JPH06291542A - 複反射鏡アンテナ - Google Patents

複反射鏡アンテナ

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Publication number
JPH06291542A
JPH06291542A JP7419893A JP7419893A JPH06291542A JP H06291542 A JPH06291542 A JP H06291542A JP 7419893 A JP7419893 A JP 7419893A JP 7419893 A JP7419893 A JP 7419893A JP H06291542 A JPH06291542 A JP H06291542A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
horn
reflecting mirror
conical
sub
antenna
Prior art date
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Pending
Application number
JP7419893A
Other languages
English (en)
Inventor
Kenichi Kakizaki
健一 柿崎
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsubishi Electric Corp
Original Assignee
Mitsubishi Electric Corp
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Filing date
Publication date
Application filed by Mitsubishi Electric Corp filed Critical Mitsubishi Electric Corp
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 軸対称な主・副反射鏡、および給電円錐から
なる複反射鏡アンテナを高利得化する。 【構成】 給電円錐ホーンにおいて、 【数1】 で定義されるパラメータtが1となるように構成した給
電円錐ホーン3を一次放射器として用いる軸対称反射鏡
アンテナを構成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、主反射鏡、副反射
鏡、および1個あるいは複数個の給電円錐ホーンを有す
る複反射鏡アンテナに関するものである。
【0002】
【従来の技術】図1は複反射鏡アンテナの一例であるカ
セグレンアンテナを示すものである。図1において1は
主反射鏡、2は副反射鏡、3は給電円錐ホーンである。
【0003】図2は円錐ホーンを示すものである。図2
において3は給電円錐ホーン、4は観測点を示す。さら
に、aは前記ホーン開口半径、bはホーン円錐頂点から
ホーン開口中心までの長さ(軸長)、θはホーン中心軸
と、ホーン開口中心と観測点を結ぶ直線とのなす角度を
表す。
【0004】図3は図2に示した前記円錐ホーンアンテ
ナにおける、波の伝搬方向と電界の方向とで決定される
面(E面)の振幅パターンを示したものである。
【0005】図4は図2に示した前記円錐ホーンアンテ
ナにおける、波の伝搬方向と磁界の方向とで決定される
面(H面)の振幅パターンを示したものである。
【0006】図5は副反射鏡がブロッキングとならない
ようなリングフォーカス型複反射鏡アンテナである。図
5において1は主反射鏡、2は副反射鏡、3は給電円錐
ホーンである。
【0007】図6は複反射鏡アンテナの一例であるカセ
グレンアンテナを示すものである。図6において1は主
反射鏡、2は副反射鏡、3は給電円錐ホーンである。図
6に示した例では、給電円錐ホーン3を複数個用い、全
ての前記ホーンの軸を副反射鏡の中心に指向するように
構成している。
【0008】次に動作について説明する。従来の複反射
鏡アンテナについて、ここでは送信用として用いる場合
について説明する。給電円錐ホーン3から放射された電
波は、副反射鏡2、主反射鏡1と反射し、主反射鏡1の
鏡軸方向の空間に放射される。
【0009】図1あるいは図6に示した複反射鏡アンテ
ナの場合、主反射鏡1で反射した電波の一部が、副反射
鏡2にさえぎられ、主反射鏡1の鏡軸方向の空間に放射
されない点が特徴である。
【0010】また、図5に示したリングフォーカス型複
反射鏡アンテナの場合、給電円錐ホーン3から放射され
た電波は、副反射鏡2で反射し、さらに主反射鏡1と反
射し、主反射鏡1の鏡軸方向の空間に放射される。この
とき、主反射鏡1で反射した電波の全てが、副反射鏡2
にさえぎられることがないような鏡面構成であることを
特徴とする。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】従来の複反射鏡アンテ
ナは、主反射鏡1の周辺部の電界レベル(エッジレベ
ル)をピークから−10dB程度になるように設計され
ていた。この実現を容易にする目的で、給電円錐ホーン
3において、
【0012】
【数3】
【0013】で定義される前記パラメータtが1より小
さくなるように従来は構成されていた。前記給電円錐ホ
ーンのE面振幅パターンを図3に、また、H面振幅パタ
ーンを図4に示す。前記給電ホーンの放射パターンは図
3および図4に示すがごとく、ホーン中心軸方向に放射
電力のピークをもち、放射方向とホーン中心軸とのなす
角度が大きくなるに従い、放射電力が低下するという特
性をもつ。前記給電円錐ホーン3を複反射鏡アンテナの
