JPH06298654A - 抗原特異的免疫抑制剤 - Google Patents

抗原特異的免疫抑制剤

Info

Publication number
JPH06298654A
JPH06298654A JP5108856A JP10885693A JPH06298654A JP H06298654 A JPH06298654 A JP H06298654A JP 5108856 A JP5108856 A JP 5108856A JP 10885693 A JP10885693 A JP 10885693A JP H06298654 A JPH06298654 A JP H06298654A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
transplantation
antigen
organ
rejection
donor
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP5108856A
Other languages
English (en)
Inventor
Hisashi Basokuda
寿 場集田
Hideo Yakida
秀雄 八木田
Yasushi Okumura
康 奥村
Motomi Nakada
元巳 中田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sumitomo Electric Industries Ltd
Original Assignee
Sumitomo Electric Industries Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Sumitomo Electric Industries Ltd filed Critical Sumitomo Electric Industries Ltd
Priority to JP5108856A priority Critical patent/JPH06298654A/ja
Publication of JPH06298654A publication Critical patent/JPH06298654A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Abstract

(57)【要約】 【目的】 臓器移植における臓器片拒絶反応を特異的に
抑制し、かつ、移植後の臓器片拒絶反応を永続的に抑制
することができる抗原特異的免疫抑制剤を提供するこ
と。 【構成】 (a)細胞間接着因子に対する抗体、(b)
提供者(ドナー)の末梢血リンパ球、及び(c)免疫抑
制剤の組み合わせからなることを特徴とする抗原特異的
免疫抑制剤。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、腎臓、心臓等の移植に
おける拒絶反応を特異的に抑制する抗原特異的免疫抑制
剤に関し、さらに詳しくは、個体間での組織や臓器の移
植による受容者(レシピエント)の拒絶反応を永続的に
防止し、かつ、他の免疫反応については、阻害すること
なく、正常な免疫反応による個体の恒常性維持機構を確
保する抗原特異的免疫抑制剤に関する。
【0002】
【従来の技術】機能を喪失した臓器を、他の個体(ヒト
またはヒト以外の動物)の健康な臓器と交換することに
よって治療する、いわゆる移植には、拒絶反応が伴うこ
とはよく知られている。生体には、体外から侵入してき
た異物を非自己と認識して、これを体外に排除し、生体
の恒常性を維持しようとする免疫反応が備わっている。
他の個体からの移植臓器は、典型的な異物であり、生体
の免疫機能による移植片拒絶反応を引き起こす。
【0003】移植片拒絶反応が免疫反応に基づいて起こ
るということは、それが生体防御機構に沿った生理的反
応であることを意味する。しかし、治療としての移植を
成立させるためには、生理的反応である拒絶反応を回避
して、移植臓器を生着させる必要がある。この免疫学的
拒絶反応を特異的にあるいは非特異的に抑制するため
に、各種の免疫抑制法の研究開発が進められている。
【0004】従来、免疫抑制は、一般に薬剤を使って行
われており、この薬剤は、免疫抑制剤と呼ばれている。
臓器移植の進歩にとって、移植を行うための外科的技術
の進歩や臓器移植を支える人工臓器の発達なども不可欠
の要素ではあるが、免疫抑制剤の進歩が極めて重要であ
る。
【0005】これまでの免疫抑制法の歴史は、免疫抑制
剤の開発の歴史でもあった。一番最初に使われた免疫抑
