JPH06293295A - 操縦装置 - Google Patents

操縦装置

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JPH06293295A
JPH06293295A JP7930093A JP7930093A JPH06293295A JP H06293295 A JPH06293295 A JP H06293295A JP 7930093 A JP7930093 A JP 7930093A JP 7930093 A JP7930093 A JP 7930093A JP H06293295 A JPH06293295 A JP H06293295A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
pilot
command
gradient
input
gain
Prior art date
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Withdrawn
Application number
JP7930093A
Other languages
English (en)
Inventor
Takeshi Kimura
剛 木村
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Mitsubishi Heavy Industries Ltd
Original Assignee
Mitsubishi Heavy Industries Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 パイロットに合わせた飛行特性を得る操縦装
置を提供する。 【構成】 各々のパイロットに対応したコマンド・グラ
ジェントを備えて、パイロットに応じたアクチュエータ
コマンドを得る制御則を有する飛行制御計算機5を得る
ものである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、航空機の飛行制御計算
機の制御則に適用されるパイロット・コマンド・グラジ
ェントに係り、これを変化させることにより所望の飛行
特性を得るようにしたものである。
【0002】
【従来の技術と発明が解決しようとする課題】操縦桿の
操作により飛行制御装置を介して水平尾翼やエルロン、
ラダー等が制御されるが、この飛行制御装置内にはソフ
トとしての制御則が存在し、図5に示すようにパイロッ
ト・コマンド・グラジェント30が内蔵されている。こ
のパイロット・コマンド・グラジェント30において
は、従来、パイロットシミュレーション等で複数のパイ
ロットにより飛行特性を評価して、単一のコマンド・グ
ラジェントを設定している。ところが、パイロットの飛
行特性は、誰でも同じでなく各々のパイロットにより異
なっており、従来方法の評価により決定したコマンド・
グラジェントでは各パイロットを全て満足させることが
できない。殊に、各パイロットによって異なるPIO
(Pilot Induced Oscillation :パイロットの操縦によ
って引き起こされた機体の振動現象であって、各パイロ
ット固有の物理量や操縦状態が機体の系に影響して生ず
る振動現象をいう。)防止の観点からは、単一のコマン
ド・グラジェントを設定するが故に、最も低いコマンド
・グラジェントのゲインに設定されることが多く、上記
低いコマンド・グラジェントを好むパイロット以外のパ
イロットは「舵が重い」などの不満が生じやすい。
【0003】本発明は、上述の問題に鑑み、パイロット
に合わせた飛行特性を得るようにした操縦装置の提供を
目的とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】上述の目的を達成する本
発明は、操縦信号が入力されてアクチュエータを動作さ
せると共にセンサからのフィードバック信号を受ける飛
行制御計算機を有する操縦装置にあって、上記飛行制御
計算機には、パイロットを識別するためのパイロットI
D入力部と、識別されたパイロットに対応するテーブル
を有するパイロット対応テーブルと、このテーブルによ
って選択されるコマンド・グラジェントを有するコマン
ド・グラジェント部とを備えたことを特徴とする。
【0005】
【作用】制御則内のコマンド・グラジェントをパイロッ
トに合わせて調整することになり、このためPIO防止
ができるのみならず各パイロット所望の操縦特性を得る
ことができる。
【0006】
【実施例】ここで、図1〜図4を参照して本発明の実施
例を説明する。図1は、操縦装置全体のブロックであ
る。図1において、1は操縦桿であり、これはパイロッ
トがコマンドを入力するための入力装置である。この操
縦桿1にはフォースセンサ2がつながっており、このフ
ォースセンサ2は、操縦桿1の操作量を電気信号に変換
するものである。一方、パイロットごとにパーソナルカ
ード3が作られており、このパーソナルカード3はパイ
ロットを識別するためのパイロットIDを記録する磁気
カードである。磁気入力装置4は、パーソナルカード3
のパイロットIDを入力するための入力装置である。飛
行制御計算機5には、制御則10及びパイロットID入
力部11が内蔵されており、フォースセンサ2からのパ
イロットのコマンドに対し適切なアクチュエータコマン
ドが計算される。ここで、飛行制御計算機5にあってパ
イロットID入力部11は、パーソナルカード入力を読
み取りパイロットIDを識別するものである。飛行制御
計算機5の出力指令にて制御されるアクチュエータ6
は、アクチュエータコマンドに制御され機体を動かすた
めの空気力を得る水平尾翼やエルロン、ラダー等の舵面
7を動かす駆動装置である。他方、機体運動の物理量
(例えば、加速度や角速度)を電気信号に変換して飛行
制御計算機へフィードバックするセンサ8が備えられ
る。
【0007】飛行制御計算機5にあって制御則10は図
2に例示される。この図2はピッチ系の制御則とロール
系の制御則とに分けられている。ピッチ系の制御則をま
ずみるに、図1のフォースセンサ2からの入力は、ピッ
チコマンド・グラジェント21、ピッチコマンド・グラ
ジェント・ゲイン22、ゲイン23の順に信号が変換さ
れ水平尾翼アクチュエータコマンドとして出力される。
この場合、ピッチコマンド・グラジェント・ゲインは、
パイロットID入力部11のID信号に基づくパイロッ
ト対応テーブル24によってパイロットIDに対応した
コマンド・グラジェント・ゲインに選択される。なお、
この場合、フィードバック量としては、縦加速度25、
ピッチレート26及び迎角27がある。
【0008】また、同様にロール系も図2(b)の如く
構成されロールコマンド・グラジェント31、ロールコ
マンド・グラジェント・ゲイン32、ゲイン33の制御
系があって、エルロン・アクチュエータコマンドとして
出力される。この場合も、ロールコマンド・グラジェン
ト・ゲイン32は、パイロットID入力部11のID信
号に基づくパイロット対応テーブル34によってパイロ
ットIDに対応したコマンド・グラジェント・ゲインに
選択される。この場合のフィードバック量は、ロールレ
ート36、横加速度35、ヨーレート37がある。
【0009】かかる図1、図2に示す構成にあって、パ
イロットのパーソナルカード3が磁気入力装置4に入れ
られると、このカード入力をパイロットID入力部11
で読み取り、パイロットIDを識別する。このパイロッ
トIDの識別によってピッチ系及びロール系パイロット
対応テーブル24、34にてパイロットIDに対応した
コマンド・グラジェント・ゲインを選択する。この場
合、パーソナルカード3を入力しない場合には、デフォ
ルト値としてコマンド・グラジェント・ゲインKCGP
CGR =1を用意しておく。また、コマンド・グラジェ
ントは、パイロットシミュレーションで複数のパイロッ
トの評価により決められたものをノミナルとして用意す
る。
【0010】パイロットによりコマンド・グラジェント
・ゲインが選択されると、フィードバック量を加味しつ
つそのゲインに応じたアクチュエータコマンドが出力さ
れる。したがって、各パイロットに適したコマンド・グ
ラジェントが決定されるため、PIOの発生もなくな
る。また、本実施例ではコマンド・グラジェント・ゲイ
ンだけを変化させており、フィードバックゲインを変え
るものではないので、安定性等への悪影響はない。
【0011】例えば航空機の縦系制御則において、垂直
加速度(G)をコマンドする場合を図3、図4にて示す
に、パイロットIDに対応するパイロット対応テーブル
にて選択されるグラジェントは、図3に示すデフォルト
にてKCG=1.0、図4に示す実線(ノミナル)となる。
また、パイロットBでは、KCG=0.8であり、図4の最
下特性のグラジェントとなって、デフォルトより重くな
る。また、パイロットCの場合は、KCG=1.2であ
り、最上特性のグラジェントであって、デフォルトより
軽くなる。
【0012】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、パ
イロットに応じてパイロットコマンド・グラジェントを
可変とすることにより、パイロット入力に対する機体の
応答をパイロットの好みの応答にすることができ、PI
Oを防止すると共に個々のパイロットの好みに応じたオ
ーダメード感覚の飛行特性を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】操縦装置全体のブロック図。
【図2】制御則のブロック構成図。
【図3】パイロット対応テーブルの一例の図。
【図4】パイロットコマンド・グラジェントの一例を示
す図。
【図5】従来の制御則の構成図。
【符号の説明】
1 操縦桿 3 パーソナルカード 5 飛行制御計算機 10 制御則 11 パイロットID入力部 21、30、31 コマンド・グラジェント 22、32 コマンド・グラジェント・ゲイン 24、34 パイロット対応テーブル

