JPH06295377A - 自動販売機の商品冷温区分表示装置 - Google Patents

自動販売機の商品冷温区分表示装置

Info

Publication number
JPH06295377A
JPH06295377A JP5080998A JP8099893A JPH06295377A JP H06295377 A JPH06295377 A JP H06295377A JP 5080998 A JP5080998 A JP 5080998A JP 8099893 A JP8099893 A JP 8099893A JP H06295377 A JPH06295377 A JP H06295377A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
temperature
cold
product
display device
commodity
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP5080998A
Other languages
English (en)
Inventor
Katsuaki Tanaka
克明 田中
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Fuji Electric Co Ltd
Original Assignee
Fuji Electric Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Fuji Electric Co Ltd filed Critical Fuji Electric Co Ltd
Priority to JP5080998A priority Critical patent/JPH06295377A/ja
Publication of JPH06295377A publication Critical patent/JPH06295377A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Control Of Vending Devices And Auxiliary Devices For Vending Devices (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】機体内で冷却若しくは加熱して販売される飲
料,食品などの各種商品をそれぞれ表示する、機体の前
面部に区画形成された展示室内に陳列展示される商品見
本を含む表示体それぞれに添え商品の冷温区分を前方に
表示する自動販売機の商品冷温区分表示装置を、商品の
冷温区分の変更を間違えず迅速かつ容易に行え、かつ意
図した温度区分の、所定の温度範囲の温度の、意図した
商品をお客さんが確実に購入できるようにする。 【構成】機体32内で冷却若しくは加熱される商品の温
度が、所定の温度範囲の温度であるとき、商品の冷温区
分を、また、機体32内で冷却若しくは加熱される商品
の温度が所定の温度範囲の温度でなく機体32内で商品
が現在冷却中若しくは加熱中であるとき、この商品が現
在冷却中若しくは加熱中であることを、温度の変化に伴
い複数の色に変化する可逆形の示温塗料で表示板39,
40にそれぞれ書いた文字でそれぞれ表示する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、機体内に貯蔵若しく
はこの機体内で原料から調理製造した飲料,食品など
の、冷却若しくは加熱して販売される各種商品の冷温区
分を前方に表示する自動販売機の商品冷温区分表示装置
に関する。
【0002】
【従来の技術】機体内に貯蔵若しくはこの機体内で原料
から調理製造した飲料,食品などの商品を冷却若しくは
加熱して冷商品若しくは温商品として販売する自動販売
機には、商品の品種,季節,機体の設置場所などによ
り、嗜好が多様化する顧客の好みに合せて同じ商品でも
冷温いずれにも販売できる自動販売機がある。このよう
な自動販売機では、販売商品の冷温区分をお客さんに明
示するため、商品冷温区分表示装置が備えられている。
【0003】この商品冷温区分表示装置には、この商品
冷温区分表示装置が表示する温度区分が、機体内の商品
の温度が所定の温度範囲の温度であることを表示すると
ともに、商品の冷温区分を容易に変更できることが望ま
れる。というのは、販売商品が変れば勿論のこと、同じ
商品であっても、品種,季節,機体の設置場所などによ
り、商品の冷温区分が変り、その都度商品の温度区分表
示の変更を必要とするためであるが、この種の自動販売
機の商品冷温区分表示装置の従来例の一つを図3および
図4に示す。
【0004】図3はこの発明の対象となる自動販売機の
構成を示し、(A)が外観を示す、前方斜右上から見た
斜視図、(B)が(A)のケースの前面開口を覆う扉を
開放した状態の、前方斜右上から見た斜視図、図4は従
