JPH06296301A - 電気自動車 - Google Patents

電気自動車

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Publication number
JPH06296301A
JPH06296301A JP5106111A JP10611193A JPH06296301A JP H06296301 A JPH06296301 A JP H06296301A JP 5106111 A JP5106111 A JP 5106111A JP 10611193 A JP10611193 A JP 10611193A JP H06296301 A JPH06296301 A JP H06296301A
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JP
Japan
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steering
motor
output
unit
power steering
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Pending
Application number
JP5106111A
Other languages
English (en)
Inventor
Hiroaki Tanaka
宏明 田中
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Toyota Motor Corp
Original Assignee
Toyota Motor Corp
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Publication date
Application filed by Toyota Motor Corp filed Critical Toyota Motor Corp
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Publication of JPH06296301A publication Critical patent/JPH06296301A/ja
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    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02TCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES RELATED TO TRANSPORTATION
    • Y02T10/00Road transport of goods or passengers
    • Y02T10/60Other road transportation technologies with climate change mitigation effect
    • Y02T10/72Electric energy management in electromobility

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  • Electric Propulsion And Braking For Vehicles (AREA)
  • Steering Control In Accordance With Driving Conditions (AREA)
  • Power Steering Mechanism (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 電動式パワーステアリング装置がそれに異常
が発生しマニュアルステアリング装置として機能するよ
うになっても確実に所望の操向を確保する。 【構成】 操舵状態検出装置S1と操舵状態に応じて補
助操舵用モータS2を制御する補助操舵用制御装置S3
と、パワーステアリング装置の異常を検出する異常検出
装置S4と、異常検出に基き補助操舵力を0にする補助
操舵中止装置S5とを有する電動式パワーステアリング
装置を備えた電気自動車。走行用モータM1と、アクセ
ルペダル踏込み量検出装置M2と、踏込み量に応じて走
行用モータの出力を制御する走行用制御装置M3とを有
し、パワーステアリング装置の異常が検出されたときに
は出力補正装置M4により走行用モータの出力の増大率
を低減補正し、車輌の急加速を防止する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、電気自動車に係り、更
