JPH0630059A - 非線形歪補償回路における位相設定方法 - Google Patents
非線形歪補償回路における位相設定方法Info
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- JPH0630059A JPH0630059A JP18016292A JP18016292A JPH0630059A JP H0630059 A JPH0630059 A JP H0630059A JP 18016292 A JP18016292 A JP 18016292A JP 18016292 A JP18016292 A JP 18016292A JP H0630059 A JPH0630059 A JP H0630059A
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Abstract
(57)【要約】 (修正有)
【目的】 ADコンバータ,サンプルホールド回路,DA
コンバータ,位相差演算回路等を用いずに高精度の位相
測定を可能とし、回路規模を小形化する。 【構成】 直交復調器70の出力の同相分I'から直交分
Q'を減算する減算回路1と、減算結果の電圧Vと基準
電圧V0と、比較回路2と、比較出力が負極性の時の出
力TRG−SIGおよび外部入力のバースト信号と送信ON信号
とにより局部発振器90の出力の搬送波の位相を変移す
る無限移相器80に所定の位相範囲ΔΦを掃引させる制御
回路3と、掃引開始と掃引停止トリガとにより、無限移
相器80に所定ΔΦを掃引させる制御信号X,Yを送出す
る掃引制御回路4とを具え、局部搬送波の位相を、送信
バーストの立上りを徐々にする送信値固定のランプビッ
トの固定パターンの或るタイミングで正しい位相に設定
する。
コンバータ,位相差演算回路等を用いずに高精度の位相
測定を可能とし、回路規模を小形化する。 【構成】 直交復調器70の出力の同相分I'から直交分
Q'を減算する減算回路1と、減算結果の電圧Vと基準
電圧V0と、比較回路2と、比較出力が負極性の時の出
力TRG−SIGおよび外部入力のバースト信号と送信ON信号
とにより局部発振器90の出力の搬送波の位相を変移す
る無限移相器80に所定の位相範囲ΔΦを掃引させる制御
回路3と、掃引開始と掃引停止トリガとにより、無限移
相器80に所定ΔΦを掃引させる制御信号X,Yを送出す
る掃引制御回路4とを具え、局部搬送波の位相を、送信
バーストの立上りを徐々にする送信値固定のランプビッ
トの固定パターンの或るタイミングで正しい位相に設定
する。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、TDMA方式で 4相PS
K 変調等のディジタル移動通信における移動無線機に係
り、特に其の送信機の終段の電力効率を良くする為に非
線形増幅した高出力増幅器の出力の非線形歪をベースバ
ンド領域で補償し入出力特性を線形化する非線形歪補償
付き送信回路の位相設定法に関するものである。 4相PS
K 変調等の無線信号波を予め定められた時間にバースト
状に送信するTDMA方式の移動無線機の送信の変調方
式としては、無線周波数の有効利用の点から、直交位相
シフト変調QPSK等の直交変調方式の使用が必要不可欠と
なっており、その際には、線形の送信回路が必要となる
が、送信機の終段の高出力増幅器を線形領域で動作させ
ると、その送信電力/消費電力比の所謂電力効率が悪く
なり、電源を含めた送信機器の小形化および一定電源に
おける稼働時間の長時間化が困難となる。従って、送信
機の高出力増幅器は電力効率の良い非線形領域で動作さ
せた上、その非線形歪を補償する回路を設けて、送信回
路全体として入出力特性の線形化を図る。この非線形歪
補償付き送信回路としては、その入出力のベースバンド
領域での位相差測定と、其れに基づく線形化の為の位相
設定は、従来の方法に比べて、回路規模の大幅な小形化
と製造工程の簡素化と低コスト化とが必要である。
K 変調等のディジタル移動通信における移動無線機に係
り、特に其の送信機の終段の電力効率を良くする為に非
線形増幅した高出力増幅器の出力の非線形歪をベースバ
ンド領域で補償し入出力特性を線形化する非線形歪補償
付き送信回路の位相設定法に関するものである。 4相PS
K 変調等の無線信号波を予め定められた時間にバースト
状に送信するTDMA方式の移動無線機の送信の変調方
式としては、無線周波数の有効利用の点から、直交位相
シフト変調QPSK等の直交変調方式の使用が必要不可欠と
なっており、その際には、線形の送信回路が必要となる
が、送信機の終段の高出力増幅器を線形領域で動作させ
ると、その送信電力/消費電力比の所謂電力効率が悪く
なり、電源を含めた送信機器の小形化および一定電源に
おける稼働時間の長時間化が困難となる。従って、送信
