復元した該当レコードの更新履歴情報を削
除し(ステップS44)、その後ファイル情報F21A
を参照し、復元した該当レコードのレコード更新フラグ
を削除する(ステップS45)。
【0103】次に、図11を参照して本実施の形態のデ
ータベース復元動作について説明すると、データベース
ファイルF2を復元させる場合は、第1の実施の形態と
共通のデータベースファイルF2の全レコード分のデー
タ保持判定ステップS31と、データベースファイル復
元ステップS32と、保存用コピーファイルF4の復元
可能性判断ステップS35と、保存用コピーファイル復
元ステップS36とを経て実行する。
【0104】ただし、本実施の形態では、第1の実施の
形態と異なり、非同期でデータベース更新履歴抽出及び
復元動作を行っているため、データベース復元の際のレ
コード単位のデータベース更新履歴情報抽出(ステップ
S33)とその復元作業(ステップS34)が不要であ
る。
【0105】本実施の形態では、更新履歴ファイルF3
Aから、直接バックアップファイルF1に更新レコード
を復元して更新履歴を消去するため、更新履歴ファイル
F3Aの容量が従来技術や、第1の実施の形態と比較し
て少なくてすむ。
【0106】また、データベースファイル復元の処理ス
テップ数が、従来技術や、第1の実施の形態と比較して
少なく、従って短い時間でデータベースファイルF2を
最新の状態で復元できる。
【0107】次に、本発明の第3の実施の形態について
説明すると、本実施の形態は、第2の実施の形態の構成
に、1プロセスでデータベースファイルF2に対してフ
ァイル単位での更新があった場合の処理を付加したもの
である。
【0108】本実施の形態では、1プロセスでファイル
単位の更新があった直後、ファイル単位のバックアップ
を作成するように動作する。
【0109】本実施の形態の構成は図6の第2の実施の
形態と共通である。
【0110】本実施の形態で対象とするデータ形式を表
形式で示す図12を参照すると、本実施の形態で対象と
するデータ形式の第2の実施の形態との相違点は、図1
2に示すファイル情報F21Bのデータ形式は、ファイ
ル単位アクセス情報を持つことである。ファイル単位ア
クセス情報は、ファイル名欄のファイル名と、レコード
番号欄のファイルアクセスを示す情報FILEとを含
み、ファイル単位のデータベース更新処理の開始時にフ
ァイル情報に付加される。
【0111】次に、本実施の形態のデータベース更新処
理をフローチャートで示す図13を参照して本実施の形
態のデータベース更新動作について第2の実施の形態と
の相違点を重点的に説明すると、まず、データベース応
用処理プログラム11が検索更新手段12に検索更新要
求情報を発行すると検索更新手段12が起動する(ステ
ップS21)。
【0112】次に、バックアップ作成通知BGの機能の
1つであるレコード番号検索機能によってレコード番号
を取得できるか否かにより、上記検索更新要求が、レコ
ード単位か、ファイル単位かを判定する(ステップS5
2)。
【0113】ステップS52で、ファイル単位の更新要
求と判断した場合は、検索更新手段12は、ファイル情
報F21Bを参照し、ファイル情報が初期化されたタイ
ミングを検索する(ステップS53)。
【0114】ステップS53で、ファイル情報が初期化
されていない場合は、データベース更新履歴出力手段4
1へ更新内容を伝達し、データベース更新履歴出力手段
41は更新履歴ファイルF3Aにこの更新内容を反映し
た更新履歴情報を出力する(ステップS54)。
【0115】初期化が検出されるまで、データベース更
新は規制され、更新動作は停止する。ファイル情報初期
化が検出されると、検索更新手段12は、ファイル情報
F21Bにファイル単位アクセス情報を付加し(ステッ
プS55)、データベース入出力手段13に更新内容を
伝える。
【0116】次に、データベース入出力手段13は、デ
ータベースファイルF2を更新する(ステップS5
6)。
【0117】ステップS52で、1レコード単位の更新
と判断された場合、ステップS20に進み、第2の実施
の形態のデータベース更新処理(ステップS22〜S2
4、S27〜S29,S26)を行い、終了する。
【0118】次に、本実施の形態のバックアップ作成処
理を図8と共通の構成要素には共通の参照文字/数字を
付して同様にフローチャートで示す図14を参照して本
実施の形態のファイル単位のバックアップ作成動作につ
いて第2の実施の形態との相違点を重点的に説明する
と、まず、バックアップ作成手段21がバックアップを
開始すると、ファイル情報F21Bを参照し、ファイル
単位での更新フラグの有無を確認する(ステップS6
1)。
【0119】ステップS61で、ファイル単位更新フラ
グがない場合、第2の実施の形態と共通のステップS1
1に進み、ファイル情報F21Bのレコード初期化を行
い、バックアップ対象のデータベースファイルF2のフ
ァイル名、ファイルサイズを設定し、レコード数分の領
域を確保する。以下、バックアップ作成通知伝達ステッ
プS12から保存用コピーファイル作成ステップS17
まで第2の実施の形態と共通の処理を行い、バックアッ
プ終了する。
【0120】ステップS61で、ファイル単位更新フラ
グがが検出された場合は、バックアップ作成通知手段2
2、バックアップ作成通知保存手段23、バックアップ
作成通知分配手段24を経由して、ファイル単位のバッ
クアップであることを表すバックアップ作成通知BGを
発行する(ステップS62)。
