JPH0629149Y2 - 運搬車 - Google Patents

運搬車

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JPH0629149Y2
JPH0629149Y2 JP1990081028U JP8102890U JPH0629149Y2 JP H0629149 Y2 JPH0629149 Y2 JP H0629149Y2 JP 1990081028 U JP1990081028 U JP 1990081028U JP 8102890 U JP8102890 U JP 8102890U JP H0629149 Y2 JPH0629149 Y2 JP H0629149Y2
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JP
Japan
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mounting
cylinder
coil spring
wheel
tray
Prior art date
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Expired - Lifetime
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JP1990081028U
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English (en)
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JPH0438878U (ja
Inventor
春夫 斉藤
文夫 原田
三千雄 見村
Original Assignee
須川工業株式会社
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Publication date
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Description

【考案の詳細な説明】 【産業上の利用分野】
本考案は、スーパーマーケット、レストラン、等に於い
て、主として食品運搬用として使用される運搬車に関す
るものである。 すなわち本考案は、所要段数形成された棚板部分に、
肉、魚、野菜、若しくはこれらの加工食料品を載置し、
これを例えば冷凍室または冷蔵室から、販売用展示棚ま
たは作業場等に対する移送用として使用するものであ
る。
【従来の技術】
従来のこの種運搬車は、トレー載置用棚枠を所要段数形
成した車体枠の下面に、車輪を装着することに依って移
動可能に構成したものであった。 そして、この種の運搬車としては、実開昭63−150
870号公報に掲載されたような「トレーラック」があ
る。
【考案が解決しようとする課題】
この種の運搬車は、著しく低温の冷凍室または冷蔵室か
ら、常温である作業場等に対する移動作業に従事するた
め、運搬車自体が甚だしい温度差に晒されるものであ
る。 そして、冷凍室または冷蔵室内で作業する関係上、トレ
イ載置用棚枠およびこれの四隅に連設する取付け用筒
部、並びに各段の棚枠に於ける上記取付け用筒部の間に
介在させる間隔保持管は、過冷を防ぐために、これらは
合成樹脂材料で製することを通例とする。一方、当該隔
保持管を貫通する支柱は強度上の観点から金属材料とす
ることを要求された。 然し乍、当該隔保持管と支柱とは、その材質上の相違、
すなわち膨張率の相違から、前記した温度差に基づく変
形率が必要異なり、従って、当該温度差に基づき、前記
した取付け用筒部、並びに、これの間に介在させる間隔
保持管の隣接部分に、温度差収縮に基づく間隙が生じ、
トレイ載置用棚枠取付け部分に、ガタ付きが生じること
を余儀なくされた。 このような弊害の解消化のために、前記した実開昭63
−150870号公報に掲載された「トレイラック」に
あっては、支柱の上端寄りと、その下方に位置する間隔
保持管およびトレイ載置用棚枠との間に、前記のような
間隙発生を防止するためのスプリングを介装し、該スプ
リングの反発力に基づき当該間隙が発生しないように抑
止するように構成してある。 然し乍、このようなスプリングの使用は、必然、製造コ
ストの高騰化、並びに製造作業の煩雑化を招き、そし
て、これに依って得られる効果も、前記のように間隙発
生の阻止と言う事柄だけに限られるものである。 本考案は、前述したような間隙発生を阻止するためのス
プリングを、支柱の下端寄りに独自の形態で介在させる
ことに寄り、当該スプリングの反発力が、前記のような
間隙発生の阻止作用を奏すると同時に、移動用車輪に対
する緩衝用スプリングとしても機能するように構成し、
このようなスプリングの合理的利用に基づき、上記のよ
うな従来における問題点の解消化を図ったことを特徴と
するものである。
【課題を解決するための手段】
本考案は、四隅に取付け用筒部2aを連設して成る所要枚
数のトレイ載置用棚枠2を、当該取付け用筒部2aを管材
製の四隅の支柱に対し嵌合すると共に、各取付け用筒部
2a間に、間隔保持管3を夫々介在させるように構成した
公知の運搬車に施すものである。 すなわち本考案は、上記したような運搬車に於いて、内
部にコイルスプリング7を収装した押上げ用筒体4を、
支柱1の下端部分に、最下位のトレイ載置用棚枠2にお
ける取付け用筒部2aの下部に接触させて昇降自在に嵌合
し、また、当該支柱1の下端に車輪Aを、当該車輪Aの
上面に立設する取付け用軸体aを介して昇降自在に装設
すると共に、前記したコイルスプリング7は、その反発
力が、押上げ用筒体4を介して各取付け用筒部2aと間隔
保持管3の隣接間隙を無くするような押付け力として作
用すると共に、取付け用軸体aを介して車輪Aを接地方
向に押し付ける力として作用するように介在させるよう
に構成したものである。 そして、上記したコイルスプリング7の装着、および車
輪Aの具体的取付け構成であるが、これは、押上げ用筒
体4の内部にスプリング収容用空所4aを形成し、縦長状