に詳細には電動式パワーステアリング装置を備えた電気
自動車に係る。
【0002】
【従来の技術】駆動源が電気モータである電気自動車
は、一般に、車輪を駆動するための走行用モータを有
し、走行用モータの出力がアクセルペダルの踏込み量に
応じて制御されるようになっており、電気自動車のパワ
ーステアリング装置としてはその駆動エネルギの関係か
ら電動式のパワーステアリング装置が従来より一般的に
採用されている。
【0003】かかる電動式パワーステアリング装置の一
つとして、例えば特開平2−293259号公報に記載
されている如く、パワーステアリング装置に何らかの異
常が発生するとモータの出力トルクを零にすることによ
りパワーアシストを中止するよう構成された電動式パワ
ーステアリング装置が従来より知られている。かかるパ
ワーステアリング装置によれば、パワーステアリング装
置はそれに異常が発生するとマニュアルステアリング装
置として機能するようになるので、モータが不適切に制
御され不適当なパワーアシストが行われることを確実に
防止することができる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし上述の如き電動
式パワーステアリング装置が搭載された電気自動車に於
ては、パワーステアリング装置に異常が発生しパワース
テアリング装置がマニュアルステアリング装置として機
能するようになると、補助操舵力がなくなり操舵が重く
なるため、車輌の運転者はパワーステアリング装置の正
常作動時に比して大きい力にてステアリングホイールを
回転操作しなければならず、そのため操舵が不十分にな
ったり過剰になったりして旋回半径が大きくなったり小
さくなったりし易く、所望の操向を確保することが困難
になるという問題があり、特にかかる問題は比較的急激
な加速時に操舵される場合に顕著である。
【0005】本発明は、異常時にはマニュアルステアリ
ング装置として機能するよう構成された電動式パワース
テアリング装置を備えた従来の電気自動車に於ける叙上
の如き問題に鑑み、パワーステアリング装置がそれに異
常が発生しマニュアルステアリング装置として機能する
ようになっても確実に所望の操向を確保することができ
るよう改良された電気自動車を提供することを目的とし
ている。
【0006】
【課題を解決するための手段】上述の如き目的は、本発
明によれば、図1に示されている如く、操舵状態検出手
段S1と、操舵状態に応じて補助操舵用モータS2を制
御することにより補助操舵力を制御する補助操舵用制御
手段S3と、パワーステアリング装置の異常を検出し異
常検出信号を出力する異常検出手段S4と、前記異常検
出信号に基き前記補助操舵力を実質的に零にする補助操
舵中止手段S5とを有する電動式パワーステアリング装
置PSを備えた電気自動車にして、走行用モータM1
と、アクセルペダルの踏込み量を検出する踏込み量検出
手段M2と、アクセルペダルの踏込み量に応じて前記走
行用モータの出力を制御する走行用制御手段M3と、前
記異常検出信号に基き前記走行用モータの出力の増大率
を低減補正する出力補正手段M4とを有することを特徴
とする電気自動車によって達成される。
【0007】
【作用】上述の如き構成によれば、電動式パワーステア
リング装置PSが正常に作動しているときには走行用モ
ータM1の出力は踏込み量検出手段M2により検出され
るアクセルペダルの踏込み量に応じて走行用制御手段M
3により制御されるが、電動式パワーステアリング装置
に異常が生じその異常が異常検出手段S4により検出さ
れると、異常検出手段により異常検出信号が出力され、
出力補正手段M4により走行用モータの出力の増大率が
低減補正されるので、操舵時にアクセルペダルが急激に
踏込み操作されても走行用モータの出力は急激には増大
せず、これにより車輌が急加速することが回避され、確
実に所望の操向が確保される。
【0008】
【実施例】以下に添付の図を参照しつつ、本発明を実施
例について詳細に説明する。
【0009】図2は電動式パワーステアリング装置を備
えた本発明による電気自動車の一つの実施例を示す概略
構成図、図3は図2に示された補助操舵用の電子制御装
置を示すブロック線図である。
【0010】図2に於て、10はステアリングホイール
を示しており、ステアリングホイール10はステアリン
グシヤフト12及びステアリングギヤボックス14を介
してラックバー16を駆動し、図2には示されていない
左右の操舵輪の切れ角を制御するようになっている。ス
テアリングシャフト12には歯車減速機構18によりパ
ワーユニット20が駆動接続されている。パワーユニッ
ト20は補助操舵用モータ22と、歯車減速機構18と
モータ22とを選択的に駆動接続する電磁クラッチ24
