JPH06293651A - Hiv感染予防剤、aids発症防止剤及びaids治療剤 - Google Patents
Hiv感染予防剤、aids発症防止剤及びaids治療剤Info
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- JPH06293651A JPH06293651A JP5080796A JP8079693A JPH06293651A JP H06293651 A JPH06293651 A JP H06293651A JP 5080796 A JP5080796 A JP 5080796A JP 8079693 A JP8079693 A JP 8079693A JP H06293651 A JPH06293651 A JP H06293651A
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- Japan
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- aids
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- hiv
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Abstract
(57)【要約】
【構成】 46NW−04A物質を有効成分として含有
するHIV感染予防剤;46NW−04A物質を有効成
分として含有するAIDS発症防止剤及びAIDS治療
剤。 【効果】 安全性が高く、優れたHIV─1感染予防効
果、AIDS発症防止効果及びAIDS治療効果を有す
る。
するHIV感染予防剤;46NW−04A物質を有効成
分として含有するAIDS発症防止剤及びAIDS治療
剤。 【効果】 安全性が高く、優れたHIV─1感染予防効
果、AIDS発症防止効果及びAIDS治療効果を有す
る。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、46NW−04A物質
を有効成分として含有するHIV感染予防剤、AIDS
発症防止剤及びAIDS治療剤に関する。
を有効成分として含有するHIV感染予防剤、AIDS
発症防止剤及びAIDS治療剤に関する。
【0002】
【従来の技術】後天性免疫不全症候群(AIDS)は、
ヒト免疫不全ウイルス(human immunodeficiency viru
s;HIV)の感染により生体の免疫機能が阻害され、
発症してくる症候群である。HIVに感染して免疫不全
症状が出るには数年から10年以上の潜伏期間がある。
この時期は無症候性キャリア(Asymptomatic Carrier;A
C)といわれる状態で免疫能は保たれている。しかし、こ
の時期においても、AIDSにおける最も特徴的な変化
といえるCD4陽性のヘルパー/インデューサー機能を
もつT細胞数の低下がみられる。CD4陽性細胞の低下
はその後も進行し、全身性リンパ節腫脹(Progressive
Generalized Lymphadenopathy; PGL)の症状を時には呈
し、免疫能低下に関連した症状を呈するようになる。こ
の時期は、CD4陽性細胞がおよそ200個/μl だ
が、広範囲の帯状疱疹や結核病変の再燃、カンジダ性口
内炎や消化管カンジダ症などを合併してくる。また、原
因不明の発熱が続いたり、急激な体重減少や下痢なども
みられ、これらはAIDS関連症候群(AIDS Relat
ed Complex ; ARC)と呼ばれる。さらにCD4陽性細胞
数が低下すると、カリニ肺炎やクリプトコッカス髄膜
炎、サイトメガロ肺炎、網膜炎などの日和見感染症が関
連した悪性リンパ腫,病態はいまだ不明だが、HIV脳
症(AIDS Dementia Complex )などの重篤な症状を
呈し、多くは数か月から1年で死亡する。HIVとして
HIV−1、HIV−2などが見出されている。現在、
世界中でHIV感染・AIDS発症が増加傾向にあり、
効果的な治療法は現在のところ見いだされておらず、感
染予防、発症防止、治療の観点から効果的薬剤の探究が
精力的に進められている。
ヒト免疫不全ウイルス(human immunodeficiency viru
s;HIV)の感染により生体の免疫機能が阻害され、
発症してくる症候群である。HIVに感染して免疫不全
症状が出るには数年から10年以上の潜伏期間がある。
この時期は無症候性キャリア(Asymptomatic Carrier;A
C)といわれる状態で免疫能は保たれている。しかし、こ
の時期においても、AIDSにおける最も特徴的な変化
といえるCD4陽性のヘルパー/インデューサー機能を
もつT細胞数の低下がみられる。CD4陽性細胞の低下
はその後も進行し、全身性リンパ節腫脹(Progressive
Generalized Lymphadenopathy; PGL)の症状を時には呈
し、免疫能低下に関連した症状を呈するようになる。こ
の時期は、CD4陽性細胞がおよそ200個/μl だ
が、広範囲の帯状疱疹や結核病変の再燃、カンジダ性口
内炎や消化管カンジダ症などを合併してくる。また、原
因不明の発熱が続いたり、急激な体重減少や下痢なども
みられ、これらはAIDS関連症候群(AIDS Relat
