JPH06292724A - Pcaポンプ - Google Patents
PcaポンプInfo
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- JPH06292724A JPH06292724A JP5107288A JP10728893A JPH06292724A JP H06292724 A JPH06292724 A JP H06292724A JP 5107288 A JP5107288 A JP 5107288A JP 10728893 A JP10728893 A JP 10728893A JP H06292724 A JPH06292724 A JP H06292724A
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- JP
- Japan
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- circuit
- bolus
- amount
- infusion
- patient
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Abstract
(57)【要約】
【目的】輸液中のPCAポンプにおいて、患者自身によ
って投与し得る薬剤の種々の設定量を医者が変更した時
に、経過時間をリセットする。 【構成】患者自身によって投与し得る鎮痛剤、抗癌剤等
の薬剤のボーラス量を医者が予め設定するボーラス量設
定回路43と、上記薬剤のボーラス時間を予め設定する
ボーラス時間設定回路44と、上記薬剤のボーラス回数
を予め設定するボーラス回数設定回路46と、輸液開始
時にスタート信号を出力するスイッチ47と、発振回路
からのクロックが入力されると共に、上記スタート信号
によって計数し始める経過時間計数回路49と、輸液中
に、上記設定回路のいずれかの設定量の変更を検出し
て、上記計数回路の計数量のみをリセットする設定値変
更検出回路42と、上記計数回路の計数量を表示する表
示回路50とを備える。更に、患者に連続投与され得る
上記薬剤の流量を予め設定するバックグランド流量設定
回路41及びロックアウトタイム設定回路45を備え
る。
って投与し得る薬剤の種々の設定量を医者が変更した時
に、経過時間をリセットする。 【構成】患者自身によって投与し得る鎮痛剤、抗癌剤等
の薬剤のボーラス量を医者が予め設定するボーラス量設
定回路43と、上記薬剤のボーラス時間を予め設定する
ボーラス時間設定回路44と、上記薬剤のボーラス回数
を予め設定するボーラス回数設定回路46と、輸液開始
時にスタート信号を出力するスイッチ47と、発振回路
からのクロックが入力されると共に、上記スタート信号
によって計数し始める経過時間計数回路49と、輸液中
に、上記設定回路のいずれかの設定量の変更を検出し
て、上記計数回路の計数量のみをリセットする設定値変
更検出回路42と、上記計数回路の計数量を表示する表
示回路50とを備える。更に、患者に連続投与され得る
上記薬剤の流量を予め設定するバックグランド流量設定
回路41及びロックアウトタイム設定回路45を備え
る。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、例えば鎮痛剤を医者の
処方範囲内で患者自身が注入できるPCAポンプに関す
る。
処方範囲内で患者自身が注入できるPCAポンプに関す
る。
【0002】
【従来の技術】従来、例えば鎮痛剤を薬ビンから吸い上
げた注射器を注射ポンプに固定し、この注射器の吸子を
一定に押圧して、鎮痛薬を自動的に輸液する輸液ポンプ
が知られている。この輸液ポンプは、特開昭48−62
289号公報、実開昭57−76637号公報及び特公
昭63−44390号公報に開示されている。
げた注射器を注射ポンプに固定し、この注射器の吸子を
一定に押圧して、鎮痛薬を自動的に輸液する輸液ポンプ
が知られている。この輸液ポンプは、特開昭48−62
289号公報、実開昭57−76637号公報及び特公
昭63−44390号公報に開示されている。
【0003】これら輸液ポンプは、医者或は看護婦が操
作して、通常量より多い鎮痛剤を供給して患者の激痛に
対処するワンショットボタンを備える。最近、ワンショ
ットボタンの機能の一部を制限して、患者自身でも鎮痛