機の高出力増幅器は電力効率の良い非線形領域で動作さ
せた上、その非線形歪を補償する回路を設けて、送信回
路全体として入出力特性の線形化を図る。この非線形歪
補償付き送信回路としては、その入出力のベースバンド
領域での位相差測定と、其れに基づく線形化の為の位相
設定は、従来の方法に比べて、回路規模の大幅な小形化
と製造工程の簡素化と低コスト化とが必要である。
【0002】
【従来の技術】図12にTDMA方式で 4相PSK 変調のデ
ィジタル移動無線機の一般的な送信回路の構成を示し、
図13に其の送信回路の非線形歪を直交変調器の前I,Qと
直交復調器の後I',Q'のベースバンド信号にて互の位相
差を測定し、其の位相差を補償する所謂カルテシアン型
非線形歪補償回路の構成を示す。そして図14,15に、そ
のカルテシアン型非線形歪補償回路に付加される従来型
の位相測定回路を用いた位相設定の回路構成例を示し、
図16はその従来型の位相差の測定原理の説明図である。
図14,15の従来の位相測定回路(130)は、同図のベース
バンド回路MODBB (10)からDA変換器DAC(20),低域フィル
タ(30),歪加算器(40)を通り, 直交変調器MOD(50)へ入力
する二系列のベースバンド信号I,Q を直接、又はサンプ
ルホールド回路S/H(170)を介して、ADコンバータADC
(120)で変換したデータI1,Q1 を入力し、図16の如く、
位相差測定の基準となる入力側位相θ1= tan-1Q1/I1を
求める。次に、直交変調器MOD(50)の出力を電力効率の
良い非線形領域で電力増幅した高出力増幅器HPA(60)の
出力Poutを直交位相の局部搬送波で復調する直交復調器
DEM(70)の出力で変調器MOD(50) の入力側へ帰還するベ
ースバンド信号I',Q' を、ADコンバータADC(120)で変
換しデータI2,Q2 として入力し、同様に出力側位相θ2=
tan-1 Q2/I2を求める。そして基準の入力位相θ1と出
力位相θ2の位相差Δθ= θ1 −θ2 を求め、この位相
差Δθ分だけ、直交復調器DEM(70)への局部発振器LO(9
0)の出力搬送波の位相の増減を行って位相差Δθを無く
するが、其の位相の増減は、前記位相測定回路(130)に
て測定した位相差Δθに基き、外部(図示しないTDMA制
御部)からのバースト信号と送信ON信号とで、制御回路
( 160)にて生成したタイミングで位相設定回路(140)に
制御データを設定し、DAコンバータDAC(150)で変換し
た制御信号X,Y により、其の移相量が定まる無限移相器
EPS(80)を制御し前記位相差Δθを無くす様に位相の増
減が行われる構成となっていた。
ィジタル移動無線機の一般的な送信回路の構成を示し、
図13に其の送信回路の非線形歪を直交変調器の前I,Qと
直交復調器の後I',Q'のベースバンド信号にて互の位相
差を測定し、其の位相差を補償する所謂カルテシアン型
非線形歪補償回路の構成を示す。そして図14,15に、そ
のカルテシアン型非線形歪補償回路に付加される従来型
の位相測定回路を用いた位相設定の回路構成例を示し、
図16はその従来型の位相差の測定原理の説明図である。
図14,15の従来の位相測定回路(130)は、同図のベース
バンド回路MODBB (10)からDA変換器DAC(20),低域フィル
タ(30),歪加算器(40)を通り, 直交変調器MOD(50)へ入力
する二系列のベースバンド信号I,Q を直接、又はサンプ
ルホールド回路S/H(170)を介して、ADコンバータADC
(120)で変換したデータI1,Q1 を入力し、図16の如く、
位相差測定の基準となる入力側位相θ1= tan-1Q1/I1を
求める。次に、直交変調器MOD(50)の出力を電力効率の
良い非線形領域で電力増幅した高出力増幅器HPA(60)の
出力Poutを直交位相の局部搬送波で復調する直交復調器
DEM(70)の出力で変調器MOD(50) の入力側へ帰還するベ
ースバンド信号I',Q' を、ADコンバータADC(120)で変
換しデータI2,Q2 として入力し、同様に出力側位相θ2=
tan-1 Q2/I2を求める。そして基準の入力位相θ1と出
力位相θ2の位相差Δθ= θ1 −θ2 を求め、この位相
差Δθ分だけ、直交復調器DEM(70)への局部発振器LO(9
0)の出力搬送波の位相の増減を行って位相差Δθを無く
するが、其の位相の増減は、前記位相測定回路(130)に
て測定した位相差Δθに基き、外部(図示しないTDMA制
御部)からのバースト信号と送信ON信号とで、制御回路
( 160)にて生成したタイミングで位相設定回路(140)に
制御データを設定し、DAコンバータDAC(150)で変換し
た制御信号X,Y により、其の移相量が定まる無限移相器
EPS(80)を制御し前記位相差Δθを無くす様に位相の増