ed Complex ; ARC)と呼ばれる。さらにCD4陽性細胞
数が低下すると、カリニ肺炎やクリプトコッカス髄膜
炎、サイトメガロ肺炎、網膜炎などの日和見感染症が関
連した悪性リンパ腫,病態はいまだ不明だが、HIV脳
症(AIDS Dementia Complex )などの重篤な症状を
呈し、多くは数か月から1年で死亡する。HIVとして
HIV−1、HIV−2などが見出されている。現在、
世界中でHIV感染・AIDS発症が増加傾向にあり、
効果的な治療法は現在のところ見いだされておらず、感
染予防、発症防止、治療の観点から効果的薬剤の探究が
精力的に進められている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、効力
のあるHIV感染予防剤、AIDS発症防止剤及びAI
DS治療剤を提供することである。
のあるHIV感染予防剤、AIDS発症防止剤及びAI
DS治療剤を提供することである。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、46NW
−04A物質が、全く意外にもHIV感染予防効果を奏
することを見出し、本発明を完成するに至った。すなわ
ち、本発明は、46NW−04A物質を有効成分とする
HIV感染予防剤、AIDS発症防止剤及びAIDS治
療剤に関する。本発明に用いられる46NW−04A物
質は、下記の物理化学的性質を有している。 (a) 分子量:1126(SI−マススペクトルによる) (b) 元素分析(実測値):炭素 56.98%,水素 8.49
%,窒素 11.0 % (c) 紫外線吸収スペクトル:図1に示す。 (d) 赤外線吸収スペクトル:図2に示す。 (e) 水素核磁気共鳴スペクトル:図3に示す。 (f) 炭素核磁気共鳴スペクトル:図4に示す。 (g) シリカゲル薄層クロマトグラフィーのRf値: 0.32(展開溶媒 クロロホルム:メタノール=3:
1) 0.51(展開溶媒 酢酸エチル:メタノール=1:1) (h) 溶媒に対する溶解性: メタノール、エタノール、アセトンに易溶 水に不溶 (i) 呈色反応: 陽性 ブロモクレゾールグリーン、ジニトロフェニールヒドラ
ジン、ドラーゲンドルフ、8−ヒドロキシキノリン−N
H3 、アニスアルデヒドの各試薬 陰性 過マンガン酸カリウム、アンスロン、バートン、酢酸
銅、リーガル、モーリシュ、ニンヒドリン、ローダミン
の各試薬
−04A物質が、全く意外にもHIV感染予防効果を奏
することを見出し、本発明を完成するに至った。すなわ
ち、本発明は、46NW−04A物質を有効成分とする
HIV感染予防剤、AIDS発症防止剤及びAIDS治
療剤に関する。本発明に用いられる46NW−04A物
質は、下記の物理化学的性質を有している。 (a) 分子量:1126(SI−マススペクトルによる) (b) 元素分析(実測値):炭素 56.98%,水素 8.49
%,窒素 11.0 % (c) 紫外線吸収スペクトル:図1に示す。 (d) 赤外線吸収スペクトル:図2に示す。 (e) 水素核磁気共鳴スペクトル:図3に示す。 (f) 炭素核磁気共鳴スペクトル:図4に示す。 (g) シリカゲル薄層クロマトグラフィーのRf値: 0.32(展開溶媒 クロロホルム:メタノール=3:
1) 0.51(展開溶媒 酢酸エチル:メタノール=1:1) (h) 溶媒に対する溶解性: メタノール、エタノール、アセトンに易溶 水に不溶 (i) 呈色反応: 陽性 ブロモクレゾールグリーン、ジニトロフェニールヒドラ
ジン、ドラーゲンドルフ、8−ヒドロキシキノリン−N
H3 、アニスアルデヒドの各試薬 陰性 過マンガン酸カリウム、アンスロン、バートン、酢酸
銅、リーガル、モーリシュ、ニンヒドリン、ローダミン
の各試薬
【0005】本発明に用いられる46NW−04A物質
は、シュードモナス sp.46NW−04株(微工研寄託
菌FERM P−9579)より得られる物質であり、
魚類病原ウイルスに対する抗ウイルス活性を有すること
が知られている(特開平1−95792号公報)。しか
しながら、46NW−04A物質がHIV感染予防効
果、AIDS発症防止効果及び治療効果を有すること
は、従来全く知られていなかった。46NW−04A物
質は、特開平1−95792号公報に記載された方法に
従って、シュードモナス sp.46NW−04株(FER
M P−9579)を培養し、培養物から46NW−0
4A物質を採取することにより製造される。なお、ここ
で当該細菌の培養は、通常のシュードモナス菌の培養条
件により、数時間から数日間、静置、振盪または攪拌培
養するのが好ましい。46NW−04A物質の培養液中
からの分離・精製は次のようにして行うことができる。
培養液に酢酸エチルを添加して攪拌し、酢酸エチル層を
集めて減圧濃縮後、シリカゲル等に吸着させ、クロロホ
ルム:メタノール(9:1)からクロロホルム:メタノ
ール(1:1)で溶出し、シリカゲルTLCのRf値
0.32(展開溶媒 クロロホルム:メタノール=3:
1)の分画を得る。当該分画を減圧濃縮しシリカゲルT
LCによる精製を数回繰り返し46NW−04A物質を
得ることができる。このようにして得られる46NW−
04A物質は、優れたHIV感染予防効果を有し、かつ
極めて毒性が低いのでHIV感染予防剤、AIDSの発
症防止剤及びAIDS治療剤の有効成分として有用であ
