JPH0629682Y2 - 円筒体側面の真直度測定装置 - Google Patents

円筒体側面の真直度測定装置

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JPH0629682Y2
JPH0629682Y2 JP1989037690U JP3769089U JPH0629682Y2 JP H0629682 Y2 JPH0629682 Y2 JP H0629682Y2 JP 1989037690 U JP1989037690 U JP 1989037690U JP 3769089 U JP3769089 U JP 3769089U JP H0629682 Y2 JPH0629682 Y2 JP H0629682Y2
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JP
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cylindrical body
support
measuring
bolt
straightness
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JP1989037690U
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JPH02128909U (ja
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美行 武藤
幸一 池島
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NGK Insulators Ltd
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NGK Insulators Ltd
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は、円筒状セラミックハニカム構造体のような円
筒体側面の真直度を容易に測定することができる円筒体
側面の真直度測定装置に関するものである。
(従来の技術) セラミックハニカム構造体の形状の精度は、製造過程で
生じる微少な変形も自動車に搭載されるような厳しい使
用条件では無視できないため、側面の変形程度である真
直度または直角度を測定・検査する必要がある。
そのうち、円筒体側面の真直度を測定する装置として、
本願人は実開昭63-145108号公報において、円筒体をそ
の両端部で支持する2個の支持台と、これら支持台の中
間部分であって円筒体の両側に設けられたレーザービー
ムの投光器および受光器からなる測定部とを、基準直線
部上に配置した装置を開示している。
(考案が解決しようとする課題) ところで、測定の対象となる円筒状のセラミック構造体
は、サイズの異なった多種類のものが試作・生産されて
いるため、これらの測定や検査には異なった全長毎に支
持台および/または測定部の位置をハニカム構造体の全
長に合わせて頻繁に調整する必要があった。
しかしながら、実開昭63-145108号公報記載の円筒体側
面の真直度測定装置では、円筒体を支持する支持台は一
般的に任意の位置にボルトで固定して使用するため、円
筒体が変わる毎にボルトを緩め支持台および/または測
定部の位置を決め、再びボルトを締め付け固定する必要
があり、時間がかかりまた位置の精度もあまりよくない
という問題があった。
さらに、測定がハニカム構造体の全長に対し、例えば2
あるいは3箇所というような複数の場合、支持台および
/または測定部を複数調整する必要があり、さらに多大
な調整時間を要する問題もあった。
本考案の目的は上述した課題を解消して、円筒体側面の
真直度を容易に測定することができる円筒体側面の真直
度測定装置を提供しよとするものである。
(課題を解決するための手段) 本考案の円筒体側面の真直度測定装置は、円筒体をその
両端部で支持する2個の支持平面を平行に配置した支持
台と、これら支持台の中央部分であって円筒体の両側に
設けられたレーザビームの投光器および受光器からなる
測定部とを、基準直線部上に配置した円筒体側面の真直
度測定装置において、前記2個の支持台を基準直線部に
対し平行かつ一定の距離の比で移動可能に構成し、前記
中央部分の測定部以外に2組以上の測定部を設け、これ
らを基準直線部に対し平行かつ一定の距離の比で移動可
能に構成するとともに、前記支持台の一方に、円筒体の
端面を当接させ位置決めする支持平面より凸形状の段差
を設け、前記支持台の他方の、2個の支持台の中央位置
と前記凸形状の段差までと同一距離の位置に、支持台の
位置決めのためのケガキ線または凹形状の段差を設けた
ことを特徴とするものである。
(作用) 上述した構成において、2個の支持台および好ましくは
測定部の一部を基準直線部に対し平行かつ一定の距離の
比で移動可能に構成したため、ハニカム構造体のサイズ
が変わっても支持台および好ましくは測定部の一部を簡
単に移動させることができ、支持台および/または測定
部の位置を簡単に調整することができる。
すなわち、本考案の装置では、基準直線部を対象に左右
同一サイズ同一ピッチの右ネジと左ネジの雄ネジのボル
トと、可動部分にはボルトと同一の雌ネジでボルトと螺
合されているため、ボルトを回転させると右ネジと左ネ
ジとは基準直線部を中心にそれぞれ逆の方向に移動し、
またネジのピッチが同一であるため均等に移動する。更
に他の方法では、2つ以上の可動部のボルトが所要の比
率で回転するため異なる所要の比率の移動距離が得ら
れ、2つ以上の可動部はその距離の比が一定に保たれ