剤の注入即ちボーラス操作ができるPCA(Patient Co
ntrolled Analgesia)ポンプが開発されている。
作して、通常量より多い鎮痛剤を供給して患者の激痛に
対処するワンショットボタンを備える。最近、ワンショ
ットボタンの機能の一部を制限して、患者自身でも鎮痛
剤の注入即ちボーラス操作ができるPCA(Patient Co
ntrolled Analgesia)ポンプが開発されている。
【0004】このPCAポンプは、医者が1回の注入
量、最小注入間隔及び1時間当たりの最大注入量を予め
設定しておけば、患者が任意にリモートボーラススイッ
チを押せば、これらの制限範囲内で鎮痛剤の投与が可能
になるもので、従来の輸液ポンプを用いた場合の巡回看
護婦の不足から起こる弊害を解消するものである。この
弊害は、例えば患者がナースコールをして看護婦が来る
まで期間が長くなることから起こり、その期間患者に激
痛が走ることとなる。
量、最小注入間隔及び1時間当たりの最大注入量を予め
設定しておけば、患者が任意にリモートボーラススイッ
チを押せば、これらの制限範囲内で鎮痛剤の投与が可能
になるもので、従来の輸液ポンプを用いた場合の巡回看
護婦の不足から起こる弊害を解消するものである。この
弊害は、例えば患者がナースコールをして看護婦が来る
まで期間が長くなることから起こり、その期間患者に激
痛が走ることとなる。
【0005】また、看護婦も患者への鎮痛剤の投与間隔
を長くしたいと無意識に思い、鎮痛剤を過剰に投与する
弊害もある。PCAポンプを用いると、患者は、鎮痛剤
をいつでも投与できる気楽さから、痛みを最大限に我慢
することができ、頻繁に少量の鎮痛剤を投与できること
から、鎮痛剤の累計量を減少させる結果となる。
を長くしたいと無意識に思い、鎮痛剤を過剰に投与する
弊害もある。PCAポンプを用いると、患者は、鎮痛剤
をいつでも投与できる気楽さから、痛みを最大限に我慢
することができ、頻繁に少量の鎮痛剤を投与できること
から、鎮痛剤の累計量を減少させる結果となる。
【0006】
【発明が解決しようする課題】従来のPCAポンプは、
医者或は看護婦が種々の設定量を予め設定し、輸液を開
始すると、輸液累計量が計数されて、この累計量が表示
されると共に経過時間も計数されるが、輸液中に設定量
の変更を行っても、経過時間がリセットされないように
なっていた。これによって、いつ設定量の変更を行った
が分からなくなり、カルテに記載すべき正確な薬液の処
方経過が把握できない恐れがあった。
医者或は看護婦が種々の設定量を予め設定し、輸液を開
始すると、輸液累計量が計数されて、この累計量が表示
されると共に経過時間も計数されるが、輸液中に設定量
の変更を行っても、経過時間がリセットされないように
なっていた。これによって、いつ設定量の変更を行った
が分からなくなり、カルテに記載すべき正確な薬液の処
方経過が把握できない恐れがあった。
【0007】本発明は、上記事情に鑑み、輸液中に、上
記設定回路の設定量の変更を検出して、上記経過時間計
数回路の計数量のみをリセットする設定値変更検出回路
を設けて、設定値の変更時刻及び薬剤の処方経過を正確
に把握してカルテに記載できるPCAポンプを提供する
ことを目的とする。
記設定回路の設定量の変更を検出して、上記経過時間計
数回路の計数量のみをリセットする設定値変更検出回路
を設けて、設定値の変更時刻及び薬剤の処方経過を正確
に把握してカルテに記載できるPCAポンプを提供する
ことを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明によるPCAポン
プは、患者に投与すべき薬剤の種々の設定量を予め設定
する設定回路と、輸液開始時にスタート信号を出力する
スイッチと、発振回路からのクロックが入力されると共
に、上記スタート信号によって計数し始める計数回路
と、輸液中に、上記設定回路の設定量の変更を検出し
て、上記計数回路の計数量のみをリセットする変更検出
回路と、上記計数回路の計数量を表示する表示回路とを
備える。
プは、患者に投与すべき薬剤の種々の設定量を予め設定
する設定回路と、輸液開始時にスタート信号を出力する
スイッチと、発振回路からのクロックが入力されると共
に、上記スタート信号によって計数し始める計数回路
と、輸液中に、上記設定回路の設定量の変更を検出し
て、上記計数回路の計数量のみをリセットする変更検出
