JPH0629056A - 着脱式電流リード装置 - Google Patents

着脱式電流リード装置

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JPH0629056A
JPH0629056A JP20436192A JP20436192A JPH0629056A JP H0629056 A JPH0629056 A JP H0629056A JP 20436192 A JP20436192 A JP 20436192A JP 20436192 A JP20436192 A JP 20436192A JP H0629056 A JPH0629056 A JP H0629056A
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JP
Japan
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connection
current lead
socket
liquid helium
plug
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Pending
Application number
JP20436192A
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English (en)
Inventor
Naoyuki Harada
直幸 原田
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Mitsubishi Electric Corp
Original Assignee
Mitsubishi Electric Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 接続プラグと接続ソケットでなる着脱式接続
部において発生する熱が液体ヘリウムへ侵入することを
抑制する。 【構成】 着脱式電流リード装置の接続部である接続ソ
ケット8と接続プラグ9の外側にヘリウムガスを導くた
めのガイド管11を設け、ガイド管11は電流リード本
体6につながっている。 【効果】 ガイド管11を設けることにより、液体ヘリ
ウム2から蒸発した温度の低いヘリウムガスはガイド管
11の内部を流れて、発熱している接続ソケット8と接
続プラグ9を冷却し、接続リード4を介して液体ヘリウ
ム2へ侵入する熱を抑制する効果がある。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、液体ヘリウム中に置
かれた導体或いは装置に電流を流すための着脱式電流リ
ードの接続部に関するものである。
【0002】
【従来の技術】図9は例えば第35回1986年度低温
工学研究発表会予稿集に示された従来の着脱式電流リー
ドを示す断面図であり、図において、1は冷媒としての
液体ヘリウム2が入れられている容器としてのクライオ
スタット、3は液体ヘリウム2に浸漬されている導体或
いは装置、4はこの導体或いは装置3から取り出した接
続リード、5はクライオスタット上部に取付けられてい
る上フランジ、6は上下方向に移動することができるよ
うに上フランジ5に取付けられた電流リード本体(ガス
冷却電流リード)、7はこの電流リード本体6の下端に
取付けられた接続リード、8はこの接続リード7の下端
に取付けられた、接続部を構成する接続ソケット、9は
上記接続リード4の上端に取付けられて固定され、接続
ソケット8と対になって接続部を構成する接続プラグで
ある。図10aは接続部の構造を示した断面図であり、
図において、10は接続ソケット8と接続プラグ9との
間を電流が流れるように接続するための接触子である。
また同図bはaのA−A線の断面図であり、接触子10
はバネの力により接続ソケット8に固定されている。な
お、導体或いは装置3に電流を流すためには正負2極の
着脱式電流リードが必要となるが、ここでは1本の着脱
式リードについて示している。
【0003】次に動作について説明する。液体ヘリウム
は蒸発潜熱が小さく、また高価なものであるため、液体
ヘリウムを用いるシステムは液体ヘリウム2の蒸発をで
きるだけ少なくするような対策を必要とする。このた
め、接続リード4の下につながっている導体或いは装置
3に電流を供給しないときには、クライオスタット1の
外側の常温部からの伝熱によって液体ヘリウム2に侵入
する熱を小さくしなければならない。図11は接続ソケ
ット8を接続プラグ9から切り離して電流リード本体6
及び接続リード7と共に上方向に移動させた状態を示し
ており、これにより、導体或いは装置3に電流を流さな
いときは、常温部からの熱の侵入が小さくなり、液体ヘ
リウム2の消費量が抑えられる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上記のように構成され
た従来の接続プラグ8と接続ソケット9を有する着脱式
リード装置においては、導体或いは装置3に通電を行う
ときに接続プラグ8と接触子10との間にある電気抵抗
と、接続ソケット9と接触子10との間にある電気抵抗
によりジュール発熱が生じ、この発熱によって液体ヘリ
ウム2へ接続リード4を介して熱が侵入して液体ヘリウ
ム消費量が増加するという問題点があった。
【0005】この発明は上記のような問題点を解消する
ためになされたものであり、液体ヘリウムへ侵入する熱
を小さくすることができ、液体ヘリウムの蒸発量を抑制
することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】この発明に係る着脱式電
流リード装置は、接続プラグと接続ソケットの間で発生
するジュール発熱を、液体ヘリウムから蒸発した温度の
低いヘリウムガスで取り除くためのガイド管を接続部に
設けたものである。
【0007】また、この発明に係る着脱式電流リード装
置は、温度の低いヘリウムガスを接続部の中心に流して
接続部を冷却するため、接続部に直接ヘリウムガスが流
れる穴とガイド管を設けたものである。
【0008】
【作用】この発明における着脱式電流リード装置は、接
続部である接続プラグと接続ソケットとの間で発生する
発熱を取り除くために接続プラグと接続ソケットを温度
の低いヘリウムガスによる冷却を良くする構造にするこ
とにより、接続プラグと接続ソケットの温度上昇を抑制
して、接続リードを介して液体ヘリウムに侵入する熱を
小さくすることができ、液体ヘリウムの蒸発量を少なく
することができる。
【0009】
【実施例】
実施例1.以下、この発明の実施例1を図に基づいて説
明する。図1において、11は接続ソケット8と接続プ
