JPH06299954A - 往復動ポンプ - Google Patents

往復動ポンプ

Info

Publication number
JPH06299954A
JPH06299954A JP5087435A JP8743593A JPH06299954A JP H06299954 A JPH06299954 A JP H06299954A JP 5087435 A JP5087435 A JP 5087435A JP 8743593 A JP8743593 A JP 8743593A JP H06299954 A JPH06299954 A JP H06299954A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
valve
discharge
spring
suction
passage
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP5087435A
Other languages
English (en)
Other versions
JP3380987B2 (ja
Inventor
Yukiro Arimitsu
幸郎 有光
Shigeaki Namekata
従晃 行方
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
ARIMITSU KOGYO KK
Arimitsu Industry Co Ltd
Original Assignee
ARIMITSU KOGYO KK
Arimitsu Industry Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by ARIMITSU KOGYO KK, Arimitsu Industry Co Ltd filed Critical ARIMITSU KOGYO KK
Priority to JP08743593A priority Critical patent/JP3380987B2/ja
Publication of JPH06299954A publication Critical patent/JPH06299954A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3380987B2 publication Critical patent/JP3380987B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Reciprocating Pumps (AREA)
  • Details Of Reciprocating Pumps (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 吸入弁、吐出弁、シリンダパッキンなどが摩
耗した場合の補修を簡易にでき、しかも、ポンプの組立
て作業能率を向上できて、安価なポンプを提供できるよ
うにする。 【構成】 シリンダ室形成部41と弁座形成部42及び
吐出弁保持部43と吐出孔44及び吸入孔45をもった
弁ブロック体41を形成し、この弁ブロック体4のシリ
ンダ室形成部41内に吸入弁5と吸入側弁ばね9とを内
装し、かつ、この吸入側弁ばね9の外側にシリンダパッ
キン11を密嵌合して、前記吸入弁5及び吸入側弁ばね
9を保持すると共に、前記吐出弁保持部43側に吐出弁
6と吐出側弁ばね12とを内装し、かつ、この吐出側弁
ばね12の外側にばね押え13を取付けて前記吐出弁6
及び吐出側弁ばね12を保持して弁ユニットAを形成
し、この弁ユニットAを内装する内腔部71をもった通
路ブロック7を前記弁ブロック体4と別に形成して、こ
の弁ユニットAを内腔部71に内装して前記通路ブロッ
ク7を駆動部ハウジング1に結合するようにした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は往復動ポンプ、詳しく
は、プランジャの往復駆動により作動する吸入弁と吐出
弁とを備えた往復動ポンプに関する。
【0002】
【従来の技術】従来、此種往復動ポンプとしては、実公
昭59ー22303号公報に示されているように、プラ
ンジャを往復駆動するクランク軸などの駆動部を内装し
た駆動部ハウジングに、前記プランジャの先端側を往復
動自由に受入れるシリンダ室をもったシリンダを取付
け、このシリンダの先端に、中心部と外周部とに吸入孔
及び吐出孔をもった弁座部材を支持し、更にこの弁座部
