JPH06289944A - 交流電源装置 - Google Patents

交流電源装置

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JPH06289944A
JPH06289944A JP7790593A JP7790593A JPH06289944A JP H06289944 A JPH06289944 A JP H06289944A JP 7790593 A JP7790593 A JP 7790593A JP 7790593 A JP7790593 A JP 7790593A JP H06289944 A JPH06289944 A JP H06289944A
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JP
Japan
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voltage
tap
transformer
output
circuit
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JP7790593A
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English (en)
Inventor
Yoshitoshi Miyamoto
恵年 宮本
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Toshiba Corp
Toshiba AVE Co Ltd
Original Assignee
Toshiba Corp
Toshiba AVE Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 簡単且つ安価な構成としながら広範囲の交流
入力電圧に対応して略一定の交流出力を得ることができ
るようにする。 【構成】 タップトランス21の1次側には5個のタッ
プ22a〜22eが切換リレー回路23を介して交流電
源24が接続される。2次コイル21bには直流変換回
路25を介して比較回路部32が接続され、2次側電圧
が許容電圧範囲内にあるか否かを検出する。電源の投入
状態で、例えばリレースイッチ23cが接続される。2
次側電圧が許容電圧範囲よりも大のときにはカウンタ4
3のカウント値が加算されてトランス21の低圧出力側
のタップ22bに切り換え、小のときにはカウンタ43
のカウント値が減算されて高圧出力側のタップ22dに
切り換えられる。切り換えるタップがなくなったときに
はそのタップの接続状態を保持して保護用リレースイッ
チ52をオフして異常電圧が出力されないようにする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、広範囲に渡る交流電源
電圧に対応してこれを略一定の交流出力電圧に変換して
出力するようにした交流電源装置に関する。
【0002】
【従来の技術】この種の装置としては、例えば図2に示
すようなものがある。すなわち、図2において、タップ
トランス1は、1次コイル1aに5つのタップ2aない
し2eが設けられており、各タップ2aないし2eは、
リレースイッチ3aないし3eを備えた切換リレー回路
3を介して交流電源4に接続されている。交流電源4
は、例えば150Vから300Vの範囲を対象としてお
り、タップトランス1の5つのタップ2aないし2eの
いずれかに入力することにより、2次コイル1b側に略
100V(90Vから110V程度の範囲)の交流出力
が得られるようになっている。
【0003】また、交流電源4の出力端子は検出用の直
流変換回路5および論理回路用の電源回路(図示せず)
にも接続されている。直流変換回路5の直流出力端子は
比較回路部6の6つの比較器6aないし6fの各非反転
入力端子に接続されている。基準電圧発生回路7は、7
個の抵抗7aないし7gにより直流電源端子VDの電圧
を所定電圧値で6分割し、各出力端子から比較基準電圧
VsaないしVafを出力するもので、各比較器6aないし
6fの各反転入力端子は、この基準電圧発生回路7の各
出力端子に接続されている。なお、基準電圧発生回路7
の各出力端子から出力される比較基準電圧VsaないしV
sfは、直流変換回路5の出力電圧Vdc1と比較し、交流
電源4の電源電圧が150Vから300Vまでの間を6
段階に分割したいずれの範囲に属しているかを検出する
ために設定されたものである。
【0004】比較器6aないし6eの各出力端子は抵抗
を介して直流電源端子VDに接続されると共に5個のN
AND回路8aないし8eの各一方の入力端子に接続さ
れ、それら5個のNAND回路8aないし8eの各他方
の入力端子はそれぞれインバータ回路9aないし9eを
介して比較器6bないし6fの出力端子に接続されてい
る。なお、比較器6aないし6fにはそれぞれヒステリ
シス付与用の抵抗が接続されている。NAND回路8a
ないし8eの各出力端子は駆動回路10を介してリレー
回路部11に接続されている。リレー回路部11は、5