一次放射器として用いた場合、ホーン中心軸近傍に放射
された電波は、副反射鏡2、主反射鏡1と反射した後、
再び副反射鏡にさえぎられるという、いわゆるブロッキ
ングが生じ、主反射鏡1の鏡軸方向の空間に放射されな
いという問題点があった。さらに、ここでブロッキング
となる電波は、給電円錐ホーン3のホーン中心軸方向近
傍から放射されたものであるから、電界レベルが高く、
アンテナの効率低下を招くという問題点があった。この
問題点を解消するためには、ブロッキングとなる電波の
電界レベルを低減しうるように、主反射鏡1および副反
射鏡2に対し鏡面修整を行う必要があった。
【0014】また、複反射鏡がブロッキングとならない
ようなリングフォーカス型複反射鏡アンテナを高利得化
する場合、開口上の電界分布を一様に近づけるように鏡
面修整する必要があった。
【0015】この発明は前記のような問題点を解消する
ためになされたもので、高利得の複反射鏡アンテナを得
ることを目的とする。
【0016】
【課題を解決するための手段】この発明における複反射
鏡アンテナは、前記給電円錐ホーン3において“数3”
で定義される前記パラメータtが1となるように構成し
た給電円錐ホーンを一次放射器として用いる軸対称複反
射鏡アンテナを構成したものである。
【0017】また、前記のように構成した給電円錐ホー
ンを一次放射器として用いるリングフォーカス型複反射
鏡アンテナを構成したものである。
【0018】また、前記のように構成した給電円錐ホー
ンを一次放射器として複数個用い、前記給電円錐ホーン
を焦点付近に配置し、全ての前記ホーンの軸を副反射鏡
の中心に指向するように構成する軸対称複反射鏡アンテ
ナを構成したものである。
【0019】
【作用】この発明における複反射鏡アンテナは、前記円
錐ホーンにおいて“数3”で定義される前記パラメータ
tが1となるように構成した給電円錐ホーンを一次放射
器として用いるので、図3および図4に示すがごとく、
開口中心付近の電界レベルが低下した分布とすることが
でき、ブロッキングにより散乱してしまうエネルギー損
失を最小限に抑えることができるので、その結果高利得
のアンテナを得ることができる。
【0020】
【実施例】実施例1 図1はこの発明の一実施例を示すカセグレンアンテナで
ある。図において1は主反射鏡、2は副反射鏡、3は給
電円錐ホーンである。
【0021】次に動作について説明する。この発明にお
ける円錐給電ホーン3は、“数3”で定義される前記パ
ラメータtが1となるように構成している。前記円錐ホ
ーン3の放射パターンは、図3および図4に示すがごと
く、開口中心の電界レベルが低下した分布となる。この
ような開口上の電界分布が実現できることにより、ブロ
ッキングとなる電波の電力割合が減少し、所望の方向へ
放射される電波の電力が増加するため、高利得のアンテ
ナが得られる。
【0022】前記円錐ホーンを用いることにより、鏡面
修整することなしに高利得を実現する開口分布を得るこ
とができ、従来の通常用いられる回転2次曲面を用いた
複反射鏡アンテナを高利得化することができる。
【0023】また、上記実施例では回転2次曲面を用い
た複反射鏡について示したが、副反射鏡がブロッキング
となるような鏡面修整複反射鏡アンテナについても、前
記円錐ホーン3を用いることにより、高利得のアンテナ
が得られる。
【0024】実施例2 図5はこの発明の一実施例を示すリングフォーカス型複
反射鏡アンテナである。図5において1は主反射鏡、2
は副反射鏡、3は給電円錐ホーンである。
【0025】次に動作について説明する。この発明にお
ける円錐給電ホーン3は、“数3”で定義される前記パ
ラメータtが1となるように構成している。前記円錐ホ
ーン3の放射パターンは、図3および図4に示すがごと
く、開口中心の電界レベルが低下した分布となる。この
ような開口上の電界分布が実現できることにより、従来
の高利得型鏡面修整リングフォーカス型複反射鏡アンテ
ナに近似した開口分布が実現でき、通常の回転2次曲面
を用いたリングフォーカス型複反射鏡アンテナを、鏡面
修整することなく高利得化することができる。
【0026】実施例3 また、上記実施例では給電円形ホーン3を1個とした場
合について示したが、副反射鏡がブロッキングとなるよ
うな軸対称副反射鏡アンテナにおいて、図6に示したよ
うに前記円錐ホーン3を一次放射器として複数個用い、
前記円錐ホーン3を焦点付近に配置し、全ての前記ホー
ンの軸を副反射鏡の中心に指向するように構成すれば、
同様の効果が得られる。
【0027】
【発明の効果】以上のように、この発明によれば、給電
円錐ホーンにおいて、“数3”で定義されるパラメータ
tが1となるよう構成した給電円錐ホーンを一次放射器
として用いる複反射鏡アンテナを構成したので、高利得
のアンテナが得られる効果がある。
【0028】また、従来では高利得のアンテナを得るた
めには、鏡面修整する必要があったが、この発明によれ
ば通常の回転2次曲面を用いた複反射鏡アンテナを高利
得化できる効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の実施例1および従来によるカセグレ
ンアンテナを示す図である。
【図2】図1における給電円錐ホーンを示す図である。
【図3】図2に示す給電円錐ホーンのE面パターンを示
す図である。
【図4】図2に示す給電円錐ホーンのH面パターンを示
す図である。
【図5】この発明の実施例2および従来によるリングフ
ォーカス型複反射鏡アンテナを示す図である。
【図6】この発明の実施例3および従来による複数個の
給電円錐ホーンを有する複反射鏡アンテナを示す図であ
る。
【符号の説明】
1 主反射鏡 2 副反射鏡 3 給電円錐ホーン 4 観測点