制剤は、ステロイド剤である。1960年代から198
0年にかけて、免疫抑制剤の中心は、アザチオプリンで
あった。それ以降は、シクロスポリンAの時代といわれ
ている。この他に、現在では、ミゾリピン、デオキシス
パーガリン、FK506、メソトレキセート、ラパマイ
シンなど多数の新しい免疫抑制剤が開発されている。
【0006】これらの薬剤は、免疫反応の流れのどの部
分を阻止するかによって、免疫抑制剤としての持ち味が
異なる。例えば、副腎皮質ステロイド薬は、循環性T細
胞の数を減少させ、リンパ球の核酸代謝を阻害してその
機能を抑制し、マクロファージの遊走や代謝を抑制して
免疫反応を抑える。アザチオプリンやメソトレキセート
は、核酸の合成を抑えてリンパ球機能を抑制する。シク
ロスポリンAやFK506は、主にインターロイキン2
の産生を抑えることによりT細胞の反応を抑制する。し
たがって、いくつかの免疫抑制剤を合併して使用した
り、主として拒絶反応の予防剤として投与したり、ある
いは発生した拒絶反応を治療するために投与したり、各
薬剤の持ち味を生かした使われ方がなされている。
【0007】しかしながら、これらの免疫抑制剤は、長
期投与する必要があり、その結果、様々な副作用がもた
らされる。例えば、シクロスポリンAを投与すると、腎
毒性などの副作用がもたらされ、問題となっている。ま
た、同一の免疫抑制剤を繰り返し投与すると、徐々にそ
の薬効が失われる。そのため、単に免疫抑制剤のみで拒
絶反応を抑制することは、困難を来している。
【0008】抗リンパ球抗体(ALG)やT細胞(CD
3)に対するモノクローナル抗体(抗CD3抗体)も、
強い免疫抑制効果を示す。例えば、抗CD3抗体を注射
すると、移植後の急性拒絶反応を抑制することができ
る。しかし、これらの抗体を用いた免疫抑制法は、一時
的に拒絶反応を抑制できるに過ぎない。
【0009】しかも、免疫抑制剤や抗CD3抗体など
は、いずれも、移植された人の免疫系全般を抑制するこ
とから、移植後は、細菌やウィルス等の感染に対しても
抵抗力の減衰を来し、個体の恒常性維持機構に破綻を来
すことになる。そこで、移植後は、無菌環境下とするこ
とが必須であった。
【0010】腎移植において、予め臓器提供者(ドナ
ー)の血を輸血しておくと、移植腎の生着が良くなるこ
とが知られている。このように、宿主にドナー血の輸血
を施して、ドナーに対する特異的免疫抑制を獲得させる
試みが、ドナー・スペシフィック・トランスフュージョ
ン(DST;donor specific tran
sfusion)として、臨床で行われている。しか
し、多数回の輸血により、ドナーの白血球に対する抗体
が作られ、その抗体が拒絶反応を誘発して、移植の機会
を失う場合がある。
【0011】免疫抑制法としては、特異的免疫抑制、即
ち、移植臓器のアロ抗原に対する免疫応答のみを抑制す
ることができ、しかも移植後の拒絶反応を永続的に抑制
することができる方法が望まれているが、効果的な抗原
特異的免疫抑制法あるいは免疫抑制剤は、未だ見出され
ていないのが現状であった。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、臓器
移植における臓器片拒絶反応を特異的に抑制し、かつ、
移植後の臓器片拒絶反応を永続的に抑制することができ
る抗原特異的免疫抑制剤を提供することにある。
【0013】本発明者らは、前記従来技術の有する問題
点を克服するために鋭意研究した結果、レシピエントに
対し、免疫抑制剤の投与に加え、細胞の接着分子(細胞
間接着因子)に対するモノクローナル抗体の投与、及び
ドナーの抹消血リンパ球のドナー・スペシフィック・ト
ランスフュージョン(DST)を施すことにより、移植
臓器に対して特異的な免疫抑制効果が得られ、しかも移
植後の臓器片拒絶反応を永続的に抑制できることを見出
し、その知見に基づいて本発明を完成するに至った。
【0014】
【課題を解決するための手段】かくして、本発明によれ
ば、(a)細胞間接着因子に対する抗体、(b)提供者
(ドナー)の末梢血リンパ球、及び(c)免疫抑制剤の
組み合わせからなることを特徴とする抗原特異的免疫抑
制剤が提供される。
【0015】T細胞の表面には、LFA−1(lymp
hocyte functionassociated
antigen)やLFA−2(CD2)などの分子
が存在するが、LFA−1は、他の細胞表面の対応物質
ICAM−1(intercellular adhe
sion molecule)に結合し、LFA−2
は、他の表面のLFA−3に結合して、T細胞と他の細
胞との接触を助けている。これらのLFA−1、LFA