来の自動販売機の商品冷温区分表示装置の構成を示し、
(A)が要部左側縦断面図、(B)が(A)の正面図で、
(A)は図の右側が前面側である。
【0005】図3および図4において、1は自動販売機
の外周面を形成し内部に商品を貯蔵する機体であり、こ
の機体1は、前面が開口するケース2と、このケース2
の前面開口を開閉自在に覆う扉3とで構成されている。
この扉3の上部には、各種商品それぞれをそれぞれ表示
する表示体4である商品見本5,図示しない広告などを
内部に広告展示する展示室6が区画形成されている。
【0006】この展示室6内には、この展示室6内奥行
側壁面および扉3背面を形成する、断熱性を持つ背面形
成部材7に後端を片持ち支持された上下一対の陳列棚8
が並設されており、この陳列棚8上に左右に並列して複
数の商品見本5が陳列展示されている。この商品見本5
それぞれの下側には、この商品見本5それぞれにそれぞ
れ対応させ対にした、この商品見本5それぞれが表示す
る商品それぞれをそれぞれ選択する選択釦9が、展示室
6前面から前端を前方に突出して後端を陳列棚8前端に
支持されている。また、この陳列棚8上面前端部左右両
端には、一側面および上面に開口する溝10が形成され
た一対の保持具11が、互に溝10の側面開口を左右に
向かい合わせて下端を支持されている。この溝10の上
面開口を通し左右両端部をこの溝10に挿入して、商品
見本5横一列分の商品に対応する、この商品が冷たいか
温かいかの冷温区分を前面に表示する横長平板状の冷温
区分表示カード12が、商品見本5の列と選択釦9の列
との間に、挿脱自在に保持具11で保持されている。こ
の保持具11および冷温区分表示カード12で商品冷温
区分表示装置13が構成されており、冷温区分表示カー
ド12には、直ぐ後側の商品見本5それぞれに対応する
位置に、この商品見本5が表示する商品の冷温区分がそ
れぞれ表示されている。
【0007】この商品の冷温区分は、同じ冷温区分の商
品を表示する商品見本5を左右に隣接させまとめて群と
して陳列棚8上に陳列した商品見本5群の境界を、冷温
区分表示カード12に記載した縦方向の境界線14で表
示されている。この境界線14を境にして、例えば、左
側が冷たい商品に対応する商品見本5であれば境界線1
4の左側に「冷たい」、右側に「温かい」などと冷温区
分表示カード12に記載し表示して商品の冷温区分が明
示されている。またもし、横一列に配列された商品見本
5が表示する商品が、全て冷たいか若しくは全て温かい
商品であれば、特に境界線14は表示されず、冷温区分
表示カード12には、ただ単に「冷たい」若しくは「温
かい」とのみ明示される。
【0008】なお、扉3前面部の展示室6の直下には、
硬貨および紙幣がそれぞれ投入され扉3前面に開口する
投入口15,16、投入した硬貨を返却操作する返却レ
バー17などを備えた操作部18が設けられている。ま
た、扉3前面下部には、購入した商品が取り出され扉3
前面に開口する取出口19,釣銭の払い戻しおよび、返
却レバー17が操作されたとき、投入された硬貨の返却
を行う、扉3前面に開口する返却口20などが設けられ
ている。
【0009】一方、ケース2内には、前面開口が扉3で
覆われ商品を貯蔵する収納室21が区画形成されてお
り、この収納室21内には、仕切壁22で左右に仕切っ
て左室23および右室24が形成されている。この左室
23および右室24内には、前面に開口し商品が投入さ
れる投入口25および,下面に開口する排出口26が上
下両端部にそれぞれ形成され内部にそれぞれ収納された
商品を販売の都度一個ずつ排出口26を通して落下排出
する収納棚27がそれぞれ収容設置されている。
【0010】この収納棚27内に収納された商品は、機
体1内に内蔵され左室23および右室24内をそれぞれ
冷却若しくは加熱する、図示しない冷却装置および加熱
装置でそれぞれ冷却若しくは加熱され冷商品若しくは温
商品として左室23および右室24内にそれぞれ貯蔵さ
れている。この左室23および右室24内の、収納棚2
7の下には、排出口26を通して落下排出された商品を
受ける、前下がりに傾斜する傾斜面を上面が形成するシ
ュータ28,29がそれぞれ配設されている。
【0011】このシュータ28,29上に、排出口26
を通して収納棚27内からそれぞれ販売時に落下排出さ
れた商品は、シュータ28,29上面を自重で転動若し
くは摺動しながら自重でそれぞれ下降して前方へ搬出さ
れるとともに、扉3の下部に形成された、取出口19内
に連通し扉3背面に開口する送出口30,31をそれぞ
れ通って取出口19内に送出される。
【0012】このように構成された自動販売機の商品冷
温区分表示装置では、販売商品の温度区分の変更は、商
品冷温区分表示装置13を構成する冷温区分表示カード
12を、機体1に付属された、冷温区分を変更する商品
に合わせて冷温区分が表示された別の冷温区分表示カー
ド12に交換して一般的に行われる。また、商品冷温区
分表示装置13を備えた自動販売機の販売動作は、硬貨
