JPH06297546A - 光ファイバ圧送用パイプの製造方法 - Google Patents

光ファイバ圧送用パイプの製造方法

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JPH06297546A
JPH06297546A JP8892293A JP8892293A JPH06297546A JP H06297546 A JPH06297546 A JP H06297546A JP 8892293 A JP8892293 A JP 8892293A JP 8892293 A JP8892293 A JP 8892293A JP H06297546 A JPH06297546 A JP H06297546A
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JP
Japan
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die
feeding pipe
pressure
optical fiber
nipple
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Pending
Application number
JP8892293A
Other languages
English (en)
Inventor
Akira Sano
章 佐野
Akio Mogi
章夫 茂木
Suehiro Miyamoto
末広 宮本
Kazunari Suzuki
一成 鈴木
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Fujikura Ltd
Original Assignee
Fujikura Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 内周面に、長さ方向に伸びる溝が形成された
光ファイバ圧送用パイプを製造する。 【構成】 円筒状のダイス3と、該ダイス3の中空部内
に配され、ダイス口3aにおける断面形状が歯車状に形
成されてなるニップル4とを備えた押出機2を用い、押
出成形によって光ファイバ圧送用パイプを製造する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は光ファイバユニットを圧
送によりパイプ内に通線する方法に用いられる光ファイ
バ圧送用パイプ(以下、単に圧送用パイプという)の製
造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】図4に光ファイバユニット圧送方法の説
明図を示す。図中符号11は圧送用パイプ、11aは圧
送用パイプの内周面、12は光ファイバユニットをそれ
ぞれ示す。従来より光ファイバを布設する方法として、
予め、内部に中空の圧送用パイプ11を有するケーブル
を布設しておき、必要に応じてこの圧送用パイプ11内
に光ファイバを通線する方法が行われている。また光フ
ァイバは、これを取扱い易くするために、数心ずつまと
めた構造の光ファイバユニット12として用いられてい
る。光ファイバユニット12は、複数本の光ファイバ素
線を、例えばナイロンを用いて形成された一次被覆層お
よび発泡ポリエチレンを用いて形成された二次被覆層に
て一体化して形成されている。
【0003】そして、光ファイバユニット12を圧送用
パイプ11内に通線して布設する1つの方法として、図
4に示すように、パイプ11内を加圧して一方向の空気
流を生じさせ、この空気流によって光ファイバユニット
12を圧送する方法が行われている。このような光ファ
イバユニット12の圧送方法は光ファイバの布設だけで
なく、補修の際にも用いることができるものである。ま
た、光ファイバに大きな圧力がかかるのを避けるため、
圧送のために行う圧送用パイプ11内の加圧は、好まし
くは10kg/cm2以下に設定されている。
【0004】従来より、圧送用パイプ11には一般に外
径8mm、内径6mm程度の円筒状のパイプが用いられてい
る。このものは一般にポリエチレン、好ましくは高密度
ポリエチレンを用いて形成されている。そして、例えば
図5に示すような、円筒状のダイス13と、このダイス
13の中空部内にダイス13と同軸となるように配され
た円筒状のニップル14とを備えた押出機を用い、この
ダイス13とニップル14との間隙を通って樹脂を押出
すことによって、図6に示すような断面形状を有する圧
送用パイプ11が製造されていた。
【0005】しかしながら、光ファイバユニット12が
圧送用パイプ11内を圧送される際に、圧送用パイプ1
1内の空気流による推進力に対して、光ファイバユニッ
ト12の表面と圧送用パイプの内周面11aとの間の摩
擦による抵抗力が大きくなると、圧送速度および圧送距