材の外方にシリンダヘッドを設け、このシリンダヘッド
に、前記吸入孔に連通する吸入通路と、前記吐出孔に連
通する吐出通路とを設けると共に、前記弁座部材のシリ
ンダ室側に吸入弁及び吸入側弁ばねを支持し、前記弁座
部材の反シリンダ室側に吐出弁と、吐出側弁ばね及びば
ね押えとを支持する一方、前記シリンダ室に前記弁ばね
のばね押えと前記プランジャの往復動を許すシリンダパ
ッキンとを取付け、取付ボルトの締込みにより前記シリ
ンダヘッドを前記駆動部ハウジングに取付けるとき、前
記シリンダと弁座部材とを挟着固定するようにしたもの
が知られている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】所が、前記吸入弁、吐
出弁、弁座部材、吸入側及び吐出側弁ばね、吐出側ばね
押えなどの各弁部品は何れも前記シリンダの駆動部ハウ
ジングへの組付け時、それぞれ独立して組付けられるよ
うになっているため、前記吸入弁、吐出弁などが摩耗し
て、該吸入弁、吐出弁などを交換する必要がある場合に
は、吸入弁、吐出弁、弁座部材、吸入側及び吐出側弁ば
ね、吐出側ばね押えがそれぞれ分解されることになる
し、また、これら分解された各弁部品をそれぞれ独立し
て組付ける必要があり、また一方、前記シリンダパッキ
ンが摩耗して該シリンダパッキンを交換する必要がある
場合には、前記取付ボルトを弛緩してシリンダを取外す
と、前記弁座部材の固定も解除されて、吸入弁、吸入側
弁ばねなども分解されるし、また、シリンダパッキンの
交換後には前記分解された吸入弁なども組付ける必要が
あり、何れの場合でも、補修作業が非常に行い難い問題
があった。
【0004】また、ポンプの組立て時においても、前記
吸入弁、吐出弁、弁座部材、吸入側及び吐出側弁ばね、
吐出側ばね押え、シリンダパッキンは、それぞれ独立し
て組付けられるから、それだけポンプの組立て作業能率
も悪く、ポンプ全体のコストも高くなる問題があった。
【0005】本発明の目的は、吸入弁、吐出弁、シリン
ダパッキンなどが摩耗した場合の補修を簡易にできて、
しかも、ポンプの組立て作業能率を向上できて、安価な
ポンプを提供できるようにする点にある。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は、以上の目的を
達成するために、プランジャ3を往復駆動する駆動部2
と、シリンダ室形成部41と弁座形成部42及び吐出弁
保持部43とをもち、前記弁座形成部42には、中心部
に位置し、前記シリンダ室形成部41を前記吐出弁保持
部43に連通する吐出孔44と、この吐出孔44の外周
側に位置し、前記シリンダ室形成部41を前記弁座形成
部42の外周部に連通する吸入孔45とをもった弁ブロ
ック体4と、この弁ブロック体4を内装する内腔部71
と、この内腔部71に開口する吐出通路72及び吸入通
路73とをもった通路ブロック7とを備え、前記弁ブロ
ック体4における前記弁座形成部42のシリンダ室側に
吸入弁5と、該吸入弁5を前記弁座形成部42に押圧す
る吸入側弁ばね9とを内装し、かつ、この吸入側弁ばね
9の外側に、前記プランジャ3の往復動を許すシリンダ
パッキン11を密嵌合して、前記吸入弁5及び吸入側弁
ばね9を保持すると共に、前記吐出弁保持部43に、吐
出弁6と該吐出弁6を前記弁座形成部42に押圧する吐
出側弁ばね12とを内装し、かつ、この吐出側弁ばね1
2の外側にばね押え13を取付けて前記吐出弁6及び吐
出側弁ばね12を保持して弁ユニットAを形成し、この
弁ユニットAを前記内腔部71に内装して前記通路ブロ
ック7を駆動部ハウジング1に結合しているこいるもの
である。
【0007】
【作用】本発明は以上のようにシリンダ室形成部41と
弁座形成部42及び吐出弁保持部43とをもった弁ブロ
ック体4を形成して、この弁ブロック体4のシリンダ室
形成部側に吸入弁5と吸入側弁ばね9とを内装し、か
つ、この吸入側弁ばね9の外側にシリンダパッキン11
を密嵌合して、前記吸入弁5及び吸入側弁ばね9を前記
シリンダ室形成部41内に保持すると共に、前記吐出弁
保持部43側に吐出弁6と吐出側弁ばね12とを内装
し、かつ、この吐出側弁ばね12の外側にばね押え13
を取付けて前記吐出弁6及び吐出側弁ばね12を前記吐
出弁保持部43内に保持し、弁ユニットAを形成したか
ら、即ち、往復動ポンプにおいて摩耗のし易い前記吸入
弁5、突出弁6、シリンダパッキン11などをユニット
にしたから、吸入弁5、吐出弁6、シリンダパッキン1
1などが摩耗して、該吸入弁5、吐出弁6、シリンダパ
ッキン11などを交換する必要がある場合、前記弁ユニ