減が行われる構成となっていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】図14,15の従来方式の
回路構成は、上述した如く、ADコンバータADC(120),
サンプルホールド回路S/H(170),DAコンバータDAC(15
0)その他位相差Δθを導出する演算回路など多数の要素
回路から成り、可成り大形の回路規模となっていた。本
発明の目的は、カルテシアン型非線形歪補償回路付き送
信回路において、上記の要素回路を用いずに、該送信回
路の入力I,Qと出力I',Q'のベースバンド領域での高精度
の位相差Δθの測定が可能で、その測定した位相差Δθ
を無くす様に直交復調器DEM(7)への局部搬送波の位相を
設定することが可能であり、そして回路規模がより小形
化され低コスト化された非線形歪補償回路の位相設定方
法を実現することにある。
回路構成は、上述した如く、ADコンバータADC(120),
サンプルホールド回路S/H(170),DAコンバータDAC(15
0)その他位相差Δθを導出する演算回路など多数の要素
回路から成り、可成り大形の回路規模となっていた。本
発明の目的は、カルテシアン型非線形歪補償回路付き送
信回路において、上記の要素回路を用いずに、該送信回
路の入力I,Qと出力I',Q'のベースバンド領域での高精度
の位相差Δθの測定が可能で、その測定した位相差Δθ
を無くす様に直交復調器DEM(7)への局部搬送波の位相を
設定することが可能であり、そして回路規模がより小形
化され低コスト化された非線形歪補償回路の位相設定方
法を実現することにある。
【0004】
【課題を解決するための手段】この目的達成のための本
発明の基本構成を図1の原理図に示し、その動作説明を
図2〜図5に示す。図1の原理図中、1は減算回路であ
り、高出力増幅器HPA(60)の出力Poutを直交復調し直交
変調器MOD(50)の入力側(I,Q)へ帰還する直交復調器DEM
(70)の出力の2つのベースバンド信号I', Q'について、
予め送信バーストの立上りの送信値が固定のランプビッ
トの或る時点での、復調出力の振幅Ix,Qxの4通りの引
き算(I'-Q')を行い、図4に示す(I'-Q')波形の電圧V
(─C,D,A,B,C─)を出力する。2は比較回路であり、減
算回路1 の出力(I'-Q')の電圧Vと基準電圧Voとの比較を
行い、実際は差を取り、其の差出力の負極性L の出力TR
G-SIG を送出する。3はタイミング生成の制御回路であ
って、外部入力のバースト信号, 送信ON信号と前記比較
回路2 の出力TRG-SIGとにより、局部発振器( 90)の出力
の搬送波の位相を変移する無限移相器EPS(80)に、所定
の位相範囲ΔΦを掃引させる掃引開始のタイミングSTR-
TRGと掃引停止のタイミングSTP-TRGとを生成する。4は
掃引制御回路であり、前記制御回路3 からの掃引開始ト
リガSTR-TRG と掃引停止トリガSTP-TRG とにより、無限
移相器EPS(80)に所定の位相範囲ΔΦを掃引させる制御
信号X,Y を生成する。従って、本発明の方法は、従来の
先ず直交変調器前のベースバンド信号I,Q と直交復調器
後のベースバンド信号I', Q'の位相差Δθを求めたのち
該位相差Δθを無くす様に無限移相器EPS(80)の移相量
Φをセットするのではなく、積極的に直交復調器DEM(7
0)への局部発振器LO(90)の出力搬送波の位相を、無限移
相器EPS(80)により一定の位相範囲ΔΦだけ掃引させ、
前記減算回路1,比較回路2,制御回路3 により、減算回路
1 の出力(I'-Q')の振幅V が比較回路2 の基準の臨界電
圧Voと一致する時点A を見出し、其の時点Aで制御回路3
の出力により、前記無限移相器EPS(80)に位相の掃引を
停止させる。そして、直交復調器DEM(70)の出力のベー
スバンド信号I', Q'の位相関係θ2= tan-1 Q'/I'が、直
交変調器MOD(50) の入力のベースバンド信号I, Qの位相
関係θ1 = tan-1 Q/Iに一致する様にするものである。
発明の基本構成を図1の原理図に示し、その動作説明を
図2〜図5に示す。図1の原理図中、1は減算回路であ
り、高出力増幅器HPA(60)の出力Poutを直交復調し直交
変調器MOD(50)の入力側(I,Q)へ帰還する直交復調器DEM
(70)の出力の2つのベースバンド信号I', Q'について、
予め送信バーストの立上りの送信値が固定のランプビッ
トの或る時点での、復調出力の振幅Ix,Qxの4通りの引
き算(I'-Q')を行い、図4に示す(I'-Q')波形の電圧V
(─C,D,A,B,C─)を出力する。2は比較回路であり、減
算回路1 の出力(I'-Q')の電圧Vと基準電圧Voとの比較を
行い、実際は差を取り、其の差出力の負極性L の出力TR
G-SIG を送出する。3はタイミング生成の制御回路であ