を呈する取付け案内孔bを穿設して成る取付け軸体a
を、車輪Aの上面に立設すると共に、当該案内孔bに支
持ピン6を貫通させることに依り、支柱1の下端に対し
て当該取付け用軸体aを昇降自在に取付け、更に、前記
空所4a内に収容したコイルスプリング7の上端縁を空所
4aの内部上面に接触させると共に、当該スプリング7の
下端縁を、前記した取付け用軸体aの下端寄りに固設し
た鍔状片cに対して接触させるようにして構成する。
【作用】
本考案は通常のこの種運搬車と同様に、所要の食品等を
積載し、これを冷凍室等から作業場等に対する移送用と
して使用する。 そして、コイルスプリング7は、その反発力が、押上げ
用筒体4を介して各取付け用筒部2aと間隔保持管3の隣
接間隙を無くするような押付け力として作用すると同時
に、取付け用軸体aを介して車輪Aを接地方向に押し付
ける力、すなわち車輪Aの緩衝用スプリングとして作用
することとなる。
【実施例】
本考案の構成を図面に示す実施例について詳細に説明す
れば次の通りである。 図に於いて、1は下端に車輪Aを後述するようにして装
設して成る四隅の支柱である。また当該支柱1は主とし
て金属管材に依って形成してある。 2は四隅に取付け用筒部2aを連設して成るトレイ載置用
棚枠であって、不図示のトレーを取外し自在に載置する
ためのものである。また、当該棚枠2は主として合成樹
脂材料に依って製してある。 そして、当該トレイ載置用棚枠2は、所要段数(図示の
実施例にあっては四段)所定間隔を隔てて、前記した支
柱1に対して取付けてある。すなわち、当該トレイ載置
用棚枠2は、その四隅の取付け用筒部2aを支柱1に対し
て貫通させることに依って、当該支柱2に装着するよう
に構成してある。 3は各トレイ載置用棚枠2に於ける取付け用筒部2aの間
に介在させるようにして支柱1に嵌合した間隔保持管で
あって、各トレイ載置用棚枠2を所定の間隔を保っての
架設状態に保もつためのものである。また、当該間隔保
持管3は主として合成樹脂材料で製してある。 4は押上げ用筒体であって、その内部にはスプリング収
容用空所4aが形成されている。そして、該押上げ用筒体
4は、最下位のトレイ載置用棚枠2における取付け用筒
部2aの下部に隣接して位置させるように、支柱1の下端
部分に昇降自在に嵌合してある。また、当該押上げ用筒
体4は主として合成樹脂材料で製してある。 5は支柱1の下端に嵌合した車輪取付け用補強筒であっ
て、下記する車輪Aにおける取付け軸体aを昇降自在に
嵌入させるためのものである。 そして、各支柱1の下端に装着するための車輪Aである
が、これはその上面に立設する取付け用軸体aの上半部
寄りに、縦長状を呈する取付け案内孔bを穿設し、当該
取付け案内孔bに対して、前記補強筒5内に架設した支
持ピン6を貫通させることに依り、当該取付け用軸体a
が昇降自在に支持されるように構成してある。 7は前記した押上げ用筒体4の空所4a内に収容したコイ
ルスプリングであって、当該スプリング7の上端縁は空
所4aの内部上面に接すると共に、その下端縁は、前記し
た取付け用軸体aの下端寄りに固設した鍔状片cに対し
て接触させてある。 従って、当該コイルスプリング7の反発力は、押上げ用
筒体4を上昇させ、取付け用軸体aを降下させるような
力として作用するように構成してある。 換言すると、当該コイルスプリング7の反発力は、押上
げ用筒体4を介して各取付け用筒部2aと間隔保持管3の
隣接間隙を無くするような押付け力として作用すると同
時に、取付け用軸体aを介して車輪Aを接地方向に押し
付ける力、すなわち車輪Aの緩衝用スプリングとして機
能するように構成してある。 8は抜止め用キャップ体であって、ボルト8aおよびナッ
ト8bを介して、支柱1の上端に取付けることに依り、最
上位に位置するトレイ載置用棚枠2の取付け用筒部2a
が、上記したスプリング7に依る押上げ力で、支柱1か
ら抜けてしまうことを阻止するためのものである。
【考案の効果】
本考案は、内部にコイルスプリング7を収装した押上げ
用筒体4を、支柱1の下端部分に、最下位のトレイ載置
用棚枠2における取付け用筒部2aの下部に接触させて昇
降自在に嵌合し、また、当該支柱1の下端に車輪Aを、
当該車輪Aの上面に立設する取付け用軸体aを介して昇
降自在に装設すると共に、前記したコイルスプリング7
は、その反発力が、押上げ用筒体4を介して各取付け用
筒部2aと間隔保持管3の隣接間隙を無くするような押付
け力として作用すると共に、取付け用軸体aを介して車
輪Aを接地方向に押し付ける力として作用するように介
在させたから、本考案に依れば、運搬車における取付け
用筒部2aと間隔保持管3の隣接間隙の発生に基づく運搬
車のガタ付き発生と言うような問題を全く解消化する。
同時に、車輪Aも接地方向に常に弾力的に押し付けられ
ることとなるから、優れた緩衝効果を奏することとな
る。 換言すると、本考案に依れば、一個のコイルスプリング
7で、前記のような間隙発生解消に基づくガタ付き回避
と、車輪Aに対する緩衝性付与と言う二つの目的を同時
に達成することとなる。 従って、本考案のこのような合理的構成から、運搬車の
機能向上と言う事柄が、極めて低コストで達成されるこ
ととなる。
【図面の簡単な説明】
図は本考案の実施例を示すものであって、第1図は本考
案の要部を示す拡大縦断正面図、第2図は同上拡大縦断
側面図、第3図は第1図に於けるX−X線部分の拡大断
面図、第4図は同上Y−Y線部分の拡大断面図、第5図
は本考案全体の正面図、第6図は同上平面図である。 1……支柱、2……トレイ載置用棚枠 2a……取付け用筒部、3……間隔保持管 4……押上げ用筒体 4a……スプリング収容用空所 5……車輪取付け用補強筒 A……車輪、a……取付け用軸体 b……取付け案内孔、c……鍔状片 6……支持ピン 7……コイルスプリング 8……抜止め用キャップ体 8a……ボルト、8b……ナット
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭62−43358(JP,A) 実開 昭63−150870(JP,U) 実開 昭50−8658(JP,U) 実開 昭62−36867(JP,U)