る。
(実施例) 本考案を図示の実施例に基づき説明する。第1図(a),
(b)は本考案の装置の一例の構成を示す部分的な平面図
および一部断面にて示した正面図である。第1図(a),
(b)において、1-1,1-2は円筒体を載せる2個の支持台、
2は一端にハンドル10を有する中央から左右半分にそれ
ぞれ同一ピッチの右ネジと左ネジを切った雄ネジのボル
トである。支持台1には各々ボルト2のネジと同一の右
ネジと左ネジを持った雌ネジ3-1,3-2がそれぞれ設けら
れており、この雌ネジ3-1,3-2がボルト2に螺合されて
いる。支持台1-1には円筒体の測定位置を決定するスト
ッパー4が、支持台1-2には2個の支持台1-1,1-2の中央
位置とストッパー4までと同一距離の位置にケガキ線5
が設けられている。
また、2個の支持台1-1,1-2の中央位置の円筒体の両側
には、円筒体の真直度を測定するためのレーザービーム
の投光ユニット6-1および受光ユニット6-2が設けられて
いて、基準直線部はレーザービームの投光通過する直線
である。この投光ユニット6-1および受光ユニット6-2が
測定部8を形成している。なお、投光ユニット6-1およ
び受光ユニット6-2の位置関係および測定方法は、実開
昭63-145108号公報で開示した技術と同一である。
円筒体側面の真直度は、一般に全長の中央部で代表的に
測定される。本装置の支持台1-1,1-2による位置決め方
法は以下の通りである。まず、測定試料である円筒体11
を支持台1-1,1-2上に載せ、円筒体11の一端面をストッ
パー4に当接させたまま、ハンドル10でボルト2を回転
させる。すると、雌ネジの右ネジと左ネジとは逆の方向
に移動し、またネジのピッチが同一であるため、2個の
支持台1-1,1-2は支持台1-1,1-2の中心位置に対して左右
に均等に移動する。そして、円筒体11の他端面を支持台
1-2上のケガキ線5に合致する位置まで移動させること
により、円筒体11の全長の中央部が基準直線に一致する
ように支持台1-1,1-2上に位置決めして載置することが
できる。
第1図(a),(b)に示す実施例では、支持台1-1,1-2の精密
な平行移動のため、ボルト2の両側に平行にガイドレー
ル7を配置している。また、支持台1-1,1-2の真直度測
定中の固定は、その構造から特に振動が激しいかまたは
長時間の使用でなければ必要でない。さらに、セラミッ
クの粉末がボルト2およびレール7に入り込むのを防ぐ
ため防塵用ジャバラ12を使用しているが、これに限定さ
れるものではないことは明らかである。さらにまた、支
持台1-2上に位置決め用のケガキ線5を用いたが、他の
例えば段差等でも良いことは明らかである。
第2図(a)〜(c)は本考案の装置の他の例の構成を示す平
面図、そのA−A′線に沿った部分断面とともに示す正
面図およびそのB−O′−B′断面を示す図である。第
2図(a)〜(c)において、第1図(a),(b)に示す部材と同
一の部材には同一の符号を付してその説明を省略する。
本実施例では、円筒体側面の真直度を基準直線部である
全長の中央部および左右4分の1の3箇所で測定するた
め、第1図の実施例に基準直線部である中央の測定部8-
1の左右中間に、さらに2箇所の測定部8-2,8-3を設けて
いる。これらの測定部8-2,8-3は、支持台1-1,1-2の雌ネ
ジ3-1,3-2と同一の雌ネジ3-3を2対1の比率のボルト2
およびボルト2-1の中央に設けられた歯車9-1,9-2を介し
てボルト2と平行に設けたボルト2-1と螺合させること
により、ボルト2に接続されている。また、ケガキ線5
の代わりに段部5′を設けている。
第2図(a)〜(c)に示した装置の支持台1-1,1-2を使用し
た位置決め方法は、上述の第1図の場合と同様であり、
左右の測定部8-2,8-3は歯車9-1,9-2の歯の比率で回転数
が減じられ、基準直線部からの測定部8-2,8-3の距離と
支持台との距離の比率が2対1の一定に保たれる。この
比率は2対1に限定されるものではなく、必要に応じた
比率を選択すればよい。また、ボルト2のピッチを所要
の比率に換えたものを使用すれば歯車は同じものでよ
く、また歯車でなくとも回転を伝える手段であればよい
ことはいうまでもない。
また、第1図に示した例に第2図に示すようにハンドル
10と接続するボルト2と平行にボルト2-1を設け歯車を
使用して駆動させるようにすれば、1つの支持台を固定
し他の支持台と測定部を歯車で噛み合わせる方式が考え
られ、この場合は固定された支持台のストッパーまたは
ケガキ線が基準直線部であり、ボルト2は例えば左ネジ
を使用せず右ネジのみで構成できる。
(考案の効果) 以上の説明から明らかなように、本考案の円筒体側面の
真直度測定装置によれば、支持台を所定の条件で移動可
能に構成しているため、異なったサイズのハニカム構造
体等の円筒体の検査を実施するとき、支持台および/ま
たは複数の測定部の位置合わせに要する時間を大幅に短
縮でき、位置の精度も向上する効果があり、実用的価値
は極めて大きい。
【図面の簡単な説明】
第1図(a),(b)は本考案の装置の一例の構成を示す部分
的な平面図および一部断面にて示した正面図、 第2図(a)〜(c)は本考案の装置の他の例の構成を示す平
面図、そのA−A′線に沿った部分断面とともに示す正
面図およびそのB−O′−B′断面を示す図である。 1-1,1-2……支持台、2,2-1……ボルト 3-1,3-2,3-3……雌ネジ 4……ストッパー、5……ケガキ線 5′……段部、6-1……投光ユニット 6-2……受光ユニット、7……ガイドレール 8-1,8-2,8-3……測定部 9-1,9-2……歯車、10……ハンドル 11……円筒体、12……防塵用ジャバラ