および若しくは紙幣が投入口15および若しくは投入口
16から投入後、選択釦9で商品が選択されると、販売
指令信号により、選択された商品が、この商品が収納さ
れる収納棚27から商品が一個落下排出され取出口19
内に搬出される。また同時に、必要に応じ釣銭が返却口
20内に払い出される。この返却口20内に払い出され
た釣銭および、取出口19内に搬出された商品はお客さ
んにより取り出される。またもし、投入口15から硬貨
を投入後、お客さんが商品の購入を中止して返却レバー
17を操作すると、投入口15から投入された硬貨が返
却口20内に排出される。
【0013】
【発明が解決しようとする課題】ところで、このような
従来の自動販売機の商品冷温区分表示装置は、商品冷温
区分表示装置13が保持具11および冷温区分表示カー
ド12で構成されている。この冷温区分表示カード12
に記載した縦方向の境界線14で、商品の冷温区分毎に
左右に隣接させ陳列棚8上に陳列された商品見本5群毎
の、この商品見本5群が表示する商品の冷温区分の境界
がお客さんに明示される。
【0014】一方、使用者毎に特徴のある外観デザイン
が一般的に採用される自動販売機では、横長の冷温区分
表示カード12が自動販売機の外観デザインに影響を与
える。それで、商品冷温区分表示装置13は、冷温区分
表示カード12の外観デザインを自動販売機の外観デザ
インに合せるとともに、冷温区分を異にする様々な商品
をそれぞれ表示する商品見本5の、展示室6内の多種多
様な配列にも対応する必要がある。
【0015】そのため、この多種多様な商品見本5のそ
れぞれの配列に合わせた、数多くの冷温区分表示カード
12を機体1に付属することが必要になるとともに、販
売商品の冷温区分の変更の際の冷温区分表示カード12
の交換作業は、非常に難しく手間がかかりかつ間違い易
い作業となるという問題がある。また、冷温区分表示カ
ード12が表示する冷温区分が間違っていれば、お客さ
んが意図しない商品を購入することになるという問題が
ある。その上、機体1内に貯蔵された直後の商品は、冷
温区分の、所定の温度範囲の温度でないのが一般的であ
るにもかかわらず、商品冷温区分表示装置13には、機
体1内の商品の温度が所定の温度範囲の温度であるか否
かを表示する機能がない。それで、商品冷温区分表示装
置13が表示する温度区分にしたがって購入した商品
が、温度区分の、所定の温度範囲の温度では必ずしもな
く、冷たいはずの商品が温かかったり温かいはずの商品
が冷たかったりするという問題がある。
【0016】この発明は、商品の冷温区分を変更する際
に、この商品それぞれをそれぞれ表示する、展示室内に
陳列展示された表示体それぞれに添えてそれぞれ表示す
る冷温区分の変更を間違い無く迅速かつ容易に行うこと
ができるとともに、意図した温度区分の、所定の温度範
囲の温度の商品をお客さんが確実に購入できる自動販売
機の商品冷温区分表示装置を提供することを目的とす
る。
【0017】
【課題を解決するための手段】上記のような課題を解決
のため、この発明によれば、外周面を形成する機体内に
貯蔵若しくはこの機体内で原料から調理製造し冷却若し
くは加熱して販売される飲料,食品などの各種商品それ
ぞれをそれぞれ表示し前記機体の前面部に区画形成され
た展示室内に陳列展示される商品見本を含む表示体それ
ぞれに添え前記商品の冷温区分を前方に表示する自動販
売機の商品冷温区分表示装置において、前記機体内で冷
却若しくは加熱される前記商品の温度が所定の温度範囲
の温度であるときに、前記冷温区分を表示する手段を備
えるものとする。
【0018】また、商品の温度が所定の温度範囲の温度
でなく機体内で現在冷却中若しくは加熱中であるとき、
前記商品を現在冷却中若しくは加熱中であることを表示
する手段を備えるものとする。また、温度区分および若
しくは冷却中および若しくは加熱中を表示する手段が示
温塗料を構成要素とする手段であるものとする。
【0019】また、示温塗料が、その温度の変化に伴い
複数の色に変化する示温塗料であるものとする。また、
温度区分および若しくは冷却中および若しくは加熱中の
表示を、示温塗料で書かれた文字で表示するものとす
る。また、示温塗料が可逆形の示温塗料であるものとす
る。
【0020】
【作用】この発明は、冷却若しくは加熱して販売される
飲料,食品などの各種商品それぞれをそれぞれ表示しそ
れぞれに添えこの商品の冷温区分が前方に表示される商
品見本を含む表示体が陳列展示される展示室が前面部に
区画形成された、内部に前記商品を貯蔵若しくは内部で
この商品が原料から調理製造され外周面を形成する機体
内で冷却若しくは加熱される前記商品の温度が所定の温
度範囲の温度であるときに、前記冷温区分を表示する手
段を備えるものとしたので、所定の温度範囲の温度であ
る、機体内の商品のみの冷温区部を前方に明示でき、こ
れにより、所定の温度範囲の温度にまだ冷却若しくは加
熱されていない商品をお客さんが購入するのを防ぐこと