って、外部入力のバースト信号, 送信ON信号と前記比較
回路2 の出力TRG-SIGとにより、局部発振器( 90)の出力
の搬送波の位相を変移する無限移相器EPS(80)に、所定
の位相範囲ΔΦを掃引させる掃引開始のタイミングSTR-
TRGと掃引停止のタイミングSTP-TRGとを生成する。4は
掃引制御回路であり、前記制御回路3 からの掃引開始ト
リガSTR-TRG と掃引停止トリガSTP-TRG とにより、無限
移相器EPS(80)に所定の位相範囲ΔΦを掃引させる制御
信号X,Y を生成する。従って、本発明の方法は、従来の
先ず直交変調器前のベースバンド信号I,Q と直交復調器
後のベースバンド信号I', Q'の位相差Δθを求めたのち
該位相差Δθを無くす様に無限移相器EPS(80)の移相量
Φをセットするのではなく、積極的に直交復調器DEM(7
0)への局部発振器LO(90)の出力搬送波の位相を、無限移
相器EPS(80)により一定の位相範囲ΔΦだけ掃引させ、
前記減算回路1,比較回路2,制御回路3 により、減算回路
1 の出力(I'-Q')の振幅V が比較回路2 の基準の臨界電
圧Voと一致する時点A を見出し、其の時点Aで制御回路3
の出力により、前記無限移相器EPS(80)に位相の掃引を
停止させる。そして、直交復調器DEM(70)の出力のベー
スバンド信号I', Q'の位相関係θ2= tan-1 Q'/I'が、直
交変調器MOD(50) の入力のベースバンド信号I, Qの位相
関係θ1 = tan-1 Q/Iに一致する様にするものである。
【0005】
【作用】TDMA方式で4相PSK 変調のディジタル移動
無線機の送信回路では、4相PSK 変調の電波をバースト
状に送信する際のバーストの急な立上り立下りによる送
信波のスペクトラムの有害な拡がりを抑える為に、バー
ストの前後に送信出力を徐々に所定値に変移させる所謂
ランプビットを設けて該スペクトラムの拡がりを抑えて
いる。このランプビットは、図2のランプタイム波形に
示す如く、徐々に送信出力I,Qを大きくさせる或る固定
の振幅値Ix,Qx(パターン)を持っていて、図3に、直
交変調器MOD(50) で其の固定パターンI,Qを送信した時
の直交復調器DEC(70)の出力I',Q' の同相分I'から直交
分Q'を減じた減算出力[I'-Q'] の4個の点 A,B,C,Dの求
め方を示す。同相分と直交分の振幅Ix=Qx=X とし、Ix-Q
x=0となる点をA 、-Ix-Qx=-2Xとなる点をB 、-Ix-(-Qx)
=0となる点をC 、Ix-(-Qx)=2Xとなる点をD とする。こ
のランプビットの或る時点(例えば1シンボル時点)に
て、掃引開始トリガSTR-TRG により、無限移相器EPS に
一定の移相量ΔΦを掃引させた時の、減算回路1 の出力
(I'-Q') の波形(─C,D,A,B,C ─) の電圧V を、図4に
示している。( 実際には三角波形ではなく正弦波形であ
る。) この電圧Vを基準電圧Voの比較回路2 を通した後
の波形を図5に示す。図5の波形図の時点A が、求める
位相設定の時点であり、即ち、点C から点A 迄の方形波
の立下り時点A で、掃引停止トリガSTP-TRG を送出し、
無限移相器EPS による局部搬送波の位相の掃引を停止さ
せる事により、高出力増幅器HPA(6)の出力段の直交復調
器DEM(7)への局部発振器LO(9) の出力搬送波の位相を、
直交変調器MOD(50)の入力ベースバンド信号のI,Q 位相
(θ1 = tan-1 Q/I) と直交復調器DEM(70) の出力ベース
バンド信号のI',Q' 位相 (θ2= tan-1 Q'/I') とが一致
するように設定することが出来る。
無線機の送信回路では、4相PSK 変調の電波をバースト
状に送信する際のバーストの急な立上り立下りによる送
信波のスペクトラムの有害な拡がりを抑える為に、バー
ストの前後に送信出力を徐々に所定値に変移させる所謂
ランプビットを設けて該スペクトラムの拡がりを抑えて
いる。このランプビットは、図2のランプタイム波形に
示す如く、徐々に送信出力I,Qを大きくさせる或る固定
の振幅値Ix,Qx(パターン)を持っていて、図3に、直
交変調器MOD(50) で其の固定パターンI,Qを送信した時
の直交復調器DEC(70)の出力I',Q' の同相分I'から直交
分Q'を減じた減算出力[I'-Q'] の4個の点 A,B,C,Dの求
め方を示す。同相分と直交分の振幅Ix=Qx=X とし、Ix-Q
x=0となる点をA 、-Ix-Qx=-2Xとなる点をB 、-Ix-(-Qx)
=0となる点をC 、Ix-(-Qx)=2Xとなる点をD とする。こ
のランプビットの或る時点(例えば1シンボル時点)に
て、掃引開始トリガSTR-TRG により、無限移相器EPS に
一定の移相量ΔΦを掃引させた時の、減算回路1 の出力
(I'-Q') の波形(─C,D,A,B,C ─) の電圧V を、図4に
