JPH06297140A - 熱交換器の液切り方法 - Google Patents

熱交換器の液切り方法

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JPH06297140A
JPH06297140A JP8984993A JP8984993A JPH06297140A JP H06297140 A JPH06297140 A JP H06297140A JP 8984993 A JP8984993 A JP 8984993A JP 8984993 A JP8984993 A JP 8984993A JP H06297140 A JPH06297140 A JP H06297140A
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JP
Japan
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heat exchanger
liquid
exchanger assembly
basket
tube
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Application number
JP8984993A
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English (en)
Inventor
Takashi Terada
隆 寺田
Kazuyoshi Nishizawa
和由 西沢
Yoshito Imaizumi
好人 今泉
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Showa Aluminum Can Corp
Original Assignee
Showa Aluminum Corp
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Abstract

(57)【要約】 【構成】 ろう付け前において脱脂洗浄した熱交換器組
立て体13を遠心分離により液切りする。特に、熱交換
器組立て体13を、遠心分離機の回転バスケット31内
に、チューブ長さ方向を半径線方向に一致させる態様に
おいて配置して遠心分離を行う。 【効果】 熱交換器組立て体13がろう付け前の脱脂洗
浄により保有した液を、十分に、むらなく、能率的に液
切りすることができ、後の乾燥に要する時間を短縮し得
て、熱交換器の生産性を向上することができると共に、
経済的に脱脂洗浄を行うことができ、チューブ内の液を
も効率的に遠心分離除去することができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、アルミニウム等の金
属製熱交換器の液切り方法、更に詳しくは、熱交換器の
仮組後のろう付け前に行われる熱交換器の脱脂洗浄にお
いて熱交換器が保有した洗浄液あるいは洗浄水を液切り
する場合において特に有効的に用いられる熱交換器の液
切り方法に関する。
【0002】
【従来の技術】近時、例えばカークーラー用凝縮器など
として、並列状態に配置された複数本のチューブの両端
に一対の筒状の中空ヘッダーが連通状態に接続され、チ
ューブ間にフィンが配置された基本構造の、いわゆるマ
ルチフローないしはパラレルフローと称されるアルミニ
ウム製の熱交換器が好んで使用される傾向にある。
【0003】例えばこの熱交換器において、その製造
は、一般に、チューブ、ヘッダー、フィン等の各熱交換
器構成部材をそれぞれに製作した後、これら熱交換器構
成部材を相互に組み合わせて仮組状態の熱交換器組立て
体に組み立て、そして、ここまでの過程でこの熱交換器
組立て体に付着した油脂分や汚れを脱脂洗浄により除去
し、しかるのち、この熱交換器組立て体の各構成部材同
士を一括ろう付けにより接合一体化するというようにし
て行われている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上記のろう
付け前に行う熱交換器組立て体の脱脂洗浄は、熱交換器
組立て体自体が構造的に複雑で液切性が悪いものである
ため、従来、塩素系有機溶剤やフロンを用いた蒸気洗浄
等によって行っていた。
【0005】しかし、この蒸気洗浄は、環境汚染等を招
くことから、最近では、水系、準水系、炭化水素系の洗
浄液を用いた洗浄に移行される傾向にある。
