JPH06290564A - Cdホルダーおよびcdプレーヤ - Google Patents

Cdホルダーおよびcdプレーヤ

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Publication number
JPH06290564A
JPH06290564A JP5075589A JP7558993A JPH06290564A JP H06290564 A JPH06290564 A JP H06290564A JP 5075589 A JP5075589 A JP 5075589A JP 7558993 A JP7558993 A JP 7558993A JP H06290564 A JPH06290564 A JP H06290564A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
holder
turntable
claw
player
circular plug
Prior art date
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Withdrawn
Application number
JP5075589A
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English (en)
Inventor
Yasuaki Yamamoto
康彰 山本
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Denso Ten Ltd
Original Assignee
Denso Ten Ltd
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Publication date
Application filed by Denso Ten Ltd filed Critical Denso Ten Ltd
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  • Holding Or Fastening Of Disk On Rotational Shaft (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】CDを直接に指で扱うのでなく、指で把持でき
るCDホルダーを介して取り扱えるようにしたCDホル
ダーおよびこのCDホルダーを利用してCDをターンテ
ーブル上にクランプするCDプレーヤに関し、CDの取
り扱い操作を簡便にするとともに、開閉蓋を開けても、
CDがターンテーブル上に載っている間は、確実にター
ンテーブルにクランプされるようにすることを目的とす
る。 【構成】指で把持できるCDホルダーを介してCDを取
り扱えるようにしたCDホルダーにおいて、CD中央の
取り付け孔3bに対してCDホルダーHを位置決めする
手段9と、CDのクランピング領域に対しCDホルダー
Hを取り付ける手段10と、CDプレーヤのターンテー
ブルとの間にCDを挟持するための永久磁石11とを有
している構成とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、CD(コンパクト・デ
ィスク)を直接に指で扱うのでなく、指で把持できるC
Dホルダーを介して取り扱えるようにしたCDホルダー
およびこのCDホルダーを利用してCDをターンテーブ
ル上にクランプするCDプレーヤに関する。
【0002】
【従来の技術】図9は従来のCDプレーヤの断面図であ
り、親指1と人指し指2とでCD3を把持して、ターン
テーブル4上に着脱操作している最中の状態である。C
Dプレーヤには、ターンテーブル4を回転するスピンド
ルモータMと、CD3の半径方向に移動して情報を読み
取る光ピックアップ5を有している。
【0003】また、開閉蓋6に回転自在に取り付けられ
たクランパ7を備えている。このクランパ7は永久磁石