る。
は、シュードモナス sp.46NW−04株(微工研寄託
菌FERM P−9579)より得られる物質であり、
魚類病原ウイルスに対する抗ウイルス活性を有すること
が知られている(特開平1−95792号公報)。しか
しながら、46NW−04A物質がHIV感染予防効
果、AIDS発症防止効果及び治療効果を有すること
は、従来全く知られていなかった。46NW−04A物
質は、特開平1−95792号公報に記載された方法に
従って、シュードモナス sp.46NW−04株(FER
M P−9579)を培養し、培養物から46NW−0
4A物質を採取することにより製造される。なお、ここ
で当該細菌の培養は、通常のシュードモナス菌の培養条
件により、数時間から数日間、静置、振盪または攪拌培
養するのが好ましい。46NW−04A物質の培養液中
からの分離・精製は次のようにして行うことができる。
培養液に酢酸エチルを添加して攪拌し、酢酸エチル層を
集めて減圧濃縮後、シリカゲル等に吸着させ、クロロホ
ルム:メタノール(9:1)からクロロホルム:メタノ
ール(1:1)で溶出し、シリカゲルTLCのRf値
0.32(展開溶媒 クロロホルム:メタノール=3:
1)の分画を得る。当該分画を減圧濃縮しシリカゲルT
LCによる精製を数回繰り返し46NW−04A物質を
得ることができる。このようにして得られる46NW−
04A物質は、優れたHIV感染予防効果を有し、かつ
極めて毒性が低いのでHIV感染予防剤、AIDSの発
症防止剤及びAIDS治療剤の有効成分として有用であ
る。
【0006】本発明のHIV感染予防剤、AIDSの発
症防止剤及び治療剤は、経口的または非経口的に投与す
ることができる。経口投与剤としては、通常散剤、錠
剤、乳剤、カプセル剤、液剤などの形態が挙げられる。
これらの経口投与剤は有効成分の他に、乳糖、澱粉、デ
キストリン、リン酸カルシウム、炭酸カルシウム、ケイ
酸アルミニウム、ステアリン酸マグネシウムといった賦
形剤、補助剤、添加剤などの製剤添加物を含んでもよ
い。また非経口投与剤としては、注射剤などの形態が挙
げられ、注射剤の場合には無菌性の水性または非水性の
溶剤、懸濁剤、乳濁剤などを含む。水性の溶剤、懸濁剤
としては、例えば注射用蒸留水及び生理食塩水が挙げら
れる。非水性の溶剤、懸濁剤としては、例えばプロピレ
ングリコール、ポリエチレングリコール、オリーブ油の
ような植物油、エタノールのようなアルコール類、ポリ
ソルベート80(登録商標)などが挙げられる。さらに乳
化剤、分散剤のような補助剤を含んでもよい。これら
は、例えばバクテリア保留フィルターによる濾過または
X線照射によって無菌化される。また、無菌の固体組成
物を製造した後、使用前に無菌水または無菌の注射用溶
媒に溶解して使用することもできる。上記の各製剤は常
法に従って製造することができる。本発明のHIV感染
予防剤、AIDSの発症防止剤及び治療剤の投与量は、
投与方法、患者の年齢、体重、状態及び疾患の種類によ
って異なるが、通常、経口投与としては一日当たり10
〜300mg、好ましくは50〜200mg、非経口投与と
しては一日当たり5〜200mg、好ましくは10〜15
0mgであり、これを1〜5回に分割して投与すればよ
い。
症防止剤及び治療剤は、経口的または非経口的に投与す
ることができる。経口投与剤としては、通常散剤、錠
剤、乳剤、カプセル剤、液剤などの形態が挙げられる。
これらの経口投与剤は有効成分の他に、乳糖、澱粉、デ
キストリン、リン酸カルシウム、炭酸カルシウム、ケイ
酸アルミニウム、ステアリン酸マグネシウムといった賦
形剤、補助剤、添加剤などの製剤添加物を含んでもよ
い。また非経口投与剤としては、注射剤などの形態が挙
げられ、注射剤の場合には無菌性の水性または非水性の
溶剤、懸濁剤、乳濁剤などを含む。水性の溶剤、懸濁剤
としては、例えば注射用蒸留水及び生理食塩水が挙げら
れる。非水性の溶剤、懸濁剤としては、例えばプロピレ
ングリコール、ポリエチレングリコール、オリーブ油の
ような植物油、エタノールのようなアルコール類、ポリ
ソルベート80(登録商標)などが挙げられる。さらに乳
化剤、分散剤のような補助剤を含んでもよい。これら
は、例えばバクテリア保留フィルターによる濾過または
X線照射によって無菌化される。また、無菌の固体組成
物を製造した後、使用前に無菌水または無菌の注射用溶
媒に溶解して使用することもできる。上記の各製剤は常
法に従って製造することができる。本発明のHIV感染
予防剤、AIDSの発症防止剤及び治療剤の投与量は、
投与方法、患者の年齢、体重、状態及び疾患の種類によ
って異なるが、通常、経口投与としては一日当たり10
〜300mg、好ましくは50〜200mg、非経口投与と
しては一日当たり5〜200mg、好ましくは10〜15
0mgであり、これを1〜5回に分割して投与すればよ
い。
【0007】
【実施例】以下、製造例、製剤例及び試験例によって本
発明をさらに詳細に説明するが、本発明はその要旨を越
えない限り下記例の記載に限定されるものではない。 製造例 (46NW−04A物質の製造)シュードモナス sp.4
6NW−04株(FERM P−9579)をCYG液
体培地(カザミノ酸(Difco 社製)0.5%、酵母エキス
(Difco 社製)0.05%、グルコース0.1%、NaCl 0.
