JPH06292710A - 医療器具の滅菌方法 - Google Patents

医療器具の滅菌方法

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JPH06292710A
JPH06292710A JP10616993A JP10616993A JPH06292710A JP H06292710 A JPH06292710 A JP H06292710A JP 10616993 A JP10616993 A JP 10616993A JP 10616993 A JP10616993 A JP 10616993A JP H06292710 A JPH06292710 A JP H06292710A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
case
microwave oven
medical tool
fabrics
wet
Prior art date
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Pending
Application number
JP10616993A
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English (en)
Inventor
Norio Seto
則夫 瀬戸
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OSADA CHUO KENKYUSHO KK
Original Assignee
OSADA CHUO KENKYUSHO KK
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 電子レンジ内に、医療器具を濡れた布で包ん
で入れ、加熱、滅菌する。 【構成】 樹脂製のケース2と、該ケース2の蓋6と、
布3,5とを有し、医療器具4を前記布3,5を濡らして
包んで、前記ケース2内に収納して蓋6をした後、該ケ
ースごと電子レンジ1に入れて加熱する。医療器具4の
表面に付着している水分が直ちに沸騰し、滅菌を行う。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、医療器具、より具体的
には、歯科治療に用いるハンドピースの滅菌方法に関す
る。
【0002】
【従来の技術】医科、特に、歯科治療においては、治療
器具(例えば、ハンドピース)を口腔内に入れて、歯牙
の切削等、種々の治療を行うが、その際、治療器具に細
菌が付着していると、患者が、この細菌に感染すること
がある。
【0003】そのため、現在では、患者ごとに滅菌した
器具を用いるようにしている。この滅菌対策として、一
般的には、オートクレーブを用いて、高圧蒸気滅菌(1
20℃、20分)を行っている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】而して、オートクレー
ブによる殺菌は、殺菌に時間がかかり、また、殺菌専用
の装置(オートクレーブ)を必要とするため、装置その
ものが高価であるという問題がある。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は、電子レンジに
濡れた物体を入れて加熱すると、表面に付着した水分が
直ちに沸騰することを発見し、この発見に基いてなされ
たもので、(1)医療器具を濡れた布で包み、電子レン
ジに入れて加熱滅菌すること、或いは、(2)樹脂製の
ケースと、該ケースの蓋と、布とを有し、医療器具を前
記布を濡らして包んで、前記ケース内に収納して蓋をし
た後、該ケースごと電子レンジに入れて加熱すること、
或いは、(3)湿潤性の材料からなる袋を有し、該袋の
中に医療器具を収納し、該袋ごと電子レンジに入れて加
熱することを特徴とするものである。
【0006】
【作用】電子レンジ内に、治療器具を濡れた布で包んで
入れ、加熱して滅菌する。
【0007】
【実施例】図1は、本発明による滅菌方法の一実施例を
説明するための分解構成図で、図中、1は電子レンジ、
2は樹脂ケース、3は濡れた布(ガーゼ)、4は医療器
具(例えば、歯科治療に用いるハンドピース)、5は濡
れた布(ガーゼ)、6はケース2の蓋で、医療器具4を
濡れた布3と5で包んで、ケース2内に入れ、蓋6をし
た後、電子レンジ1内に入れて加熱する。
【0008】上述のように、医療器具を濡れた布で包ん
で電子レンジで加熱すると、医療器具の表面に付着して
いる水分が直ちに沸騰して、更には菌自体が発熱して滅
菌することができるが、器具の表面しか発熱しないの
で、器具を冷却するのに時間がかからず、簡易に滅菌を
行うことができる。この場合、医療器具の表面が濡れて
いる必要があるので、図示実施例においては、医療器具
を濡れた布で包み、しかも、蒸気が放散しないように、
ケース内に収納するようにしている。
【0009】しかし、本発明は、図示実施例に限定され
るものではなく、医療器具の表面を濡らしておくことが
できるものならば何でもよく、例えば、湿潤性の袋の中
に医療器具を入れて電子レンジで加熱するようにしても
よい。なお、濡れた布で包んでいるので、スパーク等が
生じるようなことはないが、たとえ、スパークを生じた
としても、電子レンジ自体には問題はない。
【0010】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、本発明
によると、市販の電子レンジを使用して、医療器具の滅
菌を安価にかつ簡易に行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による滅菌方法の実施に使用する器具の
一例を説明するための図である。
【符号の説明】
1…電子レンジ、2…樹脂ケース、3…濡れた布、4…
医療器具、5…濡れた布、6…ケース2の蓋。

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 医療器具を濡れた布で包み、電子レンジ
    に入れて加熱滅菌することを特徴とする医療器具の滅菌
    方法。
  2. 【請求項2】 樹脂製のケースと、該ケースの蓋と、布
    とを有し、医療器具を前記布を濡らして包んで、前記ケ
    ース内に収納して蓋をした後、該ケースごと電子レンジ
    に入れて加熱することを特徴とする医療器具の滅菌方
    法。
  3. 【請求項3】 湿潤性の材料からなる袋を有し、該袋の
    中に医療器具を収納し、該袋ごと電子レンジに入れて加
    熱することを特徴とする医療器具の滅菌方法。
JP10616993A 1993-04-08 1993-04-08 医療器具の滅菌方法 Pending JPH06292710A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR20180023322A (ko) * 2016-08-25 2018-03-07 황민영 전자레인지의 마이크로파를 이용하여 칫솔을 소독하는 간편하고 위생적인 칫솔걸이
KR20190080003A (ko) * 2017-12-28 2019-07-08 (주)에스엔 마이크로 웨이브를 이용한 칫솔 살균기

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR20180023322A (ko) * 2016-08-25 2018-03-07 황민영 전자레인지의 마이크로파를 이용하여 칫솔을 소독하는 간편하고 위생적인 칫솔걸이
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