回路と、上記計数回路の計数量を表示する表示回路とを
備える。
【0009】また、別の態様のPCAポンプは、患者自
身で投与し得る薬剤のボーラス量を予め設定するボーラ
ス量設定回路と、上記薬剤のボーラス時間を予め設定す
るボーラス時間設定回路と、上記薬剤のボーラス回数を
予め設定するボーラス回数設定回路と、輸液開始時にス
タート信号を出力するスイッチと、発振回路からのクロ
ックが入力されると共に、上記スタート信号によって計
数し始める計数回路と、輸液中に、上記設定回路のいず
れかの設定量の変更を検出して、上記計数回路の計数量
のみをリセットする変更検出回路と、上記計数回路の計
数量を表示する表示回路とを備え、更に、患者に連続投
与され得る薬剤の流量を予め設定するバックグランド流
量設定回路を備える。
身で投与し得る薬剤のボーラス量を予め設定するボーラ
ス量設定回路と、上記薬剤のボーラス時間を予め設定す
るボーラス時間設定回路と、上記薬剤のボーラス回数を
予め設定するボーラス回数設定回路と、輸液開始時にス
タート信号を出力するスイッチと、発振回路からのクロ
ックが入力されると共に、上記スタート信号によって計
数し始める計数回路と、輸液中に、上記設定回路のいず
れかの設定量の変更を検出して、上記計数回路の計数量
のみをリセットする変更検出回路と、上記計数回路の計
数量を表示する表示回路とを備え、更に、患者に連続投
与され得る薬剤の流量を予め設定するバックグランド流
量設定回路を備える。
【0010】
【実施例】以下に本発明の一実施例を図面を参照して説
明する。本発明によるPCAポンプは、例えば鎮痛剤を
吸入した注射器の外筒を固定する台と、注射器の吸子を
押して内部に鎮痛剤を患者に投与するスライダとを備
え、これらの基本構成が従来の輸液装置と略同じであ
る。
明する。本発明によるPCAポンプは、例えば鎮痛剤を
吸入した注射器の外筒を固定する台と、注射器の吸子を
押して内部に鎮痛剤を患者に投与するスライダとを備
え、これらの基本構成が従来の輸液装置と略同じであ
る。
【0011】注射器は、例えば総量10mm、20mm、3
0mm及び50mmの規格に対応した外径を持っているの
で、注射器の固定時にその外径を検知し、更にスライダ
の移動量も検知して、鎮痛剤の投与量を計測することが
できる。また、スライダの吸子への加圧力を検知して、
注射器の輸液状態を監視することもできる。
0mm及び50mmの規格に対応した外径を持っているの
で、注射器の固定時にその外径を検知し、更にスライダ
の移動量も検知して、鎮痛剤の投与量を計測することが
できる。また、スライダの吸子への加圧力を検知して、
注射器の輸液状態を監視することもできる。
【0012】図1は、注射器の輸液操作及び輸液状態を
監視するPCAポンプの操作パネルの一部を示す。この
操作パネルには、例えば鎮痛剤のバックグランド流量、
ボーラス量、ボーラス時間、ロックアウト時間、最大ボ
ーラス回数、輸液中の流量、累積流量或はワンショット
流量を表示する4桁の数値(7セグメント)表示器11
が配置され、その横にml/hr(時間)、ml、分、回/時
間或は回の単位を示すLED12が配置される。
監視するPCAポンプの操作パネルの一部を示す。この
操作パネルには、例えば鎮痛剤のバックグランド流量、
ボーラス量、ボーラス時間、ロックアウト時間、最大ボ
ーラス回数、輸液中の流量、累積流量或はワンショット
流量を表示する4桁の数値(7セグメント)表示器11
が配置され、その横にml/hr(時間)、ml、分、回/時
間或は回の単位を示すLED12が配置される。
【0013】この操作パネルには、例えば3秒間押し続
けるとPCAモードに移行させるPCAボタン13が配
置される。また、ボーラス量の設定モードに移行させる
ボーラス量ボタン14、最大ボーラス回数の設定モード
に移行させる最大ボーラス回数ボタン15、ロックアウ
ト時間の設定モードに移行させるロックアウトタイムボ
タン16及びボーラス時間の設定モードに移行させるボ
ーラス時間ボタン17も配置される。
けるとPCAモードに移行させるPCAボタン13が配
置される。また、ボーラス量の設定モードに移行させる
ボーラス量ボタン14、最大ボーラス回数の設定モード
に移行させる最大ボーラス回数ボタン15、ロックアウ
ト時間の設定モードに移行させるロックアウトタイムボ
タン16及びボーラス時間の設定モードに移行させるボ