離等の圧送特性が悪化するという不都合があった。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】そこで図1に示すよう
に、圧送用パイプ1の内周面に、パイプ長さ方向に伸び
る溝を形成することが提案された。これは、溝を形成す
ることによって圧送用パイプ1の内周面とこのパイプ1
内を圧送される光ファイバユニット表面との接触面積を
小さくして、これらの摩擦による抵抗を低減させるもの
であり、このような圧送用パイプ1を用いることによ
り、圧送特性に優れた光ファイバ圧送を行うことができ
る。しかしながらこのような溝が形成された圧送用パイ
プ1は、金属の引抜き加工と同様の手法により成形する
ことが可能であるが、その成形は難しく、また長尺のパ
イプを製造できないという欠点があり、これらの欠点を
解消できるような製造方法の開発が望まれていた。
【0007】この発明は前記事情に鑑みてなされたもの
で、内周面に、長さ方向に伸びる溝が形成されてなる光
ファイバ圧送用パイプを容易に成形でき、また長尺化も
できるようにした圧送用パイプの製造方法を提供するこ
とを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】この発明の圧送用パイプ
の製造方法は、円筒状のダイスと、該ダイスの中空部内
に配され、ダイス口における断面形状が歯車状に形成さ
れてなるニップルとを備えた押出機を用いて押出成形す
ることを前記課題の解決手段とした。
【0009】
【作用】本発明の圧送用パイプの製造方法によれば、内
周面に、パイプ長さ方向に溝が形成された圧送用パイプ
を押出成形により簡便に製造することができる。また連
続的に製造を行うことができ、長尺パイプを容易に得る
ことができる。
【0010】
【実施例】以下、この発明を詳しく説明する。図1は、
本発明の方法により得られる圧送用パイプの一例を示し
た断面図である。図2は本発明の製造方法に好適に用い
られる押出機の例を示す要部断面斜視図であり、図3は
この押出機のダイス口の形状を示す断面図である。
【0011】本発明において、圧送用パイプ1は、内周
面にパイプ長さ方向に伸びる溝が形成されたもので、溝
の形状、大きさ、本数等は任意とされる。圧送用パイプ
1の外周面の形状は特に限定されないが、この圧送用パ
イプ1をケーブル内に効率よく配することができる形状
が好ましく、一般的には外周面は断面円形に形成され
る。また圧送用パイプ1の内径1aおよび外径1bは、
圧送される光ファイバユニットの大きさやパイプの材質
等によって適宜設定されるが、例えば、圧送用パイプ1
の内径1aは光ファイバユニットの外径よりも1.1〜
3.0倍程度大きく形成され、圧送用パイプ1の外径1
bは、パイプ1の内径1aよりも1.2〜2.0倍程度
大きく形成される。
【0012】本発明において圧送用パイプ1は、図2お
よび3に示したようなダイス3およびニップル4を備え
た押出機2を好適に用いて、押出成形により製造され
る。この押出機2において、ダイス3の形状はダイス口
3aの内方において、ダイス3の形状が円筒状に形成さ
れたもので、従来の圧送用パイプの押出成形に用いられ
るものと同様のものを用いることができる。そして、こ
のダイス3の中空部内に、一端部分4aが円柱状で、か
つ他端部分4cが断面歯車状に形成されたニップル4
が、該他端部分4cがダイス口3a側となるように上記
ダイス3と同軸に配置されている。
【0013】ニップル4の他端部分4cは、一端部分4
aよりも、外径が大きくなるように形成されている。こ
の他端部分4cの形状は、外周面にニップル長さ方向に
伸びる歯溝を有する断面歯車状に形成され、任意の形状
とすることができる。断面の歯車形状における歯形、歯
数等は、所望する圧送用パイプ1の内周面の形状により
適宜設定することができる。例えばこの他端部分4c
は、円柱の外周面全面に、ニップル4の長さ方向に伸び
る断面V字状の歯溝を等間隔で設けて断面歯車状とする
こともできる。ここで、ニップル4の外周面全面にわた
って、必ずしも均一な歯形を形成する必要はなく、不均
一な歯形とすることもできる。
【0014】また、一端部分4aから他端部分4cへ続
く中間部分4bは、一端部分4aから他端部分4cへ向
かって徐々に拡径する断面歯車状に形成されている。こ
の中間部分4bにおける拡径の度合いは任意とすること
ができ、直線的に拡径させても、またカーブを描いて拡
径させてもよい。また、一端部分4aの先端は、先端に
向かって縮径するテーパ状に好ましく形成されている。
【0015】このようなダイス3およびニップル4を備
えた押出機2に適宜の樹脂材料を供給し、この樹脂を、
ダイス3およびニップル4の間隙を通過させ、ダイス口
3aから押出すことによって、ダイス口3aにおけるダ
イス3およびニップル4の間隙部分の断面形状と同一の
断面形状を有する圧送用パイプ1が得られる。すなわ
ち、圧送用パイプ1の内周面には、ニップル4の他端部
分4cにおける歯の部分に相当する、パイプ長さ方向に
伸びる溝が形成される。またこの例のように、ニップル
4の形状を、ダイス口3aに向かって拡径する形状とす
ることによって、このニップル4の周囲を通過してダイ
ス口3aから押出される樹脂の流れをスムーズにするこ
とができる。
【0016】(実施例)図2および3に示したような押
出機2を用いて圧送用パイプ1を製造した。ダイス3は
内径が10mmの円筒状で、ダイス口3a側の端部には
全長20mmのニップル4が配されている構成とした。
ニップル4は、一端部分4aの先端部分が、先端に向っ
て、長さ10mmにわたって縮径しており、この縮径部
分に続いて外径4mm、長さ10mmの円柱部分が形成
されている。また、ダイス口3a側の他端部分4cは、
長さ20mmにわたって、外径3mmの円柱の外周面
に、ニップル4の長さ方向に伸びる溝幅約1mm、深さ
1.5mmの断面V字状の歯溝が19本(溝の数)、等
間隔に設けられて断面歯車状に形成されている。また上
記一端部分4aとこの他端部分4cとの間の中間部分4
bは、一端部分4aから他端部分4cに向かって徐々に
拡径され、その外周面には、他端部分4cの歯溝にそれ
ぞれ連なる断面V字状の歯溝が設けられている。またこ
の中間部分4bの歯溝は、その深さが、一端部分4a側
から他端部分4c側へ向かって徐々に深くなるように、
また溝幅も徐々に大きくなるように形成されている。こ
のようなダイス3およびニップル4を備えた押出機2に
高密度ポリエチレンを供給し、ダイス口3aから押出し
て成形することによって、内周面にパイプ長さ方向に伸
びる溝を有する圧送用パイプ1が得られた。
【0017】
【発明の効果】以上説明したようにこの発明の光ファイ
バ圧送用パイプの製造方法は、円筒状のダイスと、該ダ
イスの中空部内に配され、ダイス口における断面形状が
歯車状に形成されてなるニップルとを備えた押出機を用
いて押出成形するものである。したがって、内周面に、
長さ方向に溝が形成された圧送用パイプを簡便に製造す
ることができ、これを用いて優れた光ファイバ圧送を行
うことができる。また本発明の製造方法は圧送用パイプ
を押出成形するものであるので、連続的に製造を行うこ
とができ、長尺パイプを容易に得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の製造方法により得られる光ファイバ
圧送用パイプの例を示す断面図である。
【図2】 本発明の製造方法に用いられる押出機の例を
示す要部断面斜視図である。
【図3】 本発明の製造方法に用いられる押出機におけ
るダイス口の形状の例を示す断面図である。
【図4】 光ファイバ圧送方法の説明図である。
【図5】 従来の光ファイバ圧送用パイプの製造に用い
られる押出機の例を示す断面図である。
【図6】 従来の光ファイバ圧送用パイプの断面図であ
る。
【符号の説明】
1…圧送用パイプ、2…押出機、3…ダイス、3a…ダ
イス口、4…ニップル
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 鈴木 一成 千葉県佐倉市城内町109−2 タザマハイ ツ102

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 内周面に、長さ方向に伸びる溝が形成さ
    れてなる光ファイバ圧送用パイプを製造する方法であっ
    て、円筒状のダイスと、該ダイスの中空部内に配され、
    ダイス口における断面形状が歯車状に形成されてなるニ
    ップルとを備えた押出機を用いて押出成形することを特
    徴とする光ファイバ圧送用パイプの製造方法。
JP8892293A 1993-04-15 1993-04-15 光ファイバ圧送用パイプの製造方法 Pending JPH06297546A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100788407B1 (ko) * 2005-10-28 2007-12-24 (주) 세창실업 식물 재배용 보강 분무호스 제조방법
CN113715309A (zh) * 2021-07-30 2021-11-30 青岛橡六胶管有限公司 高压橡胶管预处理工艺

Cited By (3)

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KR100788407B1 (ko) * 2005-10-28 2007-12-24 (주) 세창실업 식물 재배용 보강 분무호스 제조방법
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