示している。( 実際には三角波形ではなく正弦波形であ
る。) この電圧Vを基準電圧Voの比較回路2 を通した後
の波形を図5に示す。図5の波形図の時点A が、求める
位相設定の時点であり、即ち、点C から点A 迄の方形波
の立下り時点A で、掃引停止トリガSTP-TRG を送出し、
無限移相器EPS による局部搬送波の位相の掃引を停止さ
せる事により、高出力増幅器HPA(6)の出力段の直交復調
器DEM(7)への局部発振器LO(9) の出力搬送波の位相を、
直交変調器MOD(50)の入力ベースバンド信号のI,Q 位相
(θ1 = tan-1 Q/I) と直交復調器DEM(70) の出力ベース
バンド信号のI',Q' 位相 (θ2= tan-1 Q'/I') とが一致
するように設定することが出来る。
【0006】
【実施例】図1の原理図はそのまま、本発明の(請求項
1)の実施例の構成図と見ることが出来て、図6にその
減算回路1 と比較回路2 を2個のオペアンプにより具体
化した回路例を示す。また、制御回路3 と掃引制御回路
4も、図示しないが、僅かなロジック回路とアナログ回
路とで実現できて、従来回路より回路規模の大幅な削減
が可能となる。然し、無限移相器EPS(80)に、数μsecの
短時間に局部発振器LO(90)の出力搬送波に対し移相量Δ
Φ= 360 ゜の位相掃引を行わせて、直交復調器DEM(7)で
所要の位相となる点を求めて設定する事は、図6の減算
回路1 と比較回路2 のオペアンプに高速のオペアンプを
必要とするし、低速であれば更に遅延による誤差を生ず
る可能性がある。そこで、位相設定の精度を上げる為
に、図7に示す様に、連続する送信バーストの最初の1
バースト目(Tm1)には、ある程度の誤差を許容して、立
上りΔTm1(2μs ) でΔΦ=360゜の位相掃引を行わせ、
次の2バースト目(Tm2)の立上りΔTm2(2μs)にて、前の
1バースト目で求めた位相Φoを中心に、狭い位相範囲
Φy-Φx 例えばΔΦ= ±10゜= 20゜の位相掃引を行わせ
ることにより、位相設定の精度を向上することが可能と
なる(請求項2)。また、上記方法では、精度良く位相
設定する為には2バーストを必要とするが、最初の1バ
ースト目だけで精度良く位相設定する必要がある場合に
は、図8に示す方法で行う事が出来る。これはランプビ
ットの複数箇所(図ではA〜Eの5箇所)において必要
動作を行わせる事により可能となる。A,B点において
は、任意の位相とその位相から180 ゜ずらした位相にお
ける比較回路2 の出力の極性から、求める位相を180 ゜
以内に限定する事が出来る。つまり、前述の図5を参照
して、比較回路2 の出力が"H" を出力した時点(C)から1
80 ゜以内に、求める位相Φ′の点(A)が存在している為
である。そのため、図8の次のC,D点において90゜づ
つの掃引を行わせ、目的の位相Φ′を捜し出す。さらに
最後のE点において、精度を上げる為に例えばΔΦ=±1
0゜= 20゜の位相掃引を行わせる事により、位相設定の
精度を上げることが可能となる(請求項3)。また、図
9の構成図の如く、[I'-Q'] の減算回路(19-A)、比較回
路のコンパレータ(20-A)、[I'+Q'] の加算回路(19-B)、
比較回路のコンパレータ(20-B)を備える事により、求め
る位相Φ′を素早く90゜以内に限定する事が出来る。こ
れは図10, 図11の説明図から明らかな様に、減算回路(1
9-A)と加算回路(19-B)の各出力を、夫々の基準電圧Voと
比較し、次に図11(a) の如く比較出力[I'-Q'],[I'+Q']
の論理積AND を取ると、その AND出力が"H" を出力した
時点(D)から90゜以内に、求める位相Φ′の点(A)が存在
している。図11(b)の例では、A点で90゜以内に位相
Φ′を見付けておき、B点で90゜の掃引を行わせ位相を
求める。そしてC点で精度を上げる為にΔΦ=±10゜= 2
0゜の位相の掃引を行わせ位相設定の精度を上げている
(請求項4)。
1)の実施例の構成図と見ることが出来て、図6にその
減算回路1 と比較回路2 を2個のオペアンプにより具体
化した回路例を示す。また、制御回路3 と掃引制御回路
4も、図示しないが、僅かなロジック回路とアナログ回
路とで実現できて、従来回路より回路規模の大幅な削減
が可能となる。然し、無限移相器EPS(80)に、数μsecの
短時間に局部発振器LO(90)の出力搬送波に対し移相量Δ
Φ= 360 ゜の位相掃引を行わせて、直交復調器DEM(7)で
所要の位相となる点を求めて設定する事は、図6の減算
回路1 と比較回路2 のオペアンプに高速のオペアンプを
必要とするし、低速であれば更に遅延による誤差を生ず
る可能性がある。そこで、位相設定の精度を上げる為
に、図7に示す様に、連続する送信バーストの最初の1