ラグ9の外側にこれらを囲うように配置された、ヘリウ
ムガスを導くためのガイド管であり、このガイド管11
の上部は電流リード本体の下部に該ガイド管を通過した
ヘリウムガスが電流リード本体6に流れるように取付け
られている。
【0010】以上のように構成された着脱式電流リード
装置においては、液体ヘリウム2から蒸発した温度の低
いヘリウムガスは、ガイド管11の内部を通って、電流
リード本体を流れて、クライオスタット外部の常温部に
ぬける。そして温度の低いヘリウムガスがガイド管11
を流れるときに、接続ソケット8と接続プラグ9が冷却
され、この効果により、接続部の発熱が接続ソケット8
と接続プラグ9を介して取り除かれて、液体ヘリウム2
への熱侵入が小さくなる。
【0011】実施例2.図2はこの発明の実施例2を示
すもので、実施例1に加えて、接続部である接続ソケッ
ト8と接続プラグ9の表面を凹凸12に加工したもの
で、こうすることで、図1に示した接続ソケット8及び
接続プラグ9に比べて温度の低いヘリウムガスとの接触
面積が大きくなるので、実施例1に比べて接続ソケット
と接続リプラグはさらに良く冷却され、液体ヘリウム2
へ侵入する熱が小さくなる。
【0012】実施例3.図3はこの発明の実施例3を示
す上面図aと断面図bであり、接続ソケット8と接続プ
ラグ9の外周に冷却フィン13,14を設けたものであ
り、この実施例3においては、接続ソケット8と接続プ
ラグ9は、図2に示した接続ソケット8及び接続プラグ
9に比べて温度の低いヘリウムガスとの接触面積が大き
くなるので、実施例2に比べて接続ソケットと接続プラ
グはさらに良く冷却され、液体ヘリウム2へ侵入する熱
が小さくなる。
【0013】実施例4.図4はこの発明の実施例4を示
す上面図aと断面図bであり、15,16は接続ソケッ
ト8と接続プラグ9の縦方向に設けられた、ヘリウムガ
スが流れる複数の円形の穴である。このようにすると、
上記実施例3に比べて、接続部の占める体積が小さくな
るので、接続部がコンパクトに構成される利点があり、
また実施例2に比べて接続部とヘリウムガスとの接触面
積が大きくなるので、実施例2に比べて接続部がヘリウ
ムガスによって良く冷却されて、液体ヘリウム2へ侵入
する熱が小さくなる利点を有する。
【0014】実施例5.図5はこの発明の実施例5を示
す上面図aと断面図bであり、17,18は接続ソケッ
ト8と接続プラグ9の縦方向に設けられ、ヘリウムガス
が流れる表面積を大きく形成したギザ状の穴である。こ
のようにすると、実施例4に比べて穴の表面積が大きく
なり、ヘリウムガスとの接触面積が大きくなるので、上
記実施例4に比べて接続部がヘリウムガスによってさら
に良く冷却され、液体ヘリウム2へ侵入する熱が小さく
なる利点を有する。
【0015】実施例6.図6はこの発明の実施例6を示
すもので、図において、19は接続ソケット8のほぼ中
心部に開けた穴、20は接続プラグ9のほぼ中心部に開
けた穴、21は接続ソケット8の上方に取付けた、ヘリ
ウムガスが流れるガイド管で、上部は電流リード本体6
に接続されている。以上の構造においては、接続ソケッ
ト8と接続プラグ9の内部を温度の低いヘリウムガスが
流れることにより、接続ソケット8と接続プラグ9は温
度の低いヘリウムガスに冷却され実施例1と同等の効果
を奏する。また、実施例1に比べてガイド管の占める体
積が小さくなるので、クライオスタット1に占める着脱
式電流リード装置をコンパクトにすることができる利点
を有する。
【0016】実施例7.図7はこの発明の実施例7を示
すもので、図において、22は接続ソケット8と接触子
10に対して半田付けを行う部分である。以上のように
接続ソケット8と接触子10を半田付けすることによ
り、接続ソケット8と接触子10との間の電気抵抗を小
さくしてジュール発熱を小さくすることができるので、
液体ヘリウム2へ侵入する熱を小さくすることができ、
実施例1と同等の効果を有する。
【0017】実施例8.図8はこの発明の実施例8を示
すもので、図において、23は接続ソケット、24は接
続プラグ、25は接続ソケット23にバネの力により取
付けられた接触子、26は接続プラグ24にバネの力に
より取付けられた接触子である。このように接続ソケッ
トに対する接触子の数を複数にすることによって、接続
ソケット23と接続プラグ24との電気抵抗は小さくな
るので、接続部におけるジュール発熱を小さくすること
ができ、実施例7と同等の効果を奏する。
【0018】
【発明の効果】この発明によれば、液体ヘリウムから蒸
発した温度の低いヘリウムガスが、ガイド管の内部を流
れるときに、接続ソケットと接続プラグが冷却されて、
接続部の発熱が接続ソケットと接続プラグを通して取り
除かれて液体ヘリウム2への熱侵入が小さくなるという
効果がある。
【0019】またこの発明によれば、接続ソケット8と
接続プラグ9の内部を温度の低いヘリウムガスが流れる
ことにより、接続ソケット8と接続プラグ9は温度の低
いヘリウムガスに冷却されて上記と同等の効果があると
ともに、ガイド管の占める体積が小さくなるので、クラ
イオスタットに占める着脱式電流リード装置をコンパク
ト化し得るという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の実施例1を示す着脱式電流リード装
置の断面図である。
【図2】この発明の実施例2を示す着脱式電流リード装
置における接続部の断面図である。
【図3】この発明の実施例3を示す着脱式電流リード装
置における接続部の上面図aと断面図bである。
【図4】この発明の実施例4を示す着脱式電流リード装
置における接続部の上面図aと断面図bである。
【図5】この発明の実施例5を示す着脱式電流リード装
置における接続部の上面図aと断面図bである。
【図6】この発明の実施例6を示す着脱式電流リード装
置における接続部の断面図である。
【図7】この発明の実施例7を示す着脱式電流リード装
置における接続部の断面図である。
【図8】この発明の実施例8を示す着脱式電流リード装
置における接続部の断面図である。
【図9】従来の着脱式電流リード装置の接続状態を示す
断面図である。
【図10】従来の着脱式電流リード装置の接続部を示す
断面図aとそのA−A断面図bである。
【図11】従来の着脱式電流リード装置の切離し状態を
示す断面図である。
【符号の説明】
1 クライオスタット 2 液体ヘリウム 3 超電導コイル 4 接続リード 6 電流リード本体 7 接続リード 8,23 接続ソケット 9,24 接続プラグ 10,25,26 接触子 11,21 ガイド管 12 凹凸 13,14 冷却フィン 15,16,17,18,19,20 穴 22 半田付け部分