個のリレーコイル11aないし11eを有し、通電状態
でそれぞれ切換リレー回路3の各リレースイッチ3aな
いし3eをオンさせるようになっている。
【0005】タップトランス1の2次コイル1bは、保
護用リレースイッチ12を介して出力端子Vout に接続
されると共に、保護用の直流変換回路13に接続されて
いる。この直流変換回路13の直流出力端子は、比較回
路部14の2つの比較器14aおよび14bの各反転入
力端子に接続されている。各比較器14aおよび14b
の非反転入力端子は、90Vおよび110Vに対応する
基準電圧V1,V2を3個の抵抗15aないし15cに
より出力する基準電圧発生回路15の各出力端子に接続
されている。
【0006】比較器14aの出力端子は抵抗を介して直
流電源端子VDに接続されると共に駆動回路16および
リレーコイル17を介して直流電源端子VDに接続され
ている。比較器14bの出力端子はインバータ回路18
を介して比較器14aの出力端子に接続されている。保
護用リレーコイル17は、通電状態で保護用リレースイ
ッチ12をオンさせるようになっている。なお、比較器
14a,14bにはヒステリシス付与用の抵抗が接続さ
れている。
【0007】上記構成によれば、直流変換回路5は交流
電源4の交流出力電圧Vac1 を直流電圧Vdc1 に変換し
て比較回路部6に与えるようになる。比較回路部6の各
比較器6aないし6fは、基準電圧発生回路7からそれ
ぞれ与えられている比較基準電圧VsaないしVsfと比較
して上回っている場合には「H」レベルの信号を出力す
るようになる。例えば、直流電圧Vdc1 の値が比較基準
電圧VscとVsdとの間の値であるときには、比較器6a
ないし6cから「H」レベルの信号が出力され、比較器
6dないし6fから「L」レベルの信号が出力される。
【0008】これにより、NAND回路8aないし8e
のうちNAND回路8cの出力端子のみが「L」レベル
の信号を出力するようになり、もって駆動回路10によ
りリレーコイル11cに通電され、切換リレー回路3の
リレースイッチ3cがオンされるようになる。この結
果、交流電源4の入力電圧に対応してリレースイッチ3
cをオンさせてタップトランス1の1次コイル1aにタ
ップ2cを介して接続されることになり、2次コイル1
b側に略100Vの出力電圧Vac2 を得ることができる
ものである。
【0009】また、このような状態において、交流電源
4の交流出力電圧Vac1 が変動した場合には、直流変換
回路5を介して得た直流電圧Vdc1 により、上述同様に
して比較回路部6の出力に基いてリレーコイル11aな
いし11eのうち対応するものに通電することで、タッ
プトランス1のタップ2aないし2eの対応するタップ
を交流電源4に接続して交流出力電圧Vac2 を常に10
0V近傍の値になるように制御するようになっている。
【0010】また、タップトランス1の2次コイル1b
側においては、その交流出力電圧Vac2 が100V近傍
の所定範囲に入っているか否かを検出している。すなわ
ち、例えば、前述のようにして交流電源4の交流出力電
圧Vac1 の値に応じてタップ2aないし2eの切換動作
を行っても、2次コイル1b側に出力される交流出力電
圧Vac2 の値が所定範囲としての90Vから110Vの
電圧領域に入らないときには、直流変換回路13を介し
て出力される直流電圧Vdc2 の値が比較基準電圧V1よ
りも大きくなるか、あるいはV2よりも小さくなる。
【0011】これにより、比較器14aの出力が「L」
レベルになるかあるいは比較器14bの出力が「H」レ
ベルとなり、結果として駆動回路16には「L」レベル
の信号が入力されるようになる。すると、保護用リレー
コイル17が動作して保護用リレースイッチ12をオフ
するようになり、出力端子Vout への出力が停止される
ようになる。出力端子Vout に接続された負荷は、給電
が停止されて動作停止状態となり、過電圧が与えられた
状態で負荷が損傷等を起こすのが防止されると共に、不
足電圧が与えられた状態で誤動作等を起こすことがなく
なる。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな従来構成のものでは、タップトランス1の5個のタ
ップ2aないし2eに応じて比較回路部6に6個の比較
器6aないし6fを設ける必要があるので、タップ数が
増加するにしたがって多数の比較器が必要になり、ま
た、それら比較器6aないし6fのそれぞれに比較基準
電圧VsaないしVsfを与えるために基準電圧発生回路7
にて7個の抵抗7aないし7gを設ける必要がある。こ
の抵抗7aないし7gにおいては、比較基準電圧Vsaな
いしVsfの精度が要求されるため、ばらつきを抑えた高
精度の抵抗器を用いる必要があり、全体として複雑且つ
高価なものとなる不具合がある。
【0013】さらに、保護回路としてタップトランス1
の2次コイル1b側に別途に出力電圧を検出するため
に、直流変換回路13および比較回路部13,基準電圧
発生回路15等を設ける必要があるため、全体が大形化
すると共に高価になる不具合がある。
【0014】本発明は、上記事情に鑑みてなされたもの
