JPH06300210A - 伝熱管構造物の製造方法およびその装置 - Google Patents

伝熱管構造物の製造方法およびその装置

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JPH06300210A
JPH06300210A JP8750293A JP8750293A JPH06300210A JP H06300210 A JPH06300210 A JP H06300210A JP 8750293 A JP8750293 A JP 8750293A JP 8750293 A JP8750293 A JP 8750293A JP H06300210 A JPH06300210 A JP H06300210A
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JP
Japan
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heat transfer
transfer tube
station
tube
posture
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Application number
JP8750293A
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English (en)
Inventor
Hideshi Imatomi
英志 今冨
Hideaki Tanaka
秀明 田中
Yoshiteru Noshita
義輝 野下
Tadashi Washitsuka
正 鷲塚
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toshiba Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
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Publication date
Application filed by Toshiba Corp filed Critical Toshiba Corp
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Publication of JPH06300210A publication Critical patent/JPH06300210A/ja
Pending legal-status Critical Current

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Abstract

(57)【要約】 【目的】高い品質のチューブパネルを、少ないスペース
で量産する。 【構成】多数の孔3aを有する中間格子3を、複数枚位
置決めする。これらの中間格子3に、開先加工が施され
た伝熱管1を挿入する。次いで、ショーパス防止板4を
取り付けて管群として一体化する。この管群を90度反
転させ、管寄せ2の長手方向が高さ方向となるような姿
勢にする。次いで、この姿勢のままで、管寄せ2と伝熱
管1との溶接,溶接部のX線検査,応力除去焼鈍,非破
壊検査、および外観・寸法検査を行なう。最後に、チュ
ーブパネルAを、伝熱管1の長手方向が高さ方向となる
姿勢で、耐圧試験を行なう。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、例えばコンバインドサ
イクル発電プラントにおける排熱回収ボイラの熱交換部
分に使用される伝熱管構造物(以下、チューブパネルと
称す)の製造方法およびその装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、この種のボイラに使用されるチュ
ーブパネルは、直管状をなすフィンチューブ(以下、伝
熱管と称す)とその両管端に溶接固定される管寄せ等の
部品とで構成され、直管状をなす伝熱管を平面上に並べ
てこの伝熱管の両端を開先加工し、開先加工した複数個
のチューブパネルとから予め管寄せに取り付けられ短管
(以下、スタブと称す)とを溶接固定して熱交換部品と
してのチューブパネルを構成し、しかる後その接合部を
X線検査装置で検査し、最終的に耐圧試験により熱交換
圧力容器としての性能を検査し、ボイラケーシングに組
み込まれ一体となって排熱回収ボイラの熱交換機能を有
する伝熱管構造物が製造される。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述し
たチューブパネルの組立手順は膨大な単位管体を使用す
る関係上、手作業で単位管体を管寄せに連結して接合し
なければならず、単位管体が相当な数量であるためこれ
らの溶接作業箇所が超膨大となり、これに付随して管寄
せスタブとの正確な位置合せができるように、予め各開
先部に仕上げ加工を施すことを余儀なくされていること
や、各接合部の検査箇所も同様の物量となり時間と労力
を費す等の難点があり、量産による省力化を図ることが
困難である。さらに、平面上に伝熱管を並べて溶接組
立,検査,応力除去焼鈍されるため膨大な生産スペース