ーラス時間ボタン17も配置される。
【0014】これらのボタン14〜17は、データボタ
ン18を押すことによって、総ボーラス回数、総ボタン
回数、経過時間及び総輸液量の表示モードに移行でき、
ボーラスボタン19を押すことによって元の表示モード
に戻る用になっている。図示しないが、緊急時に通常の
輸液中より多い量の輸液を送り得るワンショットボタ
ン、輸液開始/停止ボタン、空気抜き用の早送りボタン
及び電源ボタンも配置される。
ン18を押すことによって、総ボーラス回数、総ボタン
回数、経過時間及び総輸液量の表示モードに移行でき、
ボーラスボタン19を押すことによって元の表示モード
に戻る用になっている。図示しないが、緊急時に通常の
輸液中より多い量の輸液を送り得るワンショットボタ
ン、輸液開始/停止ボタン、空気抜き用の早送りボタン
及び電源ボタンも配置される。
【0015】更に、数値表示器11の上下には、3個づ
つのアップ及びダウンカウント設定ボタン20〜25が
各々配置される。この設定ボタン20は押す毎に上2桁
の数値をインクリメントさせ、ボタン21及び22が押
す毎に下2桁の数値を桁毎にインクリメントさせる。ま
た、ボタン23は押す毎に上2桁の数値をデクリメント
させ、ボタン24及び25が押す毎に下2桁の数値を桁
毎にデクリメントさせる。これら設定ボタン20〜25
は、モード毎に、0.0〜199.9ml/時間、ml、
分、回/時間或は回数が設定できる。
つのアップ及びダウンカウント設定ボタン20〜25が
各々配置される。この設定ボタン20は押す毎に上2桁
の数値をインクリメントさせ、ボタン21及び22が押
す毎に下2桁の数値を桁毎にインクリメントさせる。ま
た、ボタン23は押す毎に上2桁の数値をデクリメント
させ、ボタン24及び25が押す毎に下2桁の数値を桁
毎にデクリメントさせる。これら設定ボタン20〜25
は、モード毎に、0.0〜199.9ml/時間、ml、
分、回/時間或は回数が設定できる。
【0016】このPCAポンプには、延長コードを経由
してリモートボーラススイッチが接続され、このリモー
トボーラススイッチは、患者の押圧で医者が処方した薬
剤例えば鎮痛剤の一回のボーラス量を同患者に投与する
ことができる。従って、PCAポンプに固定された注射
器は、先端に柔軟なチューブが接続され、このチューブ
の他端に注射針が固定される。この注射針は、患者の部
位例えば静脈に注射されて、針の中間が絆創膏によって
患者から外れないように固定される。その後、PCAポ
ンプの動作中、注射器は、吸子がスライダで所定速度で
押されて、薬液が所定流量で押出されて、チューブ及び
注射針を経由して患者に注入される。
してリモートボーラススイッチが接続され、このリモー
トボーラススイッチは、患者の押圧で医者が処方した薬
剤例えば鎮痛剤の一回のボーラス量を同患者に投与する
ことができる。従って、PCAポンプに固定された注射
器は、先端に柔軟なチューブが接続され、このチューブ
の他端に注射針が固定される。この注射針は、患者の部
位例えば静脈に注射されて、針の中間が絆創膏によって
患者から外れないように固定される。その後、PCAポ
ンプの動作中、注射器は、吸子がスライダで所定速度で
押されて、薬液が所定流量で押出されて、チューブ及び
注射針を経由して患者に注入される。
【0017】図2は、本発明によるPCAポンプの制御
回路の主要部のブロック図を示す。この制御回路は、通
常、上記ボタンに接続されるI/Oデバイス31と、こ
のI/Oデバイスを経由して上記ボタンの指示で種々の
モードのプログラムを実行させるCPU32と、これら
のプログラムを予め記憶したROM33と、これらプロ
グラムの作業領域及び上記ボタンによる設定量を記憶す
るRAM34と、スライダの移動量を計測するポテンシ
ョメータ及び押圧力を計測する圧力センサのアナログ量
をデジタル量に変換してRAMの所定領域に記憶させる
A/D変換器35と、CPU32の種々の動作状態を適
宜表示する表示回路36を備えたマイクロコンピュータ
システムを用いている。
回路の主要部のブロック図を示す。この制御回路は、通
常、上記ボタンに接続されるI/Oデバイス31と、こ
のI/Oデバイスを経由して上記ボタンの指示で種々の
モードのプログラムを実行させるCPU32と、これら
のプログラムを予め記憶したROM33と、これらプロ
グラムの作業領域及び上記ボタンによる設定量を記憶す