ができる。
【0021】また、商品の温度が所定の温度範囲の温度
でなく機体内で現在冷却中若しくは加熱中であるとき、
前記商品を現在冷却中若しくは加熱中であることを表示
する手段を備えるものとしたので、どの販売商品が現在
まだ冷却中若しくは加熱中であるか否かをお客さんに明
示できる。また、温度区分および若しくは冷却中および
若しくは加熱中を表示する手段が示温塗料を構成要素と
する手段であるものとしたので、機体内の商品の温度を
示温塗料に伝導してこの示温塗料の色を変えることがで
きるとともに、この示温塗料の色の変化で、機体内の商
品の温度が、温度区分の、所定の温度範囲の温度であれ
ば、商品の温度区分を、また機体内で商品が現在冷却中
若しくは加熱中であれば、この商品が現在加熱中若しく
は冷却中であることを表示でき、これにより、商品それ
ぞれの温度が、温度区分の、所定の温度範囲の温度であ
るか否か示温塗料の色の変化で表示できる。
【0022】また、示温塗料が、その温度の変化に伴い
複数の色に変化する示温塗料であるものとしたので、所
定の温度範囲の温度でない商品の温度で変化して呈す
る、示温塗料の色で、現在機体内で商品が冷却中若しく
は加熱中であることを表示でき、かつ所定の温度範囲の
温度である商品の温度で変化して呈する、示温塗料の色
で、商品の温度区分を表示できる。
【0023】また、温度区分および若しくは冷却中およ
び若しくは加熱中の表示を、示温塗料で書かれた文字で
表示するものとしたので、所定の温度範囲の温度でない
商品の温度で変化して呈する、示温塗料の色および、こ
の示温塗料で書かれた文字で、現在機体内で商品が冷却
中若しくは加熱中であることを表示でき、かつ所定の温
度範囲の温度である商品の温度で変化して呈する、示温
塗料の色および、この示温塗料で書かれた文字で、商品
の温度区分を表示できる。
【0024】また、示温塗料が可逆形の示温塗料である
ものとしたので、示温塗料が呈する色を、機体内の商品
の温度が所定の温度範囲の温度でないときには、この温
度で一つの一定の色に変化させ、また機体内の商品の温
度が所定の温度範囲の温度であるときには、この温度で
別の一定の色に変化させることができ、これにより、こ
の一定の温度若しくは温度範囲の温度で常に同じ色に変
化させることができ、これにより、示温塗料の色の変化
で商品それぞれの温度区分,加熱中および冷却中を表示
できる。
【0025】
【実施例】以下、この発明の実施例を図1ないし図3に
基づいて説明する。図1はこの発明の自動販売機の商品
冷温区分表示装置の構成を示し、(A)が前方斜右上か
ら見た要部斜視図、(B)が(A)の横断面図、(C)
が(A)の左側縦断面図で、(B)は図の上側が、また
(C)は図の右側がそれぞれ前面側であり、図2は図1
の商品冷温区分表示装置を構成する表示板の正面図であ
る。また、図3はこの発明の対象となる自動販売機の構
成を示し、(A)が外観を示す、前方斜右上から見た斜
視図、(B)が(A)のケースの前面開口を覆う扉を開
放した状態の、前方斜右上から見た斜視図である。図4
と共通あるいは同一部分は同一の符号で示す。
【0026】図1ないし図3において、32は自動販売
機の外周面を形成し内部に商品を貯蔵する機体であり、
この機体32を、前面が開口するケース2と、このケー
ス2の前面開口を開閉自在に覆う扉33とで構成してい
る。この扉33の上部には、各種商品それぞれをそれぞ
れ表示する表示体4である商品見本5,図示しない広告
などを内部に広告展示する展示室6を区画形成してい
る。この展示室6内には、この展示室6内奥行側壁面お
よび扉33背面を形成する、断熱性を持つ背面形成部材
34に後端を片持ち支持した上下一対の陳列棚8を並設
しており、この陳列棚8上に左右に並列して複数の商品
見本5を陳列展示している。この商品見本5それぞれの
下側には、この商品見本5それぞれにそれぞれ対応させ
対にした選択釦9を、展示室6前面から前端を前方に突
出して後端を陳列棚8前端に支持している。
【0027】一方、ケース2内には、前面開口を扉33
で覆った、商品を貯蔵する収納室21を区画形成してお
り、この収納室21内には、仕切壁22で左右に仕切っ
て左室23および右室24を形成している。この左室2
3および右室24内には、前面に開口し商品が投入され
る投入口25および,下面に開口する排出口26を上下
両端部にそれぞれ形成した、内部にそれぞれ収納された
商品を販売の都度一個ずつ排出口26を通して落下排出
する収納棚27をそれぞれ収容設置している。この収納
棚27内に収納された商品を、機体32内に内蔵し左室
23および右室24内をそれぞれ冷却若しくは加熱す
る、図示しない冷却装置および加熱装置でそれぞれ冷却
若しくは加熱し冷商品若しくは温商品として左室23お
よび右室24内にそれぞれ貯蔵している。
【0028】この左室23および右室24内と、展示室
6内とをそれぞれ連通する、背面形成部材34の、それ
ぞの陳列棚8上に陳列した商品見本5の上側の部分に左