68%、KCl 0.04%,MgSO4 ・7H2O 0.02%,CaCl・2
H2O を含む培地 pH 7.2)100ml/500ml容フラス
コに接種し、25℃で2日間160×gで振とう培養し
た。培養液25mlずつを4本の5リットル容三角フラス
コ中のCYG液体培地2.5リットルに接種し、25℃で
2日間160×gで振とう培養した。得られた培養上清
液10リットルを同量の酢酸エチルで2回抽出した。2
0リットルの酢酸エチル層を2リットルまで濃縮し、無
水硫酸ナトリウムで脱水後、褐色の粗抽出物1.3gを得
た。同じ操作を3回行い計30リットルの培養液から3.
8gの油状粗抽出物を得、これを少量のメタノール−ク
ロロホルムに溶解させ、シリカゲル(キーゼゲル60,
メルク社製)を充填したカラム(50mm×150mm)上
に得た。クロロホルム,クロロホルム:メタノール
(9:1)から順次(1:1)に極性を上げながら溶出
させた。活性画分を濃縮後、少量のメタノール−クロロ
ホルム混液に溶解させ、展開溶媒をクロロホルム,クロ
ロホルム:メタノール(9:1)から同(7:1)、
(5:1)に順次極性を高めながらTLC(キーゼルゲ
ル60F254,メルク社製)を行った。TLCを5回
行い最終的に800mgの精製46NW−04Aを白色粉
末として得た。
発明をさらに詳細に説明するが、本発明はその要旨を越
えない限り下記例の記載に限定されるものではない。 製造例 (46NW−04A物質の製造)シュードモナス sp.4
6NW−04株(FERM P−9579)をCYG液
体培地(カザミノ酸(Difco 社製)0.5%、酵母エキス
(Difco 社製)0.05%、グルコース0.1%、NaCl 0.
68%、KCl 0.04%,MgSO4 ・7H2O 0.02%,CaCl・2
H2O を含む培地 pH 7.2)100ml/500ml容フラス
コに接種し、25℃で2日間160×gで振とう培養し
た。培養液25mlずつを4本の5リットル容三角フラス
コ中のCYG液体培地2.5リットルに接種し、25℃で
2日間160×gで振とう培養した。得られた培養上清
液10リットルを同量の酢酸エチルで2回抽出した。2
0リットルの酢酸エチル層を2リットルまで濃縮し、無
水硫酸ナトリウムで脱水後、褐色の粗抽出物1.3gを得
た。同じ操作を3回行い計30リットルの培養液から3.
8gの油状粗抽出物を得、これを少量のメタノール−ク
ロロホルムに溶解させ、シリカゲル(キーゼゲル60,
メルク社製)を充填したカラム(50mm×150mm)上
に得た。クロロホルム,クロロホルム:メタノール
(9:1)から順次(1:1)に極性を上げながら溶出
させた。活性画分を濃縮後、少量のメタノール−クロロ
ホルム混液に溶解させ、展開溶媒をクロロホルム,クロ
ロホルム:メタノール(9:1)から同(7:1)、
(5:1)に順次極性を高めながらTLC(キーゼルゲ
ル60F254,メルク社製)を行った。TLCを5回
行い最終的に800mgの精製46NW−04Aを白色粉
末として得た。
【0008】製剤例1 (腸溶性顆粒剤) 46NW−04A物質 2g 乳糖 32g トウモロコシ澱粉 12g 結晶セルロース 3g 上記成分を均一に混合し、7.5%ヒドロキシプロピルセ
ルロース水溶液20mlを加え、押出し造粒機により直径
0.5mmスクリーンを用いて顆粒とし、直ちにマルメライ
ザーにより丸めた後、乾燥した。この乾燥顆粒に下記組
成のフィルムコーティング液190gを流動造粒機を用
いてコーティングし、腸溶性顆粒剤とした。コーティン
グ液の組成は下記のとおりである。 コーティング液組成: ヒドロキシプロピルメチルセルロースフタレート 5.0 (W/W)% ステアリン酸 0.25(W/W)% 塩化メチレン 50.0 (W/W)% エタノール 44.75(W/W)%
ルロース水溶液20mlを加え、押出し造粒機により直径
0.5mmスクリーンを用いて顆粒とし、直ちにマルメライ
ザーにより丸めた後、乾燥した。この乾燥顆粒に下記組
成のフィルムコーティング液190gを流動造粒機を用
いてコーティングし、腸溶性顆粒剤とした。コーティン
グ液の組成は下記のとおりである。 コーティング液組成: ヒドロキシプロピルメチルセルロースフタレート 5.0 (W/W)% ステアリン酸 0.25(W/W)% 塩化メチレン 50.0 (W/W)% エタノール 44.75(W/W)%
【0009】製剤例2 (注射剤)46NW−04A物質 25mgを80 V/V
%アルコール12.5mlに溶かし、プロピレングリコール
40ml、クエン酸75mg及びリン酸一水素ナトリウム
0.45gを含む水溶液を加え、水で100mlとしてアン
プルに分注し、注射剤とした。
%アルコール12.5mlに溶かし、プロピレングリコール
40ml、クエン酸75mg及びリン酸一水素ナトリウム
0.45gを含む水溶液を加え、水で100mlとしてアン
プルに分注し、注射剤とした。
【0010】試験例1 宿主細胞としてM10細胞(human T cell leukemia vi
rus type I:HTLV-Iで形質転換したヒトT細胞株である
MT-4細胞(東京医科歯科大学医学部微生物学研究室山本
直樹博士より分与)からサブクローニングしたHIV-1 高
感受性細胞株:Ikuta K. et al., Jpn. J. Cancer Res.