ットAを交換するだけの簡単な作業で容易に補修できる
のである。
【0008】また、前記弁ユニットAは、弁ブロック体
4のシリンダ室形成部41側に吸入弁5と吸入側弁ばね
9とを内装してシリンダパッキン11を密嵌合すると共
に、前記吐出弁保持部43側に吐出弁6と吐出側弁ばね
12とを内装してばね押え13を取付けるだけの簡単な
作業で容易に形成することができるから、弁ユニットA
を安価に作ることができ、それだけポンプのコストを低
減できるのである。
【0009】また、前記弁ブロック体4を内装する内腔
部71と該内腔部71に開口する吐出通路72及び吸入
通路73とをもった通路ブロック7を前記弁ブロック体
4と別に形成して、この通路ブロック7の内腔部71に
前記弁ユニットAを内装して、前記通路ブロック7を駆
動部ハウジング1に結合するようにしたから、前記弁ユ
ニットAを通路ブロック7の内腔部71に内装して通路
ブロック7を結合することにより、前記弁ユニットAを
組込むことができ、それだけポンプの組立て作業能率を
向上できて、ポンプ全体のコストをより一層低減できる
のである。
【0010】
【実施例】図1、図3に示した往復動ポンプは、主とし
て家庭での自動車などの洗浄或は庭木などへの薬剤散布
に便利なように小形に形成したものであって、プランジ
ャ3を往復駆動するクランク軸などの駆動部2を内装し
た駆動部ハウジング1と、前記プランジャ3の先端側を
往復動自由に受入れるシリンダ室41aをもち、かつ、
吸入弁5及び吐出弁6を支持する弁ブロック体4と、こ
の弁ブロック体4を内装する通路ブロック7とを備え、
この通路ブロック7を前記駆動部ハウジング1に取付け
ている。
【0011】この駆動部ハウジング1の前記通路ブロッ
ク7側端部は前記プランジャ3の挿通孔1aを設けて、
この挿通孔1aから前記プランジャ3の先端側を外方に
突出させており、また、前記挿通孔1aの内周面と前記
プランジャ3の基端側外周面との間には、前記駆動部ハ
ウジング1内の潤滑油が外部に洩れるのを防止するオイ
ルシール8を設けている。
【0012】しかして、前記弁ブロック体4は、図1、
図2に示すように前記プランジャ3の先端側外径よりも
大径のシリンダ室41aを形成する筒状のシリンダ室形
成部41と、該シリンダ室形成部41の先端部から径方
向内方に延びる弁座形成部42と、この弁座形成部42
から反シリンダ室側に突出する筒状の吐出弁保持部43
とから成り、この弁ブロック体4を合成樹脂により成形
している。尚、この弁ブロック体4は合成樹脂で形成す
る他、金属材料で形成してもよいのである。
【0013】そして、前記弁座形成部42のシリンダ室
側に吸入弁座面42aを設け、反シリンダ室側で、か
つ、前記吐出弁保持部43内に吐出弁座面42bを設け
ると共に、これら吸入弁座面42a及び吐出弁座面42
bの中心部を貫通して前記シリンダ室41aと前記吐出
弁保持部43内とに連通する吐出孔44と、一端が前記
吸入弁座面42aの外周側に開口し、他端が前記シリン
ダ室形成部41の外周面に開口する複数個の略L字形吸
入孔45とを設けている。
【0014】また、前記シリンダ室形成部41は、前記
弁座形成部42側内面を小径とし、反弁座形成部側を大
径内面として、前記小径内面側に前記吸入孔45を開閉
するリング状の前記吸入弁5と該吸入弁5を前記吸入弁
座面42aに押圧する吸入側弁ばね9とを内装可能と
し、前記大径内周面側に、プランジャ3の通過を許すリ
ング状のばね押え10と、シリンダパッキン11とを内
装可能にしている。
【0015】また、前記吐出弁保持部43は、前記弁座
形成部42よりも小径の筒状に形成して、その内側に前
記吐出孔44を開閉する前記吐出弁6と、吐出側弁ばね
12とを内装可能とする一方、吐出弁保持部43の先端
側に6個の割り溝43aを設けて、これら割り溝43a
間の各保持部片43bを弾性変位可能とし、これら保持
部片43bの先端部内面に凹状の係止部46を設け、前
記保持部片43bの先端部に、前記吐出側弁ばね12の
ばね押え13を取付けている。
【0016】このばね押え13は、前記弁ばね12の一
端を受止める鍔部と、前記吐出弁6を案内する筒状ガイ
ドとから成り、前記鍔部の外周部に、前記係止部46に
係合可能な係合部13aを設けている。
【0017】また、前記シリンダパッキン11は、弾性
0リングと該弾性0リングの内周に結合した合成樹脂リ
ングとから成り、この合成樹脂リングの内周が前記プラ
ンジャ3の外周面に接触してシリンダ室内の高圧液がプ
ランジャ3の外周部から外方に洩れるのを防ぐものであ
る。
【0018】そして、前記弁ブロック体4のシリンダ室
形成部41内に、図2のように前記吸入弁5と、吸入側
弁ばね9と、ばね押え10と、シリンダパッキン11と
を順次挿入して、吸入弁5を吸入弁座面42aに支持す
ると共に、シリンダパッキン11をシリンダ室形成部4
1内周面に密嵌合して、これら吸入弁5、吸入側弁ばね
9、ばね押え10及びシリンダパッキン11を弁ブロッ
ク体4に保持する一方、吐出弁保持部43内に、吐出弁
6と、吐出側弁ばね12とを挿入し、ばね押え13を保
持部片43bの先端部に嵌合して、該ばね押え13の係
合部13aを係止部46に係合させることにより、これ
ら吐出弁6、吐出側弁ばね12、ばね押え13を弁ブロ
ック体4に保持させて弁ユニットAを形成するのであ
る。
【0019】また一方、前記通路ブロック7は、前記駆
動部ハウジング1側を開放し、反ハウジング側を閉鎖し
たもので、合成樹脂により形成している。
【0020】そして、図2に示すようにこの通路ブロッ
ク7の内部には開放側を大径とし、奥側を小径として前
記弁ユニットAを内装するようにした内腔部71と、こ
の内腔部71の小径内面71aに開口する吐出通路72
と、内腔部71の大径内面71bに開口する吸入通路7
3とを備えており、前記小径内面71aを前記吐出弁保
持部43の外径より大径に形成して、この小径内面71
aと前記吐出弁保持部43の外周面との間に、前記吐出
通路72と吐出弁保持部43内とに連通する環状の吐出
室14を形成すると共に、前記弁ブロック体4における
シリンダ室形成部41の外径を、前記大径内面71bよ
り小径に形成して、これらシリンダ室形成部41の外面
と大径内面71bとの間に、前記吸入孔45及び吸入通
路73に連通する環状の吸入連通路15を設けている。
【0021】また、前記通路ブロック7には、その閉鎖
側端面に、複数個のボルト挿通部16aをもった金属製
の挟着板16を支持し、この挟着板16の挿通部16a
に挿通する取付ボルト17を、前記駆動部ハウジング1
の端面1bに穿設されたねじ孔に螺合して締込むことに
より前記通路ブロック7を前記駆動部ハウジング1に挟
着固定するようにしている。
【0022】また、図1、図3に示したポンプは、3本
のプランジャを備えた3連式往復動ポンプであって、前
記通路ブロック7に、前記プランジャ3に対応する3つ
の内腔部71を並列に設け、これら内腔部71に前記弁
ユニットAを内装すると共に、各内腔部71の大径内面
間に前記吸入連通路15と連通する吸入通路73を設
け、また、各内腔部71の小径内面71a間に前記吐出
室14と連通する吐出通路72を設け、各プランジャ3
の往復駆動により通路ブロック7の外面に開口する一つ
の吸入通路73から各シリンダ室41aに液体を吸入
し、各吐出室14に吐出された高圧液を、通路ブロック
7の吐出通路72出口に接続される送液管などに圧送す
るようにしている。
【0023】尚、図1において18は前記駆動部ハウジ
ング1の端面1bと弁ブロック体4との間に介在したリ
ング状のシール材保持筒、19はこの保持筒18の内周
部に保持した低圧側シール材、20は前記弁ブロック体
4とシ−ル材保持筒18との間に介在した排液リング
で、前記シリンダパッキン11とプランジャ3との間か
ら洩れた液を弁ブロック体4の端面から半径方向外方に
排出可能にしている。
【0024】次に以上のごとく構成したポンプの作動を
説明する。
【0025】駆動部2の駆動によりプランジャ3を往復
駆動すると、先ずその復動時に吐出弁6が閉じると共
に、吸入弁5が開いて、水源の液体が、吸入通路73の
入口から吸入通路73及び吸入孔45を経てシリンダ室
41aに吸入され、また、前記プランジャ3の往動時に
前記吸入弁5が閉じると共に吐出弁6が開いて、前記シ
リンダ室41aの加圧された液体が吐出孔44から吐出
弁保持部43内及び吐出室14に吐出され、この吐出室
14を経て吐出通路72から送液管などに圧送されるの
である。
【0026】しかして、シリンダ室形成部41と弁座形
成部42及び吐出弁保持部43とをもった弁ブロック体
4を形成して、この弁ブロック体4のシリンダ室形成部
41側に吸入弁5と吸入側弁ばね9とを内装し、かつ、
この吸入側弁ばね9の外側にシリンダパッキン11を密
嵌合して、前記吸入弁5及び吸入側弁ばね9を保持する
と共に、前記吐出弁保持部43側に吐出弁6と吐出側弁
ばね12とを内装し、かつ、この吐出側弁ばね12の外
側にばね押え13を取付けて前記吐出弁6及び吐出側弁
ばね12を保持し、弁ユニットAを形成しているから、
即ち、往復動ポンプにおいて摩耗のし易い前記吸入弁
5、突出弁6、シリンダパッキン11などをユニットに
したから、吸入弁5、吐出弁6、シリンダパッキン11
などが摩耗して、該吸入弁5、吐出弁6、シリンダパッ
キン11などを交換する必要がある場合、前記弁ユニッ
トAを交換するだけの簡単な作業で容易に補修すること
ができるのである。
【0027】また、前記弁ユニットAは、弁ブロック体
4のシリンダ室形成部41側に吸入弁5と吸入側弁ばね
9とを内装してシリンダパッキン11を密嵌合すると共
に、前記吐出弁保持部43側に吐出弁6と吐出側弁ばね
12とを内装してばね押え13を取付けるだけの簡単な
作業で容易に形成することができるから、弁ユニットA
を安価に作ることができ、それだけポンプのコストを低
減できるのである。
【0028】また、前記弁ブロック体4を内装する内腔
部71と該内腔部71に開口する吐出通路72及び吸入
通路73とをもった通路ブロック7を前記弁ブロック体
4と別に形成して、この通路ブロック7の内腔部71に
前記弁ユニットAを内装して、前記通路ブロック7を駆
動部ハウジング1に結合するようにしたから、前記弁ユ
ニットAを通路ブロック7の内腔部71に内装して通路
ブロック7を結合することにより、前記弁ユニットAを
組込むことができ、それだけポンプの組立て作業能率を
向上できて、ポンプ全体のコストをより一層低減できる
のである。
【0029】尚、以上説明した実施例では、弁ブロック
体4のシリンダ室形成部41内に、ばね押え10とシリ
ンダパッキン11とを各別に内装しているが、図1に示
した前記ばね押え10をなくし、前記シリンダパッキン
11の端部をばね押え10として利用してもよい。
【0030】また、本発明のポンプは、3連式往復動ポ
ンプである他、1連式、2連式又は4連式以上の往復動
ポンプであっても同様に構成することができる。
【0031】
【発明の効果】本発明は以上のようにシリンダ室形成部
41と弁座形成部42及び吐出弁保持部43とをもった
弁ブロック体4を形成して、この弁ブロック体4のシリ
ンダ室形成部側に吸入弁5と吸入側弁ばね9とを内装
し、かつ、この吸入側弁ばね9の外側にシリンダパッキ
ン11を密嵌合して、前記吸入弁5及び吸入側弁ばね9
を保持すると共に、前記吐出弁保持部43側に吐出弁6
と吐出側弁ばね12とを内装し、かつ、この吐出側弁ば
ね12の外側にばね押え13を取付けて前記吐出弁6及
び吐出側弁ばね12を保持し、弁ユニットAを形成した
から、即ち、往復動ポンプにおいて摩耗のし易い前記吸
入弁5、突出弁6、シリンダパッキン11などをユニッ
トにしたから、吸入弁5、吐出弁6、シリンダパッキン
11などが摩耗して、該吸入弁5、吐出弁6、シリンダ
パッキン11などを交換する必要がある場合、前記弁ユ
ニットAを交換するだけの簡単な作業で容易に補修でき
るのである。
【0032】しかも、前記弁ユニットAは、弁ブロック
体4のシリンダ室形成部側に吸入弁5と吸入側弁ばね9
とを内装してシリンダパッキン11を密嵌合すると共
に、前記吐出弁保持部43側に吐出弁6と吐出側弁ばね
12とを内装してばね押え13を取付けるだけの簡単な
作業で容易に形成することができるから、弁ユニットA
を安価に作ることができ、それだけポンプのコストを低
減できるのである。
【0033】更に、前記弁ブロック体4を内装する内腔
部71と該内腔部71に開口する吐出通路72及び吸入
通路73とをもった通路ブロック7を前記弁ブロック体
4と別に形成して、この通路ブロック7の内腔部71に
前記弁ユニットAを内装して、前記通路ブロック7を駆
動部ハウジング1に結合するようにしたから、前記弁ユ
ニットAを通路ブロック7の内腔部71に内装して通路
ブロック7を結合することにより、前記弁ユニットAを
組込むことができ、それだけポンプの組立て作業能率を
向上できて、ポンプ全体のコストをより一層低減できる
のである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明ポンプの一部を省略した縦断側面図。
【図2】同ポンプにおける弁ユニットのみの断面図。
【図3】同一部を省略した横断平面図。
【符号の説明】
1 駆動部ハウジング 2 駆動部 3 プランジャ 4 弁ブロック体 41 シリンダ室形成部 42 弁座形成部 43 吐出弁保持部 44 吐出孔 45 吸入孔 5 吸入弁 6 吐出弁 7 通路ブロック 71 内腔部 72 吐出通路 73 吸入通路 9 吸入側弁ばね 11 シリンダパッキン 12 吐出側弁ばね 13 ばね押え A 弁ユニット