右に並列して形成した覗き窓35,36の前面側を熱の
不良導体から形成し断熱性を持つ横長平板状で透明な遮
蔽板37,38で密閉している。この遮蔽板37,38
で前面側を密閉した覗き窓35,36の後側を、「JUST
COLD」,「JUSTHOT」,「冷却中」,「加熱
中」などの文字をサーモクロミック材料などの可逆形の
示温塗料で裏面に記載した横長平板状の表示板39,4
0で密閉している。
【0029】これにより、冷気若しくは暖気が覗き窓3
5,36を通して左室23および右室24内から逸散す
るのを防いでいる。また、この左室23若しくは右室2
4内の収納棚27内に収納された商品の温度が、所定の
温度範囲の温度に既に冷却若しくは加熱されていると、
「JUST COLD」若しくは「JUST HOT」の文字
が、また所定の温度範囲の温度でまだなく現在冷却中若
しくは加熱中であると、「冷却中」若しくは「加熱中」
の文字が鮮やかな色を呈するように、温度の変化に伴い
複数の色に変化する、可逆形の示温塗料を選定してい
る。この示温塗料で「JUST COLD」,「JUST HO
T」,「冷却中」,「加熱中」などの文字を裏面に記載
した表示板39,表示板40,覗き窓35,覗き窓3
6,遮蔽板37および遮蔽板38で商品冷温区分表示装
置41を構成している。
【0030】なお、扉33前面部の展示室6の直下に
は、硬貨および紙幣がそれぞれ投入され扉33前面に開
口する投入口15,16、返却レバー17などを備えた
操作部18を、また扉33前面部の下部には、購入した
商品が取り出され扉33前面に開口する取出口19、釣
銭の払い戻しおよび、返却レバー17が操作されたとき
に投入された硬貨を返却する、扉33前面に開口する返
却口20などを設けている。また、ケース2内の左室2
3および右室24内の、収納棚27の下には、排出口2
6を通して落下排出された商品を受けるシュータ28,
29をそれぞれ配設しており、このシュータ28,29
上に、排出口26を通して販売時に収納棚27内からそ
れぞれ落下排出された商品は落下する。この商品は、シ
ュータ28,29上面を自重で転動若しくは摺動しなが
ら自重でそれぞれ下降して前方へ搬出され、扉33の下
部に形成した、取出口19内に連通し扉33背面に開口
する送出口30,31をそれぞれ通って取出口19内に
送出されるが、その他の構成は前記した従来例と同一で
ある。
【0031】前述の構成において、この発明の自動販売
機の商品冷温区分表示装置の一つの実施例である商品冷
温区分表示装置41を備えた自動販売機の販売動作は前
記した従来例と同様であるので、商品冷温区分表示装置
41での、販売商品の冷温区分の変更および、商品冷温
区分表示装置41の機能につき以下述べる。商品冷温区
表示装置41を、覗き窓35,覗き窓36,遮蔽板3
7,遮蔽板38,表示板39および表示板40で構成し
ている。また、左室23若しくは右室24内の収納棚2
7内に収納された商品の温度が、所定の温度範囲の温度
であれば「JUST COLD」若しくは「JUST HOT」
の文字が、また所定の温度範囲の温度でなければ「冷却
中」若しくは「加熱中」の文字が鮮やかな色を呈するよ
うに、示温塗料を選定している。それで、商品冷温区表
示装置41には、販売商品の冷温区分を変える際に、変
更したり交換したりする必要がある部分は何等なく、覗
き窓35および覗き窓36それぞれの下側の陳列棚8上
に、左室23および右室24内にそれぞれ貯蔵した商品
を表示する商品見本5をそれぞれ陳列しさえすれば良
い。
【0032】これにより、左室23および右室24内に
冷却若しくは加熱してそれぞれ貯蔵され冷商品若しくは
温商品として販売される商品の温度が、所定の温度範囲
の温度であれば、鮮やかな色になる「JUST COLD」
若しくは「JUST HOT」の文字で、覗き窓35,36
それぞれの下側にそれぞれ陳列された商品見本5が表示
する商品の温度区分を表示する。また、左室23および
右室24内に冷却若しくは加熱してそれぞれ貯蔵される
商品の温度が、所定の温度範囲の温度でなければ、鮮や
かな色になる「冷却中」若しくは「加熱中」の文字で、
覗き窓35,36それぞれの下側にそれぞれ陳列された
商品見本5が表示する商品が、現在冷却中若しくは加熱
中であることを表示する。
【0033】したがって、自動販売機の外観デザイン
に、覗き窓35,36および表示板39,40の外観デ
ザインを合わせるだけで、商品冷温区分表示装置41の
デザインを、使用者毎に特徴のある自動販売機の外観デ
ザインに合わせることができる。また、冷温区分を異に
する様々な商品の商品見本5の、展示室6内の多種多様
な配列それぞれ対応して従来数多く必要とした冷温区分
表示カードに類するものを要しない。そして、覗き窓3
5,36それぞれの下側の陳列棚8上に左室23および
右室24内に貯蔵した商品を表示する商品見本5をそれ
ぞれ陳列するだけで、商品の温度区分の変更ができるの