が要求され、生産スペースの効率的な利用が困難であ
る。
【0004】本発明は、かかる現況に鑑みてなされたも
ので、品質の向上および量産による省力化を図ることが
できるとともに、生産スペースの効率利用を図ることが
できる伝熱管構造物の製造方法およびその装置を提供す
ることを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明に係る伝熱管構造
物の製造方法は、前記目的を達成する手段として、開先
加工が施された単位管体としての伝熱管を、多数の孔を
有する中間格子板に挿入し管群として結束し、次いで伝
熱管管端と管寄せとを、管寄せの長手方向が高さ方向と
なる姿勢で溶接固定し伝熱管構造物として一体化し、次
いで前記姿勢のままで伝熱管溶接部のX線検査および応
力除去焼鈍を実施し、その後圧力容器としての健全性確
認のための耐圧試験を行なうことを特徴とする。
【0006】そして、本発明に係る伝熱管構造物の製造
方法においては、耐圧試験を、伝熱管の長手方向が高さ
方向となる姿勢で行なうようにすることが好ましい。
【0007】また、本発明に係る伝熱管構造物の製造装
置は、前記目的を達成する手段として、単位管体として
の伝熱管両端に開先加工を施す第1ステーションと、前
記伝熱管を、多数の孔を有する中間格子板に挿入する第
2ステーションと、部品を取り付けて伝熱管群を一体化
した後、この伝熱管群を90度反転する第3ステーショ
ンと、伝熱管群と長手方向が高さ方向を向いた姿勢の管
寄せとの合せ・溶接を行なって伝熱管構造物として一体
化する第4ステーションと、管寄せの長手方向が高さ方
向となる姿勢で伝熱管溶接部のX線検査を行なう第5ス
テーションと、伝熱管構造物の姿勢を変えずに小物部品
の取り付けを行なう第6ステーションと、伝熱管構造物
の姿勢を変えずに伝熱管溶接部の応力除去焼鈍を実施す
る第7ステーションと、伝熱管構造物の姿勢を変えずに
非破壊検査を行なう第8ステーションと、圧力容器とし
ての健全性確認のための耐圧試験を行なう第9ステーシ
ョンと、を備え、伝熱管構造物を流し方式で製造するこ
とを特徴とする。
【0008】そして、本発明に係る伝熱管構造物の製造
装置においては、第1ステーションに伝熱管開先加工装
置を設け、この伝熱管開先加工装置を、爪付きのねじ駆
動ポールと移動梁とからなり、伝熱管を1本ずつ取り出
して伝熱管供給保持台上にセットする伝熱管ローディン
グ装置と、伝熱管供給保持台の両側にそれぞれ配設さ
れ、伝熱管端の切断・開先加工・研磨・切粉除去等を行
なう多目的開先加工機と、加工後の伝熱管を第2ステー
ションに送り込む送り込み手段と、爪付きのねじ駆動ポ
ールと移動梁とからなり、伝熱管供給保持台上の伝熱管
を搬送手段に受け渡すアンローディング装置と、から構
成することが好ましい。
【0009】また、第1ステーションに設けられる伝熱
管開先加工装置を、下り勾配の伝熱管保持台の下端端に
設置され、伝熱管を1本ずつ保持して第1傾斜台の上流
端に打ち上げる第1打上げ装置と、第1傾斜台の下流端
に設置され、伝熱管を1本ずつ保持して第2傾斜台の上
流端に打ち上げる第2打上げ装置と、第2打上げ装置の
両側にそれぞれ配設され、第2打上げ装置に保持されて
いる伝熱管両端の切断・開先加工・研磨・切粉除去等を
行なう多目的開先加工機と、第2傾斜台の下流端に設置
され、伝熱管を1本ずつ保持して第3傾斜台の上流端に
打ち上げる第3打上げ装置と、第3傾斜台の下流端に設
置され、第3傾斜台から受け渡された伝熱管を第2ステ
ーションに送り込む送り込み手段と、から構成すること
が好ましい。
【0010】また、第2ステーションに伝熱管挿入装置
を設け、この伝熱管挿入装置を、伝熱管を中間格子板に
挿入するための伝熱管挿入ユニットと、第1ステーショ
ンから受け取った伝熱管を、下面側から支持して伝熱管
挿入ユニットに送り込む伝熱管受取り下部サポートと、
伝熱管挿入ユニットおよび伝熱管受取り下部サポートを
横動させて伝熱管の中間格子板への挿入位置決めを行な
う横動機構と、伝熱管挿入ユニットの出側位置に所定間
隔で複数個配置され、中間格子板をそれぞれ位置決め保
持する中間格子板受台と、隣位する中間格子板受台の間
に設置され、中間格子板に挿入中の伝熱管を下面側から
支持する伝熱管挿入下部サポートと、から構成すること
が好ましい。
【0011】さらに、少なくとも第3ステーションから
第7ステーションまで連続して設置された搬送軌道と、
伝熱管構造物を、管寄せの長手方向が高さ方向となる姿
勢で保持するとともに、搬送軌道に沿って搬送する搬送
台車と、を設けることがより好ましい。
【0012】
【作用】本発明に係る伝熱管構造物の製造方法において
は、伝熱管の中間格子板への挿入、伝熱管管端と管寄せ
との溶接固定,X線検査や応力除去焼鈍,および耐圧試
験が連続して行なわれ、品質の向上および量産による省
力化が図られる。また、伝熱管の中間格子板への挿入後
は、管寄せの長手方向が高さ方向となる姿勢で作業が行
なわれるので、生産スペースの効率利用が図られる。こ
の際、耐圧試験を、伝熱管の長手方向が高さ方向となる
姿勢で行なうことにより、エア抜きや水抜きが容易とな
って、作業能率を向上させることが可能となる。
【0013】また、本発明に係る伝熱管構造物の製造装