【0121】次に、バックアップ作成手段21は、バッ
クアップファイルF1を作成する。ファイル単位のアク
セスであるため、全レコードのバックアップ作成が終了
するまで、連続して作成処理を実行する(ステップS6
3)。
【0122】データベースバックアップ作成を1ファイ
ル分終了すると、バックアップ作成通知手段22は、バ
ックアップ作成通知BG発行と同一ルートをたどって、
バックアップ作成通知BGを消去する(ステップS6
4)。
【0123】次に、バックアップファイルF1を複写し
て保存用コピーファイルF4を作成する(ステップS1
7)。
【0124】本実施の形態では、特にデータベース更新
処理の際に、1ファイルをレコード等の分割可能な記述
単位に分割したコピー作成と、ファイル単位コピー作成
の両方を行うことができ、従ってファイル単位のデータ
ベースファイルへの書込みにも対応できるので、1ファ
イル全部のデータをレコード単位で更新するよりも高
速、かつシステム負荷の軽い処理ができる。また1レコ
ードずつの更新の場合には、1レコード単位の更新を行
うことにより、1ファイル全部の更新よりも負荷が軽
い。このように、更新内容の規模に合わせた最適なデー
タベース更新ができる。
【0125】また、バックアップ作成の際にも、直前に
行われたデータベースへの更新がレコード単位又はファ
イル単位のいずれであったかで、処理を変えることがで
きる。レコード単位の更新の場合は、1レコード単位の
バックアップでも復元が容易である。また、ファイル単
位の更新であった場合は、1レコード単位で多量のレコ
ードの作成処理を繰り返すよりも、1プロセスで全ファ
イルの情報をバックアップ作成するほうが効率がよい。
このように、バックアップ作成処理においても、最適な
処理ができる。
【0126】次に、本発明の第4の実施の形態を図6と
共通の構成要素には共通の参照文字/数字を付して同様
にブロックで示す図15を参照するとこの図に示す本実
施の形態の前述の第2の実施の形態との相違点は、更新
履歴ファイルF3Aの代わりに第1の実施の形態と共通
のバックアップ作成通知BGが付加されたデータを格納
した更新履歴ファイルF3を備え、更新履歴復元手段3
1Aの代わりにファイル情報F21Bを参照する動作が
なくなった更新履歴復元手段31Bを備えることであ
る。
【0127】本実施の形態では、データベースファイル
F2及びバックアップファイルF1の各々をレコードな
どの分割可能な記述単位毎に分割し、データベースファ
イルF2がどこまでバックアップされたかを検出しなが
らバックアップを実行し、保存用コピーファイルF4を
作成するよう動作する。
【0128】また、本実施の形態で対象とするデータ形
式の第2の実施の形態との相違部分を表形式で示す図1
6を参照すると、本実施の形態で対象とするデータ形式
の第2の実施の形態との相違点は、上述したように、更
新履歴ファイルF3のデータ形式に、バックアップ作成
通知BGの欄を付加したことである。
【0129】次に、図15、図16及びデータベース更
新動作とデータベース更新履歴復元動作の各々をそれぞ
れフローチャートで示す図17及び図18を参照して本
実施の形態の動作について第2の実施の形態との相違点
を重点的に説明すると、第2の実施の形態と同様に本実
施の形態でもデータベース応用処理プログラム11と、
バックアップ作成手段21と、データベース更新履歴復
元手段41とは、非同期で動作している。
【0130】まず、バックアップ作成動作と、データベ
ース復元動作は、上述した第2の実施の形態と共通の動
作であるので、説明を省略する。
【0131】次に、図17を参照して、本実施の形態の
データベース更新動作について第2の実施の形態との相
違点を重点的に説明すると、まず、検索更新要求情報起
動ステップS21、バックアップ作成通知BGの有無判
定ステップS22、バックアップ中のレコードかの判定
ステップS23、バックアップ済みレコードかの判定ス
テップS24、及びファイル情報F21Aの該当レコー
ドへのレコード更新フラグ付加ステップS27までは、
第2の実施の形態と同一処理を行う。
【0132】すなわち、ステップS23で検索更新対象
レコードがバックアップ中であるか、又はステップS2
4で検索更新対象レコードがバックアップ済みの場合
は、検索更新手段12は、ファイル情報F21Aの該当
レコードに、レコード更新フラグを付加する。また、バ
ックアップ中の場合は、ファイル情報F21Aにまだ該
当レコード番号のエントリがないので、検索更新手段1
2は、バックアップ終了前にファイル情報に該当レコー
ドのエントリを追加する(ステップS27)。
【0133】次に、データベース更新履歴情報に、バッ
クアップ作成通知BGを付加し(ステップS71)、更
新履歴ファイルF3に、更新内容を追加する(ステップ
S29)。
【0134】バックアップ作成通知BGが消去されるま
で、データベースファイルF2への書込みは規制され、
書込み禁止状態を保持する。
【0135】次に、バックアップ作成通知BGの消去を
確認すると、検索更新手段12は、データベース入出力
手段13に、更新要求内容を伝え、データベース入出力
手段13が、データベースファイルF2の該当レコード
に、伝えられてきた更新要求内容を上書コピーするデー
タベース検索更新動作を行う(ステップS26)。
【0136】ステップS23で検索更新対象レコードが
バックアップ中でなく、もしくはステップS24で検索
更新対象レコードが未バックアップの場合は、検索更新