とを有し、ステアリングホイールの回転方向と同一の方
向へステアリングシャフトを駆動することにより補助操
舵を行うようになっている。
【0011】図示の実施例に於ては、ステアリングシャ
フト12には操舵角θを検出する操舵角センサ26及び
操舵トルクTを検出するトルクセンサ28が設けられて
おり、これらのセンサの出力は補助操舵用電子制御装置
32へ供給されるようになっている。また電子制御装置
32には車速センサ34により検出された車速Vを示す
信号も入力されるようになっている。
【0012】また図2に於て、36は走行用モータを示
しており、モータ36は差動装置38及び左右のアクス
ル40、42を介して図2には示されていない左右の駆
動輪を回転駆動するようになっている。モータ36は図
2には示されていないアクセルペダルの踏込み量を検出
する踏込み量検出センサ44よりの信号及び補助操舵用
電子制御装置32よりの信号に基き走行用電子制御装置
46によって制御されるようになっている。
【0013】図示の実施例に於ては、電子制御装置32
及び46には共通の電源であるバッテリ30より電力が
供給されるようになっており、また補助操舵用モータ2
2及び走行用モータ36にはそれぞれバッテリ30より
電子制御装置32及び46に設けられた後述の駆動回路
を経て駆動電流が供給されるようになっている。
【0014】図3に詳細に示されている如く、電子制御
装置32はマイクロコンピュータ48を含み、マイクロ
コンピュータ48は中央処理ユニット(CPU)50
と、リードオンリメモリ(ROM)52と、ランダムア
クセスメモリ(RAM)54と、入力ポート装置56
と、出力ポート装置58とを有し、これらは双方向性の
コモンバス60により互いに接続されている。
【0015】入力ポート装置56には操舵角センサ26
により検出された操舵角θを示す信号、トルクセンサ2
8により検出された操舵トルクTを示す信号及び車速セ
ンサ34により検出された車速Vを示す信号が入力され
るようになっている。入力ポート装置56はそれに入力
された信号を適宜に処理し、ROM52に記憶されてい
る制御プログラムに基くCPU50の指示に従い、CP
U及びRAM54へ処理された信号を出力するようにな
っている。
【0016】ROM52は図4に示された制御プログラ
ム及び図5、図6に示されたグラフに対応するマップを
記憶している。CPU50は図4に示された制御プログ
ラムに基き後述の如く種々の演算及び信号の処理を行う
ようになっている。出力ポート装置58はCPU50の
指示に従い駆動回路62を経て補助操舵用モータ22へ
制御信号を出力し、駆動回路64を経て電磁クラッチ2
4へ制御信号を出力し、走行用電子制御装置46へ電動
式パワーステアリング装置に異常が生じているか否かを
示す信号を出力し、更にパワーステアリング装置に異常
が生じているときには警報ランプ66を点灯するように
なっている。
【0017】走行用電子制御装置46は上述の補助操舵
用電子制御装置32と同様に構成されており、図7に示
されている如くマイクロコンピュータ68を含んでい
る。マイクロコンピュータ68はCPU70と、ROM
72と、RAM74と、入力ポート装置76と、出力ポ
ート装置78とを有し、これらは双方向性のコモンバス
80により互いに接続されている。
【0018】入力ポート装置76には踏込み量検出セン
サ44により検出されたアクセルペダルの踏込み量φを
示す信号及び電子制御装置32よりパワーステアリング
装置に異常が生じているか否かを示す信号が入力される
ようになっている。入力ポート装置76はそれに入力さ
れた信号を適宜に補正し、ROM72に記憶されている
制御プログラムに基くCPU70の指示に従い、CPU
及びRAM74へ処理された信号を出力するようになっ
ている。ROM72は図8に示された制御プログラム及
び図9に示されたグラフに対応するマップを記憶してい
る。CPU70は図8に示された制御プログラムに基き
後述の如く種々の演算及び信号の処理を行うようになっ
ている。出力ポート装置78はCPU70の指示に従い
駆動回路82を経て走行用モータ36へ駆動電流を出力
するようになっている。
【0019】次に図4及び図8に示されたフローチャー
トを参照して図示の実施例に於ける電動式パワーステア
リング装置の作動及び走行用モータの出力制御について
説明する。尚電子制御装置32及び46による制御は図
には示されていないイグニッションスイッチが閉成され
ることにより開始される。また図4及び図8に示された
フローチャートに於て、フラグFはパワーステアリング
装置に異常が生じているか否かに関するものであり、1
はパワーステアリング装置に異常が生じていることを示
しており、図8に示されたフローチャートに於て、フラ