るRAM34と、スライダの移動量を計測するポテンシ
ョメータ及び押圧力を計測する圧力センサのアナログ量
をデジタル量に変換してRAMの所定領域に記憶させる
A/D変換器35と、CPU32の種々の動作状態を適
宜表示する表示回路36を備えたマイクロコンピュータ
システムを用いている。
【0018】図3は、このコンピュータシステムの機能
をブロック図で示す。この図において、バックグランド
流量設定回路41は、医者が薬剤例えば鎮痛剤の流量を
例えば0.1〜9.9ml/時間の間で予め設定して、こ
の流量を患者に連続投与すると共に、その設定値(1バ
イト)を設定値変更検出回路42の第1の領域に記憶さ
せる。ボーラス量設定回路43は、医者が鎮痛剤の1回
の注入量即ちボーラス量を0.1〜9.9mlの間で予め
設定して、その設定値(1バイト)を設定値変更検出回
路42の第2の領域に記憶させる。
をブロック図で示す。この図において、バックグランド
流量設定回路41は、医者が薬剤例えば鎮痛剤の流量を
例えば0.1〜9.9ml/時間の間で予め設定して、こ
の流量を患者に連続投与すると共に、その設定値(1バ
イト)を設定値変更検出回路42の第1の領域に記憶さ
せる。ボーラス量設定回路43は、医者が鎮痛剤の1回
の注入量即ちボーラス量を0.1〜9.9mlの間で予め
設定して、その設定値(1バイト)を設定値変更検出回
路42の第2の領域に記憶させる。
【0019】ボーラス時間設定回路44は、医者が鎮痛
剤のボーラス間隔を3〜60分の間で予め設定して、そ
の設定値(1バイト)を設定値変更検出回路42の第3
の領域に記憶させる。ロックアウトタイム設定回路45
は、医者が鎮痛剤のロックアウト時間を3〜60分の間
で予め設定して、その設定値(1バイト)を設定値変更
検出回路42の第4の領域に記憶させる。ボーラス回数
設定回路46は、医者が鎮痛剤の1時間当たりの回数を
1〜30の間で予め設定して、その設定値(1バイト)
を設定値変更検出回路42の第5の領域に記憶させる。
剤のボーラス間隔を3〜60分の間で予め設定して、そ
の設定値(1バイト)を設定値変更検出回路42の第3
の領域に記憶させる。ロックアウトタイム設定回路45
は、医者が鎮痛剤のロックアウト時間を3〜60分の間
で予め設定して、その設定値(1バイト)を設定値変更
検出回路42の第4の領域に記憶させる。ボーラス回数
設定回路46は、医者が鎮痛剤の1時間当たりの回数を
1〜30の間で予め設定して、その設定値(1バイト)
を設定値変更検出回路42の第5の領域に記憶させる。
【0020】この設定値変更検出回路42の第1〜5の
領域に記憶されたデータは、輸液開始/停止スイッチ4
7を押圧後、CPUによる種々のプログラムに使用され
て、例えばスライダ等の駆動機構を上記設定値に基づい
て制御するようになっている。輸液中の経過時間は、ク
ロック発振回路48からのクロック信号が入力される経
過時間計数回路49でカウントされると共に、表示回路
50で表示される。また、輸液中に、上記設定回路4
1、43〜46のいずれかの設定値が変更された場合に
は、設定値変更検出回路42がその変更を検出して、リ
セット信号を経過時間計数回路49に送り、経過時間が
ゼロ分ゼロ秒にリセットされる。
領域に記憶されたデータは、輸液開始/停止スイッチ4
7を押圧後、CPUによる種々のプログラムに使用され
て、例えばスライダ等の駆動機構を上記設定値に基づい
て制御するようになっている。輸液中の経過時間は、ク
ロック発振回路48からのクロック信号が入力される経
過時間計数回路49でカウントされると共に、表示回路
50で表示される。また、輸液中に、上記設定回路4
1、43〜46のいずれかの設定値が変更された場合に
は、設定値変更検出回路42がその変更を検出して、リ
セット信号を経過時間計数回路49に送り、経過時間が
ゼロ分ゼロ秒にリセットされる。
【0021】図4は、患者がリモートボーラススイッチ
を押した時に、CPUがこの割込みを受け付けて実行さ
れるプログラム即ちサブルーチンのフローチャート図で
ある。この図において、患者がボーラススイッチを押す
と、CPUはクリック音を発生させて、スイッチの動作
中を患者に知らせる。患者による誤操作を防止するた
め、このスイッチの押圧を患者が3秒間続けなければ、
リターン即ちこのサブルーチンを終了して主プログラム
に戻る。
を押した時に、CPUがこの割込みを受け付けて実行さ