手段12はファイル情報を参照し、全レコードのバック
アップが完了し、かつファイル情報初期化待ちの状態で
あるかどうかを判定する(ステップS28)。
【0137】ステップS28で、条件に該当する(Ye
s)場合は、更新履歴出力手段41は、更新履歴ファイ
ルF3へ更新内容を追加し(ステップS29)、検索更
新手段12がファイル情報F21Aの初期化を検出する
まで、データベースファイルF2への書込みは規制さ
れ、書込み禁止状態を保持する。検索更新手段12がフ
ァイル情報F21Aの初期化を検出すると、検索更新手
段12は、検索更新内容をデータベース入出力手段13
に伝え、データベース入出力手段13は、データベース
ファイルF2の更新を行う(ステップS26)。
【0138】ステップS28で、条件に該当しない(N
o)場合は、更新履歴ファイルF3Aへの更新履歴保存
を行わず、データベース入出力手段13に検索更新内容
を伝え、データベース入出力手段13は、データベース
ファイルF2の更新を行う(ステップS26)。
【0139】次に、図18を参照して、本実施の形態の
データベース更新履歴復元動作について第2の実施の形
態との相違点を重点的に説明すると、まず、本実施の形
態の更新履歴復元手段31Bは、第2の実施の形態と同
様に、バックアップ作成処理及びデータベース応用処理
とは非同期で動作している(ステップS41)。
【0140】上述したデータベース更新動作のステップ
S29で、更新履歴ファイルF3に更新履歴情報が書き
込まれると、更新履歴復元手段31はファイル情報F2
1を参照し、バックアップ作成通知BGがあるレコード
を更新履歴ファイルF3から抽出する(ステップS8
2)。
【0141】次に、バックアップファイルF1の該当レ
コードに上書コピーして復元する(ステップS43)。
【0142】更新履歴復元の終了後、更新履歴ファイル
F3Aから、復元したレコードの更新履歴情報を削除し
(ステップS44)、その後ファイル情報F21を参照
し、復元したレコード更新フラグを削除する(ステップ
S45)。
【0143】本実施の形態の効果は、第2の実施の形態
とほぼ同等であるが、更新履歴復元手段31の処理の負
荷が軽くなるため、高速にデータベース更新履歴復元動
作ができることである。
【0144】
【発明の効果】以上説明したように、本発明のデータベ
ースファイルのバックアップ方法及びその装置は、バッ
クアップファイルの作成処理を、データベースファイル
の更新情報を参照しながらデータベースファイルのレコ
ードを含む分割可能な記述単位毎に行うことにより、フ
ァイル単位ではなく、上記記述単位である1レコード単
位のバックアップと、データベース応用処理プログラム
からの1レコード単位のデータベース検索更新を行うの
で、データベースファイルのバックアップ中に、バック
アップファイルオープンの時間が短く、従ってバックア
ップ実施中に障害を受ける可能性が低下し、耐障害性を
増大できるという効果がある。
【0145】また、分割コピー実施中の保存用コピーフ
ァイルを作成できるため、分割コピーのメリットと、保
存用コピー作成の両立が可能であるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態のデータベースファ
イルのバックアップ方法を実行するデータベースファイ
ルのバックアップ装置の一例を示すブロック図である。
【図2】本実施の形態のデータベースファイルのバック
アップ方法のデータ形式を表形式で示す図である。
【図3】本実施の形態のデータベースファイルのバック
アップ方法のバックアップファイル作成動作を示すフロ
ーチャートである。
【図4】本実施の形態のデータベースファイルのバック
アップ方法のデータベース更新動作を示すフローチャー
トである。
【図5】本実施の形態のデータベースファイルのバック
アップ方法のデータベース復元動作を示すフローチャー
トである。
【図6】本発明の第2の実施の形態のデータベースファ
イルのバックアップ方法を実行するデータベースファイ
ルのバックアップ装置の一例を示すブロック図である。
【図7】本実施の形態のデータベースファイルのバック
アップ方法を特徴付けるファイル情報と更新履歴ファイ
ルのデータ形式を表形式で示す図である。
【図8】本実施の形態のデータベースファイルのバック
アップ方法のバックアップファイル作成動作を示すフロ
ーチャートである。
【図9】本実施の形態のデータベースファイルのバック
アップ方法のデータベース更新動作を示すフローチャー
トである。
【図10】本実施の形態のデータベースファイルのバッ
クアップ方法のデータベース更新履歴復元動作を示すフ
ローチャートである。
【図11】本実施の形態のデータベースファイルのバッ
クアップ方法のデータベース復元動作を示すフローチャ
ートである。
【図12】本発明の第3の実施の形態のファイル情報の
データ形式を表形式で示す図である。
【図13】本実施の形態のデータベースファイルのバッ
クアップ方法のデータベース更新動作を示すフローチャ
ートである。
【図14】本実施の形態のデータベースファイルのバッ
クアップ方法のバックアップファイル作成動作を示すフ
ローチャートである。
【図15】本発明の第4の実施の形態のデータベースフ
ァイルのバックアップ方法を実行するデータベースファ
イルのバックアップ装置の一例を示すブロック図であ
る。
【図16】本実施の形態の更新履歴ファイルのデータ形
式を表形式で示す図である。
【図17】本実施の形態のデータベースファイルのバッ