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 液体ヘリウム中に浸漬された導体或いは
    装置にリードを介して取付けられた接続プラグと、この
    接続プラグと対向して着脱自在に配置されており電流リ
    ード本体につながっている接続ソケットとからなる接続
    部を備えた着脱式電流リード装置において、上記接続部
    を取り囲んで内部をヘリウムガスが流れ一端が電流リー
    ド本体につながるガイド管を備えたことを特徴とする着
    脱式電流リード装置。
  2. 【請求項2】 接続部の表面または内部に突起または穴
    を設け、ヘリウムガスが流通する表面積を大にしたこと
    を特徴とする請求項1記載の着脱式電流リード装置。
  3. 【請求項3】 液体ヘリウム中に浸漬された導体或いは
    装置にリードを介して取付けられた接続プラグと、この
    接続プラグと対向して着脱自在に配置されており電流リ
    ード本体につながっている接続ソケットとからなる接続
    部を備えた着脱式電流リード装置において、上記接続部
    の中心付近を連通する穴を開けるとともに、接続ソケッ
    トと電流リード本体の間にガイド管を設け、上記穴及び
    ガイド管の中にヘリウムガスが流れるようにしたことを
    特徴とする着脱式電流リード装置。
JP20436192A 1992-07-07 1992-07-07 着脱式電流リード装置 Pending JPH0629056A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP20436192A JPH0629056A (ja) 1992-07-07 1992-07-07 着脱式電流リード装置

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JP20436192A JPH0629056A (ja) 1992-07-07 1992-07-07 着脱式電流リード装置

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JPH0629056A true JPH0629056A (ja) 1994-02-04

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ID=16489243

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JP20436192A Pending JPH0629056A (ja) 1992-07-07 1992-07-07 着脱式電流リード装置

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JP (1) JPH0629056A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6529714B1 (en) 1998-05-20 2003-03-04 Kabushiki Kaisha Toshiba Radio communication equipment
US6554640B1 (en) 1999-06-02 2003-04-29 Kabushiki Kaisha Toshiba Radio communication equipment having a floating connector

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6529714B1 (en) 1998-05-20 2003-03-04 Kabushiki Kaisha Toshiba Radio communication equipment
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