で、その目的は、簡単且つ安価な構成としながら、広範
囲に渡る交流入力に対して常に略一定の交流出力を得る
ことができるようにすると共に、所定範囲の交流出力が
得られないときに出力端子に接続される負荷を保護する
ことができるようにした交流電源装置を提供するにあ
る。
【0015】
【課題を解決するための手段】本発明の交流電源装置
は、1次巻線と2次巻線との巻数比を複数段階に設定可
能な複数のタップを有する変圧器と、この変圧器の2次
側電圧を許容電圧範囲の上限値および下限値と比較して
その比較結果を出力する電圧比較手段と、この電圧比較
手段の比較結果に基き、前記2次側電圧が前記許容電圧
範囲内にあるときには前記変圧器のそのときのタップの
接続状態を保持し、前記2次側電圧が前記上限値を上回
るときには前記変圧器のタップを隣接する低圧出力側の
タップに切り換える低圧切換動作を行い、前記2次側電
圧が前記下限値を下回るときには前記変圧器のタップを
隣接する高圧出力側のタップに切り換える高圧切換動作
を行う切換手段とを設けて構成したところに特徴を有す
る。
【0016】また、切換手段を、所定周期のパルス信号
の加算動作および減算動作を選択的に行うカウンタ手段
を含んで構成し、変圧器の2次側電圧が許容電圧範囲の
上限値を上回る状態で前記カウンタ手段により前記加算
動作を行ってそのカウント値が所定値に達する毎に低圧
切換動作を行うと共に、前記変圧器の2次側電圧が許容
電圧範囲の下限値を下回る状態で前記減算動作を行って
そのカウント値が所定値に達する毎に高圧切換動作を行
うように構成すると良い。
【0017】そして、変圧器の2次側出力を停止する出
力停止手段を設け、切換手段を、高圧切換動作あるいは
低圧切換動作時に、前記変圧器が最高圧側のタップある
いは最低圧側のタップ接続状態であって切り換えるべき
隣接するタップが存在しない場合に、そのときのタップ
の接続状態を保持させると共に、前記出力停止手段に前
記2次側出力を停止させるように構成することもでき
る。
【0018】
【作用】請求項1記載の交流電源装置によれば、切換手
段は、電圧比較手段からの比較結果に基いて、変圧器の
2次側電圧が許容電圧範囲の上限値を上回るときには低
圧切換動作を行って変圧器のタップを隣接する低圧出力
側のタップに切り換えるようになる。この後、変圧器の
2次側電圧がまだ許容電圧範囲の上限値を上回るときに
は同様にして低圧切換動作を繰り返し、許容電圧範囲内
に収まったときにはそのときのタップの接続状態を保持
するようになる。
【0019】一方、変圧器の2次側電圧が許容電圧範囲
の下限値を下回るときには、切換手段は、高圧切換動作
を行って変圧器のタップを隣接する高圧出力側のタップ
に切り換えるようになる。この後、変圧器の2次側電圧
がまだ許容電圧範囲の下限値を下回るときには同様にし
て高圧切換動作を繰り返し、許容電圧範囲に収まったと
きにはそのときのタップの接続状態を保持するようにな
る。
【0020】これにより、変圧器の1次巻線に印加され
る交流電圧に対応して、常に許容電圧範囲内の電圧値を
有する交流出力を得ることができるようになる。また、
このような動作は、変圧器のタップの接続状態が保持さ
れている状態においても、2次側電圧が変動したときに
は、上述と同様にして2次側電圧が許容電圧範囲内に収
まるようになる。
【0021】請求項2記載の交流電源装置によれば、切
換手段は、変圧器の2次側電圧が許容電圧範囲の上限値
を上回る状態でカウンタ手段によりパルス信号の加算動
作を行い、そのカウント値が所定値に達する毎に低圧切
換動作を行うようになる。これにより、2次側電圧が許
容電圧範囲内に収まると、カウンタ手段は加算動作を停
止してそのときのタップの接続状態を保持するようにな
る。また、切換手段は、変圧器の2次側電圧が許容電圧
範囲の下限値を下回る状態でカウンタ手段によりパルス
信号の減算動作を行い、そのカウント値が所定値に達す
る毎に高圧切換動作を行うようになる。これにより、2
次側電圧が許容電圧範囲内に収まると、カウンタ手段は
減算動作を停止してそのときのタップの接続状態を保持
するようになる。
【0022】したがって、この場合においても、変圧器
の1次巻線に印加される交流電圧に対応して、常に許容
電圧範囲内の電圧値を有する交流出力を得ることができ
るようになる。また、このような動作は、変圧器のタッ
プの接続状態が保持されている状態においても、2次側
電圧が変動したときには、上述と同様にして2次側電圧
が許容電圧範囲内に収まるようになる。
【0023】請求項3記載の交流電源装置によれば、切
換手段は、高圧切換動作あるいは低圧切換動作を繰り返
すうちに、例えば、変圧器が最高圧側のタップあるいは
最低圧側のタップ接続状態であって、高圧切換動作ある
いは低圧切換動作を行うときに切り換えるべき隣接する
タップが存在しない場合には、そのときのタップの接続
状態を保持すると共に、前記出力停止手段に前記2次側
出力を停止させるようになる。これにより、2次側に許
容電圧範囲を外れる交流電圧を出力しないようにして、
例えば、2次側に接続された負荷に異常電圧が印加され
ないように保護することができるようになる。