クアップ方法のデータベース更新動作を示すフローチャ
ートである。
【図18】本実施の形態のデータベースファイルのバッ
クアップ方法のデータベース更新履歴復元動作を示すフ
ローチャートである。
【図19】従来のデータベースファイルのバックアップ
方法を実行するデータベースファイルのバックアップ装
置の一例を示すブロック図である。
【図20】従来のデータベースファイルのバックアップ
方法のバックアップファイル作成動作を示すフローチャ
ートである。
【図21】従来のデータベースファイルのバックアップ
方法のデータベース更新動作を示すフローチャートであ
る。
【図22】従来のデータベースファイルのバックアップ
方法のデータベース復元動作を示すフローチャートであ
る。
【符号の説明】
1 データベース応用処理プログラム部 2 バックアップ作成部 3 バックアップ復元部 4 更新履歴保存部 11 データベース応用処理プログラム 12 検索更新手段 13 データベース入出力手段 21 バックアップ作成手段 22 バックアップ作成通知手段 23 バックアップ作成通知保存手段 24 バックアップ作成通知分配手段 31 更新履歴復元手段 32 バックアップ復元手段 41 更新履歴出力手段 F1 バックアップファイル F3,F3A 更新履歴ファイル F2 データベースファイル F4 保存用コピーファイル F21,F21A,F21B ファイル情報

Claims (19)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数の作業単位により共同使用されるデ
    ータベースシステムのデータベースのデータを保持する
    ためのデータベースファイルの冗長化を目的として、前
    記データベースを利用するデータベース応用処理プログ
    ラムの動作とは非同期的に前記データベースファイルの
    内容と同一内容のバックアップファイルを作成するデー
    タベースファイルのバックアップ方法において、 前記バックアップファイルの作成処理を、前記データベ
    ースファイルの更新情報を参照しながら前記データベー
    スファイルのレコードを含む分割可能な記述単位毎に行
    うことを特徴とするデータベースファイルのバックアッ
    プ方法。
  2. 【請求項2】 複数の作業単位により共同使用されるデ
    ータベースシステムのデータベースのデータを保持する
    ためのデータベースファイルの冗長化を目的として、前
    記データベースを利用するデータベース応用処理プログ
    ラムの動作とは非同期的に前記データベースファイルの
    内容と同一内容のバックアップファイルを作成するデー
    タベースファイルのバックアップ装置において、 前記データベースのデータを保持するデータベースファ
    イルと、 前記データベースファイルのバックアップデータを保管
    するデータベースバックアップファイルと、 前記データベースファイルに実施した更新の情報である
    更新履歴情報を保持する更新履歴ファイルと、 前記データベースファイルの全データの前記データベー
    スバックアップファイルへのバックアップの完了後前記
    データベースバックアップファイルをコピーして作成さ
    れる保存用コピーファイルと、 前記データベースを利用するための処理を行うデータベ
    ース応用処理プログラム部と、 前記データベースファイル及びデータベースバックアッ
    プファイルの各々をレコードを含む分割可能な記述単位
    毎に分割し、前記データベースファイルのバックアップ
    進度を検出しながらバックアップを実行し、前記保存用
    コピーファイルを作成するよう動作して前記データベー
    スバックアップファイルの作成処理を行うバックアップ
    作成部と、 前記データベース復元のための処理を行うデータベース
    復元部と、 前記更新履歴情報を保存する処理を行う更新履歴保存部
    とを備えることを特徴とするデータベースファイルのバ
    ックアップ装置。
  3. 【請求項3】 前記データベース応用処理プログラム部
    が、前記データベースファイルに対するデータの入出力
    を行う前記データベース入出力手段と、 前記データベース応用処理プログラムからのデータ処理
    指示に応じてそれぞれ前記データベース入出力手段及び
    前記更新履歴保存部に対して処理を行なう検索更新手段
    とを備え、 前記バックアップ作成部が、前記データベースファイル
    を読み出し前記データベースバックアップファイルに複
    写を行なうバックアップ作成手段と、 前記検索更新手段に対し前記バックアップファイルの作
    成中か否かの識別情報をデータベース更新履歴情報に付
    加することを指示するバックアップ作成通知を作成する
    バックアップ作成通知手段と、 前記バックアップ作成通知を保存するバックアップ作成
    通知保存手段と、 前記データベース応用処理プログラムからの指示により
    前記検索更新手段が動作するときに前記バックアップ作
    成通知保存手段に前記データベースバックアップ作成通
    知の保存の有無を識別して前記検索更新手段に通知する
    バックアップ作成通知分配手段と、 前記データベースファイルの検索更新対象とする前記記
    述単位の情報であるファイル情報とを備え、 前記データベース復元部が、前記更新履歴ファイルから