れるプログラム即ちサブルーチンのフローチャート図で
ある。この図において、患者がボーラススイッチを押す
と、CPUはクリック音を発生させて、スイッチの動作
中を患者に知らせる。患者による誤操作を防止するた
め、このスイッチの押圧を患者が3秒間続けなければ、
リターン即ちこのサブルーチンを終了して主プログラム
に戻る。
【0022】リモートボーラススイッチを患者が3秒間
押し続けると、ボタン回数をインクリメントし、その後
ロックアウトタイム中か否かを判定する。ロックアウト
タイム中ならばその旨の警報或は音声を電子的に発して
リターンする。ロックアウトタイム中でなければ、ボー
ラス中か否かを判定する。ボーラス中ならばその旨の警
報或は音声を電子的に発してリターンする。ボーラス中
でなければ、ボーラス回数制限内か否かを判定する。制
限外ならばその旨の警報或は音声を電子的に発してリタ
ーンする。制限内ならばボーラス回数をインクリメント
して、医者の設定したボーラス量を患者に投与して、リ
ターンする。
押し続けると、ボタン回数をインクリメントし、その後
ロックアウトタイム中か否かを判定する。ロックアウト
タイム中ならばその旨の警報或は音声を電子的に発して
リターンする。ロックアウトタイム中でなければ、ボー
ラス中か否かを判定する。ボーラス中ならばその旨の警
報或は音声を電子的に発してリターンする。ボーラス中
でなければ、ボーラス回数制限内か否かを判定する。制
限外ならばその旨の警報或は音声を電子的に発してリタ
ーンする。制限内ならばボーラス回数をインクリメント
して、医者の設定したボーラス量を患者に投与して、リ
ターンする。
【0023】図5は、医者がボーラス量、ボーラス時
間、ボーラス回数及びロックアウトタイムの設定値を変
更した時の別のサブルーチンのフローチャート図であ
る。この図において、医者が例えばボーラス量を変更す
ると、対応のキースイッチが操作され、その値が読み込
まれる。その後、読み込まれる値と、予め設定値変更検
出回路42の対応の領域に記憶された値とが比較され
る。比較結果が不一致即ち設定変更ならば、対応の設定
値を変更即ち上書きして、計数回路48の経過時間をリ
セットしてリターンする。設定変更でなければ、輸液開
始か否かを判定する。輸液開始ならば輸液を開始して経
過時間の計数を開始してリターンする。輸液開始でなけ
ればそのままリターンする。
間、ボーラス回数及びロックアウトタイムの設定値を変
更した時の別のサブルーチンのフローチャート図であ
る。この図において、医者が例えばボーラス量を変更す
ると、対応のキースイッチが操作され、その値が読み込
まれる。その後、読み込まれる値と、予め設定値変更検
出回路42の対応の領域に記憶された値とが比較され
る。比較結果が不一致即ち設定変更ならば、対応の設定
値を変更即ち上書きして、計数回路48の経過時間をリ
セットしてリターンする。設定変更でなければ、輸液開
始か否かを判定する。輸液開始ならば輸液を開始して経
過時間の計数を開始してリターンする。輸液開始でなけ
ればそのままリターンする。
【0024】
【発明の効果】以上述べたように、本発明によるPCA
ポンプは、輸液中に、上記設定回路の設定量の変更を検
出して、上記経過時間計数回路の計数量のみをリセット
する設定値変更検出回路を設けたので、設定値の変更時
刻及び薬剤の処方経過を正確に把握してカルテに記載で
きる
ポンプは、輸液中に、上記設定回路の設定量の変更を検
出して、上記経過時間計数回路の計数量のみをリセット
する設定値変更検出回路を設けたので、設定値の変更時
刻及び薬剤の処方経過を正確に把握してカルテに記載で
きる
【図1】本発明の一実施例のPCAポンプの操作パネル
の一部概略平面図である。
の一部概略平面図である。
【図2】本発明によるPCAポンプの制御回路の主要部
のブロック図である。
のブロック図である。
【図3】図2に示すコンピュータシステムの機能をブロ
ック図である。
ック図である。
【図4】患者がリモートボーラススイッチを押した時に
実行されるサブルーチンのフローチャート図である。
実行されるサブルーチンのフローチャート図である。
【図5】医者がボーラス量、ボーラス時間、ボーラス回
数及びロックアウトタイムの設定値を変更した時に実行
される別のサブルーチンのフローチャート図である。
数及びロックアウトタイムの設定値を変更した時に実行
される別のサブルーチンのフローチャート図である。
