JPH0629745Y2 - ケ−ブルヘツドの電流検出構造 - Google Patents

ケ−ブルヘツドの電流検出構造

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JPH0629745Y2
JPH0629745Y2 JP1062487U JP1062487U JPH0629745Y2 JP H0629745 Y2 JPH0629745 Y2 JP H0629745Y2 JP 1062487 U JP1062487 U JP 1062487U JP 1062487 U JP1062487 U JP 1062487U JP H0629745 Y2 JPH0629745 Y2 JP H0629745Y2
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JP
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cable
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electric field
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JP1062487U
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Inventor
官司 山田
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株式会社三英社製作所
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案はケーブルヘッドの電界緩和遮蔽層を利用して事
故電流等の電流検出を行うようにした電流検出構造に関
する。
〔従来の技術〕
電界遮蔽層を利用して電流検出を行うものとして、例え
ば、実開昭61-202123号に示されるケーブル分岐接続部
がある。このケーブル分岐接続部は分岐接続部の外部遮
蔽層に埋込み遮蔽導体を介して一端が接続される通過電
流表示器を有しており、通過電流表示器の他端は遮蔽引
き出し金具を介してケーブル遮蔽層に接続されている。
このケーブル分岐接続部では、ケーブル遮蔽層と分岐接
続部の外部遮蔽層を通過電流表示器を介して接続してい
るため、容易に事故電流等の検出を行うことができる。
〔考案が解決しようとする問題点〕
しかし、従来のケーブル分岐接続部における電流検出構
造によれば、通過電流表示器を埋込み遮蔽導体および遮
蔽引き出し金具を介して分岐接続部の外部へ引き出して
いるため、構成が複雑化し、かつ、形状が大型化すると
いう不都合があり、また、ケーブル遮蔽層と分岐接続部
の外部遮蔽層の間に通過電流表示器を挿入しているた
め、機器口出部等のケーブルヘッドに適用することがで
きない。
〔問題点を解決するための手段〕
本考案は上記に鑑みてなされたものであり、ケーブル遮
蔽層から大地電位部材に流れる電流を検出する電流検出
構造において、 ケーブル端末部の段剥ぎされた絶縁体上に設けられ、始
端部の外形が円錐状の絶縁補強体と、 前記絶縁補強体の外周に位置し、前記ケーブル遮蔽層と
前記大地電位部材に接続される導電性を有し、かつ分断
された電界緩和遮蔽層と、 前記分断された電界緩和遮蔽層を電気的に接続し、一部
が外部に引き出されたリード線と、 前記リード線に流れる電流を変流手段を介して検出する
検出手段を備えたことを特徴とするケーブルヘッドの電
流検出構造を提供するものである。
以下、本考案のケーブルヘッドの電流検出構造を詳細に
説明する。
〔実施例〕
第1図は本考案の一実施例を示し、開閉器等の本体ケー
ス1にケーブル2が取り付けられている。ケーブル2は
段剥ぎにより順に露出した導体21、絶縁体22、遮蔽層2
3、シース24を有し、導体21に本体ケース1の内部電極
(図示せず)に接続される圧縮スリーブ25が接続されて
いる。圧縮スリーブ25から絶縁体22にかけてモールド絶
縁体によって構成される絶縁補強体26が施されており、
モールド絶縁体によって構成される絶縁補強体26の外周
に一部ゴム絶縁体27を介して導電性ゴムの電界緩和遮蔽
層28a、28bが設けられている。電界緩和遮蔽層28a、28bは
ゴム絶縁体27の先端部において分断されており(28cは
分断部)、かつ外部に引き出されたリード線30によって
電気的に接続され、電界緩和遮蔽層28aの先端28dは取付
金具31と電気的に接続されている。電界緩和遮蔽層28a、
28bおよびリード線30の一部を押さえるようにゴム絶縁
体32が設けられており、その外周に順に熱収縮チューブ
層33、取付金具31、熱収縮チューブ層34が位置してい
る。
第2図(a)、(b)はモールド絶縁体によって構成されう絶
縁補強体26の外周に設けられ、ゴム絶縁体27、電界緩和
遮蔽層28a、28b、リード線30、ゴム絶縁体32の3層より
成るチューブ構造体を示し、何れも加熱収縮性ゴムで構
成されている。リード線30は導体30aと絶縁体30bで構成
され、導体30aが電界緩和遮蔽層28a、28bに固定され、か
つ、外部へ引き出される部分に磁性コア41に巻回された
電流測定用の電流取出部40(第2図(b))がコイル状に
設けられている。
以上述べたケーブルヘッドを製造する手順は次の通りで
ある。まず、ケーブル2の端末を段剥ぎし、導体21に圧
縮スリーブ25を固定する。同時に、第2図(a)の3層チ
ューブ構造体および取付金具31をケーブルシース24上に
位置させておく。次に、モールド絶縁体によって構成さ
れる絶縁補強体26を成形し、その外周に3層チューブ構
造体をスライドさせて加熱収縮により一体にする。この
とき、界面に接着材を施すと更に良い。この後、再度加
熱収縮チューブ33で圧縮し、取付金具31をスライドさせ
て弾性的に嵌合させる。最後に、加熱収縮チューブ34を
施して完成する。本体ケース1に取り付けるときパッキ
ング42、43を介在させ、ボルト(図示せず)等によって
固定する。
第3図は電流検出状態を示し、ケーブル遮蔽層23から電
界緩和遮蔽層28a、28bを介して本体ケース1に流れる電
流は電流取出部40に接続された電流検出部50によって検
出することができる。
〔考案の効果〕
以上説明した通り、本考案のケーブルヘッドの電流検出
構造によれば、電界緩和遮蔽層を所定の位置で分断して
外部へ引き出したリード線で接続したため、構成の複雑
化を招かずに電界緩和遮蔽層を利用して電流検出を行う
ことができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の一実施例を示す断面図。第2図(a)、
(b)は本考案における中間構造体を示す断面図。第3図
は電流検出状態を示す説明図。 符号の説明 1……機器本体ケース 2……ケーブル 21……導体 22……絶縁体 23……ケーブル遮蔽層 24……シース 25……圧縮スリーブ 26……モールド絶縁体によって構成された絶縁補強体 27……ゴム絶縁体 28a、28b……電界緩和遮蔽層 30……リード線 40……電流取出線

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】ケーブル遮蔽層から大地電位部材に流れる
    電流を検出する電流検出構造において、 ケーブル端末部の段剥ぎされた絶縁体上に設けられ、始
    端部の外形が円錐状の絶縁補強体と、 前記絶縁補強体の外周に位置し、前記ケーブル遮蔽層と
    前記大地電位部材に接続される導電性を有し、かつ分断
    された電界緩和遮蔽層と、 前記分断された電界緩和遮蔽層を電気的に接続し、一部
    が外部に引き出されたリード線と、 前記リード線に流れる電流を変流手段を介して検出する
    検出手段を備えたことを特徴とするケーブルヘッドの電
    流検出構造。
JP1062487U 1987-01-27 1987-01-27 ケ−ブルヘツドの電流検出構造 Expired - Lifetime JPH0629745Y2 (ja)

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JPS63118573U JPS63118573U (ja) 1988-08-01
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JP7372192B2 (ja) * 2020-03-31 2023-10-31 矢崎総業株式会社 シールド電線の検査装置

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