【0006】この水系等の洗浄液による洗浄では、上記
のように、熱交換器組立て体自体が構造的に複雑で液切
性が悪いものであるため、洗浄した熱交換器組立て体が
多くの洗浄液を保有してしまい、そのため、この保有し
た液をエアーブロー等によって液切りした後に、該熱交
換器組立て体をヒーター等にて乾燥するという工程を経
る必要がある。
【0007】しかしながら、この熱交換器組立て体の液
切りにおいて、エアーブロー等による液切りでは、十分
な液切りがなされにくく、また液切りにむらを生じ易
く、更に液切りに多くの時間も要するなどの問題があっ
た。
【0008】従って、従来の水系等の洗浄・液切り法で
は、液切り後の乾燥に要する時間が長くかかるなど、熱
交換器の生産性低下を招く結果となっていた。
【0009】特に、熱交換器のろう付けの場合には、チ
ューブ内の液も十分に液切りしておくのが非常に有効的
であるが、上記のようなエアーブローでは、熱交換器組
立て体の外面側の液切りが主となるため、チューブ内の
液の除去には余り効果がなかった。
【0010】更に、上記のようなエアーブーロー等によ
る液切りでは、洗浄液の持出しが多くなり、洗浄液槽へ
の液の補充量が多くなるなど、製造コスト面での不利を
招く結果ともなっていた。
【0011】この発明は、上記のような従来の問題点に
鑑み、熱交換器の保有した液の液切りを、十分に、むら
なく、能率的に行うことができる熱交換器の液切り方法
を提供することを目的とする。
【0012】
【課題を解決するための手段】上記目的において、第1
の発明は、ろう付け前の脱脂洗浄工程において洗浄した
熱交換器を回転バスケット内に配置し、該バスケットを
回転せしめることにより、該熱交換器の保有している液
を遠心分離により除去することを特徴とする熱交換器の
液切り方法を要旨とする。
【0013】また、第2の発明は、複数のチューブが並
列状態に配置された熱交換器の液切り方法であって、前
記熱交換器を、回転バスケット内に、チューブの端部が
該チューブの中間部又は他方の端部よりもバスケットの
回転軸線から相対的に遠く離される態様において配置
し、その配置状態でバスケットを回転せしめることによ
り、熱交換器の保有している液を遠心分離により除去す
ることを特徴とする熱交換器の液切り方法を要旨とす
る。
【0014】なお、上記「熱交換器」の語は、一括ろう
付けされるべき熱交換器構成部材同士が相互に仮組状態
に組み合わされたろう付け前の熱交換器組立て体や、チ
ューブとヘッダーとが仮組状態に組み合わされた熱交換
器スケルトン等、製造過程における各種組立て状態にあ
る熱交換器、あるいはろう付け後の熱交換器などを含む
広い意味において使用している。
【0015】
【作用】上記第1発明では、ろう付け前の脱脂洗浄工程
において洗浄した熱交換器を回転バスケット内に配置
し、該バスケットを回転せしめることにより、該熱交換
器の保有している液を遠心分離により除去するものであ
ることにより、洗浄により熱交換器が保有した液が、十
分に、むらなく、能率的に液切りされる。従って、液切
り後の乾燥なども能率よく遂行されると共に、洗浄液の
持出しも減少される。
【0016】また、第2発明では、熱交換器を、回転バ
スケット内に、チューブの端部が該チューブの中間部又
は他方の端部よりもバスケットの回転軸線から相対的に
遠く離される態様において配置し、その配置状態でバス
ケットを回転せしめることにより、熱交換器の保有して
いる液を遠心分離により除去するものであることによ
り、チューブ内の液も遠心力の作用により端部側に移行
されて除去され、チューブ内の液までも十分に液切り除
去されうる。
【0017】
【実施例】次に、この発明を、仮組状態に組み立てた熱
交換器組立て体の、ろう付け前においてなす脱脂洗浄に
おける液切りに適用した実施例方法について説明する。
【0018】なお、第2の発明にかかる液切り方法は、
このような脱脂洗浄における液切りに適用する場合に限
定されるものではなく、熱交換器の保有する液の液切り
方法として、広く適用され得るものである。
【0019】液切りの対象となる熱交換器は、上記した
ようないわゆるマルチフロータイプの熱交換器である。
なお、端部にタンク部を有する板状チューブエレメント
を、タンク部同士を突き合わせて積層したいわゆる積層
型熱交換器等、その他の熱交換器であってもよい。
【0020】まず、完成品としてのこの熱交換器につい
て説明すると、第13図及び第14図に示されるよう