で、商品の温度区分の変更を間違えずに迅速かつ容易に
できる。その上、機体32内に貯蔵される商品の温度
が、冷温区分の、所定の温度範囲の温度にあれば温度区
分を、また冷温区分の、所定の温度範囲の温度でなけれ
ば冷却中若しくは加熱中などと表示できる。これによ
り、商品冷温区分表示装置41が表示する温度区分にし
たがって商品を購入すれば、この商品の温度は、必ず温
度区分の、所定の温度範囲の温度であり、冷たいはずの
商品が温かかったり温かいはずの商品が冷たかったりす
るということはない。
【0034】
【発明の効果】この発明によれば、冷却若しくは加熱し
て販売される飲料,食品などの各種商品それぞれをそれ
ぞれ表示しそれぞれに添えこの商品の冷温区分が前方に
表示される商品見本を含む表示体が陳列展示される展示
室が前面部に区画形成された、内部に前記商品を貯蔵若
しくは内部でこの商品が原料から調理製造され外周面を
形成する機体内で冷却若しくは加熱される前記商品の温
度が所定の温度範囲の温度であるときに、前記冷温区分
を表示する手段を備えるものとしたので、所定の温度範
囲の温度にまだ冷却若しくは加熱されていない商品をお
客さんが購入するのを防ぐことができ、お客さんが意図
した商品を間違えずに購入できる。
【0035】また、商品の温度が所定の温度範囲の温度
でなく機体内で現在冷却中若しくは加熱中であるとき、
前記商品を現在冷却中若しくは加熱中であることを表示
する手段を備えるものとしたので、所定の温度範囲の温
度にまだ冷却若しくは加熱されていない商品をお客さん
が購入するのを防ぐことができ、お客さんが意図しない
商品を購入しないようにできる。
【0036】また、温度区分および若しくは冷却中およ
び若しくは加熱中を表示する手段が示温塗料を構成要素
とする手段であるものとしたので、示温塗料の色の変化
で、商品それぞれの温度が温度区分の、所定の温度範囲
の温度であるか否かを表示でき、所定の温度範囲の温度
に冷却若しくは加熱されていない商品をお客さんが購入
したり、意図しない商品を購入したりしないようにでき
る。
【0037】また、示温塗料が、その温度の変化に伴い
複数の色に変化する示温塗料であるものとしたので、商
品が現在冷却中若しくは加熱中であるか、商品の温度が
温度区分の、所定の温度範囲の温度であってその温度区
分はいずれかを示温塗料の色の変化で表示して商品冷温
区分表示装置を簡素かつ廉価に構成できる。また、温度
区分および若しくは冷却中および若しくは加熱中の表示
を、示温塗料で書かれた文字で表示するものとしたの
で、商品が現在冷却中若しくは加熱中であるか、商品の
温度が温度区分の、所定の温度範囲の温度であってその
温度区分はいずれかを示温塗料の色の変化と文字とで明
確に表示する商品冷温区分表示装置を簡素かつ廉価に構
成できる。
【0038】また、示温塗料が可逆形の示温塗料である
ものとしたので、示温塗料の、一定の温度で一定の色に
変る色の変化で、商品それぞれの温度区分,加熱中およ
び冷却中を表示でき、商品冷温区分表示装置を簡素かつ
廉価に構成できる。その結果、商品それぞれをそれぞれ
表示する、展示室内に陳列展示された表示体それぞれに
添え表示する冷温区分の変更を手間をかけずかつ間違え
ずに迅速かつ容易にできるとともに、意図した温度区分
の、所定の温度範囲の温度の、意図した商品をお客さん
が確実に購入でき、かつ使用者毎に特徴のある自動販売
機の外観デザインに外観デザインを容易に合わせること
ができる、従来数多く必要とした冷温区分表示カードが
不要な自動販売機の商品冷温区分表示装置を提供できる
という効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の自動販売機の商品冷温区分表示装置
の構成を示し、(A)が前方斜右上から見た要部斜視
図、(B)が(A)の横断面図、(C)が(A)の左側
縦断面図
【図2】図1の商品冷温区分表示装置を構成する表示板
の正面図
【図3】この発明の対象となる自動販売機の構成を示
し、(A)が外観を示す、前方斜右上から見た斜視図、
(B)が(A)のケースの前面開口を覆う扉を開放した
状態の、前方斜右上から見た斜視図
【図4】従来の自動販売機の商品冷温区分表示装置の構
成を示し、(A)が要部左側縦断面図、(B)が(A)の正
面図
【符号の説明】
1 機体 2 ケース 3 扉 4 表示体 5 商品見本 6 展示室 7 背面形成部材 8 陳列棚 9 選択釦 10 溝 11 保持具 12 冷温区分表示カード 13 商品冷温区分表示装置 14 境界線 15 投入口 16 投入口 17 返却レバー 18 操作部 19 取出口 20 返却口 21 収納室 22 仕切壁 23 左室 24 右室 25 投入口 26 排出口 27 収納棚 28 シュータ 29 シュータ 30 送出口 31 送出口 32 機体 33 扉 34 背面形成部材 35 覗き窓 36 覗き窓 37 遮蔽板 38 遮蔽板 39 表示板 40 表示板 41 商品冷温区分表示装置