【0024】
【実施例】以下、本発明の一実施例について、図1を参
照して説明する。電気的構成を示す図1において、変圧
器としてのタップトランス21は、1次コイル(1次巻
線)21aに例えば5つのタップ22aないし22eが
設けられており、各タップ22aないし22eはリレー
スイッチ23aないし23eからなる切換リレー回路2
3を介して交流電源24に接続されている。交流電源2
4は、その電圧が例えば150Vから300Vまでの範
囲であり、タップトランス21の1次コイル21a側の
5つのタップ22aないし22eのいずれかに入力する
ことにより、2次コイル(2次巻線)21b側に略10
0V(90Vから110V程度の範囲)の交流出力が得
られるようになっている。
【0025】また、交流電源24の出力端子は、検出用
の直流変換回路25および論理回路用の電源回路(図示
せず)に接続されている。直流変換回路25において、
トランス26の1次コイル26aの両端子はタップトラ
ンス21の2次コイル21aの両端子に接続されてい
る。トランス26の2次コイル26bの両端子は全波整
流回路27を介して平滑コンデンサ28の両端子に接続
されている。平滑コンデンサ28の両端子には抵抗2
9,30の直列回路が接続され、その抵抗29および3
0の共通接続点が直流出力端子Sとされ検出電圧VSが
出力されるようになっている。
【0026】出力電圧比較手段としての比較回路部31
は2個の比較器32,33からなり、比較器32の非反
転入力端子および比較器33の反転入力端子は直流変換
回路25の直流出力端子Sに接続されている。比較基準
電圧発生回路34は、3個の抵抗34a,34b,34
cを直列に介した状態で直流電源端子VDとアースとの
間に接続してなるもので、例えば、90Vから110V
の電圧範囲を許容出力電圧領域としてその上限値110
Vに相当する比較基準電圧VAを抵抗34aと34bと
の共通接続点である出力端子Aから出力し、下限値90
Vに相当する比較基準電圧VBを抵抗34bと34cと
の共通接続点である出力端子Bから出力するようになっ
ている。比較器32の反転入力端子は比較基準電圧発生
回路34の出力端子Aに接続され、比較器33の非反転
入力端子は出力端子Bに接続されている。
【0027】次に、切換手段としての切換回路部35に
ついて述べる。切換回路部35において、その入力段に
は2個の2入力NAND回路36,37および2個のパ
ルス発生器38,39が設けられている。パルス発生器
38,39はリセット端子Rに「H」レベルの信号が与
えられると出力端子から所定周期のパルスを出力するよ
うになっている。
【0028】比較器32の出力端子は、NAND回路3
6の一方の入力端子に接続されると共に、パルス発生器
38のリセット端子Rに接続されている。パルス発生器
38の出力端子はNAND回路36の他方の入力端子に
接続されている。また、比較器32の出力端子は抵抗4
0を介して直流電源端子VDに接続されている。比較器
33の出力端子は、NAND回路37の一方の入力端子
に接続されると共に、パルス発生器39のリセット端子
Rに接続されている。パルス発生器39の出力端子はN
AND回路37の他方の入力端子に接続されている。ま
た、比較器33の出力端子は抵抗41を介して直流電源
端子VDに接続されている。
【0029】NAND回路36および37の出力端子
は、それぞれAND回路41および42の各一方の入力
端子を介してカウンタ手段としてのカウンタ43の入力
端子UおよびDに接続されている。カウンタ43は、例
えば1チップのIC回路から構成されるもので、各入力
端子UおよびDのうち、一方に「H」レベルの信号が与
えられた状態で他方にパルス信号が入力されるとそのパ
ルスをカウントしてカウント値を出力するようになって
おり、入力端子Uに与えられるパルスをカウントすると
きにはアップカウントし、入力端子Dに与えられるパル
スをカウントするときにはダウンカウントするようにな
っている。
【0030】カウンタ43のデータ出力端子はデコーダ
44の入力端子に接続されており、カウント値のバイナ
リデータを与えるようになっている。デコーダ44の出
力端子は駆動回路45を介してリレー回路部46に接続
されている。リレー回路部46は直流電源端子VDとの
間に並列に接続された5個のリレーコイル46aないし
46eからなるもので、各リレーコイル46aないし4
6eは通電状態で切換リレー回路23のリレースイッチ
23aないし23eをオン状態に保持するようになって
いる。そして、カウンタ43からバイナリデータが出力
されると、デコーダ44により駆動信号に変換され、そ
の駆動信号に応じて駆動回路45によりリレーコイル4
6aないし46eのうちの対応するものが通電されるよ
うになっている。なお、駆動回路45は、電源投入時に
カウンタ43のプリセット値により決まる駆動信号を発
生して例えばリレーコイル46cに通電してリレースイ
ッチ23cをオンさせるようになっている。
【0031】また、カウンタ43は、カウント値が最大
値に達したときに「H」レベルの信号を出力する出力端
子X1,X2を備えると共に、カウント値が最小値に達