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 操縦信号が入力されてアクチュエータを
    動作させると共にセンサからのフィードバック信号を受
    ける飛行制御計算機を有する操縦装置にあって、 上記飛行制御計算機には、パイロットを識別するための
    パイロットID入力部と、識別されたパイロットに対応
    するテーブルを有するパイロット対応テーブルと、この
    テーブルによって選択されるコマンド・グラジェントを
    有するコマンド・グラジェント部とを備えたことを特徴
    とする操縦装置。
JP7930093A 1993-04-06 1993-04-06 操縦装置 Withdrawn JPH06293295A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP7930093A JPH06293295A (ja) 1993-04-06 1993-04-06 操縦装置

Applications Claiming Priority (1)

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JP7930093A JPH06293295A (ja) 1993-04-06 1993-04-06 操縦装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH06293295A true JPH06293295A (ja) 1994-10-21

Family

ID=13686001

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Application Number Title Priority Date Filing Date
JP7930093A Withdrawn JPH06293295A (ja) 1993-04-06 1993-04-06 操縦装置

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009502619A (ja) * 2005-07-28 2009-01-29 エアバス フランス 少なくとも1つの飛行線に従って航空機を操縦する方法と装置
CN116424548A (zh) * 2023-03-30 2023-07-14 湖南山河华宇航空科技有限公司 一种电比例飞行操纵系统及控制方法和应用

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009502619A (ja) * 2005-07-28 2009-01-29 エアバス フランス 少なくとも1つの飛行線に従って航空機を操縦する方法と装置
CN116424548A (zh) * 2023-03-30 2023-07-14 湖南山河华宇航空科技有限公司 一种电比例飞行操纵系统及控制方法和应用
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