JPH0629500B2 - 水底地盤の砂杭造成工法 - Google Patents

水底地盤の砂杭造成工法

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JPH0629500B2
JPH0629500B2 JP60177494A JP17749485A JPH0629500B2 JP H0629500 B2 JPH0629500 B2 JP H0629500B2 JP 60177494 A JP60177494 A JP 60177494A JP 17749485 A JP17749485 A JP 17749485A JP H0629500 B2 JPH0629500 B2 JP H0629500B2
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sand
casing
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哲三 岩月
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Toa Corp
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  • Investigation Of Foundation Soil And Reinforcement Of Foundation Soil By Compacting Or Drainage (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は海底その他の軟弱地盤中に砂杭を造成した後に
も敷砂上に載荷盛土を行い、軟弱地盤中の水を排出させ
ることにより地盤を強化するというサンドドレーン工法
に関するものである。
〔従来技術〕
近年、海底等の軟弱地盤の改良強化を必要とする場合、
その水底地盤の改良強化法として、一般に多数の排水用
の砂杭を水底地盤中に造成する工法が多く採用されてい
る。
従来実施されている水底地盤に砂杭を造成する工法にお
いては、第3−A図に示すように水底地盤1内に砂杭造
成用のケーシング2を所定の位置まで下降し、水底地盤
1中に打設する際、ケーシング2内に水Wが充満してお
り、第3−A図に示すように、ケーシング2の上部のホ
ッパ3からの砂Sに供給水管4からの供給水Wを混ぜな
がらケーシング2内に砂を投入した場合、第3−B図に
示すごとく、ケーシング2の上部から砂混りの水SWが
オーバフローして外部に流失し、良好な砂杭ができない
と共に、不経済であるという問題があった。
そこで、第2図に示すごとく、ケーシング2を水底地盤
1に打設する際に、ケーシング2の下降時に充満する水
Wを、ケーシング2の上部から圧縮空気Aを送入して完
全に排出し、その後に砂Sをケーシング2内に投入する
ようにした水底地盤における砂杭造成工法に関する特公
昭52−21804号の発明がなされているが、この場
合、ケーシング2内の水Wを圧縮空気Aで完全に排除す
るため、この種の砂杭造成工法の場合に水底地盤1の表
面に施される敷砂5を圧縮空気Aで矢印Xのごとく乱
し、飛散させることになり、折角敷砂を敷いて排水効果
を向上させようとした敷砂が圧縮空気Aで飛び散り、砂
杭造成による排水効果が悪化するという問題があった。
〔発明の目的〕
そこで本発明は、前記従来の砂杭造成工法の問題点を解
消するためになされたものであり、水底地盤に散布した
敷砂を、ケーシングの降下時に圧縮空気によって飛散し
ない水底地盤の砂杭造成工法を提供することを目的とし
たものである。
〔発明の構成〕
即ち、本発明の水底地盤の砂杭造成工法は、ケーシング
を水底地盤の所定深度まで打ち込み、該ケーシング内に
砂を投入した後、投入した砂によって形成された砂杭の
みを水底地盤中に残して該ケーシングを抜き去るように
した水底地盤の砂杭造成工法において、先ず水底地盤上
に敷砂を施し、次いで圧縮空気をケーシング内に送入し
ながらケーシングを下降させ、ケーシングの下部が敷砂
に接近した位置で水の一部をケーシング内の下部に残す
ように圧縮空気を送入し、その状態でケーシングを敷砂
中を貫通させ、水底地盤の所定深度まで打ち込み、ケー
シング内に砂を投入することを特徴とする水底地盤の砂
杭造成工法である。
〔実施例〕
以下図面を参照して本発明の詳細を説明するが、第1−
A図から第1−G図までは本発明の水底地盤の砂杭造成
工法の工程を示す一連の説明用のケーシングの側断面図
である。
まず、水面l上の杭打船6により、砂杭造成用のケーシ
ング2を、表面に敷砂5を施した水底地盤1上の所定の
位置に第1−A図のごとく位置決めするが、この時点で
ケーシング2の下端部の蓋7は開けられており、ケーシ
ング2内には水面lと同レベルの水Wが充満している。
次に、第1−B図のごとく、ケーシング2を下降させる
が、ケーシング2の先端が敷砂5に接近する所定の深度
まで下降するまでの間に、ケーシング2の上部から圧縮
空気Aを送入することにより、ケーシング2内に充満し
た水Wを、その一部を残した状態までケーシング2の先
端より排出させる。
上記第1−B図のように一部の水Wを残した状態でケー
シング2の下端が敷砂にぶつかり、その蓋7を閉じて、