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】外周面を形成する機体内に貯蔵若しくはこ
    の機体内で原料から調理製造し冷却若しくは加熱して販
    売される飲料,食品などの各種商品それぞれをそれぞれ
    表示し前記機体の前面部に区画形成された展示室内に陳
    列展示される商品見本を含む表示体それぞれに添え前記
    商品の冷温区分を前方に表示する自動販売機の商品冷温
    区分表示装置において、前記機体内で冷却若しくは加熱
    される前記商品の温度が所定の温度範囲の温度であると
    きに、前記冷温区分を表示する手段を備えたことを特徴
    とする自動販売機の商品冷温区分表示装置。
  2. 【請求項2】請求項1記載の自動販売機の商品冷温区分
    表示装置において、商品の温度が所定の温度範囲の温度
    でなく機体内で現在冷却中若しくは加熱中であるとき、
    前記商品を現在冷却中若しくは加熱中であることを表示
    する手段を備えた自動販売機の商品冷温区分表示装置。
  3. 【請求項3】請求項1または請求項2記載の自動販売機
    の商品冷温区分表示装置において、温度区分および若し
    くは冷却中および若しくは加熱中を表示する手段が示温
    塗料を構成要素とする手段である自動販売機の商品冷温
    区分表示装置。
  4. 【請求項4】請求項3記載の自動販売機の商品冷温区分
    表示装置において、示温塗料が、その温度の変化に伴い
    複数の色に変化する示温塗料である自動販売機の商品冷
    温区分表示装置。
  5. 【請求項5】請求項3または請求項4記載の自動販売機
    の商品冷温区分表示装置において、温度区分および若し
    くは冷却中および若しくは加熱中の表示を、示温塗料で
    書かれた文字で表示する自動販売機の商品冷温区分表示
    装置。
  6. 【請求項6】請求項3ないし請求項5のいずれかに記載
    の自動販売機の商品冷温区分表示装置において、示温塗
    料が可逆形の示温塗料である自動販売機の商品冷温区分
    表示装置。
JP5080998A 1993-04-08 1993-04-08 自動販売機の商品冷温区分表示装置 Pending JPH06295377A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP5080998A JPH06295377A (ja) 1993-04-08 1993-04-08 自動販売機の商品冷温区分表示装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP5080998A JPH06295377A (ja) 1993-04-08 1993-04-08 自動販売機の商品冷温区分表示装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH06295377A true JPH06295377A (ja) 1994-10-21