に、この熱交換器は、所定間隔おきに並列状態に配置さ
れた所定長さの複数本の熱交換用の偏平チューブ(1)
…と、該チューブ(1)…の両端に連通状態に接続され
た左右一対の中空ヘッダー(2)(2)と、チューブ
(1)…間に介在配置されたフィン(3)…とを、主要
な熱交換器構成部材として備え、各熱交換器構成部材同
士などが一括ろう付けにより接合一体化されたものとな
されている。なお、(4)は仕切りで、冷媒がチューブ
(1)…群を蛇行状に流通するようにヘッダー(2)
(2)内を所定高さ位置において上下の室に仕切ってい
る。(5)は冷媒入口用の外部配管接続継手、(6)は
同出口用の外部配管接続継手である。
【0021】上記熱交換器において、偏平チューブ
(1)は、アルミニウム製の偏平押出型材によるもの
で、第4図に示されるように、内部が仕切り壁により複
数個の室に区画されて耐圧性能、伝熱性能が高められ
た、いわゆるハモニカチューブである。
【0022】ヘッダー(2)(2)は、片面又は両面に
ろう材層がクラッドされた1枚のアルミニウムブレージ
ングシートを両側縁部突き合わせ状態に曲成することに
よりパイプ状となした円筒状のヘッダーパイプ(2a)
と、その上下端部開口を外嵌め状態に塞いだアルミニウ
ム製ヘッダーキャップ(2b)(2b)とからなる。
【0023】そして、ヘッダーパイプ(2a)の周側壁に
は、チューブ(1)の端部が挿入される周方向スリット
状のチューブ挿入孔(2c)…が上下方向に列設されると
共に、チューブ挿入孔(2c)…と直交する外周面部上端
側の位置に冷媒入口孔等が設けられている。
【0024】フィン(3)は、チューブ(1)の幅と略
同じ幅のシート材をコルゲート状に成形してルーバーを
切り起こしたコルゲートフィンで、そのシート材として
ろう材層がクラッドされたアルミニウムブレージングシ
ートが使用されている。
【0025】次に、上記熱交換器の製造について説明す
る。
【0026】本発明にかかる液切り方法は、この熱交換
器の製造過程、即ち、第5図に示されるように、チュー
ブ等の各熱交換器構成部材を製作する部品製作工程
(8)…、各構成部材を熱交換器組立て体に組み立てる
組立て工程(9)、脱脂洗浄工程(10)、乾燥工程(1
1)、ろう付け工程(12)という一連の製造過程の中
の、脱脂洗浄工程(10)において採用されている。
【0027】各工程を説明すると、部品製作工程(8)
…では、チューブ(1)…、ヘッダーパイプ(2a)…、
フィン(3)…等の各熱交換器構成部材を個別に製造す
る。
【0028】組立て工程(9)では、これら熱交換器構
成部材を相互に仮組状態に嵌合組み合わせ、例えば第3
図に示されるような熱交換器組立て体(13)に組み立て
る。即ち、チューブ(1)…を所定間隔おきに並列状態
に配置し、該チューブ(1)…の両端にヘッダーパイプ
(2a)を、該チューブ(1)…の端部をヘッダーパイプ
(2a)のチューブ挿入孔(2c)内に挿入嵌合することに
より、嵌合組み合わせ、更に、チューブ(1)…間にコ
ルゲートフィン(3)…を挿入嵌合し、全体の膨らみを
おさえるべくベルト(B)(B)にて縛るというように
して、熱交換器組立て体(13)に組み立てる。
【0029】そして、第5図図示の脱脂洗浄工程(10)
では、この熱交換器組立て体(13)に付着している油脂
分、汚れ等を脱脂洗浄すべく、この熱交換器組立て体
(13)を洗浄剤にて洗浄する。
【0030】洗浄剤としては、油脂分等を離脱ないしは
剥離せしめる水系あるいは準水系等の洗浄剤を用いても
よいし、油脂分等を溶解せしめる炭化水素系の洗浄剤を
用いてもよい。
【0031】水系、準水系等の洗浄剤を用いる場合は、
例えば、第6図(イ)に示されるように、洗浄槽(15)
への浸漬工程、その洗浄液の液切り工程(16)、そして
水洗層(18)への浸漬工程、その液切り工程(19)、更
に乾燥工程(17)という一連の工程を経て行う。
【0032】また、炭化水素系の洗浄剤を用いる場合
は、例えば、第6図(ロ)に示されるように、相対的に
高い濃度の洗浄液への浸漬を行う粗洗浄工程(21)、該
洗浄液の液切り工程(22)、相対的に低い濃度の洗浄液
への浸漬を行う仕上げ洗浄工程(23)、該洗浄液の液切
り工程(24)、乾燥工程(25)という一連の工程を経て
行う。
【0033】そして、上記各洗浄工程において、液切り
工程(16)(19)(22)(24)の実施に、遠心分離方式
の液切り方法を採用する。
【0034】即ち、この液切りには、例えば、第2図に