第1−C図の矢印Dの方向に水底地盤1に対しバイブロ
ハンマー等の打設装置によりケーシング2の打設を行な
う。
次に、第1−D図のごとく、ケーシング2が水底地盤1
の所定の深度まで打ち込まれると、ホッパ3からの砂S
に供給水管4からの供給水Wを混ぜながらケーシング2
内に砂Sの投入が行なわれる。
そこで、第1−E図のごとく砂Sの投入が完了すると、
第1−F図のごとく、ケーシング2は矢印L方向に引き
抜かれ、第1−G図のごとく砂Sによる砂杭のみが水底
地盤1に残ることになる。
以上の砂杭造成工法による工程を繰り返して行なうこと
により、軟弱な水底地盤1に多数の砂杭が造成され、砂
杭と敷砂とが正しく連接し、それらの上端部には敷砂5
が定置されて載荷盛土により荷重が加えられて排水効果
を発揮して、水底地盤1の改良強化が行なわれる。
〔発明の効果〕
以上のごとき工程からなる本発明の水底地盤の砂杭造成
工法では、ケーシングの先端が水底地盤の表面に施され
た敷砂に近接するまでに、そのケーシング内に充満した
水を、その一部を残して排出しているので、ケーシング
打設後の砂の投入時には砂が水の混合物となってケーシ
ング上端からオーバフローすることなく円滑に行なわ
れ、良好な砂杭が形成され、しかも砂の流出がないので
経済的に砂杭が造成される。
また、ケーシングの先端が、敷砂部分を貫通する際に
は、ケーシング下端からの圧縮空気の噴出がないので敷
砂を乱すことがなく、砂杭造成後には砂杭と敷砂とが連
接することになり、良好な排水効果を発揮することがで
きるという利点もある。
つまり、本発明は水底地盤上に敷砂を敷設し、砂杭と連
接することによりドレーン効果を上げることが必須であ
り、そのせっかく敷設した敷砂を、ケーシングの先端か
ら噴出する圧縮空気により吹き飛ばさないようにするた
めに、ケーシング内に一部水を残して空気をケーシング
の下端から出さないようにした状態でケーシングを水底
地盤内に打ち込むようにしたからこそ確実に圧縮空気に
よる敷砂の飛び散りを防止できるので、敷砂と砂杭との
連接を確実に行うことができ、その結果砂杭から敷砂を
経由して効率的な排水を行うことができるのである。さ
らに、ケーシングを水底地盤におろすときに上記のごと
くケーシング内に水を一部だけ残して行うので、ケーシ
ング打設後投入する砂は水と混合してケーシング上端か
らあふれ出るという現象はなく、良好な砂杭を形成でき
るのである。
【図面の簡単な説明】
第1−A図、第1−B図、第1−C図、第1−D図、第
1−E図、第1−F図、第1−G図は本発明の水底地盤
の砂杭造成工法の工程を示す一連の説明用のケーシング
の側断面図、第2図は従来の砂杭の造成工法のケーシン
グの側断面図、第3−A図、第3−B図は他の従来例の
砂杭造成工法のケーシングの側断面図である。 1……水底地盤、2……ケーシング、5……敷砂、A…
…圧縮空気、S……砂、W……水。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】ケーシング内に圧縮空気を送りながらケー
    シングを水底地盤の所定深度まで打ち込み、該ケーシン
    グ内に砂を投入した後、投入した砂によって形成された
    砂杭のみを水底地盤中に残して該ケーシングを抜き去る
    ようにした水底地盤の砂杭造成工法において、先ず水底
    地盤上に敷砂を施し、次いで圧縮空気をケーシング内に
    送入しながらケーシングを下降させ、ケーシングの下部
    が敷砂に接近した位置で水の一部をケーシング内の下部
    に残すように圧縮空気を送入し、その状態でケーシング
    を敷砂中を貫通させ、水底地盤の所定深度まで打ち込
    み、ケーシング内に砂を投入することを特徴とする水底
    地盤の砂杭造成工法。
JP60177494A 1985-08-14 1985-08-14 水底地盤の砂杭造成工法 Expired - Lifetime JPH0629500B2 (ja)

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JPS6241816A JPS6241816A (ja) 1987-02-23
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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DE2542332A1 (de) * 1974-09-27 1976-04-15 Gte Sylvania Inc Verfahren zur herstellung eines cadmiumfreien gruenes licht ausstrahlenden katodolumineszenten phosphors fuer farbfernsehbildroehren
JPS6055649B2 (ja) * 1976-07-05 1985-12-06 不動建設株式会社 水底地盤における砂抗造成工法

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JPS6241816A (ja) 1987-02-23

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