−2、LFA−3、ICAM−1等の分子は、細胞間の
接着を助けているため、接着分子または細胞間接着因子
と総称されている。本発明では、これらの細胞間接着因
子に対する抗体、例えば、抗ICAM−1抗体、抗LF
A−1抗体等を使用する。
【0016】臓器提供者(ドナー)の抹消血リンパ球
は、レシピエントが臓器移植を受ける前に移入する(d
onor specific transfusio
n)。免疫抑制剤としては、ステロイド剤、アザチオプ
リン、シクロスポリンA、ミゾリピン、デオキシスパー
ガリン、FK506、メソトレキセート、ラパマイシ
ン、506BD等公知のものが、1種または2種以上を
組み合わせて使用することができる。
【0017】本発明の免疫抑制剤は、前記(a)、
(b)及び(c)の3成分の組み合わせからなるもので
ある。本発明の免疫抑制剤の投与方法の具体例は、次の
通りである。 移植7日前に、細胞間接着因子に対する抗体を投与す
る。 この後、臓器の提供者(ドナー)の末梢血からリンパ
球を採取し、臓器受容者(レシピエント)に静脈から注
入する(DST)。 免疫抑制剤を、この後3日間筋肉内投与する。 前記の〜の前処理を行った上で臓器移植を実施す
る。原則として、移植後は免疫抑制剤は使用しない。
【0018】また、免疫抑制剤、ドナーの抹消血からの
リンパ球、及び細胞間接着因子に対する抗体を混合した
後、移植前1週間から投与を開始することができる。本
発明の免疫抑制剤を使用することにより、移植された臓
器にのみ特異的に免疫反応を抑制することができ、他の
免疫反応を阻害しない。即ち、免疫寛容(トレランス;
tolerance)が誘導される。
【0019】拒絶反応の主体は、T細胞の反応であると
考えられている。T細胞は、生体内での免疫反応におい
て中心的な役割を果たしており、その中でも、ヘルパー
T細胞は、抗原提示細胞から抗原刺激を受け、IL−2
などの様々なリンホカインを産生して他のエフェクター
T細胞を活性化させる。抗原と反応したT細胞が産生
し、放出するリンホカインにより移植組織が障害を受け
る。また、キラーT細胞の誘導による移植細胞の破壊が
生じる。
【0020】Schwartzらは、第2シグナルの欠
如に基づく不応答(免疫寛容)の誘導メカニズムについ
て提唱を行っている(Annu.Rev.Immuno
l,vol.7,p.445−480,1989)。
【0021】ヘルパーT細胞が抗原提示細胞(APC)
により抗原提示を受けて、活性化されるためには、AP
C上の抗原Ia分子複合体の認識と共に、APCからの
第2シグナル(costimulatory sign
al)を受け取ることが必要である。即ち、T細胞の活
性化には、T細胞抗原レセプター(TCR)、抗原、主
要組織適合性遺伝子複合体(MHC)に由来するシグナ
ルに加えて、第2のシグナルが必要であり、第2のシグ
ナルが欠如した状態で抗原刺激が起きると、T細胞の不
活性化からトレランスが誘導される。このcostim
ulatory刺激をブロックすることにより、ヘルパ
ーT細胞が活性化されないのみならず、免疫寛容に陥
る。
【0022】T細胞−APC間の相互作用において、L
FA−1のICAM−1への結合がそのcostimu
latory signalを与えている可能が、va
nSeventerらにより示唆されている(J.Im
munol vol.144,p.4579−458
6,1990)。このモデルに従えば、抗体によるLF
A−1/ICAM−1のブロックによるトレランスの誘
導は、T細胞の不活化によるクローンの失活(clon
al anergy)として説明することができる。
【0023】即ち、マウスを例にとれば、異種間の心臓
移植において、トレランスが誘導できたマウスのリンパ
球は、エフェクターT細胞である細胞障害性T細胞(C
TL)の活性が抑制されているが、そのリンパ球をin
vitroで混合リンパ球培養によりアロ抗原(異系
の主要組織適合性抗原)による刺激を行うと、強いCT
L活性を示す。したがって、このトレランスは、T細胞
の抗原特異的細胞欠失(clonal deletio
n;クローンの消失)ではなくclonalanerg
yであると考えられる。しかし、抗体による阻害は、一
部の例においてトレランスが誘導できているにすぎず、
不十分な免疫抑制法である。
【0024】本発明の抗原特異的免疫抑制剤では、
(a)細胞間接着因子に対する抗体による抑制に加え、
(b)ドナーの末梢血リンパ球のDSTによる特異的免
疫抑制、及び(c)免疫抑制剤による抑制を併用するこ
とにより、移植の拒絶反応の防止に対し、従来にない非