バースト目(Tm1)には、ある程度の誤差を許容して、立
上りΔTm1(2μs ) でΔΦ=360゜の位相掃引を行わせ、
次の2バースト目(Tm2)の立上りΔTm2(2μs)にて、前の
1バースト目で求めた位相Φoを中心に、狭い位相範囲
Φy-Φx 例えばΔΦ= ±10゜= 20゜の位相掃引を行わせ
ることにより、位相設定の精度を向上することが可能と
なる(請求項2)。また、上記方法では、精度良く位相
設定する為には2バーストを必要とするが、最初の1バ
ースト目だけで精度良く位相設定する必要がある場合に
は、図8に示す方法で行う事が出来る。これはランプビ
ットの複数箇所(図ではA〜Eの5箇所)において必要
動作を行わせる事により可能となる。A,B点において
は、任意の位相とその位相から180 ゜ずらした位相にお
ける比較回路2 の出力の極性から、求める位相を180 ゜
以内に限定する事が出来る。つまり、前述の図5を参照
して、比較回路2 の出力が"H" を出力した時点(C)から1
80 ゜以内に、求める位相Φ′の点(A)が存在している為
である。そのため、図8の次のC,D点において90゜づ
つの掃引を行わせ、目的の位相Φ′を捜し出す。さらに
最後のE点において、精度を上げる為に例えばΔΦ=±1
0゜= 20゜の位相掃引を行わせる事により、位相設定の
精度を上げることが可能となる(請求項3)。また、図
9の構成図の如く、[I'-Q'] の減算回路(19-A)、比較回
路のコンパレータ(20-A)、[I'+Q'] の加算回路(19-B)、
比較回路のコンパレータ(20-B)を備える事により、求め
る位相Φ′を素早く90゜以内に限定する事が出来る。こ
れは図10, 図11の説明図から明らかな様に、減算回路(1
9-A)と加算回路(19-B)の各出力を、夫々の基準電圧Voと
比較し、次に図11(a) の如く比較出力[I'-Q'],[I'+Q']
の論理積AND を取ると、その AND出力が"H" を出力した
時点(D)から90゜以内に、求める位相Φ′の点(A)が存在
している。図11(b)の例では、A点で90゜以内に位相
Φ′を見付けておき、B点で90゜の掃引を行わせ位相を
求める。そしてC点で精度を上げる為にΔΦ=±10゜= 2
0゜の位相の掃引を行わせ位相設定の精度を上げている
(請求項4)。
【0007】
【発明の効果】以上説明した如く、本発明によれば、従
来のADコンバータ,サンプルホールド回路,DAコンバ
ータ,位相差を導出する演算回路などの要素回路を用い
ずに、高出力増幅器の前の直交変調器の入力と後の直交
復調器の出力のベースバンド信号で互の位相差の高精度
の位相の測定が可能となり、其の位相差を無くす為の位
相設定が可能となるので、回路規模が従来より小形化さ
れ低コスト化される効果が得られる。
来のADコンバータ,サンプルホールド回路,DAコンバ
ータ,位相差を導出する演算回路などの要素回路を用い
ずに、高出力増幅器の前の直交変調器の入力と後の直交
復調器の出力のベースバンド信号で互の位相差の高精度
の位相の測定が可能となり、其の位相差を無くす為の位
相設定が可能となるので、回路規模が従来より小形化さ
れ低コスト化される効果が得られる。
【図1】 本発明の非線形歪補償回路における位相設定
方法の基本構成を示す原理図
方法の基本構成を示す原理図
【図2】 本発明の動作を説明する為の送信バーストの
立上りのランプタイム波形図
立上りのランプタイム波形図
【図3】 本発明の動作を説明する為の固定パターンの
ランプビット送信時の直交復調出力の[I']から[Q']を減
算した減算出力[I'-Q'] の図
ランプビット送信時の直交復調出力の[I']から[Q']を減
算した減算出力[I'-Q'] の図
【図4】 本発明の動作を説明する為の固定パターンの
ランプビット送信の或る時点での位相を回転し変化させ
た時の減算出力[I'-Q'] の波形図
ランプビット送信の或る時点での位相を回転し変化させ
た時の減算出力[I'-Q'] の波形図
【図5】 本発明の動作を説明する為の減算出力[I'-
Q'] の波形(V) を基準電圧(Vo)と比較する比較回路を通
した後の波形図
Q'] の波形(V) を基準電圧(Vo)と比較する比較回路を通
した後の波形図
【図6】 本発明の実施例の減算回路と比較回路の具体
例
例
【図7】 本発明の請求項2に対応する実施例の動作説
明図
明図
【図8】 本発明の請求項3に対応する実施例の動作説
明図
明図
【図9】 本発明の請求項4に対応する実施例の回路構
成図
成図
【図10】 図9の実施例の動作説明の基本図
【図11】 図9の実施例の動作の簡単な説明図
【図12】 従来の一般的な送信回路の構成図
【図13】 従来のカルテシアン型非線形歪補償付き送信
回路の構成図
回路の構成図
【図14】 従来型の位相測定回路の構成図
【図15】 従来型の別の位相測定回路の構成図