グFa は車輌の急加速を防止すべく走行用モータに対す
る駆動電流の低減補正が行われているか否かに関するも
のであり、1は駆動電流の低減補正が行われていること
を示している。
【0020】まずステップ10に於ては駆動回路64を
経て電磁クラッチ24へ制御信号が出力されることによ
りクラッチが接続され、ステップ20に於ては操舵角セ
ンサ26により検出された操舵角θを示す信号、トルク
センサ28により検出された操舵トルクTを示す信号及
び車速センサ34により検出された車速Vを示す信号の
読込みが行われる。
【0021】ステップ30に於てはステップ20に於て
読込みまれた操舵トルクTに基き図5に示されたグラフ
に対応するマップより基本アシスト量Tabが演算され、
ステップ40に於てはステップ20に於て読込みまれた
車速Vに基き図6に示されたグラフに対応するマップよ
り車速係数Kv が演算される。ステップ50に於てはス
テップ30に於て演算された基本アシスト量Tabとステ
ップ40に於て演算された車速係数Kv との積としてア
シスト量Ta が演算される。
【0022】ステップ60に於てはパワーステアリング
装置に異常が発生したか否かの判別が行われる。尚パワ
ーステアリング装置に異常が生じたか否かの判別は任意
の態様にて行われてよく、例えばトルクセンサ28の異
常検出は例えば本願出願人と同一の出願人の出願にかか
る特願平4−276616号の明細書及び図面に記載さ
れた方法により行われてよく、モータ22又はその回転
角を検出する図には示されていない回転角センサの異常
検出はモータに対する制御信号と回転角センサの出力と
の対応関係により行われてよい。
【0023】パワーステアリング装置に異常が発生して
はいない旨の判別が行われたときにはステップ70に於
てアシスト量Ta に対応する制御信号が駆動回路62を
経て補助操舵用モータ22へ出力されることにより補助
操舵力がアシスト量Ta に対応する値に制御された後ス
テップ20へ戻り、異常が発生している旨の判別が行わ
れたときにはステップ80に於て電磁クラッチ24への
制御信号の出力が停止されることによりクラッチが解放
され、ステップ90に於て警報ランンプ56が点灯され
ると共にフラグFが1にセットされ、図4に示されたフ
ローチャートによるパワーアシスト制御を終了する。
【0024】また図8に示されたフローチャートのステ
ップ210に於ては補助操舵用電子制御装置32よりフ
ラグFが1であるか否かを示す信号が読込まれると共
に、踏込み量検出センサ44により検出されたアクセル
ペダルの踏込み量φを示す信号の読込みが行われ、ステ
ップ220に於ては走行用モータ36へ供給される駆動
電流Im が図9に示されたグラフに対応するマップより
演算される。
【0025】ステップ230に於てはフラグFが1であ
るか否かの判別、即ちパワーステアリング装置に異常が
生じているか否かの判別が行われ、F=1ではない旨の
判別が行われたときにはステップ240に於てフラグF
a が0にリセットされると共に駆動電流Im の補正量I
maが0にセットされ、F=1である旨の判別が行われた
ときにはステップ250に於てアクセルペダルの踏込み
量φの増分(時間微分値)Δφが演算されると共に、K
a を1よりも小さい正の定数として駆動電流Im の補正
量Imaが増分Δφと定数Ka との積として演算される。
【0026】ステップ260に於てはアクセルペダルの
踏込み量の増分Δφが基準値A(正の定数)を越えてい
るか否かの判別が行われ、Δφ>Aである旨の判別が行
われたときにはステップ270に於てフラグFa が1に
セットされた後ステップ310へ進み、Δφ>Aではな
い旨の判別が行われたときにはステップ280へ進む。
ステップ280に於てはフラグFa が1であるか否かの
判別、即ち車輌の急加速を防止すべく走行用モータに対
する駆動電流の低減補正が行われているか否かの判別が
行われ、Fa =1ではない旨の判別が行われたときには
ステップ240へ進み、Fa =1である旨の判別が行わ
れたときにはステップ290へ進む。
【0027】ステップ290に於ては駆動電流の補正量
Imaが基準値Io (正の定数)未満であるか否かの判
別、即ち車輌の加速が実質的に終了したか否かの判別が
行われ、Ima<Io である旨の判別が行われたときには
ステップ240へ進み、Ima<Io ではない旨の判別が
行われたときにはステップ300に於てKb を1よりも
小さい正の定数として駆動電流の補正量Imaがステップ
250に於て演算された補正量Imaと定数Kb との積と
して演算された後ステップ310へ進む。
【0028】ステップ310に於ては走行用モータ36
へ実際に供給される駆動電流Imoutがステップ220に
於て演算された駆動電流Im とステップ240、25