(Gann) 79, 418-423 (1988))を使用した。HIV−1
は、感染性HIV−1粒子産生性DNAクローンpNL432
(京都大学ウイルス研究所足立昭夫博士より分与;Adac
hi A. et al., Journal of Vivology, Vol 59, p284-29
1(1986))をヒト結腸癌細胞SW-480株(京都大学ウイル
ス研究所足立昭夫博士より分与;Adachi A. et al., J.
Vivology, 61 , 209-213(1987))にトランスフェクシ
ョン(transfection)し、その細胞培養液中に放出され
たHIV−1粒子を、下記に示すウイルス定量後、使用
した。ウイルス定量は、5×105 個のM10細胞に、各
10倍毎に段階希釈した上記ウイルス液を加え、37℃
で5%CO2 を含むインキュベーター中で培養した。4日
後、HIV−1抗体陽性患者血清を用いた間接蛍光抗体
法(Indirect immunofluorescence test:IF test;Kish
i M. et al., J. General Vivology, 73, 77-87(1992)
)で、HIV−1抗原陽性細胞がどの段階の希釈ウイ
ルスによる感染まで認められたを調べ、TCID50/mlを求
めた。本試験で得られたHIV−1力価は1×104.5TCI
D50 /mlであり、このウイルス液を10%の胎児仔牛血
清(FCS )を含むRPMI−1640培地(以下CMと
略す)で希釈し1×103.8TCID50 /mlとし、50μlを
各実験系に加えた。46NW−04A物質は、1%DMSO
(ジメチルスルホキシド)を含むCMで20、10、5
及び2.5μg/50μlに調整し各試験に用いた。
rus type I:HTLV-Iで形質転換したヒトT細胞株である
MT-4細胞(東京医科歯科大学医学部微生物学研究室山本
直樹博士より分与)からサブクローニングしたHIV-1 高
感受性細胞株:Ikuta K. et al., Jpn. J. Cancer Res.
(Gann) 79, 418-423 (1988))を使用した。HIV−1
は、感染性HIV−1粒子産生性DNAクローンpNL432
(京都大学ウイルス研究所足立昭夫博士より分与;Adac
hi A. et al., Journal of Vivology, Vol 59, p284-29
1(1986))をヒト結腸癌細胞SW-480株(京都大学ウイル
ス研究所足立昭夫博士より分与;Adachi A. et al., J.