からなっているので、ターンテーブル4上にCD3を載
置して、蓋6を閉じると、クランパ7がCD3のクラン
ピング領域3a上に当接すると共に、磁性体からなるタ
ーンテーブル4とクランパ7との間の磁気吸引力によっ
て、CD3はターンテーブル4に固定される。したがっ
て、スピンドルモータMでターンテーブル4およびCD
3が回転駆動されると、クランパ7も一緒に回転するこ
とになる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】このように、開閉蓋6
についているクランパ7でCD3を押さえる構造なた
め、CDの再生中にストップボタンを押して、開閉蓋6
を開けると、CD3はクランパ7によるクランプ力を受
けないで、ターンテーブル4上に単に自重で載置されて
いる状態となる。しかも、スピンドルモータMは直ちに
停止するわけではないので、CD3は慣性でしばらく回
転し、CDプレーヤを斜めにしたりすると、CD3が飛
び出してしまう恐れがある。また、CDに不用意に手を
触れたりすると、CDがターンテーブルから外れて、傷
つくおそれがある。
【0005】また、あらゆるCDに共通する問題とし
て、図9に示すように、CD3を直接に指で把持して、
取り扱わなければならないが、ターンテーブル4上のC
D3の外周とその外側との間には、小さな隙間Gしかな
いので、ターンテーブル4上のCD3を取り出し難い。
とくに、ハンディタイプの小型CDプレーヤの場合は、
指を挿入できる隙間がないので、両手で着脱操作しなけ
ればならない。
【0006】一方、CDを1枚ずつ収納保管しておくC
DケースからCDを取り出すときは、図10(b)に示す
ように、CDケースの中央の花弁状爪8を指先で押し下
げ、上端の大径部8aを内側に移動して、CD3の取り
付け孔3bから花弁状爪8を外した状態で、CD3を取り
出さなければならないので、片手で取り外し操作するの
は困難であり、両手で操作しなければならない。
【0007】以上のように、CD3は、中央の取り付け
孔3bと外周を指で把持して取り扱わなければならないの
で、CD3を収納ケースの花弁状爪8に着脱したり、C
Dプレーヤのターンテーブルに着脱する操作が面倒であ
り、時としてCDを落として記録面を傷つけることがあ
った。本発明の技術的課題は、このような問題に着目
し、CDの取り扱い操作を簡便にするとともに、開閉蓋
を開けても、CDがターンテーブル上に載っている間
は、確実にターンテーブルにクランプされるようにする
ことにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】図1は本発明によるCD
ホルダーおよびCDプレーヤの基本原理を説明する断面
図である。請求項1は、指で把持できるCDホルダーを
介してCDを取り扱えるようにしたCDホルダーHであ
って、CD3の中央の取り付け孔3bに対してCDホルダ
ーHを位置決めする手段9と、CDのクランピング領域
3aに対しCDホルダーを取り付ける手段10と、CDプ
レーヤのターンテーブル4との間にCD3を挟持するた
めの永久磁石11とを有している。CDとの位置決め手段
9やCDへの取り付け手段10は、図2以下の実施例のよ
うな構成をも含むものとする。
【0009】請求項2もCDホルダーの発明であり、図
4〜8に例示するように、円筒状のガイド部12の外側
に、CDプレーヤのターンテーブルとの間にCD3を挟
持するための永久磁石11を有し、円筒状のガイド部12に
は、爪先端が、CD中央の取り付け孔3bの縁から退避
し、背部が円形プラグ13のカム作用で半径方向に移動す
る弾性レバー14を、等間隔に複数個備えている。
【0010】円筒状のガイド孔15中には、円形のプラグ
13が挿入されており、かつ前記の弾性レバー14の背部に
当接して、爪16を外側に押し出す下降位置と、前記の弾
性レバー14の背部に、爪16を外側に押し出す力が作用し
ない上昇位置とに、弾力でロックする手段を有してい
る。このロック手段は、図5の実施例では、例えばコイ
ルスプリング27で押圧されたボール28と二つの凹部