Family

ID=13734161

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP5080998A Pending JPH06295377A (ja) 1993-04-08 1993-04-08 自動販売機の商品冷温区分表示装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH06295377A (ja)

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US20100152892A1 (en) Device for displaying articles for sale, particularly flowers
US9833084B2 (en) Merchandiser
US4668028A (en) Refrigerated storage cabinet
EP0490693A2 (en) Dispenser
JPH06295377A (ja) 自動販売機の商品冷温区分表示装置
WO2017126140A1 (ja) 商品収納装置
US1348024A (en) Self-serving store
US20090308084A1 (en) Cooler/counter merchandising display unit
KR20090110027A (ko) 자동판매기능을 갖춘 매장용 진열대
JP3064705B2 (ja) 自動販売機
CN113129500A (zh) 自动售货机及其显示控制方法、自动售货机系统
US3170554A (en) Coin-operated service buffet counter
JP2007317036A (ja) 自動販売機の表示装置
JPH09128617A (ja) 自動販売機
JPH10255135A (ja) 自動販売機
JPH07200932A (ja) 自動販売機の商品冷温区分表示装置
NL1008337C1 (nl) Werkwijze voor het bedienen van winkelend publiek.
CN216352573U (zh) 一种售货机
JP3846106B2 (ja) 自動販売機
JPH09305841A (ja) 自動販売装置
JP2003162761A (ja) 自動販売機
KR200162568Y1 (ko) 패트병음료의 자판기용 앗세이랙크
JP3228015B2 (ja) 自動販売機
JP2003250672A (ja) ショーケースの商品棚
JPH04195285A (ja) 自動販売機

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Effective date: 20050225

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

RD02 Notification of acceptance of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7422

Effective date: 20070607

A977 Report on retrieval

Effective date: 20070911

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

A131 Notification of reasons for refusal

Effective date: 20070918

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

A521 Written amendment

Effective date: 20071116

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

A131 Notification of reasons for refusal

Effective date: 20071218

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20080213

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Effective date: 20080311

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Effective date: 20080402

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Year of fee payment: 3

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110411

R150 Certificate of patent (=grant) or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Year of fee payment: 4

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120411

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees