JPH06299853A - ラジエ−タ等の機器の液漏れ防止方法 - Google Patents

ラジエ−タ等の機器の液漏れ防止方法

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Publication number
JPH06299853A
JPH06299853A JP11117293A JP11117293A JPH06299853A JP H06299853 A JPH06299853 A JP H06299853A JP 11117293 A JP11117293 A JP 11117293A JP 11117293 A JP11117293 A JP 11117293A JP H06299853 A JPH06299853 A JP H06299853A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
equipment
radiator
water
gasket
liquid
Prior art date
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Pending
Application number
JP11117293A
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English (en)
Inventor
Hiroshi Yoshida
弘 吉田
Fumiaki Yokoi
文明 横井
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Shinko Electric Co Ltd
Original Assignee
Shinko Electric Co Ltd
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Publication date
Application filed by Shinko Electric Co Ltd filed Critical Shinko Electric Co Ltd
Priority to JP11117293A priority Critical patent/JPH06299853A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 ラジエ−タ等の機器のガスケットの運転開始
までの待機期間における劣化を防止する。 【構成】 内燃機関13を冷却する冷却水循環流路にお
けるラジエ−タ等のガスケットを使用している機器にお
いて,上記機器のガスケット12a,12bの近傍の配
管15a,15bに流路制御用のバルブ17a,17b
を設けると共に,注水用のバルブ18を設けることによ
り,上記機器の完成時にバルブ18から水をラジエ−タ
11内に注入することにより,この機器を稼働するまで
の待機期間中,上記機器のガスケット12a,12b部
分が絶えず湿潤状態を維持するようにした。この場合,
水に加えて不凍液あるいは防錆剤等の浸透性の良い液体
を注入することが望ましい。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は,ディ−ゼルエンジン等
の内燃機関を冷却する冷却水循環流路に使用されるラジ
エ−タ等のガスケット(パッキン)を使用している機器
の冷却水等の液漏れ防止方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来のラジエ−タを含んだこの種の機器
における冷却水循環流路を図3に示す。図3において,
1はラジエ−タ,1a及び1bはラジエ−タ1のヘッダ
−,1cはファン,1dはモ−タである。2a及び2b
はガスケット,3はディ−ゼルエンジン等の内燃機関,
4はポンプ,5a及び5bは配管である。上記構成にお
いて,冷却水はポンプ4により配管5aを介してラジエ
−タ1に供給され,ファン1cによって冷却された後,
配管5bを介して内燃機関3に供給される。更に,内燃
機関3を冷却した後,冷却水は再びポンプ4によってラ
ジエ−タ1に戻入される。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで,上記冷却水
循環流路を含むラジエ−タ等の機器は内燃機関3を熱源
とするコ−ジェネレ−ションシステム等と組み合わせて
使用されるものであるから,全体のシステムが完成する
までの期間,現品納入後にこれらの配管工事が行われ,
実際に冷却水を入れて運転を開始するまでに通常3〜6
カ月かかってしまう。このため実際に運転を開始したと
きに,ラジエ−タのヘッダ−の締付面のガスケット(パ
ッキン)が長期間ドライ状態で放置されるために,その
弾性劣化が生じ,時々この劣化したガスケット部分から
液漏れが発生することがあった。なお,このような事態
は同様なガスケットを使用する熱交換器についても生じ
る問題と言える。また,このガスケット部の液漏れは運
転開始後では修理することが困難であるという問題点も
あった。本発明は従来のものの上記課題(問題点)を解
決するためのラジエ−タ等の機器の液漏れ防止方法を提
供することを目的とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明は,ディ−ゼルエ
ンジン等の内燃機関を冷却する冷却水循環流路における
ラジエ−タ等のガスケット(パッキン)を使用している
機器において,上記ガスケット(パッキン)を使用して
いるラジエ−タ等のガスケットの近傍の入口側及び出口
側の配管部分に夫々流路制御用のバルブを設けると共
に,注水用のバルブを設けることにより,上記ラジエ−
タ等の機器の完成時に上記注水用のバルブから水を注入
し,この機器を他の関連機器と組み立てて稼働するまで
の期間,上記機器のガスケット部分が絶えず湿潤状態を
維持するようにする。なお,上記水に加えて不凍液ある
いは防錆剤等の浸透性の良い液体を注入するようにした
方が望ましい。
【0005】
【作用】本発明は,ラジエ−タ等のガスケット(パッキ
ン)を使用した機器の製品完成後に,上記機器に水もし
くは水と共に不凍液,防錆剤等の浸透性の良い液体を注
入するようにしたため,上記機器の運転開始までの長期
間(3〜6カ月)ガスケット部分を湿潤状態に保つこと
ができるようになり,運転開始時の液漏れが防止され
る。
【0006】
【実施例】以下図1及び図2に示す一実施例によって本
発明を具体的に説明する。図1は本発明のラジエ−タを
含んだ冷却水循環流路を示す配管図,図2はラジエ−タ
下部の拡大断面図である。図1及び図2において,11
はラジエ−タ,11a及び11bはラジエ−タ11のヘ
ッダ−,11cはファン,11dはモ−タである。12
a及び12bはガスケット,13は内燃機関,14はポ
ンプ,15a,16a及び15b,16bは夫々入口側
及び出口側の配管である。17a及び17bは夫々ガス
ケット12a及び12b近傍の入口側及び出口側の配管
15a及び15bに設けた流路制御用のバルブ,また,
18は注水用のバルブである。上記構成において,ラジ
エ−タ11は図1のように配管工事で接続され冷却水循
環流路を形成する。しかしながら,前記のように,この
冷却水循環流路の運転が開始されるまでには,他の関連
システムとの関係上3〜6カ月という長期間の待機期間
が生じる。そこで,この待機期間の当初に,バルブ18
を開き,バルブ17a,17bを閉ざした状態でバルブ
18からラジエ−タ11に対して水を注入し,その後,
バルブ18を閉ざした状態で本機器が稼働されるまでの
待機期間中,ラジエ−タ11の内部に水を充填させた状
態を保つようにする。このようにすれば,注入された水
が,図2に示すように,ガスケット12a(12b)を
湿潤状態に保つ役割を果たす。ラジエ−タ11の内部に
充填される液体は,水のほかに,更に不凍液及び防錆剤
等の浸透性の良い液体も加えて使用するようにした方が
望ましい。なお,上記冷却水循環流路の運転開始時にお
いて,ラジエ−タ11内の液体を抜く場合のバイパスバ
ルブ及びドレン等も必要であるが,簡単のため図示を省
略した。
【0007】
【発明の効果】本発明では,ラジエ−タ等のガスケット
(パッキン)を使用している機器の製品完成後に上記機
器に水又は水に加えて不凍液,防錆剤等の浸透性の良い
液体を注入するようにしたため,次のような優れた効果
を有する。 上記機器の運転開始までの長期間(3〜6カ月)に,
これ迄はガスケットがドライ状態で放置されていたのに
対し,本発明では,上記のように注入された水によって
ガスケット部分を湿潤状態に良好に保つことができるよ
うになったため,運転開始時の液漏れを防止できるよう
になった。この場合,水に加えて不凍液,防錆剤を用い
ると,その浸透性のために液漏れ防止効果は水のみの場
合に比べ大幅に増大する。 なお,本発明の方法を実施することにより,上記運転
開始までの期間において,上記機器の注入された液体
(水,不凍液,防錆剤)の液漏れをチェックすることに
よって,上記機器に装備されたガスケットが不良品であ
った場合には,この不良品のガスケットを見つけること
ができるという付随的効果も有する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示す配管図である。
【図2】図1の要部の拡大断面図である。
【図3】従来例を示す配管図である。
【符号の説明】
11:ラジエ−タ 11a,11b:ヘッダ− 12a,12b:ガスケット 15a:入口側の配管 15b:出口側の配管 17a,17b,18:バルブ