    前記データベース更新履歴情報を読み出し前記データベ
    ースファイルに対して更新処理を行なう更新履歴復元手
    段と、 前記データベースバックアップファイルを読み出し、前
    記データベースファイルF2に書き込むバックアップ復
    元手段とを備え、 前記更新履歴保存部が、前記データベースの前記更新履
    歴情報を前記更新履歴ファイルに出力する更新履歴出力
    手段を備えることを特徴とする請求項2記載のデータベ
    ースファイルのバックアップ装置。
  4. 【請求項4】 前記ファイル情報が、処理対象ファイル
    の名称であるファイル名と、 前記記述単位であるレコードの識別用のレコード番号と
    を含むことを特徴とする請求項3記載のデータベースフ
    ァイルのバックアップ装置。
  5. 【請求項5】 前記ファイル情報が、ファイルを識別す
    るための名称であるファイル名と、 前記記述単位であるレコードの識別用のレコード番号
    と、 前記レコードの更新の有無を識別するためのレコード更
    新フラグとを含むことを特徴とする請求項3記載のデー
    タベースファイルのバックアップ装置。
  6. 【請求項6】 前記更新履歴ファイルが、処理対象ファ
    イルを識別するための名称であるファイル名と、 前記処理対象ファイルの前記記述単位であるレコードの
    識別用のレコード番号と、 前記レコードのデータ内容とを含むことを特徴とする請
    求項3記載のデータベースファイルのバックアップ装
    置。
  7. 【請求項7】 前記更新履歴ファイルが、処理対象ファ
    イルを識別するための名称であるファイル名と、 前記処理対象ファイルの前記記述単位であるレコードの
    識別用のレコード番号と、 前記レコードのデータ内容と、 前記処理対象ファイルの前記バックアップ作成通知の情
    報とを含むことを特徴とする請求項3記載のデータベー
    スファイルのバックアップ装置。
  8. 【請求項8】 複数の作業単位により共同使用されるデ
    ータベースシステムのデータベースのデータを保持する
    ためのデータベースファイルの冗長化を目的として、前
    記データベースを利用するデータベース応用処理プログ
    ラムの動作とは非同期的に前記データベースファイルの
    内容と同一内容のバックアップファイルを作成するデー
    タベースファイルのバックアップ方法において、 前記データベースファイル及びデータベースバックアッ
    プファイルの各々をレコードを含む分割可能な記述単位
    毎に分割し、前記データベースファイルの検索更新対象
    とする前記記述単位の情報であるファイル情報を用いて
    前記データベースファイルのバックアップ進度を検出し
    ながらバックアップを実行し、前記データベースファイ
    ルの全データの前記データベースバックアップファイル
    へのバックアップの完了後前記データベースバックアッ
    プファイルをコピーして保存用コピーファイルを作成す
    るよう動作して前記データベースバックアップファイル
    の作成処理を行うバックアップファイル作成処理と、 前記データベースファイルに対する更新を実施し前記デ
    ータベースファイルに実施した更新の情報である更新履
    歴情報を保持する更新履歴ファイルを作成するデータベ
    ース更新処理と、 前記データベース復元のための処理であるデータベース
    復元処理とを有することを特徴とするデータベースファ
    イルのバックアップ方法。
  9. 【請求項9】 前記バックアップファイル作成処理が、
    前記ファイル情報に前記データベースファイルのバック
    アップ対象のファイルのファイル名とファイルサイズを
    設定しこのファイルサイズに対応する前記記述単位であ
    るレコード数分の領域を確保するレコード初期化ステッ
    プと、 前記ファイル名とレコード番号を含むデータベースバッ
    クアップ作成通知を作成及び保存し、データベース検索
    更新要求に基づいて前記データベースバックアップ作成
    通知を出力するデータベースバックアップ作成通知ステ
    ップと、 前記データベースバックアップ作成通知に基づき前記デ
    ータベースファイルから前記バックアップ対象ファイル
    の1レコードを読み取り、前記データベースバックアッ
    プファイルにその読み取ったレコードである該当レコー
    ドのバックアップコピーを作成するデータベースバック
    アップ作成ステップと、 前記該当レコードのデータベースバックアップ作成ステ
    ップの終了後、前記データベースファイルの検索更新対
    象とする前記レコードの情報であるファイル情報の該当
    レコードに、データベースバックアップ作成通知のバッ
    クアップ済みを示す情報を追加するバックアップ済み情
    報登録ステップと、 前記該当レコードの前記バックアップ作成通知の削除を
    行うバックアップ作成通知削除ステップと、 前記バックアップ対象ファイル中の全レコードのバック
    アップの終了を確認し、終了の場合は前記データベース
    バックアップファイルを保存用コピーファイルにコピー
    して、バックアップを終了し、未終了の場合は前記デー
    タベースバックアップ作成通知ステップに戻り、次のレ
    コードについて上記各ステップを反復するバックアップ