示されるような遠心分離機(28)が用いられる。
【0035】この遠心分離機(28)は、液回収容器(3
0)と、該液回収容器(30)内に配設された周壁通液性
の回転バスケット(31)と、該バスケット(31)内の軸
芯部を上下方向に延びてその両端部が液回収容器(30)
の上下の壁に回転自在に保持されると共に、該バスケッ
ト(31)に一体的に取り付けられた回転シャフト(32)
とを備えている。そして、回転シャフト(32)と一体と
なって回転されるプーリー(33)と、該プーリー(33)
にわたされたベルト(34)を通じて、モーター(35)の
回転駆動力が回転シャフト(32)に伝えられ、それによ
って、回転バスケット(31)が液回収容器(30)内で回
転されるものとなされている。回転バスケット(31)内
にセットされた内容物の保有する液は、回転バスケット
(31)の回転により遠心分離作用を受けて、該バスケッ
ト(31)の周壁を通じて、液回収容器(30)内に回収さ
れる。なお、(36)はエアークラッチ、(37)はエアー
ブレーキである。
【0036】洗浄槽に浸漬され洗浄されてそこからあげ
られた熱交換器組立て体(13)の液切りは、該熱交換器
組立て体(13)をこの遠心分離機(28)の回転バスケッ
ト(31)内の回転シャフト(32)の周囲に位置保持せし
めた状態にして該バスケット(31)を回転せしめること
により、行う。
【0037】回転バスケット(31)内への熱交換器組立
て体(13)の代表的な収納配置態様としては、例えば、
次のような態様が挙げられる。
【0038】即ち、第1の配置態様は、第1図(イ)に
示されるように、チューブ長さ方向を回転シャフト(3
2)の半径線方向と直交せしめ、かつ、回転シャフト(3
2)から半径方向にできるだけ大きな距離をおいて配置
するタテ置き態様である。
【0039】第2の配置態様は、第1図(ロ)に示され
るように、チューブ長さ方向を回転シャフト(32)の半
径線に一致させて該半径線方向に向けて熱交換器組立て
体(13)を配置することにより、チューブの長さ方向一
端をバスケット(31)の回転軸線に最も近付けると共
に、チューブの長さ方向他端を同回転軸線から最も遠く
離すように配置するヨコ置き態様である。
【0040】第3の配置態様は、第1図(ハ)に示され
るように、チューブ長さ方向を回転シャフト(32)の半
径線方向に対して側方に位置を若干ずらせて平行にする
と共に熱交換器組立て体(13)の幅方向中央部から側方
に偏った中間部分をシャフト(32)に近接させることに
より、該端部寄り中間部分を同回転軸線に最も近付ける
と共に、一端部を同回転軸線から最も遠く離して配置す
るヨコ置き態様の一種である。
【0041】第4の配置態様は、第1図(ニ)に示され
るように、チューブ長さ方向を回転シャフト(32)の半
径線方向に対して側方に位置を若干ずらせて平行にする
と共に熱交換器組立て体(13)の幅方向中央部をシャフ
ト(32)に近接させることにより、熱交換器組立て体
(13)のチューブ長さ方向中央部をバスケット(31)の
回転軸線に最も近付けると共に、チューブの長さ方向の
一端及び同他端を同回転軸線から相対的に遠く配置する
ヨコ置き態様の一種である。
【0042】熱交換器組立て体(13)をこのような各種
配置態様において回転バスケット(31)内に配置し、該
バスケット(31)を回転駆動せしめると、上記各配置態
様によって、次のように液の分離除去がなされる。
【0043】即ち、第1図(イ)に示される第1の配置
態様では、熱交換器組立て体(13)の保有する液のう
ち、特に、コルゲートフィン(3)の配置されたチュー
ブ(1)…間に存在する液が、遠心分離作用により熱交
換器組立て体(13)から分離除去される。
【0044】また、第1図(ロ)に示される第2の配置
態様では、特に、チューブ(1)内に存在する液が、遠
心分離作用により、該チューブ(1)の内方端部側から
外方側端部に向けて移行され、ヘッダーパイプ(2a)内
に流入して、該ヘッダーパイプ(2a)の下端部開口より
除去され、チューブ(1)内の液が除去される。
【0045】更に、第1図(ハ)に示される第3の配置
態様では、チューブ(1)内に存在する液が、遠心分離
作用により、該チューブ(1)の長さ方向中間部から主
として一端側に向けて移行され、両ヘッダーパイプ(2
a)(2a)の主として一方のヘッダーパイプ(2a)内に
相対的に多く流入して、該ヘッダーパイプ(2a)(2a)