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ディ−ゼルエンジン等の内燃機関を冷却
    する冷却水循環流路におけるラジエ−タ等のガスケット
    (パッキン)を使用している機器において,上記ガスケ
    ット(パッキン)を使用しているラジエ−タ等のガスケ
    ット近傍の入口側及び出口側の配管部分に夫々流路制御
    用のバルブと共に注水用のバルブを設けることにより,
    上記ラジエ−タ等の機器の完成時に上記注水用のバルブ
    から水を注入し,この機器を他の関連機器と組み立てて
    稼働するまでの期間,上記機器のガスケット部分が絶え
    ず湿潤状態を維持するようにしたことを特徴とするラジ
    エ−タ等の機器の液漏れ防止方法。
  2. 【請求項2】 請求項1の構成において,水に加えて不
    凍液あるいは防錆剤等の浸透性の良い液体を注入するよ
    うにしたことを特徴とするラジエ−タ等の機器の液漏れ
    防止方法。
JP11117293A 1993-04-15 1993-04-15 ラジエ−タ等の機器の液漏れ防止方法 Pending JPH06299853A (ja)

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JP (1) JPH06299853A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN100436035C (zh) * 2006-07-17 2008-11-26 中国铝业股份有限公司 内燃机车散热单节的修复方法
CN108005770A (zh) * 2017-11-20 2018-05-08 天津市环亚船用热交换器有限公司 一种新型船用柴油机的组合式热交换设备

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