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】四隅に取付け用筒部(2a)を連設して成る
    所要枚数のトレイ載置用棚枠(2)を、当該取付け用筒
    部(2a)を管材製の四隅の支柱に対し嵌合すると共に、
    各取付け用筒部(2a)間に、間隔保持管(3)を夫々介
    在させるように構成した運搬車に於いて、内部にコイル
    スプリング(7)を収装した押上げ用筒体(4)を、支
    柱(1)の下端部分、最下位のトレイ載置用棚枠(2)
    における取付け用筒部(2a)の下部に接触させて昇降自
    在に嵌合し、また、当該支柱(1)の下端に車輪(A)
    を、当該車輪(A)の上面に立設する取付け用軸体
    (a)を介して昇降自在に装設すると共に、前記したコ
    イルスプリング(7)は、その上端縁を押上げ用筒体
    (4)に設けた空所(4a)の内部上面に接しさせると共
    に、その下端縁を上記取付け用軸体(a)の下端寄りに
    固設した鍔状片(c)に接触させて取付け、これに依り
    当該コイルスプリング(7)は、その反発力が、押上げ
    用筒体(4)を介して各取付け用筒部(2a)と間隔保持
    管(3)の隣接間隙を無くするような押付け力として作
    用すると共に、取付け用軸体(a)を介して車輪(A)
    を接地方向に押し付ける力として作用するように構成し
    たことを特徴とする運搬車。
JP1990081028U 1990-07-30 1990-07-30 運搬車 Expired - Lifetime JPH0629149Y2 (ja)

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JPH0438878U JPH0438878U (ja) 1992-04-02
JPH0629149Y2 true JPH0629149Y2 (ja) 1994-08-10

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5232031Y2 (ja) * 1973-05-22 1977-07-21
JPH0313415Y2 (ja) * 1985-08-21 1991-03-27
JPS6243358A (ja) * 1985-08-21 1987-02-25 辛島 仁 運搬車
JPS63150870U (ja) * 1987-03-25 1988-10-04

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JPH0438878U (ja) 1992-04-02

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