置においては、伝熱管両端の開先加工から耐圧試験まで
の一連の作業が、第1から第9までの各ステーションで
行なわれ、伝熱管構造物が流し方式で製造される。この
ため、品質の向上および量産による省力化を図ることが
可能となるとともに、第3ステーションで伝熱管群が9
0度反転して以後の作業に供されるので、生産スペース
の効率利用を図ることが可能となる。
【0014】そして、本発明に係る伝熱管構造物の製造
装置において、第1ステーションに伝熱管開先加工装置
を設け、この伝熱管開先加工装置を、伝熱管ローディン
グ装置と、多目的開先加工機と、送り込み手段と、アン
ローディング装置とから構成することにより、伝熱管梱
包箱内から直接伝熱管を取り出して開先加工を施すこと
が可能となり、またローディング装置とアンローディン
グ装置との主要部の共用化が可能となる。
【0015】また、第1ステーションに設けられる伝熱
管開先加工装置を、第1から第3までの3台の打上げ装
置と、多目的開先加工機と、送り込み手段とから構成す
ることにより、伝熱管の搬送を、第1から第3までの3
台の傾斜台を用いて行なうことができ、装置構成を簡素
化することが可能となる。
【0016】また、第2ステーションに伝熱管挿入装置
を設け、この伝熱管挿入装置を、伝熱管挿入ユニット
と、伝熱管受取り下部サポートと、横動機構と、中間格
子板受台と、伝熱管挿入下部サポートとから構成するこ
とにより、単体部品としての伝熱管が撓み易い柔構造物
であっても、迅速かつ安全に中間格子板の決められた位
置に挿入することが可能となる。
【0017】さらに、搬送軌道と搬送台車とを設けるこ
とにより、少なくとも第3ステーションから第7ステー
ションまでは、搬送台車を搬送軌道に沿って移動させる
だけで、伝熱管構造物を管寄せの長手方向が高さ方向と
なる姿勢のままで搬送することが可能となる。
【0018】
【実施例】以下、本発明を図面を参照して説明する。
【0019】図2は、チューブパネルの外形を示すもの
で、このチューブパネルAは、伝熱管1を70〜120
本組み込んで構成されており、各伝熱管1の両端部に
は、開先部1aがそれぞれ設けられ、これら各開先部1
aは、管寄せ2に取り付けた各スタブ2a先端の開先部
2bと溶接固定されて、熱交換機能を有する圧力容器と
して一体化されるようになっている。
【0020】このチューブパネルAの長手方向中間部に
は、図2に示すように、3段配列の孔3aを有する中間
格子3が複数枚配置されて伝熱管1を結束しており、さ
らに伝熱管1の外面を流れるガスのショートパス防止の
ためのショートパス防止板4およびガス通路を形成する
ガスバッフル5等が取り付けられて、チューブパネル単
体部品を構成している。
【0021】このチューブパネル単体部品は、長さが1
3〜15m、幅が3〜4m、厚みが0.3〜0.5mの
大きさを有し、大きく撓み易い性質を持つ伝熱管群から
構成されていることから、単体部品としては柔構造物で
あり、非熱回収ボイラ1台当り数百個組み込まれる。こ
のため、この製品感覚を取り入れ、かつ膨大な物量を生
産するための製造方法や製造設備が必要となる。
【0022】図1は、1つの管寄せに3列のスタブが取
り付くタイプのチューブパネルの製造方法の手順の一例
を示すもので、以下これについて説明する。
【0023】組立の最初の段階は、伝熱管1を管群とし
て結束するための中間格子3が、伝熱管1の長手方向に
複数個配置される。一方、伝熱管1は、その全長決め,
開先加工,バリ取りおよび清掃等の加工がなされる。そ
してこの伝熱管1は、中間格子3の孔3aに挿入され
る。この挿入作業は、複数個の中間格子3の孔3aの通
り芯を出すため作業が安定して行なわれるよう、平置き
(チューブパネルAの幅方向床面の上に置く)の状態で
行なわれる。
【0024】次いで、ショートパス防止板4が取り付け
られて伝熱管1が一体化される。これ以降のステップで
は、一体化されたチューブパネルAの組立作業となり、
生産スペースを効率的に使用するため、チューブパネル
Aは管寄せ2の長手方向が高さ方向となるよう90度反
転される。そしてその後、伝熱管1と管寄せ2のスタブ
2aとが溶接固定され、チューブパネルAは伝熱管構造
物として完成する。
【0025】次いで、伝熱管溶接部のX線検査で溶接欠
陥の確認が行なわれるとともに、応力除去焼鈍が実施さ
れ、その後、非破壊検査(磁粉探傷検査あるいは浸透探
傷検査)が実施される。
【0026】次いで、固定クリップやガスバッフル5等
の部品が取り付けられ、その後外観・寸法検査が行なわ
れる。そして最後に、圧力容器としての健全性確認のた
め、耐圧試験が実施される。この耐圧試験では、エア抜
きや排水を考慮し、チューブパネルAの長手方向が高さ
方向になるように、チューブパネルAを起立させて試験
が行なわれる。
【0027】チューブパネルAの製造は、以上のような
手順で作業が実施されるが、膨大な物量のチューブパネ
ルAを限られた生産スペースの中で能率的に組み立てて
いくため、専用の生産ラインと専用の製造設備とを備え
た流し生産方式の製造装置を用いて製造される。
【0028】図3は、この製造装置の第1実施例を示す
もので、以下これについて説明する。
【0029】この製造装置、図3に示すように、単位管
体としての伝熱管の両端に開先加工を施す第1ステーシ
ョンS1、伝熱管の中間格子の孔への挿入を行なう第2
ステーションS2、部品取付け・チューブパネルの90
度反転を行なう第3ステーションS3、伝熱管と管寄せ
スタブとの合せ・溶接を行なう第4ステーションS4、
伝熱管溶接部のX線検査を行なう第5ステーションS
5、小物部品の取り付けを行なう第6ステーションS
6、伝熱管溶接部の応力除去焼鈍を実施する第7ステー
ションS7、非破壊検査(PT,MT)を実施する第8
ステーションS8、および耐圧試験を実施する第9ステ
ーションS9から構成され、チューブパネルを流し方式
で製造できるようになっている。
【0030】前記第1ステーションS1には、図3に示
すように、多目的開先加工装置Pが設置されており、伝
熱管の全長決めのための切断および伝熱管端の開先加工
が、この多目的開先加工装置Pで行なわれるようになっ
ている。この第1ステーションS1では、後に詳述する
ように、伝熱管ストレージから自動的に1本ずつ伝熱管
が多目的開先加工装置Pまで送り込まれ、切断・加工等
が完了した後、搬送装置により第2ステーションS2の
伝熱管の自動挿入装置Qまで搬送されるようになってい
る。
【0031】第2ステーションS2では、所定の間隔で
伝熱管を結束する中間格子が配置され、伝熱管は自動挿
入装置Qで1本ずつ中間格子の孔に挿入されるようにな
っている。この作業は、伝熱管配列のピッチに従って、
1本の伝熱管の挿入が終了すると、自動的に1ピッチ移
動して再び伝熱管の挿入が開始され、この動作の繰返し
によって全ての伝熱管の挿入が行なわれるようになって
いる。そしてこれにより、1本のチューブパネルへの伝
熱管の挿入が完了するようになっている。
【0032】第3ステーションS3へは、チューブパネ
ルがコンベアやクレーンで搬送されるようになってお
り、この第3ステーションS3では、ショートパス防止
板等の部品が取り付けられた後、平置きのチューブパネ
ルが、治具等により管寄せ長手方向が高さ方向になるよ
う90度反転さるようになっている。この反転作業によ
り、1体のチューブパネルが占める作業スペースは大幅
に削減され、第4ステーションS4以降は、この姿勢で
作業が行なわれるようになっている。
【0033】第4ステーションS4への移動は、クレー
ン等が用いられるようになっており、この第4ステーシ
ョンS4では、伝熱管と管寄せスタブとの溶接が自動溶
接機によって行なわれるようになっている。そしてこれ
により、チューブパネルは圧力容器として機能する構造
を有することになる。またチューブパネルは、この第4
ステーションS4から第8ステーションS8までは、後
述する搬送設備Rで搬送されるようになっている。
【0034】第5ステーションS5では、伝熱管溶接部
のX線検査が行なわれ、溶接部の健全性が確認されるよ
うになっており、この検査は、第5ステーションS5に
設置された専用のX線検査装置で行なわれ、画像処理に
より検査結果がテレビモニタに表示されてリアルタイム
で溶接部の品質が判定されるようになっている。
【0035】第6ステーションS6では、小物部品が取
り付けられ、チューブパネルが部品として完成するよう
になっている。また、第7ステーションS7は、応力除
去焼鈍のステーションで、伝熱管溶接部の応力除去焼鈍
が行なわれるようになっている。また、第8ステーショ
ンS8では、伝熱管溶接部の応力除去焼鈍後の非破壊検
査(磁粉探傷検査あるいは浸透探傷検査)が実施され、
その後チューブパネルは、耐圧試験ステーションである
第9ステーションS9まで移動するようになっている。
この移動はクレーン等で行なわれ、耐圧試験時に使用さ
れる試験水の排水や試験時の空気抜きのため、チューブ
パネルは、伝熱管長手方向が高さ方向になるよう起立さ
れるようになっている。この状態で圧力容器としての品
質が確認され、チューブパネルは完成する。
【0036】図4は、第1ステーションS1に設置され
る多目的開先加工装置Pの具体例を示し、また図5は、
この装置Pによる開先加工の手順を示す。
【0037】多目的開先加工装置Pは、図4に示すよう
に、伝熱管1をストレージから取り出す自動ローディン
グ装置100と、伝熱管1の両側に設置される2台の多
目的開先加工機200a,200bと、加工された伝熱
管1を取り出して移動させるアンローディング装置30
0と、搬送コンベア400とから構成されいてる。
【0038】前記自動ローディング装置100は、伝熱
管1の長手方向に複数個配置されたねじ駆動ポール10
1と、クレーン形式の移動梁102から構成されてお
り、ねじ駆動ポール101の先端には、爪101aが設
けられている。そして、ストレージの伝熱管梱包箱内に
保管されている伝熱管1は、ねじ駆動ポール101の爪
101aによって1本ずつ取り出され、ねじ駆動によっ
て持ち上げられるとともに、移動梁102によって水平
移動し、多目的開先加工機200a,200bの伝熱管
供給保持台201上にセットされるようになっている。
【0039】また、前記アンローディング装置300
は、図4に示すように、前記自動ローディング装置10
0と同一構造となっており、先端に爪301aを有する
ねじ駆動ポール301は、自動ローディング装置100
の移動梁102を共有して水平移動するようになってい
る。そして、多目的開先加工機200a,200bで加
工された後の伝熱管1は、このアンローディング装置3
00でアンローディングされ、搬送コンベア400に移
載されるようになっており、移載された伝熱管1は、こ
の搬送コンベア400により、第2ステーションS2の
自動挿入装置Qまで搬送されるようになっている。
【0040】前記両多目的開先加工機200a,200
bによる開先加工の第1ステップでは、図5に示すよう
に、伝熱管1の確認のため、伝熱管1の一端が管端基準
治具202に当てられ、全長決めのための基準が決めら
れる。そして第2ステップでは、伝熱管1の両端が、ク
ランプ203により固定される。
【0041】第3ステップでは、工具交換装置204か
ら取り出された切断工具204aによって伝熱管1の両
端が切断され、伝熱管1の全長が決められる。次の第4
ステップでは、工具交換装置204から開先加工用刃物
台204bが取り出され、刃物台204bにセットした
バイト204cにより、管端が加工される。さらに開先
加工後、第5ステップでは、管端の外面研磨のため、ワ
イヤブラシ工具204dと交換されて研磨がなされる。
そして、最終的に切粉吸引機204eにより切粉が吸引
除去され、一連の開先加工が終了する。
【0042】図6は、第2ステーションS2に設置され
る自動挿入装置Qの一例を示すもので、この自動挿入装
置Qは、伝熱管挿入ユニット500,伝熱管受取り下部
サポート600,中間格子受台700,および伝熱管挿
入下部サポート800から構成されている。
【0043】前記伝熱管挿入ユニット500および伝熱
管受取り下部サポート600は、図6に示すように第1
ステーションS1の搬送コンベアイ400と平行に配置
されており、これらは、レール定盤500a,600
a,600b上を一体となって横動し、搬送コンベア4
00上の伝熱管1を移載するようになっている。そして
移載した伝熱管1は、中間格子3の一端の孔から挿入さ
れるようになっている。1本の伝熱管1が挿入される
と、伝熱管挿入ユニット500および伝熱管受取り下部
サポート600は、レール定盤500a,600a,6
00b上を一体となって横動し、搬送コンベア400か
ら受け取った伝熱管1を1ピッチずれた中間格子3の孔
に挿入するようになっいる。この挿入作業は、中間格子
の上段の列の挿入がまず行なわれ、次いでその下段の列
への挿入が行なわれる。
【0044】前記伝熱管挿入下部サポート800は、図
6に示すように、隣位する格子受台700の間にそれぞ
れ配設されており、伝熱管1を中間格子3の孔に挿入す
る際に、伝熱管1が撓んで次の中間格子3の孔に入らな
いことがないよう、伝熱管1を下面側から支持するよう
になっている。
【0045】図7および図8は、第4ステーションS4
から第8ステーションS8までの間の流れ作業を行なう
搬送設備Rの一例を示すもので、この搬送設備Rは、第
4ステーションS4から第8ステーションS8まで通し
て配された並列複数本のコンベア900と、このコンベ
ア900上を移動する搬送台車910とから構成されて
おり、搬送台車910上には、チューブパネルAが管寄
せ2の長手方向が高さ方向となる姿勢で固定されるよう
になっている。
【0046】しかして、単位管体としての伝熱管1の開
先加工から、チューブパネルAの耐圧試験までの全ての
作業が連続して行なわれるので、品質の向上および量産
による省力化を図ることができる。また、第4ステーシ
ョンS4から第8ステーションS8までの間はチューブ
パネルAが、管寄せ2の長手方向が高さ方向となる姿勢
で搬送されるので、生産スペースを効率的に利用するこ
とができる。
【0047】なお、前記第1実施例の製造装置では、搬
送設備Rにコンベア900を用いる場合について説明し
たが、レール等他の搬送軌道を用いるようにしてもよ
い。
【0048】また、前記第1実施例の製造装置では、各
ステーションや製造設備が直線的かつ連続的に配置され
ている場合について説明したが、生産スペース等に応じ
L字型やU字型等に配置するようにしてもよい。
【0049】図9ないし図15は、本発明の第2実施例
に係る製造装置を示すもので、以下これについて説明す
る。
【0050】図10において、符号1001は基盤であ
り、この基盤1001上には、ワーク保持台1002が
図中右方に向って僅かに下り勾配で配設され、このワー
ク保持台1002上には、単位管体としての伝熱管1が
多数並べて配置されている。
【0051】このワーク保持台1002の下流側には、
図10に示すように、第1傾斜台1003、第2傾斜台
1004および第3傾斜台1005が順次配設されてお
り、各傾斜台1003,1004,1005の上流端に
は、受金具1006a,1007a,1008aを有す
る第1打上げ装置1006、第2打上げ装置1007、
および第3打上げ装置1008がそれぞれ配設されてい
る。そしてこれら各打上げ装置1006,1007,1
008により、伝熱管1が1本ずつ各傾斜台1003,
1004,1005の上流端に打ち上げられるようにな
っている。
【0052】前記第2打上げ装置1007の両側位置に
は、図9に示すように、前記第1実施例と同一構成の多
目的開先加工機200a,200bがそれぞれ配置さ
れ、受金具1007aで保持されている伝熱管1は、図
14および図15に示すように、その両端部に開先部1
aが加工されるようになっている。
【0053】また、前記第3傾斜台1005の下流端に
は、図10に示すように、第3傾斜台1005上を転動
してきた伝熱管1を受ける伝熱管昇降装置1009が設
けられており、この伝熱管昇降装置1009は、第1移
動コンベア1010上に一体に設けた伝熱管挿入装置1
011に、伝熱管1を移載するようになっている。
【0054】伝熱管挿入装置1011は、図9に示すよ
うに、伝熱管1の長手方向に複数配設されており、この
伝熱管挿入装置1011は、第2移動コンベア1012
上に設置した中間格子3に向って伝熱管1を押し出し、
中間格子3の孔に伝熱管1を1本ずつ挿入して管群Yと
してブロック化するようになっている。
【0055】第2移動コンベア1012の下流端には、
図9および図11に示すように、反転装置1013が設
置されており、平置き状態で第2移動コンベア1012
上を搬送されてきた管群Yは、この反転装置1013に
より90度反転され、後述する管寄せ2の長手方向が高
さ方向を向いた姿勢に姿勢変更され、以後耐圧試験直前
までこの姿勢が保持されるようになっている。
【0056】第2移動コンベア1012の下流側に隣接
する位置には、図9および図12に示すように、前記第
1実施例と同一構成の搬送設備Rが設置されており、こ
の搬送設備Rの両側には、伝熱管自動溶接装置1014
a,1014bおよびX線検査装置1015a,101
5bが順次配置されている。そして、伝熱管自動溶接装
置1014a,1014bにより、伝熱管1と管寄せ2
との溶接が行なわれるとともに、X線検査装置1015
a,1015bにより、伝熱管溶接部の品質検査が行な
われるようになっている。
【0057】第2移動コンベア1012の下流側には、
図9および図13に示すように、水圧試験装置1016
が配設されており、第2移動コンベア1012の下流端
まで搬送されてきチューブパネルAは、クレーン等で水
圧試験装置1016に移載された後、圧力容器としての
最終的な確認が、この水圧試験装置1016で行なわれ
るようになっている。
【0058】次に、本実施例の作用について説明する。
【0059】チューブパネルAの製造に際しては、まず
ワーク保持台1002上に、直管状をなす単位管体とし
ての多数の伝熱管1を並べておく。ワーク保持台100
2は、第1打上げ装置1006に向って下り勾配をなし
ているので、伝熱管1はワーク保持台1002上を転動
して、第1打上げ装置1006側に順次送られることに
なる。
【0060】この状態で、第1打上げ装置1006を起
動すると、受金具1006aに保持された1本の伝熱管
1が、第1傾斜台1003の上流端に打ち上げられる。
打ち上げられた1本の伝熱管1は、第1傾斜台1003
上を転動して第2打上げ装置1007まで送られ、その
受金具1007aに保持される。すると、第2打上げ装
置1007の両側に位置する多目的開先加工機200
a,200bが作動し、伝熱管1両端に開先部1aが加
工される。開先加工後、伝熱管1は第2打上げ装置10
07により第2傾斜台1004の上流端に打ち上げられ
る。打ち上げられた伝熱管1は、第2傾斜台1004上
を転動して第3打上げ装置1008まで送られる。
【0061】第3打上げ装置1008は、一定のタイミ
ングで作動し、その受金具1008aに保持された1本
の伝熱管1は、第3傾斜台1005の上流端に打ち上げ
られる。打ち上げられた伝熱管1は、第3傾斜台100
5上を転動し、その下流端の伝熱管昇降装置1009に
保持される。そして、この伝熱管昇降装置1009によ
り、伝熱管挿入装置1011に移載される。
【0062】伝熱管挿入装置1011に保持された伝熱
管1は、その長手方向に送り出されて中間格子3の孔に
挿入され、管群Yとしてブロック化される。ブロック化
された管群Yは、第2移動コンベア1012上を移動
し、反転装置1013により90度反転させられる。
【0063】90度反転した管群Yは、クレーン等で吊
り上げられ、搬送設備Rの搬送台車910上にセットさ
れる。そて、この搬送台車910上において、予めスタ
ブが取り付けられた管寄せ2との開先合せが行なわれ、
伝熱管自動溶接装置1014a,1014bによって溶
接固定される。これにより、圧力容器としてのチューブ
パネルAが製造される。
【0064】製造されたチューブパネルAは、搬送設備
Rによってさらに搬送され、X線検査装置1015a,
1015bによって溶接接合部の品質検査が行なわれ
る。その後チューブパネルAは、クレーン等で吊り上げ
られ、搬送設備Rの下流側に位置する水圧試験装置10
16上にセットされ、圧力容器としての性能が耐圧試験
により確認される。
【0065】しかして、伝熱管1の中間格子3の挿入ま
での伝熱管1の搬送を、伝熱管1の転動により行なうこ
とができ、装置構成を簡素化することができる。
【0066】
【発明の効果】以上説明したように、本発明に係る伝熱
管構造物の製造方法は、伝熱管の中間格子板への挿入か
ら耐圧試験までの作業を連続して行なうようにしている
ので、品質の向上および量産による省力化を図ることが
できる。また、伝熱管の中間格子板への挿入後は、管寄
せの長手方向が高さ方向となる姿勢で作業が行なわれる
ので、生産スペースの効率利用を図ることができる。
【0067】そして、本発明に係る伝熱管構造物の製造
方法において、耐圧試験を、伝熱管の長手方向が高さ方
向となる姿勢で行なうことにより、エア抜きや水抜きが
容易となって、作業能率を向上させることができる。
【0068】また、本発明に係る伝熱管構造物の製造装
置は、伝熱管両端の開先加工から耐圧試験までの一連の
作業が、第1から第9までの各ステーションで行なわれ
て伝熱管構造物が流し方式で製造されるので、品質の向
上および量産による省力化を図ることができるととも
に、第3ステーションで伝熱管群が90度反転して以後
の作業に供されるので、生産スペースの効率利用を図る
ことができる。
【0069】そして、本発明に係る伝熱管構造物の製造
装置において、第1ステーションに伝熱管開先加工装置
を設け、この伝熱管開先加工装置を、伝熱管ローディン
グ装置と、多目的開先加工機と、送り込み手段と、アン
ローディング装置とから構成することにより、伝熱管梱
包箱内から直接伝熱管を取り出して開先加工することが
でき、またローディング装置とアンローディング装置と
の主要部の共用化により、装置構成を簡素化することが
できる。
【0070】また、第1ステーションに設けられる伝熱
管開先加工装置を、第1から第3までの3台の打上げ装
置と、多目的開先加工機と、送り込み手段とから構成す
ることにより、伝熱管の搬送を、第1から第3までの3
台の傾斜台により転動で行なうことができるので、装置
構成を簡素化できる。
【0071】また、第2ステーションに伝熱管挿入装置
を設け、この伝熱管挿入装置を、伝熱管挿入ユニット
と、伝熱管受取り下部サポートと、横動機構と、中間格
子板受台と、伝熱管挿入下部サポートとから構成するこ
とにより、伝熱管が撓み易い柔構造物であっても、迅速
かつ安全に中間格子板の決められた位置に確実に挿入す
ることができる。
【0072】さらに、搬送軌道と搬送台車とを設けるこ
とにより、少なくとも第3ステーションから第7ステー
ションまでは、搬送台車を搬送軌道に沿って移動させる
だけで、伝熱管構造物と管寄せの長手方向が高さ方向と
なる姿勢のままで搬送することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る伝熱管構造物の製造方法を示す手
順図。
【図2】チューブパネルの構成を示す説明図。
【図3】本発明の第1実施例に係る伝熱管構造物の製造
装置を示す斜視図。
【図4】伝熱管開先加工装置を示す斜視図。
【図5】伝熱管端の加工手順図。
【図6】伝熱管挿入装置を示す斜視図。
【図7】搬送設備の平面図。
【図8】図7を左方から見た構成図。
【図9】本発明の第2実施例に係る伝熱管構造物の製造
装置を上方から見た全体構成図。
【図10】図9のX−X線矢視図。
【図11】図9のXI−XI線矢視図。
【図12】図9のXII −XII 線矢視図。
【図13】図9のXIII−XIII線矢視図。
【図14】伝熱管の構成図。
【図15】図14のXV部拡大部分断面図。
【符号の説明】
1 伝熱管 2 管寄せ 3 中間格子 3a 孔 4 ショートパス防止板 5 ガスバッフル 100 ローディング装置 101,301 ねじ駆動ポール 101a,301a 爪 102 移動梁 200a,200b 多目的開先加工機 201 伝熱管供給保持台 300 アンローディング装置 400 搬送コンベア 500 伝熱管挿入装置 500a,600a,600b レール定盤 600 伝熱管受取り下部サポート 700 中間格子受台 800 伝熱管挿入下部サポート 900 コンベア 910 搬送台車 1002 ワーク保持台 1003 第1傾斜台 1004 第2傾斜台 1005 第3傾斜台 1006 第1打上げ装置 1007 第2打上げ装置 1008 第3打上げ装置 1009 伝熱管昇降装置 1010 第1移動コンベア 1011 伝熱管挿入装置 1012 第2移動コンベア 1013 反転装置 1014a,1014b 伝熱管自動溶接装置 1015a,1015b X線検査装置 1016 水圧試験装置 A チューブパネル Y 管群 S1 第1ステーション S2 第2ステーション S3 第3ステーション S4 第4ステーション S5 第5ステーション S6 第6ステーション S7 第7ステーション S8 第8ステーション S9 第9ステーション P 多目的開先加工装置 Q 自動挿入装置 R 搬送設備
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 鷲塚 正 神奈川県横浜市鶴見区末広町2の4 株式 会社東芝京浜事業所内

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 開先加工が施された単位管体としての伝
    熱管を、多数の孔を有する中間格子板に挿入し管群とし
    て結束し、次いで伝熱管管端と管寄せとを、管寄せの長
    手方向が高さ方向となる姿勢で溶接固定し伝熱管構造物
    として一体化し、次いで前記姿勢のままで伝熱管溶接部
    のX線検査および応力除去焼鈍を実施し、その後圧力容
    器としての健全性確認のための耐圧試験を行なうことを
    特徴とする伝熱管構造物の製造方法。
  2. 【請求項2】 耐圧試験は、伝熱管の長手方向が高さ方
    向となる姿勢で行なわれることを特徴とする請求項1記
    載の伝熱管構造物の製造方法。
  3. 【請求項3】 単位管体としての伝熱管両端に開先加工
    を施す第1ステーションと、前記伝熱管を、多数の孔を
    有する中間格子板に挿入する第2ステーションと、部品
    を取り付けて伝熱管群を一体化した後、この伝熱管群を
    90度反転する第3ステーションと、伝熱管群と長手方
    向が高さ方向を向いた姿勢の管寄せとの合せ・溶接を行
    なって伝熱管構造物として一体化する第4ステーション
    と、管寄せの長手方向が高さ方向となる姿勢で伝熱管溶
    接部のX線検査を行なう第5ステーションと、伝熱管構
    造物の姿勢を変えずに小物部品の取り付けを行なう第6
    ステーションと、伝熱管構造物の姿勢を変えずに伝熱管
    溶接部の応力除去焼鈍を実施する第7ステーションと、
    伝熱管構造物の姿勢を変えずに非破壊検査を行なう第8
    ステーションと、圧力容器としての健全性確認のための
    耐圧試験を行なう第9ステーションと、を備え、伝熱管
    構造物を流し方式で製造することを特徴とする伝熱管構
    造物の製造装置。
  4. 【請求項4】 第1ステーションは、伝熱管開先加工装
    置を備え、伝熱管開先加工装置は、爪付きのねじ駆動ポ
    ールと移動梁とからなり、伝熱管を1本ずつ取り出して
    伝熱管供給保持台上にセットする伝熱管ローディング装
    置と、伝熱管供給保持台の両側にそれぞれ配設され、伝
    熱管端の切断・開先加工・研磨・切粉除去等を行なう多
    目的開先加工機と、加工後の伝熱管を第2ステーション
    に送り込む送り込み手段と、爪付きのねじ駆動ポールと
    移動梁とからなり、伝熱管供給保持台上の伝熱管を搬送
    手段に受け渡すアンローディング装置と、を有している
    ことを特徴とする請求項3記載の伝熱管構造物の製造装
    置。
  5. 【請求項5】 第1ステーションは、伝熱管開先加工装
    置を備え、伝熱管開先加工装置は、下り勾配の伝熱管保
    持台の下端端に設置され、伝熱管を1本ずつ保持して第
    1傾斜台の上流端に打ち上げる第1打上げ装置と、第1
    傾斜台の下流端に設置され、伝熱管を1本ずつ保持して
    第2傾斜台の上流端に打ち上げる第2打上げ装置と、第
    2打上げ装置の両側にそれぞれ配設され、第2打上げ装
    置に保持されている伝熱管両端の切断・開先加工・研
    磨、切粉除去等を行なう多目的開先加工機と、第2傾斜
    台の下流端に設置され、伝熱管を1本ずつ保持して第3
    傾斜台の上流端に打ち上げる第3打上げ装置と、第3傾
    斜台の下流端に設置され、第3傾斜台から受け渡された
    伝熱管を第2ステーションに送り込む送り込み手段と、
    を有していることを特徴とする請求項3記載の伝熱管構
    造物の製造装置。
  6. 【請求項6】 第2ステーションは、伝熱管挿入装置を
    備え、伝熱管挿入装置は、伝熱管を中間格子板に挿入す
    るための伝熱管挿入ユニットと、第1ステーションから
    受け取った伝熱管を、下面側から支持して伝熱管挿入ユ
    ニットに送り込む伝熱管受取り下部サポートと、伝熱管
    挿入ユニットおよび伝熱管受取り下部サポートを横動さ
    せて伝熱管の中間格子板への挿入位置決めを行なう横動
    機構と、伝熱管挿入ユニットの出側位置に所定間隔で複
    数個配置され、中間格子板をそれぞれ位置決め保持する
    中間格子板受台と、隣位する中間格子板受台の間に設置
    され、中間格子板に挿入中の伝熱管を下面側から支持す
    る伝熱管挿入下部サポートと、を有していることを特徴
    とする請求項3,4または5記載の伝熱管構造物の製造
    装置。
  7. 【請求項7】 少なくとも第3ステーションから第7ス
    テーションまで連続して設置された搬送軌道と、伝熱管
    構造物を、管寄せの長手方向が高さ方向となる姿勢で保
    持するとともに、搬送軌道に沿って搬送する搬送台車
    と、を備えていることを特徴とする請求項3,4,5ま
    たは6記載の伝熱管構造物の製造装置。
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Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2006214625A (ja) * 2005-02-02 2006-08-17 Babcock Hitachi Kk 排熱回収ボイラ
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WO2020166522A1 (ja) * 2019-02-12 2020-08-20 古河電気工業株式会社 樹脂複合材及び成形体

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