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】円筒体をその両端部で支持する2個の支持
    平面を平行に配置した支持台と、これら支持台の中央部
    分であって円筒体の両側に設けられたレーザビームの投
    光器および受光器からなる測定部とを、基準直線部上に
    配置した円筒体側面の真直度測定装置において、前記2
    個の支持台を基準直線部に対し平行かつ一定の距離の比
    で移動可能に構成し、前記中央部分の測定部以外に2組
    以上の測定部を設け、これらを基準直線部に対し平行か
    つ一定の距離の比で移動可能に構成するとともに、前記
    支持台の一方に、円筒体の端面を当接させ位置決めする
    支持平面より凸形状の段差を設け、前記支持台の他方
    の、2個の支持台の中央位置と前記凸形状の段差までと
    同一距離の位置に、支持台の位置決めのためのケガキ線
    または凹形状の段差を設けたことを特徴とする円筒体側
    面の真直度測定装置。
JP1989037690U 1989-03-31 1989-03-31 円筒体側面の真直度測定装置 Expired - Lifetime JPH0629682Y2 (ja)

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JPH02128909U JPH02128909U (ja) 1990-10-24
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS61149810A (ja) * 1984-12-24 1986-07-08 Nippon Steel Corp 外径計測装置
JPS6246308U (ja) * 1985-09-09 1987-03-20
JPS62257003A (ja) * 1986-04-30 1987-11-09 Kyocera Corp 表面形状測定機
JPH0628643Y2 (ja) * 1987-03-13 1994-08-03 日本碍子株式会社 円筒体側面の真直度測定装置

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