常に優れた効果を示すことができる。これらの薬剤は、
前記した投与方法により、移植前後の特定期間併用する
ことが好ましい。
【0025】本発明の抗原特異的免疫抑制剤は、臓器移
植、骨髄移植、皮膚移植等種々の移植による拒絶反応の
抑制に有用であるとともに、自己免疫疾患における免疫
応答の抑制や、アレルギー疾患におけるアレルギー反応
の抑制にも応用することができる。
【0026】
【実施例】以下に実施例を挙げて本発明をさらに具体的
に説明するが、本発明は、この実施例のみに限定される
ものではない。
【0027】[実施例1]ラットの心移植を例に、本発
明の免疫抑制剤の有効性を実証する。ドナー(提供者)レシピエント(受容者) ドナーとして、F344ラットのオス8〜10週齢を用
い、レジピエントとして、WKAHラットのオス8〜1
0週齢を用いた。
【0028】抗原特異的免疫抑制剤 細胞間接着因子に対する抗体として、抗ラットICAM
−1抗体及び抗ラットLFA−1抗体を、それぞれ10
mg/kg用いた。ドナーの末梢血リンパ球として、F
344ラットから脾臓を取り出し、細断後、細胞を浮遊
させて、生理食塩水中に1×108個/mlの濃度に懸
濁したものを使用した。免疫抑制剤としては、FK50
6を1mg/kg用いた。これらを混合した後、移植前
7日から投与を開始した。
【0029】移植 移植は、Ono and Lindsayらの変法に準
じて、腹腔内に心臓を移植した。総虚血時間は、平均4
5分であった。拒絶反応の判定 移植片拒絶反応の判定は、腹壁上からの触診で、心拍動
を確認することにより行い、拍動の停止をもって拒絶完
成と判断した。また、トレランスは、100日間の生着
をもって達成とした。
【0030】生着日数 図2に生着日数の結果を示す。なお、図1に、細胞間接
着因子に対する抗体で処理した後移植後の生着日数を示
す。免疫抑制剤(図2のFK506処理の例)や抗体
(図1)のみでは、何も処理していないもの(図1の未
処理の例)に比べて効果はあるが、トレランスを誘導す
るには至っていない。しかし、本発明の免疫抑制剤を用
いた場合は、図2に示すように、Group1及び2の
いずれにおいても、トレランスが誘導できた。
【0031】移植片特異的免疫抑制 トレランスの誘導ができた個体について、抗原特異的な
トレランスか否かを、リンパ球混合反応により検討し
た。即ち、F344ラットの脾細胞及び第3のグループ
ACIラットの脾細胞を2000radのX線照射を行
い不活化した。これらを刺激細胞とし、トレランスが誘
導できた移植WKAHラットから脾細胞を調製し、その
抗原応答性を調べた。その結果、図3及び図4に示すよ
うに、IL−2添加時にF344ラットに対する反応性
は低下しているものの、ACIラットに対する反応性は
コントロールと比べて差がなかった。このことから抗原
特異的なトレランスを誘導できたと考えられる。
【0032】
【発明の効果】本発明によれば、臓器移植における臓器
片拒絶反応を特異的に抑制し、かつ、移植後の臓器片拒
絶反応を永続的に抑制することができる抗原特異的免疫
抑制剤が提供される。本発明の抗原特異的免疫抑制剤
は、臓器や組織の移植による拒絶反応の抑制、自己免疫
疾患における免疫応答の抑制、アレルギー疾患における
アレルギー反応の抑制等に使用することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】細胞間接着因子に対する抗体を投与した後、あ
るいは未処理で、移植後の心臓の生着日数を示すグラフ
である。
【図2】本発明の抗原特異的免疫抑制剤を投与した後
(Groups 1−2)、あるいは免疫抑制剤FK5
06を投与した後、移植後の心臓の生着日数を示すグラ
フである。
【図3】トレランス誘導後の抗原特異的抑制効果をリン
パ球混合反応で調べた結果である。移植された提供者の
臓器にのみ、免疫抑制がかかり、他の臓器免疫反応を全
く抑制していないことを示している。
【図4】トレランス誘導後の抗原特異的抑制効果をリン
パ球混合反応で調べた結果である。移植された提供者の
臓器にのみ、免疫抑制がかかり、他の臓器免疫反応を全
く抑制していないことを示している。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.5 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 A61K 39:395 9284−4C 35:26) 7431−4C (72)発明者 中田 元巳 大阪府大阪市此花区島屋一丁目1番3号 住友電気工業株式会社大阪製作所内