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. プランジャ(3)を往復駆動する駆動部(2)と、シリ
    ンダ室形成部(41)と弁座形成部(42)及び吐出弁
    保持部(43)とをもち、前記弁座形成部(42)に
    は、中心部に位置し、前記シリンダ室形成部(41)を
    前記吐出弁保持部(43)に連通する吐出孔(44)
    と、この吐出孔(44)の外周側に位置し、前記シリン
    ダ室形成部(41)を前記弁座形成部(42)の外周部
    に連通する吸入孔(45)とをもった弁ブロック体
    (4)と、この弁ブロック体(4)を内装する内腔部
    (71)と、この内腔部(71)に開口する吐出通路
    (72)及び吸入通路(73)とをもった通路ブロック
    (7)とを備え、前記弁ブロック体(4)における前記
    弁座形成部(42)のシリンダ室側に吸入弁(5)と、
    該吸入弁(5)を前記弁座形成部(42)に押圧する吸
    入側弁ばね(9)とを内装し、かつ、この吸入側弁ばね
    (9)の外側に、前記プランジャ(3)の往復動を許す
    シリンダパッキン(11)を密嵌合して、前記吸入弁
    (5)及び吸入側弁ばね(9)を保持すると共に、前記
    吐出弁保持部(43)に、吐出弁(6)と該吐出弁
    (6)を前記弁座形成部(42)に押圧する吐出側弁ば
    ね(12)とを内装し、かつ、この吐出側弁ばね(1
    2)の外側にばね押え(13)を取付けて前記吐出弁
    (6)及び吐出側弁ばね(12)を保持して弁ユニット
    (A)を形成し、この弁ユニット(A)を前記内腔部
    (71)に内装して前記通路ブロック(7)を駆動部ハ
    ウジング(1)に結合していることを特徴とする往復動
    ポンプ。
JP08743593A 1993-04-14 1993-04-14 往復動ポンプ Expired - Fee Related JP3380987B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP08743593A JP3380987B2 (ja) 1993-04-14 1993-04-14 往復動ポンプ