    終了判定ステップとを有することを特徴とする請求項8
    記載のデータベースファイルのバックアップ方法。
  10. 【請求項10】 前記データベース更新処理が、前記デ
    ータベース応用処理プログラムからの検索更新要求情報
    の発行に基づき処理を開始するデータベース更新処理起
    動ステップと、 バックアップ作成通知の有無を照会するバックアップ作
    成通知の有無判定ステップと、 前記バックアップ作成通知の有無判定ステップで無の場
    合、前記データベース検索更新要求情報に基づき前記デ
    ータベースファイルを更新するデータベース検索更新動
    作ステップと、 前記バックアップ作成通知の有無判定ステップで有の場
    合、前記バックアップ作成通知の対象のファイル名とレ
    コード番号を参照し、検索更新対象レコードがバックア
    ップ中のレコードかどうかを判定するバックアップ中レ
    コード判定ステップと、 前記検索更新対象レコードがバックアップ中のレコード
    でない場合、前記検索更新対象レコードがバックアップ
    済みかどうかの判定を行い、前記検索更新対象レコード
    がバックアップ済みレコードでない場合は未バックアッ
    プと判定し、前記更新履歴ファイルへの検索更新履歴情
    報出力は行わず、更新履歴情報を保持するバックアップ
    済みレコード判定ステップと、 前記検索更新対象レコードがバックアップ中のレコード
    又はバックアップ済みのレコードである場合、前記更新
    履歴ファイルに前記バックアップ作成通知を付加した検
    索更新内容を追加し前記データベース検索更新動作ステ
    ップに進む検索更新内容追加ステップとを有することを
    特徴とする請求項8記載のデータベースファイルのバッ
    クアップ方法。
  11. 【請求項11】 前記データベース復元処理が、前記デ
    ータベースバックアップファイルが前記データベースフ
    ァイルの全レコード分のデータを保持しているかどうか
    判断する全レコード完成判断ステップと、 前記全レコード完成判断ステップで前記全レコード分の
    データを保持している場合、ファイル単位で全ての前記
    データベースバックアップファイルを前記データベース
    ファイルにコピーし、データベースファイル復元を行う
    データベースファイル復元ステップと、 前記更新履歴ファイルを参照し、前記バックアップ作成
    通知の付加されているレコードである更新履歴レコード
    の情報を抽出するデータベース更新履歴情報抽出ステッ
    プと、 抽出した前記更新履歴レコードの情報を前記データベー
    スファイルの該当レコード内容に上書コピーしてデータ
    ベースファイルの最新の状態の復元を行う更新履歴復元
    ステップと、 前記全レコード完成保持判断ステップで前記全レコード
    分のデータを保持していない場合、前記保存用コピーフ
    ァイルが復元可能かどうかを判断し復元不可能な場合前
    記データベースファイル復元ステップに進む保存用コピ
    ーファイル復元可能判断ステップと、 前記保存用コピーファイル復元可能判断ステップで復元
    可能な場合、前記データベースファイルに前記保存用コ
    ピーファイルのコピーをファイル単位で行い、コピー完
    了後前記データベースファイル復元ステップに進む保存
    用コピーファイル復元ステップとを有することを特徴と
    する請求項8記載のデータベースファイルのバックアッ
    プ方法。
  12. 【請求項12】 前記バックアップファイル作成処理
    が、前記ファイル情報に前記データベースファイルのバ
    ックアップ対象のファイルのファイル名とファイルサイ
    ズを設定しこのファイルサイズに対応する前記記述単位
    であるレコード数分の領域を確保するとともにレコード
    更新フラグの値を初期値とするレコード初期化ステップ
    と、 前記ファイル名とレコード番号を含むデータベースバッ
    クアップ作成通知を作成及び保存し、データベース検索
    更新要求に基づいて前記データベースバックアップ作成
    通知を出力するデータベースバックアップ作成通知ステ
    ップと、 前記データベースバックアップ作成通知に基づき前記デ
    ータベースファイルから前記バックアップ対象ファイル
    の1レコードを読み取り、前記データベースバックアッ
    プファイルにその読み取ったレコードである該当レコー
    ドのバックアップコピーを作成するデータベースバック
    アップ作成ステップと、 前記該当レコードのデータベースバックアップ作成ステ
    ップの終了後、前記ファイル情報の該当レコードに、デ
    ータベースバックアップ作成通知のバックアップ済みを
    示す情報を追加するバックアップ済み情報登録ステップ
    と、 前記該当レコードの前記バックアップ作成通知の削除を
    行うバックアップ作成通知削除ステップと、 前記バックアップ対象ファイル中の全レコードのバック
    アップの終了を確認し、未終了の場合は、前記データベ
    ースバックアップ作成通知ステップに戻り、次のレコー
    ドについて上記各ステップを反復するバックアップ終了
    判定ステップと、 前記バックアップ終了判定ステップで終了の場合は前記
    レコード更新フラグの値が前記初期値であることを確認
    するレコード更新フラグ消去確認ステップと、 前記データベースバックアップファイルを保存用コピー
    ファイルにコピーして、バックアップを終了する保存用
    コピー作成ステップとを有することを特徴とする請求項
    8記載のデータベースファイルのバックアップ方法。
  13. 【請求項13】 前記データベース更新処理が、前記デ
    ータベース応用処理プログラムからの検索更新要求情報
    の発行に基づき処理を開始するデータベース更新処理起
    動ステップと、 バックアップ作成通知の有無を照会するバックアップ作
    成通知の有無判定ステップと、 前記バックアップ作成通知の有無判定ステップで有の場
    合、前記バックアップ作成通知の対象のファイル名とレ
    コード番号を参照し、検索更新対象レコードがバックア
    ップ中のレコードかどうかを判定するバックアップ中レ
    コード判定ステップと、 前記検索更新対象レコードがバックアップ中のレコード
    でない場合、前記検索更新対象レコードがバックアップ
    済みかどうかの判定を行うバックアップ済みレコード判
    定ステップと、 前記バックアップ中レコード判定ステップで前記検索更
    新対象レコードがバックアップ中であるか、又は前記バ
    ックアップ済みレコード判定ステップで前記検索更新対
    象レコードがバックアップ済みの場合、前記ファイル情
    報の該当レコードのレコード更新フラグを付加するレコ
    ード更新フラグ付加ステップと、 更新履歴ファイルに更新内容を追加する更新内容追加ス
    テップと、 前記データベース検索更新要求情報に基づき前記データ
    ベースファイルを更新するデータベース検索更新動作ス
    テップと、 前記バックアップ作成通知の有無判定ステップで無の場
    合又は前記バックアップ済みレコード判定ステップで前
    記検索更新対象レコードが未バックアップの場合、前記
    ファイル情報を参照し、全レコードのバックアップが完
    了しかつファイル情報初期化待ちの状態であるかを判定
    し、諾の場合は前記更新内容追加ステップに進み否の場
    合は前記データベース検索更新動作ステップに進むファ
    イル情報初期化待ち判定ステップとを有することを特徴
    とする請求項8記載のデータベースファイルのバックア
    ップ方法。
  14. 【請求項14】 前記データベース更新処理の履歴を復
    元するデータベース更新履歴復元処理を有し、 前記データベース更新履歴復元処理が、前記更新履歴フ
    ァイルに更新履歴情報が書き込まれると、前記ファイル
    情報を参照し、前記レコード更新フラグがあるレコード
    である該当レコードを前記更新履歴ファイルから抽出す
    るレコード更新フラグ情報抽出ステップと、 前記データベースバックアップファイルの前記該当レコ
    ード対応のレコードに上書コピーして復元するレコード
    復元ステップと、 更新履歴復元の終了後、前記更新履歴ファイルから、復
    元した前記該当レコードの更新履歴情報を削除する更新
    履歴情報削除ステップと、 前記ファイル情報を参照し、復元した前記該当レコード
    のレコード更新フラグを削除するレコード更新フラグ削
    除ステップとを有することを特徴とする請求項8記載の
    データベースファイルのバックアップ方法。
  15. 【請求項15】 前記データベース復元動作が、前記デ
    ータベースバックアップファイルが前記データベースフ
    ァイルの全レコード分のデータを保持しているかどうか
    判断する全レコード完成判断ステップと、 前記全レコード完成判断ステップで前記全レコード分の
    データを保持している場合、ファイル単位で全ての前記
    データベースバックアップファイルを前記データベース
    ファイルにコピーし、データベースファイル復元を行う
    データベースファイル復元ステップと、 前記全レコード完成判断ステップで前記全レコード分の
    データを保持していない場合、前記保存用コピーファイ
    ルが復元可能かどうかを判断し復元不可能な場合前記デ
    ータベースファイル復元ステップに進む保存用コピーフ
    ァイル復元可能判断ステップと、 前記保存用コピーファイル復元可能判断ステップで復元
    可能な場合、前記データベースファイルに前記保存用コ
    ピーファイルのコピーをファイル単位で行い、コピー完
    了後前記データベースファイル復元ステップに進む保存
    用コピーファイル復元ステップとを有することを特徴と
    する請求項8記載のデータベースファイルのバックアッ
    プ方法。
  16. 【請求項16】 前記データベース更新処理が、前記デ
    ータベース応用処理プログラムからの検索更新要求情報
    の発行に基づき処理を開始するデータベース更新処理起
    動ステップと、 前記検索更新要求がレコード単位とファイル単位のいず
    れであるかを判定し、レコード単位の場合請求項13記
    載のバックアップ作成通知の有無判定ステップに進む更
    新処理単位判定ステップと、 更新処理単位判定ステップでファイル単位の場合は、前
    記ファイル情報を参照し、このファイル情報が初期化さ
    れたタイミングを検索する初期化完了判定ステップと、 前記初期化完了判定ステップで前記ファイル情報が未初