したときに「H」レベルの信号を出力する出力端子Y
1,Y2を備えている。カウンタ43の出力端子X1お
よびX2は3入力NAND回路47の2つの入力端子に
接続されており、その3入力NAND回路47の残りの
入力端子は比較器32の出力端子に接続されている。ま
た、カウンタ43の出力端子Y1およびY2は3入力N
AND回路48の2つの入力端子に接続されており、そ
の3入力NAND回路48の残りの入力端子は比較器3
3の出力端子に接続されている。
【0032】3入力NAND回路47の出力端子は、A
ND回路42の他方の入力端子に接続されると共に、N
AND回路49の一方の入力端子に接続されている。3
入力NAND回路48の出力端子は、AND回路41の
他方の入力端子に接続されると共に、NAND回路49
の他方の入力端子に接続されている。NAND回路49
の出力端子はインバータ回路として使用されるNAND
回路50を介して駆動回路45に接続されている。
【0033】駆動回路45には直流電源端子VDとの間
に保護用リレーコイル51が接続されており、駆動回路
45は、NAND回路50から「L」レベルの信号が入
力されると、保護用リレーコイル51を断電するように
なっている。このリレーコイル51は、タップトランス
21の2次コイル21aとその出力端子Vout との間に
介在された出力停止手段としての出力保護用リレースイ
ッチ52をオンオフするようになっている。
【0034】次に、本実施例の作用について、(1)出
力電圧の調整動作と(2)保護動作とに分けて説明す
る。 (1)出力電圧の調整動作 まず、交流電源24の交流電圧VAC1 がタップトランス
21の1次コイル21a側に供給されると、切換回路部
35に電源が与えられるようになり、カウンタ43はプ
リセット値として所定データをデコーダ44を介して駆
動回路45に出力するようになる。これにより、例え
ば、リレーコイル46cが通電されるようになり、切換
リレー回路23のリレースイッチ23cがオンされる。
タップトランス21は、タップ22cが交流電源24に
接続された状態となり、2次コイル21b側に2次側電
圧VAC2 を出力するようになる。また、このとき、駆動
回路45は保護用リレーコイル51を動作させて保護用
リレースイッチ52をオンさせ、出力端子Vout に2次
側電圧VAC2 を与えるようになる。
【0035】直流変換回路25においては、2次側電圧
VAC2 が入力されると、トランス26を介して降圧する
と共に、全波整流回路27および平滑コンデンサ28を
介して直流電圧に変換して出力するようになる。そし
て、出力端子Sからは抵抗29,30により分圧された
検出電圧VSが出力されるようになる。
【0036】比較回路部31は、比較器32および33
により直流変換回路25の検出電圧VSを基準電圧発生
回路34から与えられる比較基準電圧VAおよびVBと
比較するようになる。このとき、比較基準電圧VAおよ
びVBは、例えば、許容電圧範囲として設定されている
90Vから110Vの範囲のうちの上限値110Vおよ
び下限値90Vに相当する電圧値に設定されているの
で、例えば、2次コイル21bに出力されている2次側
電圧VAC2 が許容電圧範囲内にあるときには、直流変換
回路25の出力電圧VSは比較基準電圧VAとVBとの
間の値を取ることになる。したがって、比較器32およ
び33は各出力端子に「L」レベルの信号を出力するよ
うになる。
【0037】これにより、NAND回路36,37およ
びAND回路41,42を介してカウンタ43の入力端
子UおよびDにはいずれも「H」レベルの信号が与えら
れることになり、カウンタ43はカウント動作を行わ
ず、したがって、出力されるバイナリデータはプリセッ
トデータのままとなる。この結果、駆動回路45はリレ
ーコイル46cへの通電状態を保持し、出力端子Vout
からは許容電圧範囲内の2次側電圧VAC2 の出力状態が
継続されるようになる。
【0038】次に、2次側電圧VAC2 が許容電圧範囲の
上限値である110Vを超えている場合には、直流変換
回路25の出力電圧VSの値が比較基準電圧VAを上回
るようになるので、比較器32からは「H」レベルの信
号が出力され、比較器33からは「L」レベルの信号が
出力される状態となる。これにより、パルス発生器38
はリセット状態が解除されてNAND回路36にパルス
信号を出力するようになるので、NAND回路36はA
ND回路41を介してカウンタ43の入力端子Uに反転
されたパルス信号を与えるようになる。
【0039】カウンタ43においては、入力端子Dに
「H」レベルの信号が入力された状態であるので、入力
端子Uに与えられるパルス信号をアップカウント(加算
動作)するようになる。そして、デコーダ44において
は、そのカウント値に応じて与えられるバイナリデータ
が所定値に達すると、リレー回路部46のリレーコイル
46cから46bへ接続状態を切り換えるように駆動信
号を出力する。つまり、リレーコイル46cに隣接する
低圧出力側(高圧入力側)のリレーコイル46bに接続
することにより2次側電圧VAC2 を低下させるのであ
る。
【0040】この結果、2次側電圧VAC2 が許容電圧範