Vivology, 61 , 209-213(1987))にトランスフェクシ
ョン(transfection)し、その細胞培養液中に放出され
たHIV−1粒子を、下記に示すウイルス定量後、使用
した。ウイルス定量は、5×105 個のM10細胞に、各
10倍毎に段階希釈した上記ウイルス液を加え、37℃
で5%CO2 を含むインキュベーター中で培養した。4日
後、HIV−1抗体陽性患者血清を用いた間接蛍光抗体
法(Indirect immunofluorescence test:IF test;Kish
i M. et al., J. General Vivology, 73, 77-87(1992)
)で、HIV−1抗原陽性細胞がどの段階の希釈ウイ
ルスによる感染まで認められたを調べ、TCID50/mlを求
めた。本試験で得られたHIV−1力価は1×104.5TCI
D50 /mlであり、このウイルス液を10%の胎児仔牛血
清(FCS )を含むRPMI−1640培地(以下CMと
略す)で希釈し1×103.8TCID50 /mlとし、50μlを
各実験系に加えた。46NW−04A物質は、1%DMSO
(ジメチルスルホキシド)を含むCMで20、10、5
及び2.5μg/50μlに調整し各試験に用いた。
【0011】HIV−1感染阻止試験:96ウエルマイ
クロプレートの各ウエル(well)に1×106 個のM10
細胞含有CMを100μl分注し、1×103.8TCID50 /
mlに調整されたHIV−1液50μlをそれぞれ加えた
後、各濃度の46NW−04A物質を含む液(各ウエル
における最終濃度は、それぞれ100、50、25、1
2.5μg/mlとなる)をそれぞれ加えた。さらに、下記
表1中に示すように対照群を設けた。当該96ウエルマ
イクロプレートを37℃で5%CO2 インキュベーター中
で1時間培養した後、CM1mlで2回洗浄し、CM20
0μl中で細胞を懸濁させ(細胞密度:5×105cells/m
l )、37℃で5%CO2 インキュベーター中で培養し、
4日毎にトリパンブルー染色法で生細胞数を計測後、生
細胞数で5×105cells/ml となるように細胞密度をCM
で希釈することによって調整した。また、4日毎の細胞
について、HIV−1抗原発現を上記の間接蛍光抗体法
で調べた。各ウエルにおける感染多重度(multiplicity
of infection;m.o.i.)は、約0.003であった。結果
を下記表1に示す。
クロプレートの各ウエル(well)に1×106 個のM10
細胞含有CMを100μl分注し、1×103.8TCID50 /
mlに調整されたHIV−1液50μlをそれぞれ加えた
後、各濃度の46NW−04A物質を含む液(各ウエル
における最終濃度は、それぞれ100、50、25、1
2.5μg/mlとなる)をそれぞれ加えた。さらに、下記
表1中に示すように対照群を設けた。当該96ウエルマ
イクロプレートを37℃で5%CO2 インキュベーター中
で1時間培養した後、CM1mlで2回洗浄し、CM20
0μl中で細胞を懸濁させ(細胞密度:5×105cells/m
l )、37℃で5%CO2 インキュベーター中で培養し、
4日毎にトリパンブルー染色法で生細胞数を計測後、生
細胞数で5×105cells/ml となるように細胞密度をCM
で希釈することによって調整した。また、4日毎の細胞
について、HIV−1抗原発現を上記の間接蛍光抗体法
で調べた。各ウエルにおける感染多重度(multiplicity
of infection;m.o.i.)は、約0.003であった。結果
を下記表1に示す。
【0012】
【表1】 ─────────────────────────────────── 生細胞数(cells /ml) HIV-1 抗原陽性率(%) 群 4日 8日 12日 4日 8日 12日 ─────────────────────────────────── 投与群 100μg/ml 1.50x106 1.50x106 1.60x106 0 0 0 50 μg/ml 1.20x106 1.40x106 1.40x106 0 0 0 25 μg/ml 1.10x106 5x104 died 10 100 100 12.5 μg/ml 1.30x106 died NT*1 10 100 NT*1 ─────────────────────────────────── 対照群 HIV-1(+) 1.10x106 died NT*1 10 100 NT*1 1%DMSO 含有CM HIV-1(-) 1.80x106 1.10x106 1.80x106 0 0 0 1%DMSO 含有CM HIV-1(-) 1.30x106 1.50x106 1.90x106 0 0 0 CM のみ HIV-1(-) 1.00x106 1.30x106 1.40x106 0 0 0 100μg/ml*2 ─────────────────────────────────── *1 測定せず(Not Tested) *2 46NW-04A 100μg/ml投与
【0013】M10細胞にHIV−1を感染した結果、
HIV−1抗原(主にGag及びEnv抗原)の発現
は、感染後4日で10%の細胞で、感染後8日ではすべ
ての細胞で認められた。また、生細胞数は、感染後4日
(1.10×106 cells/ml)では、コントロールである非感
染細胞数(1.30×106 cells/ml)との間に有意の差は認
められなかったが、感染後8日までには全ての細胞がH
IV−1の持つ細胞障害性で死滅した。本発明の46N
W−04A物質の投与100μg/mlあるいは50μg
/mlの群では、感染後12日が経過してもHIV−1抗
原の発現はIF test で検出限界以下であり、また、生
細胞数も感染後12日まで非感染細胞数と同レベルであ
り、細胞増殖性は保たれていた。以上の結果より、M1
0細胞に対するHIV−1の感染が阻止されていること
が明らかになった。
HIV−1抗原(主にGag及びEnv抗原)の発現