0、又は300に於て演算された補正量Imaとの差に設
定され、ステップ320に於てはステップ310に於て
演算された駆動電流Imoutが駆動回路82よりモータ3
6へ出力されることによりモータの出力が駆動電流Imo
utに対応する値に制御され、しかる後ステップ210へ
戻る。
【0029】かくして図示の実施例によれば、パワース
テアリング装置が正常に作動している場合には、ステッ
プ60に於てノーの判別が行われることによりステップ
20〜70が繰返し実行され、これによりパワーユニッ
ト20よりステアリングシャフト12へ所要の操舵アシ
ストトルクが与えられることによりパワーアシストが行
われる。またこの場合にはステップ230に於てノーの
判別が行われることにより走行用モータ36へ供給され
る駆動電流Imoutが図9のグラフに対応するマップより
演算される電流Im に設定され、従って駆動電流Imout
は図10に示されている如くアクセルペダルの踏込み量
φに応じて制御され、これにより走行用モータ36の出
力はアクセルペダルの踏込み量φに応じて制御される。
【0030】これに対しパワーステアリング装置に異常
が発生すると、ステップ60に於てイエスの判別が行わ
れ、ステップ80に於て電磁クラッチ24が解放される
ことによりパワーステアリング装置がマニュアルステア
リング装置に切換えられ、ステップ90に於て警報ラン
プ66が点灯されることにより車輌の運転者に対しパワ
ーステアリング装置に異常が発生している旨の警報が発
せられると共にフラグFが1にセットされる。
【0031】またこの場合にはステップ230に於てイ
エスの判別が行われ、ステップ250に於て駆動電流I
m の補正量Imaがアクセルペダルの踏込み量φの増分Δ
φと1よりも小さい正の定数Ka との積として演算さ
れ、ステップ260に於てアクセルペダルの踏込み量の
増分Δφが基準値Aを越えているか否かの判別、即ち車
輌の運転者によるアクセルペダルの踏込み操作が急激で
あるか否かの判別が行われ、踏込み操作が急激であると
きにはステップ320に於て走行用モータ36へ実際に
供給される駆動電流Imoutが駆動電流Im より補正量I
maが減算されることにより演算される。
【0032】また車輌の運転者によりアクセルペダルの
踏込み量の増分ΔφがA以下に低減されるとステップ2
80に於てイエスの判別が行われ、ステップ290に於
てノーの判別が行われることによりステップ300に於
て駆動電流Im の補正量Imaが低減され、補正量Imaが
基準値Io 未満になると補正量Imaが0に設定され、こ
れにより駆動電流Imoutが図9のグラフに対応するマッ
プより演算される電流Im に設定される。
【0033】従って車輌の急加速時には駆動電流Imout
は図11に示されている如く変化し、車輌の運転者によ
りアクセルペダルが比較的急激に踏込まれても走行用モ
ータ36に対する駆動電流Imoutはなだらかに上昇する
で、操舵が過不足になり易い状態にて車輌が実際に急加
速することが確実に回避される。
【0034】また図示の実施例によれば、アクセルペダ
ルの踏込み操作が急激な状態より低減される過程に於て
は、ステップ260に於てノーの判別が行われた時点に
於て補正量Imaがすぐに0に戻されるのではなく漸次低
減されるので、アクセルペダルの踏込み量の増分Δφが
基準値A以下になる際に駆動電流Imoutが急激に変化す
ること及びこれに起因するショックが確実に回避され
る。
【0035】更に図示の実施例によれば、電動式パワー
ステアリング装置に異常が生じると常に走行用モータの
出力の増大率が低減補正されるのではなく、車輌の急加
速時にのみ低減補正されるので、比較的穏やかな加速時
には走行用モータに対する駆動電流Imoutはアクセルペ
ダルの踏込み量に応じて制御され、これにより急加速以
外の車輌の加減速はパワーステアリング装置が正常に作
動している場合と同様に行われることが確保される。
【0036】以上に於ては本発明を特定の実施例につい
て詳細に説明したが、本発明はかかる実施例に限定され
るものではなく、本発明の範囲内にて他の種々の実施例
が可能であることは当業者にとって明らかであろう。
【0037】例えば上述の実施例に於ては車輌が急加速
状態にあるか否かの判別はアクセルペダルの踏込み量の
増分Δφが基準値Aを越えているか否かにより判別され
るようになっているが、車輌が急加速状態にあるか否か
の判別は図9に示されたグラフに対応するマップより演
算される駆動電流Im の増分が基準値を越えているか否
かにより行われてもよい。
【0038】また上述の実施例に於ては、車輌の急加速
終了時にのみ駆動電流の補正量Imaが漸次低減されるこ
とにより急加速終了時の駆動電流Imout及び車速の急変