囲に入る場合には、前述したように、比較器32,33
から「L」レベルの信号が出力されるようになるので、
カウンタ43は加算のカウント動作を停止し、そのとき
のカウント値に応じたリレーコイル46bへの通電状態
を保持するようになり、2次側電圧VAC2 は許容電圧範
囲内に維持されるようになる。また、2次側電圧VAC2
がまだ許容電圧範囲に入らない場合には、同様にして上
述の切換動作を行って許容電圧範囲に入るまで繰り返さ
れる。
【0041】また、2次側電圧VAC2 が許容電圧範囲内
に入っている状態で、一時的に交流電源24の出力電圧
VAC1 が変動する場合でも、上述と同様にして、2次側
電圧VAC2 が許容電圧範囲に入るように切換動作が行わ
れるようになる。この場合、その変動期間が短くカウン
タ43によるカウント値が所定値に達する前にカウント
動作が停止されたときには切換動作が行われることがな
い。つまり、交流電源24の出力電圧VAC1 の電圧変動
が一時的なものですぐに元に戻る場合には、不必要に切
換動作を行うことがなくなるのである。
【0042】なお、2次側電圧VAC2 が許容電圧範囲の
下限値である90Vを下回る場合には、上述とは逆に比
較器33から「H」レベルの信号が出力されるようにな
り、カウンタ43が減算動作を行うようになる。そし
て、デコーダ44においては、そのカウント値に応じて
与えられるバイナリデータが所定値に達すると、リレー
回路部46のリレーコイル46cから46dへ接続状態
を切り換えるように駆動信号を出力する。つまり、リレ
ーコイル46cに隣接する高圧出力側(低圧入力側)の
リレーコイル46dに接続することにより2次側電圧V
AC2 を上昇させるのである。
【0043】この結果、2次側電圧VAC2 が許容電圧範
囲に入る場合には、前述したように、比較器32,33
から「L」レベルの信号が出力されるようになるので、
カウンタ43は加算のカウント動作を停止し、そのとき
のカウント値に応じたリレーコイル46bへの通電状態
を保持するようになり、2次側電圧VAC2 は許容電圧範
囲内に維持されるようになる。また、2次側電圧VAC2
がまだ許容電圧範囲に入らない場合には、同様にして上
述の切換動作を行って許容電圧範囲に入るまで繰り返さ
れる。
【0044】(2)保護動作 次に、上述のように、切換動作を行っても2次電圧VAC
2 の値が許容電圧範囲内に入らない場合に行う保護動作
について述べる。すなわち、変圧器21の1次コイル2
1aに印加される交流電源24の交流電圧値VAC1 が高
すぎる場合あるいは低すぎる場合に動作されるものであ
る。
【0045】前述のように、切換回路部35により変圧
器21の1次コイル21aのタップ22aないし22e
の切換動作を行ったときに、例えば、交流電圧値VAC1
が異常に高く、低圧切換動作を繰り返して既にタップ2
2aに切り換えられている場合には、続けて低圧切換動
作を行うべきタップが存在しない状態となる。この場
合、カウンタ43は、続けて入力端子Uにパルス信号が
入力すると、カウント値が最大値に達したときに、出力
端子X1,X2から「H」レベルの信号を出力するよう
になる。
【0046】これにより、3入力NAND回路47は、
「L」レベルの信号を出力するようになり、AND回路
42を介してカウンタ43の入力端子Dに「L」レベル
の信号が入力されるようになる。カウンタ43は、入力
端子Uからパルス信号が入力されていても、入力端子D
が「L」レベルであることから加算動作を停止するよう
になり、そのときのカウント値を保持すると共に、出力
状態を保持して現在通電しているリレーコイル46aへ
の通電状態を保持するようになる。
【0047】一方、3入力NAND回路47が「L」レ
ベルの信号を出力することから、NAND回路49,5
0を介して駆動回路45に「L」レベルの信号が与えら
れるようになる。これにより、駆動回路45は、保護用
リレーコイル51を動作させて保護用リレースイッチ5
2をオフするようになり、出力端子Vout への2次側出
力VAC2 を停止するようになる。したがって、出力端子
Vout に接続される負荷に過電圧が印加されることがな
くなり、破壊等の損傷を未然に防止することができる。
【0048】また、上述とは反対に、交流電圧値VAC1
が異常に低く、高圧切換動作を繰り返して既にタップ2
2eに切り換えられている場合には、続けて高圧切換動
作を行うべきタップが存在しない状態となる。この場
合、カウンタ43は、続けて入力端子Dにパルス信号が
入力すると、カウント値が最小値に達したときに、出力
端子Y1,Y2から「H」レベルの信号を出力するよう
になる。
【0049】これにより、3入力NAND回路48は、
「L」レベルの信号を出力するようになり、AND回路
41を介してカウンタ43の入力端子Uに「L」レベル
の信号が入力されるようになる。カウンタ43は、入力
端子Dからパルス信号が入力されていても、入力端子U
が「L」レベルであることから減算動作を停止するよう
になり、そのときのカウント値を保持すると共に、出力
状態を保持して現在通電しているリレーコイル46eへ
の通電状態を保持するようになる。
【0050】一方、3入力NAND回路48が「L」レ
ベルの信号を出力することから、NAND回路49,5
0を介して駆動回路45に「L」レベルの信号が与えら
れるようになる。これにより、駆動回路45は、保護用
リレーコイル51を動作させて保護用リレースイッチ5
2をオフするようになり、出力端子Vout への2次側出
力VAC2 を停止するようになる。したがって、出力端子
Vout に接続される負荷に不足電圧が印加されることが
なくなり、誤動作等をおこすといった不具合の発生がな
くなる。
【0051】また、交流電源24の交流電圧VAC1 が正
常な値に戻ったときには、再び、カウンタ43のカウン
ト動作の停止前の状態に戻り、保護用リレースイッチ5
2をオンさせ、2次側電圧VAC2 を許容電圧範囲内とし
て出力端子Vout に出力するようになる。
【0052】このような本実施例によれば、タップトラ
ンス21の2次側電圧を直流電圧に変換し、比較器32
および33により許容電圧範囲内にあるかどうかを検出
し、高圧側に外れている場合にはそのとき接続状態にあ
るタップから隣接する低圧出力側のタップに切り換える
低圧切換動作を行い、低圧側に外れている場合には隣接
する高圧出力側のタップに切り換える高圧切換動作を行
なわせるようにしたので、次の効果を得ることができ
る。
【0053】すなわち、第1に、許容電圧範囲の上限値
および下限値を設定する2個の比較器32,33を設け
るだけで済み、従来のようなタップトランスのタップの
数に応じた多数の比較器を設ける必要がなくなり、全体
として簡単且つ安価な構成とすることができる。第2
に、比較基準電圧を設定するために3個の抵抗34a,
34b,34cを設けるだけで良いので、高精度の抵抗
値が要求される高価な抵抗器を多数設ける必要がなくな
って安価に構成できると共に、少ない個数の抵抗で良い
ので、抵抗値がばらつく場合に従来よりも有利な条件と
することができる。
【0054】第3に、タップトランス21のタップ22
aないし22eを切り換えることにより、比較器32お
よび33に入力する電圧VSをタップの電圧調整範囲内
で変化させるので、比較器32および33にヒステリシ
ス用の抵抗を設ける必要がなくなり、これによっても回
路構成を簡単化することができる。
【0055】第4に、比較器32,33の出力に基いて
カウンタ43およびパルス発生器38,39により2次
側電圧VAC2 が許容電圧範囲に入らない状態が所定時間
以上継続したときにタップの切換動作を行うようにした
ので、交流電源24の交流電圧が瞬時的に変動した場合
には切換動作を行うことがなくなり、不必要な切換動作
をなくしてより安定した2次側電圧VAC2 を得ることが
できる。
【0056】第5に、交流電源24の交流出力電圧VAC
1 が異常に高い場合や低い場合には、カウンタ43の加
算,減算動作を停止すると共に、保護リレースイッチ5
2をオフさせて出力を停止するようにしたので、保護動
作を行うための構成を別途に設けることなく、兼用した
安価な構成としながら、出力端子Vout への出力を停止
して負荷の保護あるいは誤動作を防止することができ
る。
【0057】なお、上記実施例においては、パルス発生
器38,39およびカウンタ43を用いて論理回路を構
成したが、これに限らず、例えば、マイクロコンピュー
タを用いてプログラムにより上述同様に動作するように
構成することもできる。
【0058】
【発明の効果】本発明の交流電源装置によれば、次のよ
うな効果を得ることができる。すなわち、請求項1記載
の交流電源装置によれば、切換手段により、電圧比較手
段からの比較結果に基いて、変圧器の2次側電圧が許容
電圧範囲の上限値を上回るときには低圧切換動作を行っ
て変圧器のタップを隣接する低圧出力側のタップに切り
換え、変圧器の2次側電圧が許容電圧範囲の下限値を下
回るときには、高圧切換動作を行って変圧器のタップを
隣接する高圧出力側のタップに切り換えるようにし、変
圧器の2次側電圧が許容電圧範囲に収まったときにはそ
のときのタップの接続状態を保持させるようにしたの
で、比較器や基準電圧を設定するための高精度が要求さ
れる抵抗器を少ない個数で構成することができ、全体と
して簡単かつ安価な構成としながら、変圧器の1次巻線
に印加される交流電圧に対応して、常に許容電圧範囲内
の電圧値を有する交流出力を得ることができるという優
れた効果を奏する。
【0059】請求項2記載の交流電源装置によれば、切
換手段により、変圧器の2次側電圧が許容電圧範囲の上
限値を上回る状態でカウンタ手段によりパルス信号の加
算動作を行い、そのカウント値が所定値に達する毎に低
圧切換動作を行い、2次側電圧が許容電圧範囲内に収ま
ると、カウンタ手段による加算動作を停止してそのとき
のタップの接続状態を保持し、変圧器の2次側電圧が許
容電圧範囲の下限値を下回る状態でカウンタ手段により
パルス信号の減算動作を行い、そのカウント値が所定値
に達する毎に高圧切換動作を行い、2次側電圧が許容電
圧範囲内に収まると、カウンタ手段は減算動作を停止し
てそのときのタップの接続状態を保持するように構成し
たので、この場合においても、変圧器の1次巻線に印加
される交流電圧に対応して、常に許容電圧範囲内の電圧
値を有する交流出力を得ることができると共に、カウン
ト値が所定値に達しないような瞬時的な電源電圧の変動
に対しては不必要な切換動作を行うことがなくなるとい
う優れた効果を奏する。
【0060】請求項3記載の交流電源装置によれば、切
換手段により、高圧切換動作あるいは低圧切換動作を繰
り返すうちに、変圧器が最高圧側のタップあるいは最低
圧側のタップ接続状態であって、高圧切換動作あるいは
低圧切換動作を行うときに切り換えるべき隣接するタッ
プが存在しない場合には、そのときのタップの接続状態
を保持すると共に、出力停止手段により前記2次側出力
を停止させるようにしたので、2次側に許容電圧範囲を
外れる交流電圧を出力しないようにして、例えば、2次
側に接続された負荷に過電圧や不足電圧を出力すること
がなくなるという優れた効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示す電気的構成図
【図2】従来例を示す図1相当図
【符号の説明】
21はタップトランス(変圧器)、21aは1次巻線、
21bは2次巻線、22aないし22eはタップ、23
は切換リレー回路、23aないし23eはリレースイッ
チ、24は交流電源、25は直流変換回路、26はトラ
ンス、31は比較回路部(出力電圧比較手段)、32,
33は比較器、34は比較基準電圧発生回路、35は切
換回路部(切換手段)、36,37はNAND回路、3
8,39はパルス発生器、43はカウンタ(カウンタ手
段)、44はデコーダ、45は駆動回路、46はリレー
回路部、46aないし46eはリレーコイル、47,4
8は3入力NAND回路、49,50はNAND回路、
51は保護用リレーコイル、52は保護用リレースイッ
チ(出力停止手段)である。

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 1次巻線と2次巻線との巻数比を複数段
    階に設定可能な複数のタップを有する変圧器と、 この変圧器の2次側電圧を許容電圧範囲の上限値および
    下限値と比較してその比較結果を出力する電圧比較手段
    と、 この電圧比較手段の比較結果に基いて、前記2次側電圧
    が前記許容電圧範囲内にあるときには前記変圧器のその
    ときのタップの接続状態を保持し、前記2次側電圧が前
    記上限値を上回るときには前記変圧器のタップを隣接す
    る低圧出力側のタップに切り換える低圧切換動作を行
    い、前記2次側電圧が前記下限値を下回るときには前記
    変圧器のタップを隣接する高圧出力側のタップに切り換
    える高圧切換動作を行う切換手段とを具備したことを特
    徴とする交流電源装置。
  2. 【請求項2】 切換手段は、所定周期のパルス信号の加
    算動作および減算動作を選択的に行うカウンタ手段を含
    んで構成され、変圧器の2次側電圧が許容電圧範囲の上
    限値を上回る状態で前記カウンタ手段により前記加算動
    作を行ってそのカウント値が所定値に達する毎に低圧切
    換動作を行うと共に、前記変圧器の2次側電圧が許容電
    圧範囲の下限値を下回る状態で前記減算動作を行ってそ
    のカウント値が所定値に達する毎に高圧切換動作を行う
    ことを特徴とする請求項1記載の交流電源装置。
  3. 【請求項3】 変圧器の2次側出力を停止する出力停止
    手段を設け、 切換手段は、高圧切換動作あるいは低圧切換動作時に、
    前記変圧器が最高圧側のタップあるいは最低圧側のタッ
    プ接続状態であって切り換えるべき隣接するタップが存
    在しない場合には、前記変圧器のそのときのタップの接
    続状態を保持すると共に、前記出力停止手段により前記
    2次側出力を停止することを特徴とする請求項1または
    請求項2記載の交流電源装置。
JP7790593A 1993-04-05 1993-04-05 交流電源装置 Pending JPH06289944A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007108984A (ja) * 2005-10-13 2007-04-26 Matsushita Electric Ind Co Ltd 発熱体収納函冷却装置の電源安定化回路
US8049373B2 (en) 2006-12-05 2011-11-01 Panasonic Corporation Apparatus for stabilizing power supply of heater housing box cooling apparatus
WO2016063313A1 (ja) * 2014-10-22 2016-04-28 パナソニックIpマネジメント株式会社 安定化電源装置

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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