は、感染後4日で10%の細胞で、感染後8日ではすべ
ての細胞で認められた。また、生細胞数は、感染後4日
(1.10×106 cells/ml)では、コントロールである非感
染細胞数(1.30×106 cells/ml)との間に有意の差は認
められなかったが、感染後8日までには全ての細胞がH
IV−1の持つ細胞障害性で死滅した。本発明の46N
W−04A物質の投与100μg/mlあるいは50μg
/mlの群では、感染後12日が経過してもHIV−1抗
原の発現はIF test で検出限界以下であり、また、生
細胞数も感染後12日まで非感染細胞数と同レベルであ
り、細胞増殖性は保たれていた。以上の結果より、M1
0細胞に対するHIV−1の感染が阻止されていること
が明らかになった。
【0014】試験例2 宿主細胞としてM10細胞を使用した。HIV−1とし
て、MOLT-4細胞(Minowada J. et al., Journal of Nat
ionalCancer Institute, 49, 891-895 (1972);東京医
科歯科大学医学部微生物学研究室山本直樹博士より分
与)にLAI(大阪大学微生物病研究所感染病理学部門
栗村敬博士より分与)を感染させ、その培養上清中に放
出されたウイルスを用い、当該ウイルスの力価は、M10
細胞に感染後、HIV−1抗体陽性者血清を一次抗体、
FITC-conjugated 抗ヒトIgG抗体を二次抗体に用いた
間接蛍光抗体法(IFA)でウイルス抗原発現を検出し
た系で1×107.5TCID50 /mlであった。このウイルス原
液を1% DMSO を含むCMで 100倍から100000倍まで各
10倍希釈し、その各100 μl を本実験に用いた。46N
W−04A物質は、1%DMSOを含むCMを希釈溶媒とし
て5及び2.5μg/50μlに調整し各試験に用いた。
一濃度のウイルス液及び試薬に対して96ウエルマイク
ロプレートを4ウエル用い、感染後5日目に、上記同様
の間接蛍光抗体法でHIV−1抗原発現を調べ、1ウエ
ルに1個でも抗原発現細胞があれば陽性として、46N
W−04A物質存在下でどれだけ感染率が低下するか検
討した。
て、MOLT-4細胞(Minowada J. et al., Journal of Nat
ionalCancer Institute, 49, 891-895 (1972);東京医
科歯科大学医学部微生物学研究室山本直樹博士より分
与)にLAI(大阪大学微生物病研究所感染病理学部門
栗村敬博士より分与)を感染させ、その培養上清中に放
出されたウイルスを用い、当該ウイルスの力価は、M10
細胞に感染後、HIV−1抗体陽性者血清を一次抗体、
FITC-conjugated 抗ヒトIgG抗体を二次抗体に用いた
間接蛍光抗体法(IFA)でウイルス抗原発現を検出し
た系で1×107.5TCID50 /mlであった。このウイルス原
液を1% DMSO を含むCMで 100倍から100000倍まで各
10倍希釈し、その各100 μl を本実験に用いた。46N
W−04A物質は、1%DMSOを含むCMを希釈溶媒とし
て5及び2.5μg/50μlに調整し各試験に用いた。
一濃度のウイルス液及び試薬に対して96ウエルマイク
ロプレートを4ウエル用い、感染後5日目に、上記同様
の間接蛍光抗体法でHIV−1抗原発現を調べ、1ウエ
ルに1個でも抗原発現細胞があれば陽性として、46N
W−04A物質存在下でどれだけ感染率が低下するか検
討した。
【0015】感染阻害実験 96ウエルマイクロプレートの各ウエル(well)に5×
104 個のM10細胞を1%DMSO含有CM50μlに懸濁分
注し、100 倍希釈、1000倍希釈、10000 倍希釈及び1000
00倍希釈に調整されたウイルス溶液100μlをそれぞ
れ加えた後(m.o.i. は各々、0.64、0.064 、0.0064及び
0.00064 である) 、46NW−04A物質を含む液(各
ウエルにおける最終濃度は、それぞれ25μg/mlとな
る、またコントロールとして46NW−04A物質無添
加群を置く)を50μlそれぞれ加える。当該96ウエ
ルマイクロプレートを37℃で5%CO2 インキュベータ
ー中で5日間培養した後、上記の測定法にて、HIV−
1抗原発現率を測定した。その結果を下記表2に示す。
104 個のM10細胞を1%DMSO含有CM50μlに懸濁分
注し、100 倍希釈、1000倍希釈、10000 倍希釈及び1000
00倍希釈に調整されたウイルス溶液100μlをそれぞ
れ加えた後(m.o.i. は各々、0.64、0.064 、0.0064及び
0.00064 である) 、46NW−04A物質を含む液(各
ウエルにおける最終濃度は、それぞれ25μg/mlとな
る、またコントロールとして46NW−04A物質無添
加群を置く)を50μlそれぞれ加える。当該96ウエ
ルマイクロプレートを37℃で5%CO2 インキュベータ
ー中で5日間培養した後、上記の測定法にて、HIV−
1抗原発現率を測定した。その結果を下記表2に示す。
【0016】
【表2】 HIV−1抗原発現率(%) ──────────────────────────────────── ウイルスの希釈倍率 100 1000 10000 100000 25μg/ml投与群 #1 50 <1 0 0 #2 0 0 0 0 #3 <1 <0.1 0 0 #4 <1 0 0 0 ──────────────────────────────────── 無投与群 #1 100 80 5 <0.01 #2 100 90 10 <0.01 #3 100 90 5 <0.01 #4 100 90 20 <0.01 ──────────────────────────────────── 注)#1〜4は4ウエルそれぞれのHIV−1抗原発現
率(%)を示す。
率(%)を示す。
【0017】1000倍希釈したウイルス液50μlを、5
×104 個の細胞及び最終濃度25μg/mlの46NW−
04A物質を含む系150μlに加え感染した時(m.o.