【図16】 従来型の位相差の測定原理を説明する為の図
【符号の説明】 1,19-Aは減算回路、19-Bは加算回路、2,20-A,20-B は
比較回路、3,21は制御回路、4 ,22は掃引制御回路、(1
0)は変調ベースバンド回路、(20)は DA 変換器、(30)は
低域フィルタ、(40)は歪加算器、(50)は直交変調器MOD
、(60)は高出力送信回路、(70)は直交復調器DEM 、
比較回路、3,21は制御回路、4 ,22は掃引制御回路、(1
0)は変調ベースバンド回路、(20)は DA 変換器、(30)は
低域フィルタ、(40)は歪加算器、(50)は直交変調器MOD
、(60)は高出力送信回路、(70)は直交復調器DEM 、
Claims (4)
- 【請求項1】 TDMA方式で 4相PSK 変調等の直交変調さ
れたバーストを送信する送信回路の、入力の2系列のベ
ースバンドを直交変調器へ出力するベースバンド回路(1
0)と、DA変換器(20)と、低域フィルタ(30)と、歪加算器
(40)と、局部搬送波を直交変調する前記直交変調器(50)
と、其の変調出力を非線形増幅する高出力増幅器(60)
と、其の出力(Pout)を前記局部搬送波で直交復調する直
交復調器(70)と、該局部搬送波の位相を任意に変移する
無限移相器(80)と、該局部搬送波を発生する局部発振器
(90)と、前記直交復調器の出力(I',Q')の歪を検出する
歪検出器(100) と、其の出力歪の補償信号を前記歪加算
器(40)へ出力するループスイッチ(110) からなるカルテ
シアン型歪補償回路付き送信回路の出力(Pout)を直交復
調し入力側へ帰還する前記直交復調器(70)の出力(I',
Q')の位相を設定する方法において、該直交復調器(70)
の出力(I',Q')の同相分(I')から直交分(Q')を減算する
減算回路(1) と、其の減算結果(I'-Q') の電圧(V) を基
準電圧(V0)と比較する比較回路(2) と、其の比較結果の
差が負極性(L)の時に出力する検出信号(TRG-SIG)および
外部入力のバースト信号と送信ON信号とにより前記局部
発振器(90)の出力の搬送波の位相を変移する無限移相器
(80)に所定の位相範囲 (ΔΦ)を掃引させる掃引開始の
タイミングと掃引停止のタイミングを発生する制御回路
(3) と、其の出力タイミングの掃引開始トリガ(STR-TR
G)と掃引停止トリガ(STP -TRG)とにより、該無限移相器
(80)に所定の位相範囲(ΔΦ)を掃引させる制御信号
(X,Y)を生成し送出する掃引制御回路(4) とを具え、前
記直交復調器(70)への局部搬送波の位相を、送信バース
トの立上りを徐々にする送信値固定のランプビットの或
るタイミングで、該無限移相器(80)に所定の位相範囲
(ΔΦ)を掃引させることで、直交復調器(70)の出力
(I',Q')の位相(tan-1Q'/I')を直交変調器(50)の入力(I,
Q) の位相(tan-1Q/I)に等しくなるように設定すること
を特徴とした非線形歪補償回路における位相設定方法。 - 【請求項2】 前記位相設定方法において、送信バース
トの1バースト目は或る程度の誤差を許容した位相測定
の為に位相範囲(ΔΦ)360 ゜の掃引を行わせ、次の2
バースト目には該1バースト目で求めた位相を中心に狭
い位相範囲(例えばΔΦ= ±10゜)の掃引を行わせるな
ど2種類の掃引を行わせる事により、位相設定の精度を
向上することを特徴とする請求項1記載の非線形歪補償
回路における位相設定方法。 - 【請求項3】 前記位相設定方法において、送信バース
トのランプビットの複数時点(A,B,C,D)で、該比較回路
(1) の出力の負極性(L) の検出と位相範囲(ΔΦ)90゜
と其れより狭い位相範囲(例えばΔΦ= ±10゜)の掃引
とを行わせる事により、1バースト目において高精度の
位相測定をすることを特徴とする請求項1記載の非線形
歪補償回路における位相設定方法。 - 【請求項4】 前記カルテシアン型歪補償付き送信回路
の出力(Pout)を復調し入力側へ帰還する直交復調器(70)
への局部搬送波の位相を無限移相器(80)により設定する
方法において、該直交復調器の出力(I',Q')の同相分
(I')から直交分(Q')を減算する減算回路(19-A)と、其の
減算結果(I'-Q') の電圧(V) を基準電圧(V0)と比較する
減算用比較回路(20-A)と、該同相分(I')に該直交分(Q')
を加算する加算回路(19-B)と、其の加算結果(I'+Q') の
電圧(V) を基準電圧(V0)と比較する加算用比較回路(20-
B)と、該減算用比較回路の出力(C→A)と該加算用比較回
路の出力(D→B)との論理積(D→A)と外部入力のバースト
信号と送信ON信号とにより、前記無限移相器(80)に所定
の位相範囲(ΔΦ)を掃引させる掃引開始と掃引停止の
タイミングを発生する制御回路(3) と、其の出力タイミ