29、30とで構成されている。
【0011】請求項3は、CDプレーヤのターンテーブ
ル4にCDをクランプする構造であって、請求項1また
は2記載のCDホルダーを、CDの中央に取り付け、し
かもCDを下側にして、磁性体からなるターンテーブル
4上に載置することで実現される。
【0012】
【作用】請求項1のように、CD3の中央の取り付け孔
3bに対してCDホルダーHを位置決めする手段9を有し
ているので、CDホルダーHとCD3の中心を一致させ
た状態で、取り付け手段10によって、CDホルダーH
をCD3に取り付けることができる。
【0013】したがって、以後はこのCDホルダーHを
把持して、CD3を取り扱うことができ、CDプレーヤ
のターンテーブル4にも、CDホルダーHも一緒に載置
してプレイする。CDプレーヤから取り出すときも、C
DホルダーHを指で把持して取り出せるので、CDプレ
ーヤにCD3を着脱するときの取り扱い操作が簡便とな
り、CDを落として記録面を傷つけるなどの問題が解消
される。
【0014】請求項2のCDホルダーは、弾性レバー14
の先端の爪16を、CDケースの花弁状爪の間のスリット
17に位置合わせした状態で、円筒状のガイド孔15中の円
形プラグ13を押し下げると、CDケースの花弁状爪8が
押し下げられて、CD3の取り付け孔3bから外れる。
【0015】しかも、円形プラグ13のカム作用によっ
て、弾性レバー先端の爪16が、CDの取り付け孔3bの縁
の下に押し込まれた状態となり、CDホルダーHがCD
3に取り付けられるので、以後はCDホルダーHをつま
み上げるだけで、CDをCDケースから取り外すことが
できる。
【0016】また、プレイ後のCDをCDケースに戻す
場合は、円形プラグ13をCDケース中央の花弁状爪8の
上に載せて、CDホルダーHのツマミ部外周を把持し押
し下げると、円形プラグ13に対してツマミ部が下降し
て、CD3がCDケースの花弁状爪8を越えて下降し、
元の位置にセットされる。しかも、弾力によって弾性レ
バー先端の爪16が内側に退避し、CDの取り付け孔3bの
縁から外れる。このようにして、CDホルダーHとCD
3が分離した状態において、ツマミ部を持ち上げると、
CD3が花弁状爪8に保持された状態でCDケース中に
残る。
【0017】したがって、この発明によれば、CDをC
Dケースに着脱する操作も、CDホルダーを介して行な
うことができるので、簡単にかつ片手で確実に着脱で
き、CDを落として傷つけるのを未然に防止できる。
【0018】請求項3のように、請求項1または2記載
のCDホルダーHを、CD3の中央に取り付け、しかも
CD3を下側にして、磁性体からなるターンテーブル4
上に載置すると、CD3は、CDホルダーHの永久磁石
11と磁性体のターンテーブル4との間の磁気吸引力によ
って挟持される。
【0019】したがって、従来のように開閉蓋にクラン
パーを取り付けた構造と違って、開閉蓋を開けてもCD
3はCDホルダーHによってターンテーブル4にクラン
プされた状態となり、CDが回転して飛び出すようなこ
とはない。また、CDに不用意に手が触れたりしても、
CDがターンテーブルから外れたりする恐れもない。
【0020】
【実施例】次に本発明によるCDホルダーおよびCDプ
レーヤが実際上どのように具体化されるかを実施例で説
明する。図1においては、CD3の取り付け孔3b中に入
る位置決め手段9と、その先端に外向きに形成した爪1
0とを有しており、この爪10によって、CDのクラン
ピング領域に対しCDホルダーHが取り付けられる。こ
の図の場合は、少なくとも位置決め手段9および爪10
を、ゴムなどのように非常に柔軟な材料で構成すること
によって実現できる。なお、爪10は、円周方向に2個
以上設ける。
【0021】これに対し、図2の実施例は、爪10が、レ
バー19の下端に形成されている。永久磁石11は、樹脂な
どからなるツマミ部20中にモールドされているが、前
記のレバー19の上端は、このツマミ部20と一体成型ま
たは接着によってツマミ部20と一体化されている。