41 バックグランド流量設定回路 42 設定値変更検出回路 43 ボーラス量設定回路 44 ボーラス時間設定回路 45 ロックアウトタイム設定回路 46 ボーラス回数設定回路 47 輸液開始/停止スイッチ 48 クロック発振回路 49 経過時間計数回路 50 表示回路
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 松原 一雄 東京都文京区本郷三丁目18番15号 アトム 株式会社内
Claims (3)
- 【請求項1】患者に投与すべき薬剤の種々の設定量を予
め設定する複数の設定回路と、 輸液開始時にスタート信号を出力するスイッチと、 発振回路からのクロックが入力されると共に、上記スタ
ート信号によって計数し始める計数回路と、 輸液中に、上記複数の設定回路のいずれかの設定量の変
更を検出して、上記計数回路の計数量のみをリセットす
る変更検出回路と、 上記計数回路の計数量を表示する表示回路とを備えたP
CAポンプ。 - 【請求項2】患者自身によって投与し得る薬剤のボーラ
ス量を予め設定するボーラス量設定回路と、 上記薬剤のボーラス時間を予め設定するボーラス時間設
定回路と、 上記薬剤のボーラス回数を予め設定するボーラス回数設
定回路と、 輸液開始時にスタート信号を出力するスイッチと、 発振回路からのクロックが入力されると共に、上記スタ
ート信号によって計数し始める計数回路と、 輸液中に、上記設定回路のいずれかの設定量の変更を検
出して、上記計数回路の計数量のみをリセットする変更
検出回路と、 上記計数回路の計数量を表示する表示回路とを備えたP
CAポンプ。 - 【請求項3】上記患者に連続投与され得る上記薬剤の流
量を予め設定するバックグランド流量設定回路を更に備
えた請求項2に記載のPCAポンプ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5107288A JPH06292724A (ja) | 1993-04-09 | 1993-04-09 | Pcaポンプ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5107288A JPH06292724A (ja) | 1993-04-09 | 1993-04-09 | Pcaポンプ |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH06292724A true JPH06292724A (ja) | 1994-10-21 |
Family
ID=14455300
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP5107288A Pending JPH06292724A (ja) | 1993-04-09 | 1993-04-09 | Pcaポンプ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH06292724A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2005304681A (ja) * | 2004-04-20 | 2005-11-04 | Nikkiso Co Ltd | 血液浄化装置 |
JP2019180785A (ja) * | 2018-04-09 | 2019-10-24 | 株式会社ジェイ・エム・エス | 輸液装置 |
-
1993
- 1993-04-09 JP JP5107288A patent/JPH06292724A/ja active Pending
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2005304681A (ja) * | 2004-04-20 | 2005-11-04 | Nikkiso Co Ltd | 血液浄化装置 |
JP4573019B2 (ja) * | 2004-04-20 | 2010-11-04 | 日機装株式会社 | 血液浄化装置 |
JP2019180785A (ja) * | 2018-04-09 | 2019-10-24 | 株式会社ジェイ・エム・エス | 輸液装置 |
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