の下端部開口より除去され、チューブ(1)…内の液が
除去される。
【0046】また、第1図(ニ)に示される第4の配置
態様では、チューブ(1)内に存在する液が、遠心分離
作用により、該チューブ(1)の長さ方向中央部から両
端側に向けて移行され、両ヘッダーパイプ(2a)(2a)
内に流入して、該ヘッダーパイプ(2a)(2a)の下端部
開口より除去され、チューブ(1)…内の液が除去され
る。
【0047】洗浄を終え液切りされた熱交換器組立て体
(13)は、次に乾燥される。乾燥は、ヒーター等により
行う。
【0048】乾燥後、この熱交換器組立て体(13)に、
その他の熱交換器構成部材、例えば、ヘッダーキャップ
(2b)を組み付けていなかった場合にはこのヘッダーキ
ャップ(2b)等を仮組状態に組付け、そして、一括ろう
付けにより全体を接合一体化する。ろう付けは、真空ろ
う付け、炉中ろう付け等によって行う。
【0049】ところで、熱交換器量産化体制下では、上
記液切り等は、熱交換器組立て体(13)をコンベアーに
て搬送しながら行うようにするのが好ましい。
【0050】このようなライン構成としては、例えば、
第7図及び第8図に示されるような構成が好適に採用さ
れうる。即ち、このライン構成は、遠心分離用回転バス
ケット(31)を吊持するハンガー(40)…を間隔的に取
り付けたチェーン等による搬送コンベアー(41)が備え
られると共に、該コンベアー(41)のハンガー送り方向
所定位置においてその下方に遠心分離機本体(42)が備
えられたものとなされている。
【0051】遠心分離機本体(42)は、上方に開口され
た有底円筒状の液回収容器(43)と、該回収容器(43)
の下部に一体的に備えられた駆動箱(44)と、液回収容
器(43)及び駆動箱(44)を一体的に昇降せしめるラッ
クアンドピニオン機構等による昇降装置(45)とを備え
ている。そして、駆動箱(44)内から液回収容器(43)
内軸芯部に、上端錐状の回転シャフト(46)が突出され
ると共に、液回収容器(43)の底部近傍において、該回
転シャフト(46)の外周部に、回転バスケット(31)を
支承する支承用回転円板(47)が一体的に取り付けら
れ、該回転円板(47)の上面の偏心位置に、上方に突出
する複数個のセットピン(48)が設けられている。な
お、(49)はモーターで、回転シャフト(46)をベルト
伝導機構を通じて回転駆動せしめるものである。
【0052】一方、ハンガー(40)に吊持される回転バ
スケット(31)は、上端を開口した側面通液性の有底円
筒状のバスケット本体(51)と、該バスケット本体(5
1)の内部軸芯部に立設された円筒シャフト(52)とを
備え、該円筒シャフト(52)の下端は、バスケット本体
(51)の下面において開口(52a )されたものとなされ
ている。また、該開口(52a )の周囲において、バスケ
ット本体(51)の下面には、遠心分離機本体(42)側の
セットピン(48)と嵌合する受け孔(53)が設けられた
ものとなされている。なお、該バスケット(31)はハン
ガー(40)に回転自在に連結されるものとなされてい
る。
【0053】上記ライン構成では、熱交換器組立て体
(13)液切りは次のようにして遂行される。即ち、熱交
換器組立て体(13)を収容した回転バスケット(31)が
搬送コンベアー(41)にて遠心分離機本体(42)の直上
位置に搬送されると、昇降装置(45)にて液回収容器
(43)と駆動箱(44)とが上昇され、その上昇過程で回
転シャフト(46)がバスケット(31)側の円筒シャフト
(52)内に挿入されていき、そして、バスケット(31)
の下面が支承用円板(47)上に支承され、セットピン
(48)が受け孔(51)内に嵌合される。その状態でモー
ター(49)が駆動され、バスケット(31)が回転シャフ
ト(46)と一体となって回転され、熱交換器組立て体
(13)の保有する液が遠心分離により、除去される。
【0054】なお、搬送コンベアー(41)は、洗浄液へ
の浸漬工程等との関係で、熱交換器組立て体(13)を収
容した回転バスケット(31)を非間欠的に定速にて連続
送りしていき、遠心分離による液切り工程では、液切り
時間の搬送停止の必要を考慮して、間欠的に相対的に高
速にて搬送していくようにすることを実現すべく、低速
連続送り用の主コンベアー(41a )と、高速間欠送り用
の副コンベアー(41b)とを並列状態に備え、ハンガー
(40)が遠心分離機本体(42)上以外では主コンベアー