が防止されるようになっているが、急加速開始時にも駆
動電流の補正量Imaが漸次増大され、これにより駆動電
流の低減補正開始段階に於ける駆動電流及び車速の急変
が防止されるよう構成されてもよい。
【0039】更に上述の実施例に於ては操舵トルクTに
基き基本アシスト量Tabが演算され、アシスト量Ta が
基本アシスト量Tabと車速Vに応じて増減される車速係
数Kv との積として演算されるようになっているが、ア
シスト量は少なくとも操舵トルクに応じて演算される限
り任意の態様にて演算されてよい。
【0040】
【発明の効果】以上の説明より明らかである如く、本発
明によれば、電動式パワーステアリング装置PSが正常
に作動しているときには走行用モータM1の出力は踏込
み量検出手段M2により検出されるアクセルペダルの踏
込み量に応じて走行用制御手段M3により制御される
が、電動式パワーステアリング装置に異常が生じその異
常が異常検出手段S4により検出されると、異常検出手
段により異常検出信号が出力され、出力補正手段M4に
より走行用モータの出力の増大率が低減補正されるの
で、操舵時にアクセルペダルが急激に踏込み操作されて
も走行用モータの出力は急激には増大せず、従って車輌
が急加速することを確実に回避し、これにより確実に所
望の操向を確保することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による電気自動車の構成を特許請求の範
囲の記載に対応させて示す説明図である。
【図2】電動式パワーステアリング装置を備えた本発明
による電気自動車の一つの実施例を示す概略構成図であ
る。
【図3】図2に示された補助操舵用電子制御装置を示す
ブロック線図である。
【図4】図2及び図3に示された補助操舵用電子制御装
置より達成されるパワーアシスト制御ルーチンを示すフ
ローチャートである。
【図5】トルクセンサにより検出される操舵トルクTと
基本アシスト量Tabとの間の関係を示すグラフである。
【図6】車速センサにより検出される車速Vと車速係数
Kv との間の関係を示すグラフである。
【図7】図2に示された走行用電子制御装置を示すブロ
ック線図である。
【図8】図2及び図7に示された走行用電子制御装置よ
り達成される走行制御ルーチンを示すフローチャートで
ある。
【図9】踏込み量検出センサにより検出されるアクセル
ペダルの踏込み量φと走行用モータへの駆動電流Im と
の間の関係を示すグラフである。
【図10】パワーステアリング装置が正常に作動してい
る場合に於けるアクセルペダルの踏込み量φ及び走行用
モータへ供給される実際の駆動電流Imoutの変化の一例
を示すタイムチャートである。
【図11】パワーステアリング装置に異常が生じている
場合に於けるアクセルペダルの踏込み量φ、フラグFa
及び走行用モータへ供給される実際の駆動電流Imoutの
変化の一例を示すタイムチャートである。
【符号の説明】
10…ステアリングホイール 12…ステアリングシャフト 14…ステアリングギヤボックス 22…補助操舵用モータ 24…電磁クラッチ 26…操舵角センサ 28…トルクセンサ 32…補助操舵用電子制御装置 34…車速センサ 36…走行用モータ 38…差動装置 44…踏込み量検出センサ 46…走行用電子制御装置 66…警報ランプ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.5 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 B62D 109:00 113:00 119:00

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】操舵状態検出手段と、操舵状態に応じて補
    助操舵用モータを制御することにより補助操舵力を制御
    する補助操舵用制御手段と、パワーステアリング装置の
    異常を検出し異常検出信号を出力する異常検出手段と、
    前記異常検出信号に基き前記補助操舵力を実質的に零に
    する補助操舵中止手段とを有する電動式パワーステアリ
    ング装置を備えた電気自動車にして、走行用モータと、
    アクセルペダルの踏込み量を検出する踏込み量検出手段
    と、アクセルペダルの踏込み量に応じて前記走行用モー
    タの出力を制御する走行用制御手段と、前記異常検出信
    号に基き前記走行用モータの出力の増大率を低減補正す
    る出力補正手段とを有することを特徴とする電気自動
    車。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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