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 軸対称な主・副反射鏡、および給電円錐
    ホーンからなる複反射鏡アンテナにおいて、前記円錐ホ
    ーンの開口半径をaとし、ホーン円錐頂点からホーン開
    口中心までの長さ(軸長)をbとし、また、前記円錐ホ
    ーンが使用する波長をλで表し、 【数1】 で定義されるパラメータをtとし、前記パラメータtが
    1となるような円錐ホーンを一次放射器として用いるこ
    とを特徴とする複反射鏡アンテナ。
  2. 【請求項2】 軸対称な主・副反射鏡、および複数個の
    給電円錐ホーンからなる複反射鏡アンテナにおいて、前
    記円錐ホーンの開口半径をaとし、ホーン円錐頂点から
    ホーン開口中心までの長さ(軸長)をbとし、また、前
    記円錐ホーンが使用する波長をλで表し、 【数2】 で定義されるパラメータをtとし、前記パラメータtが
    1となるような円錐ホーンを一次放射器として複数個用
    い、全ての前記ホーンを焦点付近に配置し、全ての前記
    ホーンの軸を副反射鏡の中心に指向するように構成した
    ことを特徴とする複反射鏡アンテナ。
JP7419893A 1993-03-31 1993-03-31 複反射鏡アンテナ Pending JPH06291542A (ja)

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JP7419893A JPH06291542A (ja) 1993-03-31 1993-03-31 複反射鏡アンテナ

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JP7419893A JPH06291542A (ja) 1993-03-31 1993-03-31 複反射鏡アンテナ

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JPH06291542A true JPH06291542A (ja) 1994-10-18

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ID=13540253

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JP7419893A Pending JPH06291542A (ja) 1993-03-31 1993-03-31 複反射鏡アンテナ

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2003524975A (ja) * 2000-02-25 2003-08-19 レイセオン・カンパニー 改善されたフィード設計を有するコモンアパーチャリフレクタアンテナ

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2003524975A (ja) * 2000-02-25 2003-08-19 レイセオン・カンパニー 改善されたフィード設計を有するコモンアパーチャリフレクタアンテナ

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