ングの掃引開始トリガ(STR-TRG)と掃引停止トリガ(STP-
TRG)とにより、該無限移相器(80)に所定の位相範囲(Δ
Φ)を掃引させる制御信号(X,Y)を生成する掃引制御回
路(4) とを具え、前記減算用比較回路の出力(C→A)と該
加算用比較回路の出力(D→B)とから素早く誤差90゜で位
相設定値を得た後、位相範囲(ΔΦ)90゜と其れより狭
い位相範囲(例えばΔΦ= ±10゜)の掃引を行わせて、
直交復調器(70)への局部搬送波の位相設定をすることを
特徴とする非線形歪補償回路における位相設定方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP18016292A JPH0630059A (ja) | 1992-07-08 | 1992-07-08 | 非線形歪補償回路における位相設定方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP18016292A JPH0630059A (ja) | 1992-07-08 | 1992-07-08 | 非線形歪補償回路における位相設定方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0630059A true JPH0630059A (ja) | 1994-02-04 |
Family
ID=16078488
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP18016292A Withdrawn JPH0630059A (ja) | 1992-07-08 | 1992-07-08 | 非線形歪補償回路における位相設定方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0630059A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
EP1087560A1 (en) * | 1999-04-06 | 2001-03-28 | Mitsubishi Denki Kabushiki Kaisha | Multiplex transmission device of cdma system and multiplex transmission method of cdma system |
US9182276B2 (en) | 2013-07-31 | 2015-11-10 | Mitsumi Electric Co., Ltd. | Semiconductor integrated circuit for optical sensor |
-
1992
- 1992-07-08 JP JP18016292A patent/JPH0630059A/ja not_active Withdrawn
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
EP1087560A1 (en) * | 1999-04-06 | 2001-03-28 | Mitsubishi Denki Kabushiki Kaisha | Multiplex transmission device of cdma system and multiplex transmission method of cdma system |
US6442192B1 (en) | 1999-04-06 | 2002-08-27 | Mitsubishi Denki Kabushiki Kaisha | CDMA type multiple transmission apparatus and CDMA type multiple transmission method |
EP1087560A4 (en) * | 1999-04-06 | 2006-06-14 | Mitsubishi Electric Corp | SYSTEM AND DEVICE FOR MULTIPLEX TRANSMISSION IN A CDMA SYSTEM |
US9182276B2 (en) | 2013-07-31 | 2015-11-10 | Mitsumi Electric Co., Ltd. | Semiconductor integrated circuit for optical sensor |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A300 | Withdrawal of application because of no request for examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300 Effective date: 19991005 |