    期化の場合は、前記更新履歴ファイルに更新内容を反映
    した更新履歴情報を出力する更新内容出力ステップと、 前記初期化完了判定ステップで前記ファイル情報の初期
    化を検出した場合又は前記更新内容出力ステップの後、
    前記ファイル情報にファイル単位アクセス情報を付加す
    るファイル単位アクセス情報付加ステップと、 データベースファイルをファイル単位で更新するファイ
    ル単位更新ステップとを有することを特徴とする請求項
    8記載のデータベースファイルのバックアップ方法。
  17. 【請求項17】 前記バックアップファイル作成処理
    が、前記ファイル情報を参照しファイル単位での更新フ
    ラグの有無を確認し、無の場合請求項12記載のレコー
    ド初期化ステップに進むファイル単位更新フラグ有無確
    認ステップと、 前記ファイル単位更新フラグ有無確認ステップで有の場
    合ファイル単位のバックアップであることを表すファイ
    ル単位バックアップ作成通知を発行するファイル単位バ
    ックアップ作成通知ステップと、 ファイル単位でデータベースバックアップファイルを作
    成するファイル単位データベースバックアップファイル
    作成ステップと、 データベースバックアップ作成の1ファイル分の終了に
    応じて前記ファイル単位バックアップ作成通知を消去す
    るファイル単位バックアップ作成通知消去ステップと、 前記データベースバックアップファイルを複写して前記
    保存用コピーファイルを作成する保存用コピー作成ステ
    ップと有することを特徴とする請求項8記載のデータベ
    ースファイルのバックアップ方法。
  18. 【請求項18】 前記データベース更新処理が、前記デ
    ータベース更新処理が、前記データベース応用処理プロ
    グラムからの検索更新要求情報の発行に基づき処理を開
    始するデータベース更新処理起動ステップと、 バックアップ作成通知の有無を照会するバックアップ作
    成通知の有無判定ステップと、 前記バックアップ作成通知の有無判定ステップで有の場
    合、前記バックアップ作成通知の対象のファイル名とレ
    コード番号を参照し、検索更新対象レコードがバックア
    ップ中のレコードかどうかを判定するバックアップ中レ
    コード判定ステップと、 前記検索更新対象レコードがバックアップ中のレコード
    でない場合、前記検索更新対象レコードがバックアップ
    済みかどうかの判定を行うバックアップ済みレコード判
    定ステップと、 前記バックアップ中レコード判定ステップで前記検索更
    新対象レコードがバックアップ中であるか、又は前記バ
    ックアップ済みレコード判定ステップで前記検索更新対
    象レコードがバックアップ済みの場合、前記ファイル情
    報の該当レコードのレコード更新フラグを付加するレコ
    ード更新フラグ付加ステップと、 データベース更新履歴情報に前記バックアップ作成通知
    を付加するバックアップ作成通知付加ステップと、 前記データベース検索更新要求情報に基づき前記データ
    ベースファイルを更新するデータベース検索更新動作ス
    テップと、 更新履歴ファイルに更新内容を追加する更新内容追加ス
    テップと、 前記バックアップ作成通知の有無判定ステップで無の場
    合又は前記バックアップ済みレコード判定ステップで前
    記検索更新対象レコードが未バックアップの場合、前記
    ファイル情報を参照し、全レコードのバックアップが完
    了しかつファイル情報初期化待ちの状態であるかを判定
    し、諾の場合は前記更新内容追加ステップに進み否の場
    合は前記データベース検索更新動作ステップに進むファ
    イル情報初期化待ち判定ステップとを有することを特徴
    とする請求項8記載のデータベースファイルのバックア
    ップ方法。
  19. 【請求項19】 前記データベース更新処理の履歴を復
    元するデータベース更新履歴復元処理を有し、 前記データベース更新履歴復元処理が、前記更新履歴フ
    ァイルに更新履歴情報が書き込まれると、前記ファイル
    情報を参照し、前記バックアップ作成通知があるレコー
    ドを更新履歴ファイルから抽出するバックアップ作成通
    知レコード抽出ステップと、 前記データベースバックアップファイルの前記該当レコ
    ード対応のレコードに上書コピーして復元するレコード
    復元ステップと、 更新履歴復元の終了後、前記更新履歴ファイルから、復
    元した前記該当レコードの更新履歴情報を削除する更新
    履歴情報削除ステップと、 前記ファイル情報を参照し、復元した前記該当レコード
    のレコード更新フラグを削除するレコード更新フラグ削
    除ステップとを有することを特徴とする請求項8記載の
    データベースファイルのバックアップ方法。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2004031957A1 (ja) * 2002-10-01 2004-04-15 Fujitsu Limited データベース複製方法、データベース複製装置、データベース創成方法およびデータベース創成装置

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