【0022】この実施例の場合は、レバー19の部分で弾
力が発生するので、図1の構造に比べると、比較的剛性
の強い材料を使用できる。図1、図2いずれの場合も、
CDホルダーをCD3に取り付ける場合は、爪10の先端
の斜面をガイドにして、爪10を取り付け孔3b中に挿入す
るだけでよい。しかしながら、CDホルダーをCD3か
ら取り外すには、指先の爪を爪10に引っ掛けて、CD3
の取り付け孔3bの縁から外す必要がある。
【0023】図3は請求項1の別の実施例であり、CD
ホルダーのツマミ部20と一体に、CD3の取り付け孔
3bに挿入できる寸法の突起21を設けることで、位置決め
手段にしている。そして、ツマミ部20のCD3側の面
には、前記突起21以外の領域に、シリコーンゴムなどの
粘着剤22を貼り付けてある。
【0024】したがって、CDホルダーの突起21をCD
3の取り付け孔3b中に挿入すると、CD3とCDホルダ
ーHの中心が一致し、かつ粘着剤22によって、CDホル
ダーがCD3のクランピング領域3aに接着する。CD
のクランピング領域3aは面積が広く、しかもCDは軽
いので、シリコーンゴム等でも充分に保持できる。プレ
イ後に、CD3をCDホルダーから取り外すには、CD
3を粘着剤22から引き剥がすだけでよい。シリコーンゴ
ムなどの粘着剤22に粉塵が付着して、粘着力が低下した
ときは、水洗いして粉塵を除去すれば、繰り返し何回で
も使用できる。
【0025】CDホルダーとターンテーブルとの位置合
わせは、図1の場合は、ターンテーブル中央のハブ23が
CDホルダー中央の凹部または孔24中に嵌入することで
行なわれる。図2、図3の場合は、ターンテーブル中央
の円錐状突部25が、CDホルダーの中央の円錐状の窪み
26中に嵌入することでセンタリングされる。
【0026】図4は請求項2のCDホルダー、すなわち
CDケースへのCD着脱も容易に行なえるようにしたC
Dホルダーの第一実施例を示す底面図、図5は同実施例
の断面構造および操作を示す断面図である。このCDホ
ルダーも、円盤状のツマミ部18中に、永久磁石11がモ
ールドされており、中央に円筒状のガイド部12を有して
いる。
【0027】そして、この円筒状のガイド部12に、下向
きに複数本の弾性レバー14が一体化されており、レバー
下端に外向きの爪16を有している。この弾性レバー14
は、通常は爪16の先端が、CD中央の取り付け孔3bの縁
から退避しており、背部が円形プラグ13のカム作用で押
されると、外側に移動して、CDに引っ掛かる。
【0028】円筒状のガイド孔15中に挿入されている円
形プラグ13は、図5(3)のように下降状態では、弾性
レバー14の背部に当接して、カム作用で爪16を外側に押
し出し、図5(1)のように上昇した状態では、カム作
用が行なわれず、爪16はテーパ面13a側に退避してい
る。
【0029】そして、この実施例では、円形プラグ13を
上昇位置および下降位置に保持するために、円形プラグ
13に半径方向に形成された孔13h中に弱いコイルスプ
リング27とボール28が内蔵されている。一方、ガイ
ド孔15の内壁には、円形プラグ13の上下動のストローク
量だけ中心が離れた二つの半球状ないし漏斗状の窪み2
9、30が形成されている。そして、前記のボール28
が、上側の窪み29に嵌入していると、円形プラグ13は
上昇位置に保持され、円形プラグ13を押し下げて、ボー
ル28が下側の窪み30に入ると、下降位置に保持され
る。
【0030】この実施例のCDホルダーで、CDケース
中からCDを取り出す際の操作を、図5において順に説
明する。まず、(1)図のように、ツマミ部18を指で
把持して、円形プラグ13を図10のCDケースの花弁状爪
8の上に載せる。このとき、CDホルダーの弾性レバー
14の下端の爪16が、花弁状爪8の間のスリット17中に
入るようにする。
【0031】そして、(2)図のように、指先で円形プ
ラグ13を押し下げると、花弁状爪8が押し下げられて下
側にたわみ始める。円形プラグ13を更に押し下げると、
ツマミ部18の下面18aがCD3の上面に接して、ツマ
ミ部18は下降不能となるため、以後は円形プラグ13の
みが下降する。
【0032】このとき、(3)図のようにボール28が
下側の窪み30に移動し、コイルスプリング27のバネ
力で窪み30に保持される。また、円形プラグ13が下側
に移動する際に、花弁状爪8が更に押し下げられて、C
D3を上昇可能とし、かつ弾性レバー14が、円形プラグ
13のカム作用でCD3の下側に押し込まれる。
【0033】この状態で、円形プラグ13から指を離す
と、花弁状爪8の弾力でCDホルダー全体が上昇し、爪
16によってCD3が引き上げられて、(4)図のように
CD3が花弁状爪8より上側に上昇する。そして、最終
的には、(5)図のように花弁状爪8もその弾力で元の
状態まで復帰するので、この状態でツマミ部18を指先
で把持し、CD3とCDホルダーを一緒に、図1と同じ
要領でCDプレーヤのターンテーブル上にセットする。
【0034】次に、この実施例のCDホルダーによっ
て、プレイ後のCDをCDケースの花弁状爪8にロック
させる操作を、図6において順次説明する。CD3をC
Dプレーヤから取り出した状態では、図6(1)のよう
に円形プラグ13がツマミ部18に対して下降し、そのカ
ム作用で弾性レバー14を押し拡げて、CD3を爪16で保
持した状態にある。
【0035】まず、(1)図のように、ツマミ部18を
2本の指で把持して、円形プラグ13をCDケースの花弁
状爪8の上に位置させ、ツマミ部18を押し下げると、
(2)図のように、円形プラグ13で花弁状爪8が押し下
げられて下側に変形する。ツマミ部18を更に押し下げ
ると、(3)図のように花弁状爪8が更に下側に変形し
て、花弁状爪8の大径部8aに妨げられることなく、C
D3が下側に通過し、CDケースのCD載置面31に載
置される。
【0036】同時に、花弁状爪8の弾力がコイルスプリ
ング27によるボール28の押圧力を越えるため、円形
プラグ13が花弁状爪8の弾力で押し上げられて、(3)
図のように円形プラグ13のみが上昇する。その結果、ボ
ール28が上側の窪み29に移動し、しかも弾性レバー
14がテーパ面13a側に退避して、爪16がCD3から外
れる。
【0037】したがって、この状態でツマミ部18を持
ち上げると、(4)図のように、CD3はCDケースの
載置面31上に残り、かつ花弁状爪8はその弾力で元の
状態に復帰して、その大径部8aで、CD3が脱落しな
いようにロックされる。
【0038】この実施例の場合も、ツマミ部18の中に
永久磁石11が内蔵されているので、図1のCDホルダー
と同じ要領で、CDプレーヤのターンテーブル4にセッ
トすると、永久磁石11によって磁性体のターンテーブル
4との間にCD3がクランプされる。
【0039】図7は円形プラグ13の別の実施例であり、
(b)は底面図、(a)は(b)図のa−a断面図であ
る。図4〜図6の実施例では、円形プラグ13の下端外周
13aがテーパ状になっていて、図5(1)のように円形
プラグ13が上昇した状態では、弾性レバー14がその弾力
で内側に退避できるようになっている。これに対し、図
7の実施例では、弾性レバー14の位置だけを斜面とし、
他の部分は上端と同じ径になっているので、花弁状爪8
の根元側まで確実に押圧できる。
【0040】また、円形プラグ13の下面には、花弁状爪
8の各スリット17( 図10 )に嵌入する凸条32を放射状に
形成してあるので、CDホルダーの円形プラグ13を花弁
状爪8の上に載置したときに、放射状凸条32が花弁状爪
8のスリット17中に嵌入することで、爪16が容易に花弁
状爪8のスリット17中にガイドされる。
【0041】(c)図のように、放射状凸条32の先端
(下端)がとがるようにテーパ状に傾斜させると、斜面
によって放射状凸条32が容易にスリット17中にガイ
ドされる。なお、花弁状爪8の押圧は、放射状凸条32
と32間の凹面33で行なわれる。
【0042】図2、図3では、ターンテーブル4とCD
ホルダーとのセンタリングのために、ターンテーブル4
側に円錐状の凸部25を、CDホルダー側に円錐状凹部
26が形成されている。
【0043】この実施例とは逆に、図7の実施例では、
CDホルダーの円形プラグ13の下端中央に円錐状の突起
34を設け、ターンテーブル側に、この突起34が嵌入
できる円錐状の凹部を形成するようになっている。その
ため、CDホルダーの円形プラグ13を花弁状爪8の上に
載置したとき、円錐状突起34が図10の花弁状爪8の中
央の円形空間35の中心にガイドされるので、円形プラ
グ13と花弁状爪8との位置合わせが一層容易にかつ確実
になる。
【0044】図6の円形プラグ13のように、円錐状の凹
部26の縁に、円錐状の突起34aを形成しておくと、
この突起34aによって、花弁状爪8と円形プラグ13と
のセンタリングを行なうことができ、しかも図2のよう
に円錐状凹部26とターンテーブルの円錐状突起25に
よって、ターンテーブル4とCDホルダーとのセンタリ
ングも行なえる。
【0045】図8は弾性レバーの他の実施例を示す断面
図と底面図である。この実施例では、弾性レバー14aと
して、ピアノ線の下端を折り曲げて爪16を設け、上端を
ツマミ部18の樹脂中にモールド固定してある。なお、
弾性レバー14、14aと、円形プラグ13の弾性レバー14、
14a側のカム面との形状を任意に選択することで、弾性
レバー14、14aの動きを自由に設定できる。
【0046】弾性レバー14、14aを用いる場合は、ツマ
ミ部18のCD側の、弾性レバー14、14aの無い位置
に、ちょうどCDの取り付け孔3b中に嵌入するように、
位置決め用の凸条21aを円弧状に形成しておくと、CD
とCDホルダーとのセンタリングを容易にかつ確実に行
なうことができる。なお、この実施例では、ツマミ部の
上端縁18fがフランジ状に突出し、把持し易くなって
いる。
【0047】請求項3は、請求項1および請求項2のC
Dホルダーを用いてCDをターンテーブルにクランプす
るCDプレーヤである。したがって、以上説明した各実
施例のCDホルダーをそのまま利用してCD3を保持
し、かつ図1、図2のように、ターンテーブル4上に載
置するだけで足りる。
【0048】このとき、CDホルダー側から、爪10、16
や円錐状突起34、34a、放射状突条32などが、CD3の
下面よりも突出するので、図2などのように、ターンテ
ーブル4側には、これらの突出物の逃げ用の凹部35を
設けておく必要がある。
【0049】
【発明の効果】以上のように、請求項1のCDホルダー
は、CD中央の取り付け孔3b中に挿入してCD3と位置
決めする手段9と、CD3を取り付け保持する手段10
を有しているので、CD3をCDホルダーによって取り
扱い操作でき、CDを直接に指で把持する場合より、容
易に取り扱うことができる。特に、CDプレーヤのター
ンテーブルに着脱する際に便利であり、CDを落として
傷つけるなどの問題が解消される。
【0050】さらに請求項2のように、ツマミ部18の中
央の円形プラグ13を押し下げて、CDケースの花弁状爪
8を内側に逃がし、かつ弾性レバー14の爪16をCD3の
下側に押し込んで引っ掛け、そのままツマミ部18を持
ち上げると、CDケースの花弁状爪8からCD3を取り
外すことができ、かつCD3の付いているCDホルダー
の円形プラグ13を、CDケースの花弁状爪8の上に載置
して、ツマミ部18を押し下げると、CD3を花弁状爪
8に取り付けてロックさせることができる。
【0051】したがって、CD3をCDケースの花弁状
爪8に着脱する際も、片手で容易に操作でき、子供で
も、取り扱いに注意を要するCDを容易に着脱や移動で
きるので、CDの普及促進に大きく貢献できる。
【0052】さらに、本発明のCDホルダーは永久磁石
を内蔵しているので、請求項3のように、CDプレーヤ
のターンテーブルを磁性体で構成しておけば、CDを保
持した状態のCDホルダーをターンテーブル上に載置す
るだけで、CDホルダーとターンテーブルとの間にCD
が挟持される。したがって、開閉蓋が開いた状態でも、
CDが安定してクランプされるので、CDが回転状態で
飛び出して傷つくなどの恐れはない。
【0053】また、従来のように開閉蓋にクランパを設
けた構造では、開閉蓋を開けた状態でCDに不用意に手
が触れたりすると、CDがターンテーブル上から外れ
て、記録面が傷つく恐れがあった。これに対し本発明の
場合は、CDがターンテーブル上に載置されている限
り、CDホルダーとターンテーブルとの間の磁気吸引力
でクランプ状態に維持されるので、CDに外力が作用し
ても容易に外れる恐れはない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明によるCDホルダーおよびCDプレーヤ
の基本原理を説明する断面図である。
【図2】請求項1のCDホルダーの第一実施例を示す断
面図である。
【図3】請求項1のCDホルダーの別の実施例を示す断
面図である。
【図4】請求項2のCDホルダーの第一実施例を示す底
面図である。
【図5】請求項2のCDホルダーの第一実施例とCDケ
ースからのCD取り出し操作を説明する断面図である。
【図6】図5のCDホルダーでCDをCDケースの花弁
状爪に取り付ける操作を説明する断面図である。
【図7】請求項2のCDホルダーの第二実施例を示す断
面図、底面図および部分拡大断面図である。
【図8】請求項2のCDホルダーにおける弾性レバーの
他の実施例を示す断面図と底面図である。
【図9】従来のCDプレーヤの断面図である。
【図10】CDケースの花弁状爪部の平面図と断面図であ
る。
【符号の説明】
3 CD 3b CD中央の取り付け孔 4 ターンテーブル 6 開閉蓋 7 クランパ 8 花弁状爪 H CDホルダー 9 CDホルダーとCDとの位置決め手段 10 CDとCDホルダーとの取り付け手段(爪など) 11 永久磁石 12 円筒状のガイド部 13 円形プラグ 14,19 弾性レバー 15 円筒状ガイド孔 16 爪 17 スリット 18,20 ツマミ部 28 ボール

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 指で把持できるCDホルダーを介してC
    Dを取り扱えるようにしたCDホルダーにおいて、 CD中央の取り付け孔(3b)に対してCDホルダー(H) を
    位置決めする手段(9)と、CDのクランピング領域に対
    しCDホルダー(H) を取り付ける手段(10)と、CDプレ
    ーヤのターンテーブルとの間にCDを挟持するための永
    久磁石(11)とを有していることを特徴とするCDホルダ
    ー。
  2. 【請求項2】 指で把持できるCDホルダーを介してC
    Dを取り扱えるようにしたCDホルダーにおいて、 円筒状のガイド部(12)の外側に、CDプレーヤのターン
    テーブルとの間にCDを挟持するための永久磁石(11)を
    有し、 円筒状のガイド部(12)には、爪(16)の先端が、CD中央
    の取り付け孔(3b)の縁より退避し、背部が円筒状ガイド
    孔(15)中の円形プラグ(13)で押圧される弾性レバー(14)
    を、等間隔に複数個備え、 円筒状のガイド孔(15)中には、円形のプラグ(13)が挿入
    されており、かつ前記の弾性レバー(14)の背部に当接し
    て、爪(16)を外側に押し出す下降位置と、前記の弾性レ
    バー(14)の背部に、爪(16)を外側に押し出す力が作用し
    ない上昇位置とに、弾力でロックする手段を有している
    ことを特徴とするCDホルダー。
  3. 【請求項3】 請求項1または2記載のCDホルダー
    を、CDの中央に取り付け、しかもCDを下側にして、
    磁性体からなるターンテーブル(4) 上に載置するように
    構成されていることを特徴とするCDプレーヤ。
JP5075589A 1993-04-01 1993-04-01 Cdホルダーおよびcdプレーヤ Withdrawn JPH06290564A (ja)

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