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 (a)細胞間接着因子に対する抗体、
    (b)提供者(ドナー)の末梢血リンパ球、及び(c)
    免疫抑制剤の組み合わせからなることを特徴とする抗原
    特異的免疫抑制剤。
JP5108856A 1993-04-12 1993-04-12 抗原特異的免疫抑制剤 Pending JPH06298654A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP5108856A JPH06298654A (ja) 1993-04-12 1993-04-12 抗原特異的免疫抑制剤

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP5108856A JPH06298654A (ja) 1993-04-12 1993-04-12 抗原特異的免疫抑制剤

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH06298654A true JPH06298654A (ja) 1994-10-25

Family

ID=14495339

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP5108856A Pending JPH06298654A (ja) 1993-04-12 1993-04-12 抗原特異的免疫抑制剤

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH06298654A (ja)

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO1998039016A1 (fr) * 1997-03-07 1998-09-11 Otsuka Pharmaceutical Co., Ltd. Inducteurs de tolerance immunitaire
WO1998052606A1 (en) * 1997-05-17 1998-11-26 Biogen, Inc. Use of a cd40:cd154 binding interruptor to prevent counter adaptive immune responses, particularly graft rejection
JP2002520262A (ja) * 1998-07-10 2002-07-09 ユニヴエルシテ・ピエール・エ・マリー・キユリー・パリ・シス Tリンパ球交換
EP1275638A1 (de) * 2001-07-06 2003-01-15 Aventis Behring GmbH Kombinationspräparat zur Therapie von immunologischen Erkrankungen

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO1998039016A1 (fr) * 1997-03-07 1998-09-11 Otsuka Pharmaceutical Co., Ltd. Inducteurs de tolerance immunitaire
WO1998052606A1 (en) * 1997-05-17 1998-11-26 Biogen, Inc. Use of a cd40:cd154 binding interruptor to prevent counter adaptive immune responses, particularly graft rejection
JP2002520262A (ja) * 1998-07-10 2002-07-09 ユニヴエルシテ・ピエール・エ・マリー・キユリー・パリ・シス Tリンパ球交換
EP1275638A1 (de) * 2001-07-06 2003-01-15 Aventis Behring GmbH Kombinationspräparat zur Therapie von immunologischen Erkrankungen

Similar Documents

Publication Publication Date Title
AU656150B2 (en) Methods for inhibiting rejection of transplanted tissue
van Rood et al. The influence of allogeneic cells on the human T and B cell repertoire
US8916147B2 (en) Universal donor-derived tolerogenic cells for inducing non-syngeneic transplantation tolerance
AU734665B2 (en) Mixed chimerism and tolerance
US7638121B2 (en) Methods for human allografting
JP2547162B2 (ja) 哺乳動物における異系移植片拒否反応を抑制するための方法と組成物
JP2002502823A (ja) 移植における補刺激遮断および混合キメラ現象
JP2002514193A (ja) 同種幹細胞移植のためのコンディショニング
GOSS et al. Intrathymic injection of donor alloantigens induces donor-specific vascularized allograft tolerance without immunosuppression
Eun Composite tissue allotransplantation immunology
JPH04505919A (ja) トレランスを誘導するためのモノクローナル抗体
Guo et al. Long‐term survival of intestinal allografts induced by costimulation blockade, busulfan and donor bone marrow infusion
Kahan TRANSPLANTATION TIMELINE MANKIND'S: THREE MILLENNIA—ONE MAVERICK'S THREE DECADES IN THE STRUGGLE AGAINST BIOCHEMICAL INDIVIDUALITY
JPH06298654A (ja) 抗原特異的免疫抑制剤
US7138144B2 (en) Method of inducing immune tolerance via blood/lymph flow-restricted bone marrow transplantation
Xu et al. Sensitization to minor antigens is a significant barrier in bone marrow transplantation and is prevented by CD154: CD40 blockade
Stadlbauer et al. Intrathymic immunomodulation in sensitized rat recipients of cardiac allografts: requirements for allorecognition pathways
Starzl The mystique of transplantation: biologic and psychiatric considerations
Medawar Transplantation and immunogenetics
EDELMAN et al. Fetal islet allotransplantation in rabbits
Granger et al. Section IV-Transplantation and Immunology
Graeb et al. Hepatocyte expression of soluble donor MHC class I antigen via gene transfer inhibits multiple aspects of the antidonor immune response in fully sensitized rat transplant recipients
Hutchinson Cyclosporin A. A powerful immunosuppressant in the rat
Brown Immunohistological Observations on Foetal Pancreas and Isolated Pancreatic Islet Transplantation in Rats
JP2001029067A (ja) 抗原特異的細胞傷害抑制性細胞の誘導方法