(41a )にて低速にて連続送りされる一方、遠心分離機
本体(42)上を通過していく過程では副コンベアー(41
b )にて高速にて間欠送りされるようになされている。
【0055】上記のように、洗浄した熱交換器組立て体
(13)の液切りを遠心分離により行うものとすることに
より、液切りされた洗浄液を効率よく、洗浄槽(15)や
粗洗浄(21)、仕上げ洗浄(23)のために返液を有効的
に行うことができる。しかも、リンス工程(18)におい
て洗浄液によるリンス液の汚染も減らされて、その排液
処理量を少なくすることができる。加えて、仕上げ洗浄
(23)の場合の液ライフも長くすることができる。この
ようにして、各洗浄槽への液の補給量を減少しえて経済
的に脱脂洗浄を遂行することができる。
【0056】次に、遠心分離による熱交換器本体の液切
り性能試験を説明する。
【0057】まず、遠心分離回転数と熱交換器組立て体
(13)の保液量との関係、及び、遠心分離時間と熱交換
器組立て体(13)の保液量との関係を調べた。
【0058】液切りの対象は、第3図に示されるような
熱交換器組立て体(13)である。使用したこの熱交換器
組立て体(13)の寸法は、チューブ長さを641.5m
m、チューブ幅を16mm、チューブ厚さを3mm、フ
ィン高さを8mm、フィンピッチを1.8mmに設定し
た。
【0059】遠心分離の条件は、この熱交換器組立て体
(13)を、第9図(イ)に示されるように、回転バスケ
ット内に、回転中心(C)からR=450mm離した位
置において半径線方向に対して直交する配置態様におい
て位置保持し、設定回転数が150rpm、200rp
m、250rpm、300rpm、保持時間を0秒、4
0秒、70秒、100秒とした各場合について、試験を
行った。なお、回転パターンは、第9図(ロ)に示され
るように、回転停止状態から15秒間の加速により設定
回転数にまで立上げ、該設定回転数を保持して遠心分離
後、5秒間の減速にて回転を停止するものとした。即
ち、保持時間は設定回転数にて回転した時間である。
【0060】すると、第9図(ハ)(ニ)に示されるよ
うな結果が得られた。この結果より、遠心分離後の熱交
換器組立て体(13)の保有する液の量は、遠心分離によ
り効果的に減少されると共に、回転数が大きい程、ま
た、遠心分離時間が長いほど、更に大きく減少されるこ
とを確認しえた。
【0061】次に、同じ熱交換器組立て体(13)を用
い、遠心分離前の保液量が液切りに及ぼす影響について
調べた。即ち、遠心分離前の熱交換器組立て体(13)の
保液量が約400gの場合と約100gの場合とで、設
定回転数を250rpmとし、保持時間を種々変化させ
て、その他は上記試験と同じ条件において、遠心分離後
の熱交換器組立て体(13)の保液量を調べたところ、第
10図(イ)に示されるような結果が得られた。
【0062】この結果より、遠心分離前の熱交換器組立
て体(13)の保液量とはほとんど関係なく、有効的な液
切りがなされることを確認し得た。
【0063】更に、同じ熱交換器組立て体(13)を用
い、遠心分離による熱交換器組立て体(13)の変形の有
無について調べた。即ち、保液量が100gの熱交換器
組立て体(13)を、設定回転数を種々変化させて、保持
時間を40秒として、上記と同じ条件の下で遠心分離回
転を行った。すると、ヘッダー(2)(2)間の寸法変
化は第10図(ロ−1)に示されるようにほとんど見ら
れず、またチューブ(1)…間からのフィン(3)の飛
出しも第10図(ロ−2)に示されるように認められな
かった。
【0064】次に、上記と同様の寸法に設計された、第
3図に示されるような熱交換器組立て体(13)と、第4
図に示されるようなチューブ(1)…とヘッダーパイプ
(2a)(2a)とを組み合わせてコルゲートフィン(3)
は組み付けてないいわゆる熱交換器スケルトン(S)と
を用意し、回転バスケット(31)内における熱交換器組
立て体(13)、スケルトン(S)の配置態様を第11図
(イ)に示されるようないわゆるタテ置きにした場合
と、第11図(ロ)に示されるようないわゆるヨコ置き
にした場合とで、遠心分離後の熱交換器組立て体(13)
及びスケルトン(S)の保液量を調べたところ、第11
図(ハ)に示されるような結果が得られた。
【0065】即ち、コルゲートフィン(3)…が組み付
けられた熱交換器組立て体(13)の場合には、第11図
(イ)に示されるタテ置きの場合の方が、第11図
(ロ)に示されるヨコ置きの場合よりも遠心分離後の保
液量が減少されて液切り性能が優れたものとなる一方
で、コルゲートフィン(3)が組み付けられてないスケ
ルトン(S)の場合には、第11図(ロ)に示されるヨ
コ置きの場合の方が、第11図(イ)に示されるタテ置
きの場合よりも遠心分離後の保液量が減少されて液切り
性能が優れたものとなった。
【0066】この結果より、チューブ(1)…内の液に
対する遠心分離効果が、第11図(ロ)に示されるヨコ
置きの場合に高くなることを確認し得た。なお、熱交換
器組立て体(13)の液切りの場合に、タテ置きの方がヨ
コ置きよりも液切り性が良くなるのは、タテ置きにする
ことによりチューブ(1)…間のコルゲートフィン
(3)…に保有された液が量的に多く液切りされるため
である。従って、チューブ(1)…内の液切りという観
点から液切り性を評価した場合には、スケルトン(S)
の液切り性の試験から明らかなように、熱交換器組立て
体(13)においてもヨコ置きの方が液切り性に優れてい
るということができる。従って、熱交換器組立て体(1
3)の液切り性を高いものにするためには、タテ置きに
よる遠心分離とヨコ置きによる遠心分離とを相前後して
両方行うようにすることも推奨される。
【0067】また、ヨコ置きの場合の遠心分離による熱
交換器組立て体(13)の変形を調べた。即ち、設定回転
数を250rpm、保持時間を40秒として、同熱交換
器組立て体(13)を遠心分離回転させた。すると、ヘッ
ダー(2)(2)間の寸法変化は最大4.6mmとさほ
ど大きなものとはならず、また、フィン(3)の位置ず
れはみられなかった。
【0068】更に、洗浄液中の加工油の濃度を種々変え
てヨコ置きで遠心分離により液切りした熱交換器組立て
体(13)及びスケルトン(S)を、乾燥後ろう付けした
場合のこれら両者のろう付け性を調べた。
【0069】洗浄液としては、加工油を各種所定の濃度
に含有せしめた炭化水素系洗浄液を用い、第1図(ロ)
に示されるようなヨコ置きにして回転中心から約60c
mの範囲に配置し、第1表に示されるような条件の下で
遠心分離を行った。その結果、第2表に示されるような
結果が得られた。
【0070】
【表1】
【表2】 この結果より、ヨコ置きによる液切り性能向上効果で、
洗浄液中の加工油の濃度が2.0wt%を越え5.0w
t%にも及ぶ洗浄液を用いて洗浄を行っても良好なろう
付け性が発揮されることを確認し得た。また、このヨコ
置きの場合に設定回転数を250rpmと上げること
で、洗浄液中の加工油の濃度を7.0wt%もの更に高
い濃度にした洗浄液を用いて洗浄を行っても、良好なろ
う付け性が発揮されることを確認し得た。
【0071】引き続いて、チューブ長さが668.5m
mの熱交換器組立て体(13)及びスケルトン(S)につ
いて、その配置態様を第12図(イ)(ロ)の(I)
(II)(III )にした場合の遠心分離後の保液量を調べ
た。(I)の配置態様では回転半径を約552mm、
(II)の配置態様では回転半径を約347mm、(III
)に示される配置態様では回転半径を約566mmと
し、また、保持時間は0秒及び40秒とした。すると、
熱交換器組立て体(13)については第12図(イ)、熱
交換器スケルトン(S)については第12図(ロ)に示
されるような結果が得られた。この結果より、設定回転
数を300rpmとし保持時間を40秒とした(I)の
配置態様の場合に保液量が最も減少されることがつきと
めた。
【0072】
【発明の効果】上述の次第で、第1発明にかかる熱交換
器の液切り方法は、ろう付け前の脱脂洗浄工程において
洗浄した熱交換器を回転バスケット内に配置し、該バス
ケットを回転せしめることにより、該熱交換器の保有し
ている液を遠心分離により除去するものであるから、熱
交換器がろう付け前の洗浄により保有した液を、十分
に、むらなく、能率的に液切りすることができ、後の乾
燥に要する時間を短縮し得て、熱交換器の生産性を向上
することができる。しかも、液切り性が遠心分離により
上記のように非常に高いものとなることなどにより、遠
心分離機に回収された液を洗浄液槽に量的に多く返液す
ることができ、洗浄液の補給量を減少し得て、脱脂洗浄
を経済的に遂行することができる。
【0073】また、第2発明にかかる熱交換器の液切り
方法は、熱交換器を、回転バスケット内に、チューブの
端部が該チューブの中間部又は他方の端部よりもバスケ
ットの回転軸線から相対的に遠く離される態様において
配置し、その配置状態でバスケットを回転せしめること
により、熱交換器の保有している液を遠心分離により除
去するものであるから、チューブ内の液も遠心力の作用
により端部側に移行されて除去され、チューブ内の液ま
でも効果的に液切り除去することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図(イ)〜図(ニ)は交換器組立て体の遠心分
離のための配置態様を示す平面図である。
【図2】遠心分離機を示すもので、図(イ)は縦断面
図、図(ロ)は図(イ)のII−II線縮小断面図であ
る。
【図3】熱交換器組立て体を示すもので、図(イ)は全
体正面図、図(ロ)は同平面図である。
【図4】熱交換器スケルトンを示すもので、図(イ)は
全体正面図、図(ロ)は同平面図である。
【図5】熱交換器の製造工程を示すブロック図である。
【図6】脱脂洗浄工程を示すもので、図(イ)は水系な
いしは準水系洗浄液の場合の工程ブロック図、図(ロ)
は炭化水素系洗浄液の場合の工程ブロック図である。
【図7】ライン構成にした場合の遠心分離液切りステー
ジを示す側面図である。
【図8】図7に示される遠心分離機の断面側面図であ
る。
【図9】図(イ)はバスケット内における熱交換器組立
て体の配置状態を示す平面図、図(ロ)は遠心分離の回
転パターンを示すグラフ図、図(ハ)は回転数と遠心分
離後の熱交換器組立て体の保液量との関係を示すグラフ
図、図(ニ)は保持時間と遠心分離後の熱交換器組立て
体の保液量との関係を示すグラフ図である。
【図10】図(イ)は遠心分離前の熱交換器組立て体の
保液量を変化させて、遠心分離の保持時間と遠心分離後
の熱交換器組立て体の保液量との関係を示すグラフ図、
図(ロ−1)及び図(ロ−2)は回転数と遠心分離後の
熱交換器組立て体のヘッダー間の寸法変化との関係を示
すグラフ図である。
【図11】図(イ)(ロ)はバスケット内における熱交
換器組立て体のタテ置き及びヨコ置きの配置状態を示す
平面図、図(ハ)はタテ置きの場合とヨコ置きの場合に
ついての回転数と遠心分離後の熱交換器組立て体の保液
量との関係を示すグラフ図である。
【図12】図(イ)は熱交換器組立て体の各種配置状態
における回転数と遠心分離後の熱交換器組立て体の保液
量との関係を示すグラフ図、図(ロ)はスケルトンの各
種範囲状態における回転数と遠心分離後のスケルトンの
保液量との関係を示すグラフ図である。
【図13】完成品としての熱交換器を示すもので、図
(イ)は全体正面図、図(ロ)は同平面図である。
【図14】チューブ、コルゲートフィン、ヘッダー等を
分離状態にして示す斜視図である。
【符号の説明】
1…チューブ 13…熱交換器組立て体(熱交換器) 28…遠心分離機 31…回転バスケット

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ろう付け前の脱脂洗浄工程において洗浄
    した熱交換器を回転バスケット内に配置し、該バスケッ
    トを回転せしめることにより、該熱交換器の保有してい
    る液を遠心分離により除去することを特徴とする熱交換
    器の液切り方法。
  2. 【請求項2】 複数のチューブが並列状態に配置された
    熱交換器の液切り方法であって、 前記熱交換器を、回転バスケット内に、チューブの端部
    が該チューブの中間部又は他方の端部よりもバスケット
    の回転軸線から相対的に遠く離される態様において配置
    し、その配置状態でバスケットを回転せしめることによ
    り、熱交換器の保有している液を遠心分離により除去す
    ることを特徴とする熱交換器の液切り方法。
JP8984993A 1993-04-16 1993-04-16 熱交換器の液切り方法 Pending JPH06297140A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006322622A (ja) * 2005-05-17 2006-11-30 Matsushita Electric Ind Co Ltd 熱交換器の処理装置および処理方法
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WO2017164374A1 (ja) * 2016-03-25 2017-09-28 株式会社イーボックス 乾燥装置および乾燥方法

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