i.=0.064 )、4ウエルの内2つのウエルでHIV-1 抗原
の発現は検出されず、他の2ウエルで1%以下でHIV-1
抗原の発現が検出された。46NW−04A物質非存在
下では、1×107.5TCID50 /mlであるLAIの力価を、
46NW−04A物質25μg/ml投与群では1×105 TCID
50/mlにまで低下させ、LAIのM10細胞への感染力を
約1/320低下させることができた。
×104 個の細胞及び最終濃度25μg/mlの46NW−
04A物質を含む系150μlに加え感染した時(m.o.
i.=0.064 )、4ウエルの内2つのウエルでHIV-1 抗原
の発現は検出されず、他の2ウエルで1%以下でHIV-1
抗原の発現が検出された。46NW−04A物質非存在
下では、1×107.5TCID50 /mlであるLAIの力価を、
46NW−04A物質25μg/ml投与群では1×105 TCID
50/mlにまで低下させ、LAIのM10細胞への感染力を
約1/320低下させることができた。
【0018】試験例3 毒性試験 正常ICR系マウス(雄、7週齢、1群3匹)を18時間
絶食した後、46NW−04A物質10mg/kg を0.5 %
カルボキシメチルセルロース懸濁液として経口投与し
た。対照群には、0.5 %カルボキシメチルセルロース溶
液のみを経口投与し、その後、14日間にわたり観察し
た。この間マウスに飼料と水を自由に与えて飼育した。
その結果、46NW−04A物質投与群と対照群の体重
推移は同様で、何ら変化は見られなかった。
絶食した後、46NW−04A物質10mg/kg を0.5 %
カルボキシメチルセルロース懸濁液として経口投与し
た。対照群には、0.5 %カルボキシメチルセルロース溶
液のみを経口投与し、その後、14日間にわたり観察し
た。この間マウスに飼料と水を自由に与えて飼育した。
その結果、46NW−04A物質投与群と対照群の体重
推移は同様で、何ら変化は見られなかった。
【0019】寄託 本発明で使用する46NW−04A物質を製造するため
に用いるシュードモナス sp.46NW−04株は、昭和
62年9月10日通商産業省工業技術院微生物工業技術研究
所に寄託されて、微工研条寄第FERM P−9579
号の受託番号を得ている。
に用いるシュードモナス sp.46NW−04株は、昭和
62年9月10日通商産業省工業技術院微生物工業技術研究
所に寄託されて、微工研条寄第FERM P−9579
号の受託番号を得ている。
【0020】
【発明の効果】安全性が高く、優れたHIV─1感染予
防効果、AIDSの発症防止効果及び治療剤効果を有す
る。
防効果、AIDSの発症防止効果及び治療剤効果を有す
る。
【0021】
【図1】46NW−04A物質の紫外線吸収スペクトル
である。
である。
【図2】46NW−04A物質の赤外線吸収スペクトル
である。
である。
【図3】46NW−04A物質の水素核磁気共鳴スペク
トルである。
トルである。
【図4】46NW−04A物質の炭素核磁気共鳴スペク
トルである。
トルである。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 近野 孝英 東京都中央区銀座7−10−1 サッポロビ ール株式会社内 (72)発明者 亀井 勇統 東京都中央区銀座7−10−1 サッポロビ ール株式会社内
Claims (2)
- 【請求項1】 46NW−04A物質を有効成分として
含有するHIV感染予防剤。 - 【請求項2】 46NW−04A物質を有効成分として
含有するAIDS発症防止剤またはAIDS治療剤。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5080796A JPH06293651A (ja) | 1993-04-07 | 1993-04-07 | Hiv感染予防剤、aids発症防止剤及びaids治療剤 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5080796A JPH06293651A (ja) | 1993-04-07 | 1993-04-07 | Hiv感染予防剤、aids発症防止剤及びaids治療剤 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH06293651A true JPH06293651A (ja) | 1994-10-21 |
Family
ID=13728429
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP5080796A Pending JPH06293651A (ja) | 1993-04-07 | 1993-04-07 | Hiv感染予防剤、aids発症防止剤及びaids治療剤 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH06293651A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2002540150A (ja) * | 1999-03-31 | 2002-11-26 | ザ プロクター アンド ギャンブル カンパニー | ウイルス治療 |
-
1993
- 1993-04-07 JP JP5080796A patent/JPH06293651A/ja active Pending
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2002540150A (ja) * | 1999-03-31 | 2002-11-26 | ザ プロクター アンド ギャンブル カンパニー | ウイルス治療 |
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