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP08743593A JP3380987B2 (ja) 1993-04-14 1993-04-14 往復動ポンプ

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH06299954A true JPH06299954A (ja) 1994-10-25
JP3380987B2 JP3380987B2 (ja) 2003-02-24

Family

ID=13914797

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP08743593A Expired - Fee Related JP3380987B2 (ja) 1993-04-14 1993-04-14 往復動ポンプ

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3380987B2 (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN108278201A (zh) * 2018-03-27 2018-07-13 宁波合力机泵股份有限公司 一种函体、泵体、机身连串式组合结构的液力端
KR20200122473A (ko) * 2019-04-18 2020-10-28 에이텍엘써모 주식회사 상온 및 저온용 압축기와 이의 iot 기반 모니터링 시스템

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN108278201A (zh) * 2018-03-27 2018-07-13 宁波合力机泵股份有限公司 一种函体、泵体、机身连串式组合结构的液力端
CN108278201B (zh) * 2018-03-27 2024-05-03 宁波合力机泵股份有限公司 一种函体、泵体、机身连串式组合结构的液力端
KR20200122473A (ko) * 2019-04-18 2020-10-28 에이텍엘써모 주식회사 상온 및 저온용 압축기와 이의 iot 기반 모니터링 시스템

Also Published As

Publication number Publication date
JP3380987B2 (ja) 2003-02-24

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US7775781B2 (en) Double action simplex diaphragm pump
US4551077A (en) High pressure pump
US4768933A (en) High pressure reciprocating pump and valve assembly therefor
US5253987A (en) Fluid end for high-pressure fluid pumps
US5626464A (en) Wobble plate pump
EA006123B1 (ru) Клапанное устройство для поршневых механизмов, таких как насос и компрессор
US6231323B1 (en) High pressure reciprocating pump
US4371001A (en) Check valve assembly
US3664770A (en) Diaphragm pumps
US20040129499A1 (en) Lubricant supply apparatus and system
JPS58131469A (ja) シ−ル装置
JPH06299954A (ja) 往復動ポンプ
KR20000013867A (ko) 다이어프램 펌프
KR100491065B1 (ko) 왕복식공기작동펌프
KR20200123959A (ko) 동력 분무기
KR20230032107A (ko) 동력분무기의 실린더 슬리브 구조
JP2002509224A (ja) 燃料高圧供給のためのラジアルピストンポンプ
US11020761B2 (en) Piston rod sleeve mounting for fluid sprayer pump
US20130121860A1 (en) Retrofit of a reciprocating compressor with a concentric valve
KR20200018515A (ko) 동력 분무기의 실린더 장착구조
US4990065A (en) Plunger pump
KR200382905Y1 (ko) 압축기용 가스켓
JPH11173277A (ja) プランジャポンプ
JPH11324905A (ja) 高圧往復ポンプ
US20220163033A1 (en) Valve stop and suction cover platformed assembly

Legal Events

Date Code Title Description
R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20111220

Year of fee payment: 9

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20121220

Year of fee payment: 10

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees