JPH0629047A - 電解槽の電気的接続方法 - Google Patents

電解槽の電気的接続方法

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JPH0629047A
JPH0629047A JP4182739A JP18273992A JPH0629047A JP H0629047 A JPH0629047 A JP H0629047A JP 4182739 A JP4182739 A JP 4182739A JP 18273992 A JP18273992 A JP 18273992A JP H0629047 A JPH0629047 A JP H0629047A
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JP
Japan
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positive electrode
negative electrode
electrode plate
parallel
electrode plates
Prior art date
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Pending
Application number
JP4182739A
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English (en)
Inventor
Takashi Hashimoto
敬史 橋本
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Meidensha Corp
Meidensha Electric Manufacturing Co Ltd
Original Assignee
Meidensha Corp
Meidensha Electric Manufacturing Co Ltd
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Publication date
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Publication of JPH0629047A publication Critical patent/JPH0629047A/ja
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    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02EREDUCTION OF GREENHOUSE GAS [GHG] EMISSIONS, RELATED TO ENERGY GENERATION, TRANSMISSION OR DISTRIBUTION
    • Y02E60/00Enabling technologies; Technologies with a potential or indirect contribution to GHG emissions mitigation
    • Y02E60/10Energy storage using batteries

Abstract

(57)【要約】 【目的】 複数個の電解槽内に対向配置された正極板と
負極板を接続する方法であって、大容量の電池にも適用
可能であり、且つ電極板の劣化に起因して放電末期に大
電流が流れることがない電気的接続方法を得ることを目
的とする。 【構成】 電解液が充填された複数個の電解槽1,2,
3内に多数個の正極板4と負極板5とを対向して配置す
るとともに、各正極板4から導出された接続線4bを、
隣接する電解槽の負極板5から導出された接続線5bに
個別に直列接続し、一方の端部に位置する各正極板4か
ら導出された接続線4bを並列に接続してプラス電極端
子7を設けるとともに、他方の端部に位置する各負極板
5から導出された接続線5bを並列に接続してマイナス
電極端子8を設けた電気的接続方法にしてある。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は電解液を用いた電池とか
電気分解槽等における電気的接続方法に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】従来から電解液を用いた電池とか電気分
解槽等の電気化学装置における電極の接続方法は、図4
に示した接続例が一般に採用されている。即ち、電解液
が充填された複数の電解槽1,2,3内に多数個の正極
板4と負極板5とを対向して配置し、各電解槽1,2,
3内に設けた正極板4の並列接続線4aと、負極板5の
並列接続線5aとを各電解槽1,2,3の外部に導出し
て、直列接続線6,6を用いて上記並列接続線4aと5
aとを接続してあり、且つ一方の端部に位置する並列接
続線4aにプラス電極端子7を設けるとともに、他方の
端部に位置する並列接続線5aにマイナス電極端子8を
設けてある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながらこのよう
な従来の電解槽の電気的接続方法を用いた場合には、各
正極板4と負極板5の並列接続数には限界があり、従っ
て大容量の電解槽に上記接続方法を適用することができ
ない上、電極板の劣化に起因して放電末期に大電流が流
れることがあるという課題があった。
【0004】即ち、前記した電気的接続方法における全
電流は、 全電流=平均電流×並列数 で表わすことができて、全電流を大きくするためには電
解槽内の各正極板4と負極板5の並列接続数を大きくし
なければならない。しかしながら配線上のスペース等の
要因により、上記並列接続数には限界があり、それに伴
って大容量の電池に上記接続方法を適用することができ
ない。
【0005】図5は上記の接続方法を電池に適用した際
の充放電時の電圧曲線を示すグラフであり、図6は電池
のプラス電極端子7とマイナス電極端子8間に電流2.
0Aで10分間の充電を行った後、電流2.0Aで放電
して、図1の各測定点a,b,c,dにおける電流値を
クリップ電流計で測定した電流分布を示している。
【0006】図6に示したように、電池の放電末期で各
測定点a,b,c,d間の電流値にばらつきが発生して
いることが判明した。この例では放電末期での電流値の
ばらつきは比較的小さいが、正極板の劣化を想定して図
4の測定点aに対応する正極板4に接着されているカー
ボンクロスを削り取り、前記と同様に放電時における各
測定点a,b,c,dにおける電流値をクリップ電流計
で測定したところ、図7に示したように、放電初期には
測定点Aにほとんど電流が流れず、電池全体の電圧が低
下した放電末期に測定点Aのみに大電流が流れる現象が
あることが分かった。これは劣化した正極板4に電流を
流すことによって該正極板4の劣化が進行して、放電末
期に大電流が流れてしまうことを示している。
【0007】そこで本発明はこのような従来の電解槽の
電気的接続方法が有している課題を解消して、大容量の
電池にも適用することができるとともに、電極板の劣化
に起因して放電末期に大電流が流れることがない電解槽
の電気的接続方法を提供することを目的とするものであ
る。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明は上記の目的を達
成するために、先ず請求項1により、電解液が充填され
た複数個の電解槽内に多数個の正極板と負極板とを対向
して配置するとともに、各正極板から導出された接続線
を、隣接する電解槽の負極板から導出された接続線に個
別に直列接続し、一方の端部に位置する各正極板から導
出された接続線を並列に接続してプラス電極端子を設け
るとともに、他方の端部に位置する各負極板から導出さ
れた接続線を並列に接続してマイナス電極端子を設けた
電解槽の電気的接続方法にしてある。
【0009】更に請求項2により、電解液が充填された
電解槽内に多数個の正極板と負極板とを対向して配置す
るとともに、各電解槽内で正極板と負極板とを一対ずつ
並列接続し、各正極板から導出された並列接続線を、隣
接する電解槽の負極板から導出された並列接続線に個別
に直列接続し、一方の端部に位置する各正極板から導出
された並列接続線を更に並列に接続してプラス電極端子
を設けるとともに、他方の端部に位置する各負極板から
導出された並列接続線を更に並列に接続してマイナス電
極端子を設けた電解槽の電気的接続方法にしてある。
【0010】
【作用】かかる電気的接続方法によれば、従来例のよう
に各電解槽内で正極板と負極板とが並列に接続されてい
ないので、各電解槽内における配線上のスペースの面で
の制約条件がほとんどなくなり、それによって大容量の
電池にも適用することができる。又、電極板が劣化した
場合でも、電池全体の電圧が低下した放電末期等で極端
な大電流は流れず、電極板の劣化による電池全体の放電
特性に対する影響が少ないという作用が得られる。
【0011】
【実施例】以下図面を参照して本発明にかかる電解槽の
電気的接続方法の各種実施例を、前記従来の構成部分と
同一の構成部分に同一の符号を付して詳述する。図1は
本発明の第1実施例を示しており、図中の1,2,3は
電解液が充填された電解槽であって、各電解槽1,2,
3内に多数個の正極板4と負極板5とが対向して配置さ
れている。
【0012】そして電解槽1,2,3内の各正極板4か
ら導出された接続線4bは、隣接する電解槽の負極板5
から導出された接続線5bに対して直列接続線6,6を
用いて個別に直列接続されている。そして一方の端部に
位置する電解槽の各正極板4から導出された接続線4b
を並列に接続してプラス電極端子7を設け、他方の端部
に位置する電解槽の各負極板5から導出された接続線5
bを並列に接続してマイナス電極端子8を設けてある。
【0013】つまり本実施例では、図4に示したように
各電解槽1,2,3内に正極板4の並列接続線4a及び
負極板5の並列接続線5aを設けることなく、各正極板
4から導出された接続線4bを隣接する負極板5から導
出された接続線5bに個別に直列接続したことが特徴と
なっている。
【0014】更に上記実施例を具体的に説明すると、前
記電解槽1,2,3に3mol/lの臭化亜鉛電解液を
入れ、正極板4及び負極板5としてグラッシーカーボン
板8枚を対にして配置し、電解液中に浸漬する電極面積
は4×4cmとした。そして正極板4にはカーボンクロ
スを接着して正極側の反応面積を大きくした。
【0015】図2は上記のようにして製作した電池のプ
ラス電極端子7とマイナス電極端子8間に電流2.0A
で10分間の充電を行った後、電流2.0Aで放電し
て、図1の測定点a,b,c,dにおける電流値をクリ
ップ電流計で測定した電流分布を示すグラフである。
尚、正極板の劣化を想定して、図1の測定点aに対応す
る正極板4に接着されているカーボンクロスを削り取っ
て上記の実験操作を実施した。
【0016】図2に示したように、放電初期にも測定点
aにかなりの電流が流れており、且つ電池全体の電圧が
低下した放電末期でも、測定点aに多少の電流が流れる
ものの、前記図7に示したような極端な大電流は流れな
いことが判明した。これは測定点aに対応する正極板4
に劣化が生じても、電池全体の放電特性に対する影響が
少なく、放電末期に大電流が流れないことを示してい
る。
【0017】この第1実施例によれば、従来例のように
各電解槽1,2,3内で正極板4と負極板5とを並列接
続していないので、配線上のスペースの面での制約条件
がほとんどなくなり、それに伴って大容量の電池にも適
用することができるという特徴が得られる。
【0018】図3は本発明の第2実施例を示しており、
前記第1実施例と同一の構成部分に同一の符号を付して
表示してある。この実施例では各電解槽1,2,3内に
対向配置された正極板4と負極板5とを一対ずつ並列接
続して、正極板4の並列接続線4c,4cと、負極板5
の並列接続線5c,5cとを各電解槽1,2,3の外部
に導出し、複数本の直列接続線6,6を用いて上記並列
接続線4cと5cとを直列接続してあり、一方の端部に
位置する並列接続線4cを更に並列に接続してプラス電
極端子7を設けるとともに、他方の端部に位置する並列
接続線5cを更に並列に接続してマイナス電極端子8を
設けてある。
【0019】この第2実施例では、第1実施例のように
各正極板4から導出された接続線をそのまま隣接する電
解槽の負極板5の接続線に直列接続せず、一対の正極板
及び負極板だけ、つまり正極板4と負極板6とをペア毎
に並列接続して各電解槽の外部に導出したことが第1実
施例との相違点となっている。
【0020】前記したように複数の電解槽を利用した電
池における全電流は、平均電流×並列数で表わすことが
できるので、電気的配線の設計時には全電流の大きさと
配線密度とのかねあいを考慮して並列数を決定すること
が肝要である。従って電池に求められる仕様、例えば全
電流の大きさの要因を満足するとともに配線上のスペー
ス等の範囲内で、図3に示したように各電解槽内の正極
板4と負極板5を部分的に並列接続することが可能とな
る。
【0021】
【発明の効果】以上詳細に説明したように、本発明にか
かる電解槽の電気的接続方法によれば、複数個の各電解
槽内で正極板と負極板とを並列に接続する必要がないた
め、各電解槽内における配線上のスペースの面での制約
条件がほとんどなく、全電流の大きな大容量の電池にも
本接続方法を適用することができる。更に電池の放電末
期に各電極別の電流値にばらつきが発生せず、且つ劣化
した正極板に電流を流すことに起因して放電末期に大電
流が流れることがなくなり、電極板の劣化による電池全
体の放電特性に対する影響が少ないという大きな効果が
得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例を示す複数個の電解槽間の
概略配線図。
【図2】図1に示す電気的接続方法を電池に適用した際
の充放電時の電流曲線を示すグラフ。
【図3】本発明の第2実施例を示す複数個の電解槽間の
概略配線図。
【図4】従来の各電解槽間の電気的接続方法を示す概略
配線図。
【図5】図4に示す電気的接続方法を電池に適用した際
の充放電時の電圧曲線を示すグラフ。
【図6】図4に示す電気的接続方法を電池に適用した際
の充放電時の電流曲線を示すグラフ。
【図7】図4に示す電池の電極劣化時における充放電時
の電流曲線を示すグラフ。
【符号の説明】
1,2,3…電解槽 4…正極板 4b,5b…接続線 4c,5c…並列接続線 5…負極板 6…直列接続線 7…プラス電極端子 8…マイナス電極端子

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 電解液が充填された複数個の電解槽内に
    多数個の正極板と負極板とを対向して配置するととも
    に、各正極板から導出された接続線を、隣接する電解槽
    の負極板から導出された接続線に個別に直列接続し、一
    方の端部に位置する各正極板から導出された接続線を並
    列に接続してプラス電極端子を設けるとともに、他方の
    端部に位置する各負極板から導出された接続線を並列に
    接続してマイナス電極端子を設けたことを特徴とする電
    解槽の電気的接続方法。
  2. 【請求項2】 電解液が充填された電解槽内に多数個の
    正極板と負極板とを対向して配置するとともに、各電解
    槽内で正極板と負極板とを一対ずつ並列接続し、各正極
    板から導出された並列接続線を、隣接する電解槽の負極
    板から導出された並列接続線に個別に直列接続し、一方
    の端部に位置する各正極板から導出された並列接続線を
    更に並列に接続してプラス電極端子を設けるとともに、
    他方の端部に位置する各負極板から導出された並列接続
    線を更に並列に接続してマイナス電極端子を設けたこと
    を特徴とする電解槽の電気的接続方法。
JP4182739A 1992-07-10 1992-07-10 電解槽の電気的接続方法 Pending JPH0629047A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7064626B2 (en) 2001-03-28 2006-06-20 J.S.T. Mfg. Co., Ltd. Electrical connector
US7497704B2 (en) 2005-09-16 2009-03-03 Japan Aviation Electronics Industry, Limited Electrical connector capable of suppressing crosstalk

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7064626B2 (en) 2001-03-28 2006-06-20 J.S.T. Mfg. Co., Ltd. Electrical connector
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